JP2000103226A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP2000103226A
JP2000103226A JP10273820A JP27382098A JP2000103226A JP 2000103226 A JP2000103226 A JP 2000103226A JP 10273820 A JP10273820 A JP 10273820A JP 27382098 A JP27382098 A JP 27382098A JP 2000103226 A JP2000103226 A JP 2000103226A
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JP
Japan
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refrigerant
tank
evaporator
sub
condenser
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Withdrawn
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JP10273820A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kaitani
雄一 回谷
Kazuhiro Idei
一博 出居
Tadayoshi Tajima
唯好 田島
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用空調装置に関し、特に小型でスペー
ス効率を高めるようにしたエバポレータとサブコンデン
サを提供する。 【解決手段】 エバポレータ300とサブコンデンサ2
00の冷媒配管201、301を廃止し、冷媒配管接続
用ブロック10を本体と一体にすることで小型化および
軽量化を実現すると共に、熱交換フィン305,701
の通気面を横切る配管材の引き回しを省略して、熱交換
効率の低下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
に関し、特に小型でスペース効率を高めるようにしたエ
バポレータとサブコンデンサの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用空気調和装置は、コン
プレッサ、コンデンサ、リキッドタンク、膨張弁及びエ
バポレータが冷媒配管により連結され、閉回路が構成さ
れている。この閉回路では、コンプレッサで加圧され高
温高圧とされた冷媒は、コンデンサで冷却され凝縮液化
された後に膨張弁で膨張され、低温低圧の冷媒となって
エバポレータに導かれ、このエバポレータで、空気との
熱交換が行われ、当該空気を冷却することによりガス状
冷媒となり、コンプレッサに戻されるという冷媒循環に
よる、いわゆる冷房サイクルが形成されている。
【0003】また、これらの自動車用空気調和装置のう
ち特にヒートポンプシステムによる構成を有する場合の
一例はサブコンデンサの下流側にエバポレータが接続さ
れている。このシステムは暖房時にはエバポレータを吸
熱器とし、サブコンデンサを放熱器として動作させる。
さらに冷房時にはエバポレータとサブコンデンサの両者
を同時に吸熱器として動作させる。
【0004】このような動作制御により効率のよい冷暖
房が行え、しかも暖房時においては乾燥した快適な調和
空気が車室内に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヒートポンプシステムの構成にあってはエバポレータと
サブコンデンサを設置するのに両者を別体に製作し、ブ
ラケットなどを用いて連結しているが、エバポレータの
冷媒出入口の配管とサブコンデンサの冷媒出入口の配管
とをそれぞれに備えていた為、実際の配置状態において
は占める体積の割合が大きなものとなってしまい、特に
小型化が求められる技術的な要求に対して満足のいくも
のではなかった。又、それぞれの配管材が熱交換フィン
の通気面を横切るような配置となってしまい、通気抵抗
の増加による熱交換効率の低下が生じてしまう。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、エバポレータとサブコンデ
ンサの出入口を一体に設け、配管を廃止することによ
り、小型化および軽量化を実現することを第一の目的と
する。
【0007】また、熱交換フィンの通気面を横切る配管
材の引き回しを省略することができ、熱交換効率の低下
を防止できる自動車用空調装置を提供することを第二の
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の自動車用空調装置は、メインコン
デンサ、コンプレッサ、アキュムレータ、エバポレー
タ、電磁弁、サブコンデンサ、電磁弁が少なくともこの
順で冷媒配管により連結されてなる自動車用空調装置に
おいて、前記エバポレータおよび前記サブコンデンサの
それぞれの冷媒入出口開口部が熱交換ユニットに直付け
のブロックにて両者一体にまとめられてなる構成を備え
ていること特徴とする自動車用空調装置をもって解決手
段とする。
【0009】この請求項1に記載の自動車用空調装置で
は、冷媒入出口が両者一体にまとめられてなる構成によ
り占有体積が小さく、又、配管材の引き回しがエバポレ
ータおよびサブコンデンサの通気面を遮ることがないの
で、熱交換効率の良好な自動車用空調装置を提供するこ
とができる。又、ブラケットなどの接続金具を減らすこ
とが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1に本発明の実施の形態に係る熱交換ユ
ニット100の一つの構成例を示す。この熱交換ユニッ
ト100は、周知のヒートポンプ式冷房サイクルに用い
られ、適用される冷房サイクルは図15および図16に
示される。
【0012】熱交換ユニット100が適用される冷房サ
イクルは、コンプレッサ2、メインコンデンサ1、アキ
ュムレータ3、エバポレータ300、電磁弁4'、サブ
コンデンサ200、及び電磁弁4を冷媒配管5で連結
し、その中に冷媒を封入して構成されている。
【0013】図15は暖房時における冷媒の流れを示し
ており、コンプレッサ2にて圧縮されたガス状冷媒はメ
インコンデンサ1を通過せずに、そのまま冷媒配管5に
て電磁弁4を経由し、図1に示される本発明に係る熱交
換ユニット100のサブコンデンサ200に送りこまれ
る。電磁弁4は開放状態に制御されているので、圧縮さ
れて高温高圧となったガス状冷媒はサブコンデンサ20
0の温度を上昇させ、図示されない熱交換フィンに伝熱
して流通する空気との熱交換を行う。この熱交換により
車室内に暖房空気が供給されることとなる。
【0014】次に、熱交換のために液化した冷媒は電磁
弁4'を経由してエバポレータ300へと流入する。こ
の流入に際して、冷媒が高圧から低圧の状態になるよう
に電磁弁4'の開度が制御される。このため断熱膨張に
より温度の下がった冷たい液状冷媒が熱を奪い気化する
ことによってエバポレータ300の温度低下をならし
め、図示されない熱交換フィンの温度を下げ、車室内に
供給する調和空気に含まれた水分を冷却による凝縮効果
にて除去する。これにより車室内の乗員にとって不快感
の原因となる湿度を除去し、その後前記サブコンデンサ
200にて暖房することによって快適な調和空気を車室
内に提供できる。
【0015】このエバポレータ300より吐出されるガ
ス状になった冷媒は、アキュムレータ3に送りこまれ、
ここで気液分離されて再びコンプレッサ2へと送りこま
れるサイクルを繰り返す。
【0016】図16には冷房時における冷媒の流れが示
されている。コンプレッサ2にて圧縮されたガス状冷媒
はメインコンデンサ1に送りこまれ、ここで高圧のまま
熱を奪われる。これにより液相に凝縮された冷媒は電磁
弁4に到達し、この電磁弁4の制御により高圧から低
圧、低温の液冷媒になる。この低温液冷媒がサブコンデ
ンサ200へと流入して、気化熱により図示されない熱
交換フィンの温度を下げることで流通する空気の温度を
奪い冷房空気を車室内へと供給する。
【0017】次に、前記サブコンデンサ200より吐出
されたガス、液混合冷媒は開放に制御された電磁弁4'
を経由してエバポレータ300へと流入する。ここで、
更に液状冷媒が図示されない熱交換フィンの温度を下げ
ることで、流通する空気の温度を奪う。
【0018】冷房空気を作り出すための熱交換によって
気化し昇温したガス状冷媒はアキュムレータ3へと流入
し、ここで気液分離されて再びコンプレッサ2へと送り
こまれるサイクルを繰り返す。
【0019】図17には、従来の技術によるエバポレー
タ300およびサブコンデンサ200の実際の設置形態
を示す。エバポレータ300とサブコンデンサ200は
それぞれ完全に独立した形態にて製作され、完成した両
者を複数のエバポレータ・サブコンデンサ固定用ブラケ
ット500を用いて連結している。
【0020】この連結された形態のまま、エバポレータ
300およびサブコンデンサ200からそれぞれの冷媒
流出入配管201,301が引き出されており、ブロッ
ク10にて端部が集合されている。このブロック10に
はエバポレータ300およびサブコンデンサ200へそ
れぞれ冷媒が流出入するための流出入口20,30が設
けられており、図15および図16にて示した冷媒配管
5が接続される。
【0021】このような構成にあっては、冷媒流出入配
管201,301が引き回されることにより空間が占有
される。このためエバポレータ300およびサブコンデ
ンサ200の通気面を横切る構成となり、この構成は図
17にて示される。この通気面を横切る構成により空気
が通過する際の通気抵抗となる。
【0022】本発明に係る熱交換ユニット100は、エ
バポレータ300およびサブコンデンサ200の本体
と、冷媒配管5、取付用ブロック10が一体に製作され
ている点で従来の技術と異なっている。従来の構成によ
る冷媒流出入配管201,301が引き回されることに
よる空間の占有は生じず、代わりにタンク部202,3
02が設けられており、さらにタンク部202,302
の端部にはブロック10が備わる。このブロック10に
は冷媒が流出入するための流出入口20,30が設けら
れており、流出入口20を経由してサブコンデンサ20
0へ冷媒が流通し、流出入口30を経由してエバポレー
タ300へ冷媒が流通する。
【0023】なお、ブロック10は流出入口20および
流出入口30の両者が同時に設けられた構成となってい
るが、流出入口20および流出入口30とをそれぞれ互
いに独立したブロック10に設け、一体構造に製作され
たサブコンデンサ200とエバポレータ300に取り付
けられる工程において組み合わせられても、図1にて示
した構成と同様の構成を得ることができる。
【0024】エバポレータ300およびサブコンデンサ
200は前記ブロック10を介して連結しており、また
両者一体における占有体積は図17の両者組み合わせの
場合に比べて小型になっている。これは両者が一体とな
ることを前提に設計がなされるためであり、両者の接合
面の形状を互いに嵌め合い形状としたり、またあるいは
一方に突起部分が生じる場合には相手方に逃げ部分を作
るなどしている。
【0025】これらの形状の工夫に加えて、冷媒流出入
配管201,301を省略してタンク部202,302
に直接ブロック10を設けたことで占有体積が少なくな
り、また、冷媒流出入配管201,301がエバポレー
タ300およびサブコンデンサ200の通気面に重なり
抵抗となることがない。さらに、冷媒流出入配管20
1,301が省略されることにより、従来の設計におい
て必要であった冷媒流出入配管201,301の配置を
考慮する必要がないので、熱交換ユニット100の設置
場所の自由度が従来に比べて高まり、自動車用空調装置
全体の小型化が達成できる。
【0026】次にエバポレータ300およびサブコンデ
ンサ200が備えるタンク部202,302の内部にお
ける冷媒の流れの様々な実施の形態について、以下に説
明する。
【0027】図2に示された本発明の実施形態に係るエ
バポレータ300は、当該エバポレータ300に備えら
れているタンク部302の実施の形態についての第1実
施形態である。
【0028】この図中において、(a)は熱交換ユニット
100のタンク部302の正面図であり通気面から見た
図である。図中(b)は底面図でありタンク部302の側
面を示している。図中(c)は側面図であり、ブロック1
0の正面を示している。
【0029】また、ブロック10は説明のためにエバポ
レータ300の冷媒入り口31と冷媒出口32のみを設
けているが、サブコンデンサ200の冷媒入り口と冷媒
出口とを同時に設ける構成がより好ましく、図1に示し
た本発明の実施の形態と同様になる。
【0030】図3に示された本発明の実施形態に係るエ
バポレータ300は、当該エバポレータ300に備えら
れているタンク部302の実施の形態についての第2実
施形態である。
【0031】タンク部302は上流タンク302h、中
流タンク302i、下流タンク302jの3部分から構成
されている。下流タンク302jの内部はディバイド3
03にて仕切られており、冷媒入り口31より流入した
冷媒Gは上流タンク302hの内部をそのまま反対側端部
にまで進み、そこから折り返して302jに流入し、そ
の後にチューブ304内部(点線で示された冷媒Gの流
れ部分)に流入する。次に中流タンク302iへと戻さ
れた後、再度チューブ304内部へと流入する。これら
の過程でフィン305にて流通空気との熱交換が行わ
れ、熱交換後の冷媒Gは下流タンク302jのディバイド
303にて仕切られた部分を経由して、冷媒出口32か
ら吐出される。
【0032】上述の構成においての冷媒Gがタンク部3
02よりチューブ304内部へと流入して再びタンク部
302へと戻る流れ(パス)の数が4本存在しており、
図7(a)にて示す様に4パスの構成である。
【0033】ここにおいて、パスとは冷媒Gがタンク部
302よりチューブ304を経由してエバポレータ30
0の最上部へ至る流れと、およびエバポレータ300の
最上部よりチューブ304を経由してタンク部302へ
と戻る冷媒Gの流れの両者をそれぞれ指している。
【0034】この図中の(a)は正面図であり通気面から
見た図である。図中(b)は底面図でありタンク部302
の側面を示している。図中(c)は側面図であり、ブロッ
ク10の正面を示している。
【0035】タンク部302は上流タンク302h、中
流タンク302i、下流タンク302jの3部分から構成
されている。下流タンク302jの内部はディバイド3
03にて仕切られており、冷媒入り口31より流入した
冷媒Gは上流タンク302h内部をそのまま反対側端部に
向けて進み、バイパス管306を経由して、ディバイド
303にて仕切られた下流タンク302jの終端部側空
間へと折り返し、チューブ304内部(点線で示された
冷媒Gの流れ部分)に流入する。こののち中流タンク3
02iへと戻された後、再度チューブ304内部へと流
入する。これらの過程でフィン305にて流通空気との
熱交換が行われ、役目を終えた冷媒Gは再度下流タンク
302jのディバイド303にて仕切られたブロック1
0側空間から冷媒出口32に向けて吐出される。
【0036】この例において、やはり前記第1実施形態
と同様に、冷媒Gがタンク部302よりチューブ304
内部へと流入して再びタンク部302へと戻る流れ(パ
ス)の数が4本存在しており、図7(a)にて示す様に4パ
スの構成である。
【0037】ここにおいて、パスとは冷媒Gがタンク部
302よりチューブ304を経由してエバポレータ30
0の最上部へ至る流れと、およびエバポレータ300の
最上部よりチューブ304を経由してタンク部302へ
と戻る冷媒Gの流れの両者をそれぞれ指している。
【0038】図4に示された本発明の実施形態に係るエ
バポレータ300は、当該エバポレータ300に備えら
れているタンク部302の実施の形態についての第3実
施形態である。
【0039】この図中の(a)は正面図であり通気面から
見た図である。図中(b)は底面図でありタンク部302
の側面を示している。図中(c)は側面図であり、ブロッ
ク10の正面を示している。
【0040】タンク部302は上流タンク302h、中
流タンク302i、下流タンク302jの3部分から構成
されている。冷媒入り口31より流入した冷媒Gは上流
タンク302hに進み、その後、ディバイドの機能も兼
ねたバイパス管306にて下流タンク302jに導かれ
る。冷媒Gは折り返してチューブ304内部(点線で示
された冷媒Gの流れ部分)に流入する。こののち中流タ
ンク302iへと流れ込んだ後、再度チューブ304内
部へと流入し、再び下流タンク302jへ流入する。こ
れらの過程でフィン305にて流通空気との熱交換が行
われ、役目を終えた冷媒Gは冷媒出口32から吐出され
る。
【0041】この例において、やはり前記第1実施形態
と同様に、冷媒Gがタンク部302よりチューブ304
内部へと流入して再びタンク部302へと戻る流れ(パ
ス)の数が4本存在しており、図7(a)にて示す様に4パ
スの構成である。
【0042】図5に示された本発明の実施形態に係るエ
バポレータ300は、当該エバポレータ300に備えら
れているタンク部302の実施の形態についての第4実
施形態である。
【0043】この図中の(a)は正面図であり通気面から
見た図である。図中(b)は底面図でありタンク部302
の側面を示している。図中(c)は側面図であり、ブロッ
ク10の正面を示している。
【0044】タンク部302は上流タンク302h、下
流タンク302jの2部分から構成されている。冷媒入
り口31より流入した冷媒Gは上流タンク302hの内部
に設けられたバイパス管307の内部を流れ、上流タン
ク302hの中間地点に対し反対側端部寄りに仕切られ
たディバイド303にまで導かれ、このディバイド30
3を貫通して上流タンク302hのディバイド303に
て形成された空間にまで導かれている。ディバイド30
3にて仕切られた上流タンク302hの反対側端部空間
に流れ込んだ冷媒Gは、折り返してチューブ304内部
(点線で示された冷媒Gの流れ部分)に流入する。この
のち下流タンク302jへと流れ込み、当該下流タンク
302jの内部に設けられて仕切っているディバイド3
03に到達する。ここで再度チューブ304内部へと流
入した後、再びへ上流タンク302hへ流入する。前記
バイパス管307の外周空間を満たしつつ進行する冷媒
Gは、さらにチューブ304内部へと流入した後に下流
タンク302jの、ディバイド303にて仕切られた空
間に侵入する。
【0045】以上のこれらの過程でフィン305にて流
通空気との熱交換が行われ、役目を終えた冷媒Gは冷媒
出口32から吐出される。
【0046】この例において、前記第1実施形態とは異
なり、冷媒Gがタンク部302よりチューブ304内部
へと流入して再びタンク部302へと戻る流れ(パス)
の数は6本存在しており、図7(b)にて示す様に6パスの
構成である。
【0047】図6に示された本発明の実施形態に係るエ
バポレータ300は、当該エバポレータ300に備えら
れているタンク部302の実施の形態についての第5実
施形態である。
【0048】この図中の(a)は正面図であり通気面から
見た図である。図中(b)は底面図でありタンク部302
の側面を示している。図中(c)は側面図であり、ブロッ
ク10の正面を示している。
【0049】タンク部302は上流タンク302h、下
流タンク302jの2部分から構成されている。冷媒入
り口31より流入した冷媒Gは、上流タンク302hの冷
媒入り口31側端部の内部に設けられたバイパス室30
8の内部に侵入する。こののち冷媒Gはチューブ304
内部(点線で示された冷媒Gの流れ部分)に流入して、
下流タンク302jへと流れ込み反対側端部に向かって
進む。ここで再度チューブ304内部へと流入し、さら
に上流タンク302hへと流入する。この流入した冷媒G
は、以上のこれらの過程においてフィン305を介した
流通空気との熱交換が行われ、役目を終えて冷媒出口3
2から吐出される。
【0050】この例において、やはり前記第1実施形態
と同様に、冷媒Gがタンク部302よりチューブ304
内部へと流入して再びタンク部302へと戻る流れ(パ
ス)の数が4本存在しており、図7(a)にて示す様に4パ
スの構成である。
【0051】図8は、本発明に係るサブコンデンサ20
0が備えるヘッダーパイプ600の実施の形態のうち、
第1実施形態を示す。この図中の(a)は正面図であり通
気面から見た図である。図中(b)は側面図であり、ブロ
ック10の正面を示している。
【0052】ヘッダーパイプ600は上流ヘッダーパイ
プ601、下流ヘッダーパイプ602の2部分から構成
されている。冷媒入り口21より流入した冷媒Gは上流
ヘッダーパイプ601の内部を満たし、チューブ700
の中に流入してフィン701を介して流通空気との間で
熱交換を行う。この熱交換をしつつ進行する冷媒Gはや
がて下流ヘッダーパイプ602へと戻り、冷媒出口22
から吐出する。
【0053】図9は、本発明に係るサブコンデンサ20
0が備えるヘッダーパイプ600の実施の形態のうち、
第2実施形態を示す。この図中の(a)は正面図であり通
気面から見た図である。図中(b)は側面図であり、ブロ
ック10の正面を示している。
【0054】ヘッダーパイプ600は上流ヘッダーパイ
プ601、下流ヘッダーパイプ602の2部分から構成
されている。冷媒入り口21より流入した冷媒Gは上流
ヘッダーパイプ601の内部を満たし、チューブ700
の中に流入してフィン701を介して流通空気との間で
熱交換を行う。この熱交換をしつつ進行する冷媒Gはや
がて下流ヘッダーパイプ602へと戻り、上流ヘッダー
パイプ601と平行に設けられたバイパス管603を経
由して冷媒出口22から吐出する。
【0055】図10は、本発明に係るサブコンデンサ2
00が備えるヘッダーパイプ600の実施の形態のう
ち、第3実施形態を示す。この図中の(a)は正面図であ
り通気面から見た図である。図中(b)は側面図であり、
ブロック10の正面を示している。
【0056】ヘッダーパイプ600は上流ヘッダーパイ
プ601、下流ヘッダーパイプ602の2部分から構成
されている。冷媒入り口21より流入した冷媒Gは上流
ヘッダーパイプ601の内部を満たし、チューブ700
の中に流入してフィン701を介して流通空気との間で
熱交換を行う。この熱交換をしつつ進行する冷媒Gはや
がて前記上流ヘッダーパイプ601の内部を仕切るディ
バイド303にて形成された下流ヘッダーパイプ602
へと戻る。この下流ヘッダーパイプ602にはバイパス
管604が接続されており、上流ヘッダーパイプ601
と平行に設けられたバイパス管604を経由して冷媒出
口22から吐出する。
【0057】図11は、本発明に係るサブコンデンサ2
00が備えるヘッダーパイプ600の実施の形態のう
ち、第4実施形態を示す。この図中の(a)は正面図であ
り通気面から見た図である。図中(b)は側面図であり、
ブロック10の正面を示している。
【0058】ヘッダーパイプ600は上流ヘッダーパイ
プ601、下流ヘッダーパイプ602の2部分から構成
されている。冷媒入り口21より流入した冷媒Gは上流
ヘッダーパイプ601の内部を満たし、チューブ700
の中に流入してフィン701を介して流通空気との間で
熱交換を行う。この熱交換をしつつ進行する冷媒Gはや
がて前記上流ヘッダーパイプ601の内部を仕切るディ
バイド303にて形成された下流ヘッダーパイプ602
へと戻る。この下流ヘッダーパイプ602を形成してい
るディバイド303にはバイパス管605が貫通して接
続されており、上流ヘッダーパイプ601の内部に設け
られた当該バイパス管605を経由して冷媒出口22か
ら吐出する。
【0059】図12は、本発明に係るサブコンデンサ2
00が備えるヘッダーパイプ600の実施の形態のう
ち、第5実施形態を示す。この図中の(a)は正面図であ
り通気面から見た図である。図中(b)は側面図であり、
ブロック10の正面を示している。
【0060】ヘッダーパイプ600は上流ヘッダーパイ
プ601、下流ヘッダーパイプ602の2部分から構成
されている。冷媒入り口21より流入した冷媒Gは上流
ヘッダーパイプ601の内部を満たし、チューブ700
の中に流入してフィン701を介して流通空気との間で
熱交換を行う。この上流ヘッダーパイプ601は下流ヘ
ッダーパイプ602の内部空間の一部分を仕切って形成
されており、一体構造となっている。この熱交換をしつ
つ進行する冷媒Gはやがて下流ヘッダーパイプ602へ
と戻り、冷媒出口22から吐出する。
【0061】図13は、図8から図12にて示した本発
明に係る実施の形態の冷媒流れを示しており、図13
(a)は冷媒の流れが2本(パス)存在する2パスの場合
を示す。また、図13(b)は冷媒の流れが4本(パス)
存在する4パスの場合を示し、基本的な構造は2パスの
ものと同様であるが、本図においては上流ヘッダーパイ
プ601の内部にディバイド303による空間を設け
て、この空間を冷媒Gが経由することで4パスの構成を
なしている。
【0062】このように、ディバイド303を設計の意
図するところにより自在に増減することで、冷媒Gのパ
ス数を設定することができる。
【0063】図14は本発明に係る実施の形態のヘッダ
ーパイプ600およびタンク部302の構造の一例を示
している。
【0064】図14(a)から図14(d)への一連の流れは
原材料から完成品までの加工の流れを概略的に示したも
のであって、(a)は基本的な材料である例えばアルミニ
ウムなどの金属板をプレス加工などを用いて所定の形状
に打ち抜いた後の状態である。
【0065】(b)は曲げ加工の方向を示し、(c)は加工完
成後の状態である。ここで断面d-dを(d)に示す。曲げ加
工により一枚の金属板から内部に仕切りを備えたヘッダ
ーパイプ600もしくはタンク部302が形成されてい
る。
【0066】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0067】例えば、本発明の実施の形態において示し
た冷媒Gの流れ方向は限定されるものではなく、逆方向
に流れることも可能である。また、ディバイド303を
設計の意図に応じて増減することにより、パス数を変更
することによっても本発明特有の効果をうることに変わ
りはない。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の本発
明によればエバポレータとサブコンデンサの出入口が一
体となり配管を廃止することでブラケット等の接続金具
を減らすことが可能となり、従来の構成のものに比べて
占有体積の小さい自動車用空調装置を提供できる。
【0069】また、冷媒流出入配管がエバポレータおよ
びサブコンデンサの通気面に重なり抵抗となることがな
いので、熱交換効率の良好な自動車用空調装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用空調装置の実施形態を示す構
成図である。
【図2】本発明の自動車用空調装置に係るエバポレータ
が備えるタンク部の第1実施形態を示す。
【図3】本発明の自動車用空調装置に係るエバポレータ
が備えるタンク部の第2実施形態を示す。
【図4】本発明の自動車用空調装置に係るエバポレータ
が備えるタンク部の第3実施形態を示す。
【図5】本発明の自動車用空調装置に係るエバポレータ
が備えるタンク部の第4実施形態を示す。
【図6】本発明の自動車用空調装置に係るエバポレータ
が備えるタンク部の第5実施形態を示す。
【図7】本発明の自動車用空調装置に係るエバポレータ
内部の冷媒の流れの例を示し、(a)は4パスの流れであ
り(b)は6パスの流れの場合を示す。
【図8】本発明の自動車用空調装置に係るサブコンデン
サが備えるヘッダーパイプの第1実施形態を示す。
【図9】本発明の自動車用空調装置に係るサブコンデン
サが備えるヘッダーパイプの第2実施形態を示す。
【図10】本発明の自動車用空調装置に係るサブコンデ
ンサが備えるヘッダーパイプの第3実施形態を示す。
【図11】本発明の自動車用空調装置に係るサブコンデ
ンサが備えるヘッダーパイプの第4実施形態を示す。
【図12】本発明の自動車用空調装置に係るサブコンデ
ンサが備えるヘッダーパイプの第5実施形態を示す。
【図13】図8から図12にて示した本発明に係る実施
の形態の冷媒流れを示し、 (a)は冷媒の流れが2パスの
場合であり(b)は冷媒の流れが4パスの場合を示してい
る。
【図14】本発明に係る実施の形態のヘッダーパイプお
よびタンク部の構造の一例を示している。
【図15】本発明に係る自動車用空調装置の全体構成を
示す概略図であって、暖房時である。
【図16】本発明に係る自動車用空調装置の全体構成を
示す概略図であって、冷房時である。
【図17】従来の自動車用空調装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10…ブロック 100…熱交換ユニット 200…サブコンデンサ 300…エバポレータ 302…タンク部 600…ヘッダーチューブ G…冷媒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインコンデンサ(1)、コンプレッサ
    (2)、アキュムレータ(3)、エバポレータ(30
    0)、電磁弁(4')、サブコンデンサ(200)、電
    磁弁(4)が冷媒配管(5)により連結されてなる自動
    車用空調装置において、 前記エバポレータ(300)および前記サブコンデンサ
    (200)のそれぞれの冷媒出入口開口部が熱交換ユニ
    ット(100)に直付けのブロック(10)にて両者一
    体にまとめられてなる構成を備えていること特徴とする
    自動車用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20110131886A (ko) * 2010-06-01 2011-12-07 한라공조주식회사 응축수를 이용한 차량용 공조시스템

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