JP2000106535A - 自動周波数制御方法およびシステム - Google Patents

自動周波数制御方法およびシステム

Info

Publication number
JP2000106535A
JP2000106535A JP11267104A JP26710499A JP2000106535A JP 2000106535 A JP2000106535 A JP 2000106535A JP 11267104 A JP11267104 A JP 11267104A JP 26710499 A JP26710499 A JP 26710499A JP 2000106535 A JP2000106535 A JP 2000106535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
received
frequency
transmission path
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11267104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4141067B2 (ja
Inventor
Srinivas Kandala
カンダラ スリニバス
V Srinivasa Somayazulu
スリニバサ ソマヤズル ブイ.
John M Kowalski
エム.コワルスキ ジョン
Hirohiko Yamamoto
裕彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JP2000106535A publication Critical patent/JP2000106535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4141067B2 publication Critical patent/JP4141067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • H04B1/7117Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドップラー周波数シフトがあるマルチパス信
号の搬送周波数を簡単な構造でトラッキングできるよう
にすること。 【解決手段】 搬送周波数誤差を決定する前にマルチパ
ス信号、すなわち種々のアンテナ信号を合波する広帯域
CDMAシステムの受信機20の自動周波数制御(AF
C)システムにおいて、各送信パスの周波数誤差を別々
に計算する代わりに、マルチパス信号を共に合計した後
に周波数誤差を計算する。したがって1つの周波数検出
回路しか必要でなく、この結果、自動周波数制御システ
ムは計算工程を少なくてすむようにしながら、計算され
た周波数誤差を別々に組み合わせるシステムの精度を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動周波数制御シ
ステムおよび方法に関し、より詳細には、マルチパス伝
送信号の搬送周波数をトラッキングするための広帯域用
の改良された無線通信システムの受信機における自動周
波数制御システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散方式の通信技術は、雑音
の多い無線周波数(RF)スペクトル内でも通信ユーザ
が運用できるようにするものであり、特に狭帯域の妨害
波に対して有効である。スペクトル拡散方式の通信は、
比較的小さい電力スペクトル密度で行うことができ、同
じ周波数スペクトルを多数のユーザが共用できる。更
に、受信機はマルチパスを活用するように構成でき、こ
れらのスペクトル拡散方式の特徴により軍用技術の早期
の開発が促進されている。
【0003】共通するタイプのスペクトル拡散方式とし
て、チャープ方式、周波数ホッピング方式および直接拡
散方式、すなわち擬似雑音(PN)方式がある。チャー
プ方式は周波数領域に単調に拡散された時間領域でイン
パルス信号を伝送する方式であり、受信機が拡散された
周波数信号をインパルス信号に戻すように変換する。こ
れら周波数拡散されたインパルス信号は、レーダ、情報
のパルス位置変調またはその双方のための用途、例えば
1970年代にジェネラルダイナミックス社のエレクト
ロニクス事業部によって開発されたR3トランスポンダ
のような用途を有する。周波数ホッピング方式はユーザ
が同時に通信周波数を切り替えるようにユーザを同期化
することにより通信を行う方式である。
【0004】直接拡散方式は、搬送波信号を位相シフト
キー変調するようにPN符号発生器を用いて、一般に直
交位相変調フォーマットで情報のデジタルストリームを
拡散する方式である。PN符号発生器の擬似雑音系列は
周期的なものであり、マッチング用PN符号を用いて受
信機内で拡散された信号を逆拡散することができる。直
接拡散方式は雑音に対するイミュニティが優れている。
使用されるPN符号により、ユーザのPN符号間の相関
性を最小にしながら、多数のユーザがスペクトルを共用
できる。しかしながら直接拡散方式はRF帯域幅を広く
し、信号取得時間を長くしなければならない。
【0005】1997年5月のIEEE第47回伝達物
技術の会議議事録のオノエ他著の論文「第3世代の移動
通信システムのための広帯域CDMA無線制御技術」に
記載されているように、第3世代の広帯域CDMA(W
−CDMA)方式が開発中であり、この方式はグローバ
ルな用途を有し得る。このW−CDMA方式はパイロッ
トチャネルの替わりに放送チャネル、すなわちパーチチ
ャネルを有する。各タイムスロット、すなわち放送チャ
ネルのスロットは一連の時間多重化されたシンボルから
成り、マスクされた長い符号、すなわち特別なタイミン
グシンボルセグメントは既知の情報の1つのシンボルを
拡散するのに、短い符号を使用する。このようなセグメ
ントにより移動局は電源をオンにした直後に、システム
のタイミング情報を取得できる。
【0006】ほとんどの通信方式では、一定の周波数を
有する搬送波信号を中心にして信号が伝送される。この
信号を取得するシステム内の受信機は復調を保証するた
めに送信機の周波数に極めて近い周波数でその局部発振
器を作動させることを保証しなければならない。この局
部発振器の制御は自動周波数制御(AFC)と称される
機構により維持される。
【0007】セルラ通信システムの多くはデータを伝送
するのに広帯域信号を使用している。広帯域搬送波信号
により受信機は伝送された信号を多数のパスに解析で
き、各パスを使って局部発振器の周波数を制御するため
の信号が発生される。一般にセルラ通信では、使用され
る広帯域信号はCDMA信号である。
【0008】どのような通信方式でも受信された搬送波
の周波数を正確にトラッキングできなければならない。
CDMA方式はマルチパス信号の受信においてロバスト
であるが、適正な復調を保証するには正しい搬送周波数
を取得する必要がある。受信機のクロックが不正確であ
り、送信機の周波数にドリフトがあり、ドップラー効果
がある場合、CDMA受信機は各マルチパス信号の搬送
周波数をトラッキングし、調節しなければならない。
【0009】図11は、従来技術におけるCDMA受信
機の自動周波数制御(AFC)システムを示す図で、A
FCシステム10では、ライン12a,12bおよび1
2c上の受信された信号は、毎秒fs回のサンプリング
回数でサンプリングされる。次に信号の各々は数値制御
された発振器(NCO)14によって発生された局部発
振器(LO)の周波数にマッチングされ、周波数検出器
16a,16bおよび16cへ送られる。すなわち各逆
拡散された信号はミキサ18a,18bおよび18cに
よりLOの信号と混合され、対応する逆拡散された信号
の周波数に比例してダウンコンバートされた信号が発生
