JP2000101486A - 遠近fext問題を緩和する方法および通信システム - Google Patents
遠近fext問題を緩和する方法および通信システムInfo
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- JP2000101486A JP2000101486A JP11182261A JP18226199A JP2000101486A JP 2000101486 A JP2000101486 A JP 2000101486A JP 11182261 A JP11182261 A JP 11182261A JP 18226199 A JP18226199 A JP 18226199A JP 2000101486 A JP2000101486 A JP 2000101486A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/32—Reducing cross-talk, e.g. by compensating
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信システムにおけるチャンネル間の遠近ク
ロストーク干渉を減少させるための方法および手段を提
供すること。 【解決手段】 中央装置110と遠隔装置R1〜Rnと間
のチャンネルL1〜Lnの長さd1〜dnが異なる場合に近
隣するチャンネルに生じるクロストーク干渉を減少させ
るために、あるチャンネル上を搬送される信号のスペク
トルを整形することによって、このチャンネルに近隣す
るチャンネルに生成されるクロストークの量を減少させ
る。この整形は、部分的に、前記2つのチャンネルの少
なくとも一つの特性に基づいて行われる。また、この特
性には、限定されるものではないが、チャンネルの長さ
とチャンネルの伝達関数とが含まれる。
ロストーク干渉を減少させるための方法および手段を提
供すること。 【解決手段】 中央装置110と遠隔装置R1〜Rnと間
のチャンネルL1〜Lnの長さd1〜dnが異なる場合に近
隣するチャンネルに生じるクロストーク干渉を減少させ
るために、あるチャンネル上を搬送される信号のスペク
トルを整形することによって、このチャンネルに近隣す
るチャンネルに生成されるクロストークの量を減少させ
る。この整形は、部分的に、前記2つのチャンネルの少
なくとも一つの特性に基づいて行われる。また、この特
性には、限定されるものではないが、チャンネルの長さ
とチャンネルの伝達関数とが含まれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、通信
システムに関する。詳細には、本発明は、特にマルチキ
ャリア変調方式を使用するのに相応しい高速通信システ
ムに関する。
システムに関する。詳細には、本発明は、特にマルチキ
ャリア変調方式を使用するのに相応しい高速通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭や会社向けに比較的多量のデータの
送信を必要とするインターネット,テレビ会議や他の通
信システムの人気が増大するに従い、双方向通信で使用
するための高速モデムへの要求が増大している。単一キ
ャリア変調方式の固有な制限を考えるとき、マルチキャ
リア変調方式の使用には、ますます大きな利益が存在す
るようになってきた。
送信を必要とするインターネット,テレビ会議や他の通
信システムの人気が増大するに従い、双方向通信で使用
するための高速モデムへの要求が増大している。単一キ
ャリア変調方式の固有な制限を考えるとき、マルチキャ
リア変調方式の使用には、ますます大きな利益が存在す
るようになってきた。
【0003】より人気の高いシステムのうちのいくつか
は、デジタル加入者線(例えば、電話線),ケーブル線
および種々の無線インターフェイスの使用を想定してい
る。提案された出願の多くでは、ポイント・ツー・ポイ
ントおよびポイント・ツー・マルチポイント伝送方式が
考慮されている。一例を挙げると、本願の明細書の執筆
時点では、ANSI(米国国家規格協会)規格連合によ
って認定された団体である電気通信産業連盟(ATI
S)は、VDSL(超高速デジタル加入者線)規格と称
せられる次世代加入者線ベースの伝送システムに取り組
んでいる。VDSL規格は、51.92Mbit/sま
での伝送速度を容易にするように意図されている。
は、デジタル加入者線(例えば、電話線),ケーブル線
および種々の無線インターフェイスの使用を想定してい
る。提案された出願の多くでは、ポイント・ツー・ポイ
ントおよびポイント・ツー・マルチポイント伝送方式が
考慮されている。一例を挙げると、本願の明細書の執筆
時点では、ANSI(米国国家規格協会)規格連合によ
って認定された団体である電気通信産業連盟(ATI
S)は、VDSL(超高速デジタル加入者線)規格と称
せられる次世代加入者線ベースの伝送システムに取り組
んでいる。VDSL規格は、51.92Mbit/sま
での伝送速度を容易にするように意図されている。
【0004】同時に、デジタル,オーディオおよびビデ
オ・カウンシル(DAVIC)は、ファイバー・ツー・
ザ・カーブ(FTTC)と称せられるショート・レンジ
・システムに取り組んでいる。多くのマルチキャリア変
調方式が、VDSLおよびFTTC規格(以下、「VD
SL/FTTC」と称する。)で使用するために提案さ
れている。提案されたマルチキャリア方式の1つは、僅
かに低速なシステム用にANSIによって最近採用され
たADSL規格と本質的には同様なシステムにおいて離
散マルチトーン(DMT)信号を利用する。他の提案さ
れた変調方式には、キャリアレス振幅および位相変調
(CAP)信号と離散ウェーブレットマルチトーン変調
(DWMT)と簡易型DMTである直交周波数分割多重
方式(OFDM)とがある。
オ・カウンシル(DAVIC)は、ファイバー・ツー・
ザ・カーブ(FTTC)と称せられるショート・レンジ
・システムに取り組んでいる。多くのマルチキャリア変
調方式が、VDSLおよびFTTC規格(以下、「VD
SL/FTTC」と称する。)で使用するために提案さ
れている。提案されたマルチキャリア方式の1つは、僅
かに低速なシステム用にANSIによって最近採用され
たADSL規格と本質的には同様なシステムにおいて離
散マルチトーン(DMT)信号を利用する。他の提案さ
れた変調方式には、キャリアレス振幅および位相変調
(CAP)信号と離散ウェーブレットマルチトーン変調
(DWMT)と簡易型DMTである直交周波数分割多重
方式(OFDM)とがある。
【0005】典型的な加入者線ベースの電気通信ローカ
ルループが図1に示されている。図1で分かるように、
中央位置にある中央装置10は、離散伝送回線14,1
6,18を介して多くの遠隔装置R1〜R322〜24と
連絡している。種々の伝送媒体を伝送回線として用いる
ことができる。例を挙げると、同軸ケーブルとツイスト
・ペア電話線と2つ以上の異なる媒体を組み込んだハイ
ブリッドとはすべてうまくいく。この方式は無線システ
ムでもうまくいく。
ルループが図1に示されている。図1で分かるように、
中央位置にある中央装置10は、離散伝送回線14,1
6,18を介して多くの遠隔装置R1〜R322〜24と
連絡している。種々の伝送媒体を伝送回線として用いる
ことができる。例を挙げると、同軸ケーブルとツイスト
・ペア電話線と2つ以上の異なる媒体を組み込んだハイ
ブリッドとはすべてうまくいく。この方式は無線システ
ムでもうまくいく。
【0006】遠隔装置22〜24は、家庭や事務所など
に存在する利用者装置であって良い。典型的には、多く
の遠隔装置22〜24は特定の中央局によってサービス
される。現在設置されているシステムでは、遠隔装置は
電話であることが多いが、それらは、「電話回線」に接
続できるファックス回線,コンピュータ端末,テレビ,
セット・トップ・ボックスまたは他の種々の装置であっ
ても良い。
に存在する利用者装置であって良い。典型的には、多く
の遠隔装置22〜24は特定の中央局によってサービス
される。現在設置されているシステムでは、遠隔装置は
電話であることが多いが、それらは、「電話回線」に接
続できるファックス回線,コンピュータ端末,テレビ,
セット・トップ・ボックスまたは他の種々の装置であっ
ても良い。
【0007】いくつかの実施例では、中央装置は、通信
の発信源となる中央局に配置されるマスター・サーバで
ある。他の実施例では、「中央装置」は、信号を受信し
再送信するシステム・アーキテクチャにおける低レベル
分配部品でも良い。この中央装置は、高帯域幅幹線経由
で情報を受信し、遠隔装置にその情報を再送信する。一
実施例では、幹線は光ファイバー・ケーブルの形を取
り、中央装置は光終端装置(ONU)の形を取る。
の発信源となる中央局に配置されるマスター・サーバで
ある。他の実施例では、「中央装置」は、信号を受信し
再送信するシステム・アーキテクチャにおける低レベル
分配部品でも良い。この中央装置は、高帯域幅幹線経由
で情報を受信し、遠隔装置にその情報を再送信する。一
実施例では、幹線は光ファイバー・ケーブルの形を取
り、中央装置は光終端装置(ONU)の形を取る。
【0008】中央装置10は、離散回線14,16,1
8を介して遠隔装置R1〜R3と通信する。典型的には、
多くの遠隔装置が特定の中央装置またはONUによって
サービスされる。例を挙げると、北米では、典型的なO
NUは4個から96個のオーダーの遠隔装置にサービス
可能である。ONUは、1つ以上の幹線からダウンスト
リーム・ソース信号を受信し、それに包含された情報を
ダウンストリーム通信信号として適当な遠隔装置に送信
する。同様に、ONUは、遠隔装置からアップストリー
ム通信信号を受信し、それに包含された情報をアップス
トリーム・ソース信号として送信する。ソース信号は、
中央局,他の分配装置または他の適当な場所に送られて
も良い。サービス・プロバイダは、典型的には、遠隔装
置への送信用の中央モデムにデータを提供して、遠隔装
置からの中央モデムによって受信されたデータを処理す
るよう、構成されてきた。しかし、サービス・プロバイ
ダはどんな好適な形式を取ることもできる。例を挙げる
と、サービス・プロバイダは、ネットワーク・サーバの
形を取ることができる。ネットワーク・サーバは専用コ
ンピュータまたは分散型システムの形を取ることができ
る。
8を介して遠隔装置R1〜R3と通信する。典型的には、
多くの遠隔装置が特定の中央装置またはONUによって
サービスされる。例を挙げると、北米では、典型的なO
NUは4個から96個のオーダーの遠隔装置にサービス
可能である。ONUは、1つ以上の幹線からダウンスト
リーム・ソース信号を受信し、それに包含された情報を
ダウンストリーム通信信号として適当な遠隔装置に送信
する。同様に、ONUは、遠隔装置からアップストリー
ム通信信号を受信し、それに包含された情報をアップス
トリーム・ソース信号として送信する。ソース信号は、
中央局,他の分配装置または他の適当な場所に送られて
も良い。サービス・プロバイダは、典型的には、遠隔装
置への送信用の中央モデムにデータを提供して、遠隔装
置からの中央モデムによって受信されたデータを処理す
るよう、構成されてきた。しかし、サービス・プロバイ
ダはどんな好適な形式を取ることもできる。例を挙げる
と、サービス・プロバイダは、ネットワーク・サーバの
形を取ることができる。ネットワーク・サーバは専用コ
ンピュータまたは分散型システムの形を取ることができ
る。
【0009】中央装置10と一番遠い遠隔装置との距離
は、かなりの量変化するかもしれない。例を挙げると、
VDSL/FTTC規格においては、51.92MHz
のダウンストリーム通信に対して、1000フィート
(300メートル)までのツイスト・ペア・ループ長が
許されることが期待されている。同様に、25.96M
Hzのダウンストリーム通信に対しては、3000フィ
ート(900メートル)までのループ長を許可して良
い。また、12.97MHzのダウンストリーム通信に
対しては、5000フィート(1500メートル)まで
のループ長を許可して良い。当業者には分かることであ
るが、一般に、最大ループ長を短くすればするほど、達
成可能なデータ転送速度はそれに応じて高くなる。
は、かなりの量変化するかもしれない。例を挙げると、
VDSL/FTTC規格においては、51.92MHz
のダウンストリーム通信に対して、1000フィート
(300メートル)までのツイスト・ペア・ループ長が
許されることが期待されている。同様に、25.96M
Hzのダウンストリーム通信に対しては、3000フィ
ート(900メートル)までのループ長を許可して良
い。また、12.97MHzのダウンストリーム通信に
対しては、5000フィート(1500メートル)まで
のループ長を許可して良い。当業者には分かることであ
るが、一般に、最大ループ長を短くすればするほど、達
成可能なデータ転送速度はそれに応じて高くなる。
【0010】中央装置から異なる距離に遠隔装置を有す
ることに関わる一つの問題は、「遠近FEXT」または
「不等レベルFEXT」と称せられることの多い不均一
遠端クロストークの発生である。ポイント・ツー・マル
チポイント通信システムを設計し最適化するのに用いら
れる殆どのモデルは、回線(例えば、回線14,16,
18)間のクロストークの量がすべての回線間で同じで
あると仮定している。すなわち、それらのモデルは、す
べての回線は等しい長さを持つと仮定している。
ることに関わる一つの問題は、「遠近FEXT」または
「不等レベルFEXT」と称せられることの多い不均一
遠端クロストークの発生である。ポイント・ツー・マル
チポイント通信システムを設計し最適化するのに用いら
れる殆どのモデルは、回線(例えば、回線14,16,
18)間のクロストークの量がすべての回線間で同じで
あると仮定している。すなわち、それらのモデルは、す
べての回線は等しい長さを持つと仮定している。
【0011】図1に戻ると、遠隔装置22〜24の引き
込み点は、距離d1,d2,d3に位置する。典型的な通
信システムでは、すべての遠隔装置は中央装置10から
等しい遠さにあると考えるので、すべての遠隔装置は最
大可能電力で送信する。
込み点は、距離d1,d2,d3に位置する。典型的な通
信システムでは、すべての遠隔装置は中央装置10から
等しい遠さにあると考えるので、すべての遠隔装置は最
大可能電力で送信する。
【0012】図2a〜図2cと図3aおよび図3bと図
4とは、距離d1,d2,d3にある遠隔装置の送信のパ
ワー・スペクトル密度(PSD)を示す。図2aを参照
すると、遠隔装置R1の出力は、この遠隔装置の引き込
み点である距離d1において全使用可能周波数範囲0<
f<f1に亘って最大電力出力である。図2bにおい
て、信号は、回線14の伝達関数H(f)によってd2の
距離に亘って減衰する。図2cに示すように、信号は距
離d3でさらに減衰する。遠隔装置R1から中央装置10
への信号の減衰は伝送媒体の正規関数である。
4とは、距離d1,d2,d3にある遠隔装置の送信のパ
ワー・スペクトル密度(PSD)を示す。図2aを参照
すると、遠隔装置R1の出力は、この遠隔装置の引き込
み点である距離d1において全使用可能周波数範囲0<
f<f1に亘って最大電力出力である。図2bにおい
て、信号は、回線14の伝達関数H(f)によってd2の
距離に亘って減衰する。図2cに示すように、信号は距
離d3でさらに減衰する。遠隔装置R1から中央装置10
への信号の減衰は伝送媒体の正規関数である。
【0013】図3aおよび図3bはそれぞれ、距離d2
および距離d3において遠隔装置R2から中央装置10へ
送信される信号のPSDを描いている。地点d2におい
て、遠隔装置R2の出力は、図3aに示すように、すべ
ての使用可能周波数範囲に亘って最大である。図3bは
地点d3での信号の減衰を示している。地点d2での回線
14上の信号のPSDは地点d2での回線16の信号の
PSDよりもかなり小さいということが分かる。ところ
が、殆どのモデルおよび設計は、どんな所定の地点にあ
る2つの信号の信号強度は同じであるのでクロストーク
の量も同じであると仮定している。実際には、回線16
上で搬送される信号は、回線14上の信号が回線16上
に引き起こすクロストーク干渉よりも大きいクロストー
ク干渉を回線14上に引き起こすであろう。
および距離d3において遠隔装置R2から中央装置10へ
送信される信号のPSDを描いている。地点d2におい
て、遠隔装置R2の出力は、図3aに示すように、すべ
ての使用可能周波数範囲に亘って最大である。図3bは
地点d3での信号の減衰を示している。地点d2での回線
14上の信号のPSDは地点d2での回線16の信号の
PSDよりもかなり小さいということが分かる。ところ
が、殆どのモデルおよび設計は、どんな所定の地点にあ
る2つの信号の信号強度は同じであるのでクロストーク
の量も同じであると仮定している。実際には、回線16
上で搬送される信号は、回線14上の信号が回線16上
に引き起こすクロストーク干渉よりも大きいクロストー
ク干渉を回線14上に引き起こすであろう。
【0014】この問題は、異なる距離にある遠隔ユニッ
トの数が増えるに連れて悪化する。図4は、距離d3で
回線18上の遠隔装置R3から中央装置10に送信され
る信号のPSDを示す。回線14,16,18上を搬送
される信号のPSDはかなり異なる。信号強度に差があ
るので、回線が短いほど、それによって生じるクロスト
ーク干渉は多くなることになる。図示の実施例では、回
線18上を搬送される信号は、回線14および回線16
の両方にクロストーク干渉を引き起こす傾向があること
になる。
トの数が増えるに連れて悪化する。図4は、距離d3で
回線18上の遠隔装置R3から中央装置10に送信され
る信号のPSDを示す。回線14,16,18上を搬送
される信号のPSDはかなり異なる。信号強度に差があ
るので、回線が短いほど、それによって生じるクロスト
ーク干渉は多くなることになる。図示の実施例では、回
線18上を搬送される信号は、回線14および回線16
の両方にクロストーク干渉を引き起こす傾向があること
になる。
【0015】典型的なシステムでは、異なる長さの回線
上を搬送される信号の信号強度が異なることは考慮され
ていない。殆どのシステムは、遠隔装置は全て中央装置
から等距離であるゆえ、ある特定の回線上で他の回線に
よって引き起こされるクロストークの量はその特定の回
線によって生じるクロストークと同じであると仮定して
いる。図示するように、この仮定はたいていの場合誤り
である。したがって、遠近FEXTが生じると、回線の
スループットは悪化して、通信システムは期待したより
低い効率になってしまう。それゆえ、遠近FEXTの影
響を最小化する改良された方法が必要となっている。
上を搬送される信号の信号強度が異なることは考慮され
ていない。殆どのシステムは、遠隔装置は全て中央装置
から等距離であるゆえ、ある特定の回線上で他の回線に
よって引き起こされるクロストークの量はその特定の回
線によって生じるクロストークと同じであると仮定して
いる。図示するように、この仮定はたいていの場合誤り
である。したがって、遠近FEXTが生じると、回線の
スループットは悪化して、通信システムは期待したより
低い効率になってしまう。それゆえ、遠近FEXTの影
響を最小化する改良された方法が必要となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、通信
システムにおけるチャンネル間のクロストーク干渉を減
少させるための方法および装置を提供することにある。
互いに隣接して配置された、同一周波数で信号を搬送し
ているチャンネルは、しばしば、近隣のチャンネルにク
ロストーク干渉を引き起こす。回線上を搬送される信号
を整形することによって、チャンネル上を搬送される信
号によって生じるクロストーク干渉の量を著しく減少さ
せることができる。
システムにおけるチャンネル間のクロストーク干渉を減
少させるための方法および装置を提供することにある。
互いに隣接して配置された、同一周波数で信号を搬送し
ているチャンネルは、しばしば、近隣のチャンネルにク
ロストーク干渉を引き起こす。回線上を搬送される信号
を整形することによって、チャンネル上を搬送される信
号によって生じるクロストーク干渉の量を著しく減少さ
せることができる。
【0017】本発明の一実施例では、クロストーク干渉
の発生を減少させる方法は、第1のチャンネル上を搬送
される信号を整形して、その信号によって生じた、近隣
の第2のチャンネル内にもたらされるクロストークの量
を減少させることを含む。別の実施例では、すべての回
線上のすべての信号のスペクトル形状は、中央装置で受
信されるときには、ほぼ同じである。
の発生を減少させる方法は、第1のチャンネル上を搬送
される信号を整形して、その信号によって生じた、近隣
の第2のチャンネル内にもたらされるクロストークの量
を減少させることを含む。別の実施例では、すべての回
線上のすべての信号のスペクトル形状は、中央装置で受
信されるときには、ほぼ同じである。
【0018】さらに別の実施例では、第1のチャンネル
上を搬送される信号の整形は、第2および/または第1
のチャンネルの特性に部分的に基づく。これらの特性
は、これに制限されるものではないが、チャンネルの長
さとチャンネルの伝達関数とを含む。
上を搬送される信号の整形は、第2および/または第1
のチャンネルの特性に部分的に基づく。これらの特性
は、これに制限されるものではないが、チャンネルの長
さとチャンネルの伝達関数とを含む。
【0019】他の実施例では、信号の整形は、信号の全
周波数スペクトルに亘って行われる。または、信号の整
形は、全周波数スペクトルのサブレンジに亘って行われ
ても良い。特別な一実施例では、信号は、対応する複数
の周波数に中心を置く複数のキャリアを含むマルチキャ
リア信号である。信号の整形は、全周波数のサブレンジ
に亘って行われ、したがって、複数のキャリアの部分集
合だけを整形する。
周波数スペクトルに亘って行われる。または、信号の整
形は、全周波数スペクトルのサブレンジに亘って行われ
ても良い。特別な一実施例では、信号は、対応する複数
の周波数に中心を置く複数のキャリアを含むマルチキャ
リア信号である。信号の整形は、全周波数のサブレンジ
に亘って行われ、したがって、複数のキャリアの部分集
合だけを整形する。
【0020】本発明は、代替実施例においては、送信を
整形して送信によって生じるクロストーク干渉を減少さ
せることができる通信システム,中央装置およびトラン
シーバ(若しくは、遠隔装置)または他の適当なタイプ
の通信装置においても具体化され得る。
整形して送信によって生じるクロストーク干渉を減少さ
せることができる通信システム,中央装置およびトラン
シーバ(若しくは、遠隔装置)または他の適当なタイプ
の通信装置においても具体化され得る。
【0021】本発明の特質および利点のさらなる理解
は、本明細書の残りの部分および図面を参照することに
よって可能となる。
は、本明細書の残りの部分および図面を参照することに
よって可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、ポイント・ツー・マル
チポイント通信システムにおいて遠近FEXTの影響を
減少させるための方法および装置を提供する。こうした
通信システムにおいて遠近FEXTを減少させることに
よって、帯域幅の割当量内において最大データ転送速度
を達成することができる。
チポイント通信システムにおいて遠近FEXTの影響を
減少させるための方法および装置を提供する。こうした
通信システムにおいて遠近FEXTを減少させることに
よって、帯域幅の割当量内において最大データ転送速度
を達成することができる。
【0023】遠隔装置の相対的な距離に基づいて遠隔装
置によって送信された信号のPSDを整形することによ
って、遠近FEXTの影響は意味ある程度まで最小化で
きる。一般的には、中央装置に近接して配置された遠隔
装置の送信は、より遠くにある遠隔装置から送信された
信号のPSDを模擬するように整形される。より近い装
置の送信のPSDを整形することによって、異なる回線
上を搬送される信号が同様のPSDを有し、それゆえ、
ほぼ同一のクロストーク干渉量を生成する。こうして、
ポイント・ツー・ポイントおよびポイント・ツー・マル
チポイント通信システムの設計においてなされた仮定が
有効になり、通信システムに所望のデータ転送速度を達
成する能力を提供する。
置によって送信された信号のPSDを整形することによ
って、遠近FEXTの影響は意味ある程度まで最小化で
きる。一般的には、中央装置に近接して配置された遠隔
装置の送信は、より遠くにある遠隔装置から送信された
信号のPSDを模擬するように整形される。より近い装
置の送信のPSDを整形することによって、異なる回線
上を搬送される信号が同様のPSDを有し、それゆえ、
ほぼ同一のクロストーク干渉量を生成する。こうして、
ポイント・ツー・ポイントおよびポイント・ツー・マル
チポイント通信システムの設計においてなされた仮定が
有効になり、通信システムに所望のデータ転送速度を達
成する能力を提供する。
【0024】図5は、多数のポイント・ツー・ポイント
通信サブシステムを備えた通信システムを示す。この通
信システムは、遠隔装置R1〜R3122〜124と通信
する中央装置110を含む。離散回線114,116,
118は遠隔装置122〜124を中央装置110に接
続する。遠隔装置122,123,124の引き込み点
は距離d1,d2,d3にそれぞれ設置される。中央装置
は、ONU,中央局または他のいかなるタイプの適当な
通信装置であっても良い。遠隔装置は、例えば、電話
機,コンピュータ,ファクシミリまたは他のいかなる好
適なタイプの通信装置であっても良い。さらに、本発明
は、いかなる好適なタイプの通信システムにおいて実現
されても良い。例えば、本発明は、VDSL,FTT
C,ADSL,DMT,DWMT,OFDMおよびCA
Pにおいて使用されても良い。
通信サブシステムを備えた通信システムを示す。この通
信システムは、遠隔装置R1〜R3122〜124と通信
する中央装置110を含む。離散回線114,116,
118は遠隔装置122〜124を中央装置110に接
続する。遠隔装置122,123,124の引き込み点
は距離d1,d2,d3にそれぞれ設置される。中央装置
は、ONU,中央局または他のいかなるタイプの適当な
通信装置であっても良い。遠隔装置は、例えば、電話
機,コンピュータ,ファクシミリまたは他のいかなる好
適なタイプの通信装置であっても良い。さらに、本発明
は、いかなる好適なタイプの通信システムにおいて実現
されても良い。例えば、本発明は、VDSL,FTT
C,ADSL,DMT,DWMT,OFDMおよびCA
Pにおいて使用されても良い。
【0025】一実施例において、もっとも遠くにある遠
隔装置である遠隔装置R1122は、すべての利用可能
な周波数0<f<f1に亘って最大電力設定で送信する
ことが許可される。しかし、回線116および回線11
8上にそれぞれある遠隔装置R2123および遠隔装置
R3124の送信は、回線114上でそれらの信号によ
って引き起こされるFEXTを最小化するように整形さ
れる。図6a〜図6cと図7aおよび図7bと図8と
は、遠隔装置R2123および遠隔装置R3124の出力
の整形を、回線114上で搬送される遠隔装置R112
2の信号と比較して示す。
隔装置である遠隔装置R1122は、すべての利用可能
な周波数0<f<f1に亘って最大電力設定で送信する
ことが許可される。しかし、回線116および回線11
8上にそれぞれある遠隔装置R2123および遠隔装置
R3124の送信は、回線114上でそれらの信号によ
って引き起こされるFEXTを最小化するように整形さ
れる。図6a〜図6cと図7aおよび図7bと図8と
は、遠隔装置R2123および遠隔装置R3124の出力
の整形を、回線114上で搬送される遠隔装置R112
2の信号と比較して示す。
【0026】図6a〜図6cは、距離d1,d2,d3に
おいて回線114上で遠隔装置R1によって送信される
信号のPSDを示す。信号は、遠隔装置R1からの距離
が増大するに従って減衰する。マルチキャリア通信シス
テムでは、遠隔装置R1の送信信号は、利用可能な周波
数範囲に亘って分割された信号130のような多数の信
号からなる。
おいて回線114上で遠隔装置R1によって送信される
信号のPSDを示す。信号は、遠隔装置R1からの距離
が増大するに従って減衰する。マルチキャリア通信シス
テムでは、遠隔装置R1の送信信号は、利用可能な周波
数範囲に亘って分割された信号130のような多数の信
号からなる。
【0027】図7aは、距離d2において回線116上
で遠隔装置R2によって送信される信号のPSDを示
す。信号は、図6bに示すような距離d2において回線
114上で搬送される信号のPSDに類似するよう整形
される。この2つの回線の信号のPSDはほぼ等しいの
で、他方の回線上に一方の回線によって引き起こされる
クロストーク干渉量はほぼ等しい。回線116上の信号
が遠隔装置R2から距離d3のところまで進むにつれて、
この信号も図7bに示すように減衰する。一般には、減
衰量は、距離d2から距離d3まで回線114上を搬送さ
れる信号の減衰にほぼ等しい。こうして、距離d2から
距離d3までの距離の間ずっと中央装置に至るまで、回
線114上の信号および回線116上の信号の大きさは
ほぼ等しい。したがって、回線114,116上の各信
号によって生じるクロストーク干渉量も、共通の距離に
亘ってほぼ等しくなる。
で遠隔装置R2によって送信される信号のPSDを示
す。信号は、図6bに示すような距離d2において回線
114上で搬送される信号のPSDに類似するよう整形
される。この2つの回線の信号のPSDはほぼ等しいの
で、他方の回線上に一方の回線によって引き起こされる
クロストーク干渉量はほぼ等しい。回線116上の信号
が遠隔装置R2から距離d3のところまで進むにつれて、
この信号も図7bに示すように減衰する。一般には、減
衰量は、距離d2から距離d3まで回線114上を搬送さ
れる信号の減衰にほぼ等しい。こうして、距離d2から
距離d3までの距離の間ずっと中央装置に至るまで、回
線114上の信号および回線116上の信号の大きさは
ほぼ等しい。したがって、回線114,116上の各信
号によって生じるクロストーク干渉量も、共通の距離に
亘ってほぼ等しくなる。
【0028】図8は、距離d3において回線118上で
遠隔装置R3によって送信される信号のPSDを示す。
図4と比較すると、遠隔装置R3の出力は、距離d3にお
いて回線114,116上で搬送される信号のPSDに
類似するよう整形される。それによって、回線118上
の信号は、距離d3と中央装置との間で著しく多量のク
ロストーク干渉を発生するというよりもむしろ、回線1
14,116上を搬送される信号と同じ量のクロストー
ク干渉を発生することになる。
遠隔装置R3によって送信される信号のPSDを示す。
図4と比較すると、遠隔装置R3の出力は、距離d3にお
いて回線114,116上で搬送される信号のPSDに
類似するよう整形される。それによって、回線118上
の信号は、距離d3と中央装置との間で著しく多量のク
ロストーク干渉を発生するというよりもむしろ、回線1
14,116上を搬送される信号と同じ量のクロストー
ク干渉を発生することになる。
【0029】遠隔装置の送信の整形は、チャンネルまた
は回線の伝達関数H(f)で一部決定される。一般に
は、一実施例において、より近い遠隔装置の送信の整形
は、最長回線の伝達関数と当該遠隔装置の伝達関数との
比となる。
は回線の伝達関数H(f)で一部決定される。一般に
は、一実施例において、より近い遠隔装置の送信の整形
は、最長回線の伝達関数と当該遠隔装置の伝達関数との
比となる。
【0030】図9aは、本発明の一実施例による模範的
な通信システムを示す。この通信システムは、中央装置
200と遠隔装置R1〜Rnとを含む。回線L1〜Lnは遠
隔装置を中央装置に接続する。回線の長さはd1からdn
まで異なり、dnが最長距離である。
な通信システムを示す。この通信システムは、中央装置
200と遠隔装置R1〜Rnとを含む。回線L1〜Lnは遠
隔装置を中央装置に接続する。回線の長さはd1からdn
まで異なり、dnが最長距離である。
【0031】本発明の一実施例は、中央装置によって各
回線上で受信される遠端クロストーク(FEXT)の量
を等化することを企図する。すなわち、他の回線によっ
て導入されたFEXTは、中央装置から見ると、他の回
線が対象回線と同じ長さを持っているかのように、同じ
になるはずである。まず、対象回線上において受信機側
で見えるFEXTのモデルが必要となる。多くの異なる
タイプのモデルを使用でき、例えば、ANSI T1E
1.4作業グループによって用いられるモデルである。
そのモデルは、例示の実施例において用いられており、
次式を与える。
回線上で受信される遠端クロストーク(FEXT)の量
を等化することを企図する。すなわち、他の回線によっ
て導入されたFEXTは、中央装置から見ると、他の回
線が対象回線と同じ長さを持っているかのように、同じ
になるはずである。まず、対象回線上において受信機側
で見えるFEXTのモデルが必要となる。多くの異なる
タイプのモデルを使用でき、例えば、ANSI T1E
1.4作業グループによって用いられるモデルである。
そのモデルは、例示の実施例において用いられており、
次式を与える。
【0032】
【数1】
【0033】PSDfext(f)は、他の回線によって生
じて対象回線内に導入されたFEXTノイズの受信電力
スペクトル密度である。「n」は有効回線の総数であ
り、「n−1」はFEXTノイズを対象回線に与える回
線の数である。「k」は定数であり、「l」はFEXT
結合が生じる長さであり、PSDdist(f)は擾乱回線
の送信PSDであり、|H(f)|2は対象回線のチャ
ンネル伝達関数の大きさである。注意すべきは、式1
は、一般的に、すべての擾乱回線が対象回線と同じであ
ると仮定しているということである。
じて対象回線内に導入されたFEXTノイズの受信電力
スペクトル密度である。「n」は有効回線の総数であ
り、「n−1」はFEXTノイズを対象回線に与える回
線の数である。「k」は定数であり、「l」はFEXT
結合が生じる長さであり、PSDdist(f)は擾乱回線
の送信PSDであり、|H(f)|2は対象回線のチャ
ンネル伝達関数の大きさである。注意すべきは、式1
は、一般的に、すべての擾乱回線が対象回線と同じであ
ると仮定しているということである。
【0034】第1の回線である回線(i−1)によって
生じるFEXTノイズの量を第2の回線(i)と等しく
するために、回線(i−1)が回線(i)と同じ長さを
持つなら回線(i)が受信したであろうFEXTノイズ
と同量のFEXTノイズを回線(i)が受信するとし
て、対象回線のPSDが計算される。
生じるFEXTノイズの量を第2の回線(i)と等しく
するために、回線(i−1)が回線(i)と同じ長さを
持つなら回線(i)が受信したであろうFEXTノイズ
と同量のFEXTノイズを回線(i)が受信するとし
て、対象回線のPSDが計算される。
【0035】
【数2】
【0036】展開式は、次式となる。
【0037】
【数3】
【0038】添え字「i」は、回線(i)が回線(i−
1)より長いことを示す。この式は、n−1本の回線す
べてというよりはむしろ、ただ1本の他回線を擾乱回線
として式1を単純化したものである。この式より、定数
k,周波数および係数を因数として次式が与えられる。
1)より長いことを示す。この式は、n−1本の回線す
べてというよりはむしろ、ただ1本の他回線を擾乱回線
として式1を単純化したものである。この式より、定数
k,周波数および係数を因数として次式が与えられる。
【0039】
【数4】
【0040】こうして、擾乱回線「i−1」の適当な送
信PSDは、対象である2つの回線の伝達関数と回線長
とより長い回線上を送信されるPSDとの関数となる。
式4は、中央装置側によって受信されるFEXTが長い
回線および短い回線の両方に対して同じとなるように、
短い回線上を搬送される信号のPSDを整形するのに必
要な、長い回線と短い回線との関係を与える。
信PSDは、対象である2つの回線の伝達関数と回線長
とより長い回線上を送信されるPSDとの関数となる。
式4は、中央装置側によって受信されるFEXTが長い
回線および短い回線の両方に対して同じとなるように、
短い回線上を搬送される信号のPSDを整形するのに必
要な、長い回線と短い回線との関係を与える。
【0041】回線Lnから出発して、式4はすべての回
線に対して整形されたPSDを得るのに再帰的に使用し
ても良い。しかし、最長回線Lnに基づいたより一般的
な式を導いても良い。
線に対して整形されたPSDを得るのに再帰的に使用し
ても良い。しかし、最長回線Lnに基づいたより一般的
な式を導いても良い。
【0042】
【数5】
【0043】ここで、「j」は、未解決の短い方の回線
のPSDを示す添え字である。「n」は最長回線Lnを
示す添え字である。一実施例では、PSDnはすべての
利用可能な周波数での最大電力である。もちろん、本発
明に従っていかなる最大PSDを使用しても良い。もっ
と具体的に言うと、増大されたデータ転送速度に対して
最適化されたPSDnが望ましい。
のPSDを示す添え字である。「n」は最長回線Lnを
示す添え字である。一実施例では、PSDnはすべての
利用可能な周波数での最大電力である。もちろん、本発
明に従っていかなる最大PSDを使用しても良い。もっ
と具体的に言うと、増大されたデータ転送速度に対して
最適化されたPSDnが望ましい。
【0044】式5は、短い方の回線によって生じるFE
XTノイズの量を等しくするためには、短い方の回線の
距離および大きさ(または挿入損)に対する長い方の回
線の距離および大きさの比によって近い方の遠隔装置の
送信のPSDを減少させるべきだと説明している。
XTノイズの量を等しくするためには、短い方の回線の
距離および大きさ(または挿入損)に対する長い方の回
線の距離および大きさの比によって近い方の遠隔装置の
送信のPSDを減少させるべきだと説明している。
【0045】一実施例では、最長回線Lnの挿入損とそ
の距離dnとは、遠隔装置Rnの初期化中に得ても良い。
遠隔装置の初期化は、Brain Wiese,Krista S. Jacobse
n,Nicholas P. SandsおよびJacky Chowによって199
8年7月7日付けで出願された米国特許出願番号第09
/111,295号明細書(Attorney Docket、No. AMA
TP026, TI-27743)(発明の名称:マルチキャリア変調
を使用するシステムにおける通信の初期化)においてさ
らに詳細に論じられている。この米国特許出願番号第0
9/111,295号明細書は、本願明細書にそのまま
参照として組み入れられる。
の距離dnとは、遠隔装置Rnの初期化中に得ても良い。
遠隔装置の初期化は、Brain Wiese,Krista S. Jacobse
n,Nicholas P. SandsおよびJacky Chowによって199
8年7月7日付けで出願された米国特許出願番号第09
/111,295号明細書(Attorney Docket、No. AMA
TP026, TI-27743)(発明の名称:マルチキャリア変調
を使用するシステムにおける通信の初期化)においてさ
らに詳細に論じられている。この米国特許出願番号第0
9/111,295号明細書は、本願明細書にそのまま
参照として組み入れられる。
【0046】すべての遠隔装置の挿入損または伝達関数
H(f)および距離dは、遠隔装置の初期化中に得て良
い。一実施例では、中央装置200がその情報を得て記
録する。この情報を知ると、中央装置200は、より近
い遠隔装置の出力に適用されるべき適切な整形関数を計
算する。代替実施例では、整形関数を得るのに必要な計
算を遠隔装置が実行できる。遠隔装置の伝達関数および
距離に関する情報は中央装置から得ても良い。別の実施
例では、遠隔装置は、また、自分自身に関する必要な情
報を記憶して、他の遠隔装置については中央装置に情報
を要求できる。こうして、本発明は、分散形式で実施さ
れても良く、すべての動作を実行する中央装置に限定さ
れるものではない。
H(f)および距離dは、遠隔装置の初期化中に得て良
い。一実施例では、中央装置200がその情報を得て記
録する。この情報を知ると、中央装置200は、より近
い遠隔装置の出力に適用されるべき適切な整形関数を計
算する。代替実施例では、整形関数を得るのに必要な計
算を遠隔装置が実行できる。遠隔装置の伝達関数および
距離に関する情報は中央装置から得ても良い。別の実施
例では、遠隔装置は、また、自分自身に関する必要な情
報を記憶して、他の遠隔装置については中央装置に情報
を要求できる。こうして、本発明は、分散形式で実施さ
れても良く、すべての動作を実行する中央装置に限定さ
れるものではない。
【0047】一実施例では、最も遠い遠隔装置が先ず初
期化される。中央装置は、最も遠い遠隔装置に関する必
要な情報(すなわち、挿入損または伝達関数H(f)と
距離d)を得る。他のより近い遠隔装置がオンライン状
態になると、中央装置200は、初期化中にそれらの遠
隔装置および回線に関する情報を得て、必要な整形情報
を算出する。整形情報は、初期化処理中にそれらのより
近い遠隔装置に渡されて、遠隔装置がオンライン状態に
なるとすぐにその出力が整形される。本実施例は、電力
停止後や、遠隔装置の同時初期化を必要とする何らかの
他の事象の後に、有益である。
期化される。中央装置は、最も遠い遠隔装置に関する必
要な情報(すなわち、挿入損または伝達関数H(f)と
距離d)を得る。他のより近い遠隔装置がオンライン状
態になると、中央装置200は、初期化中にそれらの遠
隔装置および回線に関する情報を得て、必要な整形情報
を算出する。整形情報は、初期化処理中にそれらのより
近い遠隔装置に渡されて、遠隔装置がオンライン状態に
なるとすぐにその出力が整形される。本実施例は、電力
停止後や、遠隔装置の同時初期化を必要とする何らかの
他の事象の後に、有益である。
【0048】先に参照した出願において論じたように、
初期化処理は、一般に、広帯域幅信号を中央装置に送信
するように遠隔装置に要求しない。一般的に、遠隔装置
が全帯域幅信号を送信し始める前に、チャンネルすなわ
ち回線の特性を決定するために、低レベル広帯域信号が
中央装置によって送信される。こうした初期化方式が初
期化段階中の遠近FEXTを回避する。適切な初期化に
よって、近い側の遠隔装置が、隣接するチャンネルすな
わち回線にかなりの量の遠近FEXTを生じるような非
整形大規模全帯域幅信号を送信してしまうことはなくな
る。もちろん、かなりの通信システムの保全低下をもた
らさないで遠隔装置を初期化する必要があるなら、適切
な初期化のためにある量の遠近FEXTノイズは受け入
れても良い。
初期化処理は、一般に、広帯域幅信号を中央装置に送信
するように遠隔装置に要求しない。一般的に、遠隔装置
が全帯域幅信号を送信し始める前に、チャンネルすなわ
ち回線の特性を決定するために、低レベル広帯域信号が
中央装置によって送信される。こうした初期化方式が初
期化段階中の遠近FEXTを回避する。適切な初期化に
よって、近い側の遠隔装置が、隣接するチャンネルすな
わち回線にかなりの量の遠近FEXTを生じるような非
整形大規模全帯域幅信号を送信してしまうことはなくな
る。もちろん、かなりの通信システムの保全低下をもた
らさないで遠隔装置を初期化する必要があるなら、適切
な初期化のためにある量の遠近FEXTノイズは受け入
れても良い。
【0049】図9bは、本発明の一実施例による遠隔装
置の出力を整形するための図9aの中央装置の動作のフ
ローチャート220を示す。フローチャート220は、
遠隔装置がオンライン状態になるのを中央装置200が
待つブロック222から始まる。遠隔装置がオンライン
状態になると、動作はブロック224に進む。そこで
は、中央装置200はその新たな遠隔装置Riを初期化
する。ブロック224の動作中、中央装置は、遠隔装置
Riと中央装置とを接続している回線の伝達関数H
i(f)と距離diとを決定する。Hi(f)およびdiの
決定は、いかなる好適な方法で行っても良い。タイミン
グ信号およびトレーニング信号は当業者には公知なもの
であるが、Hi(f)およびdiの値を決定するのにそれ
らの信号を使用しても良い。
置の出力を整形するための図9aの中央装置の動作のフ
ローチャート220を示す。フローチャート220は、
遠隔装置がオンライン状態になるのを中央装置200が
待つブロック222から始まる。遠隔装置がオンライン
状態になると、動作はブロック224に進む。そこで
は、中央装置200はその新たな遠隔装置Riを初期化
する。ブロック224の動作中、中央装置は、遠隔装置
Riと中央装置とを接続している回線の伝達関数H
i(f)と距離diとを決定する。Hi(f)およびdiの
決定は、いかなる好適な方法で行っても良い。タイミン
グ信号およびトレーニング信号は当業者には公知なもの
であるが、Hi(f)およびdiの値を決定するのにそれ
らの信号を使用しても良い。
【0050】初期化後、中央装置は、他の現在動作中の
遠隔装置の距離と比較して、Riが最も遠い遠隔装置で
あるかどうかをブロック227で決定する。Riが最も
遠い遠隔装置ではないなら、中央装置200は、ブロッ
ク230に進み、Riの出力を整形する。中央装置は、
他のより長い回線において回線(i)が生じるFEXT
を減少させるために、RiにRiの送信PSDの適切な整
形因子を提供する。
遠隔装置の距離と比較して、Riが最も遠い遠隔装置で
あるかどうかをブロック227で決定する。Riが最も
遠い遠隔装置ではないなら、中央装置200は、ブロッ
ク230に進み、Riの出力を整形する。中央装置は、
他のより長い回線において回線(i)が生じるFEXT
を減少させるために、RiにRiの送信PSDの適切な整
形因子を提供する。
【0051】一実施例では、この整形因子は、Riの伝
達関数Hi(f)と、Riと中央装置との距離dと、最も
遠い遠隔装置の伝達関数Hn(f)と、最も遠い遠隔装
置と中央装置との距離dnと、最も遠い遠隔装置の出力
のPSDであるPSDn(f)との関数である。この関
係は、式5に関して上述したものである。代替実施例で
は、式4に関して上述したように、2番目に遠い遠隔装
置の伝達関数,距離およびPSDを使用しても良い。さ
らに別な実施例では、整形因子は、さらに詳細に後述す
るように、Riおよび最も遠い遠隔装置の伝達関数とP
SDn(f)との関数である。Riの初期化が完了する
と、動作はブロック222に戻る。
達関数Hi(f)と、Riと中央装置との距離dと、最も
遠い遠隔装置の伝達関数Hn(f)と、最も遠い遠隔装
置と中央装置との距離dnと、最も遠い遠隔装置の出力
のPSDであるPSDn(f)との関数である。この関
係は、式5に関して上述したものである。代替実施例で
は、式4に関して上述したように、2番目に遠い遠隔装
置の伝達関数,距離およびPSDを使用しても良い。さ
らに別な実施例では、整形因子は、さらに詳細に後述す
るように、Riおよび最も遠い遠隔装置の伝達関数とP
SDn(f)との関数である。Riの初期化が完了する
と、動作はブロック222に戻る。
【0052】Riが最も遠い遠隔装置なら、動作はブロ
ック227からブロック232に進む。ブロック232
では、遠隔装置Riが最も遠い遠隔装置Rnとして指名さ
れる。Rnの出力PSDn(f)は、利用可能な周波数に
亘って最大電力出力で設定される。別の実施例では、R
nの出力もまた、最大電力で単純に送信するというより
もむしろ、最適データ伝送速度に整形しても良い。他の
いかなる適当な種類のスペクトル整形も本発明に従って
利用可能である。例を挙げると、最も遠い遠隔装置Rn
は、さらに後述するように、利用可能な周波数すべてと
いうよりもむしろ、利用可能な周波数の一部だけを利用
しても良い。
ック227からブロック232に進む。ブロック232
では、遠隔装置Riが最も遠い遠隔装置Rnとして指名さ
れる。Rnの出力PSDn(f)は、利用可能な周波数に
亘って最大電力出力で設定される。別の実施例では、R
nの出力もまた、最大電力で単純に送信するというより
もむしろ、最適データ伝送速度に整形しても良い。他の
いかなる適当な種類のスペクトル整形も本発明に従って
利用可能である。例を挙げると、最も遠い遠隔装置Rn
は、さらに後述するように、利用可能な周波数すべてと
いうよりもむしろ、利用可能な周波数の一部だけを利用
しても良い。
【0053】ブロック235に進み、中央装置は、以前
に初期化された遠隔装置が現在動作中かどうか決定す
る。ブロック227で新たな遠隔装置が最も遠い遠隔装
置であると決定しているので、それらの遠隔装置は新た
な遠隔装置よりも近い。その場合、中央装置は、ブロッ
ク238において、新たな最も遠い遠隔装置Rnに関す
る情報(すなわち、Hn(f)およびdn)を用いて、そ
れらの以前に初期化された遠隔装置を再初期化しようと
試みる。別の実施例では、サービス中断を避けるため
に、以前に初期化された遠隔装置を再初期化しない。代
替の一実施例では、再初期化は、より近い遠隔装置の不
使用期間中に行われる。より近い遠隔装置があったとし
て、その遠隔装置がリトレインされると、動作はブロッ
ク222に戻る。より近い遠隔装置がないなら、動作は
ブロック235からブロック222に戻る。
に初期化された遠隔装置が現在動作中かどうか決定す
る。ブロック227で新たな遠隔装置が最も遠い遠隔装
置であると決定しているので、それらの遠隔装置は新た
な遠隔装置よりも近い。その場合、中央装置は、ブロッ
ク238において、新たな最も遠い遠隔装置Rnに関す
る情報(すなわち、Hn(f)およびdn)を用いて、そ
れらの以前に初期化された遠隔装置を再初期化しようと
試みる。別の実施例では、サービス中断を避けるため
に、以前に初期化された遠隔装置を再初期化しない。代
替の一実施例では、再初期化は、より近い遠隔装置の不
使用期間中に行われる。より近い遠隔装置があったとし
て、その遠隔装置がリトレインされると、動作はブロッ
ク222に戻る。より近い遠隔装置がないなら、動作は
ブロック235からブロック222に戻る。
【0054】別の実施例では、中央装置は、まず、通信
システムの物理的構築中にすべての遠隔装置の長さ特性
および回線特性をすべて決定しても良い。典型的には、
通信システムが物理的に構築されると、遠隔装置と中央
サイトとの間の距離は実質上変化しない。一般的に、チ
ャンネルすなわち回線の特性も、規定時間を超えても大
きくは変化しない。中央装置は、この構築時点でのチャ
ンネルの伝達関数および長さに関する必要な情報を全て
収集し、それらを記憶して良い。
システムの物理的構築中にすべての遠隔装置の長さ特性
および回線特性をすべて決定しても良い。典型的には、
通信システムが物理的に構築されると、遠隔装置と中央
サイトとの間の距離は実質上変化しない。一般的に、チ
ャンネルすなわち回線の特性も、規定時間を超えても大
きくは変化しない。中央装置は、この構築時点でのチャ
ンネルの伝達関数および長さに関する必要な情報を全て
収集し、それらを記憶して良い。
【0055】遠隔装置がオンライン状態になると、中央
装置は、それがどの遠隔装置であるかを決定して良い。
例を挙げると、図9aを参照して、遠隔装置R4がオン
ライン状態になる最初の遠隔装置であるなら、中央装置
はR4が4番目に近い遠隔装置であることを初期化中に
決定できる。R4の位置を知っており、最も遠い遠隔装
置の伝達関数Hn(f)および距離dnも既に有している
ので、中央装置は、やがてオンライン状態になるRnを
見越してR4の出力を整形できる。かくして、遠隔装置
Rnがオンライン状態になるときに、Ln上でL4によっ
て引き起こされる遠近FEXTを減少させるためにR4
を再初期化する必要がなくなる。こうして、遠隔装置の
出力の整形は、通信システムの構築時に事前決定されて
良い。もちろん、新たな遠隔装置が設置されてチャンネ
ルの状態に変化が起きると、記憶された伝達関数および
回線長の一式を更新しても良い。
装置は、それがどの遠隔装置であるかを決定して良い。
例を挙げると、図9aを参照して、遠隔装置R4がオン
ライン状態になる最初の遠隔装置であるなら、中央装置
はR4が4番目に近い遠隔装置であることを初期化中に
決定できる。R4の位置を知っており、最も遠い遠隔装
置の伝達関数Hn(f)および距離dnも既に有している
ので、中央装置は、やがてオンライン状態になるRnを
見越してR4の出力を整形できる。かくして、遠隔装置
Rnがオンライン状態になるときに、Ln上でL4によっ
て引き起こされる遠近FEXTを減少させるためにR4
を再初期化する必要がなくなる。こうして、遠隔装置の
出力の整形は、通信システムの構築時に事前決定されて
良い。もちろん、新たな遠隔装置が設置されてチャンネ
ルの状態に変化が起きると、記憶された伝達関数および
回線長の一式を更新しても良い。
【0056】整形処理中に中央装置から遠隔装置に渡さ
れる情報量は、変化しても良い。一実施例では、中央装
置は、すべての遠隔装置に関する情報をすべて入手して
記憶し、各遠隔装置に各自の出力の整形法を通知する。
別の実施例では、遠隔装置は必要な情報をいくつか測定
し得る。例えば、各遠隔装置が自分自身の回線の伝達関
数および距離を測定することができる。その後、中央装
置は、最も遠い遠隔装置に関するデータのみを各遠隔装
置に通知して良い。その後、遠隔装置は、自分の出力の
望ましい形を計算しても良い。中央装置もまた、受信し
たい望みのPSDを遠隔装置に単に通知して、遠隔装置
が必要な整形を決定できるようにしても良い。情報収集
および整形の他の代替置換が本発明に従って行われても
良い。
れる情報量は、変化しても良い。一実施例では、中央装
置は、すべての遠隔装置に関する情報をすべて入手して
記憶し、各遠隔装置に各自の出力の整形法を通知する。
別の実施例では、遠隔装置は必要な情報をいくつか測定
し得る。例えば、各遠隔装置が自分自身の回線の伝達関
数および距離を測定することができる。その後、中央装
置は、最も遠い遠隔装置に関するデータのみを各遠隔装
置に通知して良い。その後、遠隔装置は、自分の出力の
望ましい形を計算しても良い。中央装置もまた、受信し
たい望みのPSDを遠隔装置に単に通知して、遠隔装置
が必要な整形を決定できるようにしても良い。情報収集
および整形の他の代替置換が本発明に従って行われても
良い。
【0057】本発明の別の実施例では、より近い遠隔装
置の出力の整形は、中央装置で受信された信号のPSD
によって決定される。回線上を搬送されて中央装置によ
って受信された信号によって生じるFEXTを完全に等
化しようとはしないで、送信信号のPSDが中央装置に
おいてほぼ一致して見えるように送信信号を整形しても
良い。こうして、中央装置で測定されたすべての信号の
PSDプロットは、ほぼ一致するわけではなくとも、非
常に似たものに見えることになる。これもまた前述の実
施例の結果であるとはいえ、微妙な違いがある。
置の出力の整形は、中央装置で受信された信号のPSD
によって決定される。回線上を搬送されて中央装置によ
って受信された信号によって生じるFEXTを完全に等
化しようとはしないで、送信信号のPSDが中央装置に
おいてほぼ一致して見えるように送信信号を整形しても
良い。こうして、中央装置で測定されたすべての信号の
PSDプロットは、ほぼ一致するわけではなくとも、非
常に似たものに見えることになる。これもまた前述の実
施例の結果であるとはいえ、微妙な違いがある。
【0058】中央装置で信号のPSDに基づいて信号の
PSDを決定する関係は、次式で示される。
PSDを決定する関係は、次式で示される。
【0059】
【数6】
【0060】「n」は最長回線を示す添え字であり、
「i」は対象回線を示す添え字である。注意すべきは、
遠隔装置と中央装置との間の距離がもはや信号のPSD
の整形において因子とはなっていないことである。この
特別な実施例は回線上の受信FEXTを等化する必要が
ないので、中央装置で信号のPSDを互いに等しく設定
することによって、遠隔装置の距離を計算する必要がな
くなる。その代わり、回線によって生じる遠近FEXT
の影響は、受信機において遠近FEXTを等化しようと
することではなくて、ただPSD整形することによって
緩和される。
「i」は対象回線を示す添え字である。注意すべきは、
遠隔装置と中央装置との間の距離がもはや信号のPSD
の整形において因子とはなっていないことである。この
特別な実施例は回線上の受信FEXTを等化する必要が
ないので、中央装置で信号のPSDを互いに等しく設定
することによって、遠隔装置の距離を計算する必要がな
くなる。その代わり、回線によって生じる遠近FEXT
の影響は、受信機において遠近FEXTを等化しようと
することではなくて、ただPSD整形することによって
緩和される。
【0061】図5に示す本発明の実施例に戻ると、図1
0a,図11aおよび図12aとは、整形なしで中央装
置110で測定されるような遠隔装置R1,R2,R3に
よって生じる信号のPSDをそれぞれ示す。中央装置で
測定されたような図10b,図11bおよび図12bに
示すようなPSDを持つ信号を生じるように、遠隔装置
R1,R2,R3の出力は式6で定めた関係を用いて整形
される。3つの遠隔装置すべてが中央装置から見て同じ
に見えるので、概して、他の遠隔装置の動作に害を及ぼ
さないで、ほぼ同量のデータを処理できたことになる。
0a,図11aおよび図12aとは、整形なしで中央装
置110で測定されるような遠隔装置R1,R2,R3に
よって生じる信号のPSDをそれぞれ示す。中央装置で
測定されたような図10b,図11bおよび図12bに
示すようなPSDを持つ信号を生じるように、遠隔装置
R1,R2,R3の出力は式6で定めた関係を用いて整形
される。3つの遠隔装置すべてが中央装置から見て同じ
に見えるので、概して、他の遠隔装置の動作に害を及ぼ
さないで、ほぼ同量のデータを処理できたことになる。
【0062】別の実施例では、遠隔装置の出力の整形
は、利用可能な帯域幅の一部に亘って行われても良い。
説明されたPSD整形またはFEXT等化整形方法が、
好適な他のタイプの整形に加えて使用されても良い。図
13a〜図13cと図14aおよび図14bと図15と
は、種々の距離にある図5の遠隔装置によって生じる信
号のPSDを示す。
は、利用可能な帯域幅の一部に亘って行われても良い。
説明されたPSD整形またはFEXT等化整形方法が、
好適な他のタイプの整形に加えて使用されても良い。図
13a〜図13cと図14aおよび図14bと図15と
は、種々の距離にある図5の遠隔装置によって生じる信
号のPSDを示す。
【0063】図13a〜図13cは、距離d1,d2,d
3での図5の遠隔装置R1122によって生じる信号のP
SDをそれぞれ示す。遠隔装置R1は、全利用可能周波
数に亘って送信する代わりに、周波数f1までに限って
送信してもよい。利用可能な周波数を分割する理由は幾
つかある。一つの主たる理由は、チャンネルの周波数範
囲が回線長の増加に従って減少可能なことである。こう
して、より長い回線上にある遠隔装置は、より短い回線
上の遠隔装置よりも小さな周波数帯域を使用できさえす
ればよくなる。
3での図5の遠隔装置R1122によって生じる信号のP
SDをそれぞれ示す。遠隔装置R1は、全利用可能周波
数に亘って送信する代わりに、周波数f1までに限って
送信してもよい。利用可能な周波数を分割する理由は幾
つかある。一つの主たる理由は、チャンネルの周波数範
囲が回線長の増加に従って減少可能なことである。こう
して、より長い回線上にある遠隔装置は、より短い回線
上の遠隔装置よりも小さな周波数帯域を使用できさえす
ればよくなる。
【0064】図14aおよび図14bは、距離d2およ
び距離d3での遠隔装置R2123によって送信される信
号のPSDをそれぞれ示す。図14aを参照すると、R
2は0からf2の周波数に亘って送信する。しかし、R2
によって送信される信号のPSDは、2番目に遠い遠隔
装置R1は0からf1の周波数範囲でしか送信していない
ので、その周波数範囲でのみ整形される。こうして、R
2は、f1からf2の周波数において回線114内に結合
するFEXTノイズを気に掛ける必要がない。遠隔装置
R2の整形関数は、次式で記述できる。
び距離d3での遠隔装置R2123によって送信される信
号のPSDをそれぞれ示す。図14aを参照すると、R
2は0からf2の周波数に亘って送信する。しかし、R2
によって送信される信号のPSDは、2番目に遠い遠隔
装置R1は0からf1の周波数範囲でしか送信していない
ので、その周波数範囲でのみ整形される。こうして、R
2は、f1からf2の周波数において回線114内に結合
するFEXTノイズを気に掛ける必要がない。遠隔装置
R2の整形関数は、次式で記述できる。
【0065】
【数7】
【0066】ここで、「n」は最も遠い遠隔装置を示す
添え字であり、「k」は問題の遠隔装置を示す添え字で
ある。Pmaxは最大電力であるが、他の適当に整形され
た電力レベルをf1からf2までの周波数における送信電
力として定義しても良い。
添え字であり、「k」は問題の遠隔装置を示す添え字で
ある。Pmaxは最大電力であるが、他の適当に整形され
た電力レベルをf1からf2までの周波数における送信電
力として定義しても良い。
【0067】図14bおよび図13cを参照すると、回
線114および回線116によって搬送される信号のP
SDは、周波数f1まで距離d3において類似している。
f1からf2までの周波数では、回線116だけが信号
(すなわち、遠隔装置R2の出力)を搬送する。
線114および回線116によって搬送される信号のP
SDは、周波数f1まで距離d3において類似している。
f1からf2までの周波数では、回線116だけが信号
(すなわち、遠隔装置R2の出力)を搬送する。
【0068】図15は、回線118上で距離d3の遠隔
装置R3124によって送信される信号のPSDを示
す。注意すべきは、R3は、f2までは整形された送信を
行い、f 2からf3までの周波数では全電力で送信すると
いうことである。さらに、0からf1までの周波数での
送信の整形は、f1からf2までの送信の整形とは異な
る。これは、0からf1の周波数範囲では最も遠い遠隔
装置が距離d1のR1だということによる。しかし、f1
からf2までの周波数では、距離d2の遠隔装置R2が最
も遠い遠隔装置である。R3の送信の整形は、スループ
ットを最適化するために異なる周波数範囲に亘って最も
遠い遠隔装置での差分の平均を取っても良い。R 3の送
信の整形は、式8のように記述できる。
装置R3124によって送信される信号のPSDを示
す。注意すべきは、R3は、f2までは整形された送信を
行い、f 2からf3までの周波数では全電力で送信すると
いうことである。さらに、0からf1までの周波数での
送信の整形は、f1からf2までの送信の整形とは異な
る。これは、0からf1の周波数範囲では最も遠い遠隔
装置が距離d1のR1だということによる。しかし、f1
からf2までの周波数では、距離d2の遠隔装置R2が最
も遠い遠隔装置である。R3の送信の整形は、スループ
ットを最適化するために異なる周波数範囲に亘って最も
遠い遠隔装置での差分の平均を取っても良い。R 3の送
信の整形は、式8のように記述できる。
【0069】
【数8】
【0070】ここで、「n」は0からf1の周波数範囲
での最も遠い遠隔装置の添え字であり、「k」はf1か
らf2の周波数範囲での最も遠い遠隔装置の添え字であ
り、「l」はこれから整形される遠隔装置の添え字であ
る。一実施例では、所与の範囲における最も遠い遠隔装
置は、データ転送速度を最大化するために、最大電力ま
たは他の所定の電力規模で送信されていると仮定され
る。
での最も遠い遠隔装置の添え字であり、「k」はf1か
らf2の周波数範囲での最も遠い遠隔装置の添え字であ
り、「l」はこれから整形される遠隔装置の添え字であ
る。一実施例では、所与の範囲における最も遠い遠隔装
置は、データ転送速度を最大化するために、最大電力ま
たは他の所定の電力規模で送信されていると仮定され
る。
【0071】本発明は、QAMやCAPなどの単一キャ
リアおよびキャリアレス通信システムにも適用可能であ
る。その場合、利用可能な周波数範囲に亘って分割され
た整形信号ではなくて、図6aに示すように、全周波数
範囲に及ぶ単一信号に対して整形が行われる。
リアおよびキャリアレス通信システムにも適用可能であ
る。その場合、利用可能な周波数範囲に亘って分割され
た整形信号ではなくて、図6aに示すように、全周波数
範囲に及ぶ単一信号に対して整形が行われる。
【0072】それゆえ、本発明は、同一周波数を利用す
る異なる通信チャンネル間の遠近FEXT干渉を減少さ
せる。遠隔装置の送信をおそらくはそれらの中央装置か
らの距離に応じて整形することによって、遠近FEXT
は著しく減少する。整形は通信の初期化段階中に行える
ので、実際の通信中に帯域幅が必要になることはない。
本発明は有線、マルチキャリア,単一キャリアおよびキ
ャリアレスの通信システムに適用できる。
る異なる通信チャンネル間の遠近FEXT干渉を減少さ
せる。遠隔装置の送信をおそらくはそれらの中央装置か
らの距離に応じて整形することによって、遠近FEXT
は著しく減少する。整形は通信の初期化段階中に行える
ので、実際の通信中に帯域幅が必要になることはない。
本発明は有線、マルチキャリア,単一キャリアおよびキ
ャリアレスの通信システムに適用できる。
【0073】本発明についてその特定の実施例を参照し
て具体的に図示説明してきたが、本発明の精神や範囲か
ら離れないで開示した実施例の形式と詳細に変更を加え
られることは、当業者には理解されるであろう。それゆ
え、本発明の範囲は、以下の項を参照して決定すべきで
ある。
て具体的に図示説明してきたが、本発明の精神や範囲か
ら離れないで開示した実施例の形式と詳細に変更を加え
られることは、当業者には理解されるであろう。それゆ
え、本発明の範囲は、以下の項を参照して決定すべきで
ある。
【0074】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)2つ以上の遠隔装置のそれぞれが1つのチャンネ
ルを経由して中央装置と結合されて、前記各遠隔装置が
前記中央装置に送信を送るときに、前記2つ以上の遠隔
装置と前記中央装置との間の送信を整形する方法であっ
て、前記遠隔装置のうちの第1の遠隔装置のチャンネル
を測定するステップと、前記遠隔装置のうちの第2の遠
隔装置の送信を前記第1の遠隔装置の前記チャンネルの
測定に基づいて調整するステップとを含み、前記第2の
遠隔装置の送信の調整によって該第2の遠隔装置のチャ
ンネルと前記第1の遠隔装置のチャンネルとの間のクロ
ストークを減少させる、方法。 (2)前記遠隔装置を前記中央装置に結合するチャンネ
ルのそれぞれが実質的に互いに隣接して配置されて、前
記各遠隔装置の送信が送信中の遠隔装置に結合されたチ
ャンネルと他のチャンネルとの間にクロストークを起こ
す原因となっている、第1項記載の方法。
る。 (1)2つ以上の遠隔装置のそれぞれが1つのチャンネ
ルを経由して中央装置と結合されて、前記各遠隔装置が
前記中央装置に送信を送るときに、前記2つ以上の遠隔
装置と前記中央装置との間の送信を整形する方法であっ
て、前記遠隔装置のうちの第1の遠隔装置のチャンネル
を測定するステップと、前記遠隔装置のうちの第2の遠
隔装置の送信を前記第1の遠隔装置の前記チャンネルの
測定に基づいて調整するステップとを含み、前記第2の
遠隔装置の送信の調整によって該第2の遠隔装置のチャ
ンネルと前記第1の遠隔装置のチャンネルとの間のクロ
ストークを減少させる、方法。 (2)前記遠隔装置を前記中央装置に結合するチャンネ
ルのそれぞれが実質的に互いに隣接して配置されて、前
記各遠隔装置の送信が送信中の遠隔装置に結合されたチ
ャンネルと他のチャンネルとの間にクロストークを起こ
す原因となっている、第1項記載の方法。
【0075】(3)中央装置と、それぞれが1つのチャ
ンネルを経由して前記中央装置と通信的に結合された2
つ以上の遠隔装置と、各チャンネルとを有し、該チャン
ネルが互いに関連して配置されて、該チャンネルのうち
の1つを経由する前記遠隔装置の1つが他のチャンネル
の1つ以上においてクロストーク干渉を引き起こすよう
な通信システムにおいて、クロストークを減少させるた
めの方法であって、前記中央装置と第1の遠隔装置との
間の第1のチャンネルを測定し、該第1のチャンネルの
伝達関数を提供するステップと、第2の遠隔装置を前記
中央装置に通信的に結合する第2のチャンネルを経由す
る、スペクトル形状を持つ送信を調整し、該調整によっ
て、前記第1のチャンネルにおけるクロストーク干渉を
減少させるように前記第2のチャンネルを経由する前記
送信のスペクトル形状を整形するステップと、を含む、
方法。 (4)前記第2のチャンネルを測定し該第2のチャンネ
ルの伝達関数を提供するステップをさらに含む、第3項
記載の方法。 (5)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が前
記第1のチャンネルの伝達関数に部分的に基づいたもの
である、第3項記載の方法。 (6)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が該
第2のチャンネルの伝達関数に部分的に基づいたもので
ある、第4項記載の方法。 (7)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が前
記第1および第2のチャンネルの伝達関数に部分的に基
づいたものである、第4項記載の方法。 (8)前記第1のチャンネルの測定が、該第1のチャン
ネルの第1の長さを提供し、前記第2のチャンネルを経
由する送信の調整が、前記第1の長さに部分的に基づい
たものである、第3項記載の方法。 (9)前記第2のチャンネルの測定が、該第2のチャン
ネルの第2の長さをさらに提供し、該第2のチャンネル
を経由する送信の調整が、前記第2の長さに部分的に基
づいたものである、第4項記載の方法。 (10)前記第2のチャンネルを経由する送信が電力ス
ペクトル密度を有し、前記第2のチャンネルを経由する
送信を調整するステップでは、該第2のチャンネルを経
由する送信の前記電力スペクトル密度を調整する、第3
項記載の方法。 (11)前記通信システムがマルチキャリア通信システ
ムである、第3項記載の方法。 (12)前記チャンネルのそれぞれが、同軸ケーブルと
ツイスト・ペア線とフラット・ペア線とからなる群から
選ばれたものである、第3項記載の方法。 (13)前記第2のチャンネルを経由する送信が、複数
のキャリアを有するマルチキャリア送信であり、前記各
キャリアが、ある周波数範囲のうちの一つの周波数を中
心とする、第3項記載の方法。 (14)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が
前記周波数の全範囲に亘って行われる、第13項記載の
方法。 (15)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整
が、前記周波数の範囲のうちの対応する周波数サブレン
ジに亘る前記複数キャリアのサブセットに対して行われ
る、第13項記載の方法。
ンネルを経由して前記中央装置と通信的に結合された2
つ以上の遠隔装置と、各チャンネルとを有し、該チャン
ネルが互いに関連して配置されて、該チャンネルのうち
の1つを経由する前記遠隔装置の1つが他のチャンネル
の1つ以上においてクロストーク干渉を引き起こすよう
な通信システムにおいて、クロストークを減少させるた
めの方法であって、前記中央装置と第1の遠隔装置との
間の第1のチャンネルを測定し、該第1のチャンネルの
伝達関数を提供するステップと、第2の遠隔装置を前記
中央装置に通信的に結合する第2のチャンネルを経由す
る、スペクトル形状を持つ送信を調整し、該調整によっ
て、前記第1のチャンネルにおけるクロストーク干渉を
減少させるように前記第2のチャンネルを経由する前記
送信のスペクトル形状を整形するステップと、を含む、
方法。 (4)前記第2のチャンネルを測定し該第2のチャンネ
ルの伝達関数を提供するステップをさらに含む、第3項
記載の方法。 (5)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が前
記第1のチャンネルの伝達関数に部分的に基づいたもの
である、第3項記載の方法。 (6)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が該
第2のチャンネルの伝達関数に部分的に基づいたもので
ある、第4項記載の方法。 (7)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が前
記第1および第2のチャンネルの伝達関数に部分的に基
づいたものである、第4項記載の方法。 (8)前記第1のチャンネルの測定が、該第1のチャン
ネルの第1の長さを提供し、前記第2のチャンネルを経
由する送信の調整が、前記第1の長さに部分的に基づい
たものである、第3項記載の方法。 (9)前記第2のチャンネルの測定が、該第2のチャン
ネルの第2の長さをさらに提供し、該第2のチャンネル
を経由する送信の調整が、前記第2の長さに部分的に基
づいたものである、第4項記載の方法。 (10)前記第2のチャンネルを経由する送信が電力ス
ペクトル密度を有し、前記第2のチャンネルを経由する
送信を調整するステップでは、該第2のチャンネルを経
由する送信の前記電力スペクトル密度を調整する、第3
項記載の方法。 (11)前記通信システムがマルチキャリア通信システ
ムである、第3項記載の方法。 (12)前記チャンネルのそれぞれが、同軸ケーブルと
ツイスト・ペア線とフラット・ペア線とからなる群から
選ばれたものである、第3項記載の方法。 (13)前記第2のチャンネルを経由する送信が、複数
のキャリアを有するマルチキャリア送信であり、前記各
キャリアが、ある周波数範囲のうちの一つの周波数を中
心とする、第3項記載の方法。 (14)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整が
前記周波数の全範囲に亘って行われる、第13項記載の
方法。 (15)前記第2のチャンネルを経由する送信の調整
が、前記周波数の範囲のうちの対応する周波数サブレン
ジに亘る前記複数キャリアのサブセットに対して行われ
る、第13項記載の方法。
【0076】(16)中央装置と、2つ以上の遠隔装置
であって、該遠隔装置のそれぞれがチャネルを経由して
前記中央装置と送信を送受信でき、前記各チャネルが前
記遠隔装置を前記中央装置に通信的に結合し、前記各チ
ャンネルが1つの特性を有する、遠隔装置とを含み、第
1の遠隔装置の送信が、第2の遠隔装置のチャンネルの
特性に部分的に基づく、通信システム。 (17)前記第2の遠隔装置のチャンネルの特性が、該
第2の遠隔装置のチャンネルの伝達特性である、第16
項記載の通信システム。 (18)前記第2の遠隔装置のチャンネルの特性が、該
第2の遠隔装置のチャンネルの距離である、第16項記
載の通信システム。 (19)前記第2の遠隔装置が、前記第1の遠隔装置と
比べて前記中央装置からより遠くに配置されている、第
16項記載の通信システム。 (20)前記第1の遠隔装置の送信が、前記第2の遠隔
装置のチャンネルの特性によって少なくとも部分的に整
形され、前記第1の遠隔装置のチャンネルが、前記第2
の遠隔装置のチャンネルに十分に近接して配置されて一
方のチャンネル上を搬送される送信が他方のチャンネル
にクロストーク干渉を引き起し、前記第1の遠隔装置の
送信の整形によって、該第1の遠隔装置のチャンネル上
を搬送される送信により前記第2の遠隔装置のチャンネ
ルに引き起こされるクロストークを減少させる、第16
項記載の通信システム。 (21)前記第1の遠隔装置のチャンネル上を搬送され
る送信が前記第2の遠隔装置のチャンネルの範囲と共通
な前記第1の遠隔装置のチャンネルの範囲に沿って前記
第2の遠隔装置のチャンネル上を搬送される該第2の遠
隔装置の送信にほぼ一致するように、前記第1の遠隔装
置の送信が整形される、第20項記載の通信システム。 (22)前記第1の遠隔装置のチャンネル上を搬送され
る送信が前記中央装置で測定されたときに前記第2の遠
隔装置のチャンネル上を搬送される該第2の遠隔装置の
送信にほぼスペクトルで一致するように、前記第1の遠
隔装置の送信が整形される、第20項記載の通信システ
ム。 (23)前記第1の遠隔装置の送信が、複数のキャリア
を含むマルチキャリア送信であり、前記各キャリアが、
ある周波数の範囲の一つの周波数を中心とする、第20
項記載の通信システム。 (24)前記マルチキャリア送信の整形が、前記周波数
の全範囲に亘って行われる、第23項記載の通信システ
ム。 (25)前記マルチキャリア送信の整形が、前記周波数
の範囲のうちの対応する周波数サブレンジに亘る複数の
キャリアの一つのサブセットに対して行われる、第23
項記載の通信システム。
であって、該遠隔装置のそれぞれがチャネルを経由して
前記中央装置と送信を送受信でき、前記各チャネルが前
記遠隔装置を前記中央装置に通信的に結合し、前記各チ
ャンネルが1つの特性を有する、遠隔装置とを含み、第
1の遠隔装置の送信が、第2の遠隔装置のチャンネルの
特性に部分的に基づく、通信システム。 (17)前記第2の遠隔装置のチャンネルの特性が、該
第2の遠隔装置のチャンネルの伝達特性である、第16
項記載の通信システム。 (18)前記第2の遠隔装置のチャンネルの特性が、該
第2の遠隔装置のチャンネルの距離である、第16項記
載の通信システム。 (19)前記第2の遠隔装置が、前記第1の遠隔装置と
比べて前記中央装置からより遠くに配置されている、第
16項記載の通信システム。 (20)前記第1の遠隔装置の送信が、前記第2の遠隔
装置のチャンネルの特性によって少なくとも部分的に整
形され、前記第1の遠隔装置のチャンネルが、前記第2
の遠隔装置のチャンネルに十分に近接して配置されて一
方のチャンネル上を搬送される送信が他方のチャンネル
にクロストーク干渉を引き起し、前記第1の遠隔装置の
送信の整形によって、該第1の遠隔装置のチャンネル上
を搬送される送信により前記第2の遠隔装置のチャンネ
ルに引き起こされるクロストークを減少させる、第16
項記載の通信システム。 (21)前記第1の遠隔装置のチャンネル上を搬送され
る送信が前記第2の遠隔装置のチャンネルの範囲と共通
な前記第1の遠隔装置のチャンネルの範囲に沿って前記
第2の遠隔装置のチャンネル上を搬送される該第2の遠
隔装置の送信にほぼ一致するように、前記第1の遠隔装
置の送信が整形される、第20項記載の通信システム。 (22)前記第1の遠隔装置のチャンネル上を搬送され
る送信が前記中央装置で測定されたときに前記第2の遠
隔装置のチャンネル上を搬送される該第2の遠隔装置の
送信にほぼスペクトルで一致するように、前記第1の遠
隔装置の送信が整形される、第20項記載の通信システ
ム。 (23)前記第1の遠隔装置の送信が、複数のキャリア
を含むマルチキャリア送信であり、前記各キャリアが、
ある周波数の範囲の一つの周波数を中心とする、第20
項記載の通信システム。 (24)前記マルチキャリア送信の整形が、前記周波数
の全範囲に亘って行われる、第23項記載の通信システ
ム。 (25)前記マルチキャリア送信の整形が、前記周波数
の範囲のうちの対応する周波数サブレンジに亘る複数の
キャリアの一つのサブセットに対して行われる、第23
項記載の通信システム。
【0077】(26)通信システムにおいて使用するた
めのトランシーバであって、該トランシーバが、前記通
信システムを構成する2つ以上のトランシーバのうちの
1つであり、前記通信システムが、中央装置をさらに有
し、遠隔装置がそれぞれ、1つのチャンネルを経由して
前記中央装置と通信的に結合され、前記各チャンネルが
それぞれ、1つの特性を有し、前記トランシーバが、1
つのチャンネル経由で前記中央装置に信号を送信し、該
信号が、前記チャンネル経由で送信される間に他のチャ
ンネル上に信号が引き起こす干渉を減少させるようにス
ペクトル的に整形される、トランシーバ。 (27)前記信号の整形が、前記他のチャンネルの一つ
の特性に部分的に基づく、第26項記載のトランシー
バ。 (28)前記特性が、前記他のチャンネルの前記一つの
長さである、第27項記載のトランシーバ。 (29)前記特性が、前記他のチャンネルの前記一つの
伝達関数である、第27項記載のトランシーバ。 (30)前記チャンネルを経由して前記中央装置によっ
て送信される信号が、複数のキャリアを含むマルチキャ
リア信号であり、前記各キャリアが、ある周波数の範囲
のうちの一つの周波数を中心とする、第26項記載のト
ランシーバ。 (31)前記マルチキャリア送信の整形が、前記周波数
の範囲のうちの対応する周波数のサブレンジに亘る前記
複数のキャリアの1つのサブセットに対して行われる、
第30項記載のトランシーバ。
めのトランシーバであって、該トランシーバが、前記通
信システムを構成する2つ以上のトランシーバのうちの
1つであり、前記通信システムが、中央装置をさらに有
し、遠隔装置がそれぞれ、1つのチャンネルを経由して
前記中央装置と通信的に結合され、前記各チャンネルが
それぞれ、1つの特性を有し、前記トランシーバが、1
つのチャンネル経由で前記中央装置に信号を送信し、該
信号が、前記チャンネル経由で送信される間に他のチャ
ンネル上に信号が引き起こす干渉を減少させるようにス
ペクトル的に整形される、トランシーバ。 (27)前記信号の整形が、前記他のチャンネルの一つ
の特性に部分的に基づく、第26項記載のトランシー
バ。 (28)前記特性が、前記他のチャンネルの前記一つの
長さである、第27項記載のトランシーバ。 (29)前記特性が、前記他のチャンネルの前記一つの
伝達関数である、第27項記載のトランシーバ。 (30)前記チャンネルを経由して前記中央装置によっ
て送信される信号が、複数のキャリアを含むマルチキャ
リア信号であり、前記各キャリアが、ある周波数の範囲
のうちの一つの周波数を中心とする、第26項記載のト
ランシーバ。 (31)前記マルチキャリア送信の整形が、前記周波数
の範囲のうちの対応する周波数のサブレンジに亘る前記
複数のキャリアの1つのサブセットに対して行われる、
第30項記載のトランシーバ。
【0078】(32)通信システムに使用される中央装
置であって、前記通信システムが、2つ以上の遠隔装置
を含み、該遠隔装置がそれぞれ、1つのチャンネルによ
って前記中央装置と通信的に結合され、前記遠隔装置
が、前記中央装置との間の送信を送受信し、前記中央装
置が、第1の遠隔装置の第1のチャンネルの特性を測定
するとともに、該第1のチャンネルの特性に基づいて第
2のチャンネル上を搬送される第2の遠隔装置の送信を
調整し、該第2の遠隔装置の送信の調整によって、前記
第2のチャンネル上を搬送される送信により生じて前記
第1のチャンネルによって受信されるクロストークを減
少させる、中央装置。 (33)前記中央装置が、前記第1のチャンネルの特性
に部分的に基づいて前記第2の遠隔装置の送信を調整
し、前記第1のチャネルの特性が、前記第1のチャンネ
ルの長さおよび該第1のチャンネルの伝達関数からなる
群から選ばれた1つ以上の特性である、第32項記載の
中央装置。 (34)前記中央装置が、前記第2のチャンネルの特性
を測定するとともに、該第2のチャンネルの特性に部分
的に基づいて該第2のチャンネルの送信を調整し、該第
2のチャンネルの特性が、該第2のチャンネルの長さお
よび該第2のチャンネルの伝達関数からなる群から選ば
れた1つ以上の特性である、第32項記載の中央装置。 (35)前記中央装置が、前記第2の遠隔装置に前記第
1のチャンネルの特性の測定を提供することによって前
記第2の遠隔装置の送信を調整する、第32項記載の中
央装置。 (36)前記中央装置が、前記第2の遠隔装置に所望の
電力スペクトル密度を提供することによって前記第2の
遠隔装置の送信を調整し、それによって、前記第2の遠
隔装置が、前記中央装置が前記所望の電力スペクトル密
度を受信するような送信電力スペクトル密度で送信す
る、第32項記載の中央装置。 (37)前記第2の遠隔装置の送信が、複数のキャリア
を含むマルチキャリア信号であり、前記各キャリアが、
ある周波数の範囲のうちの一つの周波数を中心とする、
第32項記載の中央装置。 (38)前記マルチキャリア送信の調整が、前記周波数
の範囲のうちの対応する周波数のサブレンジに亘る前記
複数のキャリアの1つのサブセットに対して行われる、
第36項記載の中央装置。
置であって、前記通信システムが、2つ以上の遠隔装置
を含み、該遠隔装置がそれぞれ、1つのチャンネルによ
って前記中央装置と通信的に結合され、前記遠隔装置
が、前記中央装置との間の送信を送受信し、前記中央装
置が、第1の遠隔装置の第1のチャンネルの特性を測定
するとともに、該第1のチャンネルの特性に基づいて第
2のチャンネル上を搬送される第2の遠隔装置の送信を
調整し、該第2の遠隔装置の送信の調整によって、前記
第2のチャンネル上を搬送される送信により生じて前記
第1のチャンネルによって受信されるクロストークを減
少させる、中央装置。 (33)前記中央装置が、前記第1のチャンネルの特性
に部分的に基づいて前記第2の遠隔装置の送信を調整
し、前記第1のチャネルの特性が、前記第1のチャンネ
ルの長さおよび該第1のチャンネルの伝達関数からなる
群から選ばれた1つ以上の特性である、第32項記載の
中央装置。 (34)前記中央装置が、前記第2のチャンネルの特性
を測定するとともに、該第2のチャンネルの特性に部分
的に基づいて該第2のチャンネルの送信を調整し、該第
2のチャンネルの特性が、該第2のチャンネルの長さお
よび該第2のチャンネルの伝達関数からなる群から選ば
れた1つ以上の特性である、第32項記載の中央装置。 (35)前記中央装置が、前記第2の遠隔装置に前記第
1のチャンネルの特性の測定を提供することによって前
記第2の遠隔装置の送信を調整する、第32項記載の中
央装置。 (36)前記中央装置が、前記第2の遠隔装置に所望の
電力スペクトル密度を提供することによって前記第2の
遠隔装置の送信を調整し、それによって、前記第2の遠
隔装置が、前記中央装置が前記所望の電力スペクトル密
度を受信するような送信電力スペクトル密度で送信す
る、第32項記載の中央装置。 (37)前記第2の遠隔装置の送信が、複数のキャリア
を含むマルチキャリア信号であり、前記各キャリアが、
ある周波数の範囲のうちの一つの周波数を中心とする、
第32項記載の中央装置。 (38)前記マルチキャリア送信の調整が、前記周波数
の範囲のうちの対応する周波数のサブレンジに亘る前記
複数のキャリアの1つのサブセットに対して行われる、
第36項記載の中央装置。
【0079】(39)複数の遠隔装置と中央装置との間
での送信を整形する方法であって、前記遠隔装置がそれ
ぞれ、1つのチャンネルを経由して前記中央装置と結合
され、前記各遠隔装置が、前記中央装置に送信を送り、
各送信が、1つのスペクトルを有し、前記方法が、前記
複数の遠隔装置すべての送信が前記中央装置で受信され
るときにほぼ一致したスペクトルを有するように他の遠
隔装置の送信を調整するステップを有し、前記第2の遠
隔装置の送信の調整によって、該第2の遠隔装置の前記
チャンネルと前記第1の遠隔装置の前記チャンネルとの
間のクロストークを減少させる、方法。 (40)前記調整のステップにおいて、前記他の遠隔装
置の初期化中に前記中央装置が所望の受信スペクトルを
前記他の遠隔装置に提供する、第39項記載の方法。 (41)前記各他の遠隔装置が前記中央装置に前記他の
遠隔装置をそれぞれ結合する対応のチャンネルを測定す
るステップと、前記各遠隔装置が前記対応のチャンネル
の測定と前記中央装置によって提供された前記所望の受
信スペクトルとに基づいて自分の送信を調整するステッ
プと、をさらに有する、第40項記載の方法。
での送信を整形する方法であって、前記遠隔装置がそれ
ぞれ、1つのチャンネルを経由して前記中央装置と結合
され、前記各遠隔装置が、前記中央装置に送信を送り、
各送信が、1つのスペクトルを有し、前記方法が、前記
複数の遠隔装置すべての送信が前記中央装置で受信され
るときにほぼ一致したスペクトルを有するように他の遠
隔装置の送信を調整するステップを有し、前記第2の遠
隔装置の送信の調整によって、該第2の遠隔装置の前記
チャンネルと前記第1の遠隔装置の前記チャンネルとの
間のクロストークを減少させる、方法。 (40)前記調整のステップにおいて、前記他の遠隔装
置の初期化中に前記中央装置が所望の受信スペクトルを
前記他の遠隔装置に提供する、第39項記載の方法。 (41)前記各他の遠隔装置が前記中央装置に前記他の
遠隔装置をそれぞれ結合する対応のチャンネルを測定す
るステップと、前記各遠隔装置が前記対応のチャンネル
の測定と前記中央装置によって提供された前記所望の受
信スペクトルとに基づいて自分の送信を調整するステッ
プと、をさらに有する、第40項記載の方法。
【0080】(42)本発明は、通信システムにおける
チャンネル間の遠近クロストーク干渉を減少させるため
の方法および装置を提供する。互いに隣接して配置され
同一周波数で信号を搬送する異なる長さ(d1〜dn)の
チャンネル(L1〜Ln)は、しばしば、その近隣のチャ
ンネルにクロストーク干渉を引き起こす。より短い回線
上を搬送される信号をスペクトル的に整形することによ
って、それらの回線によってより長い回線上に引き起こ
されるクロストークの量はかなり減少でき、その結果、
総体的な性能が向上する。本発明の一実施例では、遠近
クロストーク干渉の生成を減少させる方法は、第1のチ
ャンネル上を搬送される信号をスペクトル的に整形する
ステップを有し、近隣の第2のチャンネルを結合するク
ロストークの量を減少させる。別の実施例では、第1の
チャンネル上を搬送される信号の整形は、部分的に、第
2および/または第1のチャンネルの特性に基づく。こ
の特性は、限定されるものではないが、チャンネルの長
さとチャンネルの伝達関数とを含む。本発明は、代替実
施例では、送信を整形してその送信によって引き起こさ
れるクロストーク干渉を減少することのできる通信シス
テム,中央装置およびトランシーバ(若しくは、遠隔装
置)または他の好適な通信装置において具体化されても
良い。
チャンネル間の遠近クロストーク干渉を減少させるため
の方法および装置を提供する。互いに隣接して配置され
同一周波数で信号を搬送する異なる長さ(d1〜dn)の
チャンネル(L1〜Ln)は、しばしば、その近隣のチャ
ンネルにクロストーク干渉を引き起こす。より短い回線
上を搬送される信号をスペクトル的に整形することによ
って、それらの回線によってより長い回線上に引き起こ
されるクロストークの量はかなり減少でき、その結果、
総体的な性能が向上する。本発明の一実施例では、遠近
クロストーク干渉の生成を減少させる方法は、第1のチ
ャンネル上を搬送される信号をスペクトル的に整形する
ステップを有し、近隣の第2のチャンネルを結合するク
ロストークの量を減少させる。別の実施例では、第1の
チャンネル上を搬送される信号の整形は、部分的に、第
2および/または第1のチャンネルの特性に基づく。こ
の特性は、限定されるものではないが、チャンネルの長
さとチャンネルの伝達関数とを含む。本発明は、代替実
施例では、送信を整形してその送信によって引き起こさ
れるクロストーク干渉を減少することのできる通信シス
テム,中央装置およびトランシーバ(若しくは、遠隔装
置)または他の好適な通信装置において具体化されても
良い。
【0081】[関連出願に対するクロスレファレンス]
本出願は、Krista S. JacobsonおよびBrian Wieseによ
って、「遠近FEXT問題を緩和する方法」という発明
の名称をもって、1998年6月29日に米国に出願さ
れた米国仮特許出願番号第60/061,083号に基
づいて優先権を主張するものであり、この米国仮特許出
願その全体が参照として本出願に組み入れられる。
本出願は、Krista S. JacobsonおよびBrian Wieseによ
って、「遠近FEXT問題を緩和する方法」という発明
の名称をもって、1998年6月29日に米国に出願さ
れた米国仮特許出願番号第60/061,083号に基
づいて優先権を主張するものであり、この米国仮特許出
願その全体が参照として本出願に組み入れられる。
【図1】典型的な加入者線ベースの電気通信ローカルル
ープを示す図である。
ープを示す図である。
【図2】図2aは、距離d1で測定された図1の遠隔装
置R1の送信のパワースペクトル密度を示す図であり、
図2bは、距離d2で測定された図1の遠隔装置R1の送
信のパワースペクトル密度を示す図であり、図2cは、
距離d3で測定された図1の遠隔装置R1の送信のパワー
スペクトル密度を示す図である。
置R1の送信のパワースペクトル密度を示す図であり、
図2bは、距離d2で測定された図1の遠隔装置R1の送
信のパワースペクトル密度を示す図であり、図2cは、
距離d3で測定された図1の遠隔装置R1の送信のパワー
スペクトル密度を示す図である。
【図3】図3aは、距離d2で測定された図1の遠隔装
置R2の送信のパワースペクトル密度を示す図であり、
図3bは、距離d3で測定された図1の遠隔装置R2の送
信のパワースペクトル密度を示す図である。
置R2の送信のパワースペクトル密度を示す図であり、
図3bは、距離d3で測定された図1の遠隔装置R2の送
信のパワースペクトル密度を示す図である。
【図4】距離d3で測定された図1の遠隔装置R3の送信
のパワースペクトル密度を示す図である。
のパワースペクトル密度を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による通信システムを示す図
である。
である。
【図6】図6aは、本発明の一実施例によって距離d1
で測定された、図5の遠隔装置R1によって送信された
信号のPSDを示す図であり、図6bは、本発明の一実
施例によって距離d2で測定された、図5の遠隔装置R1
によって送信された信号のPSDを示す図であり、図6
cは、本発明の一実施例によって距離d3で測定され
た、図5の遠隔装置R1によって送信された信号のPS
Dを示す図である。
で測定された、図5の遠隔装置R1によって送信された
信号のPSDを示す図であり、図6bは、本発明の一実
施例によって距離d2で測定された、図5の遠隔装置R1
によって送信された信号のPSDを示す図であり、図6
cは、本発明の一実施例によって距離d3で測定され
た、図5の遠隔装置R1によって送信された信号のPS
Dを示す図である。
【図7】図7aは、本発明の一実施例によって距離d2
で測定された、図5の遠隔装置R2によって送信された
整形信号のPSDを示す図であり、図7bは、本発明の
一実施例によって距離d3で測定された、図5の遠隔装
置R2によって送信された整形信号のPSDを示す図で
ある。
で測定された、図5の遠隔装置R2によって送信された
整形信号のPSDを示す図であり、図7bは、本発明の
一実施例によって距離d3で測定された、図5の遠隔装
置R2によって送信された整形信号のPSDを示す図で
ある。
【図8】本発明の一実施例によって距離d3で測定され
た、図5の遠隔装置R3によって送信された整形信号の
PSDを示す図である。
た、図5の遠隔装置R3によって送信された整形信号の
PSDを示す図である。
【図9】図9aは、本発明の一実施例による通信システ
ムを示す図であり、図9bは、本発明の一実施例によっ
て遠隔装置の出力を整形するための、図9aの通信シス
テムの動作のフローチャートを示す図である。
ムを示す図であり、図9bは、本発明の一実施例によっ
て遠隔装置の出力を整形するための、図9aの通信シス
テムの動作のフローチャートを示す図である。
【図10】図10aは、中央装置で測定された、図5の
遠隔装置R1によって送信された非整形信号のPSDを
示す図であり、図10bは、中央装置で測定された、図
5の遠隔装置R1によって送信された非整形信号のPS
Dを示す図である。
遠隔装置R1によって送信された非整形信号のPSDを
示す図であり、図10bは、中央装置で測定された、図
5の遠隔装置R1によって送信された非整形信号のPS
Dを示す図である。
【図11】図11aは、中央装置で測定された、図5の
遠隔装置R2によって送信された非整形信号のPSDを
示す図であり、図11bは、本発明の一実施例によって
中央装置で測定された、図5の遠隔装置R2によって送
信された整形信号のPSDを示す図である。
遠隔装置R2によって送信された非整形信号のPSDを
示す図であり、図11bは、本発明の一実施例によって
中央装置で測定された、図5の遠隔装置R2によって送
信された整形信号のPSDを示す図である。
【図12】図12aは、中央装置で測定された、図5の
遠隔装置R3によって送信された非整形信号のPSDを
示す図であり、図12bは、本発明の一実施例によって
中央装置で測定された、図5の遠隔装置R3によって送
信された整形信号のPSDを示す図である。
遠隔装置R3によって送信された非整形信号のPSDを
示す図であり、図12bは、本発明の一実施例によって
中央装置で測定された、図5の遠隔装置R3によって送
信された整形信号のPSDを示す図である。
【図13】図13aは、本発明の一実施例によって距離
d1で測定された、図5の遠隔装置R1によって送信され
た信号のPSDを示す図であり、図13bは、本発明の
一実施例によって距離d2で測定された、図5の遠隔装
置R1によって送信された信号のPSDを示す図であ
り、図13cは、本発明の一実施例によって距離d3で
測定された、図5の遠隔装置R1によって送信された信
号のPSDを示す図である。
d1で測定された、図5の遠隔装置R1によって送信され
た信号のPSDを示す図であり、図13bは、本発明の
一実施例によって距離d2で測定された、図5の遠隔装
置R1によって送信された信号のPSDを示す図であ
り、図13cは、本発明の一実施例によって距離d3で
測定された、図5の遠隔装置R1によって送信された信
号のPSDを示す図である。
【図14】図14aは、本発明の一実施例によって距離
d2で測定された、図5の遠隔装置R2によって送信され
た整形信号のPSDを示す図であり、図14bは、本発
明の一実施例によって距離d3で測定された、図5の遠
隔装置R2によって送信された整形信号のPSDを示す
図である。
d2で測定された、図5の遠隔装置R2によって送信され
た整形信号のPSDを示す図であり、図14bは、本発
明の一実施例によって距離d3で測定された、図5の遠
隔装置R2によって送信された整形信号のPSDを示す
図である。
【図15】本発明の一実施例によって距離d3で測定さ
れた、図5の遠隔装置R3によって送信された整形信号
のPSDを示す図である。
れた、図5の遠隔装置R3によって送信された整形信号
のPSDを示す図である。
10,110,200 中央装置 14,16,18,114,116,118 伝送回線 22,23,24 遠隔装置 L1〜Ln 伝送回線 R1〜Rn 遠隔装置
Claims (2)
- 【請求項1】 2つ以上の遠隔装置のそれぞれが1つの
チャンネルを経由して中央装置と結合されて、前記各遠
隔装置が前記中央装置に送信を送るときに、前記2つ以
上の遠隔装置と前記中央装置との間の送信を整形する方
法であって、 前記遠隔装置のうちの第1の遠隔装置のチャンネルを測
定するステップと、 前記遠隔装置のうちの第2の遠隔装置の送信を前記第1
の遠隔装置の前記チャンネルの測定に基づいて調整する
ステップとを含み、 前記第2の遠隔装置の送信の調整によって該第2の遠隔
装置のチャンネルと前記第1の遠隔装置のチャンネルと
の間のクロストークを減少させる、 方法。 - 【請求項2】 中央装置と、 2つ以上の遠隔装置であって、該遠隔装置のそれぞれが
チャネルを経由して前記中央装置と送信を送受信でき、
前記各チャネルが前記遠隔装置を前記中央装置に通信的
に結合し、前記各チャンネルが1つの特性を有する、遠
隔装置とを含み、 第1の遠隔装置の送信が、第2の遠隔装置のチャンネル
の特性に部分的に基づく、 通信システム。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US9108398P | 1998-06-29 | 1998-06-29 | |
US134592 | 1998-08-13 | ||
US09/134,592 US6205220B1 (en) | 1998-06-29 | 1998-08-13 | Method to mitigate the near-far fext problem |
US091083 | 1998-08-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000101486A true JP2000101486A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=26783484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11182261A Pending JP2000101486A (ja) | 1998-06-29 | 1999-06-28 | 遠近fext問題を緩和する方法および通信システム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6205220B1 (ja) |
EP (1) | EP0969605B1 (ja) |
JP (1) | JP2000101486A (ja) |
CN (1) | CN1250276A (ja) |
DE (1) | DE69940333D1 (ja) |
TW (1) | TW425783B (ja) |
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CN1155794C (zh) | 1999-12-02 | 2004-06-30 | 株式会社三丰 | 静电电容式变位检测装置 |
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