JP2000099736A - 回路パターンを形成した基板または成形品の品質管理方法及び装置 - Google Patents

回路パターンを形成した基板または成形品の品質管理方法及び装置

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JP2000099736A
JP2000099736A JP10271871A JP27187198A JP2000099736A JP 2000099736 A JP2000099736 A JP 2000099736A JP 10271871 A JP10271871 A JP 10271871A JP 27187198 A JP27187198 A JP 27187198A JP 2000099736 A JP2000099736 A JP 2000099736A
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circuit pattern
molded product
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quality control
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Shingo Yuasa
信吾 湯浅
Kazuo Sawada
和男 澤田
Shinji Hatazawa
新治 畑澤
Tatsuo Sakai
龍雄 酒井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路パターンを形成した基板または成形品の
品質を自動的かつ連続的に測定して、製品品質の安定化
や向上を図る。 【解決手段】 回路パターン11を形成した基板または
成形品1を撮像した画像から得た特徴点の位置もしくは
特徴量に基づき、基板または成形品あるいはその上に形
成された回路パターンの設計値に対する精度を評価し、
その評価結果を工程条件の制御に用いる。画像処理装置
を用いて、回路パターンを形成した基板または成形品を
撮像して得られる画像の中から自動的に特徴点を抽出
し、大量生産された基板または成形、あるいはその上に
形成された回路パターンの面積・寸法あるいは位置精度
を全数にわたって測定することにより、その測定値の時
間的変動や、大量のデータ処理による精度の高い面積・
寸法あるいは位置の測定を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路パターンを形成
した基板または成形品の製品品質の安定化及び向上を図
るための品質管理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路パターンを形成した基板または成形
品は、製造工程における変動要因や製造装置の調整具合
により伸縮や歪みが生じることから、検査が必要である
が、これら伸縮や歪、あるいは基板上の回路のパターニ
ング精度は、抜き取りにより検査している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、抜き取り検査
で品質管理を行う場合、測定時間がかかるために、大量
のデータを収集することができず、品質の状況を精度良
く把握できない、品質の変動に対して対処が遅れるとい
った問題点があった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは回路パターンを形成
した基板または成形品の品質を自動的かつ連続的に測定
して、製品品質の安定化や向上を図ることができる回路
パターンを形成した基板または成形品の品質管理方法及
び装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る品
質管理方法は、回路パターンを形成した基板または成形
品を撮像した画像から得た特徴点の位置もしくは特徴量
に基づき、基板または成形品あるいはその上に形成され
た回路パターンの設計値に対する精度を評価し、その評
価結果を工程条件の制御に用いることに特徴を有してお
り、本発明に係る品質管理装置は、対象を照明する手段
と、対象を撮像する手段と、撮像した画像を処理する手
段と、処理して得た特徴量を記憶する手段と、記憶した
複数の特徴量を統計処理して設計値と比較する手段と、
その結果を出力する手段とを備えていることに特徴を有
している。画像処理装置を用いて、回路パターンを形成
した基板または成形品を撮像して得られる画像の中から
自動的に特徴点を抽出し、大量生産された基板または成
形、あるいはその上に形成された回路パターンの面積・
寸法あるいは位置精度を全数にわたって測定することに
より、その測定値の時間的変動や、大量のデータ処理に
よる精度の高い面積・寸法あるいは位置の測定を可能に
するものである。
【0006】そして、特徴点の位置または特徴量は、基
板または成形品上に予め設けた部位に取っても、基板ま
たは成形品上に形成された回路パターンの特定部位に取
ってもよいが、両方に取ることで、基板または成形品と
回路パターンとのずれも測定することができるものとな
る点で好ましい。
【0007】また、特徴点の位置または特徴量を、基板
または成形品あるいは回路パターンの予め設けた部位に
取り、特徴量の測定と基準位置からの位置精度を測定す
ることで、特定部位の特徴量及び位置精度を管理するこ
とができる。
【0008】さらに特徴点の位置または特徴量を、基板
または成形品あるいは回路パターンの複数の特定部位に
取り、特定部位の相対的な位置精度を測定することで、
基板または成形品あるいは回路パターンの伸縮や歪を評
価することができる。
【0009】評価結果は時系列表示することが、変動要
因の早期発見に有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図6は本発明に係る装置を示して
おり、測定対象1を照明する照明手段2と、測定対象1
を撮像する撮像手段3、撮像した画像を処理する画像処
理手段4、画像処理によって得た特徴量を記憶する記憶
手段5、記憶した複数の特徴量を統計処理して評価を行
う統計処理手段6、その結果を出力する評価結果出力手
段7とからなる。
【0011】照明手段2で照射した測定対象1を撮像手
段3を用いて撮像し、撮像した画像を画像処理手段4を
用いて、予め特定の部位をテンプレートとして保持して
おき、画像中からそのテンプレートに最も近い部位を抽
出することによって、特徴点を測定する。また、基板ま
たは成形品、あるいはその上に形成された回路パターン
の特徴量(パターンの面積Sq、パターンの幅W、パタ
ーン間の間隔L、位置P等。図7参照。)を測定する。
これらの特徴量を記憶手段5に蓄積しておき、統計処理
手段6を用いて必要なデータ(パターンの伸縮・歪み
等)に加工する。これらの統計処理結果を結果出力手段
7に表示することによって、測定値の時間的変動を早期
に把握したり、統計処理結果を結果出力手段7を通じて
工程制御システムに出力することで工程条件の制御を行
う。
【0012】上記処理について説明すると、請求項1,
2,3に関して、基板または成形品1の特徴点を基板ま
たは成形品1上に予め設けた穴部・角部等の特徴のある
部位にとり、その特徴量(面積・寸法・位置等)を測定
する。例えば、図1のような角穴10に対してその位置
を抽出する場合、角穴10の対角線上の角部に対応する
2個のテンプレートA,Bを用意しておき、角穴10を
テーブル位置Tで撮像した画像Gに対して、上記テンプ
レートA,Bを用いてマッチングを行う。画像G中で求
めたマッチング座標をA(Xa,Yb)、B(Xb,Yb)とすると、
画面上での角穴の中心位置C(Xc,Yc)は Xc=(Xa+Xb)/2 Yc=(Ya+Yb)/2 となる。また、このときのXYテーブルの位置をT(Xt,
Yt)、画像の基準位置をS(Xs,Ys)としたとき、角穴10
の中心位置座標H(Xh,Yh)は、 Xh=Xt+(Xc-Xs) Yh=Yt+(Yc-Ys) となる。この位置座標を設計値と比較することによっ
て、位置精度を把握することができる。
【0013】請求項1,2,4に関して、基板または成
形品1の特徴点を、基板または成形品1上に予め設けた
穴部・角部等の特徴のある複数の部位にとり、その各々
の特徴量(面積・寸法・位置等)を測定することによ
り、各特徴量の相対的な比較ができる。例えば、図2の
ような6個の角穴10に対して、各角穴10の位置を抽
出する。また、各角穴10の対角線上の角部に対応する
それぞれ2個のテンプレートA1,B1〜A6,B6を
用いて、角穴10を撮像した画像Gに対してマッチング
を行う。ある角穴10について画像G中で求めたマッチ
ング座標をA1(Xa1,Ya1),B1(Xb1,Yb1)とすると、角
穴の中心位置C1(Xc1,Yc1)は Xc1=(Xa1+Xb1)/2 Yc1=(Ya1+Yb1)/2 となる。また、このときのXYテーブルの位置をT1(X
t1,Yt1)、画像の基準位置をS(Xs1,Ys1)としたとき、角
穴の中心位置H1(Xh1,Yh1)は、 Xh1=Xt1+(Xc1-Xs1) Yh1=(Yt1+(Yc1-Ys1) となる。他の角穴10の中心位置H2(Xh2,Yh2)〜H6
(Xh6,Yh6)も同様に求め、得られた全角穴10の中心位
置座標を設計値と比較することによって、図2(b)に示
すような伸縮・歪みあるいは位置ずれ等を測定すること
ができる。
【0014】この時、横方向の伸縮に関しては、各角穴
10の設計上の位置データをそれぞれD1(Xd1、Yd1)〜
D6(Xd6,Yd6)とすると、実測値と設計値のそれぞれの
横方向の長さLh、Ldは、 Lh=((Xh3-Xh1)2+(Yh3-Yh1)2)1/2+((Xh6-Xh4)2+(Yh6-Y
h4)2)1/2)/2 Ld=((Xd3-Xd1)2+(Yd3-Yd1)2)1/2+((Xd6-Xd4)2+(Yd6-Y
d4)2)1/2)/2 という指標で表すことができるが、このLhとLdを比
較し、Lh>Ldの場合は、設計値よりも実際の方が横
方向に長くなっていることになり、Lh<Ldの場合
は、設計値よりも実際の方が横方向に短くなっているこ
とになる。他の方向についても同様に判断することがで
き、また縦もしくは横方向の長さが複数箇所で異なって
いれば、歪を検出することができることになり、設計値
と比較することで基板または成形品の伸縮・歪み等の評
価ができる。
【0015】請求項1,5,6に関して、基板または成
