JP2000105120A - 写真測量用ターゲット - Google Patents

写真測量用ターゲット

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JP2000105120A
JP2000105120A JP10277333A JP27733398A JP2000105120A JP 2000105120 A JP2000105120 A JP 2000105120A JP 10277333 A JP10277333 A JP 10277333A JP 27733398 A JP27733398 A JP 27733398A JP 2000105120 A JP2000105120 A JP 2000105120A
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滋 若代
Masato Hara
正人 原
Atsumi Kaneko
敦美 金子
Toshihiro Nakayama
利宏 中山
Atsushi Kida
敦 木田
Masami Shirai
雅実 白井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影画像からカメラ位置が算出できる写真測
量用ターゲットを得る。 【解決手段】 基準点部材31、34、補助点部材3
2、33を、基準点部材31と基準点部材34を結ぶ直
線上に設け、基準点部材34、36、補助点部材35
を、基準点部材34と基準点部材36を結ぶ直線上に設
ける。基準点部材31と補助点部材32の間、補助点部
材32と補助点部材33の間、補助点部材33と基準点
部材34の間の距離はそれぞれ等しく、基準点部材34
と補助点部材35の間、補助点部材35と基準点部材3
6の間の距離はそれぞれ等しい。基準点部材31から基
準点部材34までの距離と、基準点部材34から基準点
部材36までの距離は等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真測量における
カメラ位置の算出に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交通事故調査等の写真測量では、
ステレオ写真による測量が知られている。ステレオ写真
による測量では、所定の距離をおいた2つのカメラで同
時に現場が撮影され、それにより得られるステレオ画像
を光学式の機械で立体視しながら立体化された画像内の
点を測量点として指定し、各測量点の座標が算出され
る。測量点を算出するためには、撮影画像を撮影した2
つカメラの位置情報、すなわちカメラから被写体までの
距離や、被写体に対するカメラの角度等の情報が必要で
ある。そのため、撮影現場において、担当者がカメラの
位置情報を常に計測し記録しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影す
る度に被写体に対するカメラの距離や角度を計測するの
は煩わしく、また時間と労力を要するため、迅速な処理
が求められる事故調査等の現場では、常に正確なカメラ
の位置情報を得ることは困難であった。さらに、ステレ
オ画像を光学式の機械で立体視したり、立体化された画
像内の点を指定するといった作業は担当者の熟練度に左
右されるため、測量の作業効率や測量精度の点において
も問題があった。
【0004】本発明は、以上の問題を解決するものであ
り、被写体と共にカメラで撮影するだけで撮影画像から
カメラ位置が算出できる写真測量用ターゲットを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる写真測量
用ターゲットは、写真測量において被写体と共にカメラ
により写し込まれ、撮影画像内での識別が容易な基準点
を有し、撮影画像において基準点の位置を特定すること
によりカメラの撮影位置が算出される写真測量用ターゲ
ットであって、基準点として、互いの間隔が既知の第
1、第2、第3の3つの基準点が設けられており、第1
の基準点と第2の基準点を結ぶ第1の直線と第2の基準
点と第3の基準点を結ぶ第2の直線とが所定の角度を有
し、かつ第1の直線上、及び第2の直線上に、基準点と
同様に撮影画像内での識別が容易な補助点が設けられて
いることを特徴とする。
【0006】好ましくは、第1の基準点と第2の基準点
の間の距離と、第2の基準点と第3の基準点の間の距離
が等しい。
【0007】好ましくは、第1の基準点と第2の基準点
を結ぶ第1の直線と、第2の基準点と第3の基準点を結
ぶ第2の直線の所定の角度が直角である。
【0008】好ましくは、第1の直線上において、第1
の基準点、第2の基準点、および補助点が等間隔で位置
決めされ、かつ第2の直線上において、第2の基準点、
第3の基準点、および補助点が等間隔で位置決めされて
いる。
【0009】好ましくは、第1の直線上に設けられた補
助点の数と、第2の直線上に設けられた補助点の数が異
なる。
【0010】補助点が、例えば第1の直線上に1点、第
2の直線上に2点設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による写真測量用タ
ーゲットの実施形態について添付図面を参照して説明す
るが、その前に本発明による写真測量用ターゲットを用
いる写真測量の一例について簡単に説明する。
【0012】図1には、本発明による写真測量用ターゲ
ット(以下、ターゲットと記載する)10と、被写体で
ある立方体102と、カメラ100との位置関係が示さ
れる。立方体102およびターゲット10は、カメラ1
00によって第1のカメラ位置M1 および第2のカメラ
位置M2 の双方の箇所で撮影される。第1のカメラ位置
1 および第2のカメラ位置M2 は、それぞれカメラ1
00の撮影レンズの後側主点位置として定義される。第
1のカメラ位置M1 は実線で示され、第2のカメラ位置
2 は破線で示される。それぞれのカメラ位置M1 、M
2 での光軸は一点鎖線O1 およびO2 で示される。
【0013】ターゲット10は2本の柱状部材が連結さ
れたL字型を呈している。ターゲット10上には3個の
