JP2000099334A - 共同作業支援システム - Google Patents

共同作業支援システム

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JP2000099334A
JP2000099334A JP26954098A JP26954098A JP2000099334A JP 2000099334 A JP2000099334 A JP 2000099334A JP 26954098 A JP26954098 A JP 26954098A JP 26954098 A JP26954098 A JP 26954098A JP 2000099334 A JP2000099334 A JP 2000099334A
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support system
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Application number
JP26954098A
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English (en)
Inventor
Naosuke Watabe
修介 渡部
Shuichi Tokumoto
修一 徳本
Akisumi Mitsuishi
彰純 三石
Toshihiro Oshima
利浩 大島
Tetsuya Kosaka
哲也 小坂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 何らかの監視システム、制御システム、作業
指示システム、端末システムなどの、不特定の作業者に
対する作業依頼を発生するような作業依頼元と接続し
て、複数の作業者に対する複数の作業の分担処理を支援
し、柔軟で効率的な作業分担のための共同作業支援シス
テムを実現する。 【解決手段】 作業者個人の代理となりその時々の状態
や作業者個人に基いた作業引受け条件と作業の受理から
完了までの管理を行う複数の作業者代理エージェント4
と、作業依頼元の代理となり作業者代理エージェント4
に対する作業依頼メッセージの公示とその返答である作
業引受け条件の収集、評価を行い作業担当候補決定を行
うマネージャ代理エージェント3と、各エージェントの
共有情報として作業オントロジー、作業者情報、運用方
針情報を持ち、各エージェント間の相互通信による自律
協調処理によって作業分担の柔軟性、効率性を向上させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、何らかの監視シ
ステム、制御システム、作業指示システム、端末システ
ムなどの、不特定の作業者に対する作業依頼を発生する
ような作業依頼元と接続して、作業者個人の代理である
作業者代理エージェントと、作業依頼元の代理であるマ
ネージャ代理エージェントとの協調処理により、常に変
化している状況に動的対応を可能とし、複数作業者に対
する作業分担を効率かつ柔軟に支援する共同作業支援シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば、例えば特開平10−1
11804号公報に示された従来の協調型推論による問
題解決技術を示すものであり、作業者間で共有する作業
のスケジューリング推論により作業分担を実現すること
が可能なものである。図中の問題解決手段1a、1b、
1cが通信路2を利用して互いに交渉を行う協調型推論
を行うことにより、スケジューリング等の推論を行う。
【0003】図11は図10に示す問題解決手段1a、
1b、1cの構成を示す図である。各問題解決手段は、
他の問題解決手段とのメッセージ交換を行う通信部2
1、与えられた問題を解決するために推論ルール222
および推論エンジン221を有する推論部22と、作成
された推論結果を格納する推論結果記憶部23、交渉履
歴や現在の内部状態、外部状態を格納しておく状態記憶
部24を含む。さらに、複数の交渉戦略を収めた戦略デ
ータベース25および状態記憶部24に格納されている
情報に基づいて、交渉戦略を選択し、推論部22に指示
する戦略選択部26からなる。
【0004】次に動作について説明する。例えば、生産
ラインの生産計画を立案するスケジューリングシステム
に上記従来の技術を適用することとし、各問題解決手段
を生産ラインにおける個々のスケジューラとし、各スケ
ジューラの協調型推論により最も効率的な全体のスケジ
ューリングを行うものとする。
【0005】各スケジューラは生産ラインの一部工程の
スケジューリングを担当し、推論部22で個々のスケジ
ュールを立案する。これらのスケジューラは一つの生産
ラインの中に順番に配置されているため、自分が立案し
たスケジュールが他のスケジューラが立案したスケジュ
ールと衝突する場合、他のスケジューラに変更交渉を行
うなどしてスケジュールの調整を図る。
【0006】この、推論−変更交渉−推論を全体の整合
がとれるまで何度も繰り返せばいつか全体としてのスケ
ジューリングは完成するが、上記従来の技術では効率の
良い交渉に基づく推論を実現するために、他のスケジュ
ーラに対する優先順位(役割)や、取引における要求の余
裕度(度合い)という観点からなる交渉戦略を用い、これ
を交渉履歴や現在の内部状態、外部状態に応じて自律的
に変更しながら交渉を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術では、上記生産ラインにおけるスケジューリングシス
テムという例においては、交渉履歴や現在の内部状態、
外部状態を元に交渉戦略を変更しつつ推論を行うことに
よって、推論の効率をある程度向上することができる。
【0008】しかしながら、これを複数作業者に対する
作業分担を効率化する共同作業支援システムに適応した
