JP2000100083A - ディスク装置 - Google Patents
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- JP2000100083A JP2000100083A JP11207601A JP20760199A JP2000100083A JP 2000100083 A JP2000100083 A JP 2000100083A JP 11207601 A JP11207601 A JP 11207601A JP 20760199 A JP20760199 A JP 20760199A JP 2000100083 A JP2000100083 A JP 2000100083A
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクの特徴を活かして簡単な構成でシー
クタイムを短くし、広範囲な動作周波数に対しても十分
な精度を持った光ディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 粗い周波数分解能を持つD/A変換器と
細かい周波数分解能を持つD/A変換器とを周波数制御
と位相制御で工夫して信号処理することにより、デジタ
ルPLLでありながら、安価な2つのD/A変換器で広
範囲な動作周波数を精度よく再生することが出来る。ま
た、トラッキング制御さえかかっていれば十分な信号が
得られるウォブル信号を周波数制御に使用し、粗い周波
数分解能を持つD/A変換器と細かい周波数分解能を持
つD/A変換器のダイナミックレンジをデータ再生に問
題のない時刻に制御することにより、モータのCLV制
御が制定するまえから、周波数制御で周波数を高速に引
き込み、位相制御で連続的にデータにロックしたクロッ
クを生成することができ、シークタイムを大幅に短くす
ることができる。
クタイムを短くし、広範囲な動作周波数に対しても十分
な精度を持った光ディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 粗い周波数分解能を持つD/A変換器と
細かい周波数分解能を持つD/A変換器とを周波数制御
と位相制御で工夫して信号処理することにより、デジタ
ルPLLでありながら、安価な2つのD/A変換器で広
範囲な動作周波数を精度よく再生することが出来る。ま
た、トラッキング制御さえかかっていれば十分な信号が
得られるウォブル信号を周波数制御に使用し、粗い周波
数分解能を持つD/A変換器と細かい周波数分解能を持
つD/A変換器のダイナミックレンジをデータ再生に問
題のない時刻に制御することにより、モータのCLV制
御が制定するまえから、周波数制御で周波数を高速に引
き込み、位相制御で連続的にデータにロックしたクロッ
クを生成することができ、シークタイムを大幅に短くす
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置のデ
ータ再生系において、連続記録データの再生、または、
記録案内溝が周期的に蛇行しているセクターフォーマッ
トのディスクに記録された情報を再生するディスク装置
に関し、特に、ディスク回転用スピンドルモータのCL
V制御が設定される前の段階から、粗調整用の周波数制
御で周波数を高速に引き込み、微調整用の位相制御で連
続的に再生データにロックしたクロックを生成し、シー
クタイムを短くした光ディスク装置に関するものであ
る。
ータ再生系において、連続記録データの再生、または、
記録案内溝が周期的に蛇行しているセクターフォーマッ
トのディスクに記録された情報を再生するディスク装置
に関し、特に、ディスク回転用スピンドルモータのCL
V制御が設定される前の段階から、粗調整用の周波数制
御で周波数を高速に引き込み、微調整用の位相制御で連
続的に再生データにロックしたクロックを生成し、シー
クタイムを短くした光ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD-RAMディスクなどに代表され
るような連続記録データまたは記録案内溝が周期的に蛇
行しているセクターフォーマットのディスクが普及され
つつある。この様なディスクから情報を再生する場合、
ディスクから読みとった信号をPLL回路へ入力し、P
LL回路によってこの読みとり信号と同期したクロック
信号を抽出し、このクロック信号に同期して、前記読み
とり信号を打ち抜いてデジタルデータを再生する。
るような連続記録データまたは記録案内溝が周期的に蛇
行しているセクターフォーマットのディスクが普及され
つつある。この様なディスクから情報を再生する場合、
ディスクから読みとった信号をPLL回路へ入力し、P
LL回路によってこの読みとり信号と同期したクロック
信号を抽出し、このクロック信号に同期して、前記読み
とり信号を打ち抜いてデジタルデータを再生する。
【0003】先ず、ディスクのセクターフォーマットの
概略構成について図17を用いて説明する。ディスクの
RAM部に形成された案内トラックはグルーブ部および
ランド部より構成され、案内トラックは、ディスクドラ
イブで情報を記録再生するときは、光学ヘッドから照射
された光ビームスポットが特定の場所を追従できるよう
に設けられており、1回転する毎にグルーブ部(実線で
図示)とランド部(点線で図示)が切り替わるような構
成になっており、グルーブ部とランド部の両方に情報を
記録することができる。また、案内トラックは複数のセ
クタ部に分割され、各セクタはID領域と情報記録領域
より構成されている。ここでは、図示の案内トラックは
スパイラル状であるが、同心円状であっても構わない
し、スパイラルの方向が逆であってもよい。
概略構成について図17を用いて説明する。ディスクの
RAM部に形成された案内トラックはグルーブ部および
ランド部より構成され、案内トラックは、ディスクドラ
イブで情報を記録再生するときは、光学ヘッドから照射
された光ビームスポットが特定の場所を追従できるよう
に設けられており、1回転する毎にグルーブ部(実線で
図示)とランド部(点線で図示)が切り替わるような構
成になっており、グルーブ部とランド部の両方に情報を
記録することができる。また、案内トラックは複数のセ
クタ部に分割され、各セクタはID領域と情報記録領域
より構成されている。ここでは、図示の案内トラックは
スパイラル状であるが、同心円状であっても構わない
し、スパイラルの方向が逆であってもよい。
【0004】図15はアナログ方式のPLL回路を用い
た従来のディスク再生装置の一例を示すブロック図で、
101は光ディスク、102は光ディスク101にレー
ザー光を照射し、その反射光の強弱に応じた電気信号を
出力する光ピックアップ、103は光ピックアップの読
みとり信号を増幅するプリアンプ、104はプリアンプ
103の出力信号の周波数特性を改善し、2値化に好ま
しい信号に波形等化する波形等化器、105は波形等化
器104の出力信号を2値化する2値化回路を示し、こ
れらの回路構成104と105を用いて波形整形器を構
成する。
た従来のディスク再生装置の一例を示すブロック図で、
101は光ディスク、102は光ディスク101にレー
ザー光を照射し、その反射光の強弱に応じた電気信号を
出力する光ピックアップ、103は光ピックアップの読
みとり信号を増幅するプリアンプ、104はプリアンプ
103の出力信号の周波数特性を改善し、2値化に好ま
しい信号に波形等化する波形等化器、105は波形等化
器104の出力信号を2値化する2値化回路を示し、こ
れらの回路構成104と105を用いて波形整形器を構
成する。
【0005】また、110はPLL回路を示し、位相比
較器106とループフィルタ107と同期クロックを発
生するための電圧制御型発振器(以下VCOという)1
08により構成されている。位相比較器106は、2値
化回路105の出力信号とVCO108の出力するクロ
ックとを比較して位相誤差を出力し、ループフィルタ1
07は位相比較器106の出力から不要な周波数帯域の
成分(高周波成分)を除去し、VCO108は位相誤差
がなくなるようにループフィルタ107の出力電圧に比
例した周波数のPLLクロックを出力する。109はラ
ッチ回路で、2値化回路105の出力再生信号をVCO
108から出力されたPLLクロックに同期して再生デ
ータを出力する。
較器106とループフィルタ107と同期クロックを発
生するための電圧制御型発振器(以下VCOという)1
08により構成されている。位相比較器106は、2値
化回路105の出力信号とVCO108の出力するクロ
ックとを比較して位相誤差を出力し、ループフィルタ1
07は位相比較器106の出力から不要な周波数帯域の
成分(高周波成分)を除去し、VCO108は位相誤差
がなくなるようにループフィルタ107の出力電圧に比
例した周波数のPLLクロックを出力する。109はラ
ッチ回路で、2値化回路105の出力再生信号をVCO
108から出力されたPLLクロックに同期して再生デ
ータを出力する。
【0006】上記構成のアナログ方式のPLL回路を用
いた従来例の動作を説明する。光ピックアップ102で
光ディスク101から読みとった情報信号は、プリアン
プ103で増幅され、波形等化器104で周波数特性が
改善されて2値化回路105に入力される。2値化回路
105では、波形等化器104から供給された再生信号
がスライスレベル処理等により2値化(0または1に変
換)され、2値化された再生信号はラッチ回路109お
よびPLL回路110に入力される。この2値化された
再生信号においては、所定のビット間隔Tの整数倍の間
隔で、その値0または1を交互にとった波形となる。従
って、PLL回路110は、この0または1の間隔から
ビット間隔Tを抽出し、このビット間隔Tに対応した周
期のクロック信号を発生する。
いた従来例の動作を説明する。光ピックアップ102で
光ディスク101から読みとった情報信号は、プリアン
プ103で増幅され、波形等化器104で周波数特性が
改善されて2値化回路105に入力される。2値化回路
105では、波形等化器104から供給された再生信号
がスライスレベル処理等により2値化(0または1に変
換)され、2値化された再生信号はラッチ回路109お
よびPLL回路110に入力される。この2値化された
再生信号においては、所定のビット間隔Tの整数倍の間
隔で、その値0または1を交互にとった波形となる。従
って、PLL回路110は、この0または1の間隔から
ビット間隔Tを抽出し、このビット間隔Tに対応した周
期のクロック信号を発生する。
【0007】PLL回路110では、この2値化信号と
VCO108の出力するPLLクロックとが位相比較器
106により位相比較され、その位相誤差出力がゼロに
なるようにフィードバック制御される。このときVCO
108は電圧制御により位相誤差がなくなるように発振
周波数を調整しながら、ループフィルタ107の出力電
圧に比例した周波数のクロック、即ち、2値化信号に同
期したPLLクロックを生成し、そのクロック信号を位
相比較器106にフィードバックするとともにラッチ回
路109に出力する。一方、2値化回路105からラッ
チ回路109に入力された2値化再生信号は、VCO1
08から入力されるPLLクロックに同期して、デジタ
ル再生データとして後段の再生回路系に出力される。
VCO108の出力するPLLクロックとが位相比較器
106により位相比較され、その位相誤差出力がゼロに
なるようにフィードバック制御される。このときVCO
108は電圧制御により位相誤差がなくなるように発振
周波数を調整しながら、ループフィルタ107の出力電
圧に比例した周波数のクロック、即ち、2値化信号に同
期したPLLクロックを生成し、そのクロック信号を位
相比較器106にフィードバックするとともにラッチ回
路109に出力する。一方、2値化回路105からラッ
チ回路109に入力された2値化再生信号は、VCO1
08から入力されるPLLクロックに同期して、デジタ
ル再生データとして後段の再生回路系に出力される。
【0008】しかしながら、このようなアナログ方式の
PLL回路110は、環境変化や経時変化、部品のばら
つきなどの影響を受けやすいこと、また、高集積化がで
きないこと、その他、同期化された多値の読みとりデー
タが必要な回路の導入を考慮した場合対応できない等の
課題があった。
PLL回路110は、環境変化や経時変化、部品のばら
つきなどの影響を受けやすいこと、また、高集積化がで
きないこと、その他、同期化された多値の読みとりデー
タが必要な回路の導入を考慮した場合対応できない等の
課題があった。
【0009】一方、デジタル化されたPLL回路も開発
され、VCOの代わりに可変周波数発振器(VFO)を
利用し、位相誤差に応じて発振周波数を調整し、さらに
分周器により分周した後、クロック出力信号を位相比較
器にフィードバックする方法等があるが、このようなデ
ジタルPLL処理方法では、データ処理速度が速い装置
等においてはクロック信号の周波数が高く、さらに数倍
の高周波を発振するVFOを実現することは困難であ
り、またコスト高となる。
され、VCOの代わりに可変周波数発振器(VFO)を
利用し、位相誤差に応じて発振周波数を調整し、さらに
分周器により分周した後、クロック出力信号を位相比較
器にフィードバックする方法等があるが、このようなデ
ジタルPLL処理方法では、データ処理速度が速い装置
等においてはクロック信号の周波数が高く、さらに数倍
の高周波を発振するVFOを実現することは困難であ
り、またコスト高となる。
【0010】そこで、この様な問題を解決するために図
16に示すような周波数比較器を組み込んだデジタルP
LL回路が考えられている。同図において、光ピックア
ップ122は光ディスク121にレーザ光を照射し、光
ディスク121で反射したレーザ光を受光し、読みとら
れた信号情報は、受光した光の光量に対応する電気信号
(再生信号)としてプリアンプ123に出力される。プ
リアンプ123で増幅された読み取り信号は、A/D変
換器124に入力され、A/D変換器124では、後段
のVCO131で生成されたクロックに同期してサンプ
リングされ、所定のビット数のデジタル値に変換(デジ
タル化)される。デジタル化された読みとり信号はトラ
ンスバーサルフィルタ125で波形等化されて2値化に
好ましい信号に改善され、位相比較器126および後段
のデジタル再生系に入力される。
16に示すような周波数比較器を組み込んだデジタルP
LL回路が考えられている。同図において、光ピックア
ップ122は光ディスク121にレーザ光を照射し、光
ディスク121で反射したレーザ光を受光し、読みとら
れた信号情報は、受光した光の光量に対応する電気信号
(再生信号)としてプリアンプ123に出力される。プ
リアンプ123で増幅された読み取り信号は、A/D変
換器124に入力され、A/D変換器124では、後段
のVCO131で生成されたクロックに同期してサンプ
リングされ、所定のビット数のデジタル値に変換(デジ
タル化)される。デジタル化された読みとり信号はトラ
ンスバーサルフィルタ125で波形等化されて2値化に
好ましい信号に改善され、位相比較器126および後段
のデジタル再生系に入力される。
【0011】また、周波数比較器127には再生信号の
中心周波数に相当するリファレンスクロックREFCLKが入
力されており、VCO131からの出力クロックとリフ
ァレンスクロックとの周波数誤差データを算出し、セレ
クタ128へ出力される。また、周波数比較器127は
周波数誤差のレベルがある一定レベル以下になったとき
にタイミング制御回路132に切換信号を出力する。
中心周波数に相当するリファレンスクロックREFCLKが入
力されており、VCO131からの出力クロックとリフ
ァレンスクロックとの周波数誤差データを算出し、セレ
クタ128へ出力される。また、周波数比較器127は
周波数誤差のレベルがある一定レベル以下になったとき
にタイミング制御回路132に切換信号を出力する。
【0012】一方、位相比較器126では、デジタル化
された読みとり信号の正から負、または負から正への変
化時点(即ち、ゼロクロスポイント)を抽出し、その前
後の2サンプル値から位相誤差を算出してセレクタ12
8へ出力する。タイミング制御回路132は周波数比較
器127からの切換信号を受けてセレクタ128に信号
を送り、周波数誤差のレベルがある一定レベル以下のと
きは、周波数比較器127側の接続端子Sbから位相比較
器126側の接続端子Saへ接続を切り換える。D/A変
換器129は、上記セレクタ128の切り替え接続によ
り、周波数誤差データあるいは位相誤差データを選択的
に受信して、デジタル信号をアナログ信号に変換してル
ープフィルタ130に入力し、余分な周波数成分が除去
された信号がVCO131に入力され、誤差データが無
くなるようなクロックを出力する。
された読みとり信号の正から負、または負から正への変
化時点(即ち、ゼロクロスポイント)を抽出し、その前
後の2サンプル値から位相誤差を算出してセレクタ12
8へ出力する。タイミング制御回路132は周波数比較
器127からの切換信号を受けてセレクタ128に信号
を送り、周波数誤差のレベルがある一定レベル以下のと
きは、周波数比較器127側の接続端子Sbから位相比較
器126側の接続端子Saへ接続を切り換える。D/A変
換器129は、上記セレクタ128の切り替え接続によ
り、周波数誤差データあるいは位相誤差データを選択的
に受信して、デジタル信号をアナログ信号に変換してル
ープフィルタ130に入力し、余分な周波数成分が除去
された信号がVCO131に入力され、誤差データが無
くなるようなクロックを出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成ではシーク動作発生時等において光ピックアップが
ディスクの径方向に大きく移動すると、モータのCLV
制御が設定していない段階でのPLLのロックは難し
く、シークタイムが長くなる。また、異なった中心周波
数での再生を行う場合リファレンスクロックを変えて周
波数制御を行う必要があり、別途周波数シンセサイザが
必要になり、高価なものになる。また、従来の構成では
D/A変換器を1つだけ備えた構成であり、1つのD/
A変換器はビット数に制限があり、一定レベル以上の分
解能精度を得るためには動作周波数の制御対象範囲が限
られ、例えば、CDROM再生等の1倍速から32倍速
などの広範囲な動作周波数を満足させるためには十分な
分解能が得られないという課題があった。
構成ではシーク動作発生時等において光ピックアップが
ディスクの径方向に大きく移動すると、モータのCLV
制御が設定していない段階でのPLLのロックは難し
く、シークタイムが長くなる。また、異なった中心周波
数での再生を行う場合リファレンスクロックを変えて周
波数制御を行う必要があり、別途周波数シンセサイザが
必要になり、高価なものになる。また、従来の構成では
D/A変換器を1つだけ備えた構成であり、1つのD/
A変換器はビット数に制限があり、一定レベル以上の分
解能精度を得るためには動作周波数の制御対象範囲が限
られ、例えば、CDROM再生等の1倍速から32倍速
などの広範囲な動作周波数を満足させるためには十分な
分解能が得られないという課題があった。
【0014】本発明は上記課題に鑑み、ディスクの特徴
を活かして簡単な構成でシークタイムを短くし、1倍速
から32倍速などの広範囲な動作周波数に対しても十分
な分解能精度を持ったデータ再生系を有する光ディスク
装置を提供することを目的とする。
を活かして簡単な構成でシークタイムを短くし、1倍速
から32倍速などの広範囲な動作周波数に対しても十分
な分解能精度を持ったデータ再生系を有する光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ディスク装置は、データ再生系におい
て、位相比較器と周波数比較器を組み込んだデジタルP
LLクロック発生手段を有し、ディスクから読みとられ
た信号情報が、A/D変換器により上記PLLクロック
発生手段で生成されたクロックに同期してデジタル化さ
れ、上記クロックに同期した再生データを出力するディ
スク装置において、上記PLLクロック発生手段は、上
記A/D変換器の出力信号から位相誤差を算出して位相
制御を行う位相制御手段と、上記読みとり信号から周波
数誤差を算出して周波数制御を行う周波数制御手段とを
有し、上記周波数誤差出力が所定レベルより大きいとき
には周波数制御を行い、上記周波数誤差出力レベルが所
定レベル以下になったときには位相制御を行い、上記誤
差データが無くなるようなクロックを出力することを特
徴とする。
に、本発明の光ディスク装置は、データ再生系におい
て、位相比較器と周波数比較器を組み込んだデジタルP
LLクロック発生手段を有し、ディスクから読みとられ
た信号情報が、A/D変換器により上記PLLクロック
発生手段で生成されたクロックに同期してデジタル化さ
れ、上記クロックに同期した再生データを出力するディ
スク装置において、上記PLLクロック発生手段は、上
記A/D変換器の出力信号から位相誤差を算出して位相
制御を行う位相制御手段と、上記読みとり信号から周波
数誤差を算出して周波数制御を行う周波数制御手段とを
有し、上記周波数誤差出力が所定レベルより大きいとき
には周波数制御を行い、上記周波数誤差出力レベルが所
定レベル以下になったときには位相制御を行い、上記誤
差データが無くなるようなクロックを出力することを特
徴とする。
【0016】上記位相制御手段は、上記A/D変換器か
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、上記周波数制御手段は、上
記ディスク読み取り信号と上記PLLクロック発生手段
からの出力クロックとの周波数誤差データを算出し、周
波数誤差信号を生成する周波数比較器と、該周波数誤差
信号から不要な周波数帯域の成分を除去する第2のルー
プフィルタと、該第2のループフィルタの出力信号をデ
ジタル・アナログ変換する第2のD/A変換器とを有
し、周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制御で
連続的にデータにロックしたクロックを生成する。
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、上記周波数制御手段は、上
記ディスク読み取り信号と上記PLLクロック発生手段
からの出力クロックとの周波数誤差データを算出し、周
波数誤差信号を生成する周波数比較器と、該周波数誤差
信号から不要な周波数帯域の成分を除去する第2のルー
プフィルタと、該第2のループフィルタの出力信号をデ
ジタル・アナログ変換する第2のD/A変換器とを有
し、周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制御で
連続的にデータにロックしたクロックを生成する。
【0017】上記位相制御手段は、上記A/D変換器か
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、上記周波数制御手段は、上
記上記A/D変換器でデジタル化された読み取り信号に
含まれる最小周波数の信号と最大周波数の信号とのいず
れか一方またはそれらの組合せ、または上記上記A/D
変換器でデジタル化された読み取り信号に含まれる同期
信号の出現する周期と、上記PLLクロック発生手段か
らの出力クロックとの周波数誤差データを算出し、周波
数誤差信号を生成する周波数比較器と、該周波数誤差信
号から不要な周波数帯域の成分を除去する第2のループ
フィルタと、該第2のループフィルタの出力信号をデジ
タル・アナログ変換する第2のD/A変換器とを有し、
周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制御で連続
的にデータにロックしたクロックを生成する。
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、上記周波数制御手段は、上
記上記A/D変換器でデジタル化された読み取り信号に
含まれる最小周波数の信号と最大周波数の信号とのいず
れか一方またはそれらの組合せ、または上記上記A/D
変換器でデジタル化された読み取り信号に含まれる同期
信号の出現する周期と、上記PLLクロック発生手段か
らの出力クロックとの周波数誤差データを算出し、周波
数誤差信号を生成する周波数比較器と、該周波数誤差信
号から不要な周波数帯域の成分を除去する第2のループ
フィルタと、該第2のループフィルタの出力信号をデジ
タル・アナログ変換する第2のD/A変換器とを有し、
周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制御で連続
的にデータにロックしたクロックを生成する。
【0018】また、上記位相比較器は、上記デジタル化
された読みとり信号のゼロクロスポイントを抽出し、そ
の前後の2つのサンプル値または連続する2つのゼロク
ロスポイントのサンプル値から位相誤差を算出する。
された読みとり信号のゼロクロスポイントを抽出し、そ
の前後の2つのサンプル値または連続する2つのゼロク
ロスポイントのサンプル値から位相誤差を算出する。
【0019】本発明による上記構成のディスク再生装置
は前段のアナログ回路によって発生されるオフセット電
圧をA/D変換器のアナログ入力でキャンセルすること
が出来るのでA/D変換器のダイナミックレンジを有効
に使用することが出来る。
は前段のアナログ回路によって発生されるオフセット電
圧をA/D変換器のアナログ入力でキャンセルすること
が出来るのでA/D変換器のダイナミックレンジを有効
に使用することが出来る。
【0020】また、粗い周波数分解能を持つD/A変換
器と細かい周波数分解能を持つD/A変換器とを周波数
制御と位相制御で工夫して信号処理することにより、デ
ジタルPLLでありながら、安価な2つのD/A変換器
で広範囲な動作周波数を精度よく再生することが出来
る。また、トラッキング制御さえかかっていれば十分な
信号が得られる2値化信号を周波数制御に使用し、粗い
周波数分解能を持つD/A変換器と細かい周波数分解能
を持つD/A変換器のダイナミックレンジをデータ再生
に問題のない時刻に制御することにより、モータのCL
V制御が設定されるまえから、周波数制御で周波数を高
速に引き込み、位相制御で連続的にデータにロックした
クロックを生成することができ、シークタイムを大幅に
短くすることができる。
器と細かい周波数分解能を持つD/A変換器とを周波数
制御と位相制御で工夫して信号処理することにより、デ
ジタルPLLでありながら、安価な2つのD/A変換器
で広範囲な動作周波数を精度よく再生することが出来
る。また、トラッキング制御さえかかっていれば十分な
信号が得られる2値化信号を周波数制御に使用し、粗い
周波数分解能を持つD/A変換器と細かい周波数分解能
を持つD/A変換器のダイナミックレンジをデータ再生
に問題のない時刻に制御することにより、モータのCL
V制御が設定されるまえから、周波数制御で周波数を高
速に引き込み、位相制御で連続的にデータにロックした
クロックを生成することができ、シークタイムを大幅に
短くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明による光ディスク装置
について添付の図面を用いて説明する。なお、本実施例
では、記録案内溝が周期的に蛇行しているセクターフォ
ーマットの光ディスクの再生に関してのみ説明するが、
CDディスク、DVDROMディスクなどの連続記録デ
ータの再生についても適用可能である。
について添付の図面を用いて説明する。なお、本実施例
では、記録案内溝が周期的に蛇行しているセクターフォ
ーマットの光ディスクの再生に関してのみ説明するが、
CDディスク、DVDROMディスクなどの連続記録デ
ータの再生についても適用可能である。
【0022】図1は、本発明の第1の実施例における光
ディスク装置再生系のブロック図を示している。図1に
おいて、1は記録案内溝が周期的に蛇行しているセクタ
ーフォーマットを有する光ディスクを示し、このセクタ
ーフォーマットについては図6を用いて後述する。2は
光ディスク1に光ビームを照射し、その反射光の強弱に
よって記録データを読み取り、電気信号を出力する光ピ
ックアップ、3は光ピックアップ2の出力信号を増幅
し、広帯域のトラッキングエラー信号(以下、TE信号
という)と、RF信号を出力するプリアンプ、4はプリ
アンプ3から入力されたRF信号とTE信号を時分割的
に切り換えたり、この切り換えられた読み取り信号のD
C変動を時分割にクランプすることによってキャンセル
するオフセットキャンセル回路、5はオフセットキャン
セル回路4の出力信号の振幅を一定になるようにゲイン
コントロールするオートゲインコントロール回路(以
下、AGC回路という)、6はAGC回路5の出力信号
の周波数特性を改善するイコライザである。
ディスク装置再生系のブロック図を示している。図1に
おいて、1は記録案内溝が周期的に蛇行しているセクタ
ーフォーマットを有する光ディスクを示し、このセクタ
ーフォーマットについては図6を用いて後述する。2は
光ディスク1に光ビームを照射し、その反射光の強弱に
よって記録データを読み取り、電気信号を出力する光ピ
ックアップ、3は光ピックアップ2の出力信号を増幅
し、広帯域のトラッキングエラー信号(以下、TE信号
という)と、RF信号を出力するプリアンプ、4はプリ
アンプ3から入力されたRF信号とTE信号を時分割的
に切り換えたり、この切り換えられた読み取り信号のD
C変動を時分割にクランプすることによってキャンセル
するオフセットキャンセル回路、5はオフセットキャン
セル回路4の出力信号の振幅を一定になるようにゲイン
コントロールするオートゲインコントロール回路(以
下、AGC回路という)、6はAGC回路5の出力信号
の周波数特性を改善するイコライザである。
【0023】7はイコライザ6の出力信号から、後段か
らのフィードバック電圧を差し引いて出力する差動増幅
器、8は差動増幅器7のアナログ出力信号を後述するチ
ャネルクロックでデジタル信号に変換するA/D変換
器、9はA/D変換器のDC成分を抽出するオフセット
コントロール回路、10はオフセットコントロール回路
9のデジタル出力信号をアナログ電圧に変換するオフセ
ットフィードバック用のD/A変換器であり、これらの
回路構成7,8,9,10によりオフセット制御ループ
を構成する。上記オフセット制御ループにより、A/D
変換器8に入力する信号のDCレベルをA/D変換器の
変換レベルのほぼ中点に制御する。ここで、A/D変換
器8は、変換レベルの中点をデジタル変換後の値0と
し、それより低い電圧の場合はマイナスの値を出力し、
それより高い電圧の場合はプラスの値を出力する。
らのフィードバック電圧を差し引いて出力する差動増幅
器、8は差動増幅器7のアナログ出力信号を後述するチ
ャネルクロックでデジタル信号に変換するA/D変換
器、9はA/D変換器のDC成分を抽出するオフセット
コントロール回路、10はオフセットコントロール回路
9のデジタル出力信号をアナログ電圧に変換するオフセ
ットフィードバック用のD/A変換器であり、これらの
回路構成7,8,9,10によりオフセット制御ループ
を構成する。上記オフセット制御ループにより、A/D
変換器8に入力する信号のDCレベルをA/D変換器の
変換レベルのほぼ中点に制御する。ここで、A/D変換
器8は、変換レベルの中点をデジタル変換後の値0と
し、それより低い電圧の場合はマイナスの値を出力し、
それより高い電圧の場合はプラスの値を出力する。
【0024】11はA/D変換器8のデジタル出力信号
から位相誤差信号を生成する位相比較器、12は位相比
較器11の出力信号の不要な高周波成分を除去する第1
のループフィルタ、13は第1のループフィルタ12の
デジタル出力信号をアナログ信号に変換する第1のD/
A変換器であり、上記ブロック構成11,12,13に
より微調整用の位相制御ループを構成している。
から位相誤差信号を生成する位相比較器、12は位相比
較器11の出力信号の不要な高周波成分を除去する第1
のループフィルタ、13は第1のループフィルタ12の
デジタル出力信号をアナログ信号に変換する第1のD/
A変換器であり、上記ブロック構成11,12,13に
より微調整用の位相制御ループを構成している。
【0025】14はプリアンプ3からのTE信号の不要
な周波数成分を除去し、ディスクの周期的に蛇行してい
る記録案内溝(図6参照)に対応した周期の正弦波(以
下ウォブル信号)を抽出して2値化するウォブル2値化
回路、15はウォブル2値化回路14の出力信号のチャ
タリングを除去するウォブル(ローパス)フィルタ、1
6はウォブルフィルタ15の出力信号の周期を後述する
チャネルクロックでカウントして、所定のカウント数と
比較して周波数誤差信号を出力する周波数比較器、17
は周波数比較器16の出力信号の不要な高周波成分を除
去する第2のループフィルタ、18は第2のループフィ
ルタ17のデジタル出力信号をアナログ信号に変換する
第2のD/A変換器であり、上記ブロック構成16,1
7,18により粗調整用の周波数制御ループを構成す
る。
な周波数成分を除去し、ディスクの周期的に蛇行してい
る記録案内溝(図6参照)に対応した周期の正弦波(以
下ウォブル信号)を抽出して2値化するウォブル2値化
回路、15はウォブル2値化回路14の出力信号のチャ
タリングを除去するウォブル(ローパス)フィルタ、1
6はウォブルフィルタ15の出力信号の周期を後述する
チャネルクロックでカウントして、所定のカウント数と
比較して周波数誤差信号を出力する周波数比較器、17
は周波数比較器16の出力信号の不要な高周波成分を除
去する第2のループフィルタ、18は第2のループフィ
ルタ17のデジタル出力信号をアナログ信号に変換する
第2のD/A変換器であり、上記ブロック構成16,1
7,18により粗調整用の周波数制御ループを構成す
る。
【0026】19は第1のD/A変換器13の出力電圧
と第2のD/A変換器18の出力電圧を加算して、加算
後の電圧に相当する周波数のクロックを生成する電圧制
御型発振器(VCO)、20はVCO19の出力クロッ
クを所望の周波数に分周してシステムの動作周波数に変
換してシステム全体にチャネルクロックを供給する分周
器である。21はタイミング制御回路22の指令に基づ
き、周波数比較器16の出力信号を監視しながら、第1
のループフィルタ12と第2のループフィルタ17の制
御を行うループフィルタ制御回路であり、ここでタイミ
ング制御回路22は光ディスク1のセクタフォーマット
の記録信号に応じた制御信号を各部に供給する。
と第2のD/A変換器18の出力電圧を加算して、加算
後の電圧に相当する周波数のクロックを生成する電圧制
御型発振器(VCO)、20はVCO19の出力クロッ
クを所望の周波数に分周してシステムの動作周波数に変
換してシステム全体にチャネルクロックを供給する分周
器である。21はタイミング制御回路22の指令に基づ
き、周波数比較器16の出力信号を監視しながら、第1
のループフィルタ12と第2のループフィルタ17の制
御を行うループフィルタ制御回路であり、ここでタイミ
ング制御回路22は光ディスク1のセクタフォーマット
の記録信号に応じた制御信号を各部に供給する。
【0027】ここで位相比較器11と第1のループフィ
ルタ12と第1のD/A変換器13で構成する位相制御
ループと、周波数比較器16と第2のループフィルタ1
7と第2のD/A変換器18で構成する周波数制御ルー
プとの役割分担を説明する。まず、周波数制御ループで
は比較的粗い分解能での周波数の迅速な引き込みを目的
とし、位相制御ループでは位相比較を行い、細かい分解
能で位相引き込みを行うことを目的とする。これは第1
のD/A変換器13および第2のD/A変換器18は各
々ビット数に制限があり、広い範囲の周波数およびジッ
ターフリー再生範囲をカバーするためには、粗い分解能
を持つ第2のD/A変換器18と細かい分解能を持つ第
1のD/A変換器13とを備えて、光ディスク1の回転
速度に合わせて2つのD/A変換器を緻密に連係して制
御する必要がある。周波数引き込みはその周波数誤差が
位相引き込みのキャプチャーレンジの範囲に入るまで行
われ、その後、位相制御に引き継がれる。
ルタ12と第1のD/A変換器13で構成する位相制御
ループと、周波数比較器16と第2のループフィルタ1
7と第2のD/A変換器18で構成する周波数制御ルー
プとの役割分担を説明する。まず、周波数制御ループで
は比較的粗い分解能での周波数の迅速な引き込みを目的
とし、位相制御ループでは位相比較を行い、細かい分解
能で位相引き込みを行うことを目的とする。これは第1
のD/A変換器13および第2のD/A変換器18は各
々ビット数に制限があり、広い範囲の周波数およびジッ
ターフリー再生範囲をカバーするためには、粗い分解能
を持つ第2のD/A変換器18と細かい分解能を持つ第
1のD/A変換器13とを備えて、光ディスク1の回転
速度に合わせて2つのD/A変換器を緻密に連係して制
御する必要がある。周波数引き込みはその周波数誤差が
位相引き込みのキャプチャーレンジの範囲に入るまで行
われ、その後、位相制御に引き継がれる。
【0028】ここで、ジッターフリー再生とは、次のよ
うな動作を言う。CLV制御(線速度一定制御)で光デ
ィスクを再生する場合でシーク等が発生した場合、モー
タのCLV制御が引き込まれるまでの間、ピックアップ
ヘッドが光ディスクの径方向に移動するだけで再生周波
数は大きく変動する。このような周波数変動を是正期間
中でも、PLL回路で光ディスクの再生周波数に追従、
同期したクロックを生成して問題なくデータを読み出す
動作のことをジッターフリー再生という。本実施例で
は、第1のD/A変換器13と第2のD/A変換器18
の周波数分解能比は(第1のD/A変換器13の分解
能:第2のD/A変換器18の分解能)=(1:30)
で、具体的には、第1のD/A変換器13が10KHz
/bit、第2のD/A変換器18が300KHz/b
itで、D/A変換器はともに8ビット入力仕様であ
り、チャネルクロックの中心周波数は29.2MHz、
分周器20の分周比は1/2として説明する。上記1ビ
ットあたりの周波数変化は、もちろん分周器20の出力
での周波数変化である。
うな動作を言う。CLV制御(線速度一定制御)で光デ
ィスクを再生する場合でシーク等が発生した場合、モー
タのCLV制御が引き込まれるまでの間、ピックアップ
ヘッドが光ディスクの径方向に移動するだけで再生周波
数は大きく変動する。このような周波数変動を是正期間
中でも、PLL回路で光ディスクの再生周波数に追従、
同期したクロックを生成して問題なくデータを読み出す
動作のことをジッターフリー再生という。本実施例で
は、第1のD/A変換器13と第2のD/A変換器18
の周波数分解能比は(第1のD/A変換器13の分解
能:第2のD/A変換器18の分解能)=(1:30)
で、具体的には、第1のD/A変換器13が10KHz
/bit、第2のD/A変換器18が300KHz/b
itで、D/A変換器はともに8ビット入力仕様であ
り、チャネルクロックの中心周波数は29.2MHz、
分周器20の分周比は1/2として説明する。上記1ビ
ットあたりの周波数変化は、もちろん分周器20の出力
での周波数変化である。
【0029】図2は、図1に示す第1のループフィルタ
12と第2のループフィルタ17の構成を詳しく説明す
るためのブロック図である。第1のループフィルタ12
において、51は位相比較器11の出力信号と第1の定
数Aを乗算して出力する第1の乗算器、52は位相比較
器11の出力信号と第2の定数Bを乗算して出力する第
2の乗算器、53は第2の乗算器52の出力信号と後述
する第4の加算器59の出力信号を加算する第1の加算
器、54は第1の加算器53の出力信号とその信号をチ
ャネルクロック1周期分遅延させた信号を加算し出力す
る第2の加算器、55は第2の加算器54の出力信号を
チャネルクロック1周期分遅延させる第1の遅延回路、
56は第1の乗算器51の出力信号と第1の遅延回路5
5の出力信号を加算し第1のD/A変換器13へ出力す
る第3の加算器である。