され、周波数検出器16a,16bおよび16cへ送ら
れる。周波数検出器16a,16bおよび16cの出力
信号は、信号の搬送周波数と局部発振器の周波数との差
に比例した誤差信号であり、これら誤差信号はNCO1
4へ印加される前に合波器19で合計される。逆拡散さ
れた信号とその信号の時間遅延された信号とをマッチン
グさせ、次に位相検出を実行することにより、周波数の
検出が行われる。検出プロセスで信号をシフトするよう
なシステムもある。このシフトは周波数検出器16a,
16bおよび16cへ導入する前に逆拡散された信号を
予めシフトすることによって補償される。
【0010】誤差信号を組み合わせると、1つのパスだ
けからの誤差信号を使用するのと異なり、搬送周波数の
トラッキングの信頼性が高まる。しかしながら、図11
から判るように、逆拡散された信号の各々を予めシフト
した後に、数個の周波数検出器が必要である。これによ
り、このトラッキング方式は極めて複雑となり、数回の
乗算演算が必要となる。
【0011】「CDMAチャネル予測のためのシステム
および方法」を発明の名称とし、コワルスキー他を発明
者とし、1998年1月29日に米国特許庁に出願さ
れ、本願出願人に譲渡された、継続中の米国特許出願第
09/015,424号は、トラヒックチャネルを逆拡
散し、復調するために、広帯域CDMAシステムにおい
てパーチチャネルから誘導されたタイミングを使うため
の方法を開示している。このシステムは、トラヒックチ
ャネルの作動を簡略化するが、AFCを簡略化するため
の特定のシステムは示していない。
【0012】「パイロットで支援された時間可変有限イ
ンパルス応答、適応型チャネルマッチング受信システム
および方法」を発明の名称とし、コワルスキー他を発明
者とし、1998年3月25日に米国特許庁へ出願さ
れ、本願出願人に譲渡された継続中の米国特許出願第0
9/048,240号は、トラヒックチャネルのタイミ
ングおよび復調を簡略化するシステムを開示している
が、AFCを簡略化するための特定のシステムは開示さ
れていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実状に鑑みてなされたものであり、CDMA受信機の
構造におけるAFC機能を簡略化し、受信機の部品数,
電力消費量および算術的演算の回数を低減することをそ
の目的とする。
【0014】また、搬送周波数をトラッキングする際の
受信機の精度および性能に影響を与えることなく、CD
MA受信機におけるAFC機能を簡略化すること、更
に、搬送周波数をトラッキングする際の受信機の精度お
よび性能に影響を与えることなく、周波数弁別器の数ま
たは周波数弁別器の演算の回数を低減することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、CD
MAまたはW−CDMAシステムのような広帯域無線通
信システムにおいて、対応するドップラー周波数のシフ
ト、すなわち周波数誤差を伴った複数の伝送パスに沿っ
て受信された通信信号の搬送周波数をトラッキングする
ために、自動周波数制御(AFC)を行うため方法を提
供する。
【0016】一般に、かかるシステムは少なくとも1つ
の基地局からの通信信号を受信する移動局を含み、前記
方法は、(a)各伝送パスからの搬送波信号を組み合わ
せ、よって搬送波信号の平均を発生するステップと、
(b)ステップ(a)で発生された平均搬送波信号に応
答し、周波数誤差計算を1回しか行わないように、前記
平均搬送波信号の周波数誤差を計算するステップとを備
える。このように1回の周波数誤差計算しか行わない。
受信される搬送波信号の周波数は常に伝送周波数と同じ
周波数となるわけではない。従って、受信機において、
搬送周波数は既知である場合でも復調を適性に行うに
は、調節と収集を行うことが必要である。
【0017】本発明の利点としては、多数の伝送パスの
入力信号から1つの平均値を計算するだけでよいという
ことが挙げられる。後に示すように、この1つの平均値
を使って全ての入力搬送波信号を訂正する。本発明によ
り1つの平均値だけを計算するという簡潔性を維持しな
がら、平均値計算におけるいくつかの入力された搬送波
信号の周波数を用いることによる精度が得られる。
【0018】一般に、搬送波信号は処理のためにダウン
コンバートされ、次に基準周波数を有する基準信号が発
生される。この基準信号とは、局部発振周波数を有する
局部発振器(LO)の信号である。基準信号と各伝送パ
スに対する搬送波信号との比較に応答し、各伝送パスに
対するダウンコンバートされた信号が発生される。この
ダウンコンバートされた信号を発生するステップは、L
O信号と各伝送パスの受信搬送波信号とを混合すること
を含む。ステップ(a)は、ダウンコンバートされた信
号を合波することを含む。
【0019】この方法は、ステップ(b)の後に、
(c)ステップ(b)で計算された周波数誤差に応答
し、基準周波数を変更し、よって1つの誤差信号によっ
て各伝送パスのダウンコンバートされた周波数を訂正す
るステップを更に含む。
【0020】この方法は、ステップ(c)の後に、
(d)各伝送パスの第1受信信号の信号対雑音比とステ
ップ(a)で発生された平均第1受信信号の信号対雑音
比とを比較するステップと、(e)前記ステップ(d)
で計算された信号対雑音比の差に応答し、各伝送パスに
対する重みを計算するステップとを更に備え、ステップ
(a)がステップ(d)で計算された重みに応答し、第
1受信信号を平均化する際の各伝送パスの重要性を可変
調節し、よって受信信号の組み合わせの信号対雑音比を
改善する。
【0021】本発明のいくつかの実施の形態において
は、先の平均ダウンコンバート信号を蓄積する。次に、
ステップ(b)は、(b1)現在の平均第1受信信号と
蓄積されている平均第1受信信号との差を検出するサブ
ステップと、(b2)ステップ(b1)で検出された周
波数変化に応答し、誤差信号を発生するサブステップを
含み、ステップ(c)は、ステップ(b2)で発生され
た誤差信号に応答し、基準周波数を変更することを含
む。
【0022】各伝送パスは、対応する遅延時間を有し、
本方法はステップ(a)に先立ち、fsのレートで受信
通信信号をサンプリングするステップと、1/fsに等
しい遅延時間を測定するステップと、1/fsの遅延時
間が終了した後に受信された通信信号を無視するステッ
プを更に備え、ステップ(a)は1/fs以下の遅延時
間を有する受信通信信号を合計し、よって平均受信通信
信号の周波数誤差の雑音を低くすることを含む。
【0023】本発明は、受信したマルチパス通信の搬送
周波数をトラッキングするための自動周波数制御(AF
C)システムも提供する。このシステムは、各入力端が
1つの伝送パスに対応する複数の入力端を有する合波器
を含む。この合波器は、受信通信周波数を有する受信通
信信号を受け入れ、平均受信通信信号を供給するための
出力端を有する。このAFCシステムは平均受信通信信
号を受け入れるための、合波器の出力端に作動的に接続
された入力端を有する周波数誤差計算器も含む。この周
波数誤差計算器は、周波数誤差を計算する前にマルチパ
スを通って受信された信号を平均化するよう、平均受信
通信信号に応答し、周波数誤差信号を供給するための出
力端を有する。
【0024】受信通信信号を複数のフィンガが並列処理
するようになっている。各フィンガは、伝送パスに対応
する受信通信信号を受け入れるための入力端を有すると
共に、合波器の対応する入力端に作動的に接続された出
力端で受信通信信号を供給する。
【0025】基準周波数を有する基準信号を受け入れる
ための第1入力端および受信搬送波信号を受け入れるた
めの第2入力端を1つの乗算器が有する。この乗算器
は、搬送波信号と基準信号とを混合し、出力端で受信周
波数を有するダウンコンバート信号を供給するようにな
っている。フィンガの各々はこの乗算器の出力端からの
ダウンコンバート信号を受け入れ、合波器は平均ダウン
コンバート信号を供給する。
【0026】周波数誤差計算器は平均ダウンコンバート
信号を受け入れるための、合波器の出力端に作動的に接
続された入力端を有する周波数弁別器を含む。この周波
数弁別器は平均ダウンコンバート信号の周波数の変化を
測定し、出力端に誤差信号を供給するようになってい
る。
【0027】そして、各請求項の発明は、以下の技術手
段により構成される。請求項1の発明は、少なくとも1
つの基地局からの通信信号を受信する移動局を含む広帯
域無線通信システムにおける、対応するドップラー周波
数シフトを伴った複数の伝送パスに沿って受信された通
信信号の搬送周波数をトラッキングするための自動周波
数制御方法であって、(a)各伝送パスからの受信通信
信号を組み合わせ、よって平均受信通信信号を発生する
ステップと、(b)ステップ(a)で発生された前記平
均受信通信信号の平均値に応答し、周波数誤差計算を1
回しか行わないように、平均受信通信信号の周波数誤差
を計算するステップと、を含むことを特徴としたもので
ある。
【0028】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ステップ(a)に先立ち、基準周波数を有する基準
信号を発生し、基準信号および各伝送パスに対する受信
搬送波信号に応答し、各伝送パスに対する第1受信信号
を発生するステップを更に含み、ステップ(a)は、前
記受信搬送波信号を第1受信信号に変換するように第1
受信信号を組み合わせることを含むことを特徴としたも
のである。
【0029】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、ステップ(b)の後で、(c)ステップ(b)にお
いて計算された前記周波数誤差に応答し、各伝送パスの
第1周波数を1つの誤差信号で訂正するように前記基準
周波数を変更するステップを更に含むことを特徴とした
ものである。
【0030】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、ステップ(a)に先立ち、各伝送パスの前記受信通
信信号を並列に解析するステップと、各伝送パスの前記
受信通信信号を復調し、対応する受信搬送波信号を発生
するステップと、を更に含むことを特徴としたものであ
る。
【0031】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、前記基準信号を発生する前記ステップは、局部周波
数を有する局部発振器の信号である前記基準信号を含
み、各第1受信信号を発生する前記ステップは、各伝送
パスの前記受信搬送波信号と前記局部発振器の信号とを
混合することを含むことを特徴としたものである。
【0032】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、各第1受信信号を発生する前記ステップは、前記受
信搬送波信号を第1受信信号にダウンコンバートするこ
とを含み、ダウンコンバートされた前記第1受信信号が
ベースバンド周波数を有することを特徴としたものであ
る。
【0033】請求項7の発明は、請求項3の発明におい
て、ステップ(c)の後に、(d)各伝送パスの第1受
信信号の信号対雑音比とステップ(a)で発生された平
均第1受信信号の信号対雑音比とを比較するステップ
と、(e)前記ステップ(d)で計算された信号対雑音
比の差に応答し、各伝送パスに対する重みを計算するス
テップと、を更に含み、ステップ(a)は、ステップ
(d)で計算された前記重みに応答し、第1受信信号を
平均化する際の各伝送パスの重要性を可変調節し、よっ
て受信信号の前記組み合わせの信号対雑音比を改善する
ことを含むことを特徴としたものである。
【0034】請求項8の発明は、請求項3の発明におい
て、ステップ(b)に先立ち、(a1)先の平均第1受
信信号を蓄積するステップを更に含み、ステップ(b)
は、(b1)平均第1受信信号と、ステップ(a1)で
蓄積された平均第1受信信号との差を検出するサブステ
ップと、(b2)ステップ(b1)で検出された周波数
変化に応答し、誤差信号を発生するサブステップと、を
含み、ステップ(c)は、ステップ(b2)で発生され
た前記誤差信号に応答し、前記基準周波数を変更するこ
とを含むことを特徴としたものである。
【0035】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、各伝送パスは、対応する遅延時間を有し、ステップ
(a)に先立ち、fsのレートで受信通信信号をサンプ
リングするステップと、1/fsに等しい遅延時間を測
定するステップと、1/fsの遅延時間が終了した後に
受信された通信信号を無視するステップと、を更に含
み、ステップ(a)は、1/fs以下の遅延時間を有す
る受信通信信号を合計し、よって前記平均受信通信信号
の周波数誤差の雑音を低くすることを含むことを特徴と
したものである。
【0036】請求項10の発明は、対応するドップラー
周波数シフトを伴った複数の伝送パスに沿って伝搬して
きた通信信号を受け入れるための広帯域無線通信システ
ムの受信機における、受信通信信号の搬送周波数をトラ
ッキングするための自動周波数制御システムであって、
受信通信周波数を有する受信通信信号を受け入れるため
の、各々が1つの伝送パスに対応した複数の入力端を有
し、更に平均受信通信信号を供給するための出力端を有
する合波器と、前記平均受信通信信号を受け入れるよ
う、前記合波器の出力端に作動的に接続された入力端を
有し、周波数誤差を計算する前にマルチパスを通って受
信された信号を平均化するように、前記平均受信通信信
号に応答し、周波数誤差信号を供給するための出力端を
有する、周波数誤差計算器と、を有することを特徴とし
たものである。
【0037】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、受信通信信号を並列処理するための複数のフィ
ンガを更に有し、各々の前記フィンガは、伝送パスに対
応する受信通信信号を受け入れるための入力端を有し、
前記合波器の対応する入力端に作動的に接続された出力
端にて、受信通信信号を供給するようになっていること
を特徴としたものである。
【0038】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、基準周波数を有する基準信号を受け入れるため
の第1入力端および受信搬送波信号を受け入れるための
第2入力端を有する乗算器を更に有し、該乗算器は、前
記搬送波信号と前記基準信号とを混合し、出力端にて第
1受信周波数を有する第1受信信号を供給し、前記フィ
ンガの各々が前記乗算器の出力端からの第1受信信号を
受け入れ、前記合波器が平均第1受信信号を供給するよ
うになっていることを特徴としたものである。
【0039】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、複数の可変重み付け回路を更に有し、該重み付
け回路の各々は、1つの伝送パスに対応すると共に、対
応するフィンガからの前記第1受信信号を受け入れるた
めの入力端を有し、更に前記重み付け回路は、前記第1
受信信号の利得を制御するよう、前記第1受信信号の信
号対雑音比に応答する利得制御信号を受け入れるための
第2入力端を有し、各々の前記重み付け回路は、重み付
けされた前記第1受信信号を供給するよう、前記合波器
の対応する入力端に作動的に接続された出力端を有する
ことを特徴としたものである。
【0040】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記基準周波数を供給するよう前記乗算器の第
1入力端に作動的に接続された出力端と、前記周波数誤
