JP2000105952A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2000105952A
JP2000105952A JP10276039A JP27603998A JP2000105952A JP 2000105952 A JP2000105952 A JP 2000105952A JP 10276039 A JP10276039 A JP 10276039A JP 27603998 A JP27603998 A JP 27603998A JP 2000105952 A JP2000105952 A JP 2000105952A
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Japan
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gear
idler gear
mode switching
capstan motor
swing
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JP10276039A
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English (en)
Inventor
Naoki Tatsumi
直樹 巽
Masahiro Harima
正博 播磨
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は記録再生処理に伴いモードの切り換え
処理を行なう磁気記録再生装置に関し、小型化及び低コ
スト化を図ることを課題とする。 【解決手段】 モード切り換えを行なうモード切り換え
機構20と、リールを駆動するリール駆動機構4 と、キャ
プスタンモータ11とを具備する磁気記録再生装置におい
て、モード切り換え機構20にキャプスタンモータ11の駆
動力を伝達するモード切り換え用ギヤ21と、リール駆動
機構4 にキャプスタンモータ11の駆動力を伝達するリー
ル駆動用ギヤ35と、キャプスタンモータ11により回転駆
動すると共に揺動可能な構成とされた首振りアイドラー
ギヤ26と、首振りアイドラーギヤ26を揺動付勢すること
により首振りアイドラーギヤ26を選択的に前記各ギヤ2
1,35に噛合させる首振りアイドラーギヤ噛合機構8 とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
係り、特に記録再生処理に伴いモードの切り換え処理を
行なう磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタルオーディオテープレコー
ダ(DAT)等の磁気記録再生装置には、テープカセッ
トに設けられたリールと係合してこれを回転させるリー
ル駆動機構、テープカセットから磁気テープを引き出す
テープローディング機構、引き出された磁気テープを所
定速度で走行させるキャプスタンモータ、及び各種モー
ド(イジェクトモード,記録/再生モード,早送り/巻
き戻しモード,早送りサーチ/巻き戻しサーチモード
等)の切り換えが合った場合にモード切り換え処理を行
なうモード切り換え機構等を有した構成とされている。
【0003】従来では、テープローディング機構及びモ
ード切り換え機構は、モード切り換えモータを用いて駆
動していおり、またリール駆動機構はキャプスタンモー
タの回転力をベルト等を用いて伝達することにより駆動
する構成とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
にテープローディング機構及びモード切り換え機構をモ
ード切り換えモータで駆動し、リール駆動機構をキャプ
スタンモータで駆動する構成では、各機構を駆動するの
に二つのモータが必要となり、磁気記録再生装置が大型
化すると共に消費電力が増大し、更にモータは高コスト
の部品であるため製品コストも上昇してしまうという問
題点があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、キャプスタンモータによりテープローディング機
構,モード切り換え機構,及びリール駆動機構を駆動す
ることにより、小型化及び低コスト化を図った磁気記録
再生装置を提供するとを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
するものである。請求項1記載の発明は、記録再生処理
のモード切り換えを行なうモード切り換え機構と、装着
されるテープカセットのリールを駆動するリール駆動機
