JP2000101453A - 統計的に多重化されたタ―ボ符号復号器 - Google Patents

統計的に多重化されたタ―ボ符号復号器

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JP2000101453A
JP2000101453A JP11203726A JP20372699A JP2000101453A JP 2000101453 A JP2000101453 A JP 2000101453A JP 11203726 A JP11203726 A JP 11203726A JP 20372699 A JP20372699 A JP 20372699A JP 2000101453 A JP2000101453 A JP 2000101453A
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Benedict Russell Freeman
ラッセル フリーマン ベネディクト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ターボ符号復号器を受信機に適用
する利点を得ると共に、デジタル信号処理能力の増大に
よって生ずる電力量及び余分なコストを最小限に抑える
復号装置の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明によれば、メッセージパケットは
復号処理の全体的な利用状態を最適化するよう割り付け
られる。システムに必要とされる復号処理の回数は、ノ
イズと、連続したメッセージ間でノイズ比が異なり種々
の復号化処理能力を要する異なる時分割メッセージを含
む到着時分割多重ビットストリームを復号化するため必
要な復号の最適繰り返し回数の統計的解析により評価さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に受信され
た信号の復号化に係わり、特に、衛星リンク若しくは地
上マイクロ波リンクを介して受信された信号の復号化に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、衛星と1台以上の地上局との
間、或いは、地上無線通信システムの無線基地局間のマ
イクロ波通信リンクにおいて、伝送された信号は、例え
ば、バックグラウンドノイズ、送信機及び受信機の部品
を通じて取り込まれるノイズ、大気中伝送条件により生
ずるノイズ、及び、妨害性搬送周波数を生じさせる他の
送信機から誘導される妨害などの複数の要因によるノイ
ズによって改竄される。いずれの場合にも、殆ど共通し
僅かに異なる理由から、できる限り小さい搬送波対妨害
比、或いは、できる限り小さいSN比を有する信号を処
理できる方が有利である。より低い搬送波対妨害比、若
しくは、SN比を許容することによって、より低電力の
送信機及び受信機が利用できるようになるので、衛星シ
ステムの場合に、打ち上げられるべき設備の重量が軽減
され、設備の消費電力要求条件が低減される。地上無線
波システムの場合に、より低い搬送波対妨害比、及び、
SN比を許容することにより、移動送受器はより低消費
電力の送信機を備えることができるので、送受器の寸法
及び電力の要求条件が軽減され、地上無線システムの全
体的な能力が高まる可能性がある。
【0003】比較的低レベルの搬送波対妨害比、及び/
又は、SN比を用いて受信された送信側の信号を再生す
るため、信号を送信する前に、従来の符号化アルゴリズ
ムに従う冗長な情報ビットを用いて信号を符号化するこ
とが提案されている。符号化された信号の受信後に、従
来の復号器は、ノイズ又は妨害に起因して回復できない
程度に改竄された信号の一部分を再生し、符号化に含ま
れる冗長な情報から原信号を再生することができる。こ
のようなシステムは、前方誤り訂正符号化システムとし
て公知である。前方誤り訂正符号は、冗長ビットを送信
されるべき信号に加え、データ伝送のため利用可能な帯
域幅を有効に減少させるが、他の符号では復号化できな
いような信号を復号化することができ、使用可能な送信
機及び受信機のレンジ、消費電力及び重量を改良する点
が有利である。前方誤り訂正システムを使用して余分な
符号化ビットを伝送する符号化オーバーヘッドは、伝送
リンクの有効ビット誤り率(BER)を改善することが
できる。特に、衛星システムの場合に、衛星リンクのビ
ット誤り率は、打ち上げられる送信機/受信機設備の電
力必要量、すなわち、通信設備のコストに直接的な影響
を与えるので、衛星の性能の制限因子である。移動無線
システムの場合に、リンクのビット誤り率は、使用され
得る送受器の寸法及び電力必要量に直接的な影響を与え
る。
【0004】従来の前方誤り訂正システムは、従来技術
において周知のように、クアルコム社(Qualcom Incorpo
rated)から入手可能なコンボリューション符号器及びビ
タビ復号器を含む。さらに近年では、ビタビ前方誤り訂
正符号と同じ目的のため、すなわち、伝送リンクのビッ
ト誤り率を改良するため使用され、ビタビ符号化システ
ムよりも性能が改良された「ターボ符号(turbo codes)
」として公知の連接された再帰形符号の組が普及し始
めている。ターボ符号は、ビタビ符号よりも約3dBだ
け改良され、ビタビ符号化リンクと比較して同じビット
誤り率を有する伝送リンクに対する伝送パワーを約半分
に抑えることができる。並列連接システマティック繰り
返し符号(すなわち、ターボ符号)は、C Berrouによる
“Near Shannon Limit Error-Correcting and Decodin
g:Turbo Codes (1)”, proceedingsICC May 1993に記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の前