基準点部材と3個の補助点部材が設けられるが、図の複
雑化を避けるために頂点である3個の基準点部材のみが
説明に用いられる。これら3個の頂点は基準点部材
1 、P2 およびP3 とされる。基準点部材P1 、P2
およびP3 によって決定される平面は基準平面とされ、
基準点部材P1 と基準点部材P2 との間の距離が基準尺
Lとして示される。なお、基準点部材P1 およびP 2
の距離と、基準点部材P2 およびP3 間の距離とは等し
く、辺P1 2 と辺P1 2 とがなす角は90度であ
る。
【0014】図2(a)には第1のカメラ位置M1 で撮
影された画像、即ち第1の画像が示され、図2(b)に
は第2のカメラ位置M2 で撮影された画像、即ち第2の
画像が示される。第1の画像には第1の2次元直交座標
系(x1 , 1 )が設定され、その座標原点は第1の画
像の撮像中心c1 とされる。図2(a)から明らかなよ
うに、第1の画像では、基準点部材P1 、P2 およびP
3 の像点はそれぞれ座標p11(px11, py11)、p12
(px12, py12)、p13(px13, py13)で示され
る。
【0015】第2の画像に対しても第2の2次元直交座
標系(x2 , 2 )が設定され、その座標原点も第2の
画像の撮像中心c2 とされる。図2(b)から明らかな
ように、第2の画像では、基準点部材P1 、P2 および
3 の像点はそれぞれ座標p 21(px21, py21)、p
22(px22, py22)、p23(px23, py23)で示さ
れる。
【0016】第1および第2の画像上での基準点部材P
1 、P2 およびP3 のそれぞれの座標については、pij
(pxij,pyij)として表すことができる。ここで、
変数iは画像の枚数を示し、i=1は図2(a)の第1
の画像に対応し、i=2は図2(b)の第2の画像に対
応する。また、変数jは基準点部材Pj の数に一致し、
本実施形態ではj=1,2,3である。
【0017】図3には、カメラ100による撮影時の第
1および第2の画像と、ターゲット10との間の位置関
係が相対的に示される。このとき、ターゲット10上の
基準点部材P1 と基準点部材P2 との間の距離も相対的
な長さとなっており、この長さはL’として示されてい
る。なお、基準点部材P1 、P2 およびP3 により規定
される基準平面は、図中ハッチング領域で示される。
【0018】ここで、第1および第2の画像に基づいて
立方体102の3次元位置を特定するために、3次元直
交座標系(X,Y,Z)が適宜設定される。図3におい
ては、この3次元直交座標系は右手系であり、その座標
原点は第1のカメラ位置M1に一致させられ、またその
Z軸は第1のカメラ位置M1 における光軸O1 に一致さ
せられる。
【0019】このとき、第2のカメラ位置M2 の3次元
座標は(Xo,Yo,Zo)で示され、この3次元座標
は第1のカメラ位置M1 に対する第2のカメラ位置M2
の変位量を示す。また、第2のカメラ位置M2 での光軸
2 の3次元角度座標が(α,β,γ)で示され、この
3次元角度座標は光軸O1 に対する光軸O2 の回転角度
を表す。即ち、αは3次元直交座標系のX軸と成す角度
を示し、βは3次元直交座標系のY軸と成す角度を示
し、γは3次元直交座標系のZ軸と成す角度を示す。
【0020】また、図3では3次元直交座標系(X,
Y,Z)における3個の基準点部材P 1 、P2 およびP
3 の3次元座標のそれぞれについては、P1 (PX1
PY1,PZ1 )、P2 (PX2 ,PY2 ,PZ2 )お
よびP3 (PX3 ,PY3 ,PZ3 )で示され、これら
3次元座標についてはPj (PXj ,PYj ,PZj
(j=1,2,3)として表すことができる。
【0021】図3から明らかなように、各基準点部材P
j と、その第1または第2の画像上の像点pijと、第1
および第2のカメラ位置M1 、M2 とは一直線上にあ
る。従って、3次元座標Pj (PXj ,PYj ,P
j )については、以下の(1)式に示す共線方程式を
用いて求めることができる。
【0022】
【数1】
【0023】なお、上記(1)式中のCは、カメラ10
0の撮影レンズの主点距離(焦点距離)であり、第1お
よび第2の画像において同じである。即ち、主点距離C
は第1のカメラ位置(後側主点位置)M1 と撮像中心c
1 との距離、あるいは第2のカメラ位置(後側主点位
置)M2 と撮像中心c2 との距離である。
【0024】図4のフローチャートを参照して、第1お
よび第2の画像に基づいて測量図を作成するための測量
図作成ルーチンについて説明する。この測量図作成ルー
チンは、第1および第2の画像をビデオデータとして取
り込んだコンピュータによって実行され、このときこの
コンピュータに接続されたモニタ装置の表示画面上には
第1および第2の画像(図2(a)および図2(b))
が表示される。
【0025】まず、ステップS101では、上述した共
線方程式(1)における未知変量、即ち第1のカメラ位
置M1 に対する第2のカメラ位置M2 の変位量(Xo,
Yo,Zo)並びに光軸O1 に対する光軸O2 の回転角
(α,β,γ)に対して、0を除く適当な値が初期値と
してコンピュータに入力される。コンピュータへの入力
は例えばキーボードの操作により行われる。
【0026】ステップS102では、モニタ装置に表示
された第1および第2の画像上における基準点部材Pj
の像点の互いに対応した2次元座標p1j(px1j,py
1j)およびp2j(px2j,py2j)が順次コンピュータ
に入力される。なお、2次元座標p1j(px1j,p
1j)およびp2j(px2j,py2j)の入力について
は、例えばマウスを操作して、モニタ装置の第1および
第2の画像上のそれぞれの基準点部材Pj の像点をカー
ソルで指定してクリックすることにより行われる。
【0027】ステップS103では、カウンタkに初期
値として1が与えられる。次にステップS104では、
被写体である立方体102上の任意の物点Qk=1 (図
1)が選択され、モニタ装置に表示された第1および第
2の画像上における物点Qk=1の像点の互いに対応した