構と、磁気テープの定速走行を行なうキャプスタンモー
タとを具備する磁気記録再生装置において、前記モード
切り換え機構に前記キャプスタンモータの駆動力を伝達
するモード切り換え用ギヤと、前記リール駆動機構に前
記キャプスタンモータの駆動力を伝達するリール駆動用
ギヤと、前記キャプスタンモータにより回転駆動すると
共に揺動可能な構成とされた首振りアイドラーギヤと、
前記首振りアイドラーギヤを揺動付勢することにより、
前記首振りアイドラーギヤを選択的に前記モード切り換
え用ギヤまたは前記リール駆動用ギヤに噛合させる首振
りアイドラーギヤ噛合手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の磁気記録再生装置において、前記首振りアイド
ラーギヤ噛合手段を、モード切り換え信号に基づき前記
キャプスタンモータの回転方向を変更するキャプスタン
モータ制御手段と、前記首振りアイドラーギヤを揺動可
能とする揺動可能状態、前記首振りアイドラーギヤを前
記モード切り換え用ギヤに噛合させた状態に固定する第
1の固定状態、または前記首振りアイドラーギヤを前記
リール駆動用ギヤに噛合させた状態に固定する第2の固
定状態に保持させるカムプレートと、前記カムプレート
を駆動するソレノイドとにより構成したことを特徴とす
るものである。
【0008】上記の各手段は、次のように作用する。請
求項1記載の発明によれば、首振りアイドラーギヤ噛合
手段は、首振りアイドラーギヤを揺動付勢することによ
り、選択的にモード切り換え用ギヤまたはリール駆動用
ギヤに噛合させる。また、首振りアイドラーギヤはキャ
プスタンモータにより回転駆動する構成とされているた
め、キャプスタンモータの駆動力は選択的にモード切り
換え用ギヤまたはリール駆動用ギヤに伝達される。よっ
て、一つのモータ(キャプスタンモータ)により、モー
ド切り換え機構及びリール駆動機構を共に駆動すること
が可能となり、部品点数の削減及び磁気記録装置の小型
化を図ることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明によれば、モー
ド切り換え時に、キャプスタンモータ制御手段によりキ
ャプスタンモータの回転方向を変更することにより、首
振りアイドラーギヤはその回転方向に応じて揺動し、選
択的にモード切り換え用ギヤまたはリール駆動用ギヤに
噛合する。また、カムプレートはソレノイドにより駆動
されることにより、首振りアイドラーギヤを揺動可能状
態,第1の固定状態,或いは第2の固定状態に保持す
る。このため、第1及び第2の固定状態においては、キ
ャプスタンモータの回転方向が変化しても首振りアイド
ラーギヤはモード切り換え用ギヤまたはリール駆動用ギ
ヤとの噛合状態を維持する。また、揺動可能状態におい
ては、上記のように首振りアイドラーギヤはキャプスタ
ンモータの回転方向に応じてモード切り換え用ギヤまた
はリール駆動用ギヤに向け揺動可能な状態となる。
【0010】よって、簡単な構成で確実に首振りアイド
ラーギヤをモード切り換え用ギヤまたはリール駆動用ギ
ヤに選択的に噛合させることが可能となり、かつ、噛合
した後はその噛合状態を確実に維持させることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1乃至図4は本発明の一実施
例である磁気記録再生装置1(以下、単に装置トいう)
を示している。図1乃至図3は磁気記録再生装置1に設
けられる首振りアイドラーギヤ26の近傍を拡大して示
しており、また図3は装置1の全体構成を示している。
【0012】装置1はロータリタイプのデジタルオーデ
ィオテープレコーダ(DAT)であり、大略するとシャ
ーシ2上にカセット装着脱機構3、リール駆動機構4、
回転シリンダ5、テープローディング機構6、首振りア
イドラーギヤ噛合機構8(以下、単に噛合機構とい
う),モード切り換え機構20,及び首振りアイドラー
ギヤ26等を配設した構成とされている。
【0013】カセット装着脱機構3は、テープカセット
(図示せず)を装置1内の所定記録再生処理位置に装着
するためのものであり、本実施例では所謂カンガルーポ
ケットタイプのカセット装着脱機構を用いている。リー
ル駆動機構4は、供給側リール9及び巻き取り側リール
10を回転駆動するための機構であり、後述するリール
駆動ギヤ35が回転することにより駆動される構成とさ
れている。この各リール9,10は、装置1のモード
(例えば記録/再生モード、早送り/巻き戻しモード、
早送りサーチ/巻き戻しサーチモード等)によりその回