形品の特徴点を基板または成形品1上に形成された回路
パターン11の特定部位にとり、その特徴量(面積・寸法
・位置等)を測定する。例えば図3のような十字マーク
12を特徴点としてその位置を測定する。十字マーク1
2の中心部をテンプレートMとして用意しておき、この
テンプレートMを用いて十字マーク12付近をテーブル
位置Tで撮像した画像Gに対してマッチングを行い、画
像G中で求めたマッチング座標をM(Xm,Ym)とする。ま
た、このときのXYテーブルの位置をT(Xt,Yt)、画像
の基準位置をS(Xs,Ys)としたとき、十字マーク12の
中心位置座標R(Xr,Yr)は、 Xr=Xt+(Xm-Xs) Yr=Yt+(Ym-Ys) となる。この位置座標を設計値と比較することによっ
て、回路パターンの位置精度を把握することができる。
【0016】請求項1,5,7に関して、基板または成
形品1の特徴点を、基板または成形品1上に形成された
回路パターン11の特定部位にとり、それを複数個組み
合わせることによって、回路パターン11の伸縮・歪み
を測定する。例えば図4のような6個の十字マーク12
に対して特徴点の位置を抽出する。各十字マーク12の
中心部をテンプレートM1〜M6として用意しておき、
このテンプレートMを用いて画像Gに対してマッチング
を行い、画像G中で求めたマッチング座標をM(Xm,Ym)
とする。画像G中から求めた各十字マーク12のマッチ
ング座標をM1(Xm1,Ym1)〜M6(Xm6,Ym6)とし、このと
きのXYテーブルの位置をT1(Xt1,Yt1)、画像の基準
位置をS1(Xs1,Ys1)としたとき、十字マーク12の中
心位置R1(Xr1,Yr1)は、 Xr1=Xt1+(Xm1-Xs1) Yr1=Yt1+(Ym1-Ys1) となり、他の十字マーク12の中心位置座標R2(Xr2,Y
r2)〜R6(Xr6,Yr6)も同様に求めることができる。こ
の時、横方向の伸縮に関しては、各十字マーク12の設
計上の位置データをそれぞれE1(Xe1,Ye1)とすると、
実測値と設計値のそれぞれの横方向の長さLr、Leは Lr=((Xr3-Xr1)2+(Yr3-Yr1)2)1/2+((Xr6-Xr4)2+(Yr6-
Yr4)2)1/2)/2 Le=((Xe3-Xe1)2+(Ye3-Ye1)2)1/2+((Xe6-Xe4)2+(Ye6-
Ye4)2)1/2)/2 という指標で表すことができるが、このLrとLeを比
較し、Lr>Leの場合は、設計値よりも実際の方が横
方向に長くできていることになり、Lr<Leの場合
は、設計値よりも実際の方が横方向に短くできているこ
とになる。他の方向についても同様に判断することがで
き、また縦もしくは横方向の長さが複数箇所で異なって
いれば、歪を検出することができることになり、設計値
と比較することで基板または成形品の伸縮・歪み等の評
価ができる。
【0017】請求項1,8に関して、基板または成形品
1と、その上に形成された回路パターン11上の両方に
特徴点をとる。例えば、角穴10の中心位置H1(Xh1,Y
h1)〜H6(Xh6,Yh6)を求めるとともに、十字マーク12
の中心位置R1(Xr1,Yr1)〜R6(Xr6,Yr6)を求めること
によって、基板または成形品1とその上に形成された回
路パターン11との相対的な位置ずれを評価できる。そ
の評価の一例を図5に示す。基板または成形品1に設け
られた角穴10の中心位置をH1(Xh1,Yh1)〜H6(Xh6,
Yh6)、回路パターン11上にある十字マーク12の中心
位置をM1(Xm1,Ym1)〜M6(Xm6,Ym6)とすると、基板ま
たは成形品1と、回路パターン11との相対的なずれ
は、次のような指標(Zx,Zy) Zx=((Xm1+Xm2+Xm3+Xm4+Xm5+Xm6)-(Xh1+Xh2+Xh3+Xh4+
Xh5+Xh6)/6 Zy=((Ym1+Ym2+Ym3+Ym4+Ym5+Ym6)-(Yh1+Yh2+Yh3+Yh4+
Yh5+Yh6)/6 で表すことができ、このようにして求めたデータによ
り、図5(b)に示すように基板または成形品1とその上
に形成された回路パターン12とのずれの評価ができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の品質管理方法及び
装置によれば、従来は抜き取りで行っていた基板または
成形品あるいはその上に形成された回路パターンの特徴
量を、多数の対象に対して自動的かつ連続的に測定する
ことができる上に、大量のデータによる統計処理が実現
でき、品質(寸法、パターン幅、パターン間隔、ずれ、
歪み、基板または成形品とパターンとの相対位置等)の
状況を精度良く把握でき、その品質情報を用いて工程条
件の制御さらには設計へのフィードバックをすることに
よって、工程条件の制御を行うことができる。また、工
程に対しては早期の対応が可能となる。
【0019】そして、特徴点の位置または特徴量は、基
板または成形品上に予め設けた部位もしくは基板または
成形品上に形成された回路パターンの特定部位に取るだ
けでなく、両方に取ることによって、基板または成形品
と回路パターンとのずれも測定することができるものと
なる。
【0020】また、特徴点の位置または特徴量を、基板
または成形品あるいは回路パターンの予め設けた部位に
取り、特徴量の測定と基準位置からの位置精度を測定す
ることで、特定部位の特徴量及び位置精度を管理するこ
とができる。
【0021】さらに特徴点の位置または特徴量を、基板
または成形品あるいは回路パターンの複数の特定部位に
取り、特定部位の相対的な位置精度を測定することで、
基板または成形品あるいは回路パターンの伸縮や歪を評
価することができる。
【0022】評価結果は時系列表示することが、変動要
因の早期発見に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の基板または成形品
における特徴量の抽出の説明図である。
【図2】(a)は同上の基板または成形品における複数の
特徴量の抽出の説明図、(b)はその評価の説明図であ
る。
【図3】同上の回路パターンにおける特徴量の抽出の説
明図である。
【図4】(a)は同上の回路パターンにおける複数の特徴
量の抽出の説明図、(b)はその評価の説明図である。
【図5】(a)は基板または成形品と回路パターンとにお
ける複数の特徴量の抽出の説明図、(b)は相対的な位置
評価の説明図である。
【図6】装置のブロック図である。
【図7】面積、寸法、位置の測定についての説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基板または成形品 11 回路パターン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月16日(1998.11.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】この時、横方向の伸縮に関しては、各角穴
10の設計上の位置データをそれぞれD1(Xd1、Yd1)〜
D6(Xd6,Yd6)とすると、実測値と設計値のそれぞれの
横方向の長さLh、Ldは、 Lh=(((Xh3-Xh1)2+(Yh3-Yh1)2)1/2+((Xh6-Xh4)2+(Yh6-
Yh4)2)1/2)/2 Ld=(((Xd3-Xd1)2+(Yd3-Yd1)2)1/2+((Xd6-Xd4)2+(Yd6-
Yd4)2)1/2)/2 という指標で表すことができるが、このLhとLdを比
較し、Lh>Ldの場合は、設計値よりも実際の方が横
方向に長くなっていることになり、Lh<Ldの場合
は、設計値よりも実際の方が横方向に短くなっているこ
とになる。他の方向についても同様に判断することがで
き、また縦もしくは横方向の長さが複数箇所で異なって
いれば、歪を検出することができることになり、設計値
と比較することで基板または成形品の伸縮・歪み等の評
価ができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項1,5,7に関して、基板または成
形品1の特徴点を、基板または成形品1上に形成された
回路パターン11の特定部位にとり、それを複数個組み
合わせることによって、回路パターン11の伸縮・歪み
を測定する。例えば図4のような6個の十字マーク12
に対して特徴点の位置を抽出する。各十字マーク12の
中心部をテンプレートM1〜M6として用意しておき、
このテンプレートMを用いて画像Gに対してマッチング
を行い、画像G中で求めたマッチング座標をM(Xm,Ym)
とする。画像G中から求めた各十字マーク12のマッチ
ング座標をM1(Xm1,Ym1)〜M6(Xm6,Ym6)とし、このと
きのXYテーブルの位置をT1(Xt1,Yt1)、画像の基準
位置をS1(Xs1,Ys1)としたとき、十字マーク12の中
心位置R1(Xr1,Yr1)は、 Xr1=Xt1+(Xm1-Xs1) Yr1=Yt1+(Ym1-Ys1) となり、他の十字マーク12の中心位置座標R2(Xr2,Y
r2)〜R6(Xr6,Yr6)も同様に求めることができる。こ
の時、横方向の伸縮に関しては、各十字マーク12の設
計上の位置データをそれぞれE1(Xe1,Ye1)とすると、
実測値と設計値のそれぞれの横方向の長さLr、Leは Lr=(((Xr3-Xr1)2+(Yr3-Yr1)2)1/2+((Xr6-Xr4)2+(Yr6
-Yr4)2)1/2)/2 Le=(((Xe3-Xe1)2+(Ye3-Ye1)2)1/2+((Xe6-Xe4)2+(Ye6
-Ye4)2)1/2)/2 という指標で表すことができるが、このLrとLeを比
較し、Lr>Leの場合は、設計値よりも実際の方が横
方向に長くできていることになり、Lr<Leの場合
は、設計値よりも実際の方が横方向に短くできているこ
とになる。他の方向についても同様に判断することがで
き、また縦もしくは横方向の長さが複数箇所で異なって
いれば、歪を検出することができることになり、設計値
と比較することで基板または成形品の伸縮・歪み等の評
価ができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項1,8に関して、基板または成形品
1と、その上に形成された回路パターン11上の両方に
特徴点をとる。例えば、角穴10の中心位置H1(Xh1,Y
h1)〜H6(Xh6,Yh6)を求めるとともに、十字マーク12
の中心位置R1(Xr1,Yr1)〜R6(Xr6,Yr6)を求めること
によって、基板または成形品1とその上に形成された回
路パターン11との相対的な位置ずれを評価できる。そ
の評価の一例を図5に示す。基板または成形品1に設け
られた角穴10の中心位置をH1(Xh1,Yh1)〜H6(Xh6,
Yh6)、回路パターン11上にある十字マーク12の中心
位置をM1(Xm1,Ym1)〜M6(Xm6,Ym6)とすると、基板ま
たは成形品1と、回路パターン11との相対的なずれ
は、次のような指標(Zx,Zy) Zx=((Xm1+Xm2+Xm3+Xm4+Xm5+Xm6)-(Xh1+Xh2+Xh3+Xh4+
Xh5+Xh6))/6 Zy=((Ym1+Ym2+Ym3+Ym4+Ym5+Ym6)-(Yh1+Yh2+Yh3+Yh4+
Yh5+Yh6))/6 で表すことができ、このようにして求めたデータによ
り、図5(b)に示すように基板または成形品1とその上
に形成された回路パターン12とのずれの評価ができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 13/08 G01N 21/88 645B (72)発明者 畑澤 新治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 酒井 龍雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路パターンを形成した基板または成形
    品を撮像した画像から得た特徴点の位置もしくは特徴量
    に基づき、基板または成形品あるいはその上に形成され
    た回路パターンの設計値に対する精度を評価し、その評
    価結果を工程条件の制御に用いることを特徴とする回路
    パターンを形成した基板または成形品の品質管理方法。
  2. 【請求項2】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品上に予め設けた部位に取ることを特徴とする請
    求項1記載の回路パターンを形成した基板または成形品
    の品質管理方法。
  3. 【請求項3】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品の予め設けた部位に取り、特徴量の測定と基準
    位置からの位置精度を測定することを特徴とする請求項
    1または2記載の回路パターンを形成した基板または成
    形品の品質管理方法。
  4. 【請求項4】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品の複数の特定部位に取り、特定部位の相対的な
    位置精度を測定することを特徴とする請求項1または2
    記載の回路パターンを形成した基板または成形品の品質
    管理方法。
  5. 【請求項5】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品上に形成された回路パターンの特定部位に取る
    ことを特徴とする請求項1記載の回路パターンを形成し
    た基板または成形品の品質管理方法。
  6. 【請求項6】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品上に形成された回路パターンの特定部位に取
    り、回路パターンの特徴量の測定と基準位置からの位置
    精度を測定することを特徴とする請求項1または5記載
    の回路パターンを形成した基板または成形品の品質管理
    方法。
  7. 【請求項7】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品上に形成された回路パターンの複数の特定部位
    に取り、特定部位の相対的な位置精度を測定することを
    特徴とする請求項1または5記載の回路パターンを形成
    した基板または成形品の品質管理方法。
  8. 【請求項8】 特徴点の位置または特徴量を、基板また
    は成形品上に設けた部位及びその上に形成した回路パタ
    ーンの特定部位の両方に取ることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかの項に記載の回路パターンを形成した基
    板または成形品の品質管理方法。
  9. 【請求項9】 評価結果を時系列表示することを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかの項に記載の回路パターン
    を形成した基板または成形品の品質管理方法。
  10. 【請求項10】 対象を照明する手段と、対象を撮像す
    る手段と、撮像した画像を処理する手段と、処理して得
    た特徴量を記憶する手段と、記憶した複数の特徴量を統
    計処理して設計値と比較する手段と、その結果を出力す
    る手段とを備えたことを特徴とする回路パターンを形成
    した基板または成形品の品質管理装置。
JP10271871A 1998-09-25 1998-09-25 回路パターンを形成した基板または成形品の品質管理方法及び装置 Pending JP2000099736A (ja)

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