12と第2のループフィルタ17の構成を詳しく説明す
るためのブロック図である。第1のループフィルタ12
において、51は位相比較器11の出力信号と第1の定
数Aを乗算して出力する第1の乗算器、52は位相比較
器11の出力信号と第2の定数Bを乗算して出力する第
2の乗算器、53は第2の乗算器52の出力信号と後述
する第4の加算器59の出力信号を加算する第1の加算
器、54は第1の加算器53の出力信号とその信号をチ
ャネルクロック1周期分遅延させた信号を加算し出力す
る第2の加算器、55は第2の加算器54の出力信号を
チャネルクロック1周期分遅延させる第1の遅延回路、
56は第1の乗算器51の出力信号と第1の遅延回路5
5の出力信号を加算し第1のD/A変換器13へ出力す
る第3の加算器である。
【0030】57はループフィルタ制御回路21の指示
により周波数誤差信号に基づく誤差信号を選択し出力す
る第1のセレクタ、58はループフィルタ制御回路21
の指示によりある定数(ここでは+30、−30、また
は+0)を選択して出力する第2のセレクタ、59は第
1のセレクタ57と第2のセレクタ58の出力信号を加
算して出力する第4の加算器である。
により周波数誤差信号に基づく誤差信号を選択し出力す
る第1のセレクタ、58はループフィルタ制御回路21
の指示によりある定数(ここでは+30、−30、また
は+0)を選択して出力する第2のセレクタ、59は第
1のセレクタ57と第2のセレクタ58の出力信号を加
算して出力する第4の加算器である。
【0031】第2のループフィルタ17において、60
は周波数比較器16の出力する周波数誤差の極性を判断
し、プラス1、マイナス1、またはゼロを出力する周波
数誤差極性判別回路、61は周波数比較器16の出力信
号に第3の定数Cを乗算して出力する第3の乗算器、6
2は第3の乗算器61の出力信号と後述する第3のセレ
クタ65の出力信号とを加算し出力する第5の加算器、
63は第5の加算器62の出力信号とその信号をチャネ
ルクロック1周期分遅延させた第2の遅延回路64の出
力信号を加算し出力する第6の加算器、64は第6の加
算器63の出力信号をチャネルクロック1周期分遅延さ
せる第2の遅延回路、65はループフィルタ制御回路2
1の指示によりある定数(ここでは、プラス1、マイナ
ス1、またはゼロ)を選択して出力する第3のセレクタ
である。なお、ここで述べた定数A,B,Cの値は、シ
ステム全体の周波数特性でチューニングするものであ
る。
は周波数比較器16の出力する周波数誤差の極性を判断
し、プラス1、マイナス1、またはゼロを出力する周波
数誤差極性判別回路、61は周波数比較器16の出力信
号に第3の定数Cを乗算して出力する第3の乗算器、6
2は第3の乗算器61の出力信号と後述する第3のセレ
クタ65の出力信号とを加算し出力する第5の加算器、
63は第5の加算器62の出力信号とその信号をチャネ
ルクロック1周期分遅延させた第2の遅延回路64の出
力信号を加算し出力する第6の加算器、64は第6の加
算器63の出力信号をチャネルクロック1周期分遅延さ
せる第2の遅延回路、65はループフィルタ制御回路2
1の指示によりある定数(ここでは、プラス1、マイナ
ス1、またはゼロ)を選択して出力する第3のセレクタ
である。なお、ここで述べた定数A,B,Cの値は、シ
ステム全体の周波数特性でチューニングするものであ
る。
【0032】図3は、図1に示す位相比較器11の概略
構成の一例を示し、遅延素子41はA/D変換器8のデ
ジタル出力信号を1チャネルクロックの期間だけ保持
し、次のチャネルクロックで位相誤差算出回路42およ
びゼロクロス検出回路43に出力する(Si-1)。ゼロ
クロス検出回路43は、上記1チャネルクロック期間前
後の再生出力信号から再生デジタル信号にゼロクロスが
発生したか否かを判断する。即ち、上記1チャネルクロ
ック期間前後の再生出力信号(Si−1,Si)が正と
負、または、負と正であるか否かによって、立ち下がり
かまたは立ち上がりのゼロクロスが発生したと判断し、
それに対応する信号を位相誤差算出回路42に供給す
る。
構成の一例を示し、遅延素子41はA/D変換器8のデ
ジタル出力信号を1チャネルクロックの期間だけ保持
し、次のチャネルクロックで位相誤差算出回路42およ
びゼロクロス検出回路43に出力する(Si-1)。ゼロ
クロス検出回路43は、上記1チャネルクロック期間前
後の再生出力信号から再生デジタル信号にゼロクロスが
発生したか否かを判断する。即ち、上記1チャネルクロ
ック期間前後の再生出力信号(Si−1,Si)が正と
負、または、負と正であるか否かによって、立ち下がり
かまたは立ち上がりのゼロクロスが発生したと判断し、
それに対応する信号を位相誤差算出回路42に供給す
る。
【0033】位相誤差算出回路42は、ゼロクロス検出
回路43より供給される信号に応じて、遅延素子41よ
り供給された1チャネルクロック期間前後の再生出力信
号から、位相誤差信号を算出し、第1のループフィルタ
12に出力する。位相誤差信号を算出は、例えば、立ち
上がりのゼロクロスが発生した場合は両再生出力信号値
の和(Si-1 + Si)をとり、立ち下がりのゼロク
ロスが発生した場合は両再生出力信号値の和に−1を乗
じた値−(Si-1 + Si)をとる。
回路43より供給される信号に応じて、遅延素子41よ
り供給された1チャネルクロック期間前後の再生出力信
号から、位相誤差信号を算出し、第1のループフィルタ
12に出力する。位相誤差信号を算出は、例えば、立ち
上がりのゼロクロスが発生した場合は両再生出力信号値
の和(Si-1 + Si)をとり、立ち下がりのゼロク
ロスが発生した場合は両再生出力信号値の和に−1を乗
じた値−(Si-1 + Si)をとる。
【0034】図4は、図1に示す周波数比較器16のさ
らに詳しい構成を示すブロック図である。71はウォブ
ルフィルタ15の出力する2値化信号の立ち上がりで、
ある定数をカウントし、その定数の周期に基づく周期信
号を出力する第1のカウンタ、72は第1のカウンタ7
1の出力する周期信号をチャネルクロックでカウントす
る第2のカウンタ、73は第2のカウンタ72のカウン
ト値をある定数(本実施例では186×8=1488)
から減算して出力する減算器、74は減算器73の出力
信号の絶対値を算出して出力する絶対値出力回路、75
は絶対値出力回路74の出力信号の大きさを判断し、第
1の所定値以下の値が所定回数連続すれば周波数粗調整
OK信号を”1”、第1の所定値より大きい値が所定回
数連続すれば周波数粗調整OK信号を”0”にして出力
する第1のエラー判別器、76は絶対値出力回路74の
出力信号の大きさを判断し、第2の所定値以下の値が所
定回数連続すれば周波数微調整OK信号を”1”、第2
の所定値より大きい値が所定回数連続すれば周波数微調
整OK信号を”0”にして出力する第2のエラー判別器
である。
らに詳しい構成を示すブロック図である。71はウォブ
ルフィルタ15の出力する2値化信号の立ち上がりで、
ある定数をカウントし、その定数の周期に基づく周期信
号を出力する第1のカウンタ、72は第1のカウンタ7
1の出力する周期信号をチャネルクロックでカウントす
る第2のカウンタ、73は第2のカウンタ72のカウン
ト値をある定数(本実施例では186×8=1488)
から減算して出力する減算器、74は減算器73の出力
信号の絶対値を算出して出力する絶対値出力回路、75
は絶対値出力回路74の出力信号の大きさを判断し、第
1の所定値以下の値が所定回数連続すれば周波数粗調整
OK信号を”1”、第1の所定値より大きい値が所定回
数連続すれば周波数粗調整OK信号を”0”にして出力
する第1のエラー判別器、76は絶対値出力回路74の
出力信号の大きさを判断し、第2の所定値以下の値が所
定回数連続すれば周波数微調整OK信号を”1”、第2
の所定値より大きい値が所定回数連続すれば周波数微調
整OK信号を”0”にして出力する第2のエラー判別器
である。
【0035】図5は本実施例の動作を説明するタイミン
グ図および対応するセクタフォーマット構成を示す。こ
こでは、図5はDVD−RAMディスクを読み取ったと
きのプリアンプ3の出力するRF信号(図5a)、TE
信号(図5b)とディスクフォーマット(図5g)及び
タイミング制御回路22の出力信号(図5d,図5
e)、ウォブル2値化信号(図5f)等が示されてい
る。
グ図および対応するセクタフォーマット構成を示す。こ
こでは、図5はDVD−RAMディスクを読み取ったと
きのプリアンプ3の出力するRF信号(図5a)、TE
信号(図5b)とディスクフォーマット(図5g)及び
タイミング制御回路22の出力信号(図5d,図5
e)、ウォブル2値化信号(図5f)等が示されてい
る。
【0036】図5(g),(h),(i)に示すよう
に、1セクタは、記録案内溝と2分の1トラックずれた
ところに記録されているヘッダ部81と、記録案内溝が
周期的に蛇行している情報記録部82から構成されてい
る。ヘッダ部81はプリピットで構成されており、大き
く分けると単一周波数パターンの記録されているVFO
部83a、84a、85a、86aとアドレス情報が記
録されているアドレス情報ID部83b、84b、85
b、86bから構成されている。情報記録部82は再記
録可能な領域で、情報が記録されている場合とそうでな
い場合がある。記録されている場合はその主な構成は、
第1ガード領域87とVFO部88と記録データ(ユー
ザデータ)部89と第2ガード領域90とから成る。ま
た、情報記録部82は周期的に蛇行しており、その周期
は図5(b)に示すように186チャネルクロック周期
になっている。したがって、記録・未記録に関わらず、
TE信号には図5(b)に示すようにヘッダ部81のプ
リピットの信号と、186チャネルクロック周期の正弦
波(ウォブル信号)が現れる。
に、1セクタは、記録案内溝と2分の1トラックずれた
ところに記録されているヘッダ部81と、記録案内溝が
周期的に蛇行している情報記録部82から構成されてい
る。ヘッダ部81はプリピットで構成されており、大き
く分けると単一周波数パターンの記録されているVFO
部83a、84a、85a、86aとアドレス情報が記
録されているアドレス情報ID部83b、84b、85
b、86bから構成されている。情報記録部82は再記
録可能な領域で、情報が記録されている場合とそうでな
い場合がある。記録されている場合はその主な構成は、
第1ガード領域87とVFO部88と記録データ(ユー
ザデータ)部89と第2ガード領域90とから成る。ま
た、情報記録部82は周期的に蛇行しており、その周期
は図5(b)に示すように186チャネルクロック周期
になっている。したがって、記録・未記録に関わらず、
TE信号には図5(b)に示すようにヘッダ部81のプ
リピットの信号と、186チャネルクロック周期の正弦
波(ウォブル信号)が現れる。
【0037】上記DVD−RAM部の構成について、図
6を用いてさらに詳細に説明する。図6において、ID
aで示す領域は図5(h)における83a,83b,8
4a,84bで示す領域に相当し、IDbで示す領域は
図5(h)における85a,85b,86a,86bで
示す領域に相当し、ヘッダ部81のアドレス情報が2組
になっており、内周側または外周側に1/2トラックピ
ッチの距離だけずらしている。また、このヘッダ部81
のピット信号の幅は、情報記録部82におけるグルーブ
部33およびランド部34の幅に略等しくなるように形
成されている。
6を用いてさらに詳細に説明する。図6において、ID
aで示す領域は図5(h)における83a,83b,8
4a,84bで示す領域に相当し、IDbで示す領域は
図5(h)における85a,85b,86a,86bで
示す領域に相当し、ヘッダ部81のアドレス情報が2組
になっており、内周側または外周側に1/2トラックピ
ッチの距離だけずらしている。また、このヘッダ部81
のピット信号の幅は、情報記録部82におけるグルーブ
部33およびランド部34の幅に略等しくなるように形
成されている。
【0038】図6において、グルーブ部33およびラン
ド部34はトラックのトレース方向に対して垂直方向に
正弦波状にウォブルしている。この正弦波状ウォブルの
意味は、ディスクドライブがRAM部の情報記録部82
にデータの記録を行う場合、このウォブルの周期を検出
して、この検出信号に同期したクロックを生成し、この
クロックに同期してデータの書き込みを行う。ウォブル
はグルーブ部33およびランド部34に対して1周にわ
たりほぼ連続的に出現するので、PLLの引き込みが早
く、記録時間が短縮できる。
ド部34はトラックのトレース方向に対して垂直方向に
正弦波状にウォブルしている。この正弦波状ウォブルの
意味は、ディスクドライブがRAM部の情報記録部82
にデータの記録を行う場合、このウォブルの周期を検出
して、この検出信号に同期したクロックを生成し、この
クロックに同期してデータの書き込みを行う。ウォブル
はグルーブ部33およびランド部34に対して1周にわ
たりほぼ連続的に出現するので、PLLの引き込みが早
く、記録時間が短縮できる。
【0039】図7は、本実施例でのPLLの周波数制御
ループによる周波数引き込み動作および位相制御ループ
による位相引き込み動作を説明するタイミングチャート
である。ここでは図4で説明した第1のエラー判別器7
5の出力信号と、第2のエラー判別器76の出力信号の
組合せにより引き込み動作を切り換えていく動作を示し
ており、この引き込み動作については後述する。
ループによる周波数引き込み動作および位相制御ループ
による位相引き込み動作を説明するタイミングチャート
である。ここでは図4で説明した第1のエラー判別器7
5の出力信号と、第2のエラー判別器76の出力信号の
組合せにより引き込み動作を切り換えていく動作を示し
ており、この引き込み動作については後述する。
【0040】図8は8ビット仕様の第1のD/A変換器
13の出力ダイナミックレンジを説明する線図であり、
これらの動作についても後述する。
13の出力ダイナミックレンジを説明する線図であり、
これらの動作についても後述する。
【0041】以下、図1〜図8を用いて本実施例の動作
を説明する。光ピックアップ2で読み取られた光ディス
ク1の読み取り信号がプリアンプ3に入力され、図5
(a)に示すRF信号と図5(b)に示すTE信号が出
力される。オフセットキャンセル回路4では、タイミン
グ制御回路22から図5(g)に示すヘッダ81の部分
だけ”1”の信号であるヘッダゲート信号(図5d)
と、VFO83aとVFO85aの先頭から少し遅れた
ところで立ち上がり、アドレス情報84bとアドレス情
報86bの終端部で立ち下がり、VFO88の先頭から
少し遅れたところで立ち上がり、第2のガード領域90
の途中で立ち下がるPLLの引き込み動作を行うための
リードゲート信号(図5e)が入力されており、ヘッダ
ゲート信号の”1”の部分でTE信号を選択し、ヘッダ
ゲート信号の”0”の部分でRF信号を選択する。ま
た、オフセットキャンセル回路4はリードゲート信号
が”0”の部分で内部クランプ回路の時定数を小さく
し、急速にDC再生を行い、その結果、図5(c)のオ
フセットキャンセル回路出力信号に示すような、大まか
なDCオフセットがキャンセルされた信号を出力する。
を説明する。光ピックアップ2で読み取られた光ディス
ク1の読み取り信号がプリアンプ3に入力され、図5
(a)に示すRF信号と図5(b)に示すTE信号が出
力される。オフセットキャンセル回路4では、タイミン
グ制御回路22から図5(g)に示すヘッダ81の部分
だけ”1”の信号であるヘッダゲート信号(図5d)
と、VFO83aとVFO85aの先頭から少し遅れた
ところで立ち上がり、アドレス情報84bとアドレス情
報86bの終端部で立ち下がり、VFO88の先頭から
少し遅れたところで立ち上がり、第2のガード領域90
の途中で立ち下がるPLLの引き込み動作を行うための
リードゲート信号(図5e)が入力されており、ヘッダ
ゲート信号の”1”の部分でTE信号を選択し、ヘッダ
ゲート信号の”0”の部分でRF信号を選択する。ま
た、オフセットキャンセル回路4はリードゲート信号
が”0”の部分で内部クランプ回路の時定数を小さく
し、急速にDC再生を行い、その結果、図5(c)のオ
フセットキャンセル回路出力信号に示すような、大まか
なDCオフセットがキャンセルされた信号を出力する。
【0042】次に、A/D変換器8の入力信号のオフセ
ットキャンセル方法を説明する。A/D変換器8でアナ
ログ・デジタル変換された信号がオフセットコントロー
ル回路9に入力される。オフセットコントロール回路9
はデジタル信号のMSB(極性信号)をチャネルクロッ
クで符号毎にカウントし、正の符号のカウント値は加算
し、負の符号のカウント値は減算する。この加算処理、
減算処理を繰り返し、積分した信号を、オフセット制御
ループの第3のD/A変換器10へ入力する。この第3
のD/A変換器10は入力されたデジタル積分値をアナ
ログ電圧に変換し、差動増幅器7へ入力する。差動増幅
器7ではイコライザ6の出力信号からこのD/A変換器
10から入力されたアナログ電圧値を差し引き、A/D
変換器8へ入力する。この動作により、前段のアナログ
回路によって発生されるオフセット電圧をA/D変換器
8のアナログ入力でキャンセルすることが出来るのでA
/D変換器8のダイナミックレンジを有効に使用するこ
とが出来る。
ットキャンセル方法を説明する。A/D変換器8でアナ
ログ・デジタル変換された信号がオフセットコントロー
ル回路9に入力される。オフセットコントロール回路9
はデジタル信号のMSB(極性信号)をチャネルクロッ
クで符号毎にカウントし、正の符号のカウント値は加算
し、負の符号のカウント値は減算する。この加算処理、
減算処理を繰り返し、積分した信号を、オフセット制御
ループの第3のD/A変換器10へ入力する。この第3
のD/A変換器10は入力されたデジタル積分値をアナ
ログ電圧に変換し、差動増幅器7へ入力する。差動増幅
器7ではイコライザ6の出力信号からこのD/A変換器
10から入力されたアナログ電圧値を差し引き、A/D
変換器8へ入力する。この動作により、前段のアナログ
回路によって発生されるオフセット電圧をA/D変換器
8のアナログ入力でキャンセルすることが出来るのでA
/D変換器8のダイナミックレンジを有効に使用するこ
とが出来る。
【0043】次に、ジッターフリー再生動作について説
明する。シークまたはリトライ等が発生し、トラッキン
グ制御がオフからオンに変わったとき、タイミング制御
回路22はまず周波数比較器16に動作開始の指令を送
る。一方、ウォブル2値化回路14には図5(b)のT
E信号が入力され、バンドパスフィルタで186チャネ
ルクロック相当の周波数の正弦波が抽出されて2値化さ
れ、図5(f)に示すようなウォブル2値化信号が出力
される。ウォブルフィルタ15ではウォブル2値化回路
14の出力信号のチャタリングを除去するとともに、所
定間隔以上のクロックが除去された信号が出力される。
明する。シークまたはリトライ等が発生し、トラッキン
グ制御がオフからオンに変わったとき、タイミング制御
回路22はまず周波数比較器16に動作開始の指令を送
る。一方、ウォブル2値化回路14には図5(b)のT
E信号が入力され、バンドパスフィルタで186チャネ
ルクロック相当の周波数の正弦波が抽出されて2値化さ
れ、図5(f)に示すようなウォブル2値化信号が出力
される。ウォブルフィルタ15ではウォブル2値化回路
14の出力信号のチャタリングを除去するとともに、所
定間隔以上のクロックが除去された信号が出力される。
【0044】ウォブルフィルタ15からウォブル2値化
信号が周波数比較器16に入力されると、まず第1のカ
ウンタ71(図4参照)でウォブル2値化信号の立ち上
がりエッジを8回カウントし、ウォブル2値化信号の立
ち上がりエッジ8回分の周期の信号を出力する。第2の
カウンタ72では第1のカウンタ71の出力する信号の
周期をチャネルクロックでカウントする。ウォブル2値
化信号の立ち上がりエッジ8回分の周期は本来1488
(=186×8)であるので、減算器73において14
88からこの第2のカウンタ72のカウント値を減算
し、周波数誤差信号として各周期ごとに出力する。すな
わち、カウント値が1488より小さければ周波数が低
いので周波数を上げるようにプラスの値が周波数誤差と
して出力され、カウント値が1488より大きければ周
波数が高いので周波数を下げるようにマイナスの値が周
波数誤差として出力される。
信号が周波数比較器16に入力されると、まず第1のカ
ウンタ71(図4参照)でウォブル2値化信号の立ち上
がりエッジを8回カウントし、ウォブル2値化信号の立
ち上がりエッジ8回分の周期の信号を出力する。第2の
カウンタ72では第1のカウンタ71の出力する信号の
周期をチャネルクロックでカウントする。ウォブル2値
化信号の立ち上がりエッジ8回分の周期は本来1488
(=186×8)であるので、減算器73において14
88からこの第2のカウンタ72のカウント値を減算
し、周波数誤差信号として各周期ごとに出力する。すな
わち、カウント値が1488より小さければ周波数が低
いので周波数を上げるようにプラスの値が周波数誤差と
して出力され、カウント値が1488より大きければ周
波数が高いので周波数を下げるようにマイナスの値が周
波数誤差として出力される。
【0045】絶対値出力回路74は周波数誤差信号の絶
対値を算出して出力する。第1のエラー判定器75では
絶対値出力回路74から入力される周波数誤差信号が例
えば32以下の出力が4回連続して続いたとき、周波数
粗調整OK信号を”1”で出力し、反対に32より大き
い出力が4回連続続いたとき、周波数粗調整OK信号
を”0”で出力する。第2のエラー判定器76では絶対
値出力回路74から入力される周波数誤差信号が例えば
4以下の出力が4回連続続いたとき、周波数微調整OK
信号を”1”で出力し、反対に4より大きい出力が4回
連続続いたとき、周波数微調整OK信号を”0”で出力
する。
対値を算出して出力する。第1のエラー判定器75では
絶対値出力回路74から入力される周波数誤差信号が例
えば32以下の出力が4回連続して続いたとき、周波数
粗調整OK信号を”1”で出力し、反対に32より大き
い出力が4回連続続いたとき、周波数粗調整OK信号
を”0”で出力する。第2のエラー判定器76では絶対
値出力回路74から入力される周波数誤差信号が例えば
4以下の出力が4回連続続いたとき、周波数微調整OK
信号を”1”で出力し、反対に4より大きい出力が4回
連続続いたとき、周波数微調整OK信号を”0”で出力
する。
【0046】シーク等の発生でCLV制御設定前のトラ
ッキング制御段階において、大きく周波数変動があるよ
うな場合は、図7(b)に示すように、まず、周波数制
御により周波数粗調整OK信号が”1”になってからし
ばらくして図7(a)に示す周波数微調整OK信号が”
1”になる。周波数粗調整OK信号、周波数微調整OK
信号がともに”0”の時を周波数制御領域と呼び、周波
数粗調整OK信号が”1”、周波数微調整OK信号が”
0”の時を周波数・位相制御領域と呼び、周波数粗調整
OK信号、周波数微調整OK信号がともに”1”の時を
位相制御領域と呼んでそれぞれの領域での動作を次に説
明する。
ッキング制御段階において、大きく周波数変動があるよ
うな場合は、図7(b)に示すように、まず、周波数制
御により周波数粗調整OK信号が”1”になってからし
ばらくして図7(a)に示す周波数微調整OK信号が”
1”になる。周波数粗調整OK信号、周波数微調整OK
信号がともに”0”の時を周波数制御領域と呼び、周波
数粗調整OK信号が”1”、周波数微調整OK信号が”
0”の時を周波数・位相制御領域と呼び、周波数粗調整
OK信号、周波数微調整OK信号がともに”1”の時を
位相制御領域と呼んでそれぞれの領域での動作を次に説
明する。
【0047】まず、周波数制御領域では、減算器73の
周波数誤差出力信号が第2のループフィルタ17に入力
されると、第2のループフィルタ17の第3の乗算器6
1は周波数誤差出力信号と定数Cを乗算し乗算結果を出
力する。そして第5の加算器62は第3の乗算器61の
出力信号と第3のセレクタ65が選択する定数0(周波
数制御領域では0が選択される)を加算し出力する。そ
の後、第6の加算器63は第5の加算器62の出力信号
と第6の加算器63の出力信号を第2の遅延回路64で
遅延した出力信号とを加算し出力する。そして、第2の
遅延回路64は周波数誤差信号の余分な周波数成分を除
去した信号を出力する。第2のD/A変換器18は第2
の遅延回路64のデジタル出力信号をアナログ電圧に変
換して、VCO19に入力する。このVCO19の生成
するクロックが分周器20で所望の分周比(本実施例で
は1/2)で分周されチャネルクロックとしてA/D変
換器8に入力され、周波数誤差が(±32/1488)
以下になるようにフィードバック制御が行われる。ここ
で、数値±32は、1488に対して±2.15%であ
り、位相制御ループの第1のD/A変換器13の周波数
可変範囲は、周波数制御ループの第2のD/A変換器1
8で決定する中心周波数の約±10%に設定している。
即ち、中心周波数29.2MHzに対して第1のD/A
変換器13は10KHz/bitで8ビット出力で2.
56MHzp−pである。±32(=±2.15%)
は、この約±10%の約±20%であり、位相ループで
の引き込みが充分に行える範囲に入ることを意味してい
る。
周波数誤差出力信号が第2のループフィルタ17に入力
されると、第2のループフィルタ17の第3の乗算器6
1は周波数誤差出力信号と定数Cを乗算し乗算結果を出
力する。そして第5の加算器62は第3の乗算器61の
出力信号と第3のセレクタ65が選択する定数0(周波
数制御領域では0が選択される)を加算し出力する。そ
の後、第6の加算器63は第5の加算器62の出力信号
と第6の加算器63の出力信号を第2の遅延回路64で
遅延した出力信号とを加算し出力する。そして、第2の
遅延回路64は周波数誤差信号の余分な周波数成分を除
去した信号を出力する。第2のD/A変換器18は第2
の遅延回路64のデジタル出力信号をアナログ電圧に変
換して、VCO19に入力する。このVCO19の生成
するクロックが分周器20で所望の分周比(本実施例で
は1/2)で分周されチャネルクロックとしてA/D変
換器8に入力され、周波数誤差が(±32/1488)
以下になるようにフィードバック制御が行われる。ここ
で、数値±32は、1488に対して±2.15%であ
り、位相制御ループの第1のD/A変換器13の周波数
可変範囲は、周波数制御ループの第2のD/A変換器1
8で決定する中心周波数の約±10%に設定している。
即ち、中心周波数29.2MHzに対して第1のD/A
変換器13は10KHz/bitで8ビット出力で2.
56MHzp−pである。±32(=±2.15%)
は、この約±10%の約±20%であり、位相ループで
の引き込みが充分に行える範囲に入ることを意味してい
る。
【0048】上記周波数制御の結果、周波数粗調整OK
信号が”1”、周波数微調整OK信号が”0”の周波数
・位相制御領域となる。この領域段階では第2のループ
フィルタ17の動作は上記周波数制御領域での動作と全
く同じである。この周波数・位相制御領域になるとルー
プフィルタ制御回路21から指令され、図2に示す第1
のセレクタ57は周波数誤差極性判別回路60の出力信
号を選択し、第2のセレクタ58は定数0を選択し出力
する。第4の加算器59は第1のセレクタ57の出力信
号と第2のセレクタ58の出力信号を加算し、出力す
る。周波数・位相制御領域では位相比較器11からの位
相誤差信号は出力されないので、第1の加算器53は第
4の加算器59の出力信号と第2の乗算器52の出力信
号の0とを加算して出力し、第2の加算器54は第1の
加算器53の出力信号と第2の加算器54の出力信号を
遅延させた信号とを加算し、出力する。第3の加算器5
6は第1の遅延回路55の出力信号と第1の乗算器51
の出力信号の0とを加算して第1のD/A変換器13へ
出力する。第1のD/A変換器13は第3の加算器56
からのデジタル出力信号をアナログ電圧に変換して出力
する。
信号が”1”、周波数微調整OK信号が”0”の周波数
・位相制御領域となる。この領域段階では第2のループ
フィルタ17の動作は上記周波数制御領域での動作と全
く同じである。この周波数・位相制御領域になるとルー
プフィルタ制御回路21から指令され、図2に示す第1
のセレクタ57は周波数誤差極性判別回路60の出力信
号を選択し、第2のセレクタ58は定数0を選択し出力
する。第4の加算器59は第1のセレクタ57の出力信
号と第2のセレクタ58の出力信号を加算し、出力す
る。周波数・位相制御領域では位相比較器11からの位
相誤差信号は出力されないので、第1の加算器53は第
4の加算器59の出力信号と第2の乗算器52の出力信
号の0とを加算して出力し、第2の加算器54は第1の
加算器53の出力信号と第2の加算器54の出力信号を
遅延させた信号とを加算し、出力する。第3の加算器5
6は第1の遅延回路55の出力信号と第1の乗算器51
の出力信号の0とを加算して第1のD/A変換器13へ
出力する。第1のD/A変換器13は第3の加算器56
からのデジタル出力信号をアナログ電圧に変換して出力
する。
【0049】また、上記周波数制御領域と同様に、第2
のループフィルタ17のデジタル出力信号が第2のD/
A変換器18でアナログ電圧に変換されてVCO19に
入力される。VCO19は第1のD/A変換器13の出
力電圧と第2のD/A変換器18の出力電圧を加算し
て、この加算電圧に応じた周波数のクロックを生成す
る。このVCO19の生成するクロックが分周器20で
所望の分周比(本実施例では1/2)で分周されチャネ
ルクロックとしてA/D変換器8に入力され、周波数誤
差が(±4/1488)になるようにフィードバック制
御が行われる。ここで、数値±4は、1488に対して
±0.27%であり、これは位相ループでのキャプチャ
ーレンジを±0.5%と考えた時に、充分なPLLが引
き込める範囲に入っていることを意味している。
のループフィルタ17のデジタル出力信号が第2のD/
A変換器18でアナログ電圧に変換されてVCO19に
入力される。VCO19は第1のD/A変換器13の出
力電圧と第2のD/A変換器18の出力電圧を加算し
て、この加算電圧に応じた周波数のクロックを生成す
る。このVCO19の生成するクロックが分周器20で
所望の分周比(本実施例では1/2)で分周されチャネ
ルクロックとしてA/D変換器8に入力され、周波数誤
差が(±4/1488)になるようにフィードバック制
御が行われる。ここで、数値±4は、1488に対して
±0.27%であり、これは位相ループでのキャプチャ
ーレンジを±0.5%と考えた時に、充分なPLLが引
き込める範囲に入っていることを意味している。
【0050】ここで、周波数誤差極性判別回路60の動
作を説明する。周波数誤差極性判別回路60は周波数比
較器16の出力する周波数誤差信号の極性を判断し、そ
の誤差信号がプラスの値ならプラス1を出力し、誤差信
号がマイナスの値ならマイナス1、誤差信号が0なら0
を出力する。周波数誤差信号の符号に対応して第1のル
ープフィルタ12へ誤差信号を送り、位相ループを動作
させる。この周波数・位相制御領域で第1のループフィ
ルタ12を動作させる意味を説明する。周波数の微調整
を行うとき第1のループフィルタ12を周波数誤差に対
応させて動作させることにより、より分解能の高い周波
数制御ができ、周波数引き込みが早くなる。
作を説明する。周波数誤差極性判別回路60は周波数比
較器16の出力する周波数誤差信号の極性を判断し、そ
の誤差信号がプラスの値ならプラス1を出力し、誤差信
号がマイナスの値ならマイナス1、誤差信号が0なら0
を出力する。周波数誤差信号の符号に対応して第1のル
ープフィルタ12へ誤差信号を送り、位相ループを動作
させる。この周波数・位相制御領域で第1のループフィ
ルタ12を動作させる意味を説明する。周波数の微調整
を行うとき第1のループフィルタ12を周波数誤差に対
応させて動作させることにより、より分解能の高い周波
数制御ができ、周波数引き込みが早くなる。
【0051】上記の周波数・位相制御の結果、周波数粗
調整OK信号と周波数微調整OK信号がともに”1”と
なり、位相制御領域となる。位相制御領域では基本的に
は第2のループフィルタ17の第2のD/A変換器18
への出力信号は変化しない。この位相制御領域になると
ループフィルタ制御回路21から指令され、第1のセレ
クタ57は定数0を選択する。また、タイミング制御回
路22から位相引き込みの必要なVFO部及びID部及
びデータ部の場合に出力するリードゲート信号(図5e
参照)がループフィルタ制御回路21に入力され、位相
比較器11は位相誤差信号の出力を開始し、第2のセレ
クタ58はループフィルタ制御回路21により制御され
る。ループフィルタ制御回路21は、タイミング制御回
路22から位相引き込みの必要なVFO部及びID部及
びデータ部の場合に出力するリードゲート信号に基づ
き、情報記録部82の終端部でのみ第2のセレクタ58
及び第3のセレクタ65を第1の遅延回路55の出力信
号値によって制御する。制御しないタイミングでは常に
定数0が選択されている。
調整OK信号と周波数微調整OK信号がともに”1”と
なり、位相制御領域となる。位相制御領域では基本的に
は第2のループフィルタ17の第2のD/A変換器18
への出力信号は変化しない。この位相制御領域になると
ループフィルタ制御回路21から指令され、第1のセレ
クタ57は定数0を選択する。また、タイミング制御回
路22から位相引き込みの必要なVFO部及びID部及
びデータ部の場合に出力するリードゲート信号(図5e
参照)がループフィルタ制御回路21に入力され、位相
比較器11は位相誤差信号の出力を開始し、第2のセレ
クタ58はループフィルタ制御回路21により制御され
る。ループフィルタ制御回路21は、タイミング制御回
路22から位相引き込みの必要なVFO部及びID部及
びデータ部の場合に出力するリードゲート信号に基づ
き、情報記録部82の終端部でのみ第2のセレクタ58
及び第3のセレクタ65を第1の遅延回路55の出力信
号値によって制御する。制御しないタイミングでは常に
定数0が選択されている。
【0052】位相誤差信号が第1のループフィルタ12
に入力されると、第1の乗算器51は位相誤差信号と定
数Aを乗算し出力する。第2の乗算器52は位相誤差信
号と定数Bを乗算し出力する。第1の加算器53は第2
の乗算器52の出力信号と第4の加算器59からの定数
0を加算し、出力する。第2の加算器54は第1の加算
器53の出力信号と第2の加算器54の出力を遅延させ
た信号とを加算し出力する。第1の遅延回路55は第2
の加算器54の出力信号を遅延させ出力する。第3の加
算器56は第1の乗算器51の出力信号と第1の遅延回
路55の出力信号とを加算し出力する。この出力信号は
第1のD/A変換器13に入力され、第1のD/A変換
器13は入力されたデジタル信号をアナログ電圧に変換
して出力する。VCO19にはこの第1のD/A変換器
13と周波数・位相制御領域の終了とともにホールドさ
れた第2のループフィルタ17のデジタル出力信号を第
2のD/A変換器18を介してアナログ電圧に変換した
アナログ信号が入力される。
に入力されると、第1の乗算器51は位相誤差信号と定
数Aを乗算し出力する。第2の乗算器52は位相誤差信
号と定数Bを乗算し出力する。第1の加算器53は第2
の乗算器52の出力信号と第4の加算器59からの定数
0を加算し、出力する。第2の加算器54は第1の加算
器53の出力信号と第2の加算器54の出力を遅延させ
た信号とを加算し出力する。第1の遅延回路55は第2
の加算器54の出力信号を遅延させ出力する。第3の加
算器56は第1の乗算器51の出力信号と第1の遅延回
路55の出力信号とを加算し出力する。この出力信号は
第1のD/A変換器13に入力され、第1のD/A変換
器13は入力されたデジタル信号をアナログ電圧に変換
して出力する。VCO19にはこの第1のD/A変換器
13と周波数・位相制御領域の終了とともにホールドさ
れた第2のループフィルタ17のデジタル出力信号を第
2のD/A変換器18を介してアナログ電圧に変換した
アナログ信号が入力される。
【0053】VCO19はこの2つのアナログ入力電圧
を加算し、この加算値に対応した周波数のクロックを生
成する。このVCO19の生成するクロックが分周器2
0で所望の分周比で分周されチャネルクロックとしてA
/D変換器8に入力され、位相誤差信号が0になるよう
に制御され、データに位相ロックしたチャネルクロック
が生成される。このチャネルクロックに同期したデジタ
ル信号がA/D変換器8から出力され、後段のデジタル
信号処理回路(図示せず)へ入力される。ここで、VC
O19では第1のD/A変換器13と第2のD/A変換
器18の出力である2つのアナログ電圧を加算している
が、これは1つの入力電圧に対してそれに見合う周波数
のクロックを出力するためであり、いずれか一方の出力
を選択するだけでは、所望の周波数が得られない。即
ち、第1のD/A変換器13の出力だけでは周波数制御
ができず、また、第2のD/A変換器18の出力だけだ
と位相制御ができないことによる。
を加算し、この加算値に対応した周波数のクロックを生
成する。このVCO19の生成するクロックが分周器2
0で所望の分周比で分周されチャネルクロックとしてA
/D変換器8に入力され、位相誤差信号が0になるよう
に制御され、データに位相ロックしたチャネルクロック
が生成される。このチャネルクロックに同期したデジタ
ル信号がA/D変換器8から出力され、後段のデジタル
信号処理回路(図示せず)へ入力される。ここで、VC
O19では第1のD/A変換器13と第2のD/A変換
器18の出力である2つのアナログ電圧を加算している
が、これは1つの入力電圧に対してそれに見合う周波数
のクロックを出力するためであり、いずれか一方の出力
を選択するだけでは、所望の周波数が得られない。即
ち、第1のD/A変換器13の出力だけでは周波数制御
ができず、また、第2のD/A変換器18の出力だけだ
と位相制御ができないことによる。
【0054】また、ループフィルタ制御回路21は、タ
イミング制御回路22から出力するリードゲート信号に
基づき、情報記録部82の終端部(第2のガード領域9
0に相当する)になると次の動作を行う。第1の遅延回
路55から入力される信号値が第1のD/A変換器13
のダイナミックレンジの中心の±1/4からはずれてい
るかどうか(図8参照)を判断し、プラス側にはずれた
ときは第3のセレクタ65に指令を送り、第3のセレク
タ65は定数+1を選択し、第2のD/A変換器18へ
の出力値を1段階周波数の高い方にあげる。これに伴
い、第2のセレクタ58にも指令を送り、定数−30が
選択され、第1のD/A変換器13への出力値を30段
階周波数の低い方に下げる。このトータルの動作によ
り、この一連の制御前と制御後で、VCO19の発振周
波数は同じになる。
イミング制御回路22から出力するリードゲート信号に
基づき、情報記録部82の終端部(第2のガード領域9
0に相当する)になると次の動作を行う。第1の遅延回
路55から入力される信号値が第1のD/A変換器13
のダイナミックレンジの中心の±1/4からはずれてい
るかどうか(図8参照)を判断し、プラス側にはずれた
ときは第3のセレクタ65に指令を送り、第3のセレク
タ65は定数+1を選択し、第2のD/A変換器18へ
の出力値を1段階周波数の高い方にあげる。これに伴
い、第2のセレクタ58にも指令を送り、定数−30が
選択され、第1のD/A変換器13への出力値を30段
階周波数の低い方に下げる。このトータルの動作によ
り、この一連の制御前と制御後で、VCO19の発振周
波数は同じになる。
【0055】一方マイナス側にはずれたときは第3のセ
レクタ65に指令を送り、第3のセレクタ65は定数−
1を選択し、第2のD/A変換器18への出力値を1段
階周波数の低い方に下げる。これに伴い、第2のセレク
タ58にも指令を送り、定数+30が選択され、第1の
D/A変換器13への出力値を30段階周波数の高い方
にあげる。このトータルの動作により、この一連の制御
前と制御後で、VCO19の発振周波数は同じになる。
レクタ65に指令を送り、第3のセレクタ65は定数−
1を選択し、第2のD/A変換器18への出力値を1段
階周波数の低い方に下げる。これに伴い、第2のセレク
タ58にも指令を送り、定数+30が選択され、第1の
D/A変換器13への出力値を30段階周波数の高い方
にあげる。このトータルの動作により、この一連の制御
前と制御後で、VCO19の発振周波数は同じになる。
【0056】位相制御領域にあって、かつ情報記録部8
2にデータが存在しない場合、位相比較器11は位相比
較するデータがないので、位相誤差信号を出すことがで
きない。しかし、シーク直後などは周波数制御領域、周
波数位相制御領域を終了し、位相制御領域になっても大
体の場合、モータの回転制御は終了しておらず再生周波
数は連続的に変化する。情報記録部82にデータが存在
する場合は、上記の説明の動作をすれば、モータの回転
制御が終了していなくても、位相制御ループで周波数の
追従は行われ、情報記録部82の終端部でD/A変換器
のダイナミックレンジの調整が行われるので位相制御領
域が連続的に保たれる。
2にデータが存在しない場合、位相比較器11は位相比
較するデータがないので、位相誤差信号を出すことがで
きない。しかし、シーク直後などは周波数制御領域、周
波数位相制御領域を終了し、位相制御領域になっても大
体の場合、モータの回転制御は終了しておらず再生周波
数は連続的に変化する。情報記録部82にデータが存在
する場合は、上記の説明の動作をすれば、モータの回転
制御が終了していなくても、位相制御ループで周波数の
追従は行われ、情報記録部82の終端部でD/A変換器
のダイナミックレンジの調整が行われるので位相制御領
域が連続的に保たれる。
【0057】しかし、情報記録部82にデータが存在し
ない場合では位相誤差信号が出ないので、位相ループで
の周波数の追従は行われず、位相制御領域から周波数・
位相制御領域あるいは周波数制御領域に戻ってしまい、
連続的に位相制御領域を保つことが出来ない。そこで、
ループフィルタ制御回路21はタイミング制御回路22
から情報記録部82にデータがないことが伝達される
と、第1のセレクタ57に司令を送り、周波数誤差極性
判別回路60の出力信号を選択するように制御する。こ
の制御により、位相ループで周波数の追従が行われ、情
報記録部82の終端部でD/A変換器のダイナミックレ
ンジの調整が行われるので位相制御領域を連続的に保つ
ことが出来るようになる。
ない場合では位相誤差信号が出ないので、位相ループで
の周波数の追従は行われず、位相制御領域から周波数・
位相制御領域あるいは周波数制御領域に戻ってしまい、
連続的に位相制御領域を保つことが出来ない。そこで、
ループフィルタ制御回路21はタイミング制御回路22
から情報記録部82にデータがないことが伝達される
と、第1のセレクタ57に司令を送り、周波数誤差極性
判別回路60の出力信号を選択するように制御する。こ
の制御により、位相ループで周波数の追従が行われ、情
報記録部82の終端部でD/A変換器のダイナミックレ
ンジの調整が行われるので位相制御領域を連続的に保つ
ことが出来るようになる。
【0058】ここで、位相比較器11の第2の実施例に
ついて、図9及び図10を用いて説明する。図9は位相
比較器11の第2の実施例のブロック構成を示し、図1
0はその動作を説明するタイミング図である。図10の
各波形(A)から(J)は図9の(A)から(J)で示
す各部分の信号波形である。第1の遅延素子91はA/
D変換器8のデジタル出力信号(A)を1チャネルクロ
ックの期間だけ保持し、次のチャネルクロックで加算器
92及び第1のレジスタ95へ信号(B)を出力する。
加算器92は信号(A)と信号(B)とを加算し、符号
ビットである最上位ビットの信号(C)を出力する。第
2の遅延素子93は、信号(C)を1チャネルクロック
の期間だけ保持し、信号(G)を出力する。排他的論理
和素子94は、信号(C)と信号(G)の排他的論理和
で、ゼロクロス信号である信号(D)を出力する。第1
のレジスタ95は排他的論理和94からの信号(D)の
ハイレベル“1”の部分で第1の遅延素子91の出力信
号(B)を保持する。その後、信号(D)が“1”にな
る毎に、即ち、ゼロクロスポイントごとに更新される。
ついて、図9及び図10を用いて説明する。図9は位相
比較器11の第2の実施例のブロック構成を示し、図1
0はその動作を説明するタイミング図である。図10の
各波形(A)から(J)は図9の(A)から(J)で示
す各部分の信号波形である。第1の遅延素子91はA/
D変換器8のデジタル出力信号(A)を1チャネルクロ
ックの期間だけ保持し、次のチャネルクロックで加算器
92及び第1のレジスタ95へ信号(B)を出力する。
加算器92は信号(A)と信号(B)とを加算し、符号
ビットである最上位ビットの信号(C)を出力する。第
2の遅延素子93は、信号(C)を1チャネルクロック
の期間だけ保持し、信号(G)を出力する。排他的論理
和素子94は、信号(C)と信号(G)の排他的論理和
で、ゼロクロス信号である信号(D)を出力する。第1
のレジスタ95は排他的論理和94からの信号(D)の
ハイレベル“1”の部分で第1の遅延素子91の出力信
号(B)を保持する。その後、信号(D)が“1”にな
る毎に、即ち、ゼロクロスポイントごとに更新される。
【0059】第2のレジスタ96は排他的論理和素子9
4からの信号(D)の“1”の部分で第1のレジスタ9
5の出力信号(E)を保持する。その後、第1のレジス
タ95と同様に、信号(D)が“1”になる毎に、即
ち、ゼロクロスポイントごとに更新される。第1のセレ
クタ97は第2の遅延素子93の出力信号(G)により
制御され、信号(G)が“0”のときは第1のレジスタ
95の出力信号(E)を選択し、信号(G)が“1”の
ときは第2のレジスタ96の出力信号(F)を選択し、
信号(H)を出力する。第2のセレクタ98は第2の遅
延素子93の出力信号(G)により制御され、信号
(G)が“0”のときは第2のレジスタ96の出力信号
(F)を選択し、信号(G)が“1”のときは第1のレ
ジスタ95の出力信号(E)を選択し、信号(I)を出
力する。減算器99は、第1のセレクタ97の出力信号
から第2のセレクタ98の出力信号を減算し、位相誤差
信号(J)が得られる。即ち、1つ手前のゼロクロスポ
イントを基準にして、位相が進んでいるときはマイナス
の値が、位相が遅れているときはプラスの値が出力され
る。
4からの信号(D)の“1”の部分で第1のレジスタ9
5の出力信号(E)を保持する。その後、第1のレジス
タ95と同様に、信号(D)が“1”になる毎に、即
ち、ゼロクロスポイントごとに更新される。第1のセレ
クタ97は第2の遅延素子93の出力信号(G)により
制御され、信号(G)が“0”のときは第1のレジスタ
95の出力信号(E)を選択し、信号(G)が“1”の
ときは第2のレジスタ96の出力信号(F)を選択し、
信号(H)を出力する。第2のセレクタ98は第2の遅
延素子93の出力信号(G)により制御され、信号
(G)が“0”のときは第2のレジスタ96の出力信号
(F)を選択し、信号(G)が“1”のときは第1のレ
ジスタ95の出力信号(E)を選択し、信号(I)を出
力する。減算器99は、第1のセレクタ97の出力信号
から第2のセレクタ98の出力信号を減算し、位相誤差
信号(J)が得られる。即ち、1つ手前のゼロクロスポ
イントを基準にして、位相が進んでいるときはマイナス
の値が、位相が遅れているときはプラスの値が出力され
る。
【0060】図11は位相比較器11の第3の実施例の
ブロック構成を示し、図12はその動作を説明するタイ
ミング図である。第2の実施例と異なる点は、第2の遅
延素子93へ入力する符号ビットがA/D変換器8のデ
ジタル出力信号(A)の最上位ビットとなり、第1のレ
ジスタ95への入力が、加算器92の出力になっている
点である。動作もほぼ同じであり、結果としてA/D変
換器8でサンプリングするポイントが、第2の実施例と
位相が180度ずれたところでPLLがロックするよう
になる。
ブロック構成を示し、図12はその動作を説明するタイ
ミング図である。第2の実施例と異なる点は、第2の遅
延素子93へ入力する符号ビットがA/D変換器8のデ
ジタル出力信号(A)の最上位ビットとなり、第1のレ
ジスタ95への入力が、加算器92の出力になっている
点である。動作もほぼ同じであり、結果としてA/D変
換器8でサンプリングするポイントが、第2の実施例と
位相が180度ずれたところでPLLがロックするよう
になる。
【0061】図13は本発明の光ディスク再生装置の変
形例を示し、図14はそのときの周波数比較器16の変
形例の構成を示す。これは、DVDROMディスク等の
ディスクに蛇行溝のないディスクの再生を説明するため
の実施例である。図1及び図4に示す第1の実施例と異
なるところは、ウォブル2値化回路14とウォブルフィ
ルタ15がSYNC検出回路200に置き換わった点
と、第1のカウンタ71が除去されて、SYNC検出回
路200から直接に第2のカウンタ72に入力される点
である。
形例を示し、図14はそのときの周波数比較器16の変
形例の構成を示す。これは、DVDROMディスク等の
ディスクに蛇行溝のないディスクの再生を説明するため
の実施例である。図1及び図4に示す第1の実施例と異
なるところは、ウォブル2値化回路14とウォブルフィ
ルタ15がSYNC検出回路200に置き換わった点
と、第1のカウンタ71が除去されて、SYNC検出回
路200から直接に第2のカウンタ72に入力される点
である。
【0062】この変形例では、SYNC検出回路200
は、A/D変換器8のデジタル出力信号からデータ復調
のための同期信号を検出し、その検出ごとにパルスを出
力する。第2のカウンタ72は、このパルスの周期をチ
ャネルクロックでカウントし、例えばDVDROMディ
スクの同期信号の周期は1488チャネルクロックであ
り、その他の動作は第1の実施例と同じように周波数制
御を行う。
は、A/D変換器8のデジタル出力信号からデータ復調
のための同期信号を検出し、その検出ごとにパルスを出
力する。第2のカウンタ72は、このパルスの周期をチ
ャネルクロックでカウントし、例えばDVDROMディ
スクの同期信号の周期は1488チャネルクロックであ
り、その他の動作は第1の実施例と同じように周波数制
御を行う。
【0063】なお、この同期信号の周期をカウントする
ほかに、A/D変換器8のデジタル出力信号の最小周波
数の信号や最大周波数の信号が所望のカウント数になる
ように周波数制御を行ってもよく、また併用してもよ
い。即ち、上記周波数制御では、上記上記A/D変換器
でデジタル化された読み取り信号に含まれる最小周波数
の信号と最大周波数の信号とのいずれか一方またはそれ
らの組合せ、または上記上記A/D変換器でデジタル化
された読み取り信号に含まれる同期信号の出現する周期
と、PLLクロック発生手段からの出力クロックとの周
波数誤差データを算出し、周波数誤差信号を生成するこ
とも可能である。
ほかに、A/D変換器8のデジタル出力信号の最小周波
数の信号や最大周波数の信号が所望のカウント数になる
ように周波数制御を行ってもよく、また併用してもよ
い。即ち、上記周波数制御では、上記上記A/D変換器
でデジタル化された読み取り信号に含まれる最小周波数
の信号と最大周波数の信号とのいずれか一方またはそれ
らの組合せ、または上記上記A/D変換器でデジタル化
された読み取り信号に含まれる同期信号の出現する周期
と、PLLクロック発生手段からの出力クロックとの周
波数誤差データを算出し、周波数誤差信号を生成するこ
とも可能である。
【0064】また、上記変形例では、第1の実施例にお
ける第1および第2のループフィルタ12と17とルー
プフィルタ制御回路21の動作についても基本的には同
じであるが、DVDROMディスクなどはセクタとセク
タ間に信号の切れ目がないので、第1のD/A変換器1
3の出力や第2のD/A変換器18の出力、またはVC
O19での上記2つのD/A変換器の加算出力などに、
ローパスフィルタを入れるなどの処理を行い、ループフ
ィルタ制御後にPLLのロックが外れないように設定す
れば、連続再生に支障なくジッターフリー再生が可能で
ある。
ける第1および第2のループフィルタ12と17とルー
プフィルタ制御回路21の動作についても基本的には同
じであるが、DVDROMディスクなどはセクタとセク
タ間に信号の切れ目がないので、第1のD/A変換器1
3の出力や第2のD/A変換器18の出力、またはVC
O19での上記2つのD/A変換器の加算出力などに、
ローパスフィルタを入れるなどの処理を行い、ループフ
ィルタ制御後にPLLのロックが外れないように設定す
れば、連続再生に支障なくジッターフリー再生が可能で
ある。
【0065】以上説明したように本発明によれば、前段
のアナログ回路によって発生されるオフセット電圧をA
/D変換器8のアナログ入力でキャンセルすることが出
来るのでA/D変換器8のダイナミックレンジを有効に
使用することが出来る。
のアナログ回路によって発生されるオフセット電圧をA
/D変換器8のアナログ入力でキャンセルすることが出
来るのでA/D変換器8のダイナミックレンジを有効に
使用することが出来る。
【0066】また、粗い周波数分解能を持つ第2のD/
A変換器18と細かい周波数分解能を持つ第1のD/A
変換器13とを周波数制御と位相制御で工夫して信号処
理することにより、デジタルPLLでありながら、安価
な2つのD/A変換器で広範囲な動作周波数を精度よく
再生することが出来る。また、トラッキング制御さえか
かっていれば十分な信号が得られるウォブル2値化信号
を周波数制御に使用し、第1のD/A変換器13と第2
のD/A変換器18のダイナミックレンジをデータ再生
に問題のない時刻、例えば、再生信号の途切れたガード
領域に相当するタイミングで加算減算処理を行うように
制御することにより、モータのCLV制御が制定するま
えから、周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制
御で連続的にデータにロックしたクロックを生成するこ
とができ、シークタイムを大幅に短縮できる。
A変換器18と細かい周波数分解能を持つ第1のD/A
変換器13とを周波数制御と位相制御で工夫して信号処
理することにより、デジタルPLLでありながら、安価
な2つのD/A変換器で広範囲な動作周波数を精度よく
再生することが出来る。また、トラッキング制御さえか
かっていれば十分な信号が得られるウォブル2値化信号
を周波数制御に使用し、第1のD/A変換器13と第2
のD/A変換器18のダイナミックレンジをデータ再生
に問題のない時刻、例えば、再生信号の途切れたガード
領域に相当するタイミングで加算減算処理を行うように
制御することにより、モータのCLV制御が制定するま
えから、周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制
御で連続的にデータにロックしたクロックを生成するこ
とができ、シークタイムを大幅に短縮できる。
【0067】なお、本実施例で使用した定数、例えば、
D/A変換器の周波数分解能、分周器の分周比、周波数
比較器のエラー判定器での周波数OK、NGの判定数値
などは、本実施例で説明した数値に限定されるものでは
ない。
D/A変換器の周波数分解能、分周器の分周比、周波数
比較器のエラー判定器での周波数OK、NGの判定数値
などは、本実施例で説明した数値に限定されるものでは
ない。
【0068】また、本実施例では電圧制御型発振器(V
CO)を用いて説明したが、電流制御型発振器であって
もよいことは言うまでもない。
CO)を用いて説明したが、電流制御型発振器であって
もよいことは言うまでもない。
【0069】また、本実施例では記録案内溝が周期的に
蛇行しているセクターフォーマットの光ディスクの再生
に関してのみ説明したが、CDディスク、DVDROM
ディスクなどの再生にも適用できる。
蛇行しているセクターフォーマットの光ディスクの再生
に関してのみ説明したが、CDディスク、DVDROM
ディスクなどの再生にも適用できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるディス
ク再生装置は前段のアナログ回路によって発生されるオ
フセット電圧をA/D変換器のアナログ入力でキャンセ
ルすることが出来るのでA/D変換器のダイナミックレ
ンジを有効に使用することが出来る。
ク再生装置は前段のアナログ回路によって発生されるオ
フセット電圧をA/D変換器のアナログ入力でキャンセ
ルすることが出来るのでA/D変換器のダイナミックレ
ンジを有効に使用することが出来る。
【0071】また、粗い周波数分解能を持つD/A変換
器と細かい周波数分解能を持つD/A変換器とを周波数
制御と位相制御で工夫して信号処理することにより、デ
ジタルPLLでありながら、安価な2つのD/A変換器
で広範囲な動作周波数を精度よく再生することが出来
る。また、トラッキング制御さえかかっていれば十分な
信号が得られるウォブル信号を周波数制御に使用し、粗
い周波数分解能を持つD/A変換器と細かい周波数分解
能を持つD/A変換器のダイナミックレンジをデータ再
生に問題のない時刻に制御することにより、モータのC
LV制御が設定されるまえから、周波数制御で周波数を
高速に引き込み、位相制御で連続的にデータにロックし
たクロックを生成することができ、シークタイムを大幅
に短くすることができる。
器と細かい周波数分解能を持つD/A変換器とを周波数
制御と位相制御で工夫して信号処理することにより、デ
ジタルPLLでありながら、安価な2つのD/A変換器
で広範囲な動作周波数を精度よく再生することが出来
る。また、トラッキング制御さえかかっていれば十分な
信号が得られるウォブル信号を周波数制御に使用し、粗
い周波数分解能を持つD/A変換器と細かい周波数分解
能を持つD/A変換器のダイナミックレンジをデータ再
生に問題のない時刻に制御することにより、モータのC
LV制御が設定されるまえから、周波数制御で周波数を
高速に引き込み、位相制御で連続的にデータにロックし
たクロックを生成することができ、シークタイムを大幅
に短くすることができる。
【図1】本発明の一実施例における光ディスク再生装置
のブロック図
のブロック図
【図2】第1のループフィルタ12と第2のループフィ
ルタ17の構成を詳しく説明するためのブロック図
ルタ17の構成を詳しく説明するためのブロック図
【図3】位相比較器11の構成を示すブロック図
【図4】周波数比較器16の構成を示すブロック図
【図5】本実施例の動作を説明するタイミング図および
構成図
構成図
【図6】DVD−RAM部のセクターフォーマットの概
略構成を示す説明図
略構成を示す説明図
【図7】本実施例でのPLLの引き込み動作を説明する
タイミングチャート
タイミングチャート
【図8】第1のD/A変換器13の出力ダイナミックレ
ンジを説明する線図
ンジを説明する線図
【図9】位相比較器11の別の構成を示すブロック図
【図10】図9に示す位相比較器の動作を説明するタイ
ミング図
ミング図
【図11】位相比較器11のさらに別の構成を示すブロ
ック図
ック図
【図12】図11に示す位相比較器の動作を説明するタ
イミング図
イミング図
【図13】本発明の第2の実施例における光ディスク再
生装置のブロック図
生装置のブロック図
【図14】本発明の第2の実施例における周波数比較器
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図15】アナログ方式のPLL回路を用いた従来のデ
ィスク再生装置の一例を示すブロック図
ィスク再生装置の一例を示すブロック図
【図16】デジタルPLL回路を用いた従来例を示すブ
ロック図
ロック図
【図17】ディスクのセクターフォーマットの概略構成
を示す説明図。
を示す説明図。
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 プリアンプ 4 オフセットキャンセル回路 5 AGC回路 6 イコライザ 7 差動増幅器 8 A/D変換器 9 オフセットコントロール回路 10 オフセットコントロール用のD/A変換器 11 位相比較器 12 第1のループフィルタ 13 第1のD/A変換器 14 ウォブル2値化回路 15 ウォブルフィルタ 16 周波数比較器 17 第2のループフィルタ 18 第2のD/A変換器 19 VCO 20 分周器 21 ループフィルタ制御回路 22 タイミング制御回路
Claims (14)
- 【請求項1】位相比較器と周波数比較器を組み込んだデ
ジタルPLLクロック発生手段を有し、ディスクから読
みとられた信号情報が、A/D変換器により上記PLL
クロック発生手段で生成されたクロックに同期してデジ
タル化され、上記クロックに同期した再生データを出力
するディスク装置において、 上記PLLクロック発生手段は、 上記A/D変換器の出力信号から位相誤差を算出して位
相制御を行う位相制御手段と、 上記読みとり信号から周波数誤差を算出して周波数制御
を行う周波数制御手段とを有し、 上記周波数誤差出力が所定レベルより大きいときには周
波数制御を行い、上記周波数誤差出力が所定レベル以下
になったときには位相制御を行い、上記誤差データが無
くなるようなクロックを出力することを特徴とするディ
スク装置。 - 【請求項2】上記位相制御手段は、上記A/D変換器か
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、 上記周波数制御手段は、上記ディスクからの読み取り信
号と上記PLLクロック発生手段からの出力クロックと
の周波数誤差データを算出し、周波数誤差信号を生成す
る周波数比較器と、該周波数誤差信号から不要な周波数
帯域の成分を除去する第2のループフィルタと、該第2
のループフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換
する第2のD/A変換器とを有し、周波数制御で周波数
を高速に引き込み、位相制御で連続的にデータにロック
したクロックを生成する請求項1記載のディスク装置。 - 【請求項3】上記位相制御手段は、上記A/D変換器か
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、 上記周波数制御手段は、上記A/D変換器でデジタル化
された読み取り信号に含まれる最小周波数の信号と最大
周波数の信号とのいずれか一方と上記PLLクロック発
生手段からの出力クロックとの周波数誤差データを算出
し、周波数誤差信号を生成する周波数比較器と、該周波
数誤差信号から不要な周波数帯域の成分を除去する第2
のループフィルタと、該第2のループフィルタの出力信
号をデジタル・アナログ変換する第2のD/A変換器と
を有し、周波数制御で周波数を高速に引き込み、位相制
御で連続的にデータにロックしたクロックを生成する請
求項1記載のディスク装置。 - 【請求項4】上記位相制御手段は、上記A/D変換器か
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、 上記周波数制御手段は、上記A/D変換器でデジタル化
された読み取り信号に含まれる最小周波数の信号と上記
PLLクロック発生手段からの出力クロックとの周波数
誤差データと、最大周波数の信号と上記PLLクロック
発生手段からの出力クロックとの周波数誤差データとの
組合せで周波数誤差データを算出し、周波数誤差信号を
生成する周波数比較器と、該周波数誤差信号から不要な
周波数帯域の成分を除去する第2のループフィルタと、
該第2のループフィルタの出力信号をデジタル・アナロ
グ変換する第2のD/A変換器とを有し、周波数制御で
周波数を高速に引き込み、位相制御で連続的にデータに
ロックしたクロックを生成する請求項1記載のディスク
装置。 - 【請求項5】上記位相制御手段は、上記A/D変換器か
ら出力された上記デジタル化された読みとり信号から位
相誤差を算出して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相比較器の位相誤差信号から不要な周波数帯域
の成分を除去する第1のループフィルタと、該第1のル
ープフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換する
第1のD/A変換器を有し、 上記周波数制御手段は、上記A/D変換器でデジタル化
された読み取り信号に含まれる同期信号の出現する周期
と上記PLLクロック発生手段からの出力クロックとの
周波数誤差データを算出し、周波数誤差信号を生成する
周波数比較器と、該周波数誤差信号から不要な周波数帯
域の成分を除去する第2のループフィルタと、該第2の
ループフィルタの出力信号をデジタル・アナログ変換す
る第2のD/A変換器とを有し、周波数制御で周波数を
高速に引き込み、位相制御で連続的にデータにロックし
たクロックを生成する請求項1記載のディスク装置。 - 【請求項6】上記位相比較器は、上記デジタル化された
読みとり信号のゼロクロスポイントを抽出し、連続する
2つのゼロクロスポイントのサンプル値から位相誤差を
算出する請求項2、3、4または5に記載のディスク装
置。 - 【請求項7】上記位相比較器は、上記デジタル化された
読みとり信号のゼロクロスポイントを抽出し、その前後
の2つのサンプル値から位相誤差を算出する請求項2、
3、4または5に記載のディスク装置。 - 【請求項8】上記位相比較器は、上記デジタル化された
読みとり信号のゼロクロスポイントを抽出し、その前後
の2つのサンプル値を加算し、連続する2つのゼロクロ
スポイントの前記加算値から位相誤差を算出する請求項
2、3、4または5に記載のディスク装置。 - 【請求項9】上記PLLクロック発生手段は、 上記第1のD/A変換器と上記第2のD/A変換器の出
力信号に応じた周波数のクロックを生成するクロック発
生器と、上記第1のループフィルタの出力信号を監視
し、所定の値を上回ったときは、上記第2のループフィ
ルタに所定の値を加算すると同時に上記第1のループフ
ィルタから所定の値を減算し、また上記第1のループフ
ィルタの出力信号が所定の値を下回ったときは、上記第
2のループフィルタから所定の値を減算すると同時に上
記第1のループフィルタに所定の値を加算するように制
御するループフィルタ制御手段とを備えた請求項2、
3、4または5に記載のディスク装置。 - 【請求項10】上記ディスクに形成された記録案内溝が
周期的に蛇行しているセクターフォーマット構成であ
り、該ディスクからの読みとり信号から上記案内溝の周
期に対応した信号を検出するプリアンプと、前記プリア
ンプの出力信号を2値化する2値化回路とを備えた請求
項1記載のディスク装置。 - 【請求項11】前記ループフィルタ制御手段は、前記第
1及び第2のループフィルタに前記加算減算処理を施し
たとき、前記クロック発生器の生成するクロックの周波
数が加算減算処理の前後でほぼ等しくなるように制御す
ることを特徴とする請求項9記載のディスク装置。 - 【請求項12】前記ループフィルタ制御手段は、再生信
号の途切れたタイミングで前記加算減算処理を行うよう
に制御することを特徴とする請求項9記載のディスク装
置。 - 【請求項13】前記ループフィルタ制御手段は、ディス
クの未記録領域では前記周波数比較器の出力信号に応じ
て前記第1のループフィルタに加算減算処理するように
制御することを特徴とする請求項9記載のディスク装
置。 - 【請求項14】ディスクからの読みとり信号のオフセッ
トを補正する差動増幅器と、前記差動増幅器の出力信号
をアナログ・デジタル変換するA/D変換器と、前記A
/D変換器の出力信号のDC成分を抽出するDC成分算
出手段と、前記DC成分算出手段の出力をデジタル・ア
ナログ変換するD/A変換器とを備え、前記D/A変換
器の出力を前記差動増幅器に入力し、前記A/D変換器
に入力する信号のDCレベルをA/D変換器の変換レベ
ルのほぼ中点に制御するオフセット制御ループを有する
ことを特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11207601A JP2000100083A (ja) | 1998-07-23 | 1999-07-22 | ディスク装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20742898 | 1998-07-23 | ||
JP10-207428 | 1998-07-23 | ||
JP11207601A JP2000100083A (ja) | 1998-07-23 | 1999-07-22 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000100083A true JP2000100083A (ja) | 2000-04-07 |
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ID=26516242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11207601A Withdrawn JP2000100083A (ja) | 1998-07-23 | 1999-07-22 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000100083A (ja) |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080514 |