JP2000099854A - 個室又は階段最下部における事故検知装置 - Google Patents

個室又は階段最下部における事故検知装置

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JP2000099854A
JP2000099854A JP11192588A JP19258899A JP2000099854A JP 2000099854 A JP2000099854 A JP 2000099854A JP 11192588 A JP11192588 A JP 11192588A JP 19258899 A JP19258899 A JP 19258899A JP 2000099854 A JP2000099854 A JP 2000099854A
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Sakae Toyoda
栄 豊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室、トイレ等の個室又は階段最下部におい
て、人体に事故が発生したことを自動で検知し、通報す
る事故検知装置の提供である。 【解決手段】浴槽1に、人体Mのみを検出する人体検出
センサS1 を取付け、該センサS1が人体Mを検出する
と同時に異常信号出力タイマTを作動させ、前記異常信
号出力タイマTの設定時間を超えても、なお前記人体異
常検出センサS1 が人体Mを検出している場合に、異常
通報ブザーB及び異常表示ランプL等の異常通報手段を
作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室、トイレ、寝
室等の個室又は階段最下部において人体に事故が発生し
たことを検知するための装置であって、更に詳しくは、
事故の発生を検知すると共に、その異常を通報するため
の異常通報手段を備えた事故検知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の浴室内の安全設備は、浅い浴槽、
浴槽の手すり、洗い場の非常ブザーのように、本人が動
作可能であることを前提として設けられたものである。
このため、死因のうちで最も多いとされる浴槽内での心
臓発作、睡眠等による溺死のように、本人が動作不能の
場合の事故に対してはほとんど効果が奏されない。ま
た、トイレ、寝室には上記した安全設備が設けられてお
らず、階段は手すりが設けられているか、或いは最下部
まで落下しないように4〜5段で踊り場が設けられてい
る程度である。このような場所で事故が発生して本人が
動作不能になった場合、それを第三者に通報すること、
或いは第三者がその事故に気付くことは極めて困難であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、浴室、トイレ、寝室等の個室又は階段最下
部において、異常が発生して動作不能になった状態の人
体が自動で検知され、その事故が第三者に通報されるよ
うにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、個室において人体に事故が発生したことを
検知するための装置であって、個室内において人体が目
的姿勢になったことを検出するために設けられた人体検
出センサと、前記センサが人体を検出すると同時に作動
し、設定時間を経過した場合に異常信号を出力すると共
に、前記設定時間内に人体を検出しなくなった場合にリ
セットされる異常信号出力タイマと、前記異常信号によ
り作動される異常通報手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0005】そして、更に、前記人体検出センサが人体
を検出した際に作動し、人体内の状態を計測し、その計
測値が予め設定された上・下限値を超えた際に異常信号
を発する体内計測センサを備えていることを特徴として
いる。
【0006】個室内の所定位置に、人体を検出するため
の人体検出センサが設けられている。人体が目的姿勢に
入ったことが検出されると、異常信号出力タイマが作動
する。このタイマの設定時間が経過しても前記センサが
人体を検出したままであると、人体に何らかの異常が発
生したものと解されて異常信号が出力される。この信号
によってブザーが鳴る、ランプが点滅する等の異常通報
手段が実行される。設定時間内に前記センサが人体を検
出しなくなれば、前記タイマの作動はリセットされる。
更に、体内計測センサを備えている場合、人体内の状
態、例えば体温、心拍数等が計測される。この計測値
が、予め設定された上・下限値を超えた際に、人体に何
