JP2000098394A - 感光性高分子化合物を用いた液晶配向膜、および該配向膜を用いた液晶表示素子 - Google Patents

感光性高分子化合物を用いた液晶配向膜、および該配向膜を用いた液晶表示素子

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JP2000098394A
JP2000098394A JP26759698A JP26759698A JP2000098394A JP 2000098394 A JP2000098394 A JP 2000098394A JP 26759698 A JP26759698 A JP 26759698A JP 26759698 A JP26759698 A JP 26759698A JP 2000098394 A JP2000098394 A JP 2000098394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発塵や静電気の発生といった問題を抱えてい
るラビング処理が不要な配向膜を提供すること。 【解決手段】 ポリ[メタクリル酸−2−(3−フェニ
ル−2,5−ジオン−3−ピロリン−1−イル)エチル
-CO-メタクリル酸ベンジル] に偏光紫外線を照射し、側
鎖の一部を光反応させることで得られる液晶表示素子用
配向膜による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光架橋高分子化合物
を用いた液晶配向膜、該配向膜を用いた液晶表示素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワープロやノートパソコン等に用
いられるディスプレイにおいては、より軽量で、薄く、
低消費電力であることが求められているが、これらの要
件を満たすフラットディスプレイとして、優れた液晶表
示素子の出現が期待されている。
【0003】液晶表示素子には、液晶分子を一定方向に
配向させるため、所定のプレチルト角が設定された液晶
配向膜が設けられている。これらの配向膜を製造するに
は、基板上に成膜されたポリイミド等の高分子化合物薄
膜を、レーヨン等の布で一方向に擦るラビング処理や、
二酸化ケイ素を斜方蒸着する方法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラビング処理
は簡便で安価な方法のため工業的に広く用いられるもの
の、発塵や静電気の発生といった問題を抱えている。ま
た、斜方蒸着を用いる方法にあっては、製造費用が高
く、大型化するのは困難であった。
【0005】そこで、近年このような問題を解決すべ
く、光を用いて配向処理を行う方法が注目を集めてい
る。この光配向法による配向膜の製造方法は、感光性高
分子化合物の薄膜を基板上に形成し、偏光した紫外線や
レーザー光を照射すると、照射する偏光と方向が一致す
る感光基のみが光化学反応し、配向膜上に異方性が生じ
る。この様にして作成した配向膜に液晶分子が接すると
液晶分子が配向するのである。この方法によれば、基板
上に塗布した薄膜に他の部材が接触しないので、静電気
の発生や不純物の混入がない等の利点がある。
【0006】例えば、M.Schadt等Jpn.J.
Appl.Phys.,31,2155(1992)や
登録特許第2608661号を始めとして、ポリビニル
シンナメートおよびその誘導体への偏光照射による光二
量化を用いた光配向膜がいくつか開示されている。しか
しこれらの配向膜は熱安定性、形状保持力が低く液晶の
配向が乱れやすい欠点があった。
【0007】一方高い感度を有する感光性基として、ア
リールマレイミド残基を側鎖に有するビニルポリマー類
が特公昭50−39702号公報等に開示されている
が、液晶表示素子用配向膜への適用の可能性については
何ら言及されていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、α、β置換マレイミド残基を側鎖に有する
感光性高分子化合物は、高感度で速やかに側鎖が光反応
(架橋)し、かつ架橋後の膜は熱安定性、形状保持力に
優れており、良好な液晶配向性を示す事を見いだし本発
明を完成した。
【0009】すなわち本発明の構成は下記の通りであ
る。 (1)下記一般式〔1〕
【0010】
【化7】
【0011】で示される構造単位からなり、N−メチル
−2−ピロリドン中、濃度0.5g/dl、温度30±
0.01℃で測定された対数粘度数が0.1〜5.0d
l/gである感光性高分子化合物に偏光紫外線を照射
し、側鎖の一部を光反応させることで得られる液晶表示
素子用配向膜。(但し、一般式〔1〕においてG1は水
素、フッ素、塩素原子、もしくは炭素数1〜12の1価
の有機基を表す。G2は独立に単結合、−COO−、−
OCO−、−NHCO−、−CONH−、−O−、−S
−、−CO−を示し、G3は単結合または炭素数1〜2
0のアルキレン基を示す。XおよびYはそれぞれ独立に
水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基
または炭素数1〜12のそれぞれ、アルキル基、ハロア
ルキル基、アルコキシ基若しくはハロアルコキシ基また
は炭素数3〜8のシクロアルキル基または炭素数9〜1
4のトランス−4−アルキルシクロヘキシル基を示し、
mは0〜3の整数を表す。)
【0012】(2) 前記一般式〔1〕で示される構造
単位および一般式〔2〕
【0013】
【化8】
【0014】で示される構造単位からなりN−メチル−
2−ピロリドン中、濃度0.5g/dl、温度30±
0.01℃で測定された対数粘度数が0.1〜5.0d
l/gである感光性高分子化合物に偏光紫外線を照射
し、側鎖の一部を光反応させることで得られる液晶表示
素子用配向膜。(但し、一般式〔2〕においてG1およ
びG4はそれぞれ独立に水素、フッ素、塩素原子、もし
くは炭素数1〜12の1価の有機基を表す。)
【0015】(3) (1)若しくは(2)項に記載の
液晶表示素子用配向膜を備えることを特徴とする液晶表
示素子。
【0016】(4) (3)項に記載の液晶表示素子に
おいて、液晶組成物が一般式〔3〕、〔4〕および
〔5〕からなる化合物群から選択される化合物を少なく
とも1種含有することを特徴とする液晶表示素子。
【0017】
【化9】
【0018】(式中、R1は炭素数1〜10のアルキル
基を示し、この基中の相隣接しない任意のメチレン基は
−O−または−CH=CH−で置換されていてもよく、