転速度,回転方向等が制御される構成となっている。
【0014】このためリール駆動機構4内には、図示し
ないリール用首振りアイドラーギヤ,種々の歯車,プー
リ、アイドラ等がコンパクトに配設されている。また、
リール用首振りアイドラーギヤは、リール駆動ギヤ35
に接続されており、このリール駆動ギヤ35の回転速度
及び回転方向に応じて回転するよう構成されている。こ
れらのリール駆動機構4を構成する各部品は、強度の高
い樹脂等により構成されており、よって多数の部品によ
り構成されている機構であるにも拘わらず薄型化が図ら
れている。
【0015】回転シリンダ5は、硬質樹脂により形成さ
れたドラムベース7に取りつけられている。この回転シ
リンダ5は、磁気テープ40が所定角度にわたり巻付け
られ、テープ走行に伴い磁気テープ40に対して磁気記
録再生処理を行なう。テープローディング機構6は、テ
ープカセットより磁気テープ40を引き出し上記の回転
シリンダ5に所定角度にわたり巻き付けるための機構で
ある。このテープローディング機構6は、図1に示され
るモード切り換え機構20により駆動される構成となっ
ている。
【0016】モード切り換え機構20は、モード切り換
え用ギヤ21,リンク22,モード切り換えプレート2
3等により構成されている。モード切り換え用ギヤ21
は、後に詳述するように首振りアイドラーギヤ26が噛
合することにより回転駆動される構成とされている。ま
た、このモード切り換え用ギヤ21には、図示しないカ
ム溝が形成されており、このカム溝にはリンク22の一
端が係合すると共に、リンク22の他端にはモード切り
換えプレート23が係合している。即ち、モード切り換
え用ギヤ21とモード切り換えプレート23は、リンク
22を介して接続された構成となっている。このため、
モード切り換え用ギヤ21が回転すると、これに伴いモ
ード切り換えプレート23は図中矢印X方向に直線移動
する構成となっている。
【0017】このモード切り換えプレート23には、複
数のカム溝24が形成されている。図1では図示の便宜
上、モード切り換えプレート23に形成された一つのカ
ム溝24のみが図示されている。このカム溝24にはテ
ープローディング機構6に接続された駆動ピン25が係
合されており、この駆動ピン25はモード切り換えプレ
ート23が矢印X方向に移動することによりカム溝24
の形状に沿って変位する。これにより、テープローディ
ング機構6は駆動される構成となっている。
【0018】このテープローディング機構6は、本実施
例では所謂Mローディングを採用しており、前記のよう
に駆動ピン25の変位により一対のローディングベース
12,13をドラムベース7に形成されたガイド溝1
4,15に沿って移動させ、これに伴い磁気テープをロ
ーディング或いはアンローディングする構成とされてい
る。この一対のローディングベース12,13上には、
磁気テープをローディングするためのローディングポス
ト16,17及び傾斜ポール18,19が立設されてい
る。
【0019】また、駆動ピン25の変位によりピンチロ
ーラアーム39も回動し、ピンチローラアーム39に配
設されているピンチローラ40は磁気テープ(図示せ
ず)をキャプスタンモータ11の回転軸であるキャプス
タン軸に圧接する。これにより、磁気テープはキャプス
タンモータ11の回転速度及び回転方向に応じてテープ
走行速度及びテープ走行方向が制御される。
【0020】続いて、本発明の特徴となる噛合機構8及
び首振りアイドラーギヤ26について説明する。首振り
アイドラーギヤ26は、支軸30に揺動可能に軸承され
たアーム28に立設された係合ピン27に回転自在に軸
承されている。よって、首振りアイドラーギヤ26は、
支軸30を中心として図中矢印A1,A2方向に揺動し
うる構成されている。
【0021】また、支軸30にはキャプスタンギヤ29
が軸承されており、このキャプスタンギヤ29と首振り
アイドラーギヤ26は噛合した構成となっている。ま
た、キャプスタンギヤ29は、例えばタイミングベルト
等によりキャプスタンモータ11に接続されており、よ
ってキャプスタンモータ11の回転力はタイミングベル
ト,キャプスタンギヤ29を介して首振りアイドラーギ
ヤ26に伝達される構成となっている。
【0022】上記の首振りアイドラーギヤ26は、揺動
することにより選択的にモード切り換え用ギヤ21、ま
たはリール駆動ギヤ35に噛合するよう構成されてい
る。具体的には、キャプスタンモータ11によりキャプ
スタンギヤ29が反時計方向に回転した場合には、首振
りアイドラーギヤ26は矢印A1方向に揺動付勢され、
よってモード切り換え用ギヤ21に噛合する。