2次元座標q1k(qx1k,qy1k)およびq2k(q
2k,qy2k)が順次コンピュータに入力される。な
お、2次元座標q1k(qx1k,qy1k)およびq2k(q
2k,qy2k)の入力についても、マウスを操作して、
モニタ装置の第1および第2の画像上におけるそれぞれ
の物点Qk=1 の像点をカーソルで指定してクリックする
ことにより行われる。
【0028】物点Qk=1 と、第1および第2の画像上に
おける物点Qj の像点と、第1および第2のカメラ位置
1 、M2 との間の位置関係は、図3に示す各基準点部
材P j と、その第1または第2の画像上の像点pijと、
第1および第2のカメラ位置M1 、M2 との位置関係と
同様であり、物点Qk=1 と物点Qj の像点と、第1およ
び第2のカメラ位置M1 、M2 とは一直線上にある。従
って、物点Qk=1 の3次元座標Q1 (QX1 ,QY1
QZ1 )は、(1)式を用いて求めることができる。
【0029】ステップS105では、2次元座標p
1j(px1j,py1j)およびp2j(px 2j,py2j)と
2次元座標q1k(qx1k,qy1k)およびq2k(q
2k,qy2k)の入力データに基づいて、上述した共線
方程式(1)が逐次近似解法により解かれる。これによ
り、各基準点部材Pj (j=1,2,3)の3次元座標
j (PXj ,PYj ,PZj )と、物点Qk=1 の3次
元座標Q1 (QX1 ,QY1 ,QZ1 )と、未知変量
(Xo,Yo,Zo)および(α,β,γ)とが近似的
に求められる。
【0030】逐次近似解法とは、前述の共線方程式にお
いて未知変量(Xo,Yo,Zo)および(α,β,
γ)に初期値を与え、この初期値の周りにテーラー展開
して線形化し、最小二乗法により未知変量の補正量を求
める手法である。このような近似演算を繰り返すことに
より、未知変量の一層誤差の少ない近似値が求められ
る。
【0031】要するに基準点部材Pj (j=1,2,
3)の3次元座標Pj (PXj ,PY j ,PZj )を、
第1の画像における基準点部材Pj の2次元座標p
1j(px1j,py1j)と、第2の画像における基準点部
材Pj の2次元座標p2j(px2j,py2j)とに基づい
て求め、かつ物点Qk=1 の3次元座標Q1 (QX1 ,Q
1,QZ1 )を、第1の画像における物点Qk=1 の2
次元座標q1k(qx1k,qy 1k)と、第2の画像におけ
る物点Qk=1 の2次元座標q2k(qx2k,qy2k)とに
基づいて求めることにより、第2のカメラ位置M2 の変
位量(Xo,Yo,Zo)および光軸O2 の回転角
(α,β,γ)についての近似値が求められる。
【0032】ステップS106では、座標値による相対
的な距離を実際の距離に補正するための補正倍率mが求
められる。この演算には既知の長さ、例えば基準点部材
1と基準点部材P2 との間の距離が用いられる。基準
点部材P1 と基準点部材P2との間の実際の距離はL
(図1参照)であることから、3次元直交座標系(X,
Y,Z)における基準点部材P1 と基準点部材P2 との
距離L’(図3参照)と実際の距離Lとの間には次の関
係式が成り立つ。
【0033】 L=L’×m (m:補正倍率)
【0034】ステップS107では、上述の補正倍率を
用いてスケーリングが行われ、これにより基準点部材P
j の3次元座標Pj (PXj ,PYj ,PZj )および
物点Qk=1 の3次元座標Q1 (QX1 ,QY1 ,Q
1 )間で、実測値に基づく配置関係が得られることに
なる。
【0035】ステップS108では、3次元直交座標系
(X,Y,Z)が、図5に示すような3次元直交座標系
(X’,Y’,Z’)に座標変換される。同図から明ら
かなように、3次元直交座標系(X’,Y’,Z’)の
座標原点は基準点部材P1 に一致させられ、そのX’軸
は基準点部材P1 およびP2 を結ぶ直線に一致させら
れ、さらにX’−Z’平面が基準平面(図中、ハッチン
グ領域として示される)を含む平面Psに一致させられ
る。なお、3次元直交座標系(X’,Y’,Z’)の座
標原点として基準点部材P1 が選ばれたが、平面Ps上
の任意の点であれば、3次元直交座標系(X’,Y’,
Z’)の座標原点とし得る。
【0036】ステップS109では、X’−Z’平面が
測量図としてモニタ装置に表示され、このときX’−
Z’平面即ち測量図には、基準点部材P1 、P2 および
3 と共に物点Qk=1 の投影点が表示される。なお、測
量図はX’−Z’平面に限定されることはなく、X’−
Y’平面あるいはY’−Z’平面とすることもできる
し、さらには3次元直交座標系(X’,Y’,Z’)に
基づく立体斜視図とすることもできる。
【0037】ステップS110では、立方体102に対
して他の物点が選択されるか否かが判定され、他の物点
が更に選択される場合には、ステップS111に進み、
そこでカウンタkのカウンタ値が“1”だけカウントア
ップされる。その後ステップS104に進み、そこでモ
ニタ装置に表示された第1および第2の画像上における
物点Qk=2 (図示せず)の像点の互いに対応した2次元
座標q1k(qx1k,qy1k)およびq2k(qx2k,qy
2k)がコンピュータに入力される。
【0038】ステップS105では2次元座標p1j(p
1j,py1j)およびp2j(px2j,py2j)と、2次
元座標q1k(qx1k,qy1k)およびq2k(qx2k,q
2k)との入力データに基づいて、上述した共線方程式
(1)が逐次近似解法により解かれる。これにより、各
基準点部材Pj (j=1,2,3)の3次元座標P
j(PXj ,PYj ,PZj )と、物点Qk (k=1,
2)の3次元座標Qk (QXk ,QYk ,QZk )と、
未知変量(Xo,Yo,Zo)および(α,β,γ)と
が近似的に求められる。このとき得られる未知変量(X
o,Yo,Zo)および(α,β,γ)の近似値は、前
回より一層近似されたものとなる。
【0039】要するに、物点Qk の数を増やせば増やす
ほど、未知変量(Xo,Yo,Zo)および(α,β,
γ)の近似値は実際の値に近づくこととなる。ある程度
