JP2000105056A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JP2000105056A
JP2000105056A JP10275863A JP27586398A JP2000105056A JP 2000105056 A JP2000105056 A JP 2000105056A JP 10275863 A JP10275863 A JP 10275863A JP 27586398 A JP27586398 A JP 27586398A JP 2000105056 A JP2000105056 A JP 2000105056A
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JP
Japan
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winding
cooling
pipe
case
wound
Prior art date
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Pending
Application number
JP10275863A
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English (en)
Inventor
Toshimi Hosokawa
利美 細川
Hiroyuki Sai
博之 齋
Hiroshi Nishi
比呂志 西
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍庫、冷蔵庫等における冷却パイプと冷却
室との熱交換率を高めることのできる冷却器の冷却パイ
プの装着構造を提供する。 【解決手段】 外箱7と組み合い断熱箱体5を形成する
内箱6の外周に螺旋状に冷却パイプ15を巻き付け、内
箱内を冷却室4と成す場合に、冷却パイプの巻き始めと
巻き終わり部分で、ほぼ水平に巻くことで、巻き付く冷
却パイプを長くし、熱交換率を高くできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍庫、冷蔵庫等
の冷却貯蔵庫に関するものであり、詳しくは冷却装置の
冷却パイプの装着構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍庫、冷蔵庫等における冷却装
置は、例えば実公平4−34380号公報に開示されて
いる。同公報に開示される冷却装置は、上面に収納物を
出し入れする開口を有する冷凍・冷蔵ショーケースであ
り、収納物が収納される冷却室は、ほぼ直方体状の断熱
性の箱体により形成されている。箱体は、内箱と外箱、
及びこれらの間に充填された断熱材とを備えており、内
箱の外周に冷却パイプが螺旋状に巻き付けられている。
【0003】ここで、内箱の外周に冷却パイプを連続し
て巻き付けて使用する場合、巻き付けピッチに対応した
傾斜角(巻き付け角度)を必要とするので、従来製品で
は、冷却パイプは巻き付け始めから巻き終わりまで、ほ
ぼ一定の傾斜角を持って巻き付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような内
箱の外周に、冷却パイプを巻き付けの最初から巻き終わ
りの最後まで、一定の傾斜角度で巻くものだと、冷却パ
イプは巻き付け始め部分と巻き終わり部分で、内箱を完
全に一回りしないような巻き付け状況になる。このた
め、内箱と冷却パイプの接触面積が減り、内箱の上層部
域と下層部域では、熱交換効率が低下し、冷却度が悪く
なるという問題があった。
【0005】本発明は上述の問題に鑑みなされたもの
で、冷却パイプの巻き付け傾斜による内箱の巻き付け始
め箇所と巻き終わり箇所での冷却パイプ配設の不完全さ
を無くし、熱交換の効率を良くすることができるような
巻き付け方を提案することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、収納物が収納される冷却室を囲む壁面
の外周に冷却パイプを巻き付けて構成される冷却貯蔵庫
において、前記冷却パイプは、所定の巻き付け角度でも
って前記壁面の外周に螺旋状に巻き付けられると共に、
前記冷却パイプの巻き付け開始部分と巻き付け終了部分
において、ほぼ水平に巻き付けるようにしたものであ
る。
【0007】このように、冷却パイプが内箱の外周に螺
旋状に巻き付けられる時、その巻き始め部分と巻き終わ
り部分では、ほぼ水平に冷却パイプを巻くようにすれ
ば、内箱の上下端部でもほぼ一周するように冷却パイプ
は巻き付くので、冷却パイプの全長が長くなり、熱交換
能率も良くなり、冷却能力を上げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0009】図1は本発明の冷却パイプの装着構造が適
用される冷凍庫の冷却装置全体の断面図であり、図2は
図1の冷却装置の冷媒回路を示す分解斜視図である。両
図において、1は、アイスクリーム等の収納物を収納す
る冷凍庫であり、上面に取り出し口となる開口2が形成
され、この開口2がスライド自在な2枚の蓋3a、3b
によりカバーされた、いわゆるチェスト型と呼ばれる冷
凍庫である。
【0010】冷却室4は上側に開口2を有する断熱箱体
5により形成され、そしてこの断熱箱体5は、共に金属
製の内箱6及び外箱7と、開口の周囲で内箱と外箱との
上端を接合する枠体20と、内箱6と外箱7との間の空
間に充填された発泡ウレタン等の断熱材8とから構成さ
れる。
【0011】ここで、内箱6は、図2に示すように、直
方体の一方の下部を切り欠いた段差部9がある形状であ
り、この段差部9を境にして長さが異なる2つの直方体
を上下に重ねたような形状を呈している。また、外箱7
は、内箱6より一回り大きな相似形状である。
【0012】ところで、内箱6及び外箱7の切り欠き部
分に相当する冷却室4の下側には、機械室10が形成さ
れており、この機械室10内には、冷媒を圧縮するコン
プレッサ11、冷媒に含まれる水分を除去するデハイド
レータ12等が設けられている。装置はその底面の4隅
に取り付けられたキャスター13により移動可能にされ
ている。
【0013】さて、冷却室4を囲む壁面、すなわち内箱
6の側壁面の外周には、図2に示すように、冷凍ユニッ
トの蒸発器として作用する冷却パイプ15が、螺旋状に
巻き付けられている。すなわち、冷却室4を十分に冷却
し得るように設計された巻き付けピッチと巻き付け角度
でもって、段差部9より上位の内箱6の上方部を巻いた
後、段差部9のある下方部を引き続き巻くようになって
いる。
【0014】16は、冷凍ユニットの凝縮器として作用
する放熱パイプで、外箱7の側壁面の対向する2つの内
側面にそれぞれ蛇行して配設されている。また、枠体2
0内のガイドレール18Aの下面にも、コンプレッサ1
1から排出された直後の高温の冷媒が流れる放熱パイプ
16Bが配設されている。
【0015】これらの各パイプ15,16,16Bは銅
管から成り、アルミニウム等の熱伝導性の高い金属テー
プによりそれぞれ壁面に貼り付けられている。
【0016】このように内箱6の外周に装着した冷却パ
イプ15、及び外箱7の内周に装着した放熱パイプ1
6、16Bは、前記コンプレッサ11やデハイドレータ
12および減圧装置等と冷媒配管で回路的に接続されて
冷凍サイクルを構成する。
【0017】冷媒の流れは以下の通りである。コンプレ
ッサ11が運転されて、その吐出管11aから吐出した
高温高圧の冷媒は、放熱パイプ16Bに導かれ、冷媒は
一方の側面側の放熱パイプ16a、他方の側面側の放熱
パイプ16bの順に通過する。このとき、放熱パイプ1
6Bを流れる高温の冷媒ガスは、蓋体3a,3bをスラ
イド自在に支持するガイドレール18A、18Bを加熱
し、蓋体3a,3bの凍結が防止される。
【0018】そして、冷媒は放熱パイプ16を一巡する
うちに、外箱7を介して外部に熱を放出し、徐々に凝縮
して液体状となり、デハイドレータ12に流入する。デ
ハイドレータ12を流出したあと、減圧装置19である
キャピラリーチューブを通る。減圧装置19では高温高
圧の液冷媒が低圧の液冷媒とされて、次の段の冷却パイ
プ15に流れる。冷却パイプ15に流入した冷媒は蒸発
しながら上から下方向に流れる間に気化し、その気化熱
により内箱6を介して冷却室4の熱を奪い、冷却室4を
冷却する。
【0019】こうして蒸発気化した冷媒ガスは、冷却パ
イプ15の下端からコンプレッサ11に吸入管11bを
介して戻り、ここで再び高温高圧の冷媒ガスとなり、以
降同じ経路で循環し冷凍サイクルを繰り返す。
【0020】このような冷凍回路(冷凍ユニット)を構
成することにより、断熱箱体5内の冷却室4(冷凍室)
内の室温が例えば−30℃〜−20℃に保たれ、アイス
クリーム等の冷凍品を保存することができる。
【0021】ところで、冷却パイプ15が内箱6の外周
に螺旋状に巻き付けられる場合に、図4に示すように、
巻き付けの開始位置Sから巻き付け終了位置Eまでの
間、一定の巻き付け角度で巻き付けられていると、影
X、Yで表示するその開始、終了位置の近傍部分には、
冷却パイプ15が完全に巻きつかないという領域が多く
残ってしまう。その結果、内箱6に巻き付く冷却パイプ
15の長さがその分だけ減り、熱交換効率も低下する。
【0022】そこで、図3のように、巻き付け開始と終
了の位置の近傍で、冷却パイプ15x,冷却パイプ15
yと示すように、冷却パイプ15を水平に巻き付けるよ
うにした。このような巻き付け方を行えば、X部分およ
びY部分も冷却パイプがほぼ内箱をほぼ一回りする様に
巻き付く状態となり、図4の従来例と比較して冷却パイ
プ15の巻き付け長さを長くすることができ、その分、
内箱6と冷却パイプ15との接触面積を増加させること
ができ、熱交換の効率を高めることができるので、冷却
性能が向上した冷凍庫、冷蔵庫となる。
【0023】すなわち、冷却パイプが巻きつかない部分
の幅h1が、、図4におけるその部分の幅h2と比較
し、小さくなり(h1<h2)、冷却パイプ15の配設
されない領域を、従来の場合より少なくすることができ
るようになるので、熱交換効率が上がるのである。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明では、冷却パイプ
を内箱に螺旋状に巻き付けるとき、始まりと終了部分で
はほぼ水平に巻くようにして、冷却パイプがどこでも内
箱を一巡りし、巻き付け長さが不足な巻き付け部分がで
きないようにしたので、冷却パイプによる熱交換は冷却
室の最下層から最上層まで均一に行われ、全体の熱交換
効率が良くなり、冷却性能が上がる。
【0025】また、冷却室に収納した収納物をムラなく
冷却できるようになり、品質を良好にまた長期にわたっ
て安定して保存できるという冷凍庫や冷蔵庫の提供が期
待できるようになる。特に、高温となりやすい冷却室の
開口付近も冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる冷凍庫における
冷却装置全体の断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる冷凍庫における
冷却装置の冷媒回路の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態にかかる冷凍庫における
冷却装置の冷却パイプの装着構造を説明する側面図であ
る。
【図4】冷凍庫における冷却装置の従来の冷却パイプの
装着構造を説明する側面図である。
【符号の説明】
4 冷却室 5 断熱箱体 6 内箱 7 外箱 11 コンプレッサ 15 冷却パイプ 15x,15y 水平に巻き付けられる冷却パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納物が収納される冷却室を囲む壁面の
    外周に冷却パイプを巻き付けて構成される冷却貯蔵庫に
    おいて、 前記冷却パイプは、所定の巻き付け角度でもって前記壁
    面の外周に螺旋状に巻き付けられると共に、前記冷却パ
    イプの巻き付け開始部分と巻き付け終了部分において、
    ほぼ水平に巻き付けるようにしたことを特徴とする冷却
    貯蔵庫。
JP10275863A 1998-09-29 1998-09-29 冷却貯蔵庫 Pending JP2000105056A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004233036A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Lg Electronics Inc 直冷式冷蔵庫及びその蒸発パイプ装着方法
JP2011117648A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd ターボ冷凍機
WO2020054235A1 (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 Phcホールディングス株式会社 冷凍装置

Cited By (4)

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JPWO2020054235A1 (ja) * 2018-09-11 2021-05-13 Phcホールディングス株式会社 冷凍装置

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