JP2000102224A - 揺動モ―タ及び揺動モ―タ位置調節方法 - Google Patents

揺動モ―タ及び揺動モ―タ位置調節方法

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JP2000102224A
JP2000102224A JP11301165A JP30116599A JP2000102224A JP 2000102224 A JP2000102224 A JP 2000102224A JP 11301165 A JP11301165 A JP 11301165A JP 30116599 A JP30116599 A JP 30116599A JP 2000102224 A JP2000102224 A JP 2000102224A
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JP
Japan
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rotation angle
motor
magnet
main shaft
rotating shaft
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JP11301165A
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English (en)
Inventor
Shigeru Oki
大木  茂
Takashi Ishida
隆 石田
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ組立後に主軸の原点位置調整が容易に
行える回転角度制御用モータを提供する。 【解決手段】 主軸1の頭部は、モータケース15端部
を貫通させて所定長外部に出す。回転角度検出用磁石1
1a、11b、位置検出センサ9、取り付け部21及び
止めねじ19をモータケース15の外部に配設する。原
点位置調整前は、回転角度検出用磁石11a、11bは
可動状態であり、原点位置調整後に主軸1又は取り付け
部21と固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転角度制御用モー
タに係わり、特にモータ組立後に主軸の原点位置調整が
容易に行える回転角度制御用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に揺動モータ内部の概略構成図を示
す。図3において、揺動モータ10は主軸1の回転角度
を任意に制御可能なようになっている。主軸1には径方
向に2極の磁石7a、7bが円筒状に固着されている。
磁石7a、7bの外周には所定距離隔ててコイル基板3
a、3bが配設されている。コイル基板3a、3bには
駆動コイル5a、5bが均等に巻回されている。磁石7
a、7bの下部には、主軸1の回転角度を検出するため
回転角度検出用磁石11a、11bが配設されている。
そして、回転角度検出用磁石11a、11bの外周には
所定距離隔てて位置検出センサ9が配設されている。
【0003】次に動作を説明する。図3において、駆動
コイル5a、5bに対し電流を流すと磁石7a、7bと
の間にトルクを生ずる。電流を所定値に止めれば主軸1
は停止し、また駆動コイル5a、5bを直列に接続し交
流電流を流せば、180度未満の揺動運動を行わせるこ
とが可能である。また、主軸1が揺動すると位置検出セ
ンサ9からは図4に示す磁束密度に比例した出力が得ら
れる。従って、この位置検出センサ9からの出力信号を
所定値とするよう駆動コイル5の電流を調節すること
で、主軸1を所望の位置に停止する制御が可能である。
また、図示しない発振器からの信号を交流とし駆動コイ
ル5に入力することで、ある角度範囲を単純に往復運動
を行う制御も可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の揺動
モータ10は、位置検出センサ9と回転角度検出用磁石
11a、11bを図示しないモータケース15内部に配
設していた。このため、主軸1の原点位置調整を揺動モ
ータ10の組立時に行わざるを得なかった。この原点位
置調整は、揺動モータ10を仮組した状態で駆動コイル
5に基準電流を流し、主軸1の原点位置からのずれを例
えば駆動コイル5等を移動させることで行っていた。従
って、作業時間を要すると共に、組立完了後に調整位置
が多少ずれてしまう恐れがあった。また、図示しないモ
ータ取り付けねじ穴13の位置が設計位置よりずれた
り、駆動コイル5や位置検出センサ9のケーブル排出位
置が設計位置よりずれる恐れがあった。本発明はこのよ
うな従来の課題に鑑みてなされたもので、モータ組立後
に主軸の原点位置調整が容易に行える回転角度制御用モ
ータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、主軸
の回転角度を任意に制御可能な回転角度制御用モータに
おいて、少なくとも主軸の外周に配設された回転角度検
出用磁石と、該回転角度検出用磁石を前記主軸に固定す
る固定手段と、前記回転角度検出用磁石に対向する所定
位置に固定され主軸の回転角度を回転角度検出用磁石の
磁界により検出する位置検出センサをモータケース外部
に配設して構成した。回転角度制御用モータは、主軸の
回転角度を任意に制御可能なモータであり、例えばDC
モータ、揺動モータ等を含む。主軸の外周には、回転角
度検出用磁石を配設する。そして、回転角度検出用磁石
は固定手段により、回転角度調整後等に主軸に固定す
る。回転角度検出用磁石に対向して位置検出センサが所
定位置に固定されている。位置検出センサは、回転角度
検出用磁石の磁界を検出する。主軸の回転角度は、回転
角度検出用磁石の磁界の変動を検出することで測定する
ことが出来る。少なくとも回転角度検出用磁石、固定手
段及び位置検出センサは、モータケース外部に配設す
る。このことにより、主軸の原点位置調整はモータ組立
後でも簡単に行うことが出来る。また、調整位置が容易
にかつ正確に定まり、作業時間を少なく抑えることが出
来る。更に、回転角度検出用磁石は、主軸への着脱が容
易であるため、その磁束密度や極数を簡単に変更するこ
とが出来る。このため、主軸の回転角度の検出精度や分
解能を種々変更することが出来る。そして、回転角度検
出用磁石の磁束密度や極数を大きくした場合には、主軸
の回転角度の検出精度や分解能を向上させることが出来
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の実施形態を示す図1におい
て、揺動モータ10のモータケース15内部には、従来
と同様に、主軸1の周囲に径方向に2極の磁石7a、7
b(図示略)が円筒状に固着されている。磁石7a、7
bの外周には所定距離隔ててコイル基板3a、3b(図
示略)が配設されている。コイル基板3a、3bには駆
動コイル5a、5b(図示略)が均等に巻回されてい
る。モータケース15にモータ取り付けねじ穴13が付
加されている。モータケース15端部には、主軸1の頭
部が貫通されモータケース15の外部に所定長出てい
る。主軸1の頭部には切欠が施されている。そして、主
軸1の頭部には例えばレーザ光を反射させるための反射
鏡17が取り付け部21を介し取り付けられる。主軸1
と取り付け部21は、止めねじ19で固定される。従っ
て、主軸1と反射鏡17は連接固定されている。回転角
度検出用磁石11a、11bは取り付け部21の外周に
沿い円筒状に構成されている。回転角度検出用磁石11
a、11bの外周には、所定距離隔てて固定用部材23
に位置検出センサ9が取り付けられている。また、固定
用部材23の外周には、所定距離隔てて回転角度検出用
磁石11a、11bの磁束密度を向上させるため磁性リ
ング25が配設されている。
【0007】次に作用を説明する。主軸1の頭部は、モ
ータケース15端部を貫通させて所定長外部に出す。回
転角度検出用磁石11a、11b、位置検出センサ9、
取り付け部21及び止めねじ19をモータケース15の
外部に配設する。主軸1と反射鏡17は連接固定してい
るので、主軸1の揺動に反射鏡17は追従する。ここに
おいて、主軸1の原点位置調整を行うため、ケーブルよ
り基準電流を駆動コイル5a、5bに流す。このとき、
回転角度検出用磁石11a、11bは可動状態にある。
位置検出センサ9の出力が丁度原点となる位置で回転角
度検出用磁石11a、11bを固定する。位置検出セン
サ9の出力は、回転角度検出用磁石11が2極の場合図
4の磁束密度に比例するので、例えば検出した磁束密度
が0のときを主軸1の原点位置(角度0度)と定める。
また、回転角度検出用磁石11a、11bを取り付け部
21に固定する固定手段は、接着剤で行ってもよいし、
図示しないねじ等で行ってもよい。回転角度検出用磁石
11a、11bは取り付け部21に固定してもよいし、
主軸1に固定してもよい。なお、図4の回転角度検出用
磁石11の磁極は2極であるが、回転角度検出用磁石1
1は、主軸1又は取り付け部21への着脱が容易に行え
る。従って、その磁束密度や極数を簡単に変更すること
が出来る。例えば、図2のように極数を4極に増やせば
回転角度に対する磁束密度の増減率が大きくなる。ま
た、回転角度検出用磁石11に磁束密度の高い磁石を用
いた場合も、同様に回転角度に対する磁束密度の増減率
が大きくなる。この回転角度に対する磁束密度の増減率
が大きくなれば、主軸1の回転角度の検出精度や分解能
を向上させることが出来る。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも回転角度検出用磁石、固定手段及び位置検出セ
ンサをモータケース外部に配設したので、主軸の原点位
置調整はモータ組立後でも簡単に行うことが出来る。ま
た、原点位置調整後に回転角度制御用モータの各機構が
設計時の位置からずれることは無くなる。調整位置は容
易にかつ正確に定まり、作業時間を少なく抑えることが
出来る。更に、回転角度検出用磁石は、主軸への着脱が
容易であるため、その磁束密度や極数を簡単に変更する
ことが出来る。このため、主軸の回転角度の検出精度や
分解能を種々変更することが出来る。そして、回転角度
検出用磁石の磁束密度や極数を大きくした場合には、主
軸の回転角度の検出精度や分解能を向上させることが出
来る。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成図
【図2】回転角度検出用磁石が4極の場合の主軸の回転
角度と磁束密度の関係を示す図
【図3】従来の揺動モータ内部の概略構成図
【図4】回転角度検出用磁石が2極の場合の主軸の回転
角度と磁束密度の関係を示す図
【符号の説明】
1 主軸 9 位置検出センサ 10 揺動モータ 11 回転角度検出用磁石 15 モータケース 19 止めねじ 21 取り付け部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に連結された角度検出用磁石及び
    揺動対象物と、前記角度検出用磁石に対向する位置に設
    けられたセンサとを有する揺動モータにおいて、 前記揺動対象物及び前記角度検出用磁石とを一体的且つ
    着脱自在に回転軸に固定する固定部を設けたことを特徴
    とする揺動モータ。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の先端部及び固定部底部にお
    互いを係止する切欠き部が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の揺動モータ。
  3. 【請求項3】 前記固定部側面に、前記切欠き部に貫通
    する嵌合用ネジ孔を設けたことを特徴とする請求項2記
    載の揺動モータ。
  4. 【請求項4】 前記角度検出用磁石は、前記固定部に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1〜3記載の
    揺動モータ。
  5. 【請求項5】 前記角度検出用磁石は、前記回転軸に取
    り付けられていることを特徴とする1〜3記載の揺動モ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記センサは、前記検出用磁石の外周に
    所定距離隔ててモータ筐体に立設された取付壁内周面に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5記載
    の揺動モータ。
  7. 【請求項7】 前記取付壁の外周で前記モータ筐体に磁
    性壁を立設していることを特徴とする請求項1〜6記載
    の揺動モータ。
  8. 【請求項8】 回転軸に連結された角度検出用磁石及び
    揺動対象物と、前記角度検出用磁石に対向する位置に設
    けられたセンサとを有する揺動モータの位置調節方法に
    おいて、 前記回転軸に、前記揺動対象物、前記角度検出用磁石、
    及びこれらを一体的且つ着脱自在に回転軸に固定する固
    定部を可動自在に挿入する工程と、前記回転軸を回転さ
    せる工程と、前記センサからの出力振幅が略0となる回
    転角度で角度検出用磁石を回転軸又は固定部に固定する
    工程とから成ることを特徴とする揺動モータ位置調節方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104113243A (zh) * 2014-06-30 2014-10-22 北京航天发射技术研究所 电动伸缩机构自适应伸收到位判断控制系统
JP2019500837A (ja) * 2015-12-15 2019-01-10 ムービング マグネット テクノロジーズ 可動コイルフレームを備えた高い動特性を有するアクチュエータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104113243A (zh) * 2014-06-30 2014-10-22 北京航天发射技术研究所 电动伸缩机构自适应伸收到位判断控制系统
CN104113243B (zh) * 2014-06-30 2018-02-23 北京航天发射技术研究所 电动伸缩机构自适应伸收到位判断控制系统
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