方誤り訂正復号器に対するターボ符号復号器の問題点
は、ターボ符号復号器にはより多くのデータ処理能力が
要求されることである。一般的に、従来のターボ符号
は、従来のビタビ前方誤り訂正復号器の10倍の処理能
力を必要とする。1秒あたりにギガのオーダーの命令回
数の処理能力が要求される。このような多量の命令を処
理し得るデジタル信号処理装置は、市販されているデジ
タル信号処理チップセット、或いは、カスタムメイド復
号器チップセットにより構成される。かくして、ビタビ
符号に代えてターボ符号を使用することにより、一方
で、送信機/受信機設備は設備に要求される伝送パワー
及びサイズに関して潜在的に改良されるが、他方で、ビ
タビ符号器よりも約10倍の信号処理能力を必要とする
不利益を生じる。衛星システムの場合に、余分な信号処
理能力のコストが増大するだけではなく、電力消費量の
増加が問題になる。コスト的に競争が激しい市場で用い
られる地上無線基地局の場合、要求された信号処理能力
を与えるために余分なデジタルシグナルプロセッサチッ
プのコストが増加するという欠点が生じる。
【0006】本発明の目的は、ターボ符号復号器を受信
機、例えば、衛星設備又は地上無線システムの基地局に
適用する利点を得ると共に、デジタル信号処理能力を増
大することによって生ずる電力供給必要量及び余分なコ
ストを最小限に抑えることである。本発明の別の目的
は、複数の送信機から受信された信号の改竄を統計的に
解析することにより、ターボ符号で符号化された信号の
復号化のため適用される信号処理能力を最適利用するこ
とである。
【0007】本発明の更なる目的は、信号処理能力の利
用を最適化することにより、固有の対応したSN比及び
/又は搬送波対妨害比を有することを特徴とする複数の
チャネルからの複数のターボ符号化された受信信号を復
号化するため全体的に必要とされる処理能力を削減する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一面により提供
される関連した改竄レベルを有する複数の符号化された
メッセージを復号化する復号装置は、上記各メッセージ
の改竄レベルを判定し、上記各メッセージを復号化する
ための信号処理必要量を記述するデータを発生させる解
析手段と、上記符号化されたメッセージを復号化する少
なくとも1台の復号器と、上記解析手段によって発生さ
れた上記信号処理必要量を記述するデータに依存して、
上記メッセージを上記少なくとも1台の復号器の1台ず
つに割り当てるスケジュール手段とを含む。
【0009】好ましくは、上記解析手段は、上記メッセ
ージの搬送波対ノイズ比の測度を判定する手段と、ター
ボ符号復号化繰り返しの回数を上記メッセージに割り当
てる手段とを有する。好ましくは、ターボ符号繰り返し
の回数を判定する手段は、搬送波対ノイズ比及び復号化
繰り返しの回数を記述するデータ、並びに、上記搬送波
対ノイズ比と上記繰り返しの回数との間の関係を記述す
るデータを収容するデータ記憶手段を有する。
【0010】本発明のベストモードでは、各復号器のプ
ロセッサは、上記復号器の状態に関係した状態信号を上
記スケジュール手段に供給する。上記状態信号は、指定
されたメッセージパケットに関して実行された現在の繰
り返しの回数を記述するデータにより構成され、或い
は、上記メッセージのビット誤り率の収束レートを記述
するデータにより構成される。
【0011】好ましくは、上記復号装置は、上記復号器
での上記メッセージを格納する複数のバッファをさらに
有し、上記スケジュール手段は、復号化の前に、上記メ
ッセージパケットを上記バッファの中から選択された個
別のバッファに送信する。本発明の第2の面によれば、
各メッセージパケットが関連した改竄レベルを有する複
数の符号化されたメッセージパケットを復号化する方法
は、上記各メッセージパケットの上記改竄レベルを記述
する測度を判定し、上記測度に従って、上記各メッセー
ジパケットを復号化するため必要とされる復号繰り返し
の回数を判定し、上記必要とされる復号演算の回数に依
存して、上記メッセージパケットを復号化する信号処理
リソースを割り付ける段階を含む。
【0012】好ましくは、必要とされる復号繰り返しの
回数を判定する段階は、複数のメッセージパケットの複
数の改竄レベルを記述するデータを格納し、所定のビッ
ト誤り率を実現するため必要とされる複数の復号繰り返
しの回数を記述するデータを格納する段階を有し、上記
繰り返しの回数を記述するデータは、所定の方法で上記
改竄レベルの中の個々の改竄レベルを記述するデータと
対応した形式で格納される。
【0013】上記複数の改竄レベルを記述するデータ及
び所定の復号繰り返しの回数を記述するデータは、ルッ
クアップテーブルに格納してもよい。上記デジタル信号
処理リソースを割り付ける段階は、最低のバッファ占有
状態を有するデジタルシグナルプロセッサを選択しても
よい。上記デジタル信号処理リソースを割り付ける段階
は、終了時間が最先であると予測されたデジタルシグナ
ルプロセッサを選択してもよい。
【0014】本発明の更なる面によれば、各メッセージ
パケットが関連した改竄レベルを有する複数の復号化さ
れたメッセージパケットを復号化する方法を実行するよ
う構成された集積回路は、上記各メッセージパケットの
上記改竄レベルを記述する測度を判定し、上記測度に従
って、上記各メッセージパケットを復号化するため必要
とされる復号繰り返しの回数を判定し、上記必要とされ
る復号演算の回数に依存して、上記メッセージパケット
を復号化する信号処理リソースを割り付ける段階を含む
復号化方法を実行する。
【0015】上記必要とされる復号繰り返しの回数を判
定する段階は、複数のメッセージパケットの複数の改竄
レベルを記述するデータを格納し、所定のビット誤り率
を実現するため必要とされる復号繰り返しの複数の回数
を記述するデータを格納する段階を有し、上記繰り返し
の回数を記述するデータは、所定の方法で上記改竄レベ
ルの中の個々の改竄レベルと対応した方法で格納しても
よい。
【0016】上記デジタル信号処理リソースを割り付け
る段階は、最低のバッファ占有状態を有するデジタルシ
グナルプロセッサを選択してもよい。上記デジタル信号
処理リソースを割り付ける段階は、最先の終了時間が予
測されたデジタルシグナルプロセッサを選択してもよ
い。上記デジタル信号処理リソースは、独立に動作する
複数のターボ符号復号器により構成してもよい。
【0017】本発明による具体的な実施例及び方法は、
異なるパケットの間で異なる改竄レベル及び搬送波対妨
害比を有するデータパケット及びメッセージの連続的な
ストリームを、ターボ復号化アルゴリズムを用いて復号
化するための平均信号処理必要量を満たす1秒当たりの
命令回数に対し、信号処理能力が合成されたターボ復号
器の配列を提供する。復号器によって得られる全体的な
データ処理能力は、所定のビット誤り率を実現するた
め、到着するデータ信号に必要とされる平均データ処理
必要量を満たすよう最適化される。システム設計者は、
一定時間周期に亘り到着信号の履歴的な統計解析を実行
し、平均的に要求されたビット誤り率を実現するため多
数の受信された信号に対し必要とされる平均命令数を計
算することにより、必要とされる全体的なデータ信号処
理能力を評価する。
【0018】本発明による具体的な実施例及び方法は、
所定のビット誤り率を実現するため、低い信号処理必要
量を有する信号からより高い信号処理必要量を有する信
号に信号処理能力を再振り分けすることにより、高い信
号処理必要量を有する到着メッセージパケットの復号化
を満たすため利用可能な信号処理能力を利用することを
目標とする。ここに開示された具体的な実施例及び方法
によれば、復号器の配列は、できる限り高い時間的な比
率で連続的に動作され、復号器が休止状態である期間を
短縮し、利用可能な信号処理リソースを最適化された形
で利用する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明及び本発明の実施の形態が
より良く理解できるように、以下では添付図面を参照し
て、本発明による具体的な実施例、方法及び処理を例示
的に説明する。以下、一例として、本発明を実施するベ
ストモードを説明する。以下の説明中、多数の具体的な
詳細説明は、本発明を完全に理解するために記載されて
いる。しかし、明らかに、当業者はこれらの具体的な詳
細説明に限定されることなく、本発明を実施することが
できる。一方、周知の方法及び構造は、本発明の本質的
な部分が分かり難くなることを避けるため、詳細には説
明されない。
【0020】図1を参照するに、伝送リンクを介して信
号を受信し復号化する従来技術の受信チャネル装置が示
されている。図1の受信チャネル装置は、衛星システム
用若しくは地上無線システム用として一般的に示されて
いるが、当業者には、動作周波数及びチャネル構成部品
の最適化が夫々の分野における従来のエンジニアリング
技術に応じて異なることが認められよう。典型的に、受
信チャネル装置のRF(無線周波)部品は、地上無線シ
ステムの場合に900〜1800MHzのレンジ内の周
波数で動作し、衛星システムの場合に約40GHzの周
波数で動作する。受信チャネル装置は、例えば、衛星デ
ィッシュアンテナ若しくはマイクロ波基地局アンテナの
ようなアンテナ100と、低雑音増幅器102に信号を
出力する低雑音フィルタ101と、低雑音増幅器から受
信されたRF信号を、典型的に直流〜10MHzのレン
ジのベースバンド信号にダウンコンバートするダウンコ
ンバータ103とを有し、ダウンコンバートされた信号
は復調器104に入力され、復調器104は信号をデジ
タルストリームに復調し、デジタルビットストリームは
復号器105に供給され、復号器105は符号化された
ビットストリームをデータ信号のビットストリームに復
号化する。
【0021】図2を参照するに、図1の従来技術による
受信チャネルの復号器105に対する入力及び出力デジ
タル信号が概略的に記載されている。図1に示された従
来システムにおいて、復号器105は、通常の前方誤り
訂正符号(ビタビ符号)を操作するか、或いは、従来の
ターボ符号を操作する。従来のターボ符号復号器105
の場合に、ターボ符号は、固定回数の復号繰り返しによ
って、ノイズ及び/又は妨害改竄データパケット200
の系列の入力を繰り返し符号化することにより生ずる。
最適な繰り返し回数は、試行錯誤的に種々の繰り返し回
数を適用することにより、一定の時間間隔に亘って構築
された信号の改竄に関する知識から決定される。非常に
多い繰り返し回数が選択された場合、復号器のデータ処
理能力の使用量は、要求されたビット誤り率を達成する
ため使用される命令の回数に関して最適を上回る。逆
に、非常に少ない繰り返し回数が選択された場合、予め
要求されたビット誤り率は達成されず、伝送リンクのビ
ット誤り率は非常に高い。最適な繰り返し回数は、要求
されたビット誤り率の達成と、ビットストリームを復号
化するため最適的に少ない繰り返し回数の達成との間の
最適なトレードオフを与える。ターボ符号の必要とされ
る繰り返し回数の最低の回数に最適化することにより、
システム設計者は、特定性が低く、よりコストの低いデ
ジタルシグナルプロセッサチップを使用すること、及
び、より低電力消費形のデジタルシグナルプロセッサチ
ップを使用することの選択の幅を得ることができる。
【0022】復調器104からのデジタルビットストリ
ーム出力は、時間的に改竄性が変化する信号を含む。例
えば、ビットストリーム内のデータのパケットが単一の
ソースから受信される場合に、リンクの伝送特性は、数
時間若しくは数日の期間に亘る大気条件に起因して時間
的に変化する。受信装置が単一のソースから固定した伝
送リンクを介した信号の系列を受信する場合に、送信さ
れたメッセージに対する伝送リンクの影響は、受信され
たメッセージのノイズ改竄に関する履歴データを収集す
ることにより表され得るので、要求されたビット誤り率
(BER)を実現するため適用すべき最適な繰り返し回
数を決めることは簡単である。
【0023】しかし、受信チャネルが複数の異なるソー
スから複数のパケット信号を受信するとき、例えば、多
数のユーザ周波数又は時分割多重アクセスアップリンク
を受信する衛星基地の場合に、尾となる地理的に離れた
送信機から異なる伝送リンクを介して伝送された連続的
なデータパケットの改竄は著しく変化する。かくして、
第1のパケットを最適に復号化するため必要とされる繰
り返し回数は、次の第2のパケットを復号するため必要
とされる復号繰り返しの最適な回数とは異なる。
【0024】異なる送信機から異なるパスを経由して受
信されたメッセージの系列を復号化するため固定の復号
繰り返し回数を適用することは不充分である。固定の復
号繰り返し回数を用いて要求されたビット誤り率を達成
するため、繰り返し回数は、最悪に改竄された受信メッ
セージ信号が要求されたビット誤り率を達成すべく適用
された十分な処理能力を有することを保証できるように
十分大きい数に設定されるべきである。より小さい改竄
レベルを有する受信メッセージは、依然として同数回の
復号繰り返しが行われ、信号処理能力を十分に使用して
いない。
【0025】以下、到着信号の改竄レベルに依存して復
号繰り返しの回数を変化させる統計的に多重化されたタ
ーボ符号復号器を用いて改良された復号化を提供する本
発明による具体的な実施例及び方法を説明する。以下の
説明では、本発明のベストモードの具体的な実施例及び
方法が、多数ユーザのF−TDMAアップリンクシステ
ムへの衛星ペイロード復号器の適用に関して記載され
る。当業者は、ここに開示された一般的な原理及び概念
が、衛星システム及び無線システムと、それ以外のシス
テムとを含む一般的な通信システムに適用可能であるこ
とを認めるであろう。
【0026】図3を参照するに、本発明の具体的な実施
例に従って受信チャネルの一部を構成する復調及び復号
手段が示されている。受信チャネルのフロントエンド部
は、従来技術の場合と同様に、アンテナ、低雑音フィル
タ、及び、RFダウンコンバータを含む。復調及び復号
手段は、復調器300と、復調器300への入力アナロ
グ信号を解析する解析器301と、複数のターボ復号器
312〜318の配列を統括するスケジューラ303と
を有し、各ターボ復号器は個別に対応した入力バッファ
319〜325を含む。選択的に、バッファ326をス
ケジューラに設け、メッセージデータを蓄積して、復号
器312〜318へのメッセージデータの送信を遅延さ
せてもよい。複数のターボ復号器312〜318は、ス
ケジューラ304によってターボ復号器に配信された複
数のデータパケットを復号化するため互いに独立かつ並
列に動作する通常のデジタル信号処理チップにより構成
してもよい。RFダウンコンバータは、ダウンコンバー
トされたアナログ信号を出力し、復調器300に供給す
る。復調器300は、受信されたアナログ信号を復調
し、ターボ符号で符号化され、デジタル化されたビット
ストリームを発生させる。
【0027】図4を参照するに、複数の復号器に入力さ
れる前に復調器300に入力された時分割多重アクセス
(TDMA)ベアラ信号T0−T12のストリームを概
略的に示す図である。このビットストリームは、ノイズ
及び/又は妨害の形式で、関連した改竄レベルを有する
アナログ信号を含む。時分割多重アクセスシステムの場
合に、受信チャネルは複数の異なる送信機から複数のパ
スを経由してデータを受信する。例えば、衛星アップリ
ンクの場合に、複数の地上局は、時分割多重化方式で送
信を行い、又は、地上無線システムの場合に、複数の移
動若しくは固定加入者装置は、複数の時分割若しくは符
号分割多重アクセスチャネルを介して送信する。受信装
置と加入者装置との間の複数のリンク毎に伝送特性が異
なるため、異なる送信装置から受信されるデータメッセ
ージパケット若しくはセルは、対応したノイズ及び妨害
のレベルが異なる。一部のリンクで受信されたデータ
は、著しく改竄され、一方、別の送信装置から他のリン
クで受信されたデータはあまり改竄されていない場合が
ある。以下の説明で、用語「メッセージ」、「パケッ
ト」及び「セル」は、同じ時分割中に同じ伝送リンクを
介して受信されたデータの時分割多重化された量を表す
ため共通して使用される。
【0028】解析器301は、ダウンコンバータから受
信された入力信号を解析し、受信されたメッセージ信号
の種々の測度を記述するデジタルデータを発生させる。
復調器300のデジタルビットストリーム出力は、複数
のデジタルメッセージを含み、各デジタルメッセージに
は解析器301によって発生される測度データの付加が
予定され、測度データはメッセージの改竄レベル、例え
ば、SN比若しくは搬送波対妨害比、又は、それ以外の
測度を記述し、予定されていた特定のデータメッセージ
にその測度データが付加される。メッセージ302は、
予め付加された測度データ303と共にスケジューラ3
04に入力され、スケジューラ304は、特定のメッセ
ージデータを復号化するため何れかのターボ復号器31
2〜318を選択する。各メッセージが送られる特定の
ターボ復号器は、メッセージに予め付加された測度デー
タに従ってスケジューラによって決定される。
【0029】図5を参照するに、ノイズ改竄された符号
化信号を復号化するため受信チャネル装置に実現された
データ処理ステップの全体が示されている。ステップ5
00において、解析器301は、到着した各パケットの
改竄レベルを評価し、ステップ501において、到着パ
ケットの信号を復号化するため必要とされる繰り返しの
所定の回数を決める。ステップ501において、解析器
301は、繰り返しの回数を記述するデータをパケット
のヘッダに予定する。メッセージパケット及びヘッダ
は、ステップ503においてスケジューラ304に送信
される。繰り返し回数のデータは、所定のビット誤り率
を達成するためパケットに与えるべく要求される処理能
力の量(すなわち、ターボ復号の繰り返し回数)をスケ
ジューラ304に通知するパケットに予定された測度デ
ータを含む。ステップ504において、スケジューラ3
04は、スケジューラ内で局部的に動作されるアルゴリ
ズムに従って、複数のプロセッサの中からパケットを復
号化するための1個のプロセッサを選択し、ステップ5
05において、スケジューラは選択されたプロセッサに
パケットを送信し、プロセッサは、ステップ506にお
いて、予定された繰り返しデータ(或いはその変形)か
ら決められるような指定された繰り返し回数を適用する
ことによりパケットを復号化する。
【0030】次に、図6を参照するに、入力アナログ信
号を解析し、多重化されたデータの各パケットに対応し
た測度データを発生させる解析器301の構成部品が概
略的に示されている。解析器301は、ダウンコンバー
トされた入力アナログ信号の受信信号強度を測定する受
信信号強度表示器600と、メッセージパケット毎に、
ダウンコンバートされたアナログ信号から搬送波信号対
ノイズ比の測定量を決め、測定された搬送波対ノイズ比
を記述するデジタルデータを生成する搬送波対ノイズ比
測定手段601と、受信信号強度表示器600によって
測定されたような受信信号強度及び搬送波対ノイズ比測
定手段601によって決定されたような搬送波対ノイズ
比を有するメッセージパケット信号を復号化するターボ
符号の最適繰り返し回数を決定する手段602とを含
む。
【0031】ベストモードの場合、ターボ符号の最適繰
り返し回数決定手段602は、プロセッサと、所定の繰
り返し回数と共に測定された搬送波対ノイズ比と関係し
たデジタルデータのルックアップテーブルを格納するメ
モリとを含む。ルックアップテーブルに格納されたデー
タの表現形式の一例は表1に記載されている。表1の第
2〜5行には、搬送波対ノイズ比(CNR)と対応する
繰り返し回数が記載sれている。
【0032】 表1 搬送波対ノイズ比(CNR) 繰り返し回数 CNR>3dB 1 2.8dB<CNR<3dB 2 2.5dB<CNR<2.8dB 4 CNR<2.5dB 5 上記表1によって表現されているように解析器に格納さ
れたデータによれば、3dBを超える搬送波対ノイズ比
を有する多重化されたパケットに対し、所定のビット誤
り率を達成するためには、ターボ復号器は復号繰り返し
回数を1回に設定する必要がある。搬送波対ノイズ比が
2.8乃至3dBの多重化パケットの場合、2回のター
ボ復号繰り返し回数が必要とされ、搬送波対ノイズ比が
2.5乃至2.8dBのパケット信号の場合、4回のタ
ーボ復号繰り返し回数が必要とされる。搬送波対ノイズ
比が2.5dB未満の信号の場合に、5回のターボ復号
繰り返し回数が必要とされる。解析器は、要求された異
なるビット誤り率の値に関係した上記のデータを収容す
る複数のルックアップテーブルを格納してもよい。ヘッ
ダデータは、ルックアップテーブルから発生されたター
ボ符号の最適繰り返し回数を識別するデータを含む。復
調器300の出力は、複数のパケット302を含み、各
パケットは、特定のパケットを復号化する最適なターボ
符号繰り返し回数を記述する追加されたヘッダ測度デー
タ303を有する。復調器から出力された各パケット
は、対応した別のノイズ及び改竄レベルを有し、パケッ
トデータを復号化するための命令を用いて測度ヘッダデ
ータにより識別される。
【0033】ターボ復号処理の重要な特性は処理の繰り
返し性である。ターボ復号器は、複数の「要素符号」を
用いて動作する。例えば、2個の要素符号が使用される
とき、復号器は、最初に第1の要素符号の復号化を試
み、次に、第2の要素符号の復号化を試みることにより
動作する。復号器は、第1の要素符号を復号化したと
き、第2の試みのために戻り、次に第2の要素符号を復
号化する第2の試み、第1の要素符号を復号化する第3
の試みが続けられ、要求されたビット誤り率が達成され
るまで、以下同様に多数回に亘り繰り返される。復号化
処理が繰り返し処理を行う毎に、復号化された信号のビ
ット誤り率が改善される。例えば、要求された所定のビ
ット誤り率を達成するため、10回の繰り返しが必要と
される。この繰り返し処理中に、ビット誤り率に関して
測定された復号化信号の品質は、仮定的に近付けられた
限界に収束する。初期の繰り返し中には、復号化された
信号のビット誤り率はターボ復号器に入力された復調信
号よりも著しく改善されるが、連続的な繰り返し中に、
ビット誤り率の改善は対応して徐々に小さくなり、最終
的に限界ビット誤り率に達し、それ以上信号の品質を改
善することができなくなるが、多数の繰り返しが行われ
る。ターボ復号器の各繰り返しは、多量の処理能力を必
要とし、多数の命令を実施するためデジタル信号処理ソ
ースを利用するので、異なる搬送波対ノイズ比を有する
異なる入力信号に対し共通した所定のビット誤り率を達
成するためには、常に異なる繰り返し回数が、あるター
ボ復号器から次の復号器の間で並列に処理される異なる
パケットに対し実施される。
【0034】かくして、異なる伝送特性、すなわち、受
信信号の異なる未加工のビット誤り率を有する種々の伝
送リンクを介して異なるユーザから受信されたパケット
に対し、スケジューラは、パケットの復号化を管理し、
複数のターボ復号器によって与えられたデジタル信号処
理リソースの全体を最適化された形で割り付けるため、
解析器301によって各パケットに付加された測度デー
タに基づいて、これらのパケットを復号化するため復号
器に配信する。
【0035】図7を参照するに、ターボ復号器312に
よって処理される前の局部的な復号器バッファ319側
のデータパケットの局部的な記憶内容が概略的に示され
ている。局部的な復号器バッファ319の全バッファリ
ング容量は、データを局部的なバッファに充分に格納す
ることができると共に、ターボ復号器312が所定回数
の繰り返しで動作し得る容量でなければならない。
【0036】各ターボ復号器312〜318は、対応し
たバッファの占有状態と、現在の動作中の繰り返し回数
と、特定のパケットに関して行うように現在命令されて
いる繰り返しの回数とを記述するデータを発生する。こ
の情報は、各ターボ復号器312〜318からスケジュ
ーラ304に返される。この情報に基づいて、スケジュ
ーラ304は、次に処理を遂行する復号器を決定するこ
とができる。スケジューラ304は、固有の測度データ
ヘッダを含むパケットの系列を順番に受信する。スケジ
ューラ304は、データの各パケットを複数のターボ復
号器の中の1台の復号器に送信する。この複数のターボ
復号器は、ターボ復号器の出力で所定のビット誤り率を
発生させるために最適な繰り返し回数、並びに、最小の
データ処理能力必要量を用いて、受信されたすべてのデ
ータパケットを復号化するよう並列に動作している。
【0037】特定の到着パケットを復号化するターボ復
号器の選択は、割付アルゴリズムに従ってスケジューラ
304によって行われる。本発明のベストモードの場合
に、簡単な割付アルゴリズムのバージョンが図8に示さ
れている。スケジューラ304は、ステップ800にお
いて、ターボ復号器プロセッサ312〜318に対応し
た各バッファ319〜325のバッファ占有状態を監視
する。ステップ801において、このアルゴリズムは、
すべてのバッファが満杯か、或いは、部分的に占有され
ているかどうかを検査する。すべてのバッファが少なく
とも一部のデータで現時点までに占有されているとき、
ステップ802において、本アルゴリズムは最低のデー
タ占有状態を有するバッファを選択し、ステップ803
において、パケットを復号化のためバッファに送る。ス
テップ801において、1個以上の空バッファが存在す
る場合、ステップ804において、本アルゴリズムは、
空バッファが1個しかないとき、単一の空バッファを選
択し、2個以上の空バッファがあるとき、スケジューラ
はランダムに空バッファを選択する。ステップ805に
おいて、スケジューラはパケットを選択された空バッフ
ァに送信する。すべてのバッファが占有され、最低の占
有状態を有するバッファがステップ806で利用できな
いとき、スケジューラは、何れかの復号器バッファ31
9〜325が利用可能になるまで、パケットデータをス
ケジューラ側の局部バッファに局部的に格納する。スケ
ジューラ側の信号のバッファリングは選択的であり、ス
ケジューラ304側でバッファリングが行われないと
き、到着データは上書きされ、失われる。本発明のベス
トモードにおいて、ターボ復号器312〜318と関連
したバッファ319〜325の容量は十分にあるので、
スケジューラ304側のバッファリングは不要である。
【0038】他の特定の動作モードにおいて、スケジュ
ーラ304は、図9を参照して説明されるように、復号
器を選択するアルゴリズムを実行する。ステップ900
において、データが復号化配列内の複数の復号器の中の
各復号器から受信され、スケジューラ内にデータのスケ
ジュールとして保持される。これらのデータは、各復号
器毎に関連した復号バッファのバッファ占有状態を記述
するデータと、復号器が実行中の現在の繰り返し回数
と、現在のパケットを復号化するため復号器に課された
プログラムされた繰り返し回数と、各復号器毎に復号動
作の収束レートを記述するデータとを含む。復号化プロ
セッサは、局部的に実行された復号化処理の収束レート
に関する情報をスケジューラ304に返信する。スケジ
ューラは、復号化されるパケット毎に大凡の完了時間を
監視するスケジュールを更新する。これにより、スケジ
ューラは、複数の復号器の間で異なる繰り返し必要回数
を有する異なるパケットを割り当て、復号器の配列の全
体的な利用状態を最適化することができる。ステップ9
01において、スケジューラは、現時点で受信されたパ
ケットを送信すべき復号器を決定する。スケジューラ
は、ステップ902において、適切なバッファ空間が復
号器の対応したバッファ内で利用可能になると、直ちに
次のパケットを選択された復号器に送信する。
【0039】図10を参照するに、現時に受信されたパ
ケットを送信するため適切な復号器を決定するスケジュ
ーラにより実行されるステップ901の詳細が示されて
いる。図10の処理ステップの動作は、例えば、通常の
プログラミング言語、例えば、C言語若しくはC++言
語でプログラムされるようなアルゴリズムの制御下で、
プロセッサの動作によって、実際上、実行される。ステ
ップ1000において、スケジューラは、各到着パケッ
トメッセージがスケジューラによって受信された時点を
記述するタイムスタンプデータを記憶する。各メッセー
ジパケットに関係するタイムスタンプデータは、パケッ
トが所定の期間よりも必要以上に長くスケジューラ側で
遅延されないことを保証するためスケジューラによって
使用される。ステップ1001において、スケジューラ
は、各到着パケットのサイズを、受信されたビット数に
関して記述するデータを記憶する。ステップ1002に
おいて、スケジューラは、受信されたメッセージパケッ
トの予定されたヘッダから受信され、パケットを復号化
するため必要とされる繰り返し回数を記述するデータを
記憶する。かくして、スケジューラは、パケット毎にパ
ケットが受信された時点を表すデータ、パケットのサイ
ズ及び解析器によって決定された復号繰り返し回数を記
憶する。次に、スケジューラは、パケットのサイズ及び
パケットを復号化するため必要な繰り返し回数を記述す
るデータから、パケットを復号化するため復号器で実行
されるべき命令数を評価する。スケジューラは、復号器
が現在の復号動作の誤り率を改善できなくなる限界に接
近する収束レートを記述する収束データ入力を各復号器
から受信する。ステップ1004において、受信された
データ入力、並びに、復号器より受信された収束レート
データから、スケジューラは、最初に現在の復号動作を
完了する復号器を予測するため予測アルゴリズムを実行
する。ステップ1005において、現在のバッファ占有
状態を記述する連続的な実時間データを各復号バッファ
から受信したスケジューラは、各復号バッファのバッフ
ァ占有状態を検査する。ステップ1006において、ス
ケジューラは、現在のパケットを格納するため、十分な
空間が最初に復号を完了すると予測された復号器に対応
した復号バッファで利用可能であるかどうかを判定す
る。十分な空間が利用可能である場合、スケジューラ
は、ステップ1007において、最初に復号を完了する
ことが予測された復号器に現在のパケットを送信する。
現在のパケットの復号化を最初に完了すると予測された
復号器で十分な空間が利用できないとき、スケジューラ
は、最初に復号を完了する復号器で十分な空間が利用可
能になるまでパケットをスケジューラバッファ320内
に局部的に記憶し、そのような空間が利用可能になると
き、スケジューラは、最初に復号を完了すると予測され
た復号器にそのパケットを送信する。
【0040】スケジューラ320は、到着パケットを、
復号バッファに配信する前に一時的に記憶することがで
きる。スケジューラは、到着バケットがスケジューラに
受信された順序で到着パケットを復号器に送信する必要
はない。例えば、スケジューラは、特定の復号器の処理
が完了するのを待って、多数の復号繰り返し回数が必要
とされるパケットを遅延させる。例えば、最初に復号を
完了することが予測される復号器が少ない繰り返し回数
しか必要とされない場合、スケジューラは、少ない繰り
返し回数しか必要としない現在のパケットを、最初の復
号器に送信しないで、多数の復号繰り返しを必要とする
後で受信されたパケットを最初の復号器に送信するよう
スケジュールを立てる。一方、少ない復号繰り返し回数
しか必要しない現在のパケットは、最初の復号器の後で
利用可能になる別の復号器に送信される。
【0041】当業者によって認められるように、個別の
メッセージパケットの個別の復号器への最適割付は、パ
ケットサイズ、復号器の利用可能性、復号バッファ占有
状態、及び、パケットにより必要とされる復号繰り返し
の回数のパラメータに依存する。従来の人工知能技術
は、復号器処理能力の最適利用状態を実現すべく、到着
メッセージパケットを個別の復号器に割り当てるためス
ケジューラ内で実時間に適用される。
【0042】本発明は、当業者に明らかなように集積回
路、例えば、特定用途向け集積回路上に実現することが
できる。回路をプログラミングする別の方法を利用して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による前方誤り訂正符号復号器又はタ
ーボ符号復号器を含む受信チャネルの略構成図である。
【図2】ノイズで改竄されたメッセージパケットの系列
が固定の復号繰り返し回数で動作するターボ符号復号器
に入力され、妨害の低減された複数の復号化されたメッ
セージパケットが出力される従来技術による略構成図で
ある。
【図3】伝送リンクを介して受信されノイズで改竄され
た複数のメッセージの入力を復調及び復号する本発明の
第1の実施例による復調及び復号手段の略構成図であ
る。
【図4】複数の伝送リンクを介して受信され、一般的に
異なるノイズ及び改竄レベルと関連したメッセージ信号
の系列を概略的に示す図である。
【図5】図3の復調及び復号手段によって動作され、異
なる改竄レベルが関連したメッセージ信号の入力系列を
復号化する一般的な処理ステップの概略的なフローチャ
ートである。
【図6】本発明の具体的な一実施例に従って到着メッセ
ージ信号の改竄レベルを解析する信号解析器の略構成図
である。
【図7】関連した復号バッファを有し、メッセージ信号
の系列に関して可変かつプログラマブルな回数の復号操
作を行うターボ符号復号手段の略構成図である。
【図8】図3の復調及び復号手段を構成するスケジュー
ラにより動作され、本発明の具体的な方法に従ってメッ
セージ信号を複数のターボ符号復号器の配列の中の各タ
ーボ符号復号器に個別に割り付ける一般的な処理ステッ
プの概略的なフローチャートである。
【図9】メッセージ信号を複数のターボ符号復号器の配
列に割り付けるスケジューラ手段の第2の動作モードの
全体を概略的に示すフローチャートである。
【図10】スケジューラ手段によって動作され、特定の
メッセージパケットを送信すべき最適な復号器を選択す
るためスケジューラにより実行される処理ステップのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
300 復調器 301 解析器 303 スケジューラ 312〜318 ターボ復号器 319〜325 入力バッファ 326 バッファ 600 受信信号強度表示器 601 搬送波対ノイズ比測定手段 602 最適繰り返し回数決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390023157 THE WORLD TRADE CEN TRE OF MONTREAL,MON TREAL,QUEBEC H2Y3Y 4,CANADA (72)発明者 ベネディクト ラッセル フリーマン イギリス国,ケンブリッジ シービー4 1エックスエイ,ミルトン・ロード 55

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関連した改竄レベルを有する複数の符号
    化されたメッセージを復号化する復号装置において、 上記各メッセージの改竄レベルを判定し、上記各メッセ
    ージを復号化するための信号処理必要量を記述するデー
    タを発生させる解析手段と、 上記符号化されたメッセージを復号化する少なくとも1
    台の復号器と、 上記解析手段によって発生された上記信号処理必要量を
    記述するデータに依存して、上記メッセージを上記少な
    くとも1台の復号器の中の個々の復号器に割り当てるス
    ケジュール手段とを含む復号装置。
  2. 【請求項2】 上記解析手段は、 上記メッセージの搬送波対ノイズ比の測度を判定する手
    段と、 ターボ符号復号化の繰り返し回数を上記メッセージに割
    り当てる手段とを有する、請求項1記載の復号装置。
  3. 【請求項3】 上記ターボ符号復号化の繰り返し回数を
    割り当てる手段は、 上記搬送波対ノイズ比を記述するデータ、上記繰り返し
    の回数を記述するデータ、並びに、上記搬送波対ノイズ
    比と上記繰り返し回数との間の関係を記述するデータを
    収容するデータ記憶手段を有する、請求項2記載の復号
    装置。
  4. 【請求項4】 上記各復号器は上記復号器の状態に関係
    した状態信号を上記スケジュール手段に供給する、請求
    項1記載の復号装置。
  5. 【請求項5】 上記状態信号は指定されたメッセージパ
    ケットに関して実行された現在の繰り返し回数を記述す
    るデータにより構成される、請求項4記載の復号装置。
  6. 【請求項6】 上記状態信号は上記メッセージのビット
    誤り率の収束レートを記述するデータにより構成され
    る、請求項4記載の復号装置。
  7. 【請求項7】 上記復号器側に上記メッセージを格納す
    る複数のバッファをさらに有し、 上記スケジュール手段は、復号化の前に記憶するため、
    上記メッセージパケットを上記バッファの中から選択さ
    れた個別のバッファに送信する、請求項1記載の復号装
    置。
  8. 【請求項8】 関連した個別の改竄レベルを有する複数
    の符号化されたメッセージパケットを復号化する方法に
    おいて、 上記各メッセージパケットの上記改竄レベルを記述する
    測度を判定し、 上記測度に従って、上記各メッセージパケットを復号化
    するため必要とされる復号化の繰り返し回数を判定し、 上記パケット毎に必要とされる上記復号化の繰り返し回
    数に依存して上記メッセージパケットを復号化する信号
    処理リソースを割り付ける段階を含む方法。
  9. 【請求項9】 上記必要とされる復号化の繰り返し回数
    を判定する段階は、 複数のメッセージパケットの複数の改竄レベルを記述す
    るデータを格納し、 所定のビット誤り率を実現するため必要とされる複数の
    復号化の繰り返し回数を記述するデータを格納する段階
    を有し、 上記復号化の繰り返し回数を記述するデータは、上記改
    竄レベルの中の個々の改竄レベルを所定の形式で記述す
    るデータと対応した形式で格納される、請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 上記信号処理リソースを割り付ける段
    階において、最低のバッファ占有状態を有するデジタル
    シグナルプロセッサが選択される、請求項8記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 上記信号処理リソースを割り付ける段
    階において、終了時間が最先であると予測されたデジタ
    ルシグナルプロセッサが選択される、請求項8記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 上記信号処理リソースは独立して動作
    する複数のターボ符号復号器を含む、請求項8記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 関連した個別の改竄レベルを有する複
    数の復号化されたメッセージパケットを復号化する方法
    を実行するよう構成された集積回路において、上記方法
    は、 上記各メッセージパケットの上記改竄レベルを記述する
    測度を判定し、 上記測度に従って、上記各メッセージパケットを復号化
    するため必要とされる復号化の繰り返し回数を判定し、 上記パケット毎に必要とされる上記復号化の繰り返し回
    数に依存して上記メッセージパケットを復号化する信号
    処理リソースを割り付ける段階を含む、集積回路。
  14. 【請求項14】 上記必要とされる復号化の繰り返し回
    数を判定する段階は、 複数のメッセージパケットの複数の改竄レベルを記述す
    るデータを格納し、 所定のビット誤り率を実現するため必要とされる複数の
    復号化の繰り返し回数を記述するデータを格納する段階
    を有し、 上記復号化の繰り返し回数を記述するデータは、上記改
    竄レベルの中の個々の改竄レベルを所定の形式で記述す
    るデータと対応した形式で格納される、請求項13記載
    の集積回路。
  15. 【請求項15】 上記信号処理リソースを割り付ける段
    階において、最低のバッファ占有状態を有するデジタル
    シグナルプロセッサが選択される、請求項13記載の集
    積回路。
  16. 【請求項16】 上記信号処理リソースを割り付ける段
    階において、終了時間が最先であると予測されたデジタ
    ルシグナルプロセッサが選択される、請求項13記載の
    集積回路。
  17. 【請求項17】 上記信号処理リソースは独立して動作
    する複数のターボ符号復号器を含む、請求項13記載の
    集積回路。
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