JP2000102879A - スポット溶接における品質判定方法およびその装置 - Google Patents

スポット溶接における品質判定方法およびその装置

Info

Publication number
JP2000102879A
JP2000102879A JP10277506A JP27750698A JP2000102879A JP 2000102879 A JP2000102879 A JP 2000102879A JP 10277506 A JP10277506 A JP 10277506A JP 27750698 A JP27750698 A JP 27750698A JP 2000102879 A JP2000102879 A JP 2000102879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance value
quality
change
spot welding
elapsed time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10277506A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3858476B2 (ja
Inventor
Shuji Oda
修二 小田
Hideki Tamai
秀樹 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP27750698A priority Critical patent/JP3858476B2/ja
Publication of JP2000102879A publication Critical patent/JP2000102879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858476B2 publication Critical patent/JP3858476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電極間の抵抗値変化に基づいてスポット溶接の
良否をより精度よく判定できるようにする。 【解決手段】電極3、4間の抵抗値変化が検出されて、
通電開始から抵抗値が最大となるまでの経過時間が決定
される。上記経過時間が所定のしきい値よりも小さいと
きは、抵抗値が最大となった後の抵抗値減少量が所定値
以上であることを条件として、良品質であると判定され
る。上記経過時間が所定のしきい値よりも大きいとき
は、抵抗値が最大となるまでの抵抗値の最大上昇速度が
所定値以上であることを条件として、良品質であると判
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスポット溶接におけ
る品質判定方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接は、自動車ボディを構成す
るパネル材同士の接合等、種々の分野において利用され
ている(例えば特開平9−89825号公報参照)。ス
ポット溶接が適切に行われた否かを確認すること、つま
りスポット溶接の品質良否を確認することが行われてい
る。
【0003】スポット溶接の品質良否の確認の1つの手
法として、電極間の抵抗値変化に基づいて行うもの、よ
り具体的には通電開始から抵抗値が最大となるまでの経
過時間が、所定のしきい値よりも小さいか否かに応じ
て、品質良否を判定することが行われている。この点を
詳述すると、抵抗値は、時間の経過に伴って、その初期
時には被溶接部材としての母材の面接触増大により低下
していき、その後、発熱による抵抗増大となり、抵抗値
が最大となった後、通電面積の拡大(ナゲット拡大)に
よる抵抗値の減少となる。そして、抵抗値が最大となる
までの経過時間が小さいということは、その間の発熱が
十分行われていると考えられて、良品質であると判定さ
れ、逆に経過時間が大きいということは、その間の発熱
が十分に行われていないので不良品質と判定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】抵抗値変化に基づいて
スポット溶接の品質良否を、従来のように抵抗値が最大
となるまでの経過時間のみによって判定した場合、良品
質と判定されても実際には不良品質であることもあり、
逆に不良品質であると判定されても実際には良品質であ
る、ということが応々にして生じる。例えば、上記経過
時間が小さくて、この間までの発熱量が十分であると考
えられても、抵抗値が最大となった後の発熱量が小さす
ぎて、不良品質となる場合がある。また、経過時間が大
きくてこの間までの発熱量が小さいと考えられるときで
も、抵抗値が最大となるまでの抵抗値の上昇速度が大き
くてつまり発熱量が大きくて、良品質となる場合もあ
る。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れてたもので、その目的は、電極間の抵抗値変化に基づ
いてスポット溶接の品質良否を判定する場合に、より精
度よく品質の良否判定を行えるようにしたスポット溶接
における品質判定方法およびその装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明方法にあっては、次のような解決手法を採択
してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1
に記載のように、スポット溶接時の電極間の抵抗値変化
を検出する第1ステップと、通電開始から抵抗値が最大
となるまでの経過時間が、あらかじめ設定した所定時間
よりも小さいか大きいかの比較結果を得る第2ステップ
と、前記比較結果が大のときと小のときとで、互いに異
なる抵抗値変化状態に基づいて溶接の品質良否の判定を
行う第3ステップと、を備えているようにしてある。上
記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範
囲における請求項2〜請求項5に記載のとおりである。
【0007】前記目的を達成するため、本発明装置にあ
っては、次のような解決手法を採択してある。すなわ
ち、特許請求の範囲における請求項6記載のように、ス
ポット溶接時の電極間の抵抗値変化を検出する抵抗値変
化検出手段と、前記抵抗値変化検出手段での検出結果に
基づいて、通電開始から抵抗値が最大となるまでの経過
時間を決定する経過時間決定手段と、前記経過時間決定
手段により決定された前記経過時間が、あらかじめ設定
された所定時間よりも小さいか大きいかを判定する大小
判定手段と、前記大小判定手段での判定結果が大のとき
と小のときとで、互いに異なる抵抗値変化状態に基づい
て溶接の品質良否の判定を行う良否判定手段と、を備え
ているようにしてある。上記解決手法を前提とした好ま
しい態様は、特許請求の範囲における請求項7以下に記
載のとおりである。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、抵抗値が最大となる
経過時間がしきい値としての所定時間よりも小さいか大
きいかによって、品質良否の判定条件を振り分けて、よ
り精度よく品質良否の判定を行うことが可能になる。
【0009】請求項2によれば、抵抗値が最大となるま
での発熱量が小さいと考えられるとき、つまり基本的に
不良品質であると判定されるようなときでも、抵抗値の
上昇度合いをさらに検討することにより、良品質である
のに不良品質であると誤って判定されてしまう事態が防
止される。請求項3によれば、抵抗値が最大となるまで
の発熱量が小さいと考えられるとき、つまり基本的に不
良品質であると判定されるようなときでも、抵抗値の上
昇度合いおよび抵抗値減少度合いをさらに検討すること
により、良品質であるのに不良品質であると誤って判定
されてしまう事態が防止される。
【0010】請求項4によれば、抵抗値が最大となるま
での発熱量が大きいと考えられるとき、つまり基本的に
良品質であると判定されるようなときでも、抵抗値の減
少度合いをさらに検討することにより、不良品質である
のに良品質であると誤って判定されてしまう事態が防止
される。請求項5によれば、抵抗値測定のバラツキを影
響を極力排除し、しかも抵抗値が最大となる前後での抵
抗値の増減傾向をも加味して、抵抗値が最大となるまで
の経過時間というものをより精度よく決定して、この経
過時間に基づく品質良否の判定をより精度よく行う上で
好ましいものとなる。
【0011】請求項6によれば、請求項1に対応した効
果を得ることのできる品質判定装置が提供される。請求
項7によれば、請求項2に対応した効果を得ることので
きる品質判定装置が提供される。請求項8によれば、請
求項3に対応した効果を得ることのできる品質判定装置
が提供される。請求項9によれば、請求項4に対応した
効果を得ることのできる品質判定装置が提供される。請
求項10によれば、請求項5に対応した効果を得ること
のできる品質判定が提供される。請求項11によれば、
電極間の抵抗値変化を、電極間の電圧と、電極を流れる
電流との関係から簡単に決定することができる。
【0012】図1に、スポット溶接時において、一対の
電極間における抵抗値が変化する様子の代表的な例が示
され、図1中(a)〜(d)で示される符号は、図2の
(a)〜(d)の状態に対応している。すなわち、図2
において、1、2は被溶接部材としての母材であり、
3、4はスポット溶接用の電極である。図1において、
スポット溶接の初期時には、母材1、2同士の接触面積
増大による抵抗値減少が現れる。この後、通電路の温度
上昇(ジュール熱発生)により、抵抗値が増大される。
抵抗値が最大となった付近でナゲット5(図2の
(c)、(d)参照)が生成され、通電終了時点ではナ
ゲット5が所望の十分な大きさに成長される。なお、実
施形態では、通電時間は一定の15サイクル(1サイク
ル=1/60秒)とされて、抵抗値検出は0.5サイク
ル毎に行われている。
【0013】図3は、図1のような抵抗値変化を検出す
るための一例を示すものであり、電極3、4間の電圧が
検出されると共に、電極を流れる電流が検出されて、検
出された電圧と電流とから電極間抵抗値が決定されるよ
うになっている。なお、電極を流れる電流検出のため
に、一方の電極3にトロイダルコイル6が付設される。
【0014】まず、電極間の電圧の検出のために、A/
D変換器7を経て、チップ間(電極間)電圧がサンプリ
ングされ(図3の(a))、その後誘導電圧が除去され
(図3の(b))、最後に電圧実効値が演算される(図
3の(c)で0.5サイクル毎)。また、電流は、A/
D変換器7を経て、誘導電圧がサンプリングされ(図3
の(d))、その後積分処理されて電流値が決定され
(図3の(e))、最後に実効値電流が演算される(図
3の(f)で、0.5サイクル毎)。上述のようにして
得られた実効値電圧と実効値電流とに基づいて抵抗値
(の変化)が決定される(図3の(g)で、0.5サイ
クル毎)。
【0015】上述のようにして得られた電極間の抵抗値
変化が、良否判定部(図3の(h))に入力されて、こ
の良否判定部によって、後述のようにして、スポット溶
接の良否が判定される。スポット溶接の良否判定の前提
として、通電開始から抵抗値が最大値(ピーク値)とな
るまでの経過時間が決定されるが、この経過時間の決定
が、次のようにして行われる。すなわち、図4に示すよ
うに、抵抗値が上昇つまり増大しているとき、抵抗値上
昇の最大傾きを示す特性線がαとして決定され、また抵
抗値減少の最大傾きを示す特性線がβとして決定され
る。そして、両方の特性線αとβとの交点γに対応した
時点までの経過時間が、抵抗値が最大となる上記経過時
間として決定される。なお、図3の(a)〜(h)まで
の各部分は、マイクロコンピュ−タを利用して構成され
た制御ユニット(コントロ−ラ)での機能別の制御部分
をブロック図的に示すものである。
【0016】図5〜図8は、抵抗値が最大となる経過時
間のみによってスポット溶接の品質良否を判定した場合
に、判定誤まりを生じ易いことを説明するためのもので
ある。まず、図5は、通電径が母材1、2の溶融に伴っ
て広がっていく溶接例を示すもので、図5の符号1番、
2番、3番がナゲット5の成長していく過程を示し、そ
のときの抵抗値変化の様子が図6に示される。この場合
の抵抗値変化の特徴は、抵抗値が最大となるまでの経過
時間が小さく(短く)、ナゲット径の成長とともに通電
径が拡大して抵抗値が減少する。
【0017】次に、図7は、通電径が初期に広がって、
溶融が縦方向(母材1、2の重なり方向)に広がってい
く場合を示し、そのときの抵抗値変化の様子が図8に示
される。この場合の特徴は、初期に通電径が確保される
ために発熱による抵抗増が緩やかとなり、抵抗値が最大
となるまでの経過時間が大きい(長い)ものとなり、ナ
ゲット径の成長による通電径の拡大が少ないために抵抗
値の減少が少ないものとなる。
【0018】図5の場合において、経過時間が小さいも
のの、抵抗値が最大となってからの発熱量が不十分で、
不良品質となる場合も有り、このような不良品質を良品
質と誤判定されてしまう事態を防止することが望まれ
る。また、図7の場合において、経過時間が大きいもの
の、抵抗値の上昇速度が十分大きかったり、抵抗値が最
大となった後の抵抗値減少量が十分に大きくて、結果と
して発熱量が十分確保されて良品質となる場合も多く、
このような良品質を不良品質と誤判定してしまう事態を
防止することが望まれる。
【0019】図9は、本発明によるスポット溶接の品質
判定例を示すフロ−チャ−トであり、以下この図9につ
いて説明するが、図9は図3の(h)で示す良否判定部
での制御内容に相当する。なお、図9の例では、基本的
に、経過時間が所定時間(所定のしきい値)よりも大き
いか小さいかによって、品質良否の判定条件を変更する
ようにしてある。
【0020】まず、Q(ステップ−以下同じ)1におい
て、前述した抵抗値変化がモニタリングされた後、Q2
において、初期発熱量を示す波形パラメ−タが算出され
る。Q3においては、初期発熱量が大きいか否か(所定
のしきい値以上であるか否か)が判別され、このQ3の
判別でNOのときは、初期エネルギが絶対的に不足して
いるときなので、Q13において不良品質と判定される
(NG判定)。
【0021】Q3の判別でYESのときは、Q4におい
て、抵抗値が最大となるまでの経過時間が、あらかじめ
設定された所定時間(所定のしきい値)よりも大きいか
否かが判別される。このQ4の判別でNOのときは、基
本的に良品質のときであるが、不良品質である場合を考
慮して、図5、図6の判別が行われる。すなわち、Q5
において、抵抗値が最大となってから、当該最大抵抗値
から通電終了までの間での抵抗値減少量(最大減少量)
が大きいか否か、より具体的には抵抗値減少量が所定の
しきい値α1以上であるか否かが判別される。このQ5
の判別でYESのときは、抵抗値が最大となってからの
発熱量も十分確保されているので、Q8において良品質
と判定される(OK判定)。
【0022】前記Q5の判別でNOのときは、さらに、
Q6において、抵抗値が最大となった後における抵抗値
減少速度が大きいか否か、つまり抵抗値の最大減少速度
が所定のしきい値以上であるか否かが判別される。この
Q6の判別でYESのときは、抵抗値が最大となった後
の発熱量も十分大きいとして、Q8において良品質であ
ると判定される。Q6の判別でNOのときは、Q7にお
いて、不良品質であると判定される。
【0023】Q4の判別でYESのときは、基本的に不
良品質であると考えられるときであるが、良品質である
場合を考慮して、Q9〜Q11の判別が行われる。すな
わち、Q9において、抵抗値が最大となった後の抵抗値
減少量が大きいか否か、つまり抵抗値の最大減少量が所
定のしきい値α2(α2=α1でもよいが、α2<α1
とするのが好ましい)以上であるか否かが判別される。
Q9の判別でYESのときは、Q10において、抵抗値
が最大となるまでの間における抵抗値の上昇速度が大き
いか否か、つまり抵抗値の最大上昇速度が所定のしきい
値以上であるか否かが判別される。Q10の判別でYE
Sのときは、Q11において、抵抗値が最大となるまで
の間における抵抗値の上昇加速度が大きいか否か、つま
り抵抗値の最大上昇加速度が所定のしきい値以上である
か否かが判別される。Q11の判別でYESのときは、
Q12において、良品質であると判定される。前記Q
9、Q10あるいはQ11の判別でNOのときは、それ
ぞれ不良品質であると判定される。
【0024】図9を補足説明すると、Q6は、品質判定
の精度をより向上させるために設けたものであり、無く
てもよいものである。また、Q5は、抵抗値の減少度合
いを示すものであり、この抵抗値減少量の代わりに、抵
抗値の減少速度が大きいか否かの判別を行うようにして
もよい(抵抗値減少速度が所定のしきい値よりも大きい
ときに良品質判定とする)。また、抵抗値減少量および
抵抗値減少速度の両方でもって判定するようにしてもよ
く、この場合は、抵抗値減少量が所定のしきい値よりも
大きいとき、または抵抗値減少速度が所定のしきい値よ
りも大きいときのいずれか一方の条件を満足したとき
に、良品質であると判定するようにしてもよい(or条
件設定であり、不良品質をより積極的に除外するにはa
nd条件設定とすることも可能)。
【0025】Q4の判別でYESのときにおいて、Q1
2の判別は無くともよいものである。また、Q10での
抵抗値上昇速度は抵抗値上昇割合を示すものであるが、
抵抗値上昇割合としては、抵抗値上昇量とすることもで
きる。さらに、Q9は無くともよいものであるが、不良
品質を良品質と誤判定するのをより確実に防止する上に
おいては、Q9を設定しておくのが好ましい。いずれに
しても、Q4の判別でYESのときのときは、良品質を
ピックアップする過程となるので、良品質と判定される
条件を厳しくする方向での設定が好ましい。すなわち、
Q4の判別でNOのときの良品質と判定される条件を、
複数の条件設定のor条件とするのに対して、Q4の判
別でYESのときの良品質と判定される条件は、複数の
条件設定がなされているときはand条件とするのが好
ましい。
【0026】抵抗値が最大となるまでの経過時間は、図
4のようにして決定することなく、従来同様、各サンプ
リング時点の検出抵抗値のうち最大抵抗値を示す時点ま
でをそのまま経過時間として決定するようにしてもよ
い。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的
に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供す
ることをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポット溶接における抵抗値変化の様子の一例
を示す特性図。
【図2】図1の特性図における各溶接進行状況での溶接
状態を示す説明図。
【図3】抵抗値変化の検出と品質判定を行うめの制御系
統例を示す図。
【図4】抵抗値が最大となるまでの経過時間の好ましい
決定例を示す図。
【図5】ナゲットの成長過程の一例を示す簡略断面図。
【図6】図5での抵抗値変化を示す図。
【図7】ナゲットの成長過程の別の例を示す簡略断面
図。
【図8】図7での抵抗値変化を示す図。
【図9】本発明の品質判定のための制御例を示すフロ−
チャ−ト。
【符号の説明】
1、2:母材 3、4:電極 5:ナゲット 6:トロイダルコイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スポット溶接時の電極間の抵抗値変化を検
    出する第1ステップと、 通電開始から抵抗値が最大となるまでの経過時間が、あ
    らかじめ設定した所定時間よりも小さいか大きいかの比
    較結果を得る第2ステップと、 前記比較結果が大のときと小のときとで、互いに異なる
    抵抗値変化状態に基づいて溶接の品質良否の判定を行う
    第3ステップと、を備えていることを特徴とするスポッ
    ト溶接における品質判定方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第2ステップでの比較結果が大のときは、前記第3
    ステップにおける抵抗値変化状態が抵抗値の上昇度合と
    される、ことを特徴とするスポット溶接における品質判
    定方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記第2ステップでの比較結果が大のときは、前記第3
    ステップにおける抵抗値変化状態が、抵抗値の上昇度合
    および抵抗値の減少度合いとされる、ことを特徴とする
    スポット溶接における品質判定方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記第2ステップでの比較結果が小のときは、前記第3
    ステップにおける抵抗値変化状態が抵抗値の減少度合と
    される、ことを特徴とするスポット溶接における品質判
    定方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、 抵抗値が最大となるまでの前記経過時間が、抵抗値上昇
    の最大傾きと抵抗値減少の最大傾きとの交点となる時間
    として決定される、ことを特徴とするスポット溶接にお
    ける品質判定方法。
  6. 【請求項6】スポット溶接時の電極間の抵抗値変化を検
    出する抵抗値変化検出手段と、 前記抵抗値変化検出手段での検出結果に基づいて、通電
    開始から抵抗値が最大となるまでの経過時間を決定する
    経過時間決定手段と、 前記経過時間決定手段により決定された前記経過時間
    が、あらかじめ設定された所定時間よりも小さいか大き
    いかを判定する大小判定手段と、 前記大小判定手段での判定結果が大のときと小のときと
    で、互いに異なる抵抗値変化状態に基づいて溶接の品質
    良否の判定を行う良否判定手段と、を備えていることを
    特徴とするスポット溶接における品質判定装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記大小判定手段での判定が大のときは、前記良否判定
    手段が、抵抗値の上昇速度に基づいて品質良否の判定を
    行うようにされている、ことを特徴とするスポット溶接
    における品質判定装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記大小判定手段での判定結果が大のときは、前記良否
    判定手段が、抵抗値の上昇速度および抵抗値の減少量に
    基づいて品質良否の判定を行うようにされている、こと
    を特徴とするスポット溶接における品質判定装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、 前記大小判定手段での判定結果が小のときは、前記良否
    判定手段が、抵抗値の減少量に基づいて品質良否の判定
    を行うようにされている、ことを特徴とするスポット溶
    接における品質判定装置。
  10. 【請求項10】請求項6ないし請求項9のいずれか1項
    において、 前記経過時間決定手段が、抵抗値上昇の最大傾きと抵抗
    値減少の最大傾きとの交点となる時間を前記経過時間と
    して決定するようにされている、ことを特徴とするスポ
    ット溶接における品質判定装置。
  11. 【請求項11】請求項6ないし請求項10のいずれか1
    項において、 前記抵抗値変化検出手段が、 電極間での電圧の変化を検出する電圧変化検出手段と、 電極に流れる電流の変化を検出する電流変化検出手段
    と、 前記電圧変化検出手段で検出された電圧変化と前記電流
    変化検出手段で検出された電流変化とに基づいて、抵抗
    値の変化を決定する抵抗値変化決定手段と、から構成さ
    れている、ことを特徴とするスポット溶接における品質
    判定装置。
JP27750698A 1998-09-30 1998-09-30 スポット溶接における品質判定方法およびその装置 Expired - Fee Related JP3858476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27750698A JP3858476B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 スポット溶接における品質判定方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27750698A JP3858476B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 スポット溶接における品質判定方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000102879A true JP2000102879A (ja) 2000-04-11
JP3858476B2 JP3858476B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=17584552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27750698A Expired - Fee Related JP3858476B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 スポット溶接における品質判定方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3858476B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031331A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 鋼材の表面品質の検査方法
JP2006239706A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Toyota Motor Corp スポット溶接の品質判定方法およびスポット溶接機
JP2013022635A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Toyota Motor Corp 抵抗溶接の評価方法、抵抗溶接機の制御方法、抵抗溶接機の制御装置、および抵抗溶接機
JP2019093391A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 電元社トーア株式会社 ドレス良否判定装置およびドレス良否判定方法
JP2023518137A (ja) * 2021-02-20 2023-04-28 チョンチン キャピタルバイオ ニュー ビュー ダイアグノスティック テクノロジー カンパニー リミテッド 化学発光分析装置の発光値に応用する自己適応測定算出方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031331A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 鋼材の表面品質の検査方法
CN100437099C (zh) * 2003-09-29 2008-11-26 丰田自动车株式会社 钢材的表面质量的检查方法
JP2006239706A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Toyota Motor Corp スポット溶接の品質判定方法およびスポット溶接機
JP4527566B2 (ja) * 2005-03-01 2010-08-18 トヨタ自動車株式会社 スポット溶接の品質判定方法およびスポット溶接機
JP2013022635A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Toyota Motor Corp 抵抗溶接の評価方法、抵抗溶接機の制御方法、抵抗溶接機の制御装置、および抵抗溶接機
JP2019093391A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 電元社トーア株式会社 ドレス良否判定装置およびドレス良否判定方法
JP2023518137A (ja) * 2021-02-20 2023-04-28 チョンチン キャピタルバイオ ニュー ビュー ダイアグノスティック テクノロジー カンパニー リミテッド 化学発光分析装置の発光値に応用する自己適応測定算出方法
JP7345646B2 (ja) 2021-02-20 2023-09-15 チョンチン キャピタルバイオ ニュー ビュー ダイアグノスティック テクノロジー カンパニー リミテッド 化学発光分析装置の発光値に応用する自己適応測定算出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3858476B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6512200B2 (en) Welding control system
US7655880B2 (en) Method for monitoring a resistance welding process and device therefor
JP2015533657A (ja) 溶接作業中にワイヤからの溶滴の分離を検出する方法
US5852273A (en) Resistance welding controller and method including thermal conduction simulation of weld nugget condition
JP2000102879A (ja) スポット溶接における品質判定方法およびその装置
CN101875147A (zh) 消耗电极电弧焊接的收缩检测控制方法
US20110233174A1 (en) Spot welding method
JP3507843B2 (ja) 抵抗溶接制御方法及び装置
KR101897081B1 (ko) 방전 검사 장치, 와이어 본딩 장치 및 방전 검사 방법
CN109689269A (zh) 用于清洁以及将接合元件接合到工件上的方法和装置
US5958263A (en) Stud welding method
JPH04300078A (ja) インバータ式抵抗溶接制御方法及び装置
JP2002316269A (ja) スポット溶接のモニタリング装置
KR100911723B1 (ko) 아크 용접 전원장치를 이용한 용접 진단 방법
JPH07323376A (ja) スタッドの抵抗溶接方法及び装置
KR100322345B1 (ko) 점 용접기의 용접 전류 결정 방법 및 장치
JP2006110554A (ja) 抵抗スポット溶接品質判定方法と監視装置
JPH0989825A (ja) 抵抗溶接部の検査方法およびその装置
KR100327892B1 (ko) 점 용접기의 익스펄전 발생 판단 방법
JP7192566B2 (ja) 電気抵抗溶接における散り検知方法及びその装置
JPH0371982A (ja) 抵抗溶接方法
JP2001321959A (ja) プロジェクション溶接の非破壊検査方法
JP3056278B2 (ja) 電気融着継手の識別抵抗測定方法
JP2000102880A (ja) 抵抗溶接機の溶接条件制御方法および抵抗溶接機の溶接条件制御装置
JPH0577496B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees