JP2007329849A - 送信出力制御装置、マルチキャリア伝送システム、送信出力制御方法及び送信出力制御プログラム - Google Patents

送信出力制御装置、マルチキャリア伝送システム、送信出力制御方法及び送信出力制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】RT設置xDSLの漏話を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することを可能とするマルチキャリア伝送システムを提供する。
【解決手段】第1の通信装置(100)と、第2の通信装置(200)と、が通信回線(300)を介して接続して構成されるマルチキャリア伝送システムであり、第1の通信装置(100)は、第2の通信装置(200)において測定された雑音を基に、第1の通信装置(100)から通信回線(300)に出力する信号の送信出力を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電話線などのメタリックケーブルで数Mビット/秒の高速なデータ伝送を行うxDSL(x Digital Subscriber Line)(xは、A、H、S、V等の総称)に適用される送信出力制御装置、マルチキャリア伝送システム、送信出力制御方法及び送信出力制御プログラムに関するものである。
xDSLは、電話線などのメタリックケーブルを使用し、数Mビット/秒の高速なデータ伝送を可能にしている。なお、xDSLとしては、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)、HDSL(High speed Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high speed Digital Subscriber Line)等があり、伝送速度、速度の対称/非対称などの違いにより区分されている。なお、これらを総称してxDSLと称する。
なお、xDSLは、ベストエフォート型サービスと呼ばれ、その伝送速度は、線路長や雑音などの環境下によって変化する。一般的に、線路長が短く雑音も少ない環境下では伝送速度が大きくなり、線路長が長く雑音が大きい環境下では伝送速度が小さくなる。また、xDSLにおける雑音として最も支配的なものは他回線からの漏話である。漏話には、図1に示すような近端漏話『NEXT』(漏話源と被漏話源とが逆方向)と、遠端漏話『FEXT』(漏話源と被漏話源とが同一方向)と、があり、一般的に遠端漏話『FEXT』の方が近端漏話『NEXT』よりも影響が小さい。以下、図1を参照しながら、近端漏話『NEXT』と、遠端漏話『FEXT』と、について詳細に説明する。
図1に示す通信回線(1)を測定対象と仮定した場合、測定対象として着目する通信回線(1)と同一方向に信号が流れる通信回線(2)を『漏話源』とするものが遠端漏話『FEXT』となる。本来伝送すべき信号は伝送距離と共に減衰するので、伝送距離に応じてこの遠端漏話『FEXT』の漏話量も相対的に減衰することになる。
また、測定対象として着目する通信回線(1)と逆方向に信号が流れる通信回線(3)を『漏話源』とするものが近端漏話『NEXT』となる。本来伝送すべき信号は伝送距離と共に減衰するのに対し、近端漏話『NEXT』は、本来伝送すべき信号の伝送先において漏話量が多くなる。このため、近端漏話『NEXT』の方が遠端漏話『FEXT』よりも漏話の影響が大きくなる。
なお、従来のxDSLでは、局側に設置されるxTU−C(XDSL Termination Unit-Center side)(10、11)は、図2に示すように、同じ位置に存在していたが、現在、図3に示すように、リーモートターミナル(RT)設置のxDSLについての検討が進められている。この場合、図3に示すように、局側に設置されるxTU−C(10、11)の位置が異なることになり、RT設置xDSLのxTU−C(11)の遠端漏話『FEXT』は、既存の局設置xDSLのxTU−C(10)の途中から発生することになり、隣接する既存の局設置xDSLのxTU−R(XDSL Termination Unit-Remote side)(20)に対し大きな影響を及ぼすことになる。これは、局設置xDSLのxTU−C(10)から送信された信号が通信回線(30)の距離に応じて減衰しているところに、RT設置xDSLのxTU−C(11)から大きな送信電力の信号が送信された際に、非常に大きな遠端漏話『FEXT』として既存の局設置xDSLのxTU−R(20)に妨害を与えることになるためである。
このため、RT設置xDSLのxTU−C(11)からの遠端漏話『FEXT』を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することが必要視されることになる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、非対称データ伝送母局装置と非対称データ伝送子局装置間に非対称デジタル加入者ラインを用いて電話線路を通じてデータを伝送するシステムにおいて、前記電話線路を通じて伝送される信号の送出電力レベルを初期レベルから段階的なレベル単位に変更しながら雑音マージンを基準値と比較する過程と、前記雑音マージンが前記基準値以上の範囲で前記送出電力レベルを最小レベルに設定する過程と、を具備し、データ伝送能力を向上させる送出電力制御方法について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、xDSL伝送速度を一方向から測定をするxDSL伝送速度測定装置であって、前記xDSL伝送速度測定装置は、xDSL伝送に使用される通信回線からの周期的に雑音量が変化する雑音を前記雑音の変化の周期に同期して前記周期毎に測定し、前記雑音の周波数特性を解析する測定装置と、前記測定装置の解析結果によりxDSL伝送速度を解析する分析装置と、を具備し、周期的に雑音量が変化する環境下におけるxDSLの伝送速度を測定するxDSL伝送速度測定装置について開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−136310号公報 特開2003−23402号公報