の近似値を得るためには基準点部材P1 、P2 およびP
3 を含めて少なくとも5点必要である。
【0040】図6には、本発明による写真測量用ターゲ
ットの実施形態が一部破断して示される。図7には、写
真測量用ターゲットの側面図が示される。ターゲット1
0はL字型を呈しており、2本の柱状部材12、14を
備える。第1の柱状部材12および第2の柱状部材14
は金属材料から形成され、内部が中空の四角柱形状を呈
しており、それらの全外周面には無反射シートが貼付さ
れる。第1の柱状部材12および第2の柱状部材14の
幅は概略同じ長さLw であり、またそれぞれの厚みは共
に同じ長さLH である。
【0041】無反射シートは第1および第2の柱状部材
12、14に密着する面には接着剤が塗布され、反対側
の面は黒色であり、表面に細かい凹凸が形成される。こ
の凹凸面において入射光が吸収拡散されることにより、
反射光量が極めて減少させられる。なお、無反射シート
の代わりに、例えばつや消しの黒色塗料等の無反射塗料
を第1および第2の柱状部材12、14の表面に塗布し
てもよい。
【0042】第1の柱状部材12の一方の端部12aに
は、直方体の制御部筐体20が一体的に固定される。制
御部筐体20は金属材料から形成され、その全外周面に
は無反射シートが貼付される。制御部筐体20におい
て、その厚みは第1の柱状部材12の厚みと同じ長さL
H であり、またその幅は第1の柱状部材12の幅Lw
約2倍である。制御部筐体20はその側面20bが第1
の柱状部材12の側面12bと同一平面上に位置するよ
うに設けられており、制御部筐体20の側面20cは第
1の柱状部材12の側面12cから突出している。
【0043】制御部筐体20の側面20cには、第2の
柱状部材14の一方の端部14aがヒンジ15により回
動可能に取付けられる。第2の柱状部材14の側面14
bは、制御部筐体20の第1の柱状部材12が設けられ
る面の反対側の端面20dと同一平面上に位置する。
【0044】第2の柱状部材14の側面14cと制御部
筐体20の側面20cとが成す角α、即ち2本の柱状部
材12および14の軸心AおよびB(図中、二点鎖線で
示す)が成す鋭角側には固定部材であるステー16が連
結され、これにより2本の柱状部材12および14は互
いに固定される。ステー16はその幅および厚みは第1
および第2の柱状部材12、14の幅Lw および厚みL
H より小さい。またステー16の長手方向長さは第1の
柱状部材12の長手方向長さより短い。
【0045】ステー16は2本の柱状部材12、14に
対してそれぞれ傾斜して設けられ、このとき第2の柱状
部材14の第1の柱状部材12に対して成す角度αは9
0度である。ステー16はステー用ヒンジ92により第
1の柱状部材12に回動可能に固定され、ロックヒンジ
94により第2の柱状部材14に対して着脱自在であ
る。
【0046】ターゲット10の上面、即ち2本の柱状部
材12、14および制御部筐体20の上面には3個の基
準点部材31、34、36、および3個の補助点部材3
2、33、35が同一平面上に設けられる。基準点部材
31(第1の基準点)、補助点部材32、33は第1の
柱状部材12の上面12eに設けられ、基準点部材34
(第2の基準点)は制御部筐体20の上面20eに設け
られ、補助点部材35、基準点部材36(第3の基準
点)は第2の柱状部材14の上面14eに設けられる。
すなわち、基準点部材31と基準点部材34を結ぶ直線
(第1の直線)上に2個の補助点部材32、33が設け
られ、基準点部材34と基準点部材36を結ぶ直線(第
2の直線)上に1個の補助点部材35が設けられてい
る。
【0047】各基準点部材31、34、36、および各
補助点部材32、33、35は円板状を呈しており、そ
れらの直径は全て同じであり、かつ柱状部材12、14
の幅Lw より小さい。
【0048】基準点部材31、34、補助点部材32、
33は、軸心A方向に平行な基準点部材31と基準点部
材34を結ぶ直線(第1の直線)上に設けられ、基準点
部材34、36および補助点部材35は、軸心B方向に
平行な基準点部材34と基準点部材36を結ぶ直線(第
2の直線)上に設けられる。すなわち、基準点部材31
と基準点部材34を結ぶ直線上に2個の補助点部材3
2、33が設けられ、基準点部材34と基準点部材36
を結ぶ直線上に1個の補助点部材35が設けられてお
り、各直線上に配設される補助点部材の数は異なる。基
準点部材31と補助点部材32の間、補助点部材32と
補助点部材33の間、補助点部材33と基準点部材34
の間の距離はそれぞれ等しく、基準点部材34と補助点
部材35の間、補助点部材35と基準点部材36の間の
距離はそれぞれ等しい。また、基準点部材31から基準
点部材34までの距離と、基準点部材34から基準点部
材36までの距離は等しい。
【0049】基準点部材31、34、36、および補助
点部材32、33、35によって、写真測量の基準平面
が定められ、同時に基準点部材31、34、36を頂点
とする二等辺三角形の辺長さが基準尺として定められ
る。即ち、基準点部材31から基準点部材34までの距
離(図1に示す長さL)、あるいは基準点部材34から
基準点部材36までの距離、あるいは基準点部材36か
ら基準点部材31までの距離が既知であり、これらが基
準尺として写真測量に用いられる。
【0050】なお、角度αは90度に限定されず、また
基準点部材31および34間の距離と、基準点部材34
および36間の距離とは、等しくなくてもよい。角度α
と、基準点部材31および34間の距離と、基準点部材
34および36間の距離とは、既知の数値であればよい
が、計算処理の簡便さを考慮した場合、上述のように角
度αが90度で、基準点部材31および34間の距離
と、基準点部材34および36間の距離とが等しいこと
が好ましい。
【0051】図6から明らかなように、二等辺三角形の
長さの等しい2辺において補助点部材の数が異なってい
るため、ターゲット10の向きが容易に判別でき、被写
体が同一の撮影画像が多数ある場合に、そのカメラ位置
が容易に想定できる。
【0052】また、ステー16により第1および第2の
柱状部材12、14の中間が互いに連結固定されるの