場合、例えばワークフローとして定義されるような互い
に関連しあう異なる複数の作業の集合が作業依頼として
連続して発生する場合が考えられるため、単一の課題解
決に複数回の交渉を必要とする上記従来の技術のような
協調型推論では、関連しあう複数の作業の効率的分担や
処理速度の点で劣り非常に問題がある。
【0009】また、共同作業支援システムの場合、問題
解決手段の部分がスケジューラ等の単一の機器ではな
く、人間である作業員が関わるものであるため、例えば
協調の結果与えられた作業ではない自発的に開始した作
業を実行していたり、勤務時間によって違う職務の作業
員に交代していたりするなど、装置としては同じ問題解
決手段であっても時と場合によって全く異なる状態や性
質を持ったものに変化しているといった特性を持つた
め、対応が難しいといった問題がある。
【0010】本発明は複数作業員に対する作業分担にお
いて上記のような課題を解決するためになされたもの
で、作業依頼元の代理となって少ない交渉回数で作業分
担を決定するマネージャ代理エージェントと、作業者個
人の代理となって作業者の特性に合わせた問題解決手段
となる作業者代理エージェントとの間での協調処理を特
徴とし、作業者を対象とした作業分担を柔軟かつ効率的
に行うことができる共同作業支援システムを得ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑みこの発
明は、複数の作業者に対して、複数の作業の分担処理を
支援する共同作業支援システムであって、作業者の個人
作業環境と通信して作業者のその時々の状態を判断し、
また作業者個人の職務や経験などの特性を判断して作業
者個人の代理となって作業引受け条件の作成と、作業の
引受けから完了までの管理を行う複数の作業者代理エー
ジェントと、本システムに接続された作業依頼元または
作業依頼元となった前記作業者代理エージェントの代理
となり、各作業者代理エージェントに対して作業依頼の
公告を行い、公告の結果として返される各作業者代理エ
ージェントからの引受け条件の評価を行い、作業担当の
候補である作業者代理エージェントを決定するマネージ
ャ代理エージェントと、各エージェントの共有情報とし
て利用される、複数の作業間の代替的または派生的な関
連、作業の重要度、作業と作業者の職務との関連などを
定義した作業オントロジーと、各エージェントの共有情
報として利用される、各エージェント内の評価処理にお
いて評価の一要素であり、外部から定義可能な運用方針
情報と、各エージェントの共有情報として利用される、
各作業者個人に関するスケジュール、職務、過去に担当
した作業の履歴などを格納した作業者情報と、を備え、
各エージェント間の相互通信による自律協調処理を行う
ことを特徴とする共同作業支援システムにある。
【0012】またこの発明の請求項2の発明は、前記作
業者代理エージェントは、作業引受け条件を、個人作業
環境での表示情報や作業者からの入力情報を検索条件と
して共有情報である前記作業オントロジーに定義された
作業−入出力情報間関連定義を検索し、その結果得られ
た現担当作業情報を元に作成することを特徴とする請求
項1に記載の共同作業支援システムにある。
【0013】またこの発明の請求項3の発明は、前記作
業者代理エージェントは、認証処理によって作業者の代
理となり、作業引受け条件を、共有情報である前記作業
者情報に格納されたスケジュール、職務、過去に担当し
た作業の履歴などを元に作成することを特徴とする請求
項1または2に記載の共同作業支援システムにある。
【0014】またこの発明の請求項4の発明は、前記マ
ネージャ代理エージェントは、作業依頼元の代理となっ
て全作業者代理エージェントに対して作業依頼メッセー
ジの公告を行い、その結果として返答される前記各作業
者代理エージェントからの作業引受け条件を、前記作業
オントロジーに定義された作業の重要度について各引受
け条件間の直接比較や、前記運用方針情報を条件に加え
ての比較や、前記作業者情報の作業履歴との関連によっ
て評価を行い、作業担当候補である作業者代理エージェ
ントを決定する作業担当候補決定手段を含むことを特徴
とする請求項1ないし3のいずれかに記載の共同作業支
援システムにある。
【0015】またこの発明の請求項5の発明は、前記マ
ネージャ代理エージェントは、複数の他作業が派生する
作業の作業依頼メッセージに対しては、前記作業担当候
補決定手段において前記作業オントロジーを参照して管
理者職務である作業者の作業者代理エージェントを優先
的に作業担当候補として選ぶことによって、その作業の
分割処理や監視処理を管理者に集約することを特徴とす
る請求項4に記載の共同作業支援システムにある。
【0016】またこの発明の請求項6の発明は、前記マ
ネージャ代理エージェントは、前記作業担当候補決定手
段によって選ばれた作業者代理エージェントに対して作
業引受け確認を行い、作業者代理エージェントの了解が
得られた場合のみ作業分担を完了することを特徴とする
請求項4または5に記載の共同作業支援システムにあ
る。
【0017】またこの発明の請求項7の発明は、前記マ
ネージャ代理エージェントは、前記作業担当候補決定手
段において作業担当候補となる作業者代理エージェント
が無かった場合や、作業担当候補に対する作業引受け確
認の了解が得られなかった場合などの作業の分担に失敗
した場合には、作業依頼元の代理として前記作業オント
ロジーを参照して代替作業を検索し新たにその代替作業
の作業依頼メッセージの公告を行うことを特徴とする請
求項4ないし6のいずれかに記載の共同作業支援システ
ムにある。
【0018】またこの発明の請求項8の発明は、前記作
業者代理エージェントおよび前記マネージャ代理エージ
ェントは、他のモジュールとの通信手段を備えることに
より、システムを構成した際に物理的な位置の制約を受
けないことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに
記載の共同作業支援システムにある。
【0019】またこの発明の請求項9の発明は、前記作
業者代理エージェントおよび前記マネージャ代理エージ
ェントは、複数の作業分担処理を並列して行うことを特
徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の共同作業
支援システムにある。
【0020】またこの発明の請求項10の発明は、前記
作業オントロジーは、複数の作業間の代替的あるいは派
生的な関連と、作業の重要度と、作業と作業者の職務と
の関連とを定義し、実際にこのシステムが運用されてい
る状況について、動的にこれらの定義情報が変更される
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の
共同作業支援システムにある。
【0021】またこの発明の請求項11の発明は、前記
運用方針情報は、前記作業担当候補決定手段において作
業依頼メッセージ公告に対する作業引受け条件の比較評
価の際に、共同作業の運用方針として評価の一要素に加
えることのできる、外部から定義可能な情報であること
を特徴とする請求項4ないし10のいずれかに記載の共
同作業支援システムにある。
【0022】またこの発明の請求項12の発明は、前記
作業者情報は、作業者代理エージェントが作業引受け条
件の作成などを行うために必要な各作業者個人に関する
スケジュール、職務、過去に担当した作業の履歴などを
格納し、また各作業者代理エージェントが担当作業が決
定された際に自動的にこれらの情報が更新されることを
特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の共同
作業支援システムにある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による共
同作業支援システムの概略構成を示すブロック図であ
る。同図において、3は作業依頼元の代理となって実際
の作業担当の候補となる作業者代理エージェントの決定
処理を行うマネージャ代理エージェントであり、4は作
業者個人の代理となって作業引受け条件の作成等を行
い、また作業者の作業の受理から完了までを管理する作
業者代理エージェントであり、5は実際に作業者が作業
実行に利用する個人作業環境である。6は各エージェン
トから参照、更新される共有情報であり、61は複数の
作業間の代替的あるいは派生的な関連と、作業の重要度
と、作業と作業者の職務との関連を定義した作業オント
ロジーであり、62は各エージェント内の評価処理にお
いて評価の一要素であり、外部から定義可能な運用方針
情報であり、63は各作業者個人についての職務やスケ
ジュール、職歴、過去の担当作業の履歴などを記録した
作業者情報であり、これらは各エージェントから参照や
更新が可能な共有情報である。
【0024】これらの各ブロックは何らかの通信手段を
用いて互いに通信を行うものであり、例えば共有情報6
をサーバにおき、個人作業環境5を移動あるいは据置の
クライアントに実装するクライアント/サーバ型のシス
テムとして構築することが可能である。しかし、その場
合各エージェントはそのシステム中のサーバやクライア
ントのどこに存在しても全体の処理に影響しないため、
配置の変更や作業者の増減などに対して柔軟に対応する
ことができる。
【0025】実施の形態2.次に、作業者代理エージェ
ント4が作業者の代理となるまでの作業者による認証処
理を図2に基づき説明する。作業者代理エージェント4
は、個人作業環境通信処理部42によって個人作業環境
5と通信を行い、個人作業環境5は、通信処理部51に
よって作業者代理エージェント4と通信を行う。
【0026】本システムを利用する作業者は、まず個人
作業環境5の作業者入力処理部52に作業者のIDとパ
スワードをログイン情報7として入力する。このログイ
ン情報は、作業者代理エージェント4の個人情報判断部
41に送られ、ここで共有情報6の作業者情報63に設
定された作業者個人のパスワード定義631との照合の
結果認証されれば、その後、作業者から個人作業環境5
の作業者入力処理部52に対してログアウト指示がある
まで、その作業者代理エージェント4はその作業者の代
理としての他エージェントからの作業依頼に対する処理
を行う。
【0027】実施の形態3.次に、作業依頼メッセージ
に対する作業担当の候補決定と作業完了までの処理を図
3に基づき説明する。図3は作業依頼が発生してからそ
の作業の完了報告が作業依頼元に返されるまでの処理概
略を示したフローチャートである。尚、()内は図中のス
テップを示す。
【0028】作業依頼元で発生した作業依頼メッセージ
(S1)をマネージャ代理エージェント3が受信(S2)す
ると、全ての作業者代理エージェント4に対して作業依
頼メッセージを公告する(S3)。公告された作業依頼メ
ッセージを作業者代理エージェント4が受信(S4)する
と、作業者代理エージェント4は、詳しくは実施の形態
4で説明するが、作業引受け条件を作成(S5)してマネ
ージャ代理エージェント3に送信(S6)する。マネージ
ャ代理エージェント3は作業引受け条件を受信(S7)
し、一定時間後に全ての作業者代理エージェント4から
の作業引受け条件受信を締切(S8)った後、詳しくは実
施の形態5で説明するが、受信した全作業引受け条件評
価(S9)を行い、作業担当候補に該当するものがあれば
引受け確認依頼を作成(S11)して作業担当候補となっ
た作業者代理エージェント4に対して送信(S12)す
る。また、全作業引受け条件を評価して作業担当候補に
該当するものがなかった場合は、詳しくは実施の形態6
で説明するが、代替作業依頼メッセージを作成(S10)
して作業依頼メッセージ公告を行う(S3)。
【0029】作業担当候補となった作業者代理エージェ