らかの異常が発生したものと解されて異常信号が発せら
れる。体内計測センサからの異常信号は、人体検出セン
サの異常信号出力タイマが作動している間でも、優先的
に発せられる。
【0007】階段の最下部近傍に、人体を検出するため
の人体検出センサが設けられている。階段最下部におい
て人体が検出されると、異常信号出力タイマが作動す
る。このタイマの設定時間が経過しても前記センサが人
体を検出したままであると、階段最下部において事故が
発生したものと解されて異常信号が出力される。この信
号によってブザーが鳴る、ランプが点滅する等の異常通
報手段が実行される。設定時間内に前記センサが人体を
検出しなくなれば、前記タイマの作動はリセットされ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例の事故検
知装置が浴槽1に設置された状態の断面図、図2は第1
実施例の事故検知装置の電気回路図、図3は人体検出セ
ンサS1 の電気回路図、図4は第1実施例の事故検知装
置の作用を示すフローチャートである。本明細書では、
主に浴室における事故検知装置として説明する。図1に
示されるように、浴槽1において人体Mと相対向する部
分には、人体検出センサS1 が取付けられている。
【0009】最初に、第1実施例の事故検知装置の電気
回路について説明する。図2に示されるように、この電
気回路は、商用の100V交流電源によって作動され
る。人体検出センサS1 が人体Mから放射される赤外線
Wを検知することにより、人体検出スイッチSW1 が閉
じられる。異常信号出力タイマTが作動し、設定時間が
カウントされる。前記異常信号出力タイマTが設定時間
をカウントすると異常検出スイッチSW2 が閉じられる
ため、それと直列に接続されている自己保持リレーRが
作動して、自己保持スイッチSW3 が閉じられ、自己保
持回路C1 が形成される。続いて、各種の異常通報手段
により、異常が通報される。即ち、異常表示ランプLが
点滅し、異常通報ブザーBが鳴る。発信機Hが設けられ
ている場合、該発信機Hから出力された異常信号が、無
線等を介して遠隔送信される。第三者は、外部でこの異
常信号を無線機等の受信手段によって受信することがで
きる。これらの異常通報手段は、前記自己保持回路C1
を備えているため、人為的にこの回路C1 が開かれるま
では、各異常通報手段によって異常の通報がなされる。
この状態は、リセットスイッチSW4 を押すことによっ
て解除される。
【0010】この人体検出センサS1 は焦電型赤外線セ
ンサであり、特定の波長域の赤外線のみを検出する。人
体Mから放射される赤外線は、一般に7μm〜14μm
の波長域に存している。そのため、前記焦電型赤外線セ
ンサによって、この波長域の赤外線Wのみを検出するこ
とによって、人体Mのみを検出することができる。この
人体検出センサS1 を使用して、人体Mを検出するため
の電気回路の一例を示す。図3に示されるように、直流
5Vの電源Vに接続された人体検出センサS1のセンサ
回路C2 と、該センサS1 から出力された信号が、交流
アンプ回路C3を構成するオペアンプ(演算増幅器)O
Pによって増幅され、交流信号となって出力される。こ
の信号が、各種の異常通報手段に伝達され、第三者に通
報される。
【0011】次に、本発明の第1実施例の事故検知装置
の作用について、図4を参照しながら説明する。人体M
が目的姿勢になったこと(この場合、人体Mが浴槽1に
入ったこと)が人体検出センサS1 によって検出される
と、異常信号出力タイマTが作動する。この人体検出セ
ンサS1 は、浴槽1に人体Mが入った場合に、必ずその
人体Mを検出できるように取付けられている。そして、
前記タイマTが設定時間のカウントを開始する。この場
合の設定時間は、例えば30分である。そして、この設
定時間は、任意の時間に変更可能である。設定時間内に
前記センサS1が人体Mを検出しなくなった場合、即
ち、設定時間内に人体Mが浴槽1から上がった場合に
は、異常信号出力タイマTのカウントが停止されると共
に、リセット(帰零)される。しかし、設定時間を超え
てもなお人体検出センサS1 が人体Mを検出している場
合、該人体Mに何らかの異常が生じて事故が発生したも
のと認められ、異常信号が出力され、各種の異常通報手
段が作動される。
【0012】次に、異常回避手段の一実施例として、浴
槽1内の湯Uを排出させるための装置について説明す
る。図1に示されるように、浴槽1の一方側の壁面1a
の内側近傍には排水栓2が設けられている。この排水栓
2には、鎖3が取付けられている。前記壁面1aの上部
には、前記鎖3を通すための連通孔4が設けられてい