で、角度αが正確に規定され、写真測量の精度が向上す
る。
【0053】さらに、ヒンジ15の取付によって生じる
制御部筐体20の側面20cと第2の柱状部材14の端
面14aとの間隙にはシート状の弾性部材19(図10
参照)が設けられ、これにより第2の柱状部材14のガ
タつきが防止される。弾性部材19はゴムやスポンジ等
から形成され、第2の柱状部材14の端面14aまたは
側面20cに密着固定される。なお、シート状の弾性部
材19の代わりにバネ部材を設けてもよい。
【0054】基準点部材31、34、36および補助点
部材32、33、35には反射シートが貼付される。反
射シートの表面は滑らかに加工され、白色を呈してい
る。これにより光の反射量が増加する。さらに各基準点
部材31、34、36および補助点部材32、33、3
5の周りには、無反射シートが貼付された円板部材であ
る無反射部材41、42、43、44、45、46がそ
れぞれ設けられる。これにより、撮影画像における基準
点部材31、34、36および補助点部材32、33、
35の識別が容易になり、写真測量の精度を向上させる
ことができる。
【0055】ターゲット10は、基準点部材31、3
4、36および補助点部材32、33、35が設けられ
る面の反対側の面に3本の脚18を備える。脚18は基
準点部材31、34、36に対応して設けられる。ター
ゲット10は道路面に対して脚18の長さ分だけ離れて
載置され、これにより道路上の凹凸の影響を受けずに道
路面に対して平行に設置される。
【0056】図8および図9を参照して、補助点部材3
5および無反射部材45の構成について説明する。図8
は、図6のVIII−VIII線断面におけるターゲッ
ト10の断面図である。図9は無反射部材45の第2の
柱状部材14側の面を示す平面図である。他の基準点部
材31、34、36、補助点部材32、33および無反
射部材41、42、43、44、46は、補助点部材3
5および無反射部材45と同様の構成であるのでここで
は説明を省略する。
【0057】第2の柱状部材14の上面14eには磁石
保持部材62が設けられ、この磁石保持部材62の内部
には環状の磁石64が収納される。磁石保持部材62の
外径は第2の柱状部材14の幅Lw と略同じ長さであ
る。磁石64は磁石保持部材62とともに、ネジ部材6
6により第2の柱状部材14に一体的に固定される。ネ
ジ部材66の頭部67には反射シート68が貼付され
る。これら磁石保持部材62、磁石64、ネジ部材66
および反射シート68により、補助点部材35が構成さ
れる。
【0058】無反射部材45は、電波が透過できる材
料、例えば樹脂あるいはゴムから形成された円板72を
備える。円板72の材料がゴムの場合、無反射部材45
の落下による破損が防止される。円板72の一方の面に
は無反射シート74が貼付される。無反射部材45の直
径はこの実施形態においては、補助点部材35、即ちネ
ジ部材頭部67の直径の約7倍である。また、無反射部
材45の厚みはネジ部材66の頭部67の厚みよりわず
かに小さい。
【0059】無反射部材45の中央には、ネジ部材66
の頭部67と略同径の嵌合穴76が形成される。無反射
部材45の無反射シート74が設けられていない面にお
いて、嵌合穴76の周囲には環状の鉄板78が埋込まれ
ている。鉄板78の内径は嵌合穴76の直径と略等し
く、その外径は磁石保持部材62の外径と略等しい。
【0060】無反射部材45は補助点部材35に対して
着脱自在である。ターゲット10の使用時には、ネジ部
材66の頭部67と嵌合穴76とが嵌合させられ、この
とき磁石64の磁力により鉄板78がネジ部材66の頭
部67あるいは磁石保持部材62に密着固定される。図
8から明らかなように、無反射部材45が補助点部材3
5に取付けられた状態において、反射シート68と無反
射シート74とは略同一平面上にある。ターゲット10
の非使用時には、人手により無反射部材45が補助点部
材35から取外される。
【0061】このように、無反射部材45を補助点部材
35に対して着脱自在にすることにより、ターゲット1
0の携帯性が向上する。さらに、反射シート68の周囲
に無反射シート74が設けられることにより、補助点部
材35の領域が明確になり、夜間や雨によって周囲が暗
い現場での撮影、あるいは道路面が反射しやすい現場で
の撮影等の撮影条件が悪い場合でも、撮影画像における
補助点部材35の識別が容易になる。
【0062】なお、補助点部材35と無反射部材45と
の直径の比率、即ち反射シート68および無反射シート
74の領域の大きさは、特にこの実施形態に限定され
ず、ターゲット10の撮影画像において反射シート68
が十分認識できる大きさであればよい。また補助点部材
35および無反射部材45の形状も円形に限定されな
い。
【0063】図10は、図6における制御部筐体20の
近傍を拡大して示す平面図であり、一部破断して示す図
である。図11は図10のXI−XI線における断面図
であり、制御部筐体20の構成を簡略化して示す図であ
る。
【0064】制御部筐体20の端面20d側には電池収
納室83が設けられる。電池収納室83には電源である
電池87が収納され、ターゲット10に電力を供給して
いる。電池収納室83は端面20d側に開口を有し、蓋
部83aにより閉密される。制御部筐体20の端面20
dにはスイッチ85が一体的に設けられ、このスイッチ
85の手動操作により電源のオン、オフが切換えられ
る。電源がオンされると、傾斜角センサや方位センサ等
(図示せず)の各種のセンサが作動し、ターゲット10
の位置情報が得られる。
【0065】制御部筐体20の上面20eは開口81を
有しており、この開口81はカバー82により閉密され
る。カバー82は電波が透過可能な材料、例えば樹脂か
ら形成される。
【0066】図12はターゲット10を折り畳んだ状態
を示す平面図である。図13は図6に示す組立状態から
図12に示す折畳み状態へ移行する途中経過を示すター
ゲット10の平面図である。
【0067】ターゲット10は、写真測量時には図6に
示すようにL字型に組立てられて用いられるが、非使用
時、例えば運搬時等には図12に示すようにI字型に折