なお、上記特許文献1には、雑音マージンを基に送信電力レベルを可変的に制御する点について開示されているが、RT設置xDSLの漏話を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避する点については何ら考慮されたものではない。
また、上記特許文献2は、雑音の周波数特性を解析する点について開示されているが、上記特許文献2は、周期的に雑音量が変化する環境下におけるxDSLの伝送速度を測定することを目的としたものであり、RT設置xDSLの漏話を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避する点については何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、RT設置xDSLの漏話を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することを可能とする送信出力制御装置、マルチキャリア伝送システム、送信出力制御方法及び送信出力制御プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる送信出力制御装置は、通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御装置であって、通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御装置において、送信出力制御手段は、通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えているか否かを判断し、雑音が所定の閾値を超えていると判断した場合に、通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御装置は、通信装置において測定された雑音に応じた近端漏話減衰量を推定する近端漏話減衰量推定手段を有し、送信出力制御手段は、近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏話減衰量を基に、通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御装置は、送信出力制御装置において発生する雑音を測定する雑音測定手段を有し、送信出力制御手段は、雑音測定手段により測定した雑音と、近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏減衰量と、に基づいた送信出力値を算出し、該算出した送信出力値に基づいた送信出力を行い、通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御装置において、送信出力制御手段は、通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えていないと判断した場合に、初期設定時の送信出力値に基づいた送信出力を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムは、第1の通信装置と、第2の通信装置と、が通信回線を介して接続して構成されるマルチキャリア伝送システムであって、第1の通信装置は、第2の通信装置において測定された雑音を基に、第1の通信装置から通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムにおいて、第1の通信装置は、第2の通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えているか否かを判断し、雑音が所定の閾値を超えていると判断した場合に、第1の通信装置から通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムにおいて、第1の通信装置は、第2の通信装置において測定された雑音に応じた近端漏話減衰量を推定する近端漏話減衰量推定手段を有し、第1の通信装置は、近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏話減衰量を基に、第1の通信装置から通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムにおいて、第1の通信装置は、第1の通信装置において発生する雑音を測定する雑音測定手段を有し、第1の通信装置は、雑音測定手段により測定した雑音と、近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏減衰量と、に基づいた送信出力値を算出し、該算出した送信出力値に基づいた送信出力を行い、第1の通信装置から通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムにおいて、第1の通信装置は、第2の通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えていないと判断した場合に、初期設定時の送信出力値に基づいた送信出力を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムにおいて、第2の通信装置は、第2の通信装置において発生する雑音を測定する雑音測定手段と、雑音測定手段により測定した雑音を第1の通信装置に送信する雑音送信手段と、を有し、第1の通信装置は、第2の通信装置において測定された雑音を受信する雑音受信手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御方法は、通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御装置で行う送信出力制御方法であって、通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御