差信号を受けるよう前記周波数誤差計算器の出力端に作
動的に接続された入力端とを有する発振器を更に有し、
該発振器は、前記周波数誤差信号に応答して前記基準周
波数を変更するようになっていることを特徴としたもの
である。
【0041】請求項15の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記周波数誤差計算器は、前記平均第1受信信
号を受け入れるための、前記合波器の出力端に作動的に
接続された入力端を有する周波数弁別器を有し、該周波
数弁別器は前記平均第1受信信号の周波数変化を測定す
ると共に、出力端に前記誤差信号を供給するようになっ
ていることを特徴としたものである。
【0042】請求項16の発明は、請求項10の発明に
おいて、fsをマルチパスを通って受信された信号をサ
ンプリングするレートとして、1/fsの周期的時間イ
ンターバル測定値を供給する出力端を有するクロックを
更に有し、前記合波器は前記1/fsの時間インターバ
ル測定値を受け入れるためのクロック入力端を有し、前
記合波器は、1/fsの時間インターバルにわたって受
信された通信信号を合計すると共に、平均受信通信信号
を計算するための1/fs遅延時間が終了した後に受信
される通信信号を無視し、よって前記平均受信通信信号
の周波数誤差の雑音を低くするようになっていることを
特徴としたものである。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態におけ
る広帯域無線通信システムの受信機を示すブロック図で
ある。受信機20は対応するドップラー周波数シフトを
伴った複数の伝送パスに沿って伝搬した通信信号を受け
入れる。受信機20は受信した通信信号の搬送周波数を
トラッキングするための自動周波数制御(AFC)シス
テムを特徴とする。この受信機20は、入力ライン2
4,26および28に接続された複数の入力端を有する
合波器22を含む。各入力端および入力ライン24,2
6および28は、伝送パスに対応し、受信された通信周
波数を有する受信された通信信号を受け入れる。合波器
22は、受信された通信信号の平均(平均受信通信信
号)を供給するための出力端をライン30上に有する。
【0044】受信機20は、平均受信通信信号を受け入
れるための、合波器22の出力端に作動的に接続された
入力端をライン30に有する、周波数誤差計算器32も
含む。この周波数誤差計算器32は、平均受信通信信号
に応答して周波数誤差信号を供給するためのライン34
上の出力端を有する。このようにマルチパスを通った受
信信号は周波数誤差を計算する前に平均化される。
【0045】受信機20は、更に受信された通信信号を
並列処理するための複数のフィンガ36,38および4
0を更に含む。フィンガ36,38および40の各々
は、伝送パスに対応する受信した通信信号を受け入れる
ための入力端をそれぞれライン42,44および46上
に有する。フィンガ36,38および40は、それぞれ
ライン24,26および28、更に合波器22の対応す
る入力端に作動的に接続された出力端に受信された通信
信号を発生する。これら3つのフィンガ部分の選択は任
意であり、CDMAシステムではフィンガ36,38お
よび40が逆拡散器となっている。
【0046】受信機20は、基準周波数を有する基準信
号を受け入れるための第1入力端をライン50上に有す
る乗算器48を更に含む。乗算器48は受信された搬送
波信号を受け入れるための第2入力端をライン52上に
有し、この乗算器48は搬送波信号の基準信号とを混合
し、ライン54上の出力端に第1の受信された周波数を
有する第1受信信号を発生する。フィンガ36,38お
よび40の各々は、この乗算器48の出力端からの第1
受信信号を受け入れる。このように合波器22は平均第
1受信信号を発生する。
【0047】本発明のいくつかの実施の形態において
は、受信機20は複数の可変重み付け回路56,58お
よび60を含む。これら重み付け回路56,58および
60の各々は1つの伝送パスに対応している。各重み付
け回路56,58および60は対応するフィンガ36,
38および40からの第1受信された信号を受け入れる
ための入力端を有する。重み付け回路56,58および
60は、それぞれライン62,64および66上の利得
制御信号を受け入れるための第2入力端を有する。利得
制御信号B1,B2およびB3は、第1受信信号の信号
対雑音比に応答し、第1受信信号の利得を制御するのに
使用される。各重み付け回路56,58および60は、
重み付けされた第1受信信号を供給するための、合波器
22の対応する入力端に作動的に接続された出力端をラ
イン24,26および28にそれぞれ有する。
【0048】受信機20は、基準周波数を供給するため
の、乗算器48の第1入力端に作動的に接続された出力
端をライン50上に有する発振器68、例えば数値制御
された発振器(NCO)を更に含む。このNCO68は
周波数誤差信号を受信するための、周波数誤差計算器3
2に作動的に接続された入力端をライン34上に有す
る。発振器68は周波数誤差信号に応答して基準信号を
変える。
【0049】周波数誤差計算器32は、平均第1受信信
号を受け入れるための合波器22の出力端に作動的に接
続された入力端をライン30上に有する。周波数弁別器
70は平均第1受信信号における周波数変化を測定し、
ライン32上の出力端に誤差信号を発生する。本発明の
いくつかの実施の形態においては、この誤差信号を条件
化するのにループフィルタ74を使用している。
【0050】更に、本発明のいくつかの実施の形態にお
いては、受信機20は1/fs(ここでfsはマルチパス
を通って受信された信号をサンプリングするレートであ
る)の周期的時間インターバルの測定値を発生するため
の出力端をライン78上に有するクロック76を更に含
む。次に合波器22は1/fsの時間インターバル測定
値を受け入れるための、クロック76の出力端に作動的
に接続されたクロック入力端をライン78上に有する。
合波器22は1/fsの時間インターバルで受信される
通信信号を合計し、1/fsの遅延時間が終了した後に
受信された通信信号を無視し、平均受信通信信号を計算
する。こうして、平均受信通信信号の周波数誤差の雑音
は少なくなる。
【0051】図1に示された方式は、受信され、逆拡散
された信号が組み合わされ、次にミキサ82を通って周
波数検出器70へ印加される前に位相シフタ80によっ
てシフト(fs/8)されている状態を示す。この位相
値の選択は使用される周波数検出器のタイプおよび他の
ループパラメータに応じて任意に決定される。図1から
判るように、本実施形態では、1つの周波数検出器70
しか使用していないので、実行すべき演算回数が少なく
なっている。再度、図11を参照すると、従来のAFC
システムでは周波数検出器を各受信機のフィンガとしな
ければならないことが理解できよう。
【0052】再度図1を参照すると、ライン62,64
および66上の重み(B1,B2およびB3)は、信号
対雑音比を最大にするよう、最大比合計することによっ
て決定される。しかしながら本発明の好ましい実施の形
態としては、重み付け回路56,58および60は除く
ものとする。周波数トラッキング方法を簡略化するため
に、重み付け回路56,58および60を除く理由につ
いては、後により詳細に説明する。
【0053】図2は、周波数検出器の一例を示す図で、
周波数検出器70は周知であるので詳細には説明しな
い。ライン30上の合波された信号は遅延回路100を
通して遅延される。代表的な遅延時間は、CDMAシス
テムでは1シンボルである。ライン30上の組み合わさ
れた信号は、ライン102上のその信号自身の遅延され
た信号とマッチングされる。すなわちライン102上の
遅延された信号は乗算器104でライン30上の元の組