り畳まれる。まず無反射部材41、42、43、44、
45、46が取外され、次いでステー16が第2の柱状
部材14のロックヒンジ94から取外される。これによ
り、ステー16は第1の柱状部材12のステー用ヒンジ
92周りに回動自在となり、第2の柱状部材14はヒン
ジ15周りに回動自在となる。
【0068】さらに、ステー16および第2の柱状部材
14を時計周り、即ち図13の矢印で示す方向に回動さ
せ、ステー16および第2の柱状部材14を第1の柱状
部材12に略平行にさせる。第2の柱状部材14は制御
部筐体20に取付けられるため、制御部筐体20が第1
の柱状部材12からターゲット10の内側(図12の左
方)に突出していることにより、第1の柱状部材12と
第2の柱状部材14との間には間隙Dが生じる。ステー
16はこの間隙D内に収められており、これにより折畳
み時に生じる間隙Dが有効に活用される。また、この折
畳み時においてロックヒンジ94は、ステー用ヒンジ9
2より制御部筐体20側に位置し、ステー用ヒンジ92
およびステー16に干渉しない。
【0069】しかし、I字型に折り畳むだけでは運搬時
にステー16や第2の柱状部材14が第1の柱状部材1
2に対して回動自在なために不用意に開くことがあり、
故障や破損等を招く恐れがある。このため、ステー16
および第2の柱状部材14は、それぞれの端部において
第1の柱状部材12に固定される。
【0070】第1の柱状部材12の側面12cにおい
て、基準点部材31の近傍には第1のボールプランジャ
96が設けられる。一方、第2の柱状部材14の側面1
4cにおいて、基準点部材36の近傍にはキーパー98
が設けられる。この第1のボールプランジャ96とキー
パー98とが係合することにより、第1の柱状部材12
と第2の柱状部材14とが互いに固定される。
【0071】図14は第1および第2の柱状部材12、
14の固定機構を示す図であり、図12のXIV−XI
V線における断面図である。
【0072】第1のボールプランジャ96は凹部104
が形成されており、この凹部104にはキーパー98に
形成された凸部106が係合する。凸部106は先端が
隆起しており、隆起部106aの最も厚い部分の厚みは
凹部104の厚みよりわずかに小さい。凸部106の基
端部106bの厚みは隆起部106aより小さい。図1
4において凹部104の上下にはボール108と、この
ボール108を凹部104に向かって付勢するバネ11
0とがそれぞれ設けられる。
【0073】キーパー98の凸部106が凹部104に
押込められると、2つのボール108は隆起部106a
との当接によりバネ110の付勢力に抗して凹部104
から離間する方向に移動する。凸部106が凹部104
内へさらに押込められると、2つのボール108はバネ
110の付勢力により再び凹部104側へ移動し、基端
部106bと当接し、これにより凸部106は2つのボ
ール108に挟持される。
【0074】このようにキーパー98が第1のボールプ
ランジャ96に係合することにより、第2の柱状部材1
4は第1の柱状部材12に固定される。なお、キーパー
98を第1のボールプランジャ96から取外す場合に
は、上述と逆の操作、即ち第2の柱状部材14を第1の
柱状部材12から離れる方向に引張ればよい。
【0075】図15はステー16の固定機構を示す図で
あり、図12のXV−XV線における断面図である。ス
テー16の固定機構は、図14に示す固定機構と略同じ
構成を備えており、同じ構成については同符号を付す。
【0076】第1の柱状部材12の側面12cにおい
て、第1のボールプランジャ96の制御部筐体20側に
は第2のボールプランジャ100が設けられる。ステー
16の厚みは第2のボールプランジャ100に形成され
た凹部104より小さく、ステー16の先端には収納用
固定穴102が形成される。
【0077】ステー16が凹部104に挿入されると、
2つのボール108はバネ110の付勢力に抗して凹部
104から離間する方向に移動する。ステー16がさら
に挿入されると、収納用固定穴102の両端に各ボール
108の一部がそれぞれ収容されて係合する。即ち、バ
ネ110の付勢力によりステー16は2つのボール10
8に挟持され、第1の柱状部材12に固定される。なお
逆の操作を行えば、ステー16は第1の柱状部材12か
ら取外される。
【0078】以上のように、ターゲット10は折畳み時
に第2の柱状部材14およびステー16を第1の柱状部
材12に固定する固定機構を備えているので、第2の柱
状部材14およびステー16が不用意に開くことが防止
され、運搬時の故障および破損が防止される。
【0079】図12に示す折畳み状態から図6に示す組
立状態へ移行するには、上述したように、まず第1のボ
ールプランジャ96とキーパー98との係合、および第
2のボールプランジャ100とステー16との係合を解
除する。次に第2の柱状部材14をヒンジ15を中心に
約90度回動させ、端面14aに設けられた弾性部材1
9を制御部筐体20の側面20cに当接させる(図10
参照)。次いで、ステー16をステー用ヒンジ92を中
心に回動させ、端部をロックヒンジ94に係合させて第
1および第2の柱状部材12、14を連結させる。
【0080】図16はステー用ヒンジ92近傍の構成を
一部破断して示す平面図であり、図6の部分拡大図であ
る。図17は、図16のXVII−XVII線における
断面図である。
【0081】ステー用ヒンジ92は補助点部材33と補
助点部材32(図6参照)との間に設けられ、ネジ12
0により第1の柱状部材12の側面12cに固定され
る。ステー用ヒンジ92にはステー収容溝部122が形
成され、このステー収容溝部122内にステー16の端
部16aが嵌合している。ステー収容溝部122の厚み
はステー16の厚みよりわずかに大きい。
【0082】ステー用ヒンジ92およびステー16に
は、それぞれ支点ピン124を通すための支点穴12
6、128が形成される。支点ピン124はステー用ヒ
ンジ92の支点穴126に対して圧入固定され、ステー
16の支点穴128に対して貫通している。以上の構成
により、ステー16がステー収容溝部122内で回動可
能となる。
【0083】図18はロックヒンジ94近傍の構成を一
部破断して示す平面図であり、図6の部分拡大図であ
る。図19はロックヒンジ94にステー16を係合させ
る前の状態を示す断面図である。図20はロックヒンジ
94にステー16を係合させた状態を示す断面図であ
り、図18のXX−XX線断面図である。
【0084】ロックヒンジ94は補助点部材35と第2
の基準点部材34(図6参照)との間に設けられ、ネジ
130により第2の柱状部材14の側面14cに固定さ
れる。ロックヒンジ94にはステー収容溝部132が形
成され、さらに側面14cに平行なステー収容溝部13
2の側面132aにはシート状のゴムあるいはスポンジ
等の弾性体であるガイド部材134が密着固定される。
なおガイド部材134は、ゴムまたはスポンジの他、側
面132aに平行に設けた板部材を側面132aから離
間する方向にバネで付勢する構成にしてもよい。ステー
収容溝部132内にステー16の端部16bが着脱可能
である。ステー収容溝部132の厚みはステー16の厚
みよりわずかに大きい。
【0085】図19においてステー収容溝部132の下
方にはロックピン136が貫通するための嵌合穴138
が形成される。ステー収容溝部132の上方にはロック
ピン136を収容するためのピン収容部137が形成さ
れ、ピン収容部137内には嵌合穴138と略同径、か
つ同軸を有する嵌合穴140が形成される。ピン収容部
137の上壁137aには嵌合穴140より直径の小さ
い開口141が形成される。
【0086】ロックピン136は頭部142と、嵌合穴
138および140と略同径を有する係合部144と、
頭部142および係合部144の間に設けられ、開口1
41と略同径の中間部146とを備える。嵌合穴140
内において中間部146の周囲にはバネ148が設けら
れる。バネ148は一端がピン収容部137の上壁13
7aに当接し、その他端が係合部144の上面144a
に当接する。バネ148は係合部144、即ちロックピ
ン136を鉛直下方に向かって付勢する。
【0087】ロックピン136は鉛直方向に沿って相対
移動可能であり、人手により頭部142を持ち上げる
と、上面144aの上昇に伴ってバネ148が圧縮し、
図19に示す位置にまで移動する。このとき係合部14
4の下端はステー収容溝部132の上方に位置し、ステ
ー16をステー収容溝部132へ挿入できる。
【0088】ステー16の端部16bには係合部144
の直径よりわずかに大きい直径を有するロック穴150
が形成される。端部16bの角部には長手方向の側面に
対して傾斜している傾斜面16cが形成される。この傾
斜面16cは、ステー収容溝部132内にステー16を
挿入する際に、ガイド部材134を押圧しながらガイド
部材134に対して摺動する。
【0089】ロックピン136を図19に示す位置に持
ち上げた状態で、ステー16をステー収容溝部132内
で摺動させて、ロック穴150の位置を嵌合穴138お
よび140に一致させる。一致後、持ち上げていた頭部
142を離すと、図20に示すようにロックピン136
はバネ148の付勢力によりロック穴150を貫通して
嵌合穴138に係合する。このとき頭部142はピン収
容部137の上壁137aにより係止され、ロックピン
136の下方への抜落ちが防止される。
【0090】このように、ロックピン136とロック穴
150とを嵌合させて、ステー16を第2の柱状部材1
4に固定させることにより、第1および第2の柱状部材
12、14をステー16により一体的に連結させること
ができる。
【0091】制御部筐体20と第2の柱状部材14との
間に弾性部材19を、またステー16と第2の柱状部材
14との間にガイド部材134をそれぞれ設けているの
で、第1および第2の柱状部材12、14のステー16
による連結が安定し、ターゲット10の寸法精度が向上
する。
【0092】第1および第2の柱状部材12、14がス
テー16によって連結された後、基準点部材31、3
4、36および補助点部材32、33、35に無反射部
材41、42、43、44、45、46がそれぞれ取付
けられて、ターゲット10は図6に示す組立状態とな
り、写真測量に用いられる。
【0093】以上のように、本実施形態によれば組立状
態において、基準点部材31と基準点部材34を結ぶ直
線上に2個の補助点部材32、33が配設され、基準点
部材34と基準点部材36を結ぶ直線上に1個の補助点
部材35が配設されている。すなわち、各直線上の補助
点部材の数が異なる。従って、写真画像内における第1
および第2の柱状部材12、14が不鮮明で確認が困難
であっても、基準点部材31、34、35の相対的な位
置関係が容易に把握できる。
【0094】さらに、基準点部材31と基準点部材34
を結ぶ直線上および基準点部材34と基準点部材36を
結ぶ直線上において、基準点部材および補助点部材は等
間隔で位置決めされているため、写真測量における基準
点の自動抽出が容易であり、画像を撮影した際のカメラ
位置の算出が自動的に行われる。
【0095】組立状態において、ヒンジ15、ステー用
ヒンジ92、ロックヒンジ94、第1および第2のボー
ルプランジャ96、100、キーパー98の各部品は撮
影画像に写らないように、無反射部材41、42、4
3、44、45、46により覆われる。これにより基準
点部材31、34、36および補助点部材32、33、
35がより識別し易くなり、写真測量の精度が向上す
る。
【0096】以上述べたように、本実施形態のターゲッ
ト10は基準点部材31、34、36および補助点部材
32、33、35に反射シートを設け、さらにそれらの
周囲に無反射部材41、42、43、44、45、46
を設けることにより、基準点部材31、34、36およ
び補助点部材32、33、35が強調される。従って、
撮影画像における基準点部材の識別が容易になり、写真
測量の精度が向上する。
【0097】さらに、無反射部材41、42、43、4
4、45、46が着脱自在であり、またターゲット10
がL字型からI字型に折畳み可能であることから、操作
性や携帯性が向上する。ターゲット10がL字型の場
合、ステー16によって第1および第2の柱状部材1
2、14を固定することにより、精密なターゲットの寸
法精度が確実に得られる。またターゲット10がI字型
の場合、ステー16および第2の柱状部材14を、第1
および第2のボールプランジャ96、100によって第
1の柱状部材12に固定するため、携帯性が向上する。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、写真測
量において被写体と共にカメラで撮影するだけで撮影画
像からカメラ位置が算出できる写真測量用ターゲットが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である写真測量用ターゲット
と、被写体と、カメラとの位置関係を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のカメラで撮影した画像を模式的に示す図
であって、図2(a)は図1のカメラにより第1のカメ
ラ位置で撮影したときの第1の画像であり、図2(b)
は図1のカメラにより第2のカメラ位置で撮影したとき
の第2の画像である。
【図3】基準点部材と、その像点と、カメラの撮影レン
ズの後側主点位置との位置関係を3次元座標で示す図で
ある。
【図4】図2の2枚の画像から被写体の測量図を作成す
るためのルーチンを示すフローチャートである。
【図5】基準形状を含む平面に基づく3次元座標を示す
図である。
【図6】本発明による写真測量用ターゲットの実施形態
を示す平面図である。
【図7】図6に示す写真測量用ターゲットの側面図であ
る。
【図8】図6のVIII−VIII線断面におけるター
ゲットの断面図である。
【図9】図6に示すターゲットの無反射部材の第2の柱
状部材側の面を示す平面図である。
【図10】図6に示すターゲットの制御部筐体の近傍を
拡大して示す平面図であり、一部破断して示す図であ
る。
【図11】図10のXI−XI線における断面図であ
り、制御部筐体の構成を簡略化して示す図である。
【図12】図6に示すターゲットを折り畳んだ状態を示
す平面図である。
【図13】図6に示す組立状態から図12に示す折畳み
状態へ移行する途中経過を示すターゲットの平面図であ
る。
【図14】図6に示すターゲットの第1および第2の柱
状部材の固定機構を示す図であり、図12のXIV−X
IV線における断面図である。
【図15】図6に示すターゲットのステーの固定機構を
示す図であり、図12のXV−XV線における断面図で
ある。
【図16】図6に示すターゲットのステー用ヒンジ近傍
の構成を一部破断して示す平面図であり、図6の部分拡
大図である。
【図17】図16のXVII−XVII線における断面
図である。
【図18】図6に示すターゲットのロックヒンジ近傍の
構成を一部破断して示す平面図であり、図6の部分拡大
図である。
【図19】図6に示すターゲットのロックヒンジにステ
ーを係合させる前の状態を示す断面図である。
【図20】図6に示すターゲットのロックヒンジにステ
ーを係合させた状態を示す断面図であり、図18のXX
−XX線断面図である。
【符号の説明】
10 ターゲット 12 第1の柱状部材 14 第2の柱状部材 15 ヒンジ 16 ステー 20 制御部筐体 31、32、33、34、35、36 基準点部材 41、42、43、44、45、46 無反射部材 92 ステー用ヒンジ 94 ロックヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 敦美 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 中山 利宏 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 木田 敦 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 白井 雅実 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真測量において被写体と共にカメラに
    より写し込まれ、撮影画像内での識別が容易な基準点を
    有し、前記撮影画像において前記基準点の位置を特定す
    ることにより前記カメラの撮影位置が算出される写真測
    量用ターゲットであって、 前記基準点として、互いの間隔が既知の第1、第2、第
    3の3つの基準点が設けられており、前記第1の基準点
    と前記第2の基準点を結ぶ第1の直線と前記第2の基準
    点と前記第3の基準点を結ぶ第2の直線とが所定の角度
    を有し、かつ前記第1の直線上、及び前記第2の直線上
    に、前記基準点と同様に撮影画像内での識別が容易な補
    助点が設けられていることを特徴とする写真測量用ター
    ゲット。
  2. 【請求項2】 前記第1の基準点と前記第2の基準点の
    間の距離と、前記第2の基準点と前記第3の基準点の間
    の距離とが等しいことを特徴とする請求項1に記載の写
    真測量用ターゲット。
  3. 【請求項3】 前記所定の角度が直角であることを特徴
    とする請求項1に記載の写真測量用ターゲット。
  4. 【請求項4】 前記第1の直線上において、前記第1の
    基準点、前記第2の基準点、および前記補助点が等間隔
    で位置決めされ、かつ前記第2の直線上において、前記
    第2の基準点、前記第3の基準点、および前記補助点が
    等間隔で位置決めされていることを特徴とする請求項1
    に記載の写真測量用ターゲット。
  5. 【請求項5】 前記第1の直線上に設けられた前記補助
    点の数と、前記第2の直線上に設けられた前記補助点の
    数が異なることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の写真測量用ターゲット。
  6. 【請求項6】 前記補助点が、前記第1の直線上に2
    点、前記第2の直線上に1点設けられていることを特徴
    とする請求項5に記載の写真測量用ターゲット。
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