JP2000100124A - 減圧した筐体をもつ磁気記録装置 - Google Patents
減圧した筐体をもつ磁気記録装置Info
- Publication number
- JP2000100124A JP2000100124A JP10378037A JP37803798A JP2000100124A JP 2000100124 A JP2000100124 A JP 2000100124A JP 10378037 A JP10378037 A JP 10378037A JP 37803798 A JP37803798 A JP 37803798A JP 2000100124 A JP2000100124 A JP 2000100124A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- disk
- magnetic recording
- oxygen
- recording apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は真空に近い筐体を用い、従来の浮上型
磁気ヘッドを用いた磁気記録装置のヘッドクリアランス
を短かくし、高速かつ高密度記録の磁気記録装置を提供
することにある。 【構成】磁気記録装置のディスクとヘッドを真空に近い
状態に減圧した筐体に格納することにより、ディスクの
回転時に起きる気流をなくし、または減少することがで
きる。ディスクやヘッドの表面には大気圧中に置いては
常時表面に酸素や水分子が吸着している。これを筐体に
入れ減圧していくと表面に付着していた分子が離れ放出
される。イオンの関係でヘッドとディスクが吸着しやす
くなる。これを回避する為に酸素を筐体内に充填した
後、減圧していくと、筐体内は希薄ではあるが酸素が残
留する。この酸素がヘッド・ディスに吸着しのイオンを
中和させる。
磁気ヘッドを用いた磁気記録装置のヘッドクリアランス
を短かくし、高速かつ高密度記録の磁気記録装置を提供
することにある。 【構成】磁気記録装置のディスクとヘッドを真空に近い
状態に減圧した筐体に格納することにより、ディスクの
回転時に起きる気流をなくし、または減少することがで
きる。ディスクやヘッドの表面には大気圧中に置いては
常時表面に酸素や水分子が吸着している。これを筐体に
入れ減圧していくと表面に付着していた分子が離れ放出
される。イオンの関係でヘッドとディスクが吸着しやす
くなる。これを回避する為に酸素を筐体内に充填した
後、減圧していくと、筐体内は希薄ではあるが酸素が残
留する。この酸素がヘッド・ディスに吸着しのイオンを
中和させる。
Description
【００１】発明の産業上の利用分野本発明は、いわゆる
ハードタイプの磁気ディスクと浮上型磁気ヘッドを用い
た磁気記録装置に関するものである。
ハードタイプの磁気ディスクと浮上型磁気ヘッドを用い
た磁気記録装置に関するものである。
【００２】従来の技術とその問題点磁気ディスク装置に
用いられる磁気記録媒体は、一般に磁気ディスク、また
はディスク媒体と呼ばれ、その基本構造はドーナツ状の
基板と通常その両面に設層された磁性層を有している。
このような記録媒体と磁気ヘッドのクリアランスを小さ
くすれば記録密度と高めることができる。しかし、回転
するディスクとヘッドの間に気流が発生する。この気流
が ヘッドのクリアランスを変化させ、安定した記録
・読み取りに支障があった。またこのヘッドのコンタク
ト・スタート・ストップ時に大きな衝撃が加わり、ディ
スクと磁気ヘッドとの機械的接触およびヘッド吸着等が
問題となっている。このディスクと磁気ヘッドとの安定
したクリアランスを安定維持する必要がある。
用いられる磁気記録媒体は、一般に磁気ディスク、また
はディスク媒体と呼ばれ、その基本構造はドーナツ状の
基板と通常その両面に設層された磁性層を有している。
このような記録媒体と磁気ヘッドのクリアランスを小さ
くすれば記録密度と高めることができる。しかし、回転
するディスクとヘッドの間に気流が発生する。この気流
が ヘッドのクリアランスを変化させ、安定した記録
・読み取りに支障があった。またこのヘッドのコンタク
ト・スタート・ストップ時に大きな衝撃が加わり、ディ
スクと磁気ヘッドとの機械的接触およびヘッド吸着等が
問題となっている。このディスクと磁気ヘッドとの安定
したクリアランスを安定維持する必要がある。
【００３】解決しようとする課題本発明は従来の浮上型
磁気ヘッドを用いた磁気記録装置のヘッドクリアランス
を短くし高速かつ高密度記録の磁気記録装置を提供する
ことにある。
磁気ヘッドを用いた磁気記録装置のヘッドクリアランス
を短くし高速かつ高密度記録の磁気記録装置を提供する
ことにある。
【００４】発明の開示本発明は、磁気ヘッドと回転する
磁気ディスクの間に発生する気流をなくすためにデ ィ
スク・ヘッドともに真空に近い状態の筐体に密閉・格納
し記録・読み取りを行うことを特徴する磁気記録装置で
ある。
磁気ディスクの間に発生する気流をなくすためにデ ィ
スク・ヘッドともに真空に近い状態の筐体に密閉・格納
し記録・読み取りを行うことを特徴する磁気記録装置で
ある。
【００５】発明の具体的手段本発明は、磁気記録媒体と
浮上型磁気ヘッドを用いる磁気記録装置に関するもので
あり、以下、これらの具体的手段について詳細に説
明する。磁気記録装置のディスクとヘッドを真空に近い
状態に減圧した筐体に格納することにより、ディスクの
回転時に起きる気流をなくし、または減少することがで
きる。ディスクやヘッドの表面には大気圧中に置いては
常時表面に酸素や水分子が吸着している。これを筐体に
入れ減圧していくと表面に付着していた分子が離れ放出
される。ディスク表面とヘッドのイオンが吸着の作用を
示す。これを回避する為に酸素を筐体内に充填した後、
減圧していくと、筐体内は希薄ではあるが酸素が残留す
る。この酸素がヘッド・ディスに吸着しのイオンを中和
させる。通常の大気の場合成分はその大半が窒素であ
り、酸素の含有量は少ない。筐体内の酸素分子吸着はあ
まり期待できない。減圧はディスクの回転の抵抗が起き
ない程度（中真空）で必要以上に減圧しない。減圧しす
ぎると筐体・ディスク・ヘッド・モーターよりガスが発
生し酸素を充填した効果が得られない。ヘッド・モータ
筐体内部の耐圧処理を行う。また酸素充填減圧用のバル
ブを筐体に設ける。
浮上型磁気ヘッドを用いる磁気記録装置に関するもので
あり、以下、これらの具体的手段について詳細に説
明する。磁気記録装置のディスクとヘッドを真空に近い
状態に減圧した筐体に格納することにより、ディスクの
回転時に起きる気流をなくし、または減少することがで
きる。ディスクやヘッドの表面には大気圧中に置いては
常時表面に酸素や水分子が吸着している。これを筐体に
入れ減圧していくと表面に付着していた分子が離れ放出
される。ディスク表面とヘッドのイオンが吸着の作用を
示す。これを回避する為に酸素を筐体内に充填した後、
減圧していくと、筐体内は希薄ではあるが酸素が残留す
る。この酸素がヘッド・ディスに吸着しのイオンを中和
させる。通常の大気の場合成分はその大半が窒素であ
り、酸素の含有量は少ない。筐体内の酸素分子吸着はあ
まり期待できない。減圧はディスクの回転の抵抗が起き
ない程度（中真空）で必要以上に減圧しない。減圧しす
ぎると筐体・ディスク・ヘッド・モーターよりガスが発
生し酸素を充填した効果が得られない。ヘッド・モータ
筐体内部の耐圧処理を行う。また酸素充填減圧用のバル
ブを筐体に設ける。
【第１図】は 横断面図である。
【第２図】は 縦断面図である。
【第３図】は ヘッドの浮上とディスクの回転図であ
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項１】磁気記録媒体と、浮上型磁気ヘッドとを用
いて記録・再生を行う磁気記録装置において、ディスク
とヘッドを密閉した筐体に格納し筐体内を減圧しディス
クの回転時に発生する気流を減少させ、ヘッドとディス
クのクリアランスを短くとり高速かつ高密度の磁気記録
を可能とする磁気記録装置。 - 【請求項２】ディスクとヘッドの吸着防止のため減圧し
た筐体内は通常の空気でなく酸素を一度充填した後減圧
する。筐体内は大気圧より低い酸素が充填される。上記
の筐体を持つ磁気記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10378037A JP2000100124A (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 減圧した筐体をもつ磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10378037A JP2000100124A (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 減圧した筐体をもつ磁気記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000100124A true JP2000100124A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=18509344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10378037A Withdrawn JP2000100124A (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 減圧した筐体をもつ磁気記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000100124A (ja) |
-
1998
- 1998-09-17 JP JP10378037A patent/JP2000100124A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6762909B2 (en) | Magnetic recording disk drive with self-limiting wearable contact pad air-bearing slider in hermetically sealed environment | |
| US6618221B2 (en) | System and method for utilizing an actuator-activated pumping mechanism for reducing the operating pressure of a disk drive assembly | |
| US9466335B2 (en) | Hermetic hard disk drives comprising integrally molded filters and related methods | |
| US5392177A (en) | Sealed DASD having humidity control and method of making same | |
| US6560064B1 (en) | Disk array system with internal environmental controls | |
| US9058851B1 (en) | Information-storage device including an oxygen absorbing device | |
| CN1226741C (zh) | 盘片驱动装置、硬盘驱动器以及用于硬盘驱动器的壳体 | |
| US10468071B1 (en) | Magnetic storage device with heat-assisted magnetic storage head and associated method of manufacture | |
| JP2008176884A (ja) | ディスク・ドライブ装置及びその製造方法 | |
| US8693135B2 (en) | Magnetic storage device with means for supplying a beneficial vapor via a desiccant device | |
| US20050270690A1 (en) | Inert gas atmosphere replenishment structure | |
| JP2006012400A (ja) | ハードディスクドライブのハウジング，ハードディスクドライブ | |
| JP2000100124A (ja) | 減圧した筐体をもつ磁気記録装置 | |
| US7570454B1 (en) | Fill valve with a press-fit member for a sealed housing | |
| JP2658993B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JP2021034083A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| US20060032931A1 (en) | Humidity control in a sealed housing | |
| JP2003263882A (ja) | ディスク装置 | |
| JPS61115291A (ja) | 磁気デイスク記録装置 | |
| JPH05109261A (ja) | 磁気デイスク装置 | |
| CN109427368A (zh) | 盘装置 | |
| JPH02244478A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JPH11242872A (ja) | 磁気ディスク装置およびガス除去方法 | |
| JPH10222960A (ja) | 回転型情報記録再生装置 | |
| JPH01211296A (ja) | 磁気ディスク装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |