JP2000095789A - スルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造方法 - Google Patents

スルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造方法

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JP2000095789A
JP2000095789A JP10266035A JP26603598A JP2000095789A JP 2000095789 A JP2000095789 A JP 2000095789A JP 10266035 A JP10266035 A JP 10266035A JP 26603598 A JP26603598 A JP 26603598A JP 2000095789 A JP2000095789 A JP 2000095789A
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phosphonium
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Itaru Otsubo
格 大坪
Yasuko Manabe
康子 真鍋
Yoshiko Inaba
佳子 稲葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体を高
純度で、工業的に有利に生産する方法を提供すること。 【解決手段】 下記一般式(1); R123 + 4 OH- (1) (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、同一又は異なっ
てもよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖状のアルキ
ル基、アリール基又はアラルキル基あるいはヒドロキシ
基又はアルコキシ基で置換されたアルキル基、アリール
基又はアラルキル基を示す。)で表されるホスホニウム
ヒドロキシドと、下記一般式(2); 【化1】 (式中、R5 は炭素数1〜8のアルキル基、ヒドロキシ
アルキル基又は水素原子を示す。)で表されるスルホイ
ソフタル酸誘導体とを水の存在下で反応させて、スルホ
イソフタル酸ホスホニウム誘導体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルホイソフタル
酸ホスホニウム誘導体を高純度で得ることができる製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より5−スルホイソフタル酸エステ
ル誘導体は、ポリエステル繊維やナイロンのカチオン可
染剤、帯電防止性及び抗菌性を付与させる単量体、コー
ティング剤や接着剤及び塗料等を目的として、工業上多
量に使用されている。
【0003】従来、対イオンにホスホニウムを有する5
−スルホイソフタル酸ジメチルの製造方法としては、例
えば、ホスホニウム塩と5−スルホイソフタル酸ジメチ
ルエステル金属塩とを反応させる方法が知られている
(特開昭51−88716 号公報、米国特許番号第4006123 号
明細書)。
【0004】しかしながら、上記反応は、得られる生成
物中にホスホニウム塩やハロゲン化金属塩などの未反応
物や副生成物が混入し易く、生成物が加熱時に着色し、
また、その精製も非常に困難である。また、未反応物や
副生成物の混入を減少させようと、大過剰の5−スルホ
イソフタル酸ジメチルエステルの金属塩を使用すると、
コストの上昇となり、工業的には有利ではない。さら
に、これらの化合物をポリエステル等と共重合させる場
合、染色後の仕上がりの鮮明さを悪くしたり、共重合物
が着色したりするといった悪影響を与えるため、共重合
用の単量体とするには純度が不十分という問題がある。
【0005】そこで、これらの問題を解決するため、生
成物に未反応物の混入がない工業的な方法が様々検討さ
れている。例えば、ホスホニウム塩と下記一般式
(5);
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Mn+はn価の金属イオン又はアン
モニウムイオンを示す。)で表される5−スルホイソフ
タル酸とを水溶液中で反応させ、次いでカルボキシル基
をエステル化する方法(特開昭62−242657号公報)、
3,5-ジカルボキシベンゼンスルホン酸塩とホスホニウ
ム塩とを、60℃以上の温度条件下に接触させ、引き続
き60℃以上の温度条件下に複分解反応させる方法(特
開平2−188593号公報)及びホスホニウム塩と5−スル
ホイソフタル酸ジアルキルエステルの塩とを水及び水に
難溶性の有機溶媒との混合溶液中で反応をさせる方法
(特開平7−247260号公報)などが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、比較的高純度な目的物が得られているもの
の、反応後、水での洗浄によって不純物を十分除去する
ことは比較的困難であるため、ハロゲンイオン、ナトリ
ウムイオン等の不純物が残存し、更に高純度のものが求
められる分野への適用はできないという問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、高純度のスルホ
イソフタル酸ホスホニウム誘導体を工業的に有利な方法
で得ることができる製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は、鋭意検討を行った結果、反応原料としてホス
ホニウムヒドロキシドとスルホイソフタル酸誘導体とを
水の存在下で反応させることにより高純度でスルホイソ
フタル酸ホスホニウム誘導体が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、下記一般式(1); R123 + 4 OH- (1) (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は同一又は異なって
もよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖状のアルキル
基、アリール基又はアラルキル基あるいはヒドロキシ基
又はアルコキシ基で置換されたアルキル基、アリール基
又はアラルキル基を示す。)で表されるホスホニウムヒ
ドロキシドと、下記一般式(2);
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R5 は炭素数1〜8のアルキル
基、ヒドロキシアルキル基又は水素原子を示す。)で表
されるスルホイソフタル酸誘導体とを水の存在下で反応
させることを特徴とするスルホイソフタル酸ホスホニウ
ム誘導体の製造方法を提供するものである。
【0014】また、本発明は、前記ホスホニウムヒドロ
キシドが、陰イオン交換樹脂に下記一般式(3); R123 + 4- (3) (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は前記と同じ、Xは
陰イオン原子を示す。)で表されるホスホニウム塩を接
触させてアニオン交換して得られるものである前記スル
ホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造方法又は前記
スルホイソフタル酸誘導体が、陽イオン交換樹脂に下記
一般式(4);
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R5 は前記に同じ。Mn+はn価の
金属イオン又はアンモニウムイオンを示し、nは1〜3
の整数を示す。)で表されるスルホイソフタル酸金属塩
を接触させてカチオン交換して得られるものである前記
スルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造方法を提
供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の製造原料の一方は前記一
般式(1)で表されるホスホニウムヒドロキシドであ
り、前記一般式(1)において、式中、R1 、R2 、R
3 及びR4 の炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖状のアル
キル基の例としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、
ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テト
ラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等が挙げ
られる。ヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシプ
ロピル基が挙げられる。前記R1 、R2 、R3 及びR4
の炭素数の好ましい範囲は、2〜18である。また、ア
リール基としては、フェニル基、トリル基、キシリル基
等が挙げられる。また、アラルキル基としては、ベンジ
ル基、フェネチル基等が挙げられる。
【0018】また、前記一般式(1)で表されるホスホ
ニウムヒドロキシドの中、そのカチオン部の具体例とし
ては、テトラエチルホスホニウム、テトラn−ブチルホ
スホニウム、トリメチルn−ドデシルホスホニウム、ト
リメチルn−ヘキサデシルホスホニウム、トリエチルn
−ヘキサデシルホスホニウム、トリエチルn−ドデシル
ホスホニウム、トリブチルn−オクチルホスホニウム、
トリブチルn−デシルホスホニウム、トリブチルn−ド
デシルホスホニウム、トリブチルn−ヘキサデシルホス
ホニウム、トリフェニルn−ブチルホスホニウム、トリ
フェニルn−ドデシルホスホニウム、トリフェニルn−
ヘキサデシルホスホニウム、テトラn−オクチルホスホ
ニウム、トリオクチルn−ドデシルホスホニウム、トリ
オクチルn−ヘキサデシルホスホニウム、トリプロピル
n−ドデシルホスホニウム、トリプロピルn−ヘキサデ
シルホスホニウム、トリス(ヒドロキシプロピル)n−
オクチルホスホニウム、トリス(ヒドロキシプロピル)
n−ドデシルホスホニウム、トリス(ヒドロキシプロピ
ル)n−テトラデシルホスホニウム、トリス(ヒドロキ
シプロピル)n−ヘキサデシルホスホニウム等が挙げら
れる。
【0019】かかるホスホニウムヒドロキシドは、広く
公知の方法で得られるものを用いることができ、例え
ば、電解法により製造する方法(特開平2-96584 号公
報、特開平2-77591 号公報)、イオン交換法により製造
する方法等が挙げられ、このうち、イオン交換法により
製造する方法が操作が簡便であることから好ましい。
【0020】イオン交換法により該ホスホニウムヒドロ
キシドを得る方法としては、陰イオン交換樹脂に前記一
般式(3)で表されるホスホニウム塩を接触させて、ア
ニオン交換する方法である。該ホスホニウム塩は、前記
一般式(3)において、式中、R1 、R2 、R3 及びR
4 は、前記一般式(1)で示される化合物のR1 、R
2 、R3 及びR4 と同じである。また、X- はアニオン
であり、具体的には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハ
ロゲンイオン;ギ酸、酢酸、シュウ酸等のカルボキシル
イオン;硫酸、メチル又はエチル硫酸等のイオン;硝酸
イオン、リン酸イオン;メチル又はジメチルリン酸、エ
チル又はジエチルリン酸等の有機リン酸あるいは水酸基
のアニオンが挙げられ、このうち、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素のハロゲンイオンが好ましい。
【0021】イオン交換法において、前記一般式(3)
で表されるホスホニウム塩は、水溶液状態で用いられる
が、該水溶液には低級アルコールやアセトン等の水親和
性の有機溶媒が含まれていてもよい。しかし、有機溶媒
の混合はイオン交換樹脂の寿命を短くする恐れがあるた
め、有機溶媒は出来るだけ少ない方が好ましい。該ホス
ホニウム塩の濃度は、特に制限されないが、2〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%である。空間速度(S
V)は樹脂に対して0.1〜6、好ましくは0.3〜4
Hr-1である。
【0022】陰イオン交換樹脂としては、OH型強塩基
性陰イオン交換樹脂が好ましく、例えば、レバチットM
P600、レバチットMP500A等の樹脂が挙げられ
る。また、Cl型強塩基性陰イオン交換樹脂をアルカリ
水溶液で再生処理してOH型に変換した樹脂であっても
よい。Cl型強塩基性陰イオン交換樹脂としては、例え
ば、アンバライトIRA−410、アンバライトIRA
−401、アンバライトIRA−900等が挙げられ
る。この再生に使用するアルカリ水溶液は、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等の通常のアルカリ水溶
液でよい。また、アルカリ水溶液の濃度や流速は、特に
制限されないが、1〜10重量%水溶液を樹脂に対する
空間速度(SV)が0.5〜6、好ましくは0.5〜4
Hr-1で流せばよい。また、アルカリ水溶液の使用量
は、樹脂の公称総交換容量の2〜20倍、好ましくは3
〜5倍のアルカリを接触させることが、イオン交換樹脂
を十分に再生させる点で重要である。なお、OH型強塩
基性陰イオン交換樹脂であっても、使用に当たってはア
ルカリ水溶液で予め、洗浄しておくことが好ましい。該
陰イオン交換樹脂は、所望のカラムに充填されて用いら
れる。
【0023】上記の如く、ホスホニウム塩を樹脂充填カ
ラムに通液することによりアニオン交換が行われるが、
ホスホニウム塩の通液後は、所望により純水を該陰イオ
ン交換樹脂に供給し、カラム中に残存するホスホニウム
ヒドロキシドを押し出し、イオン交換を完了させること
が好ましい。このようにして、原料に由来するアニオン
のみならず、それ以外のアニオンもほとんど含まれず、
しかも高純度のホスホニウムヒドロキシドを得ることが
できる。
【0024】本発明の他の一方の原料は前記一般式
(2)で表されるスルホイソフタル酸誘導体であり、前
記一般式(2)において、R5 としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基等の炭素数
1〜8の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、ヒドロキシ
エチル基、ヒドロキシプロピル基等のヒドロキシアルキ
ル基及び水素原子等が挙げられる。かかるスルホイソフ
タル酸の具体的な化合物例てしては、5−スルホイソフ
タル酸、5−スルホイソフタル酸ジメチル、5−スルホ
イソフタル酸ジエチル、5−スルホイソフタル酸ジブチ
ル、5−スルホイソフタル酸ジオクチル、5−スルホイ
ソフタル酸ジヒドロキシエチル、5−スルホイソフタル
酸ジヒドロキシプロピル等が挙げられる。
【0025】かかるスルホイソフタル酸誘導体は、広く
公知の方法で得られるものを用いることができるが、イ
オン交換法により製造する方法が特に好ましい。イオン
交換法により該スルホイソフタル酸誘導体を得る方法と
しては、陽イオン交換樹脂に前記一般式(4)で表され
るスルホイソフタル酸塩誘導体を接触させて、カチオン
交換する方法である。前記一般式(4)において、式
中、Mn+は、Na、K、Li、Ca、Mg等の金属イオ
ン、アンモニウムイオン及びテトラエチルアンモニウム
イオン等が挙げられる。
【0026】イオン交換法において、前記一般式(4)
で表されるスルホイソフタル酸塩誘導体は、水溶液状態
で用いられるが、該水溶液には低級アルコールやアセト
ン等の水親和性の有機溶媒が含まれていてもよい。しか
し、有機溶媒の混合はイオン交換樹脂の寿命を短くする
恐れがあるため、有機溶媒は出来るだけ少ない方が好ま
しい。該スルホイソフタル酸塩誘導体の濃度は、特に制
限されないが、2〜50重量%、好ましくは5〜30重
量%である。空間速度(SV)は樹脂に対して0.1〜
6、好ましくは0.3〜4Hr-1である。
【0027】陽イオン交換樹脂としては、H型強酸性陽
イオン交換樹脂が好ましく、例えば、レバチットSP−
112MB、ダウエックス50WX2、ダウエックス5
0WX8等が挙げられる。また、Na型強酸性陽イオン
交換樹脂を酸性水溶液で再生処理してH型に変換した樹
脂であってもよい。Na型強酸性陽イオン交換樹脂とし
ては、例えば、レバチットSP−112ST、レバチッ
トSP−120等が挙げられる。この再生に使用する酸
性水溶液は、例えば塩酸、硫酸等の通常の鉱酸水溶液で
よい。また、酸性水溶液の濃度や流速は、特に制限され
ないが、1〜10重量%水溶液を樹脂に対する空間速度
(SV)が0.5〜6、好ましくは0.5〜4Hr-1
流せばよい。また、酸性水溶液の使用量は、樹脂の公称
総交換容量の2〜20倍、好ましくは3〜5倍の酸を接
触させることが、イオン交換樹脂を充分に再生させる点
で重要である。なお、H型強酸性陽イオン交換樹脂であ
っても、使用に当たっては酸性水溶液で予め、洗浄して
おくことが好ましい。該陽イオン交換樹脂は、所望のカ
ラムに充填されて用いられる。
【0028】上記の如く、スルホイソフタル酸塩誘導体
を樹脂充填カラムに通液することによりカチオン交換が
行われるが、スルホイソフタル酸塩誘導体の通液後は、
所望により純水を該陽イオン交換樹脂に供給し、カラム
中に残存するスルホイソフタル酸誘導体を押し出し、イ
オン交換を完了させることが好ましい。このようにし
て、原料に由来するカチオンのみならず、それ以外のカ
チオンもほとんど含まれず、しかも高純度のスルホイソ
フタル酸誘導体を得ることができる。
【0029】なお、アルカリ水溶液、ホスホニウム塩水
溶液、酸水溶液、スルホイソフタル酸塩誘導体水溶液及
び純水のイオン交換樹脂への供給方法は、特に制限され
ず、カラム上部から下降流で供給しても、カラム下部か
ら上昇流で供給してもよい。いずれの方法でカラムに供
給するかは、操作性等により適宜選択すればよい。
【0030】次いで、本発明の反応条件について説明す
る。前記一般式(1)で表されるホスホニウムヒドロキ
シドと前記一般式(2)で表されるスルホイソフタル酸
誘導体とを水の存在下に反応させる。すなわち、ホスホ
ニウムヒドロキシドとスルホイソフタル酸誘導体とを等
モル付近、好ましくは、1:1〜1:1.5、反応温度
20〜100℃、好ましくは常温〜50℃、反応時間
0.5時間以上で行うものである。
【0031】反応で使用する水系溶媒は、スルホイソフ
タル酸塩が溶解するものであれば、特に制限されず、水
単独又は水と水に可溶な有機溶媒との混合溶媒が好まし
い。水に可溶な有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ジオキサン、アセ
トン、テトラヒドロフラン、エチレングリコール等が挙
げられる。反応終了後、常法により濾過、乾燥して目的
物を得る。
【0032】上記方法により本発明の目的物であるスル
ホイソフタル酸ホスホニウム誘導体を、工業的に有利に
生産することができ、また、得られるスルホイソフタル
酸ホスホニウム誘導体は、実質的にハロゲンイオンやア
ルカリ金属イオンを含まないので、ポリエステル繊維や
ナイロンをカチオン可染にしたり、帯電防止性及び抗菌
性を付与させる単量体、またコーティング剤や接着剤、
塗料等の用途に有利に利用できる。
【0033】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限す
るものではない。
【0034】参考例1 トリ−n−ブチルドデシルホス
ホニウムヒドロキシドの合成 水中で十分に膨潤させたCl型強塩基性陰イオン交換樹
脂(商品名「アンバーライトIRA−410」オルガノ
社製)225mlを内径28mmのカラムに充填した。再生
剤である6重量%苛性ソーダ水溶液3000g(4.5
モル)をカラムの上部よりSV1.7Hr-1の流速で、
下降流で供給して樹脂をOH型に再生した。次に、脱イ
オン水をSV2.2Hr-1の流速で、下降流で約300
ml流して再生剤を押し出した後、さらに脱イオン水17
00gをカラムの上部よりSV2.2Hr-1の流速で下
降流で流した。次いで、7重量%のトリ−n−ブチルド
デシルホスホニウムブロマイド774g(120ミリモ
ル)をSV0.4Hr-1の流速でカラムの上部より下降
流で供給し、次に、脱イオン水をSV0.7Hr-1の流
速で下降流で流し出し、主分画911gを得た。この溶
液を分析した結果、臭化物イオン20ppm 、濃度4.7
重量%のトリ−n−ブチルドデシルホスホニウムヒドロ
キシドを収率92%で得た。
【0035】参考例2 3,5−ジカルボキシベンゼン
スルホン酸の合成 水中で十分に膨潤させたNa型強酸性陽イオン交換樹脂
(商品名「レバチットSP−112」バイエル社製)2
00mlを内径28mmのカラムに充填した。再生剤10重
量%塩酸1000g(2.7モル)をカラムの上部より
SV1.0Hr -1の流速で、下降流で供給して樹脂をH
型に再生した。次に、脱イオン水をSV5.0Hr-1
流速で、下降流で約200ml流して再生剤を押し出した
後、さらに脱イオン水3300gをカラムの上部よりS
V5.0Hr-1の流速で下降流で流した。次いで、5重
量%の3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム729g(136ミリモル)をSV0.5Hr-1
流速でカラムの上部より下降流で供給し、次に、脱イオ
ン水をSV2.5Hr-1の流速で下降流で流し出し、主
分画897gを得た。この溶液を分析した結果、ナトリ
ウムイオン1ppm 、濃度3.6重量%の3,5−ジカル
ボキシベンゼンスルホン酸を収率97%で得た。
【0036】実施例1 (トリ−n−ブチルドデシルホスホニウム−3,5−ジ
カルボキシベンゼンスルホネートの合成)50mlガラス
製ナスフラスコに、参考例2に準じて合成した2.6重
量%の3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸水溶液
13.42g(1.4ミリモル)を入れ攪拌し、また参
考例1に準じて合成した2.8重量%トリ−n−ブチル
ドデシルホスホニウムヒドロキシド水溶液20.03g
(1.4ミリモル)を室温下、滴下漏斗より滴下した。
滴下を始めると速やかに液が白濁し、滴下終了時にはフ
ラスコ底部に白色粘稠固体が生成した。その後、更に3
時間熟成を行った。これをロータリーエバポレータにて
70℃、3mmHgまで濃縮し、酸価181.3mgKOH/g
(理論値181.9mgKOH/g )のトリ−n−ブチルドデ
シルホスホニウム−3,5−ジカルボキシベンゼンスル
ホネートを収率95%で得た。
【0037】参考例3 トリ−n−ブチルヘキサデシル
ホスホニウムヒドロキシドの合成 水中で十分に膨潤させたCl型強塩基性陰イオン交換樹
脂(商品名「アンバーライトIRA−410」オルガノ
社製)225mlを内径28mmのカラムに充填した。再生
剤である6重量%苛性ソーダ水溶液3000g(4.5
モル)をカラムの下部よりSV1.7Hr-1の流速で、
上昇流で供給して樹脂をOH型に再生した。次に、脱イ
オン水をSV2.0Hr-1の流速で、上昇流で約300
ml流して再生剤を押し出した後、さらに脱イオン水17
00gをカラムの上部よりSV2.0Hr-1の流速で下
降流で流した。次いで、7重量%のトリ−n−ブチルヘ
キサデシルホスホニウムブロマイド870g(120ミ
リモル)をSV0.4Hr -1の流速でカラムの上部より
下降流で供給し、次に、脱イオン水をSV0.7Hr-1
の流速で下降流で流し出し、主分画1008gを得た。
この溶液を分析した結果、臭化物イオン20ppm 、濃度
4.8重量%のトリ−n−ブチルヘキサデシルホスホニ
ウムヒドロキシドを収率91%で得た。
【0038】参考例4 3,5−ジカルボキシベンゼン
スルホン酸の合成 水中で十分に膨潤させたNa型強酸性陽イオン交換樹脂
(商品名「レバチットSP−112」バイエル社製)2
00mlを内径28mmのカラムに充填した。再生剤10重
量%塩酸1000g(2.7モル)をカラムの上部より
SV1.0Hr -1の流速で、下降流で供給して樹脂をH
型に再生した。次に、脱イオン水をSV5.0Hr-1
流速で、下降流で約200ml流して再生剤を押し出した
後、さらに脱イオン水3300gをカラムの上部よりS
V5.0Hr-1の流速で下降流で流した。次いで、5重
量%の3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム729g(136ミリモル)をSV0.5Hr-1
流速でカラムの上部より下降流で供給し、次に、脱イオ
ン水をSV2.5Hr-1の流速で下降流で流し出し、主
分画897gを得た。この溶液を分析した結果、ナトリ
ウムイオン1ppm 、濃度3.6重量%の3,5−ジカル
ボキシベンゼンスルホン酸を収率97%で得た。
【0039】実施例2 (トリ−n−ブチルヘキサデシルホスホニウム−3,5
−ジカルボキシベンゼンスルホネートの合成)50mlガ
ラス製ナスフラスコに、参考例4に準じて合成した2.
6重量%の3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸水
溶液13.42g(1.4ミリモル)を入れ攪拌し、ま
た参考例3に準じて合成した4.8重量%トリ−n−ブ
チルヘキサデシルホスホニウムヒドロキシド水溶液1
2.97g(1.4ミリモル)を室温下、滴下漏斗より
滴下するとフラスコ底部に白色粘稠固体が生成した。そ
の後、更に3時間熟成を行った。これをロータリーエバ
ポレータにて70℃、3mmHgまで濃縮し、酸価165.
8mgKOH/g (理論値166.8mgKOH/g )のトリ−n−
ブチルヘキサデシルホスホニウム−3,5−ジカルボキ
シベンゼンスルホネートを収率95%で得た。
【0040】参考例5 トリ−n−ブチルドデシルホス
ホニウムヒドロキシドの合成 水中で十分に膨潤させたCl型強塩基性陰イオン交換樹
脂(商品名「アンバーライトIRA−410」オルガノ
社製)225mlを内径28mmのカラムに充填した。再生
剤である6重量%苛性ソーダ水溶液3000g(4.5
モル)をカラムの上部よりSV1.7Hr-1の流速で、
下降流で供給して樹脂をOH型に再生した。次に、脱イ
オン水をSV2.2Hr-1の流速で、下降流で約300
ml流して再生剤を押し出した後、さらに脱イオン水17
00gをカラムの上部よりSV2.2Hr-1の流速で下
降流で流した。次いで、7重量%のトリ−n−ブチルド
デシルホスホニウムブロマイド774g(120ミリモ
ル)をSV0.4Hr-1の流速でカラムの上部より下降
流で供給し、次に、脱イオン水をSV0.7Hr-1の流
速で下降流で流し出し、主分画911gを得た。この溶
液を分析した結果、臭化物イオン20ppm 、濃度4.7
重量%のトリ−n−ブチルドデシルホスホニウムヒドロ
キシドを収率92%で得た。
【0041】参考例6 3,5−ビス(メトキシカルボ
ニル)ベンゼンスルホン酸の合成 水中で十分に膨潤させたNa型強酸性陽イオン交換樹脂
(商品名「レバチットSP−112」バイエル社製)2
00mlを内径28mmのカラムに充填した。再生剤10重
量%塩酸1000g(2.7モル)をカラムの下部より
SV1.0Hr -1の流速で、上昇流で供給して樹脂をH
型に再生した。次に、脱イオン水をSV2.0Hr-1
流速で、上昇流で約200ml流して再生剤を押し出した
後、さらに脱イオン水3300gをカラムの上部よりS
V2.0Hr-1の流速で下降流で流した。次いで、5重
量%の3,5−ビス(メトキシカルボニル)ベンゼンス
ルホン酸ナトリウム806g(136ミリモル)をSV
0.5Hr-1の流速でカラムの上部より下降流で供給
し、次に、脱イオン水をSV2.0Hr-1の流速で下降
流で流しだし、主分画920gを得た。この溶液を分析
した結果、ナトリウムイオン2ppm 、濃度3.8重量%
の3,5−ビス(メトキシカルボニル)ベンゼンスルホ
ン酸を収率94%で得た。
【0042】実施例3 (トリ−n−ブチルドデシルホスホニウム−3,5−ビ
ス(メトキシカルボニル)ベンゼンスルホネートの合
成)50mlガラス製ナスフラスコに、参考例6に準じて
合成した3.8重量%の3,5−ビス(メトキシカルボ
ニル)ベンゼンスルホン酸水溶液10.10g(1.4
ミリモル)を入れ攪拌し、また参考例5に準じて合成し
た2.8重量%トリ−n−ブチルドデシルホスホニウム
ヒドロキシド水溶液20.03g(1.4ミリモル)を
室温下、滴下漏斗より滴下した。その後、更に3時間熟
成を行った。これをロータリーエバポレータにて70
℃、3mmHgまで濃縮し、純度98%のトリ−n−ブチル
ドデシルホスホニウム−3,5−ビス(メトキシカルボ
ニル)ベンゼンスルホネートを収率96%で得た。
【0043】参考例7 トリ−n−ブチルドデシルホス
ホニウムヒドロキシドの合成 水中で十分に膨潤させたCl型強塩基性陰イオン交換樹
脂(商品名「アンバーライトIRA−410」オルガノ
社製)225mlを内径28mmのカラムに充填した。再生
剤である6重量%苛性ソーダ水溶液3000g(4.5
モル)をカラムの下部よりSV1.7Hr-1の流速で、
上昇流で供給して樹脂をOH型に再生した。次に、脱イ
オン水をSV2.2Hr-1の流速で、上昇流で約300
ml流して再生剤を押し出した後、さらに脱イオン水15
00gをカラムの上部よりSV2.2Hr-1の流速で下
降流で流した。次いで、7重量%のトリ−n−ブチルド
デシルホスホニウムブロマイド774g(120ミリモ
ル)をSV0.4Hr-1の流速でカラムの下部より上昇
流で供給し、次に、脱イオン水をSV0.7Hr-1の流
速で上昇流で流し出し、主分画931gを得た。この溶
液を分析した結果、臭化物イオン20ppm 、濃度4.6
重量%のトリ−n−ブチルドデシルホスホニウムヒドロ
キシドを収率92%で得た。
【0044】参考例8 3,5−ビス(ヒドロキシエト
キシカルボニル)ベンゼンスルホン酸の合成 水中で十分に膨潤させたNa型強酸性陽イオン交換樹脂
(商品名「レバチットSP−112」バイエル社製)2
00mlを内径28mmのカラムに充填した。再生剤10重
量%塩酸1000g(2.7モル)をカラムの下部より
SV1.0Hr -1の流速で、上昇流で供給して樹脂をH
型に再生した。次に、脱イオン水をSV1.0Hr-1
流速で、上昇流で約200ml流して再生剤を押し出した
後、さらに脱イオン水3300gをカラムの上部よりS
V5.0Hr-1の流速で下降流で流した。次いで、5重
量%の3,5−ビス(ヒドロキシエトキシカルボニル)
ベンゼンスルホン酸ナトリウム713g(100ミリモ
ル)をSV0.5Hr-1の流速でカラムの上部より下降
流で供給し、次に、脱イオン水をSV1.0Hr-1の流
速で下降流で流し出し、主分画860gを得た。この溶
液を分析した結果、ナトリウムイオン2ppm 、濃度3.
6重量%の3,5−ビス(ヒドロキシエトキシカルボニ
ル)ベンゼンスルホン酸を収率93%で得た。
【0045】実施例4 (トリ−n−ブチルドデシルホスホニウム−3,5−ビ
ス(ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホネ
ートの合成)50mlガラス製ナスフラスコに、参考例8
に準じて合成した3.6重量%の3,5−ビス(ヒドロ
キシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸水溶液1
3.00g(1.4ミリモル)を入れ攪拌し、また参考
例7に準じて合成した2.8重量%トリ−n−ブチルド
デシルホスホニウムヒドロキシド水溶液20.03g
(1.4ミリモル)を室温下、滴下漏斗より滴下した。
その後、更に3時間熟成を行った。これをロータリーエ
バポレータにて70℃、3mmHgまで濃縮し、純度95%
のトリ−n−ブチルドデシルホスホニウム−3,5−ビ
ス(ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホネ
ートを収率94%で得た。
【0046】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、実質的にハ
ロゲンイオンやアルカリ金属イオンを含まない高純度の
スルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体を工業的に有利
な方法で得ることができる。また、本発明の方法により
得られるスルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体は、ポ
リエステル繊維やナイロンをカチオン可染にしたり、帯
電防止性及び抗菌性を付与させる単量体、またコーティ
ング剤や接着剤、塗料等の用途に有利に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 佳子 東京都江東区亀戸9丁目11番1号 日本化 学工業株式会社研究開発本部内 Fターム(参考) 4H050 AA02 BE60 WA13 WA19 WA28 WA29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1); R123 + 4 OH- (1) (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は同一又は異なって
    もよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖状のアルキル
    基、アリール基又はアラルキル基あるいはヒドロキシ基
    又はアルコキシ基で置換されたアルキル基、アリール基
    又はアラルキル基を示す。)で表されるホスホニウムヒ
    ドロキシドと、下記一般式(2); 【化1】 (式中、R5 は炭素数1〜8のアルキル基、ヒドロキシ
    アルキル基又は水素原子を示す。)で表されるスルホイ
    ソフタル酸誘導体とを水の存在下で反応させることを特
    徴とするスルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ホスホニウムヒドロキシドが、陰イ
    オン交換樹脂に下記一般式(3); R123 + 4- (3) (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は前記と同じ、Xは
    陰イオン原子を示す。)で表されるホスホニウム塩を接
    触させてアニオン交換して得られるものである請求項1
    記載のスルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記スルホイソフタル酸誘導体が、陽イ
    オン交換樹脂に下記一般式(4); 【化2】 (式中、R5 は前記に同じ。Mn+はn価の金属イオン又
    はアンモニウムイオンを示し、nは1〜3の整数を示
    す。)で表されるスルホイソフタル酸金属塩を接触させ
    てカチオン交換して得られるものである請求項1又は2
    記載のスルホイソフタル酸ホスホニウム誘導体の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019249A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Koei Chem Co Ltd ホスホニウム塩、帯電防止剤及び帯電防止性樹脂組成物
US8466242B2 (en) 2011-02-28 2013-06-18 Midori Renewables, Inc. Polymeric acid catalysts and uses thereof
US9238845B2 (en) 2012-08-24 2016-01-19 Midori Usa, Inc. Methods of producing sugars from biomass feedstocks

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