また、この基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換さ
れてもよく;R2はフッ素原子、塩素原子、−OCF3
−OCF2H、−CF3、−CF2H、−CFH2、−OC
2CF2Hまたは−OCF2CFHCF3を示し;L1
よびL2はそれぞれ独立して水素原子またはフッ素原子
を示し;Z1およびZ2はそれぞれ独立して1,2−エチ
レン、1,4−ブチレン、−COO−、−CF2O−、
−OCF2−、−CH=CH−または単結合を示し;環
Aはトランス−1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジ
オキサン−2,5−ジイルまたは水素原子がフッ素原子
に置換されていてもよい1,4−フェニレンを示し;環
Bはトランス−1,4−シクロヘキシレンまたは水素原
子がフッ素原子に置換されていてもよい1,4−フェニ
レンを示す。)
【0019】(5) (3)項に記載の液晶表示素子に
おいて、液晶組成物が一般式〔6〕および〔7〕からな
る化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有
することを特徴とする液晶表示素子。
【0020】
【化10】
【0021】(式中、R3およびR5はそれぞれ独立して
炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基中の相隣接
しない任意のメチレン基は−O−または−CH=CH−
で置換されていてもよく、また、この基中の任意の水素
原子はフッ素原子で置換されてもよく;R4は−CN基
または−C≡C−CNを示し;環Cはトランス−1,4
−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジ
オキサン−2,5−ジイルまたはピリミジン2,5−ジ
イルを示し;環Dはトランス−1,4−シクロヘキシレ
ン、水素原子がフッ素原子に置換されていてもよい1,
4−フェニレン、またはピリミジン2,5−ジイルを示
し;環Eはトランス−1,4−シクロヘキシレンまたは
1,4−フェニレンを示し;Z3は1,2−エチレン、
−COO−または単結合を示し;L3、L4およびL5
それぞれ独立して水素原子またはフッ素原子を示し;
e、fおよびgはそれぞれ独立して0または1を示
す。)
【0022】(6) (3)項に記載の液晶表示素子に
おいて、液晶組成物が一般式〔8〕、
〔9〕および〔1
0〕からなる化合物群から選択される化合物を少なくと
も1種含有することを特徴とする液晶表示素子。
【0023】
【化11】
【0024】(式中、R6およびR7はそれぞれ独立して
炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基中の相隣接
しない任意のメチレン基は−O−または−CH=CH−
で置換されていてもよく、また、この基中の任意の水素
原子はフッ素原子で置換されてもよく;環Fおよび環G
はそれぞれ独立して、トランス−1,4−シクロヘキシ
レンまたは1,4−フェニレンを示し;L6およびL7
それぞれ独立して水素原子またはフッ素原子を示すが同
時に水素原子を示すことはなく;Z4およびZ5はそれぞ
れ独立して1,2−エチレン、−COO−または単結合
を示す。)
【0025】(7) (3)項に記載の液晶表示素子に
おいて、液晶組成物が前記一般式〔3〕、〔4〕および
〔5〕からなる化合物群から選択される化合物を少なく
とも1種含有し、第二成分として、一般式〔11〕、
〔12〕および〔13〕からなる化合物群から選択され
る化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液
晶表示素子。
【0026】
【化12】
【0027】(式中、R8およびR9はそれぞれ独立して
炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基中の相隣接
しない任意のメチレン基は−O−または−CH=CH−
で置換されていてもよく、また、この基中の任意の水素
原子はフッ素原子で置換されてもよく;環I、環Jおよ
び環Kはそれぞれ独立して、トランス−1,4−シクロ
ヘキシレン、ピリミジン2,5−ジイルまたは水素原子
がフッ素原子に置換されていてもよい1,4−フェニレ
ンを示し;Z6およびZ7はそれぞれ独立して1,2−エ
チレン、−C≡C−、−COO−、−CH=CH−また
は単結合を示す。)
【0028】(8) (3)項に記載の液晶表示素子に
おいて、液晶組成物が前記一般式〔6〕および〔7〕か
らなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種
含有し、第二成分として、前記一般式〔11〕、〔1
2〕および〔13〕からなる化合物群から選択される化
合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶表
示素子。
【0029】(9) (3)項に記載の液晶表示素子に
おいて、液晶組成物が前記一般式〔8〕、
〔9〕および
〔10〕からなる化合物群から選択される化合物を少な
くとも1種含有し、第二成分として、前記一般式〔1
1〕、〔12〕および〔13〕からなる化合物群から選
択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴と
する液晶表示素子。
【0030】(10) (3)項に記載の液晶表示素子
において、液晶組成物が前記一般式〔3〕、〔4〕およ
び〔5〕からなる化合物群から選択される化合物を少な
くとも1種含有し、第二成分として、前記一般式〔6〕
および〔7〕からなる化合物群から選択される化合物を
少なくとも1種含有し、第三成分として、前記一般式
〔11〕、〔12〕および〔13〕からなる化合物群か
ら選択される化合物を少なくとも1種含有することを特
徴とする液晶表示素子。
【0031】(11) (4)〜(10)項に記載の液
晶表示素子において、液晶組成物に、さらに1種以上の
光学活性化合物を含有することを特徴とする液晶表示素
子。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示素子用配向膜
は、側鎖にα、β置換マレイミド残基を有する感光性高
分子化合物の溶液を基板に塗布後、偏光紫外線を照射し
て膜表面に異方性を付与することで製造される。
【0033】ここで式〔1〕で示される、側鎖にα、β