み合わせ信号と混合される。従って、すべての重みを1
に設定できる。すなわち、重み付け回路56,58およ
び60は省略される。
【0054】図3は、図1の受信機から重み付け回路5
6,58および60を除いた受信機を示す図である。シ
ミュレーションによれば、このような実施の形態の発明
は、妥当な性能を有し、図11の従来の回路の性能より
も良好であることが実証されており、性能をなんら妥協
することなく複雑さを低減している。
【0055】図4は、フィンガ部分36の詳細図と共
に、受信機20を示した図である。簡潔にするために1
つのフィンガしか示していない。図4に示されたフィン
ガ部分36は、上述の米国特許出願09/048,24
0号および第09/014,424号に開示されたもの
である。フィンガは前述したように、主に受信信号を逆
拡散する機能を有する。図4における第1フィンガ36
を例にとると、フィンガはロングコードおよびPCショ
ートコード発生器の2つの拡散コード発生器を有する。
ロングコード発生器の出力信号と受信信号は複素乗算さ
れ、ロングコード逆拡散信号が生成される。逆拡散信号
は後段に出力されるとともに、さらに積分器(Σ64,
Σ4)で積分され、レーキ式コヒーレント検出器でチャ
ネル推定信号を生成するとともに、周波数弁別器70に
入力されるための信号を生成する。また、2つのコード
発生器の出力と受信信号はDLLに入力されタイミング
信号を生成する。
【0056】しかしながら、本発明に開示されたAFC
の組み合わせ原理は、受信された同じ信号の数個のコピ
ーをマルチパスまたはアンテナダイバーシティにより利
用できる広帯域システムでも利用できる。
【0057】従来技術で説明した図11における例およ
び図1と図3において説明した本発明は、遅延拡散チャ
ネルがサンプリング長さ1/fsよりもあまり長くない
ことを明らかに仮定している。しかしながら、このこと
はすべての状況には当てはまらず、上記仮定が当てはま
らなくなることによりトラッキングが失われることとな
る。このような状況を回避するために、誤差信号を発生
するように、エポックを数個のシンボルよりも長くした
パスをドロップできる。このことは、所定の時間窓内の
フィンガ36のマッチングされたフィルタの出力が、こ
の窓内に入るパスしか含まないかどうかを検査すること
によって達成できる。すなわち、マルチパス信号の平均
化には、サンプリング時間1/fsよりも長いエポック
を有するパスは含まれない。若干長いか、または短いサ
ンプリング時間にもこの概念が当てはまる。
【0058】これまで説明した方法は、W−CDMAシ
ステムで応用するために開発されたものである。しかし
ながらこれら方式は一般に充分であり、マルチパスの問
題を解決できる任意のタイプの広帯域システムにも適用
できる本発明の目的としては、2GHzにおいて約3p
pmの局部発振器のドリフトをトラッキングし、制御で
きるようなAFCのロバストな構造を提供することにあ
る。このAFCはこの周波数ドリフトが0.1ppmま
で低下するように設計できる。
【0059】再度図2を参照すると、弁別器70への入
力信号は1/fsのレートでサンプリングされた逆拡散
信号である。この逆拡散信号は乗算器104で遅延逆拡
散信号にマッチングされ、その結果生じる信号から誤差
信号が計算される。図5は、逆拡散信号の離散周波数Ω
の関数である図2に示された誤差信号e(t)の曲線を
示すグラフである。弁別器70の出力信号はノコギリ歯
特性を有し、((n−1)π/2,nπ/2)(ここで
n=−1,....,2である)の範囲に限り線形である。
周波数Ω0+nπ/2に対し、この出力信号は同一であ
る。π/2以上のシフト量は無視し、誤差信号の計算に
あたってデータの変調は考慮しない。しかしながら弁別
器はθを局部発振器の離散周波数における最大可能なド
リフト量として、(−θ,θ)の範囲でリニアに作動す
る。弁別器70に加える前に逆拡散信号の離散周波数が
π/4だけシフトすると、θはπ/4となる。このこと
は、周波数弁別器70がΔf=±1/(8*fs)程度
に大きい周波数ドリフトを検出することも意味する。
【0060】W−CDMA仕様によれば、発振器の最大
可能なドリフト量は3ppmであり、この値は2GHz
の搬送周波数では6kHzのドリフト量に相当する。│
Δf│=8kHzと設定すると、Ts=64000とな
る。従って、8kHz程度に大きいドリフト量をトラッ
キングできるようにするには、逆拡散された信号を毎秒
64000回でサンプリングしなければならない。この
ような値は特に、このレートが既にシステム内で利用で
きるようになっている場合のクロックとして特に適す。
この方式が8kHzまでトラッキングしなければならな
い場合でも、雑音の影響はループの性能に大きく影響し
ないように、約6kHzの周波数誤差に対してのみ使用
することをアドバイスできる。
【0061】次に簡単に図3を参照すると、ライン2
4,26および28上の逆拡散信号は、rl d(n);l
=1,....,L;ここでLはAFCを行うために利用で
きるパスの総数であり、本実施形態では3である。ルー
プフィルタ74は次のような伝達関数を有する。
【0062】
【数1】
【0063】ここで、k1およびk2は、ループフィルタ
の所望する応答に基づき設定できる係数である。合波器
の出力信号は周波数検出器へ送られる前に4kHz(ま
たは離散周波数においてπ/4)だけシフトされる。こ
れと対照的に従来技術の方法はAFCを行っているが、
合波前に誤差信号を計算している(図11を参照)。従
来技術では数個の周波数検出器が必要である。従って、
本発明は計算的に複雑でなくなっている。図11の従来
技術のシステムおよび本発明の双方は、1つのパスだけ
を使ってAFCを行う場合よりも信頼性が高く、パスの
うちの一部が深いフェード状態または喪失状態のいずれ
かになった場合でも、連続的なトラッキングを保証でき
る。
【0064】一般性を失うことなく、誤差信号の構成を
見るためにl(エル)番目の逆拡散信号は次のように表
示される。
【0065】
【数2】
【0066】ここで、αlはチャネル係数である。上記
式において、我々はデータ変調だけでなく加算的白色ガ
ウス雑音を無視する。局部基準信号は次のように示され
る。
【0067】
【数3】
【0068】更に、Δωfs<<1とし、遅延拡散量を
多くてfsの大きさであると仮定する。合波器22の出
力信号は次のように示される。
【0069】
【数4】
【0070】上記方程式の右側の加算式の項は、指数項
と比較して極めてゆっくりと変化し、2つの連続するシ
ンボルに対し一定と見なすことができるので、周波数弁
別器の出力信号はΔに比例する。
【0071】組み合わせに使用される重みBはこれらの
重みが周波数弁別器70の出力端で最大の信号対雑音比
に対し最適化されると、α* lに等しくなる。しかしなが
らかかる演算は微分復調を行う弁別器70によって既に
暗黙に行われている。従って、Blはすべてのl=
1,....,Lに対して一定となるように設定できる。
【0072】拡散信号は64個のシンボルにわたって平
均化され、周波数弁別器に印加されることに注目された
い。このような操作は64kサンプル/秒レートとなる
ように行われる。
【0073】上記AFC方式を用いることにより、既に
W−CDMA方式のトランシーバがシミュレートされて
いる。検討したフェージングモデルはCLASSICド
ップラースペクトルを有する「チャネルB」であり、都
市/準都市の低雑音環境に対し、共同技術委員会(JT
C)によって提案されている。このチャネルはタップ付
き遅延ラインモデルに基づきシミュレートされる。これ
らタップ値は次の表1に示されている。
【0074】
【表1】
【0075】このモデルに対して選択されるドップラー
周波数は50Hzであり、AFC部分ではl=
1,....,Lおよびk1=−0.2728およびk2=2.
1488に対してBl=1/6である。
【0076】図6は帰還システムの周波数応答の大きさ
を示す図、図7は帰還システムの周波数応答の位相を示
す図、図8は帰還システムのステップ応答を示す図であ
る。これらパラメータは周波数弁別器が既にリニア領域
で作動するように選択されていることに留意すべきであ
る。
【0077】図9は、本発明と従来技術の周波数誤差の
実効値を比較して示した図である。符号化されたデータ
が、まず等しく予想される二進数字としてランダムに発
生され、これら数字はQPSKシンボルに変換され、ト
ラヒックおよびパーチチャネルの双方に対し、QPSK
を使って拡散される。こうして得られた波形は1チップ
あたり4サンプルのレートでサンプリングされる。局部
発振器と受信信号との間には6kHzの差があると仮定
している。加算的白色ガウス雑音(AWGN)をサンプ
リングされた信号に加え、次にすべてのパスが完全にト
ラッキングされたとの仮定の元に、長い符号を使って逆
拡散する。受信されたデータと送信データとを比較する
ことによりビット誤りを決定する。このようなプロセス
によって計算されたビット誤り率は、完全にロックされ
たシステムに対して得られたビット誤り率とほとんど同
じであるので、これ以上説明しない。1つのパスおよび
3つのパスを使用するAFCに対し、図9で周波数誤差
の実効値をプロットすることにより、組み合わせシステ
ムの性能が得られる。図9から明らかに判るように、双
方の方式は0.1ppm(100Hz)以内のトラッキ
ング誤差を得ることができる。
【0078】図10は、本発明の実施形態における自動
周波数制御方法のフローを示す図で、対応するドップラ
ー周波数シフトがある場合に複数の伝送パスに沿って受
信された通信信号の搬送周波数をトラッキングするため
に自動周波数制御(AFC)を行う方法を示している。
ステップ200は少なくとも1つの基地局からの通信信
号を受信する移動局を含む広帯域無線通信システムを提
供しており、ステップ202は各伝送パスから受信され
た通信信号を合波し、よって平均受信通信信号を発生す
るようになっており、ステップ204はステップ202
で発生された平均受信通信信号に応答し、平均受信信号
の周波数誤差を計算し、ステップ206は1回の周波数
誤差計算しか行わない場合の積である。
【0079】本発明のいくつかの実施の形態において
は、ステップ202に対して別のステップが先行する。
ステップ200aは基準周波数を有する基準信号を発生
し、ステップ200bは基準信号および各伝送パスに対
して受信された搬送波信号に応答し、各伝送パスに対す
る第1受信信号を発生する。更に、本発明のいくつかの
実施の形態においては、200aはLO周波数を有する
局部発振器(LO)信号である基準信号を含む。ステッ
プ200bはLO信号と各伝送パスの受信搬送波信号と
を混合し、次にステップ202は、受信した搬送波信号
を第1受信信号に変換するように第1受信信号を組み合
わせる。ステップ200bは一般に受信搬送波信号を第
1受信信号へダウンコンバートする。すなわち、第1受
信信号はベースバンド周波数を有する。
【0080】一般に、ステップ202には別のステップ
が先行する。ステップ200cは各伝送パスの受信通信
信号を並列に解析する。ステップ200dは各伝送パス
の受信通信信号を復調し、対応する受信搬送波信号を発
生する。
【0081】本発明のいくつかの実施の形態において
は、ステップ204に別のステップも続く。ステップ2
04aはステップ204で計算された周波数誤差に応答
し、各伝送パスの第1周波数が1つの誤差信号によって
訂正されるように、基準周波数を変える。
【0082】本発明のいくつかの実施の形態において
は、ステップ204aに別のステップ(図示せず)が続
く。ステップ204bは、各伝送パスの第1受信信号の
信号対雑音比とステップ202で発生された平均第1受
信信号の信号対雑音比とを比較する。ステップ204c
は、ステップ204bで計算された信号対雑音比の差に
応答し、各伝送パスに対する重みを計算する。次にステ
ップ202はステップ204bで計算された重みに応答
し、組み合わされた受信信号の信号対雑音比が改善され
るように、第1受信信号を平均化する際に、各伝送パス
の重要度を可変調節する。上述のように、本発明の好ま
しい実施形態では、信頼性ある精度を得るには重みを使
用する必要はない。
【0083】本発明のいくつかの実施の形態において
は、ステップ204に別のステップが先行する。ステッ
プ202aは先の平均第1受信信号を蓄積する。次にス
テップ204はサブステップ(図示せず)を含む。ステ
ップ2041は平均第1受信信号とステップ202aで
蓄積された平均第1受信信号との差を検出し、ステップ
2042はステップ2041で検出された周波数変化に応
答して誤差信号を発生する。次にステップ204aはス
テップ2042で発生された誤差信号に応答し、基準周
波数を変更する。
【0084】本発明のいくつかの実施の形態において
は、ステップ200は各伝送パスに対応する遅延時間を
与える。更にステップ202には別のステップが先行す
る。ステップ200eはfsのレートで受信通信信号を
サンプリングし、ステップ200fは1/fsに等しい
遅延時間を測定し、ステップ200gは1/fsの遅延
時間が終了した後に受信される通信信号を無視する。ス
テップ202は平均受信通信信号の周波数誤差の雑音が
低くなるように遅延時間が時間1/fs以下の受信通信
信号を合計する。
【0085】
【発明の効果】以上で単一の誤差信号を発生するために
数個のパスを組み合わせるためのシステムおよび方法に
ついて説明した。このような簡略化によって1つ以上の
パスがドロップアウトしても、この方式は作動するの
で、このような簡略化はシステムの全体の信頼性を改善
する。更に制御用ソフトウェアの制約がほとんどなくな
る。このような方式は同一の誤差信号を発生するのに数
個の周波数検出器が必要とされる公知の全てのIS−9
5移動局用モデムで使用される方式よりも簡略である。
【0086】本発明の利点としては、多数の伝送パスの
入力信号から1つの平均値を計算するだけでよいという
ことが挙げられる。この1つの平均値を使って全ての入
力搬送波信号を訂正する。本発明により1つの平均値だ
けを計算するという簡潔性を維持しながら、平均値計算
におけるいくつかの入力された搬送波信号の周波数を用
いることによる精度が得られる。よって、受信機の部品
数,電力消費量および算術的演算の回数を低減すること
ができる。つまり、搬送周波数をトラッキングする際の
受信機の精度および性能に影響を与えることなく、CD
MA受信機におけるAFC機能を簡略化できる。更に、
搬送周波数をトラッキングする際の受信機の精度および
性能に影響を与えることなく、周波数弁別器の数または
周波数弁別器の演算の回数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における広帯域無線通信シス
テムの受信機を示すブロック図である。
【図2】周波数検出器の一例を示す図である。
【図3】図1において重み付け回路を除いた受信機を示
すブロック図である。
【図4】フィンガ部分の詳細図により受信機を示す図で
ある。
【図5】逆拡散信号の離散周波数Ωの関数として示され
た、図2における誤差信号e(t)を示す図である。
【図6】帰還システムの周波数応答の大きさを示す図で
ある。
【図7】帰還システムの周波数応答の位相を示す図であ
る。
【図8】帰還システムのステップ応答を示す図である。
【図9】本発明と従来技術の周波数誤差の実効値を比較
する図である。
【図10】ドップラー周波数シフトがある場合の、複数
の伝送パスに沿って受信された通信信号の搬送周波数を
トラッキングするために、自動周波数制御(AFC)を
行うための方法のフローを示す図である。
【図11】従来技術によるCDMA受信機の自動周波数
制御(AFC)システムを示す図である。
【符号の説明】
20…受信機、22…合波器、24,26,28…入力
ライン、32…周波数誤差計算器、36,38,40…
フィンガ、48…乗算器、56,58,60…重み付け
回路、68…発振器、70…周波数弁別器、74…ルー
プフィルタ、76…クロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エム.コワルスキ アメリカ合衆国,98683 ワシントン州, バンクーバー,♯y−177,501 エス.イ ー. 12番アベニュー (72)発明者 山本 裕彦 千葉県緑区有吉町803−16 鎌取セントラ ルマンション

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの基地局からの通信信号
    を受信する移動局を含む広帯域無線通信システムにおけ
    る、対応するドップラー周波数シフトを伴った複数の伝
    送パスに沿って受信された通信信号の搬送周波数をトラ
    ッキングするための自動周波数制御方法であって、
    (a)各伝送パスからの受信通信信号を組み合わせ、よ
    って平均受信通信信号を発生するステップと、(b)ス
    テップ(a)で発生された前記平均受信通信信号に応答
    し、周波数誤差計算を1回しか行わないように、前記平
    均受信通信信号の周波数誤差を計算するステップと、を
    含むことを特徴とする自動周波数制御方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(a)に先立ち、 基準周波数を有する基準信号を発生し、 基準信号および各伝送パスに対する受信搬送波信号に応
    答し、各伝送パスに対する第1受信信号を発生するステ
    ップを更に含み、 ステップ(a)は、前記受信搬送波信号を第1受信信号
    に変換するように第1受信信号を組み合わせることを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の自動周波数制御方
    法。
  3. 【請求項3】 ステップ(b)の後で、(c)ステップ
    (b)において計算された前記周波数誤差に応答し、各
    伝送パスの第1周波数を1つの誤差信号で訂正するよう
    に前記基準周波数を変更するステップを更に含むことを
    特徴とする請求項2に記載の自動周波数制御方法。
  4. 【請求項4】 ステップ(a)に先立ち、 各伝送パスの前記受信通信信号を並列に解析するステッ
    プと、 各伝送パスの前記受信通信信号を復調し、対応する受信
    搬送波信号を発生するステップと、を更に含むことを特
    徴とする請求項1に記載の自動周波数制御方法。
  5. 【請求項5】 前記基準信号を発生する前記ステップ
    は、局部周波数を有する局部発振器の信号である前記基
    準信号を含み、 各第1受信信号を発生する前記ステップは、各伝送パス
    の前記受信搬送波信号と前記局部発振器の信号とを混合
    することを含むことを特徴とする請求項2に記載の自動
    周波数制御方法。
  6. 【請求項6】 各第1受信信号を発生する前記ステップ