ント4は、引き受け確認依頼を受信(S13)すると、詳
しくは実施の形態7で説明するが、引受け確認処理(S
14)を行い、引受け確認応答をマネージャ代理エージ
ェント3に送信(S15)する。マネージャ代理エージェ
ント3は引受け確認応答を受信(S16)するとその内容
を判定(S17)し、了解が得られていればその作業者代
理エージェント4を作業担当と決定して作業依頼メッセ
ージを該作業者代理エージェント4に送信(S18)す
る。また、引受け確認応答を判定して了解が得られてい
なければ、再び作業引受け条件評価(S9)を行って別の
作業担当候補決定を行う。
【0030】作業担当に決定した作業者代理エージェン
ト4は、作業依頼メッセージを受信(S19)し個人作業
環境と通信して実際の作業を開始(S20)する。その
後、個人作業環境から作業の完了が通知(S21)される
と作業完了報告をマネージャ代理エージェント3に送信
(S22)する。マネージャ代理エージェント3は、作業
完了報告を受信(S23)すると、作業依頼元に作業完了
報告を送信(S24)し、これを作業依頼元が受信(S2
5)して作業の分担実行が全て完了する。
【0031】実施の形態4.次に作業者代理エージェン
ト4における引受け条件作成について図4に基づき説明
する。マネージャ代理エージェント3から公告された作
業依頼メッセージ8は、作業者代理エージェント4のエ
ージェント通信処理部43で受信され、引受け条件作成
部44に送られる。引受け条件作成部44は、作業依頼
メッセージ8を受け取ると作業状況判断部46と個人情
報判断部45に対してその時点での状況判断を指示す
る。
【0032】作業状況判断部46は、個人作業環境通信
処理部42と個人作業環境5の通信処理部51を通し
て、作業者に対して作業情報を表示する作業情報表示部
53と、作業者からの作業情報入力を受け付ける作業者
入力処理部52からその時点での表示情報と入力情報と
を収集し、それを共有情報6である作業オントロジー6
1に格納された作業−入出力情報間関連定義613で検
索し、その時点での実担当作業を割り出して引受け条件
作成部44に送る。また、収集した表示情報と入力情報
からその時点で特に作業を行っていないと判断した場合
は、実担当作業無しを示す情報を引受け条件作成部44
に送る。
【0033】一方、個人情報判断部45は、その作業者
代理エージェント4が実施の形態2で説明した認証処理
によって代理となった作業者個人に関する情報として、
共有情報6である作業者情報63に格納されたスケジュ
ール、職務、担当作業履歴などから構成された個人情報
632を参照し、引受け条件作成部44に送る。
【0034】引受け条件作成部44では、マネージャ代
理エージェント3から公告された作業依頼メッセージ8
に対応する職務情報を、共有情報6である作業オントロ
ジー61に格納された作業−職務関連定義611から得
て、この作業者代理エージェント4が代理している作業
者に対応した個人情報の職務と比較し、もしこの作業者
代理エージェント4が作業依頼の担当資格がある場合に
は次のステップに進み、もしこの作業者代理エージェン
ト4が作業依頼の担当資格が無い場合には引き受け条件
を作成せず、マネージャ代理エージェント3に返答しな
い。
【0035】次に引受け条件作成部44では、作業状況
判断部46から送られてきた実担当作業と、マネージャ
代理エージェント3から公告された作業依頼メッセージ
8について、それぞれの重要度を共有情報6である作業
オントロジー61に格納された作業重要度定義612か
ら検索して比較し、もし実担当作業の方が依頼作業より
も重要度が高ければ引き受け条件を作成せず、マネージ
ャ代理エージェント3に返答しないが、もし依頼作業の
方が実担当作業よりも重要度が高い場合や、実担当作業
なしの場合は引き受け条件を作成し、マネージャ代理エ
ージェント3に対して送信9する。
【0036】このように、作業依頼メッセージに対して
実際にその作業を担当可能かどうかを作業者代理エージ
ェント4が判断して引き受け条件を作成して返答するこ
とにより、担当不可能なことが明白な作業者代理エージ
ェント4からの返答という余計なトラフィックを省くこ
とができ、またそれぞれの作業者代理エージェント4に
処理を分散することによって負荷の一極集中を防ぐこと
ができるため、効率のよい作業分担処理を実現すること
が可能になる。
【0037】実施の形態5.各作業者代理エージェント
4から送られた引き受け条件の評価を、図5、図6に基
づいて説明する。図5は引き受け条件の内容であり、送
信する作業者代理エージェント4を他のエージェントか
ら区別するために個々のエージェントに割り振られた作
業者代理エージェントID91と、現担当作業とその重
要度92と、個人情報判断部45から送られた作業者個
人に関した個人情報93から構成される。
【0038】図6は引き受け条件の評価を行うために必
要な機能(作業担当候補決定手段)のブロック図である。
各作業者代理エージェント4から送信された引き受け条
件は、マネージャ代理エージェント3のエージェント通
信処理部34を通して引受け条件管理部32に送られ
る。引受け条件管理部32では、受け取った引受け条件
を引受け条件蓄積部33に保存し、一定時間後に作業者
代理エージェント4からの受信を締め切りって引受け条
件蓄積部33に保存された全引受け条件を引き受け条件
評価部31に送る。
【0039】引き受け条件評価部31では、全ての引受
け条件を元に、各作業者代理エージェント4の評価リス
トとして、作業オントロジーの定義に基づく現担当作業
の重要度を参照して最も低いものから順に高得点を設定
した軽度リスト311と、作業者個人のスケジュールを
参照して最も早く作業担当になれるものから順に高得点
を設定した開始リスト312と、作業者情報の作業者個
人の担当作業履歴を参照して過去に依頼作業と同じ作業