工程を、送信出力制御装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御方法は、第1の通信装置と、第2の通信装置と、が通信回線を介して接続して構成されるマルチキャリア伝送システムで行う送信出力制御方法であって、第1の通信装置は、第2の通信装置において測定された雑音を基に、第1の通信装置から通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御工程を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる送信出力制御プログラムは、通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御装置で実行させる送信出力制御プログラムであって、通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御処理を、送信出力制御装置に実行させることを特徴とするものである。
本発明は、通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、通信回線に出力する信号の送信出力を制御することを特徴とするものである。これにより、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えないように通信回線に出力する信号の送信出力を制御することが可能となるため、RT設置xDSLの漏話を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することが可能となる。
まず、図4を参照しながら、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムの特徴について説明する。
本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、第1の通信装置(100)と、第2の通信装置(200)と、が通信回線(300)を介して接続して構成されるマルチキャリア伝送システムであり、第1の通信装置(100)は、第2の通信装置(200)において測定された雑音を基に、第1の通信装置(100)から通信回線(300)に出力する信号の送信出力を制御することを特徴とするものである。このように、第1の通信装置(100)は、第2の通信装置(200)において測定された雑音を基に、第1の通信装置(100)から通信回線(300)に出力する信号の送信出力を制御することで、第1の通信装置(100)は、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えないように通信回線(300)に出力する信号の送信出力を制御することが可能となるため、RT設置xDSLの漏話を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムについて詳細に説明する。
<マルチキャリア伝送システムのシステム構成>
まず、図3を参照しながら、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムのシステム構成について説明する。
本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、局側装置であるxTU−C(XDSL Termination Unit-Center side)(100)と、宅内側装置であるxTU−R(XDSL Termination Unit-Remote side)(200)と、が通信回線(300)を介して接続して構成される。
<xTU−C100の内部構成>
次に、局側装置であるxTU−C(100)の内部構成について説明する。
本実施形態におけるxTU−C(100)は、送信部(101)と、受信部(102)と、送信出力制御部(103)と、雑音測定部(104)と、を有して構成される。
送信部(101)は、xTU−R(200)に信号を送信するものである。受信部(102)は、xTU−R(200)から送信された信号を受信するものである。送信出力制御部(103)は、xTU−C(100)から送信する信号の送信出力値を制御するものである。雑音測定部(104)は、xTU−C(100)で発生する雑音を測定するものである。
なお、本実施形態における送信出力制御部(103)は、xTU−R(200)において測定した雑音を解析し、その解析結果に応じてxTU−C(100)から送信する信号の送信出力値を制御することになる。
<xTU−R200の内部構成>
次に、宅内側装置であるxTU−R(200)の内部構成について説明する。
本実施形態におけるxTU−R(200)は、送信部(201)と、受信部(202)と、雑音測定部(203)と、を有して構成される。
送信部(201)は、xTU−C(100)に信号を送信するものである。受信部(202)は、xTU−C(100)から送信された信号を受信するものである。雑音測定部(203)は、xTU−R(200)で発生する雑音を測定するものである。
<処理動作>
次に、図5を参照しながら、図4に示すマルチキャリア伝送システムにおける一連の処理動作について説明する。
まず、xTU−R(200)の雑音測定部(203)は、xTU−R(200)において発生する雑音の周波数特性:fを測定し、該測定した周波数特性:fを記録する(ステップS1)。なお、ADSLの上り送信電力スペクトル密度:S(f)の信号が『近端漏話』となる場合、近端漏話減衰量をNEXT(f)とすると、xTU−R(200)で測定される漏話雑音量:N(f)は、以下の(式1)で算出することが可能となる。
(式1)
Figure 2007329849
但し、上記(式1)のNEXT(f):近端漏話雑音の電力スペクトル密度は、以下の(式2)で示す。
(式2)
Figure 2007329849
なお、上記(式2)のNPSLは、dB単位で示された近端漏話減衰量(dB)を示し、fNXTは、任意の固定値を示す。
次に、xTU−R(200)は、雑音測定部(203)において測定した雑音の周波数特性:fを基に上記(式1)にて算出した漏話雑音量:N(f)を送信部(201)からxTU−C(100)に送信する(ステップ2)。これにより、xTU−C(100)は、xTU−R(200)において算出した漏話雑音量:N(f)を取得することになる。
次に、xTU−C(100)の送信出力制御部(103)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)を解析し(ステップS3)、漏話雑音量:N(f)が閾値:α以上か否かを判断する(ステップS4)。これにより、送信出力制御部(103)は、xTU−R(200)において発生した漏話雑音量:N(f)が大きいか否かを判断することが可能となるため、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えているか否かを判断することが可能となる。
次に、送信出力制御部(103)は、漏話雑音量:N(f)が閾値:α以上でない『N(f)<α』と判断した場合は(ステップS4/No)、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えていないと判断し、送信出力制御部(103)は、『送信出力制御不要』と判断し、デフォルトの送信出力値で信号を送信することになる(ステップS5)。即ち、xTU−R(200)において発生した漏話雑音量:N(f)が小さい場合(漏話雑音量:N(f)が閾値:α未満の場合)には、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して与える影響も小さいため、初期設定時の送信出力値で信号を送信することが可能となる。
また、送信出力制御部(103)は、漏話雑音量:N(f)が閾値:α以上『N(f)≧α』と判断した場合は(ステップS4/Yes)、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えていると判断し、送信出力制御部(103)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)を基に近端漏話減衰量:NEXT(f)を推定することになる(ステップS6)。ここで、上述した(式1)により、送信電力スペクトル密度:S(f)が既知であると仮定すると、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)を基に近端漏話減衰量:NEXT(f)を推定することが可能となる。即ち、ADSLの上り送信電力スペクトル密度:S(f)が一定の場合には、上述した(式1)により、近端漏話減衰量:NEXT(f)は、以下の(式3)により推定することが可能となる。
(式3)
Figure 2007329849
次に、雑音測定部(104)は、xTU−C(100)で発生する雑音の周波数特性:fを測定し、該測定した周波数特性:fを記録する(ステップS7)。次に、送信出力制御部(103)は、雑音測定部(104)が測定した雑音の周波数特性:fと、ステップS6において推定した近端漏話減衰量:NEXT(f)と、を基に送信出力値:S(f)を算出する(ステップS8)。この場合、xTU−C(100)の雑音測定部(104)で測定した雑音の周波数特性:fを基に算出した漏話雑音量をNxTUC(f)とすると、隣接するxDSLへの影響を軽減するための送信出力値:S(f)は以下の(式4)により算出することになる。
(式4)
Figure 2007329849
次に、送信出力制御部(103)は、上記(式4)により計算した送信出力値:S(f)に基づいて送信出力の制御を行い、xTU−C(100)から信号を送信することになる(ステップS9)。
このように、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、xTU−R(200)は、xTU−R(200)において発生する漏話雑音量:N(f)を算出し、該算出した漏話雑音量:N(f)をxTU−C(100)に送信し、xTU−C(100)は、xTU−R(200)において算出した漏話雑音量:N(f)を取得する。そして、xTU−C(100)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)を基に、その漏話雑音量:N(f)が閾値:α以上か否かを判断し、xTU−R(200)において発生した雑音量が大きいか否かを判断することになる。これにより、xTU−C(100)は、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えているか否かを判断することが可能となる。
次に、xTU−C(100)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)が閾値:α以上でない『N(f)<α』と判断した場合は(ステップS4/No)、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えていないと判断し、xTU−C(100)は、初期設定時の送信出力値で信号を送信することになる。
また、xTU−C(100)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)が閾値:α以上『N(f)≧α』と判断した場合は、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えていると判断し、xTU−C(100)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)を基に近端漏話減衰量:NEXT(f)を推定し、その推定した近端漏話減衰量:NEXT(f)と、xTU−C(100)において算出した漏話雑音量:NxTUC(f)と、を基に、送信出力値:S(f)を算出し、該算出した送信出力値:S(f)に基づいて送信出力の制御を行い、xTU−C(100)から信号を送信することになる。これにより、xTU−C(100)は、xTU−R(200)から取得した漏話雑音量:N(f)を基に、xTU−C(100)から送信する信号が、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えていると判断した場合には、隣接回線で使用されている他のxDSLに対して影響を与えない送信出力値で信号を送信することが可能となるため、RT設置xDSLの遠端漏話『FEXT』を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態におけるマルチキャリア伝送システムでは、ADSLの上り送信電力スペクトル密度:S(f)が一定の場合に、近端漏話減衰量:NEXT(f)の推定を可能としたが、近端漏話減衰量:NEXT(f)の推定が可能なものは、ADSLに限定するものではなく、送信電力スペクトル密度:S(f)が既知であれば、あらゆるxDSL(x Digital Subscriber Line)(xは、H、S、V等の総称)においても、近端漏話減衰量:NEXT(f)を推定することが可能である。
また、上述した実施形態におけるマルチキャリア伝送システムでは、xTU−C(100)が、xTU−R(200)において算出した漏話雑音量:N(f)を取得し、該取得した漏話雑音量:N(f)を基に、他のxDSL回線への影響を軽減するように送信出力値を制御することにしたが、xTU−R(200)が、xTU−C(100)において算出した漏話雑音量:N(f)を取得し、該取得した漏話雑音量:N(f)を基に、他のxDSL回線への影響を軽減するように送信出力値を制御することも可能である。
また、上述した実施形態におけるマルチキャリア伝送システムでは、RT設置xDSLの遠端漏話『FEXT』を抑制し、隣接する局設置xDSLの伝送速度の低下を回避することを主眼として説明したが、図RT設置xDSLの遠端漏話『FEXT』だけでなく、図6に示すように、RT設置xDSLの近端漏話『NEXT』を制御するようにすることも可能である。
また、上述した実施形態におけるマルチキャリア伝送システムを構成するxTU−C(100)と、xTU−R(200)と、の通信装置における制御動作は、ハード構成ではなく、コンピュータプログラム等のソフトウェアにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体から上記プログラムを、通信装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、通信装置において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器から上記プログラムを通信装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、通信装置において実行させることも可能である。
本発明にかかる送信出力制御装置、マルチキャリア伝送システム、送信出力制御方法及び送信出力制御プログラムは、電話線などのメタリックケーブルで数Mビット/秒の高速なデータ伝送を行うxDSL(x Digital Subscriber Line)(xは、A、H、S、V等の総称)に適用可能である。
近端漏話『NEXT』と遠端漏話『FEXT』とを説明するための図である。 局側に設置されるxTU−C(XDSL Termination Unit-Center side)(10、11)が同じ位置に存在して構成されるマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図である。 局側に設置されるxTU−C(XDSL Termination Unit-Center side)(10、11)が異なる位置に存在して構成されるリーモートターミナル(RT)設置のマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図であり、RT設置xDSLのxTU−C(11)の遠端漏話『FEXT』を説明するための図である。 本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態のマルチキャリア伝送システムにおける一連の処理動作を示すシーケンスチャートである。 局側に設置されるxTU−C(XDSL Termination Unit-Center side)(10、11)が異なる位置に存在して構成されるリーモートターミナル(RT)設置のマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図であり、RT設置xDSLのxTU−C(11)の近端漏話『NEXT』を説明するための図である。
符号の説明
1、2、3 通信回線
10 局設置xDSLのxTU−C(XDSL Termination Unit-Center side)
11 局設置またはRT設置のxDSLのxTU−C
20 局設置xDSLのxTU−R(XDSL Termination Unit-Remote side)
21 局設置またはRT設置のxDSLのxTU−R
30、31 通信回線
100 xTU−C(送信出力制御装置)
101 送信部
102 受信部
103 送信出力制御部
104 雑音測定部
200 xTU−R
201 送信部
202 受信部
203 雑音測定部
300 通信回線

Claims (14)

  1. 通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御装置であって、
    前記通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、前記通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御手段を有することを特徴とする送信出力制御装置。
  2. 前記送信出力制御手段は、
    前記通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えているか否かを判断し、前記雑音が所定の閾値を超えていると判断した場合に、前記通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とする請求項1記載の送信出力制御装置。
  3. 前記通信装置において測定された雑音に応じた近端漏話減衰量を推定する近端漏話減衰量推定手段を有し、
    前記送信出力制御手段は、
    前記近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏話減衰量を基に、前記通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とする請求項2記載の送信出力制御装置。
  4. 前記送信出力制御装置において発生する雑音を測定する雑音測定手段を有し、
    前記送信出力制御手段は、
    前記雑音測定手段により測定した雑音と、前記近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏減衰量と、に基づいた送信出力値を算出し、該算出した送信出力値に基づいた送信出力を行い、前記通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とする請求項3記載の送信出力制御装置。
  5. 前記送信出力制御手段は、
    前記通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えていないと判断した場合に、初期設定時の送信出力値に基づいた送信出力を行うことを特徴とする請求項2記載の送信出力制御装置。
  6. 第1の通信装置と、第2の通信装置と、が通信回線を介して接続して構成されるマルチキャリア伝送システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置において測定された雑音を基に、前記第1の通信装置から前記通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御手段を有することを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  7. 前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えているか否かを判断し、前記雑音が所定の閾値を超えていると判断した場合に、前記第1の通信装置から前記通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とする請求項6記載のマルチキャリア伝送システム。
  8. 前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置において測定された雑音に応じた近端漏話減衰量を推定する近端漏話減衰量推定手段を有し、
    前記第1の通信装置は、
    前記近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏話減衰量を基に、前記第1の通信装置から前記通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とする請求項7記載のマルチキャリア伝送システム。
  9. 前記第1の通信装置は、
    前記第1の通信装置において発生する雑音を測定する雑音測定手段を有し、
    前記第1の通信装置は、
    前記雑音測定手段により測定した雑音と、前記近端漏話減衰量推定手段により推定した近端漏減衰量と、に基づいた送信出力値を算出し、該算出した送信出力値に基づいた送信出力を行い、前記第1の通信装置から前記通信回線に出力する信号の送信出力を抑制することを特徴とする請求項8記載のマルチキャリア伝送システム。
  10. 前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置において測定された雑音が所定の閾値を超えていないと判断した場合に、初期設定時の送信出力値に基づいた送信出力を行うことを特徴とする請求項7記載のマルチキャリア伝送システム。
  11. 前記第2の通信装置は、
    前記第2の通信装置において発生する雑音を測定する雑音測定手段と、
    前記雑音測定手段により測定した雑音を前記第1の通信装置に送信する雑音送信手段と、を有し、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置において測定された雑音を受信する雑音受信手段と、を有することを特徴とする請求項6記載のマルチキャリア伝送システム。
  12. 通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御装置で行う送信出力制御方法であって、
    前記通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、前記通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御工程を、前記送信出力制御装置が行うことを特徴とする送信出力制御方法。
  13. 第1の通信装置と、第2の通信装置と、が通信回線を介して接続して構成されるマルチキャリア伝送システムで行う送信出力制御方法であって、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置において測定された雑音を基に、前記第1の通信装置から前記通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御工程を行うことを特徴とする送信出力制御方法。
  14. 通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御装置で実行させる送信出力制御プログラムであって、
    前記通信回線を介して接続された通信装置において測定された雑音を基に、前記通信回線に出力する信号の送信出力を制御する送信出力制御処理を、前記送信出力制御装置に実行させることを特徴とする送信出力制御プログラム。
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