JP2000106288A - Mosfet逆位相制御調光器 - Google Patents

Mosfet逆位相制御調光器

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JP2000106288A
JP2000106288A JP27672898A JP27672898A JP2000106288A JP 2000106288 A JP2000106288 A JP 2000106288A JP 27672898 A JP27672898 A JP 27672898A JP 27672898 A JP27672898 A JP 27672898A JP 2000106288 A JP2000106288 A JP 2000106288A
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Japan
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power supply
control
mosfet
unit
comparison circuit
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JP27672898A
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Ichiro Tatezawa
一郎 立澤
Koji Soshin
耕児 宗進
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突入電流を制限し機器の負荷定格を大きくで
きるMOSFET逆位相制御調光器を提供する。 【解決手段】 交流電源Eに対して直列且つ逆方向に接
続した2つのMOSFETを有するMOSFET部1
と、該MOSFET部1を駆動するための駆動電源部2
を内蔵し、前記MOSFET部1により前記交流電源E
を逆位相制御することで、負荷に供給する電力を制御す
る逆位相制御調光器において、起動時に一定期間制御部
6へ出力するタイマー回路7と、前記交流電源Eを監視
する電源電圧比較回路部5と、該電源電圧比較回路部5
及び前記タイマー回路7からの信号で動作する制御部6
とを設け、起動時より一定期間は前記タイマ回路7が動
作し、且つ前記交流電源Eが一定の電圧を超える期間
は、前記電源電圧比較回路部5と前記制御部6により、
制御信号のオン指令幅に関わらずMOSFETをオフさ
せることで、突入電流の上限を制限することができるこ
とを特徴とするMOSFET逆位相制御調光器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,交流電源を位相制
御して照明負荷に供給する電力を制御して調光を行う位
相制御調光器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来図3に示すように交流電源Eを位相
制御して、白熱灯負荷Lに供給する電力を制御して調光
を行う位相制御調光器1にはスイッチング素子に自己保
持可能なサイリスタ素子を用いるものと、MOSFET
のような任意に消弧可能な素子を用いるものとがある。
電流の立ち上がり時は必ずゼロクロスとなり通常の位相
制御回路と比較して電流サージが低減されるため位相制
御装置が発生する電磁ノイズを低減したり、ランプの唸
りに効果のある逆位相制御動作を行うには、オフを電流
0でしか自己消弧できないサイリスタ素子は用いること
ができない。
【0003】そこで、従来のMOSFETを用いた位相
制御調光器は点弧位相が90度の時の最も大きくなる突
入電流に耐え得る容量の素子を採用している。故に、図
4に示すように、MOSFETQ1,Q2等を、電力制
御を行うスイッチング素子として用いて、直列でかつ逆
方向に接続し一方を交流波形の正方向通電に、また他方
を負方向通電用い、ゲート電源G1を使用し、スイッチ
ング素子のゲート電圧を制御して導通モード及び非導通
モードの制御を行う位相制御調光器1が従来例としてあ
った。
【0004】白熱灯のフィラメントは常温では抵抗値が
小さいため、電流を負荷に流し始める瞬間は白熱灯定格
の10倍以上の突入電流が流れ、この状態はフィラメン
トが温まるまで続く。
【0005】ここで、一般にMOSFETはサイリスタ
素子に比べて耐サージ電流定格が低い。また、交流電源
の印加から駆動電源の出力電圧が十分に上がるまでは時
間がかかるため、MOSFETのスレッシュホールドぎ
りぎりのゲート電圧でオンさせた場合は、オン抵抗が十
分小さくならず定格以内の電流であってもオン損失が低
画オーバーして破壊を起こす可能性がある。そのため、
従来のMOSFET位相制御調光器は素子の定格のわり
には定格負荷容量を大きくできないという欠点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は調光器の起
動時は点灯信号のタイミングに関わらず、フィラメント
が十分に温まるまでの一定期間はタイマー回路が動作
し、その期間は電源電圧比較回路部とTr2により交流
電源が一定の電圧を越える期間は制御信号のオン指令幅
に関わらずMOSFETをオフさせることで突入電流の
上限を制限し、調光器の負荷定各を大きくすることがで
きる優れたMOSFET逆位相制御調光器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、
交流電源の電圧を監視する電源電圧比較回路部と、一定
期間制御部へ出力するタイマー回路と、前記電源電圧比
較回路部からの信号に応じて動作するトランジスタと起
動時より一定期間前記タイマー回路からの信号で動作す
るスイッチから成る制御部と、を従来のMOSFET位
相制御調光器に追加した構成をとっており、起動時より
フィラメントが十分温まるまでの一定期間は、前記タイ
マ回路が動作し前記制御部のスイッチをオンさせ、且つ
前記交流電源が一定の電圧を越える期間は、前記電源電
圧比較回路部と前記制御部のトランジスタにより、制御
信号のオン指令幅に関わらずMOSFETをオフさせる
ことで、負荷印加電圧を制限して突入電流の上限を制限
することができることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる逆位相制御
調光器の一実施の形態を図1及び図2に基づいて詳細に
説明する。
【0009】図1は、逆位相制御調光器と交流電源と白
熱灯負荷との配線図であり、図2は、上記逆位相制御調
光器の回路動作のタイミングチャートである。
【0010】図1に示される調光器はメインスイッチで
あるMOSFET部1と、該MOSFET部1のMOS
FETQ1、Q2のG-S間に電圧を印加するための駆
動電源部2と、起動時より一定期間スイッチSW2をオ
ンさせておくタイマー回路7と、前記タイマー回路によ
りスイッチSW2がオンしている期間は制御信号により
MOSFETをオン・オフ動作させるトランジスタTr
1と,交流電源Eの電圧が所定値以上の期間はトランジ
スタTr2より前記MOSFET部1をオフさせる電源
電圧比較回路部5と,該電源電圧比較回路部からの信号
に応じて動作するトランジスタTr2と起動時より一定
期間前記タイマー回路からの信号で動作するスイッチS
W2から成る制御部6とを主要構成としている。
【0011】起動時は、スイッチSW1がオンすると同
時に前記タイマー回路7が動作して前記制御部6のスイ
ッチSW2がオンする。前記交流電源Eを整流した電圧
が、前記電源電圧比較回路部5のコンパレータCPの基
準電圧以上であるとコンパレータCPは一定期間前記制
御部6のトランジスタTr2をオンさせ前記MOSFE
TQ1、Q2のG−S間を短絡して前記MOSFET部
1をオフさせる。また、前記交流電源Eを整流した電圧
が、電源電圧比較回路部5のコンパレータCPの基準電
圧以下になるとコンパレータCPは一定期間制御部のT
r2をオフさせ、前記MOSFETQ1,Q2が制御信
号によりトランジスタTr1を通じてオン・オフ動作可
能となる。
【0012】再び前記交流電源Eを整流した電圧が前記
電源電圧比較回路部5のコンパレータCPの基準電圧以
上になるとコンパレータCPは一定期間Tr2をオンさ
せMOSFETのG−S間は短絡しMOSFETをオフ
させる。この動作は前記タイマ回路7が動作している一
定期間続けられる。
【0013】タイマー回路7が動作をやめ制御部6のS
W2をオフすると前記交流電源Eを全波整流した電圧が
前記電源電圧比較回路部5のコンパレータCPの基準電
圧以上となり、前記電源電圧比較回路部5が制御部6の
トランジスタTr2をオンさせても前記MOSFETQ
1,Q2のG−S間は短絡されることなく、前記MOS
FET部1のオン・オフ動作はトランジスタTr1を通
じて制御信号のみに依存されるようになる。これによ
り、タイマー回路7が前記制御部6のスイッチSW2を
オンしている時間をフィラメントが十分温まるまでの期
間に設定することにより、前記MOSFETQ1,Q2
への負荷印加電圧を制限して突入電流の上限を制限する
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のM
OSFET位相制御調光器にあっては、MOSFETへ
の負荷印加電圧を制限することにより突入電流をMOS
FETの定格以下に押さえることができるので、従来の
MOSFET調光器より大きな負荷定格を設定すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る逆位相制御調
光器と交流電源と白熱灯負荷との配線図である。
【図2】上記逆位相制御調光器の回路動作のタイミング
チャートである。
【図3】従来の逆位相制御動作が可能な位相制御調光器
と交流電源と負荷との配線図である。
【図4】従来のMOSFET等をスイッチ素子に用いた
逆位相制御動作が可能な位相制御調光器と交流電源と負
荷との配線図である。
【符号の説明】
1 MOSFET部 2 駆動電源部 5 電源電圧比較回路部 6 制御部 7 タイマー回路 E 交流電源 Q1 MOSFET Q2 MOSFET L 白熱灯火負荷 SW2 スイッチ Tr1 トランジスタ Tr2 トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源に対して直列且つ逆方向に接続し
    た2つのMOSFETを有するMOSFET部と、該M
    OSFET部を駆動するための電源等を有する電源部を
    内蔵し、前記MOSFET部により前記交流電源を位相
    制御することで、白熱灯負荷に供給する電力を制御する
    位相制御調光器において、起動時に一定期間制御部へ出
    力するタイマー回路と、前記交流電源の電圧を監視する
    電源電圧比較回路部と、該電源電圧比較回路部からの信
    号に応じて動作するトランジスタと起動時より一定期間
    前記タイマー回路からの信号で動作するスイッチから成
    る制御部とを設け、起動時よりフィラメントが十分温ま
    るまでの一定期間は,前記タイマ回路が動作し前記制御
    部のスイッチをオンさせ、且つ前記交流電源が一定の電
    圧を超える期間は、前記電源電圧比較回路部と前記制御
    部のトランジスタにより、制御信号のオン指令幅に関わ
    らず前記MOSFETをオフさせることで、突入電流の
    上限を制限することができることを特徴とするMOSF
    ET逆位相制御調光器。
JP27672898A 1998-09-30 1998-09-30 Mosfet逆位相制御調光器 Pending JP2000106288A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008541407A (ja) * 2005-05-16 2008-11-20 ルートロン エレクトロニクス カンパニー インコーポレイテッド 電源及びスイッチ故障が発生した場合の負荷保護回路を有する2線式の調光器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008541407A (ja) * 2005-05-16 2008-11-20 ルートロン エレクトロニクス カンパニー インコーポレイテッド 電源及びスイッチ故障が発生した場合の負荷保護回路を有する2線式の調光器

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