を担当したことのある回数が最も多いものから順に高得
点を設定した経験リスト313とを作成する。
【0040】引受け条件評価部31は、共有情報6の運
用方針情報62を参照し、これを得点計算のパラメータ
に加えて各評価リストに設定された得点を総合して高得
点なものを作業担当候補として決定する。運用方針情報
62には、例えば作業の即時実行を重視するとか、なる
べく全作業者が同程度の作業経験を積むことを重視する
とか、なるべくその作業に熟練した作業者に割り振るこ
とを重視するなどの共同作業の運用方針としての情報が
定義されており、これらの情報が各評価リストの得点を
合計する際に、どの評価リストの点数をより重視するか
を決定するパラメータとなる。なお、運用方針情報62
は外部から定義が可能である。
【0041】この様に、各作業者代理エージェント4か
ら送られた引受け条件を、その時の運用方針に沿った形
に評価して作業担当候補を決定する評価処理を行うこと
により、変化しつづける様々な状況に応じて、柔軟な作
業分担処理を実現することが可能になる。
【0042】実施の形態6.次に、マネージャ代理エー
ジェント3で作業担当候補が決定できず、代替作業依頼
メッセージを作成する場合について説明する。図7はマ
ネージャ代理エージェント3の代替作業依頼メッセージ
作成処理における機能(作業担当候補決定手段)のブロッ
ク図を示したものである。ある作業依頼メッセージに対
して、マネージャ代理エージェント3の引受け条件管理
部32で引き受け条件の受信を締め切った際に引受け条
件蓄積部33に引き受け条件が全く蓄積されていなかっ
たか、あるいは引受け条件評価部35で作業引受け確認
の了解が得られず作業担当候補が決定できなかった場
合、引受け条件評価部35は代替作業依頼作成部36に
代替作業の作成を依頼する。
【0043】代替作業の作成を依頼された代替作業依頼
作成部36は、共有情報6の作業オントロジー61に定
義された作業間関連定義614を参照し、依頼作業の代
替的な関連を持つ他作業を検索し、代替作業が見つかっ
た場合、その代替作業依頼メッセージをエージェント通
信処理部34を通して各作業者代理エージェント4に公
告する。
【0044】この様に、ある作業依頼について作業者へ
の分担ができなかった場合に、自動的に代替作業を作成
して分担することによって、作業実行の柔軟性を高める
ことができる。
【0045】実施の形態7.次に、作業者代理エージェ
ント4による作業依頼の引受け確認処理を説明する。図
8は作業者代理エージェント4の作業依頼引受け確認処
理における機能のブロック図である。マネージャ代理エ
ージェント3で作業担当候補に選ばれた作業者代理エー
ジェント4に対して作業依頼の引受け確認が、それぞれ
のエージェント通信処理部34、43を通して作業引受
け確認部47に送られると、作業引受け確認部47は作
業状況判断部46に実際に何かの作業を行っているかを
問い合わせる。
【0046】作業状況判断部46は、個人作業環境通信
処理部42と個人作業環境5の通信処理部51を通し
て、作業者に対して作業情報を表示する作業情報表示部
53と、作業者からの作業情報入力を受け付ける作業者
入力処理部52からその時点での表示情報と入力情報と
を収集し、それを共有情報6である作業オントロジー6
1に格納された作業−入出力情報間関連定義613で検
索し、その時点での実担当作業を割り出す。
【0047】この作業状況判断部46の実担当作業の割
り出し処理の結果、作業者が特に作業を実施していない
と判断されたか、もしくは何らかの作業を実施中である
と判断された場合でも、作業引受け確認部47が個人作
業環境5の作業情報表示部53に対して作業者の作業引
受け確認を促すメッセージを表示し、それに対して作業
者入力処理部52に作業者が了解した場合は、作業引受
け確認部47は作業依頼の引受け了解メッセージをマネ
ージャ代理エージェント3に通知し、また、共有情報6
である作業者情報63の個人情報632に格納されたス
ケジュールと担当作業履歴を更新する。
【0048】また、作業状況判断部46の実担当作業の
割り出し処理の結果、作業者が何らかの作業を実施中で
あると判断され作業者が引き受け確認に対して了解しな
かった場合は、作業引受け確認部47は引受け拒否メッ
セージをマネージャ代理エージェント3に通知する。
【0049】マネージャ代理エージェント3では、作業
者代理エージェント4からの作業依頼の引受け了解メッ
セージを受け取った場合は、引受け条件管理部32は引
受け条件蓄積部33に保存されている他の作業者代理エ
ージェント4からの引受け条件を全て削除し、実施の形
態5で説明した引受け評価処理を完了する。また、作業
者代理エージェント4からの作業依頼の引受けが拒否メ
ッセージを受け取った場合は、引受け条件管理部32は
引受け条件蓄積部33に対してその作業者代理エージェ
ントから送信され保存されている引受け条件のみを削除
し、実施の形態5で説明した引受け評価処理を再度行っ
て、他の作業担当候補の決定を行う。
【0050】この様に、作業担当候補となった作業者代
理エージェント4に対して作業依頼を通知する前に引き
受け確認処理を行うことによって、マネージャ代理エー
ジェント3が各作業者代理エージェント4から引き受け
条件を受信して評価を行っている間に作業者代理エージ
ェント4の状態が変化して作業引受け不可能となってし
まった場合に対応することができる。また、自動的に作
成された引受け条件が実際の作業者の状況をうまく反映
できておらず、不適当な作業者代理エージェント4が作
業担当候補になってしまった場合でも、作業者が直接引
き受け確認に対して了解処理を行うことにより、適当で
ない作業分担が起きてしまう問題を回避することができ
る。
【0051】実施の形態8.次に、管理者の代理となっ
た作業者代理エージェントによる作業分割処理を説明す
る。図9は作業者代理エージェントの作業分割処理にお