【0023】一方、キャプスタンモータ11によりキャ
プスタンギヤ29が時計方向に回転した場合には、首振
りアイドラーギヤ26は矢印A2方向に揺動付勢され、
よってリール駆動ギヤ35に噛合する。また、首振りア
イドラーギヤ26の揺動経路の下部には、位置検出スイ
ッチ38が配設されている。この位置検出スイッチ38
は、首振りアイドラーギヤ26がモード切り換え用ギヤ
21に噛合した時、また首振りアイドラーギヤ26がリ
ール駆動ギヤ35に噛合した時に信号(揺動完了信号)
を出力する構成となっている。尚、後に詳述するよう
に、首振りアイドラーギヤ26は、図2に示すようにカ
ムプレート31が矢印Y1方向に移動している場合にの
み揺動可能な状態となる。
【0024】噛合機構8は、大略するとカムプレート3
1,ソレノイド34,及び制御装置36等により構成さ
れている。カムプレート31は、シャーシ2に図中矢印
Y1,Y2方向に直線移動可能に配設されてる。このカ
ムプレート31の図中矢印Y2方向端部にはソレノイド
34が接続されており、また図中矢印Y1方向端部には
略コ字状に打ち抜かれることにより第1及び第2の凹部
32,33、及び第1及び第2の凹部32,33を連通
する連通部41が形成されている。前記した係合ピン2
7(首振りアイドラーギヤ26を軸承するピン)は、第
1の凹部32,第2の凹部33,或いは連通部41の何
れかに位置するよう構成されている。
【0025】ソレノイド34は、カムプレート31を矢
印Y1,Y2方向に移動付勢するものであり、OFF状
態でカムプレート31を矢印Y1方向に移動させ、ON
状態でカムプレート31を矢印Y2方向に移動させる構
成となっている。このソレノイド34は制御装置36に
接続されており、この制御装置36により駆動制御が行
なわれる構成とされている。
【0026】制御装置36はマイクロコンピュータによ
り構成されており、装置1の各種制御を行なうものであ
る。この制御装置36には前記したキャプスタンモータ
11,ソレノイド34,位置検出スイッチ38等が接続
されると共に、モード切り換えスイッチ37が接続され
ている。このモード切り換えスイッチ37は、具体的に
は装置1に設けられている記録スイッチ,再生スイスイ
ッチ,停止スイッチ,早送りスイッチ,巻き戻しスイッ
チ等であり、装置1の使用者により操作されるスイッチ
である。尚、制御装置36には上記した各駆動装置1
1,34及びスイッチ37,38の他にも種々の駆動装
置及びスイッチが接続されるが、図1には本発明におい
て機能する駆動装置及びスイッチのみ図示している。
【0027】続いて、上記構成とされた噛合機構8及び
首振りアイドラーギヤ26の動作について説明する。
尚、以下の説明では、首振りアイドラーギヤ26による
駆動力伝達が、モード切り換えギヤ21に噛合した状態
からリール駆動ギヤ35に噛合する状態に切り換わる場
合を例に挙げて説明する。尚、この首振りアイドラーギ
ヤ26の切り換え処理は、装置1のモードを変更した場
合に実施されるものである。
【0028】図1は、首振りアイドラーギヤ26が図中
矢印A1方向に揺動し、モード切り換えギヤ21と噛合
した状態を示している。この状態では、ソレノイド34
はカムプレート31を図中矢印Y2方向に移動させてお
り、また係合ピン27は第1の凹部32に係合された構
成となっている。このように、係合ピン27が第1の凹
部32と係合することにより、首振りアイドラーギヤ2
6はモード切り換えギヤ21と噛合した状態に固定され
ており、図中矢印A2方向への揺動は規制されている。
よって、首振りアイドラーギヤ26が時計方向或いは反
時計方向に回転方向を変更しても、首振りアイドラーギ
ヤ26はモード切り換えギヤ21と噛合した状態を維持
する。
【0029】図1に示す状態において、モード切り換え
スイッチ37からモード切り換えを行なう指示する信号
(モード切り換え信号)が出力されると、制御装置36
はモード切り換えギヤ21の揺動制御処理を実施する。
図5は、制御装置36が実施する揺動制御処理を示すフ
ローチャートである。同図に示す処理が起動すると、先
ずステップ10(図では、ステップをSと略称する)に
おいて、制御装置36はモード切り換えスイッチ37か
らモード切り換え信号が出力されたか否かを判断する。
ステップ10で否定判断が行なわれた場合、即ちモード
切り換え信号が出力されていないと判断された場合は、
ステップ12以降の揺動制御処理を行なう必要はないた
め本処理を終了する。
【0030】一方、ステップ10で肯定判断がされた場
合は、処理はステップ11に進む。ステップ11では、
制御装置36はキャプスタンモータ11を回転させ、モ
ード切り換え用プレート23が指定されたモード位置ま
で移動するようモード切り換え用ギヤ21を回転させ
る。ステップ11におてい、モード切り換え用プレート
23を指定されたモード位置まで移動させると、処理は
ステップ12に進み、制御装置36は制御装置36はソ
レノイド34をOFFとする。これにより、カムプレー
ト31は矢印Y1方向に移動され、図2に示されるよう
に、係合ピン27は連通部41内に位置した状態とな
る。
【0031】連通部41は、第1及び第2の凹部32,
33を連通する部分であるため、矢印A1,A2方向に
広い幅を有してる。よって、係合ピン27は連通部41
内でA1,A2方向に移動可能となり、従って首振りア
イドラーギヤ26は揺動可能な状態となる。続くステッ
プ14では、制御装置36はキャプスタンモータ11を
回転させる。この時のキャプスタンモータ11の回転方
向は、首振りアイドラーギヤ26を揺動させたい方向に
対応した回転方向とされている。本実施例のように、首
振りアイドラーギヤ26をモード切り換えギヤ21から
リール駆動ギヤ35に向け揺動させたい場合には、キャ
プスタンギヤ29が時計方向に回転するようキャプスタ
ンモータ11の回転方向を設定する。
【0032】上記のようにキャプスタンモータ11を回
転されることにより、首振りアイドラーギヤ26は図中
矢印A2方向に向け揺動を開始し、やがて首振りアイド
ラーギヤ26はリール駆動ギヤ35に噛合する。ステッ
プ16では、位置検出スイッチ38の出力を見ることに
より、首振りアイドラーギヤ26がリール駆動ギヤ35
と噛合したか否かを判断している。ステップ16で否定
判断がされている間、即ち首振りアイドラーギヤ26が
リール駆動ギヤ35と噛合しない間は、制御装置36は
キャプスタンモータ11を回転した状態を維持する。
【0033】一方、ステップ16で肯定判断がされる
と、即ち首振りアイドラーギヤ26がリール駆動ギヤ3
5と噛合したと判断されると、処理はステップ18に進
み、制御装置36はソレノイド34をONとする。これ
により、カムプレート31は矢印Y1方向に移動され、
図3に示すように、係合ピン27は第2の凹部33と係
合する。
【0034】このように、係合ピン27が第2の凹部3
3と係合することにより、首振りアイドラーギヤ26は
リール駆動ギヤ35と噛合した状態に固定され、よって
図中矢印A1方向への揺動は規制される。これにより、
首振りアイドラーギヤ26が時計方向或いは反時計方向
に回転方向を変更しても、首振りアイドラーギヤ26は
リール駆動ギヤ35と噛合した状態を維持する。
【0035】尚、首振りアイドラーギヤ26がリール駆
動ギヤ35からモード切り換えギヤ21に向け揺動する
場合は、上記した処理と逆の処理となるため、その説明
は省略する。上記したように、本実施例に係る装置1で
は、噛合機構8により首振りアイドラーギヤ26を揺動
付勢することにより、首振りアイドラーギヤ26を選択
的にモード切り換え用ギヤ21またはリール駆動用ギヤ
35に噛合させることができる。また、首振りアイドラ
ーギヤ24はキャプスタンモータ11により回転駆動す
る構成とされているため、キャプスタンモータ11の駆
動力は選択的にモード切り換え用ギヤ21またはリール
駆動用ギヤ35に伝達される。
【0036】よって、一つのモータ(キャプスタンモー
タ11)により、リール駆動機構4及びモード切り換え
機構20を共に駆動することが可能となり、部品点数の
削減,製品コストの低減,及び磁気記録装置の小型化を
図ることができる。また、単にソレノイド34をON或
いはOFF状態としカムプレート31を移動させるのみ
で首振りアイドラーギヤ24を固定或いは揺動可能な状
態とすることができるため、簡単な構成で確実に首振り
アイドラーギヤ24をモード切り換え用ギヤ21または
リール駆動用ギヤ35に選択的に噛合させることが可能
となる。
【0037】尚、上記した実施例では、カムプレート3
1は単に首振りアイドラーギヤ24がモード切り換え用
ギヤ21またはリール駆動用ギヤ35に噛合した状態に
固定する機能のみを持たせた構成としたが、例えばカム
プレートの移動方向及び形成されるカム溝の形状を適宜
選定することにより、カムプレートの移動により首振り
アイドラーギヤが強制的に揺動される構成としてもよ
い。
【0038】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
効果を実現することができる。請求項1記載の発明によ
れば、一つのモータ(キャプスタンモータ)により、モ