置換マレイミド残基を有する感光性高分子化合物は通常
の有機合成的手法で容易に合成できる。すなわち式〔1
4〕
【0034】
【化13】
【0035】で示される、側鎖にα、β置換マレイミド
残基を持つビニルモノマーを合成後、マレイミド残基を
保持したままビニル基の付加重合反応で得る方法。或い
はα、β置換マレイン酸無水物またはα、β置換マレイ
ミド誘導体をビニルポリマーとの高分子反応により、前
記化合物をビニルポリマー中に導入する方法があり、こ
れらは連結基G2の種類に応じて自由に選択することが
できる。又、式[1]で示される構造単位と式[2]で
示される構造単位からなる共重合体は、同様に各々の構
造単位に相当するビニルモノマーの共重合により得るこ
ともできるが、前述したように共重合体の高分子反応に
よっても得ることができる。共重合体中における式
[1]で示される構造単位は、好ましくは10モル%以
上であり、より好ましくは50モル%以上である。これ
らの感光性高分子化合物への偏光紫外線照射によって、
紫外線の照射された部分のマレイミド残基が重合し、ラ
ビング処理をすることなく液晶配向膜として使用するこ
とができるのである。
【0036】前記一般式〔1〕、〔2〕で示される構造
単位、及び一般式〔14〕で示される化合物中のG1
たはG4で示される1価の有機基として、具体的には下
記の基が挙げられる。例えばアルキル基としてメチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペ
ンチル基、n−ヘキシル基、ヘプチル基、およびそのフ
ッ素置換体であるトリフルオロメチル基、ヘプタフルオ
ロプロピル基、ノナフルオロブチル基、ペルフルオロペ
ンチル基、ペルフルオロヘキシル基、ペルフルオロヘプ
チル基、アルコキシ基としてメトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、n−ブトキシ基、n−ペンチルオキ
シ基、n−ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、およ
びそのフッ素置換体であるトリフルオロメトキシ基、ヘ
プタフルオロプロポキシ基、ノナフルオロブトキシ基、
ペルフルオロペンチルオキシ基、ペルフルオロヘキシル
オキシ基、ペルフルオロヘプチルオキシ基が挙げられ
る。 さらに環状置換基としてフェニル基、ベンジル
基、トルイル基、フルオロフェニル基、フルオロベンジ
ル基、ナフチル基、ビフェニル基、フルオロビフェニル
基、シアノビフェニル基、シクロヘキシル基、シクロペ
ンチル基がある。さらに水酸基、シアノ基、カルボキシ
ル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、フェ
ノキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ト
リフルオロメトキシカルボニル基、ビフェニルオキシカ
ルボニル基が挙げられる。
【0037】これらの中で好ましくはメチル基、エチル
基、n−プロピル基およびそのフッ素置換体であるトリ
フルオロメチル基、ヘプタフルオロプロピル基、アルコ
キシ基としてメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、およびそのフッ素置換体であるトリフルオロメトキ
シ基、ヘプタフルオロプロポキシ基、フェニル基、ベン
ジル基、フルオロフェニル基、フルオロベンジル基、ビ
フェニル基、フルオロビフェニル基、水酸基、シアノ
基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基、プロポキシカルボニル基、フェノキシカ
ルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、トリフルオ
ロメトキシカルボニル基、ビフェニルオキシカルボニル
基である。
【0038】前記一般式〔1〕で示される構造単位及び
一般式〔14〕で示される化合物において、スペーサー
の長さG3は炭素数0〜12が好ましく、さらに好まし
くは0〜6である。炭素数が12以上では耐熱性、耐薬
品性に劣る構造になるため、光架橋後の膜の熱安定性、
耐液晶性に悪影響をおよぼす可能性がある。
【0039】一般式〔1〕、〔14〕において、側鎖イ
ミド環のα位に置換されるベンゼン環の数mは1〜2が
好ましい。環数がこれ以上になると置換基が剛直すぎ
て、得られたポリマーの溶解性、塗布性が極端に低下し
たり、立体障害で光反応を阻害する危険性が生じる。
【0040】一般式〔1〕、〔14〕において置換基
X、Yとして、具体的に次の原子、官能基を挙げること
ができるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
すなわち水素、フッ素、塩素、シアノ基、ニトロ基、シ
クロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
メチルシクロプロピル基、エチルシクロプロピル基、プ
ロピルシクロプロピル基、n−ブチルシクロプロピル
基、メチルシクロブチル基、エチルシクロブチル基、プ
ロピルシクロブチル基、n−ブチルシクロブチル基、メ
チルシクロペンチル基、エチルシクロペンチル基、プロ
ピルシクロペンチル基、n−ブチルシクロペンチル基等
の原子または環状置換基が挙げられる。
【0041】アルキル基としてはメチル基、エチル基、
n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、
iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、
n−ペンチル基、iso−ペンチル基、neo−ペンチ
ル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、iso−ヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基等が挙げられる。
【0042】ハロアルキル基としてはトリフルオロメチ
ル基、トリクロロメチル基、トリブロモメチル基、トリ
ヨードメチル基、ペンタフルオロエチル基、ペンタクロ
ロエチル基、ペンタブロモエチル基、ペンタヨードエチ
ル基、1,1,1−トリクロロエチル基、1,1,1−
トリフルオロエチル基、1,1,1−トリブロモエチル
基、1,1,1−トリヨードエチル基、ヘプタフルオロ
プロピル基、ヘプタクロロプロピル基、ヘプタブロモプ
ロピル基、ヘプタヨードプロピル基、1,1,1−トリ
フルオロプロピル基、1,1,1−トリクロロプロピル
基、1,1,1−トリブロモプロピル基、1,1,1−
トリヨードプロピル基、ノナフルオロブチル基、ノナク
ロロブチル基、ノナブロモブチル基、ノナヨードブチル
基、ペルフルオロペンチル基、ペルクロロペンチル基、
ペルブロモペンチル基、ペルフルオロヘキシル基、ペル
クロロヘキシル基、ペルブロモヘキシル基、ペルヨード
ヘキシル基、ペルフルオロヘプチル基、ペルクロロヘプ
チル基、ペルブロモヘプチル基、ペルフルオロオクチル
基、ペルクロロオクチル基、ペルブロモオクチル基、ペ
ルフルオロノニル基、ペルクロロノニル基、ペルブロモ
ノニル基、ペルフルオロデシル基、ペルクロロデシル
基、ペルブロモデシル基等が挙げられる。
【0043】アルコキシ基、ハロアルコキシ基としては
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、iso−
プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso−ブトキシ基、
sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオ
キシ基、iso−ペンチルオキシ基、neo−ペンチル
オキシ基、t−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ
基、iso−ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オ
クチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ウ
ンデシルオキシ基、ドデシルオキシ基、トリフルオロメ
トキシ基、トリクロロメトキシ基、トリブロモメトキシ
基、トリヨードメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ
基、ペンタクロロエトキシ基、ペンタブロモエトキシ
基、ペンタヨードエトキシ基、1,1,1−トリクロロ
エトキシ基、1,1,1−トリフルオロエトキシ基、
1,1,1−トリブロモエトキシ基、1,1,1−トリ
ヨードエトキシ基、ヘプタフルオロプロポキシ基、ヘプ
タクロロプロポキシ基、ヘプタブロモプロポキシ基、ヘ
プタヨードプロポキシ基、1,1,1−トリフルオロプ
ロポキシ基、1,1,1−トリクロロプロポキシ基、
1,1,1−トリブロモプロポキシ基、1,1,1−ト
リヨードプロポキシ基、ノナフルオロブトキシ基、ノナ
クロロブトキシ基、ノナブロモブトキシ基、ノナヨード
ブトキシ基、ペルフルオロペンチルオキシ基、ペルクロ
ロペンチルオキシ基、ペルブロモペンチルオキシ基、ペ
ルフルオロヘキシルオキシ基、ペルクロロヘキシルオキ
シ基、ペルブロモヘキシルオキシ基、ペルヨードヘキシ
ルオキシ基、ペルフルオロヘプチルオキシ基、ペルクロ
ロヘプチルオキシ基、ペルブロモヘプチルオキシ基、ペ
ルフルオロオクチルオキシ基、ペルクロロオクチルオキ
シ基、ペルブロモオクチルオキシ基、ペルフルオロノニ
ルオキシ基、ペルクロロノニルオキシ基、ペルブロモノ
ニルオキシ基、ペルフルオロデシルオキシ基、ペルクロ
ロデシルオキシ基、ペルブロモデシルオキシ基等が挙げ
られる。
【0044】前記置換基の中で好ましくは水素、フッ
素、シアノ基、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基、ヘプタフルオロプロピル基、ノナフル
オロブチル基、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロ
ヘキシル基、ペルフルオロヘプチル基、ペルフルオロオ
クチル基、ペルフルオロノニル基、ペルフルオロデシル
基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−
ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキ
シ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオ
キシ基、デシルオキシ基、ウンデシルオキシ基、ドデシ
ルオキシ基、ヘプタフルオロプロポキシ基、ノナフルオ
ロブトキシ基、ペルフルオロペンチルオキシ基、ペルフ
ルオロヘキシルオキシ基、ペルフルオロヘプチルオキシ
基、ペルフルオロオクチルオキシ基、ペルフルオロノニ
ルオキシ基、ペルフルオロデシルオキシ基が挙げられ
る。さらに好ましくは水素、フッ素、シアノ基、n−プ
ロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、
ウンデシル基、ドデシル基、ペルフルオロヘキシル基、
ペルフルオロヘプチル基、ペルフルオロオクチル基、ペ
ルフルオロノニル基、ペルフルオロデシル基、n−ヘキ
シルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、
ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ウンデシルオキシ
基、ドデシルオキシ基、ペルフルオロヘキシルオキシ
基、ペルフルオロヘプチルオキシ基、ペルフルオロオク
チルオキシ基、ペルフルオロノニルオキシ基、ペルフル
オロデシルオキシ基である。
【0045】本発明の液晶表示素子用配向膜を製造する
には、一般式〔1〕、〔2〕で示される構造単位を有す
る感光性高分子化合物の溶液を基板上に塗布し、150
〜300℃の温度で加熱処理して薄膜を基板上に形成す
る方法が好ましい。
【0046】本発明の液晶表示素子用配向膜に用いられ
る、一般式〔1〕、〔2〕で示される感光性高分子化合
物に使用される溶剤は、通常の液晶表示素子用配向膜で
使用されている溶剤を使用することができる。すなわち
これらの高分子化合物に対して、良溶媒である非プロト
ン性極性有機溶剤(N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルイミドゾリジノン、N−メチルカプロラクタム、N
−メチルプロピオンアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシド、N,Nジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、ジエチルアセト
アミド、およびγ−ブチロラクトン等)を例示できる。
【0047】さらに必要により塗布性改善などの目的で
表面張力の低い他の溶剤系(乳酸アルキル、3−メチ
ル,3−メトキシブタノ−ル、テトラリン、イソホロ
ン、エチレングリコ−ルモノアルキルエ−テル(エチレ
ングリコ−ルモノブチルエ−テル等)、ジエチレングリ
コ−ルモノアルキルエ−テル(ジエチレングリコ−ルモ
ノエチルエ−テル等)、エチレングリコ−ルモノアルキ
ルまたはフェニルアセテ−ト、トリエチレングリコ−ル
モノアルキルエ−テル、プロピレングリコ−ルモノアル
キルエ−テル(プロピレングリコ−ルモノブチルエ−テ
ル等)、マロン酸ジアルキル(マロン酸ジエチル等)
等)の例を挙げることができる。これらの溶剤は、先の
良溶媒に対して貧溶媒的なものが多い。
【0048】これらの溶剤で溶解された溶液を液晶表示
素子が形成される基板へ塗布する方法として、通常使用
されている方法が使用可能である。例えば、スピンナ−
法、印刷法、ディッピング法、滴下法等によって塗布す
ることが可能である。また、これらの溶液を塗布した後
の溶剤の乾燥に要する加熱処理等においても、通常の液
晶表示素子用配向膜で使用している手法と同様な方法で
実施することが可能である。例えば、オ−ブン、ホット
プレ−ト、赤外炉中等で加熱処理することが可能であ
る。溶液を塗布した後は、比較的低温で溶剤を蒸発させ
た後、150〜300℃程度の温度で、好ましくは18
0〜250℃で加熱処理することが好ましい。溶液に
は、塗布性を改良する等の目的で用いられる界面活性剤
や帯電防止の目的等で用いられる帯電防止剤を添加する
ことも可能である。あるいは、さらに基板との密着性を
向上させる為にシランカップリング剤、チタン系のカッ
プリング剤を配合することも可能である。
【0049】続いて、この感光性高分子化合物の薄膜に
偏光紫外線を照射して膜表面に異方性を付与するが、本
発明の液晶表示素子用配向膜に用いる感光性基である、
α、β置換マレイミド基に照射する光の波長は、200
〜410nmが好ましく、更に好ましくは310〜38
0nmである。これらの偏光紫外線の露光量は0.05
〜15.0J/cm2で、好ましくは0.1〜10.0
J/cm2であり、更に好ましくは0.1〜5.0J/
cm2である。
【0050】液晶表示素子として用いる基板は通常基板
上に電極、具体的にはITO(酸化インジウム−酸化ス
ズ)や酸化スズの透明電極が形成されたものであるが、
さらにこの電極と基板の間に、基板からのアルカリ溶出
を防止するための絶縁膜、カラーフィルター、カラーフ
ィルターオーバーコート等の保護膜を設けてもよく、電
極上に絶縁膜、カラーフィルター膜などのオーバーコー
ト膜を設けてもよい。また電極上にTFT(Thin−
Film−Transistor)素子、MIM(Me
tal−Insulator−Metal)素子などの
能動素子を形成していてもよい。これらの電極、アンダ
ーコート、その他の液晶セル内の構成は、従来の液晶表
示素子の構成が使用可能である。このように形成された
基板を使用してセル化し、液晶を注入し、注入口を封止
して液晶表示素子を作る。この封入される液晶として
は、通常のネマチック液晶の他、二色性色素を添加した
液晶等種々の液晶が使用できる。
【0051】本発明において、本配向膜と組み合わせて
好ましく用いることのできる液晶組成物を具体的に例示
すると、下記一般式〔3〕、〔4〕および〔5〕からな
る化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有
するものを挙げることができる。また、下記一般式
〔6〕および〔7〕からなる化合物群から選択される化
合物を少なくとも1種含有する液晶組成物を挙げること
ができる。
【0052】また、下記一般式〔8〕、
〔9〕および
〔10〕からなる化合物群から選択される化合物を少な
くとも1種含有する液晶組成物を挙げることができる。
さらに、前記一般式〔3〕、〔4〕および〔5〕からな
る化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有
し、第二成分として、下記一般式〔11〕、〔12〕お
よび〔13〕からなる化合物群から選択される化合物を
少なくとも1種含有する液晶組成物を挙げることができ
る。
【0053】さらに、前記一般式〔6〕および〔7〕か
らなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種
含有し、第二成分として、前記一般式〔11〕、〔1
2〕および〔13〕からなる化合物群から選択される化
合物を少なくとも1種含有する液晶組成物を挙げること
ができる。さらに、前記一般式〔8〕、
〔9〕および
〔10〕からなる化合物群から選択される化合物を少な
くとも1種含有し、第二成分として、前記一般式〔1
1〕、〔12〕および〔13〕からなる化合物群から選
択される化合物を少なくとも1種含有する液晶組成物を
挙げることができる。さらに、前記一般式〔3〕、
〔4〕および〔5〕からなる化合物群から選択される化
合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記一
般式〔6〕および〔7〕からなる化合物群から選択され
る化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前
記一般式〔11〕、〔12〕および〔13〕からなる化
合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有する
液晶組成物を挙げることができる。また、前記液晶組成
物に1種以上の光学活性化合物を含有して使用すること
も何ら差し支えない。
【0054】一般式〔3〕〜〔5〕の化合物として、好
ましくは式(3−1)から式(5−53)で表される化
合物を挙げることができる。
【0055】
【化14】
【0056】
【化15】
【0057】
【化16】
【0058】
【化17】
【0059】
【化18】
【0060】
【化19】
【0061】
【化20】
【0062】
【化21】
【0063】
【化22】
【0064】一般式〔3〕〜〔5〕の化合物は誘電異方
性値が正の化合物で、熱的、化学的安定性に優れてお
り、特に電圧保持率の高い、あるいは比抵抗値が大きい
といった高信頼性が要求されるTFT用の液晶組成物を
調製する際に不可欠な化合物である。
【0065】一般式〔6〕、〔7〕の化合物として、好
ましくは式(6−1)〜(7−3)の化合物を挙げるこ
とができる。
【0066】
【化23】
【0067】
【化24】
【0068】一般式〔6〕、〔7〕の化合物は誘電異方
性値が正でその値が大きく、特にしきい値電圧を小さく
する目的で使用される。また、粘度調整、屈折率異方性
の調整、透明点を高くする等のネマチックレンジを広げ
るのにも使用される。さらに、しきい値電圧の急峻性を
改良する目的にも使用される。
【0069】一般式〔8〕〜〔10〕の化合物として、
好ましくは式(8−1)〜(10−3)の化合物を挙げ
ることができる。
【0070】
【化25】
【0071】
【化26】
【0072】
【化27】
【0073】一般式[8]〜[10]で表わされる化合
物は、誘電率異方性値が負の化合物である。一般式
[8]で表わされる化合物は二環化合物であるので、主
としてしきい値電圧の調整、粘度調整又は屈折率異方性
値の調整の目的で使用される。一般式[9]で表わされ
る化合物は透明点を高くする等のネマチックレンジを広
げる目的で、または屈折率異方性値の調整の目的で使用
される。一般式[10]で表わされる化合物は屈折率異
方性値を調整する目的で使用される。一般式[8]〜
[10]で表わされる化合物は、主として誘電率異方性
が負である液晶組成物に使用される。液晶組成物中に
[8]〜[10]で表わされる化合物の量が増加する
と、液晶組成物のしきい値電圧が小さくなり、粘度が大
きくなる。したがって、しきい値電圧の要求値を満足し
ている限り、少なく使用することが望ましい。しかしな
がら、一般式[8]〜[10]で表わされる化合物の誘
電率異方性の絶対値が5以下であるので、40重量%よ
り少なくなると低電圧駆動ができなくなる場合がある。
【0074】誘電率異方性が負であるTFT用の組成物
を調製する場合に、一般式[8]〜[10]で表わされ
る化合物は、液晶組成物の全重量に対して40重量%以
上の範囲で使用することが好ましく、50〜95重量%
が好適である。また弾性定数をコントロールすることに
より電圧−透過率曲線の急峻性を改善ずる目的で、誘電
率異方性値が正である組成物に一般式[8]〜[10]
で表わされる化合物を混合する場合もある。この場合、
一般式[8]〜[10]で表わされる化合物は液晶組成
物中に30重量%以下であることが好ましい。
【0075】一般式〔11〕〜〔13〕の化合物とし
て、好ましくは式(11−1)〜(13−13)の化合
物を挙げることができる。
【0076】
【化28】
【0077】
【化29】
【0078】
【化30】
【0079】一般式〔11〕〜〔13〕の化合物は誘電
異方性値が負かまたは弱い正である化合物である。一般
式〔11〕の化合物は主として粘度低下または屈折率異
方性値調整の目的で使用される。また、一般式〔13〕
の化合物は透明点を高くする等のネマチックレンジを広
げる目的または屈折率異方性値調整の目的で使用され
る。
【0080】本発明の液晶表示素子は、通常、基板、電
圧印加手段、液晶配向膜、液晶層などにより構成され、
その特徴は、高感度で速やかに光二量化し、かつ架橋後
の配向膜の熱安定性、形状保持力に優れており、良好な
液晶配向性を有する光配向膜、すなわち本発明に関わる
液晶表示素子用光配向膜を備えていることである。
【0081】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定される
ものではない。次に実施例中の対数粘度数は以下の方法
で測定した。 対数粘度数:ウベローデ粘度計を用いてN−メチルー2
−ピロリドン中、ポリマー濃度0.5g/dl、温度3
0±0.01℃で測定した。
【0082】合成例1 下記構造単位で示されるポリ[メタクリル酸−2−(3
−フェニル−2,5−ジオン−3−ピロリン−1−イ
ル)エチル-CO-メタクリル酸ベンジル]、特公昭50−
39702号公報に準拠して合成した。
【0083】
【化31】
【0084】冷却管、攪拌装置を付けた100mlの三
つ口フラスコに、メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル
=1/1(モル比)共重合体1.00gを30.0ml
のジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し、0.25
mlのトリエチルアミンを加え、さらに1.28gのN
−(2−ベンゼンスルホニルオキシエチル)−α−フェ
ニルマレイミドを加えて150℃で3時間撹拌した。こ
の反応液を大量の希塩酸中に注ぎ、析出した固体をろ
集、水洗後乾燥した。この重合体を20mlのDMFに
再溶解し、大量の酢酸エチルで再沈した。ろ集、乾燥し
てポリ[メタクリル酸−2−(3−フェニル−2,5−
ジオン−3−ピロリン−1−イル)エチル-CO-メタクリ
ル酸ベンジル]を0.67g得た。この化合物の対数粘
度数は1.5dl/gであった。
【0085】合成例2 下記構造単位で示されるポリメタクリル酸ー2ー(3−
フェニルー2,5−ジオンーピロリンー1−イル)エチ
ルを特公昭51−13198号公報に準拠して合成し
た。
【0086】
【化32】
【0087】メタクリル酸クロリド5.0gをジオキサ
ン5mlに溶かし、この溶液を窒素雰囲気下、アゾビス
イソブチロニトリル20mgを加え、50℃、20時間
重合した。この溶液をジオキサンで希釈し、25mlの
ポリメタクリル酸クロリドの溶液を得た。続いてこの溶
液5mlをジオキサン20mlで希釈し、この中へN−
(2−ヒドロキシエチル)−α−フェニルマレイミド
2.088gとピリジン1mlを加えて12時間加熱還
流した。反応液をメタノール中に滴下し、ポリメタクリ
ル酸ー2ー(3−フェニルー2,5−ジオンーピロリン
ー1−イル)エチル0.72g得た。このポリマーの対
数粘度数は1.1dl/gであった。
【0088】実施例1,2 1)偏光照射による液晶表示素子用配向膜の形成;合成
例1及び2で得られた感光性高分子化合物をそれぞれ
N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)/ブチルセ
ロソルブ=1/1の混合溶媒に溶かして、ポリマー濃度
約5重量%の溶液とし、これを0.1μmのフィルター
でろ過し、液晶配向剤溶液とした。続いてITOガラス
基板上に回転塗布法(スピンナー法)で塗布した。塗布
後180℃で30分間乾燥し、膜厚約700オングスト
ロームの薄膜を形成した。薄膜表面に超高圧水銀ランプ
より、365nm付近の波長の、直線偏光紫外線を2.
0J/cm2照射した。
【0089】2)液晶セル作成、配向性評価 1)で得た基板を、紫外線の偏光方向が平行になるよう
に貼り合わせ、液晶層の厚さが20μmである液晶セル
を作成し、下記の液晶組成物を注入し、110℃で30
分間加熱処理を行った。加熱処理後放冷し、液晶の配向
を確認した。合成例1のポリマーから得られた配向膜
(実施例1)及び合成例2のポリマーから得られた配向
膜(実施例2)とも良好な配向性を示した。
【0090】
【化33】
【0091】実施例3,4 合成例1(実施例3)及び合成例2(実施例4)で得ら
れた感光性高分子化合物を用い、液晶組成物をTFT用
として用いられる液晶組成物である(LA)から(L
E)までに換えた以外は実施例1、2に準じて液晶セル
を作成して評価した。その結果、何れの組み合わせも良
好な液晶配向性が確認された。ここで用いた液晶組成物
(LA)から(LE)のそれぞれの組成を化34から化
38に示す。
【0092】
【化34】
【0093】
【化35】
【0094】
【化36】
【0095】
【化37】
【0096】
【化38】
【0097】実施例3 実施例1と同様の感光性高分子化合物を用い、STN用
として用いられる液晶組成物を(LF)から(LK)ま
で変えた以外は実施例1に準じて液晶セルを作成したと
ころ、良好な液晶配向を確認した。ここで用いた液晶組
成物(LF)から(LK)のそれぞれの組成を化39か
ら化44に示す。
【0098】
【化39】
【0099】
【化40】
【0100】
【化41】
【0101】
【化42】
【0102】
【化43】
【0103】
【化44】
【0104】比較例1 実施例1と同様の感光性高分子化合物を用い、偏光紫外
線照射の代わりに通常のラビング処理を施したがそのま
まではポリマーくずが膜に付着しており、配向膜として
使用できるものではなかった。その後、膜を水洗し、乾
燥した後には、実施例1とほぼ同等の良好な液晶配向を
示すことが確認された。
【0105】
【発明の効果】本発明により得られた、α、β置換マレ
イミド残基を側鎖に有する、感光性高分子化合物を用い
ることを特徴とする液晶表示素子用配向膜は、偏光紫外
線に対して高感度であり、その照射により速やかに側鎖
が光反応し、シクロブタン環を形成する。かつ光反応後
の膜は熱安定性、形状保持力に優れており、ラビング処
理とほぼ同等の良好な液晶配向性を示す、ノンラビング
配向膜として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/04 C09D 133/04 // C08F 8/46 C08F 8/46 Fターム(参考) 2H090 HB13Y HC05 HC06 HC07 HC15 KA04 MB14 4J011 QC02 QC07 RA11 SA90 UA01 UA02 VA01 WA01 4J027 AA01 AA08 AJ01 BA07 BA10 BA11 CA23 CA24 CA25 CA29 CC05 CC07 CD00 CD08 4J038 CG141 CG171 CH081 CH191 CR071 MA15 PA17 4J100 AA01Q AA15Q AC03Q AC04Q AC23Q AC24Q AE09P AE38P AF10P AG08P AG33P AG36P AL08P AL16P AL26P AM14P AM21P AN02P AP01P BA04P BA40P BA41P BA51P BB01P BB07P BC02P BC43P BC66P CA01 CA04 DA09 JA39

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕 【化1】 で示される構造単位からなり、N−メチル−2−ピロリ
    ドン中、濃度0.5g/dl、温度30±0.01℃で
    測定された対数粘度数が0.1〜5.0dl/gである
    感光性高分子化合物に偏光紫外線を照射し、側鎖の一部
    を光反応させることで得られる液晶表示素子用配向膜。
    (但し、一般式〔1〕においてG1は水素、フッ素、塩
    素原子、もしくは炭素数1〜12の1価の有機基を表
    す。G2は独立に単結合、−COO−、−OCO−、−
    NHCO−、−CONH−、−O−、−S−、−CO−
    を示し、G3は単結合または炭素数1〜20のアルキレ
    ン基を示す。XおよびYはそれぞれ独立に水素原子、フ
    ッ素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基または炭素数
    1〜12のそれぞれ、アルキル基、ハロアルキル基、ア
    ルコキシ基若しくはハロアルコキシ基または炭素数3〜
    8のシクロアルキル基または炭素数9〜14のトランス
    −4−アルキルシクロヘキシル基を示し、mは0〜3の
    整数を表す。)
  2. 【請求項2】 前記一般式〔1〕で示される構造単位お
    よび一般式〔2〕 【化2】 で示される構造単位からなりN−メチル−2−ピロリド
    ン中、濃度0.5g/dl、温度30±0.01℃で測
    定された対数粘度数が0.1〜5.0dl/gである感
    光性高分子化合物に偏光紫外線を照射し、側鎖の一部を
    光反応させることで得られる液晶表示素子用配向膜。
    (但し、一般式〔2〕においてG1およびG4はそれぞれ
    独立に水素、フッ素、塩素原子、もしくは炭素数1〜1
    2の1価の有機基を表す。)
  3. 【請求項3】 請求項1若しくは2に記載の液晶表示素
    子用配向膜を備えることを特徴とする液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が一般式〔3〕、〔4〕および〔5〕か
    らなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種
    含有することを特徴とする液晶表示素子。 【化3】 (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を示し、こ
    の基中の相隣接しない任意のメチレン基は−O−または
    −CH=CH−で置換されていてもよく、また、この基
    中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく;
    2はフッ素原子、塩素原子、−OCF3、−OCF
    2H、−CF3、−CF2H、−CFH2、−OCF2CF2
    Hまたは−OCF2CFHCF3を示し;L1およびL2
    それぞれ独立して水素原子またはフッ素原子を示し;Z
    1およびZ2はそれぞれ独立して1,2−エチレン、1,
    4−ブチレン、−COO−、−CF2O−、−OCF
    2−、−CH=CH−または単結合を示し;環Aはトラ
    ンス−1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン
    −2,5−ジイルまたは水素原子がフッ素原子に置換さ
    れていてもよい1,4−フェニレンを示し;環Bはトラ
    ンス−1,4−シクロヘキシレンまたは水素原子がフッ
    素原子に置換されていてもよい1,4−フェニレンを示
    す。)
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が一般式〔6〕および〔7〕からなる化
    合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有する
    ことを特徴とする液晶表示素子。 【化4】 (式中、R3およびR5はそれぞれ独立して炭素数1〜1
    0のアルキル基を示し、この基中の相隣接しない任意の
    メチレン基は−O−または−CH=CH−で置換されて
    いてもよく、また、この基中の任意の水素原子はフッ素
    原子で置換されてもよく;R4は−CN基または−C≡
    C−CNを示し;環Cはトランス−1,4−シクロヘキ
    シレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−
    2,5−ジイルまたはピリミジン2,5−ジイルを示
    し;環Dはトランス−1,4−シクロヘキシレン、水素
    原子がフッ素原子に置換されていてもよい1,4−フェ
    ニレン、またはピリミジン2,5−ジイルを示し;環E
    はトランス−1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−
    フェニレンを示し;Z3は1,2−エチレン、−COO
    −または単結合を示し;L3、L4およびL5はそれぞれ
    独立して水素原子またはフッ素原子を示し;e、fおよ
    びgはそれぞれ独立して0または1を示す。)
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が一般式〔8〕、〔9〕および〔10〕
    からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1
    種含有することを特徴とする液晶表示素子。 【化5】 (式中、R6およびR7はそれぞれ独立して炭素数1〜1
    0のアルキル基を示し、この基中の相隣接しない任意の
    メチレン基は−O−または−CH=CH−で置換されて
    いてもよく、また、この基中の任意の水素原子はフッ素
    原子で置換されてもよく;環Fおよび環Gはそれぞれ独
    立して、トランス−1,4−シクロヘキシレンまたは
    1,4−フェニレンを示し;L6およびL7はそれぞれ独
    立して水素原子またはフッ素原子を示すが同時に水素原
    子を示すことはなく;Z4およびZ5はそれぞれ独立して
    1,2−エチレン、−COO−または単結合を示す。)
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が前記一般式〔3〕、〔4〕および
    〔5〕からなる化合物群から選択される化合物を少なく
    とも1種含有し、第二成分として、一般式〔11〕、
    〔12〕および〔13〕からなる化合物群から選択され
    る化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液
    晶表示素子。 【化6】 (式中、R8およびR9はそれぞれ独立して炭素数1〜1
    0のアルキル基を示し、この基中の相隣接しない任意の
    メチレン基は−O−または−CH=CH−で置換されて
    いてもよく、また、この基中の任意の水素原子はフッ素
    原子で置換されてもよく;環I、環Jおよび環Kはそれ
    ぞれ独立して、トランス−1,4−シクロヘキシレン、
    ピリミジン2,5−ジイルまたは水素原子がフッ素原子
    に置換されていてもよい1,4−フェニレンを示し;Z
    6およびZ7はそれぞれ独立して1,2−エチレン、−C
    ≡C−、−COO−、−CH=CH−または単結合を示
    す。)
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が前記一般式〔6〕および〔7〕からな
    る化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有
    し、第二成分として、前記一般式〔11〕、〔12〕お
    よび〔13〕からなる化合物群から選択される化合物を
    少なくとも1種含有することを特徴とする液晶表示素
    子。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が前記一般式〔8〕、〔9〕および〔1
    0〕からなる化合物群から選択される化合物を少なくと
    も1種含有し、第二成分として、前記一般式〔11〕、
    〔12〕および〔13〕からなる化合物群から選択され
    る化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液
    晶表示素子。
  10. 【請求項10】 請求項3に記載の液晶表示素子におい
    て、液晶組成物が前記一般式〔3〕、〔4〕および
    〔5〕からなる化合物群から選択される化合物を少なく
    とも1種含有し、第二成分として、前記一般式〔6〕お
    よび〔7〕からなる化合物群から選択される化合物を少
    なくとも1種含有し、第三成分として、前記一般式〔1
    1〕、〔12〕および〔13〕からなる化合物群から選
    択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴と
    する液晶表示素子。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10に記載の液晶表示素子
    において、液晶組成物に、さらに1種以上の光学活性化
    合物を含有することを特徴とする液晶表示素子。
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