ける機能のブロック図である。幾つかの他作業が派生す
る作業の作業依頼は、実施の形態3ないし5で説明した
各手順によってマネージャ代理エージェント3から管理
者属性を職務情報として持つ作業者(管理者職務である
作業者)の作業者代理エージェント4が優先して作業担
当候補となり、実施の形態7で説明した手順によって作
業担当が決定される。
【0052】この作業を実行する作業代理エージェント
4は、作業分割処理部48で共有情報6である作業オン
トロジー61の作業間関連定義614を参照し、この作
業の派生的関連を持つ他作業を検索してそれらの作業の
作業依頼メッセージを作成し、エージェント通信処理部
43を介してマネージャ代理エージェント3に対して作
業依頼メッセージを送信する。
【0053】作業者代理エージェント4の作業分割処理
部48で行われる作業分割と、マネージャ代理エージェ
ント3に送られる作業依頼メッセージ等の状況は、個人
作業環境通信処理部42を介して個人作業環境5に送ら
れ、通信処理部51を通して作業情報表示部53に表示
される。また、この作業分割処理に対する中断や作業者
の手動操作による作業分割処理など、作業者が何らかの
操作を行う場合は、作業者入力処理部52に作業者が入
力した操作情報を通信処理部51を介して作業者代理エ
ージェント4に送り、個人作業環境通信処理部42を通
して作業分割処理部48がその情報を受け取って作業者
による操作を実行する。
【0054】また、作業者が手動で作業分割処理を行っ
た際に、その作業分割が作業間関連定義614に定義さ
れていない新たな作業分割であった場合は、作業分割処
理部48はその作業分割から新規の作業間関連定義を作
成し、作業オントロジー61に登録する。
【0055】このように、作業者代理エージェント4の
作業分割処理によって派生的作業の分割処理を自動的に
実行できる他、この処理を管理者が一元管理を行うこと
によって、作業実行の管理者支援を実現し、また手動で
新たな作業分割が行われた際にはその作業間関連定義を
共有情報に自動的に新規登録することができる。
【0056】なお以上述べた各実施の形態において、作
業者代理エージェント4が作業依頼元の代理となった場
合にはマネージャ代理エージェント3となり得る。ま
た、複数の作業分担処理を並列して行うことが可能であ
る。また、マネージャ代理エージェント3および作業者
代理エージェント4はそれぞれ例えばプログラムに従っ
て動作するコンピュータからなり、個人作業環境は作業
操作機器等からなる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、作業依頼元と作業者の代理となった各エージェント
が、作業オントロジーと運用方針情報と作業者情報を共
有して自律協調処理を行うことにより、作業分担の効率
性と柔軟性を向上させることができる。
【0058】また請求項2の発明によれば、作業者代理
エージェントは個人作業環境の表示情報と入力情報を基
にその時点での実行中の作業が自動的に特定でき、作業
引き受け条件を作成することが可能となる。
【0059】また請求項3の発明によれば、作業者代理
エージェントは作業者の代理として作業員個人に関する
情報を引き受け条件として自動的に作成でき、また認証
処理によって作業者の欺証や、誤って他の作業者の代理
となってしまうことを防ぐことができる。
【0060】また請求項4の発明によれば、作業依頼メ
ッセージを全作業者代理エージェントに対して公告し、
それに対して返答される引受け条件の評価によって作業
担当候補を決定することにより、状況がどのように変化
しても常にそれに対応した情報を収集して評価、決定を
行うことができる。
【0061】また請求項5の発明によれば、他作業が派
生する作業の実施を管理者の作業者代理エージェントに
担当させることによって、管理者がその作業の分割や実
行の状況監視を行うことができる。
【0062】また請求項6の発明によれば、一旦作業担
当候補が決定した後に作業引受けが可能かどうか確認す
ることによって、マネージャ代理エージェントで引受け
条件の収集と評価を行っている間に作業者代理エージェ
ントの状態が変化して引受け不可能になった場合や、自
動的に作成された引受け条件が不正であったために不適
当な作業者代理エージェントが作業担当候補になってし
まった場合に対応することができる。
【0063】また請求項7の発明によれば、マネージャ
代理エージェントで作業依頼に対する分担ができなかっ
た場合に自動的に代替作業を検索して分担処理を行うこ
とにより、作業実行の柔軟性を高めることができる。
【0064】また請求項8の発明によれば、各エージェ
ントが通信手段を持つことでシステムの物理的な位置の
制約を受けないことにより、配置の変更や作業員の増減
などに柔軟に対応することができる。
【0065】また請求項9の発明によれば、各エージェ
ントが複数の作業分担処理を並列して実行することによ
り、ある作業分担処理の完了を待たずに他の作業分担処
理を開始することができ、処理の効率化やスピードアッ
プを実現することができる。
【0066】また請求項10の発明によれば、作業オン
トロジーは管理者の手動による作業分割処理などで新た
な作業定義情報が発生した際に、自動的にその情報を格
納することによって定義内容を増やし、より利便性を高
めることができる。
【0067】また請求項11の発明によれば、共有情報
として運用方針情報を置き、外部から定義可能とするこ
とにより、緊急性が高まった場合、研修で全作業者にあ
る作業を経験させたい場合など、運用方針によって作業
分担を変えたいといった場合に柔軟に対応することがで
きる。
【0068】また請求項12の発明によれば、このシス
テムを利用している作業者は、作業担当時に自動的にそ
の作業担当の記録が履歴として蓄積されることにより、
記録の入力処理などを省くことができ、また作業引受け