ード切り換え機構及びリール駆動機構を共に駆動するこ
とが可能となり、部品点数の削減及び磁気記録装置の小
型化を図ることができる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、簡単
な構成で確実に首振りアイドラーギヤをモード切り換え
用ギヤまたはリール駆動用ギヤに選択的に噛合させるこ
とが可能となり、かつ噛合した後はその噛合状態を確実
に維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に設
けられる首振りアイドラーギヤ近傍を拡大して示す図で
ある。
【図2】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に設
けられる首振りアイドラーギヤの動作を説明するための
図である(その1)。
【図3】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に設
けられる首振りアイドラーギヤの動作を説明するための
図である(その2)。
【図4】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の全
体構成を説明するための図である。
【図5】制御装置が実施するモード切り換え処理を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置 2 シャーシ 3 カセット装着脱機構 4 リール駆動機構 5 回転シリンダ 6 テープローディング機構 8 噛合機構 9 供給側リール台 10 巻き取り側リール台 11 キャプスタンモータ 20 モード切り換え機構 21 モード切り換えギヤ 23 モード切り換えプレート 26 首振りアイドラーギヤ 27 係合ピン 29 キャプスタンギヤ 31 カムプレート 32 第1の凹部 33 第2の凹部 34 ソレノイド 35 リール駆動ギヤ 36 制御装置 37 モード切り換えスイッチ 38 位置検出スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生処理のモード切り換えを行なう
    モード切り換え機構と、装着されるテープカセットのリ
    ールを駆動するリール駆動機構と、磁気テープの定速走
    行を行なうキャプスタンモータとを具備する磁気記録再
    生装置において、 前記モード切り換え機構に前記キャプスタンモータの駆
    動力を伝達するモード切り換え用ギヤと、 前記リール駆動機構に前記キャプスタンモータの駆動力
    を伝達するリール駆動用ギヤと、 前記キャプスタンモータにより回転駆動すると共に揺動
    可能な構成とされた首振りアイドラーギヤと、 前記首振りアイドラーギヤを揺動付勢することにより、
    前記首振りアイドラーギヤを選択的に前記モード切り換
    え用ギヤまたは前記リール駆動用ギヤに噛合させる首振
    りアイドラーギヤ噛合手段とを設けたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録再生装置におい
    て、 前記首振りアイドラーギヤ噛合手段を、 モード切り換え信号に基づき前記キャプスタンモータの
    回転方向を変更するキャプスタンモータ制御手段と、 前記首振りアイドラーギヤを揺動可能とする揺動可能状
    態、前記首振りアイドラーギヤを前記モード切り換え用
    ギヤに噛合させた状態に固定する第1の固定状態、また
    は前記首振りアイドラーギヤを前記リール駆動用ギヤに
    噛合させた状態に固定する第2の固定状態に保持させる
    カムプレートと、 前記カムプレートを駆動するソレノイドとにより構成し
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106613006A (zh) * 2016-11-27 2017-05-10 钱才英 电动卸粮式双体粮仓
CN106613008A (zh) * 2016-11-27 2017-05-10 钱才英 双体粮仓
CN106688462A (zh) * 2016-11-27 2017-05-24 钱才英 一种电动卸粮式双体粮仓
CN106688463A (zh) * 2016-11-27 2017-05-24 钱才英 一种双体粮仓
CN106717644A (zh) * 2016-11-27 2017-05-31 钱才英 一种具有通风换热功能的双体电动卸粮粮仓

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