る。この連通孔4の近傍には、ガイド用の鎖歯車5,6
が取付けられていて、各鎖歯車5,6に前記鎖3が掛装
されている。壁面1aの外側には、前記鎖3を巻き取る
ための減速機付モータである鎖巻取りモータ7が取付け
られている。この鎖巻取りモータ7は、前記鎖3が巻き
取られる鎖リール8に連結されている。鎖巻取りモータ
7を作動させると、鎖リール8が所定方向に回転され、
鎖3が巻き取られる。更に続いて鎖3を巻き取ると、排
水栓2が浴槽1の排水口9から外れ、浴槽1内の湯Uが
排水される。こうすることによって、入浴中の人体Mが
心臓発作を起こしたり、睡眠に陥ったりして動作不能の
状態で溺死することが防止される。壁面1aに設けられ
た連通孔4は、浴槽1における湯Uの上限よりも上方に
設けられているため、該連通孔4を介して湯Uが壁面1
aの外部に漏れることはない。通常の場合には、この鎖
3を引張ることにより、手動で排水栓2を持ち上げるこ
とができる。なお、図1において符号11は鎖3のカバ
ーである。
【0013】異常回避手段の別の実施例について説明す
る。図5に示されるように、浴槽1と風呂釜19とが2
本の給湯パイプ21,22によって連通されている。浴
槽1内の湯Uは、これらの給湯パイプ21,22を介し
て風呂釜19内を循環されることによって沸かされる。
下側の給湯パイプ22には、クーラント用電磁弁23を
介して排水パイプ24が取付けられている。このクーラ
ント用電磁弁23は公知のものであり、通常は弁(図示
せず)が閉じているが、通電時に弁が開いて湯Uを通過
させる構成である。前述した場合と同様に、設定時間を
超えてもなお人体検出センサS1 が人体Mを検出してい
る場合、該人体Mに何らかの異常が生じて事故が発生し
たものと認められ、前記クーラント用電磁弁23が通電
され、弁が開かれる。そして、浴槽1内の湯Uが、排水
パイプ24を介して排水される。こうすることによっ
て、入浴中の人体Mが心臓発作を起こしたり、睡眠に陥
ったりして動作不能の状態で溺死することが防止され
る。
【0014】次に、トイレにおける事故検知装置につい
て説明する。図6に示されるように、浴槽1における場
合と全く同様にして、トイレにおける側方の壁面に人体
検出センサS1 が取付けられている。該センサS1 によ
って、人体Mが目的姿勢になったこと(この場合、人体
Mが便器12に着席したこと)が検出される。人体M
が、異常信号出力タイマTの設定時間を超えても、なお
そのままの状態を保持している場合、人体Mに何らかの
異常が発生したことを意味するため、異常の通報がなさ
れる。この場合の設定時間は、例えば20分である。上
記人体検出センサS1 を壁面ではなく、便座等に取付け
ても構わない。
【0015】次に、寝室における事故検知装置について
説明する。図7に示されるように、寝室におけるベッド
13の側方の壁面に人体検出センサS1 が取付けられて
いる。該センサS1 によって、人体Mが目的姿勢になっ
たこと(この場合、人体Mがベッド13にて就寝したこ
と)が検出される。人体Mが、異常信号出力タイマTの
設定時間を超えても、なおそのままの状態を保持してい
る場合、人体Mに何らかの異常が発生したことを意味す
るため、異常の通報がなされる。この場合の設定時間
は、例えば8時間である。異常信号出力タイマTが設定
時間を超える前に、目覚し時計(図示せず)を作動させ
て、就寝している人体Mを起床させるようにしてもよ
い。
【0016】次に、階段14における事故検知装置につ
いて説明する。図8に示されるように、階段14の最下
段近傍の壁面に、人体検出センサS1 が取付けられてい
る。前記人体検出センサS1 は、階段14の最下部にう
ずくまった人体Mが確実に検出できる場所に取付けられ
ている。階段14を降りてくる人体Mが途中ですべった
りすると、階段14の最下部にうずくまった状態で停止
する。この状態の人体Mが人体検出センサS1 によって
検出され、異常信号出力タイマTの設定時間を超えても
なお前記人体Mが検出されると異常信号が出力され、異
常の通報がなされる。この場合の設定時間は、例えば2
分である。
【0017】次に、センサ設置場所表示パネルP(以
下、単に「表示パネルP」と記載する)について説明す
る。この表示パネルPは、図9に示されるように、住宅
における人体検出センサS1 の設置場所と、異常表示ラ
ンプL及び異常表示ブザーBが単一のパネルP内に設け
られたものである。この表示パネルPには、住宅の概略
間取りを表示する間取り図パネル15が取付けられてい
て、該パネル15には人体検出センサS1 が取り付けら
れている位置が示されている。即ち、該パネル15にお
いて人体検出センサS1 が設置されている部分の内部に
は、小型電球16が埋設されている。そして、前記間取
り図パネル15に隣接して、異常表示ランプLと異常通
報ブザーBとが設けられている。各人体検出センサS1
が人体Mを検知すると、異常信号出力タイマT(図2参
照)が作動される。前記タイマTの設定時間を超えても
なお人体検出センサS1 が人体Mを検出している場合、
異常信号が出力される。この信号により、前記間取り図
パネル15における所定の箇所の小型電球16が点灯さ
れる。同時に、異常表示ランプLが点滅し、異常通報ブ
ザーBが鳴る。こうすることによって、第三者は、異常
が発生したことと、その異常が住宅内のいずれの場所で
発生しているかを瞬時に見極めることができる。なお、
この表示パネルPには、図2におけるリセットスイッチ
SW4 に対応するリセットボタン17が設けられてい
る。このボタン17を操作することによって前記異常表
示ランプLの点滅、及び異常通報ブザーBの作動を停止
させることができる。
【0018】上記した異常信号を、無線等の送信手段に
よって遠隔送信させてもよい。図9に示されるように、
センサ設置場所表示パネルPには遠隔送信ボタン18が
設けられている。このボタン18を操作することによっ
て、前記異常信号が無線によって遠隔送信される。この
信号を、住宅外にいる第三者が受信装置によって受け取
ることによって、住宅内の異常を外部で知ることができ
る。また、この信号を携帯電話回線等の通信手段により
遠隔送信しても構わない。この場合、携帯電話によって
異常信号を受け取ることができる。更に、通常の電話回
線を介して警備会社と接続し、セキュリティシステムを
構成してもよい。
【0019】上記したように、本発明の第1実施例の事
故検知装置は、人体検出センサS1と異常信号出力タイ
マTとを組み合わせ、前記タイマTの設定時間を超えて
もなお前記センサS1 が人体Mを検出している場合に、
該人体Mに異常が発生したと解して異常通報手段を作動
させる構成である。しかも、設定時間内に前記センサS
1 が人体Mを検出しなくなれば、前記異常信号出力タイ
マTはリセットされる。前記異常信号出力タイマTの設
定時間は、前記人体検出センサS1 が設置される場所に
応じて、最適な時間に設定されることが望ましい。
【0020】次に、第2実施例の事故検知装置について
説明する。図10は本発明の第2実施例の事故検知装置
が、浴槽1に設置された状態の断面図、図11は第2実
施例の事故検知装置の電気回路図、図12は本発明の第
2実施例の事故検知装置が、トイレに設置された状態の
側面図、図13は同じく寝室に設置された状態の正面図
である。第2実施例の事故検知装置は、第1実施例の事
故検知装置に、人体M内の状態を計測するための体内計
測センサS2 を付加させたものである。体内計測センサ
2 について説明する。この体内計測センサS2 は、人
体Mが、前記人体検出センサS1 によって目的姿勢にな
ったことが検出されることによって作動し、前記人体M
内の状態(この実施例の場合、体温と心拍数)を計測す
るものである。この実施例の場合、前記体内計測センサ
2 は、図10に示されるように、浴槽1の底部に埋め
込み状態で取付けられていて、人体Mが目的姿勢になっ
たときに、該人体Mと接触する。
【0021】次に、第2実施例の事故検知装置の電気回
路図について説明する。ここでは、第1実施例の事故検
知装置と異なる部分についてのみ説明する。図11に示
されるように、第1自己保持スイッチSW3 と並列にし
て体内計測スイッチSW5 と自己保持リレーR’が配線
されている。この体内計測スイッチSW5 は、人体M内
の体内計測センサS2 によって作動するものであり、前
記体内計測センサS2によって計測された人体Mの体温
が、予め設定された上・下限値を超えた場合に一方側
(図面視における上側)のスイッチが閉じ、同じく人体
Mの心拍数が、予め設定された上・下限値を超えた場合
に他方側(図面視における下側)のスイッチが閉じる構
成である。更に、これらと並列にして自己保持スイッチ
SW6 が配線されている。前記体内計測センサS2 が人
体M内の異常を検知し、体内計測スイッチSW5 のうち
のいずれかのスイッチが閉じられると、自己保持リレー
R’が作動して、自己保持スイッチSW6 が閉じられ
る。そして、自己保持回路C1'が形成され、各種の異常
通報手段(異常表示ランプL、異常通報ブザーB)によ
り、異常が通報される。この状態は、リセットスイッチ
SW4 を押すことによって解除される。
【0022】次に、第2実施例の事故検知装置の作用に
ついて説明する。第2実施例の事故検知装置の作用は2
つあり、そのうちの1つの作用は、第1実施例の場合と
同様である。即ち、人体検出センサS1 によって人体M
が目的姿勢になったことが検出されると、体内計測セン
サS2 が作動し、異常信号出力タイマTが作動し、該タ
イマTの設定時間を超えても、なお人体検出センサS1
が人体Mを検出している場合、異常信号が出力され、各
種の異常通報手段が作動される。
【0023】次に、もう1つの作用について説明する。
図10に示されるように、人体検出センサS1 によって
人体Mが目的姿勢になったこと(この場合、人体Mが浴
槽1に入ったこと)が検出されると、体内計測センサS
2 が作動する。体内計測センサS2 が人体Mと接触し、
該人体M内の状態(心拍数)を連続的に、或いは間欠的
に計測し、その計測値が予め設定されている心拍数の上
・下限値を超えた場合、異常信号が出力される。このと
き、前記人体検出センサS1 の異常信号出力タイマTが
カウント中であっても、体内計測センサS2 の異常信号
が優先的に出力される。この異常信号が、図11に示さ
れるように、各種の異常通報手段(異常表示ランプL、
異常通報ブザーB)に伝達され、第三者に通報される。
こうすることにより、人体Mに何らかの事故が発生した
ことが、早期に発見される。
【0024】次に、第2実施例の事故検知装置を、トイ
レに取付けた場合について説明する。図12に示される
ように、トイレにおける側方の壁面に人体検出センサS
1 が取付けられていると共に、便器12に体内計測セン
サS2 が取付けられている。人体検出センサS1 によっ
て、人体Mが目的姿勢になったこと(この場合、人体M
が便器12に着席したこと)が検出されると共に、体内
計測センサS2 が作動し、人体M内の状態(体温、心拍
数)が連続的に、或いは間欠的に計測される。人体Mが
異常信号出力タイマTの設定時間を超えてもなおそのま
まの状態を保持していた場合、或いは、人体Mの体温、
心拍数が設定値の上・下限値を超えた場合、人体Mに何
らかの異常が発生したことを意味するため、異常の通報
がなされる。
【0025】次に、第2実施例の事故検知装置を、寝室
に取付けた場合について説明する。図13に示されるよ
うに、寝室におけるベッド13の側方の壁面に人体検出
センサS1 が取付けられていて、枕20に体内計測セン
サS2 が取付けられている。このときの作用は、第2実
施例の事故検知装置を浴室、或いはトイレに取付けた場
合とまったく同様である。
【0026】本明細書では、浴室、トイレ、寝室及び階
段14の最下部に人体検出センサS 1 を設置した場合に
ついて説明した。しかし、前記人体検出センサS1 、或
いは体内計測センサS2 が取付けられる場所は、上記以
外の場所であっても構わないことはもちろんである。ま
た、住宅以外の場所、例えば乗物の運転席や、その室内
トイレ等に設置しても構わない。
【0027】本明細書では、人体検出センサS1 の一例
として、焦電型赤外線センサの場合について説明した
が、これ以外のセンサでも構わない。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る事故検知装置は、人体検出
センサと、該センサが人体を検出すると同時に作動する
異常信号出力タイマと、前記人体の異常による事故の発
生を通報するための異常通報手段とから構成されてい
る。そのため、個室において目的姿勢になった人体に異
常が発生し、本人が動作不能になった状態が検知され
る。また、階段最下部において事故が発生し、本人が動
作不能になった状態が検知される。そして、それらの状
態が自動で第三者に通報されるので、例えば浴槽内で心
臓発作を起こしたり、睡眠に陥ったりして溺死する等の
事故を未然に防止することができる。
【0029】そして、上記した事故検知装置が、人体検
出センサが人体を検出した際に作動し、前記人体内の状
態を計測するための体内計測センサを備えている場合、
前記体内計測センサの計測値が予め設定された上・下限
値を超えた際に異常信号が発せられる。この異常信号
は、人体検出センサの異常信号出力タイマの作動中であ
っても、優先的に発せられる。このため、個室内におけ
る人体内の事故が迅速に通報され、事故の早期発見が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の事故検知装置が、浴槽1
に設置された状態の断面図である。
【図2】第1実施例の事故検知装置の電気回路図であ
る。
【図3】人体検出センサS1 の電気回路図である。
【図4】第1実施例の事故検知装置の作用を示すフロー
チャートである。
【図5】浴槽1における別の実施例の異常回避手段の断
面図である。
【図6】第1実施例の事故検知装置が、トイレに設置さ
れた状態の側面図である。
【図7】同じく寝室に設置された状態の正面図である。
【図8】同じく階段14の最下部に設置された状態の側
面図である。
【図9】センサ設置場所表示パネルPの正面図である。
【図10】本発明の第2実施例の事故検知装置が、浴槽
1に設置された状態の断面図である。
【図11】第2実施例の事故検知装置の電気回路図であ
る。
【図12】第2実施例の事故検知装置が、トイレに設置
された状態の側面図である。
【図13】同じく寝室に設置された状態の正面図であ
る。
【符号の説明】
B:異常通報ブザー(異常通報手段) H:発信機(異常通報手段) L:異常表示ランプ(異常通報手段) M:人体 P:センサ設置場所表示パネル S1 :人体検出センサ S2 :体内計測センサ T:異常信号出力タイマ 1:浴槽 2:排水栓 3:鎖 7:鎖巻取りモータ(異常回避手段) 9:排水口 23:クーラント用電磁弁(異常回避手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個室において人体に事故が発生したこと
    を検知するための装置であって、 個室内において人体が目的姿勢になったことを検出する
    ために設けられた人体検出センサと、 前記センサが人体を検出すると同時に作動し、設定時間
    を経過した場合に異常信号を出力すると共に、前記設定
    時間内に人体を検出しなくなった場合にリセットされる
    異常信号出力タイマと、 前記異常信号により作動される異常通報手段と、 を備えたことを特徴とする個室における事故検知装置。
  2. 【請求項2】 前記個室は浴室であり、浴槽の湯を排水
    するための異常回避手段を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の個室における事故検知装置。
  3. 【請求項3】 前記異常回避手段は、鎖巻取りモータに
    連結された浴槽の排水栓の鎖が、前記鎖巻取りモータの
    作動によって巻き取られることによって、浴槽の排水口
    が開かれる構成であることを特徴とする請求項2に記載
    の個室における事故検知装置。
  4. 【請求項4】 階段最下部において人体に事故が発生し
    たことを検知するための装置であって、 人体を検出するために階段の最下段近傍に設けられた人
    体検出センサと、 前記センサが人体を検出すると同時に作動し、設定時間
    を経過した場合に異常信号を出力すると共に、前記設定
    時間内に人体を検出しなくなった場合にリセットされる
    異常信号出力タイマと、 前記異常信号により作動される異常通報手段と、 を備えたことを特徴とする階段最下部における事故検知
    装置。
  5. 【請求項5】 前記人体検出センサの設置場所と、前記
    異常通報手段とが同時に表示されるセンサ設置場所表示
    パネルが設けられていることを特徴とする請求項1ない
    し4に記載の個室又は階段最下部における事故検知装
    置。
  6. 【請求項6】 前記異常信号が、無線等の送信手段によ
    って遠隔送信されることを特徴とする請求項1ないし5
    に記載の個室又は階段最下部における事故検知装置。
  7. 【請求項7】 前記人体検出センサが人体を検出した際
    に作動し、人体内の状態を計測し、その計測値が予め設
    定された上・下限値を超えた際に異常信号を発する体内
    計測センサを備えていることを特徴とする請求項1に記
    載の個室における事故検知装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133553A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Noritz Corp 浴室監視装置
JP2006350495A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Harada Denshi Kogyo Kk 閉所救急事態検出システム
JP2018164692A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 東京瓦斯株式会社 排水システム及び浴室システム
EP3537404A1 (en) * 2018-03-06 2019-09-11 Verisure Sàrl An alarm system and a method suitable for monitoring a home

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