    は、前記受信搬送波信号を第1受信信号にダウンコンバ
    ートすることを含み、ダウンコンバートされた前記第1
    受信信号がベースバンド周波数を有することを特徴とす
    る請求項5に記載の自動周波数制御方法。
  7. 【請求項7】 ステップ(c)の後に、(d)各伝送パ
    スの第1受信信号の信号対雑音比とステップ(a)で発
    生された平均第1受信信号の信号対雑音比とを比較する
    ステップと、(e)前記ステップ(d)で計算された信
    号対雑音比の差に応答し、各伝送パスに対する重みを計
    算するステップと、を更に含み、 ステップ(a)は、ステップ(d)で計算された前記重
    みに応答し、第1受信信号を平均化する際の各伝送パス
    の重要性を可変調節し、よって受信信号の前記組み合わ
    せの信号対雑音比を改善することを含むことを特徴とす
    る請求項3に記載の自動周波数制御方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(b)に先立ち、 (a1)先の平均第1受信信号を蓄積するステップを更
    に含み、ステップ(b)は、 (b1)平均第1受信信号と、ステップ(a1)で蓄積
    された平均第1受信信号との差を検出するサブステップ
    と、 (b2)ステップ(b1)で検出された周波数変化に応
    答し、誤差信号を発生するサブステップと、を含み、ス
    テップ(c)は、ステップ(b2)で発生された前記誤
    差信号に応答し、前記基準周波数を変更することを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動周波数制御方
    法。
  9. 【請求項9】 各伝送パスは、対応する遅延時間を有
    し、ステップ(a)に先立ち、 fsのレートで受信通信信号をサンプリングするステッ
    プと、 1/fsに等しい遅延時間を測定するステップと、 1/fsの遅延時間が終了した後に受信された通信信号
    を無視するステップと、を更に含み、 ステップ(a)は、1/fs以下の遅延時間を有する受
    信通信信号を合計し、よって前記平均受信通信信号の周
    波数誤差の雑音を低くすることを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の自動周波数制御方法。
  10. 【請求項10】 対応するドップラー周波数シフトを伴
    った複数の伝送パスに沿って伝搬してきた通信信号を受
    け入れるための広帯域無線通信システムの受信機におけ
    る、受信通信信号の搬送周波数をトラッキングするため
    の自動周波数制御システムであって、 受信通信周波数を有する受信通信信号を受け入れるため
    の、各々が1つの伝送パスに対応した複数の入力端を有
    し、更に平均受信通信信号を供給するための出力端を有
    する合波器と、 前記平均受信通信信号を受け入れるよう、前記合波器の
    出力端に作動的に接続された入力端を有し、周波数誤差
    を計算する前にマルチパスを通って受信された信号を平
    均化するように、前記平均受信通信信号に応答し、周波
    数誤差信号を供給するための出力端を有する、周波数誤
    差計算器と、を有することを特徴とする自動周波数制御
    システム。
  11. 【請求項11】 受信通信信号を並列処理するための複
    数のフィンガを更に有し、各々の前記フィンガは、伝送
    パスに対応する受信通信信号を受け入れるための入力端
    を有し、前記合波器の対応する入力端に作動的に接続さ
    れた出力端にて、受信通信信号を供給するようになって
    いることを特徴とする請求項10に記載の自動周波数制
    御システム。
  12. 【請求項12】 基準周波数を有する基準信号を受け入
    れるための第1入力端および受信搬送波信号を受け入れ
    るための第2入力端を有する乗算器を更に有し、該乗算
    器は、前記搬送波信号と前記基準信号とを混合し、出力
    端にて第1受信周波数を有する第1受信信号を供給し、
    前記フィンガの各々が前記乗算器の出力端からの第1受
    信信号を受け入れ、前記合波器が平均第1受信信号を供
    給するようになっていることを特徴とする請求項11に
    記載の自動周波数制御システム。
  13. 【請求項13】 複数の可変重み付け回路を更に有し、
    該重み付け回路の各々は、1つの伝送パスに対応すると
    共に、対応するフィンガからの前記第1受信信号を受け
    入れるための入力端を有し、更に前記重み付け回路は、
    前記第1受信信号の利得を制御するよう、前記第1受信
    信号の信号対雑音比に応答する利得制御信号を受け入れ
    るための第2入力端を有し、各々の前記重み付け回路
    は、重み付けされた前記第1受信信号を供給するよう、
    前記合波器の対応する入力端に作動的に接続された出力
    端を有することを特徴とする請求項12に記載の自動周
    波数制御システム。
  14. 【請求項14】 前記基準周波数を供給するよう前記乗
    算器の第1入力端に作動的に接続された出力端と、前記
    周波数誤差信号を受けるよう前記周波数誤差計算器の出
    力端に作動的に接続された入力端とを有する発振器を更
    に有し、該発振器は、前記周波数誤差信号に応答して前
    記基準周波数を変更するようになっていることを特徴と
    する請求項12に記載の自動周波数制御システム。
  15. 【請求項15】 前記周波数誤差計算器は、前記平均第
    1受信信号を受け入れるための、前記合波器の出力端に
    作動的に接続された入力端を有する周波数弁別器を有
    し、該周波数弁別器は前記平均第1受信信号の周波数変
    化を測定すると共に、出力端に前記誤差信号を供給する
    ようになっていることを特徴とする請求項12に記載の
    自動周波数制御システム。
  16. 【請求項16】 fsをマルチパスを通って受信された
    信号をサンプリングするレートとして、1/fsの周期
    的時間インターバル測定値を供給する出力端を有するク
    ロックを更に有し、 前記合波器は前記1/fsの時間インターバル測定値を
    受け入れるためのクロック入力端を有し、前記合波器
    は、1/fsの時間インターバルにわたって受信された
    通信信号を合計すると共に、平均受信通信信号を計算す
    るための1/fs遅延時間が終了した後に受信される通
    信信号を無視し、よって前記平均受信通信信号の周波数
    誤差の雑音を低くするようになっていることを特徴とす
    る請求項10に記載の自動周波数制御システム。
JP26710499A 1998-09-24 1999-09-21 自動周波数制御方法およびシステム Expired - Fee Related JP4141067B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/160551 1998-09-24
US09/160,551 US6289061B1 (en) 1998-09-24 1998-09-24 Wideband frequency tracking system and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000106535A true JP2000106535A (ja) 2000-04-11
JP4141067B2 JP4141067B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=22577353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26710499A Expired - Fee Related JP4141067B2 (ja) 1998-09-24 1999-09-21 自動周波数制御方法およびシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6289061B1 (ja)
EP (1) EP0989687A3 (ja)
JP (1) JP4141067B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002019559A1 (fr) * 2000-08-30 2002-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recepteur radio
KR100363907B1 (ko) * 2001-03-29 2002-12-11 삼성전자 주식회사 주파수 자동 추적 제어장치 및 그 제어방법

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344693B1 (ko) * 2000-09-29 2002-07-25 주식회사 케이티프리텔 다중반송파 코드분할다중접속시스템의 자동주파수제어장치및 주파수보정방법
JP3476009B2 (ja) * 2000-10-11 2003-12-10 日本電気株式会社 Cdma通信システムにおける移動局及びそのフィンガー割り当て方法
US6847688B1 (en) * 2000-10-30 2005-01-25 Ericsson Inc. Automatic frequency control systems and methods for joint demodulation
GB2369275B (en) * 2000-11-21 2004-07-07 Ubinetics Ltd A rake receiver and a method of providing a frequency error estimate
CN1141815C (zh) * 2000-12-18 2004-03-10 信息产业部电信传输研究所 一种码分多址多径衰落信道的频率自动校正装置
DE10122692A1 (de) * 2001-05-10 2002-11-28 Siemens Ag Verfahren und System zum Regeln der Frequenz eines RAKE-Empfängers
KR101023376B1 (ko) * 2002-01-07 2011-03-18 엔엑스피 비 브이 레이크 수신기, 핑거, 신호 보상 시스템, 휴대형 유닛, 네트워크 유닛, 신호 보상 방법 및 컴퓨터 판독가능 저장 매체
EP1383239A1 (fr) * 2002-07-17 2004-01-21 STMicroelectronics N.V. Procédé et dispositif de contrôle automatique de la fréquence dans un récepteur du type DS-CDMA
KR100557112B1 (ko) 2002-09-11 2006-03-03 삼성전자주식회사 이동통신시스템의 수신단에서의 주파수 오차를 추정하여 결합하는 장치
DE10306990B4 (de) * 2003-02-19 2011-04-14 Infineon Technologies Ag Pfadgewichtsunabhängige Nachführung des Abtastzeitpunktes der Signalkomponenten in einem RAKE-Empfänger
KR100630043B1 (ko) * 2003-11-06 2006-09-27 삼성전자주식회사 이동통신시스템의 수신단에서의 주파수 오차 추정 및 결합기
KR100594269B1 (ko) * 2004-04-03 2006-06-30 삼성전자주식회사 주파수 위상 동기루프회로 및 이를 사용하는 atscdtv 복조기.
US20090081315A1 (en) * 2005-04-08 2009-03-26 Snow Brand Milk Products Co., Ltd. Iron composition containing milk protein
US8139685B2 (en) * 2005-05-10 2012-03-20 Qualcomm Incorporated Systems, methods, and apparatus for frequency control
KR100800805B1 (ko) * 2006-01-02 2008-02-04 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 주파수 오차 추정 및 결합 장치 및 방법
US7873125B2 (en) * 2006-11-30 2011-01-18 Broadcom Corporation Method and system for sliding window phase estimator for WCDMA automatic frequency correction
US7809043B2 (en) * 2006-11-30 2010-10-05 Broadcom Corporation Method and system for a flexible automatic frequency control (AFC) design supporting transmit diversity
US8559296B2 (en) * 2008-08-01 2013-10-15 Broadcom Corporation Method and system for an OFDM joint timing and frequency tracking system
US8238472B2 (en) * 2008-11-21 2012-08-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Carrier separation frequency error adjustment for UL multiple carrier operation
US9264180B2 (en) * 2011-12-21 2016-02-16 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method, network node, computer program and computer program product for decoding a signal
CN103873105B (zh) * 2014-01-27 2016-07-06 中国电子科技集团公司第十研究所 高动态微弱ds/fh混合扩频信号捕获系统
JP2019106575A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 無線受信機、及び中間周波数信号生成方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4370520A (en) * 1981-05-26 1983-01-25 Rca Corporation AM Stereo receiver
US4956864A (en) * 1987-01-27 1990-09-11 Brockman Milton H Receiver for communications satellite down-link reception
US5361276A (en) 1993-09-13 1994-11-01 At&T Bell Laboratories All digital maximum likelihood based spread spectrum receiver
CN1035586C (zh) * 1993-10-13 1997-08-06 Ntt移动通信网株式会社 扩频通信接收机
US5461646A (en) * 1993-12-29 1995-10-24 Tcsi Corporation Synchronization apparatus for a diversity receiver
JPH09261101A (ja) * 1996-03-18 1997-10-03 General Res Of Electron Inc 受信機
US5809020A (en) * 1996-03-18 1998-09-15 Motorola, Inc. Method for adaptively adjusting weighting coefficients in a cDMA radio receiver

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002019559A1 (fr) * 2000-08-30 2002-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recepteur radio
US7139307B2 (en) 2000-08-30 2006-11-21 Matsushita Electric Industrial, Co., Ltd. Radio receiver
KR100363907B1 (ko) * 2001-03-29 2002-12-11 삼성전자 주식회사 주파수 자동 추적 제어장치 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0989687A3 (en) 2000-11-08
EP0989687A2 (en) 2000-03-29
JP4141067B2 (ja) 2008-08-27
US6289061B1 (en) 2001-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4141067B2 (ja) 自動周波数制御方法およびシステム
US6134260A (en) Method and apparatus for frequency acquisition and tracking for DS-SS CDMA receivers
US7167456B2 (en) Apparatus for estimating propagation path characteristics
US5724384A (en) PN code sync device using an adaptive threshold
CA2461336C (en) Automatic frequency correction method and apparatus for time division duplex modes of 3g wireless communications
US7889782B2 (en) Joint de-spreading and frequency correction using a correlator
US20030194031A1 (en) Diversity receiver with joint baud clock recovery
GB2354678A (en) CDMA receiver capable of estimating frequency offset from complex pilot symbols
US20110274144A1 (en) Method and system for managing, controlling, and combining signals in a frequency selective multipath fading channel
JPH10500555A (ja) コヒーレント受信機のオフセット周波数推定方法および装置
US6728301B1 (en) System and method for automatic frequency control in spread spectrum communications
JPH10336072A (ja) 直接拡散cdma伝送方式におけるrake受信機
US8477828B2 (en) Adaptive correlation for detection of a high-frequency signal
JP4316498B2 (ja) 無線周波数トラッキングおよび同期捕捉のための装置および方法
US7676008B2 (en) Method and apparatus for frequency tracking in a space time transmit diversity receiver
CN114257270A (zh) 高灵敏星间扩频通信系统与快速捕获方法
US7023904B2 (en) Synchronization tracking circuit
JP3418981B2 (ja) スペクトラム拡散通信同期捕捉回路
US6963602B1 (en) Digital correction method and system
WO2002080424A1 (fr) Appareil de correction automatique de frequences pour voie multitrajet sujette a evanouissements amcr
US7889781B2 (en) Maximum energy delay locked loop for cluster path processing in a wireless device
EP1398889B1 (en) Frequency error detector and combiner in receiving end of mobile communication system
JP3058820B2 (ja) スペクトル拡散通信用復調方法および該方法を用いた復調装置
JP2001251218A (ja) 同期保持回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051201

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees