JP2000102520A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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Abstract
操作性の高い磁気共鳴イメージング装置を提供する。 【解決手段】 磁場発生装置は均一磁場領域(1)を挾
んで上下方向に対向して配置された一対の磁場発生源
(5,6)と、磁場発生源(5,6)を内包し、冷却す
る一対の冷却容器(2,3)を具備する。磁場発生源
(5,6)は均一磁場領域(1)に均一磁場を生成する
主コイル(7,9)と漏洩磁場を抑制するシールドコイ
ル(8,10)とから成る。上側磁場発生源5の主コイ
ル(7)とシールドコイル(8)との間隔は、下側磁場
発生源(6)のものより広くしてある。このように構成
したことにより、上側冷却容器(2)の高さは高くなる
が、下側冷却容器(3)の高さは変わらず、床面から均
一磁場領域(1)の中心までの高さは増加しない。装置
上方の漏洩磁場を低減できると共に、高い開放性,操作
性が維持される。
Description
ング装置(以下、MRI装置という)に係り、特に広い
開口部を有することで被検体に開放感を与え、また術者
にとっては被検体へのアクセスが容易となる磁場発生装
置を有した磁気共鳴イメージング装置に関する。
の超電導磁石装置が主流として用いられて来たが、この
方式の磁石では均一磁場領域が円筒内に生成されるた
め、検査時に被検体が長時間円筒内に留置されることに
なるので、このことが被検体に閉塞感を与え、問題とな
っていた。このため最近のMRI装置では、開放型の磁
場発生装置を用いたものが要求され、それが主流となり
つつある。
均一磁場領域を挾んで一対の磁場発生源が対向して配置
されたもので、均一磁場領域およびその周辺が開放され
ているため、被検体に大きな開放感を与えるものであ
る。開放型磁場発生装置を用いたMRI装置としては従
来永久磁石を用いた垂直磁場方式のものが主流であった
が、最近では常電導磁石,超電導磁石を用いたものも製
品化されている。
方式のものと、水平磁場方式のものがある。これらの開
放型磁場発生装置の磁場発生源では、漏洩磁場を抑制す
るため、アクティブシールド方式を採ることができる。
このアクティブシールド方式の磁石では、均一磁場を生
成する一対の主コイルの均一磁場空間の中心に対しての
外側に、一対のシールドコイルを配置し、このシールド
コイルに主コイルとは逆向きの電流を流すことにより、
磁石の周囲の漏洩磁場を抑制している。
平9−153408号公報に開示されたもの(以下、公
知例1という)がある。公知例1の磁石では、均一磁場
の発生領域を挾んで一対の超電導物質から成る主コイル
と打ち消しコイル(シールドコイルに相当)が対向して
配置されている。主コイルと打ち消しコイルの外径と両
コイルの間隔はほぼ同じで、それらを収納する冷却容器
の外径は一様である。このような構造の磁石では、漏洩
磁場を低減するためには、装置全体が大型化してしまう
という問題がある。
P5,448,214号公報に開示されたもの(以下、
公知例2という)がある。公知例2の磁石は、水平磁場
方式の超電導磁石装置であり、その磁場発生源はほぼ対
称に配置されている。各々の磁場発生源の主コイルとシ
ールドコイルとは別個の冷却容器に収納され、シールド
コイルの外径は主コイルの外径より大きく作られてい
る。このような構造の磁石では、冷却容器の数が増加し
て構造が複雑になること、外径が大きくなることなどの
問題がある。
開平9−190913号公報に開示されたもの(以下、
公知例3という)がある。公知例3の磁石では、公知例
1と同様に均一磁場領域を挾んで一対の磁場発生源を対
向して配置した磁石の周囲に、円板状強磁性体や円筒状
強磁性体や柱状強磁性体などから成るパッシブシールド
方式の磁気シールドを配置し、磁場発生源の主コイルに
よって生成された磁束の帰路を形成することによって、
漏洩磁場の抑制を図っている。このような磁石では、強
磁性体の量を多くすることによって漏洩磁場の抑制効果
は向上するが、磁石全体の重量が重くなるという問題が
生じる。
した如く、従来の開放型磁場発生装置において、公知例
1の場合のように、アクティブシールド方式を採用して
漏洩磁場抑制の効果を上げるためには、(1)シールド
コイルの直径を主コイルの直径に比べて大きくする、
(2)並列配置される主コイルとシールドコイルの間隔
を大きくする、などの措置が必要である。しかし、シー
ルドコイルの直径を大きくした場合、被検体が挿入され
る均一磁場領域と装置外周部との間の距離が大きくな
り、術者の被検体へのアクセスが困難になる。また、主
コイルとシールドコイルの間隔を大きくした場合には、
均一磁場領域の中心位置の高さが高くなるために、被検
体の不安感が増大したり、IVRなどの手法を実施する
際に被検体へのアクセス性が悪化するなどの問題が生じ
る。
器の個数が増加することにより、構造が複雑となり、コ
ストが上昇するという問題があり、公知例3のようにパ
ッシブシールド方式にして、鉄などから成る磁気シール
ドを用いた場合には、磁石全体の重量が非常に重くなる
という問題がある。
つ漏洩磁場の広がりが少なく、被検体に大きな開放感を
与え、術者の被検体へのアクセスが容易となる磁気共鳴
イメージング装置を提供することを目的とする。
に、本発明の磁気共鳴イメージング装置は、均一磁場領
域を挾んで対向して配置された一対の磁場発生源を具備
し、該磁場発生源の各々は前記均一磁場の磁場方向の中
心軸に対して同軸に配置された主コイルとシールドコイ
ルとから成り、前記主コイルと前記シールドコイルとの
前記中心軸方向の間隔が各々の磁場発生源において異な
るようにしたものである(請求項1)。
の間隔が均一磁場領域の両側で異なることにより、主コ
イルとシールドコイルの間隔が広い側では狭い側に比べ
て漏洩磁場を大幅に低減することが可能である。従っ
て、漏洩磁場を低減したい側のコイル間隔を拡げ、他の
側については、狭いまま、またはそれ以下にすることに
より、イメージング装置としての開放性,操作性を変え
ずに、また装置の全長を大幅に伸長することなく、装置
周囲の必要な部分の漏洩磁場を低減することができる。
軸方向の漏洩磁場を抑制すべき側に配置された磁場発生
源の主コイルとシールドコイルの中心軸方向の間隔を大
きくしたものである。この構成では主コイルとシールド
コイルの間隔を大きくした側の漏洩磁場の抑制効果が向
上するので、抑制すべき側の漏洩磁場が低減される。
発生源の各々が垂直方向に配置され、上側の磁場発生源
の主コイルとシールドコイルの中心軸方向の間隔を大き
くしたものである。この構成では、上側の磁場発生源の
高さが高くなるため装置全体の高さも高くなるが、上側
の漏洩磁場の抑制効果が大幅に向上し、装置の上方向の
漏洩磁場が低減される。MRI装置と組み合わせた場
合、装置が1階に設置されることが多いので、2階への
漏洩磁場の影響を抑制でき、有効である。
イルと前記シールドコイルを内包し、前記均一磁場領域
を挾んで対向して配置された一対の冷却容器を具備し、
前記主コイルと前記シールドコイルは超電導物質から成
り、前記冷却容器は前記主コイルと前記シールドコイル
を超電導特性を示す温度にまで冷却維持し、前記冷却容
器の前記中心軸方向の長さが各々の冷却容器において異
なるものである。
装置であるため、主コイルとシールドコイルは冷却容器
に内包されている。その結果、主コイルとシールドコイ
ルの間隔の差は冷却容器の中心軸方向の長さの差となっ
ており、主コイルとシールドコイルの間隔が広い側の冷
却容器の中心軸方向の長さが長くなり、冷却容器の中心
軸方向の長さが長くなった側の漏洩磁場の抑制効果が向
上する。また、磁場発生装置を超電導磁石装置とした場
合、高い磁場強度を発生することが可能となる。
発生源の各々において、前記主コイルおよび前記シール
ドコイルの個数を複数個とし、各コイルの直径,巻数,
配置位置のうちの少なくとも一つが異なるものである。
この構成では、コイルの個数を複数個にして、各コイル
の直径,巻数,配置位置を変更し、調整することができ
るので、均一磁場領域に生成する均一磁場の磁場均一度
および漏洩磁場の調整が容易となるため、磁場均一度の
向上,漏洩磁場の低減が可能となる。
に従って説明する。図1に本発明の磁場発生装置の第1
の実施例の外観図を示す。図2には図1の縦断面図を示
す。図1において、本実施例の磁場発生装置は、開放型
の超電導磁石装置で、均一磁場領域1を挾んで円板状の
上側冷却容器2と下側冷却容器3が対向して配置されて
いる。上側冷却容器2と下側冷却容器3とは均一磁場領
域1の左右に配置された2本の連結管4によって接続さ
れている。また、上側冷却容器2はこの連結管4によっ
て支持されている。
側磁場発生源5が、下側冷却容器3内には下側磁場発生
源6が内包され、上側磁場発生源5は上側主コイル7と
上側シールドコイル8とから成り、下側磁場発生源6は
下側主コイル9と下側シールドコイル10とから成る。
主コイル7,9とシールドコイル8,10は垂直中心線
(Z軸)16と同軸に配置されている。主コイル7,9
およびシールドコイル8,10には、超電導物質、例え
ばNbTiなどの線材が使用されている。上側冷却容器
2は内部に超電導用冷媒15を充填した上側冷媒容器1
1と、この上側冷媒容器11を内包する上側真空容器1
2と、上側真空容器12を被う熱シールド(図示せず)
などから成る。同様に、下側冷却容器3は下側冷媒容器
13と下側真空容器14と熱シールド(図示せず)など
から成る。上側冷媒容器11と下側冷媒容器13との間
は連結管4によって、熱的および電気的に接続されてい
る。この連結管4は、同時に上下の冷却容器2,3を一
定間隔に保持する機能も果たしている。
10は超電導用冷媒15の中に浸漬され、超電導特性を
示す温度にまで冷却され、維持される。コイルの線材と
してNbTiなどの合金超電導体を用いた場合には、超
電導用冷媒15としては液体ヘリウムが用いられる。冷
却容器2,3には通常冷凍機(図示せず)が接続される
が、最近の冷凍機の高性能化により液体ヘリウムなどの
冷却液体を用いない構成も可能となり、この場合には液
体ヘリウムなどの超電導用冷媒15を収納する冷媒容器
11,13は不要となり、冷却容器2,3の構成は簡単
になる。
下側磁場発生源6の下側主コイル9によって均一磁場領
域1に上下方向(Z軸方向)の均一磁場(磁束密度
B0)が生成される。上側主コイル7および下側主コイ
ル9からの漏洩磁場を遮蔽するために、主コイル7,9
の外側に上側シールドコイル8および下側シールドコイ
ル10が配置され、対応する主コイルとは逆向きの電流
が通電される。
磁場を十分に低減させ、かつ、十分な装置の開放性と操
作性を得るために、上側磁場発生源5を構成する上側主
コイル7と上側シールドコイル8との間の間隔を、下側
磁場発生源6のものより大きくしている。均一磁場領域
1の磁場強度を一定とした場合、一般に主コイルとシー
ルドコイルとの間隔を拡げるほど、漏洩磁場の抑制効果
は大きくなる(図5参照)。従って、本実施例のような
構造を採用することにより、上側磁場発生源5の上方向
の漏洩磁場を、下側磁場発生源6の下方向に比べて、よ
り強く抑制することが可能となる。
量の制限などにより、病院などの1階に設置されること
が多い。この場合、装置の上方向(2階)への漏洩磁場
が問題となる。一方、装置の下方向(地下)への漏洩磁
場はそれほど問題にならない場合が多い。従って、本実
施例の如き構造にすることにより、装置の上方向(2
階)への漏洩磁場を効果的に低減できると共に、装置の
中心となる均一磁場領域1の中心位置の高さを低くした
構造にすることができる。
電導磁石装置を対象としているため、主コイルとシール
ドコイルを収納する冷却容器に関し、上側冷却容器2の
縦方向(Z軸方向)長さL1が下側冷却容器3の縦方向
(Z軸方向)長さL2よりも大きくなる。しかし、下側
冷却容器3の縦方向長さL2については、従来品と比べ
て大きくとる必要がないので、均一磁場領域1の水平中
心線17までの高さLcは大きくならず、均一磁場領域
1に挿入された被検体へのアクセス性は維持される。
主コイル9のみとし、下側シールドコイル10を省略す
ることも可能である。この場合には、下側冷却容器3の
縦方向長さL2を大幅に小さくすることができ、その結
果、均一磁場領域1の水平中心線17までの高さLcを
大幅に低くすることができる。この均一磁場領域1の中
心高さが低くなると、均一磁場領域1の中心から天井ま
での距離が大きくなるので、上側磁場発生源5の上側主
コイル7と上側シールドコイル8の間の距離をさらに拡
げることが可能となり、漏洩磁場の抑制効果を大きくす
ることができる。
例の外観図を示す。本実施例は水平磁場方式の超電導磁
石装置で、均一磁場領域1の左右に左側冷却容器20と
右側冷却容器21とが対向して配置されている。各々の
冷却容器20,21の外径はほぼ同じであるが、左側冷
却容器20の水平方向長さが右側冷却容器21の水平方
向長さより短くなっている。図3の各々の冷却容器2
0,21内には、均一磁場領域1に水平方向の均一磁場
(B0)を生成するため主コイルと漏洩磁場を低減する
ためのシールドコイルとから成る磁場発生源が内包され
ているが、左側冷却容器20に内包されている磁場発生
源の主コイルとシールドコイルの間隔が右側冷却容器2
1のものより狭くなっているために、両冷却容器間でそ
の水平方向長さに差が生じている。また、各々の冷却容
器20,21には被検体を挿入するための穴22,23
が設けられている。
却容器21の側において、漏洩磁場の抑制効果を大きく
することができるので、この構成は均一磁場領域1の右
側で漏洩磁場を特に低くしたい場合などに有効である。
また、本実施例は公知例2(USP5,448,214
号公報)と類似の構造となるが、主コイルとシールドコ
イルとが一つの冷却容器に内包されていること、主コイ
ルとシールドコイルの直径がほぼ同じであることの点で
異なる。本実施例の磁石をMRI装置に適用した場合、
左側冷却容器20の側の奥行きが短いので、腹部などを
撮影する場合、頭部を装置の外部に出すことが可能とな
り、被検体にとって大きな開放感が得られる。
例の縦断面図を示す。本実施例は第1の実施例と同様、
垂直磁場方式の超電導磁石装置である。第1の実施例と
の相違点は、主コイルおよびシールドコイルを複数のコ
イル群で構成したことにある。更に、下側シールドコイ
ルを省略して、下側冷却容器3の縦方向長さL2を小さ
くしたものである。
る上側磁場発生源5は、3個のコイルから成る上側主コ
イル群30と2個のコイルから成る上側シールドコイル
群31とから構成され、下側磁場発生源6は、3個のコ
イルから成る下側主コイル群32のみから構成される。
均一磁場領域1の均一磁場B0は、上側主コイル群30
と下側主コイル群32によって生成されるが、複数のコ
イルを垂直中心線(Z軸)16と同軸に配置することに
より磁場均一度の非常に高いものとなる。複数のコイル
を使用することにより、各コイルの直径,巻数,配置位
置のいずれか、または全てを変えることにより均一磁場
の磁場強度の調整ができるので、均一磁場の調整が容易
となり磁場均一度も高めることができる。
イルを使用することにより、主コイルと同様に、各コイ
ルの直径,巻数,配置位置のいずれか、または全てを変
えることにより、漏洩磁場を十分に低減することができ
る。また、図4においては、下側磁場発生源6につい
て、下側シールドコイルを省略しているが、下側シール
ドコイル群を追加してもよいことは言うまでもない。し
かし、下側シールドコイル群を追加した場合には、その
分だけ下側冷却容器3の縦方向長さL2が大きくなる。
数個に分けることは、コイル間に働く電磁力のバランス
調整にも有利である。主コイル群およびシールドコイル
群のコイルの直径,巻数,配置位置を調整することによ
り電磁力のバランス調整がやり易くなり、構造的に十分
な強度をもたせることもできる。
効果の例を図5に示す。図5は、本発明の磁場発生装置
を構成する主コイルとシールドコイルについて、両コイ
ルの間隔を変えた場合の垂直中心線方向の漏洩磁場の変
化(計算例)を示したものである。図5(a)は、主コ
イル7とシールドコイル8の配置例を示したもので、上
側磁場発生源6のもののみを示した。主コイル7とシー
ルドコイル8は垂直中心線16に対し同軸に配置され、
主コイル7は均一磁場領域1の中心(磁場中心)から
0.5m離れた位置に配置されている。主コイル7とシ
ールドコイル8との間隔は、狭い場合の例として0.3
m、広い場合の例として1mとした。
す。図5(b)において、横軸には垂直中心線16上の
磁石中心からの距離を、縦軸には漏洩磁場の磁場強度を
示す。磁場強度の正負は磁束の方向を示し、正は上向き
で、負は下向きである。図5(b)中のグラフAはコイ
ル間隔が0.3mの場合(狭い例)であり、グラフBは
コイル間隔が1mの場合(広い例)である。図中斜線を
施した部分は漏洩磁場が5ガウス以下の範囲である。現
在漏洩磁場の基準値として5ガウスの値が用いられてい
るので参考までに示したものである。上記の計算例でこ
の5ガウスラインに到達する距離は、従来品に対応する
コイル間隔の狭い場合(0.3m)では10mであるの
に対し、本発明に対応するコイル間隔の広い場合(1
m)では、4.8mであり、漏洩磁場の大幅な低減が達
成されている。この際、均一磁場領域の磁場強度は一定
としたままで、漏洩磁場を抑制するために、各コイルに
流す電流量を最適化している。
対象を超電導磁石装置として説明してきたが、本発明は
これに限定されず、常伝導体から成るコイルを用いた常
伝導磁石装置にも適用することができる。また、第1〜
第3の実施例ともアクティブシールド方式の磁場発生装
置について説明してきたが、このアクティブシールド方
式の磁石の周囲に強磁性体から成る磁気シールドを配置
して、アクティブシールド方式とパッシブシールド方式
を組合せたものにしてもよい。この場合、磁石の重量は
重くなるが、漏洩磁場の抑制効果は大きいので、漏洩磁
場を特に低くしたい場合に有効である。また、本発明の
磁場発生装置は、高い磁場均一度と低い漏洩磁場を達成
できるので、MRI装置のみならず、結晶引上げ装置な
どにも適用可能である。
洩磁場を強く抑制すべき側に配置した磁場発生源の主コ
イルとシールドコイルの間隔を他の側のものより大きく
することにより、必要とする方向の漏洩磁場を抑制する
ことができ、一方他の側については、磁石の端面から均
一磁場領域の中心までの距離が増大することがないの
で、被検体に大きな開放感を与え、術者が被検体に近接
し易い操作性の良い磁気共鳴イメージング装置を提供す
ることができる。
図。
面図。
図。
面図。
の例。
Claims (1)
- 【請求項1】 均一磁場領域を挾んで対向して配置され
た一対の磁場発生源を具備した磁気共鳴イメージング装
置において、前記磁場発生源の各々は、前記均一磁場の
磁場方向の中心軸に対して同軸に配置された主コイルと
シールドコイルとから成り、前記主コイルと前記シール
ドコイルとの前記中心軸方向の間隔が各々の磁場発生源
において異なることを特徴とする磁気共鳴イメージング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10290134A JP2000102520A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10290134A JP2000102520A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102520A true JP2000102520A (ja) | 2000-04-11 |
JP2000102520A5 JP2000102520A5 (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=17752242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10290134A Pending JP2000102520A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000102520A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143126A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Hitachi Medical Corp | 磁石装置及び磁気共鳴イメージング装置 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10290134A patent/JP2000102520A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143126A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Hitachi Medical Corp | 磁石装置及び磁気共鳴イメージング装置 |
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