条件を作成する際に常に最新の情報を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による共同作業支援
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による共同作業支援
システムにおける作業者代理エージェントの認証処理を
説明するための機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による共同作業支援
システムにおける作業依頼発生から完了報告までの処理
の概略を示したフローチャート図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による共同作業支援
システムにおける作業者代理エージェントの引受け条件
作成処理における機能ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による共同作業支援
システムにおける引き受け条件の構成の一例を示す図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5による共同作業支援
システムにおけるマネージャ代理エージェントの引受け
条件評価処理における機能ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による共同作業支援
システムにおけるマネージャ代理エージェントの代替作
業依頼作成処理における機能ブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態7による共同作業支援
システムにおける作業者代理エージェントの作業依頼引
受け確認処理における機能ブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態8による共同作業支援
システムにおける作業分割処理における機能ブロック図
である。
【図10】 従来の協調型推論装置の概念的構成を示す
図である。
【図11】 図10における問題解決手段の構成を示す
図である。
【符号の説明】
3 マネージャ代理エージェント、4	 作業者代理
エージェント、5 個人作業環境、6 共有情報、7
ログイン情報、8 作業依頼メッセージ、31引受け条
件評価部、32 引受け条件管理部、33 引受け条件
蓄積部、34エージェント通信処理部、35 引受け&#
9;条件評価部、36 代替作業依頼作成部、41 個人
情報判断部、42 個人作業環境通信処理部、43 エ
ージェント通信処理部、44 引受け条件作成部、45
個人情報判断部、46 作業状況判断部、47 作業
引受け確認部、48 作業分割処理部、51 通信処理
部、52 作業者入力処理部、53 作業情報表示部、
61 作業オントロジー、62 運用方針情報、63
作業者情報、311 軽度リスト、312 開始リス
ト、313 経験リスト、611 作業−職務関連定
義、612 作業重要度定義、613 作業−入出力情
報間関連定義、614 作業間関連定義、631 パス
ワード定義、632 個人情報。
フロントページの続き (72)発明者 三石 彰純 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大島 利浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小坂 哲也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB00 CC32 DD05 EE05 EE12 FF07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業者に対して、複数の作業の分
    担処理を支援する共同作業支援システムであって、 作業者の個人作業環境と通信して作業者のその時々の状
    態を判断し、また作業者個人の職務や経験などの特性を
    判断して作業者個人の代理となって作業引受け条件の作
    成と、作業の引受けから完了までの管理を行う複数の作
    業者代理エージェントと、 本システムに接続された作業依頼元または作業依頼元と
    なった前記作業者代理エージェントの代理となり、各作
    業者代理エージェントに対して作業依頼の公告を行い、
    公告の結果として返される各作業者代理エージェントか
    らの引受け条件の評価を行い、作業担当の候補である作
    業者代理エージェントを決定するマネージャ代理エージ
    ェントと、 各エージェントの共有情報として利用される、複数の作
    業間の代替的または派生的な関連、作業の重要度、作業
    と作業者の職務との関連などを定義した作業オントロジ
    ーと、 各エージェントの共有情報として利用される、各エージ
    ェント内の評価処理において評価の一要素であり、外部
    から定義可能な運用方針情報と、 各エージェントの共有情報として利用される、各作業者
    個人に関するスケジュール、職務、過去に担当した作業
    の履歴などを格納した作業者情報と、 を備え、各エージェント間の相互通信による自律協調処
    理を行うことを特徴とする共同作業支援システム。
  2. 【請求項2】 前記作業者代理エージェントは、作業引
    受け条件を、個人作業環境での表示情報や作業者からの
    入力情報を検索条件として共有情報である前記作業オン
    トロジーに定義された作業−入出力情報間関連定義を検
    索し、その結果得られた現担当作業情報を元に作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の共同作業支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記作業者代理エージェントは、認証処
    理によって作業者の代理となり、作業引受け条件を、共
    有情報である前記作業者情報に格納されたスケジュー
    ル、職務、過去に担当した作業の履歴などを元に作成す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の共同作業
    支援システム。
  4. 【請求項4】 前記マネージャ代理エージェントは、作
    業依頼元の代理となって全作業者代理エージェントに対
    して作業依頼メッセージの公告を行い、その結果として
    返答される前記各作業者代理エージェントからの作業引
    受け条件を、前記作業オントロジーに定義された作業の
    重要度について各引受け条件間の直接比較や、前記運用
    方針情報を条件に加えての比較や、前記作業者情報の作
    業履歴との関連によって評価を行い、作業担当候補であ
    る作業者代理エージェントを決定する作業担当候補決定
    手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の共同作業支援システム。
  5. 【請求項5】 前記マネージャ代理エージェントは、複
    数の他作業が派生する作業の作業依頼メッセージに対し
    ては、前記作業担当候補決定手段において前記作業オン
    トロジーを参照して管理者職務である作業者の作業者代
    理エージェントを優先的に作業担当候補として選ぶこと
    によって、その作業の分割処理や監視処理を管理者に集
    約することを特徴とする請求項4に記載の共同作業支援
    システム。
  6. 【請求項6】 前記マネージャ代理エージェントは、前
    記作業担当候補決定手段によって選ばれた作業者代理エ
    ージェントに対して作業引受け確認を行い、作業者代理
    エージェントの了解が得られた場合のみ作業分担を完了
    することを特徴とする請求項4または5に記載の共同作
    業支援システム。
  7. 【請求項7】 前記マネージャ代理エージェントは、前
    記作業担当候補決定手段において作業担当候補となる作
    業者代理エージェントが無かった場合や、作業担当候補
    に対する作業引受け確認の了解が得られなかった場合な
    どの作業の分担に失敗した場合には、作業依頼元の代理
    として前記作業オントロジーを参照して代替作業を検索
    し新たにその代替作業の作業依頼メッセージの公告を行
    うことを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載
    の共同作業支援システム。
  8. 【請求項8】 前記作業者代理エージェントおよび前記
    マネージャ代理エージェントは、他のモジュールとの通
    信手段を備えることにより、システムを構成した際に物
    理的な位置の制約を受けないことを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の共同作業支援システム。
  9. 【請求項9】 前記作業者代理エージェントおよび前記
    マネージャ代理エージェントは、複数の作業分担処理を
    並列して行うことを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の共同作業支援システム。
  10. 【請求項10】 前記作業オントロジーは、複数の作業
    間の代替的あるいは派生的な関連と、作業の重要度と、
    作業と作業者の職務との関連とを定義し、実際にこのシ
    ステムが運用されている状況について、動的にこれらの
    定義情報が変更されることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれかに記載の共同作業支援システム。
  11. 【請求項11】 前記運用方針情報は、前記作業担当候
    補決定手段において作業依頼メッセージ公告に対する作
    業引受け条件の比較評価の際に、共同作業の運用方針と
    して評価の一要素に加えることのできる、外部から定義
    可能な情報であることを特徴とする請求項4ないし10
    のいずれかに記載の共同作業支援システム。
  12. 【請求項12】 前記作業者情報は、作業者代理エージ
    ェントが作業引受け条件の作成などを行うために必要な
    各作業者個人に関するスケジュール、職務、過去に担当
    した作業の履歴などを格納し、また各作業者代理エージ
    ェントが担当作業が決定された際に自動的にこれらの情
    報が更新されることを特徴とする請求項1ないし11の
    いずれかに記載の共同作業支援システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020015490A (ko) * 2000-08-22 2002-02-28 이상훈 인터넷을 이용한 커뮤니케이션 서비스 제공 시스템 및 그방법
JP2004310747A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Canon Inc 画像形成システムおよび画像形成システムの制御方法および制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
KR100756675B1 (ko) * 2001-08-27 2007-09-07 (주) 엘지텔레콤 무선단말기를 사용한 공동화 작업 장치 및 방법
JPWO2013018174A1 (ja) * 2011-07-29 2015-02-23 富士通株式会社 作業引継支援装置、および作業引継支援方法

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