JP2000094446A - 樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置 - Google Patents
樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が単純で、低コスト、大量・迅速・高品
質な樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置の提供。 【構成】 塗装付き樹脂部品を形状、性状別に選別して
ショット処理を連続処理にするかバッチ処理にするかを
選別しショット処理およびバッチ処理のそれぞれに応じ
て前記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するショ
ットブラスト装置(1)と、該ショットブラスト装置
(1)で塗膜を剥離された樹脂部品(9)を水洗する水
洗処理装置と、水洗された樹脂部品(9)をエアブロー
で乾燥させるエアブロー乾燥装置と、該エアブロー乾燥
装置で乾燥された樹脂部品(9)を粉砕して樹脂素材に
する粉砕処理装置と、ショットブラスト装置(1)から
排出されたショット(S)および塗膜片(P)の混合物
を分離するショット・塗膜分離装置(40)とからなっ
ている。
質な樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置の提供。 【構成】 塗装付き樹脂部品を形状、性状別に選別して
ショット処理を連続処理にするかバッチ処理にするかを
選別しショット処理およびバッチ処理のそれぞれに応じ
て前記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するショ
ットブラスト装置(1)と、該ショットブラスト装置
(1)で塗膜を剥離された樹脂部品(9)を水洗する水
洗処理装置と、水洗された樹脂部品(9)をエアブロー
で乾燥させるエアブロー乾燥装置と、該エアブロー乾燥
装置で乾燥された樹脂部品(9)を粉砕して樹脂素材に
する粉砕処理装置と、ショットブラスト装置(1)から
排出されたショット(S)および塗膜片(P)の混合物
を分離するショット・塗膜分離装置(40)とからなっ
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂部品のリサイ
クル技術に関し特に、樹脂部品の表面塗装除去方法及び
装置に関する。
クル技術に関し特に、樹脂部品の表面塗装除去方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属をリサイクルするに際して、塗装被
膜は溶解時に焼却されるが、強度部材としてバンパー等
に使用されるポリプロピレン樹脂等の部品では、リサイ
クル素材に塗装被膜が混入すると樹脂の物性を著しく低
下させて再利用ができない。そのために、特開平6ー2
99107号公報では、有機アミン化合物を水に溶解さ
せて加熱しその中に塗装部材を浸漬して表面の塗装被膜
除去をする技術を開示している。また、特開平7ー10
8800号公報では、熱可塑性樹脂体の表面を火炎放射
器で加熱して樹脂を軟化させ塗膜を浮かせひび割れさせ
てこのひび割れをスチールブラシュで除去している。ま
た、実開平6ー74400号公報では、エアモータで作
動する回転翼で撹拌する容器にシリコンチューブ等の小
物ワークを入れて、付着した塗膜の剥離を行わせる技術
を開示している。しかし、この方法では対象物がチュー
ブ等の小物ワークに限定される。また、特開平9ー57
752号公報では、上記3例と異なり、塗装樹脂製品を
数分割に切断し塗膜を圧延ロールで剥ぎ、さらに粉砕、
加熱溶融して残存する塗膜片をスクリーンメッシュで除
去している。
膜は溶解時に焼却されるが、強度部材としてバンパー等
に使用されるポリプロピレン樹脂等の部品では、リサイ
クル素材に塗装被膜が混入すると樹脂の物性を著しく低
下させて再利用ができない。そのために、特開平6ー2
99107号公報では、有機アミン化合物を水に溶解さ
せて加熱しその中に塗装部材を浸漬して表面の塗装被膜
除去をする技術を開示している。また、特開平7ー10
8800号公報では、熱可塑性樹脂体の表面を火炎放射
器で加熱して樹脂を軟化させ塗膜を浮かせひび割れさせ
てこのひび割れをスチールブラシュで除去している。ま
た、実開平6ー74400号公報では、エアモータで作
動する回転翼で撹拌する容器にシリコンチューブ等の小
物ワークを入れて、付着した塗膜の剥離を行わせる技術
を開示している。しかし、この方法では対象物がチュー
ブ等の小物ワークに限定される。また、特開平9ー57
752号公報では、上記3例と異なり、塗装樹脂製品を
数分割に切断し塗膜を圧延ロールで剥ぎ、さらに粉砕、
加熱溶融して残存する塗膜片をスクリーンメッシュで除
去している。
【0003】以上のような、ポリプロピレン樹脂等の塗
膜除去は、化学的処理、機械的処理のいずれも処理が複
雑で大量処理が困難で、コスト高になる欠点がある。
膜除去は、化学的処理、機械的処理のいずれも処理が複
雑で大量処理が困難で、コスト高になる欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたもので、構成が単純で、低コスト、大量・迅速
・高品質な樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置の提供
を目的としている。
なされたもので、構成が単純で、低コスト、大量・迅速
・高品質な樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置の提供
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による樹脂部品の
表面塗装除去方法は、塗装付き樹脂部品を形状、性状別
に選別してショット処理を連続処理にするかバッチ処理
にするかを選別する選別工程と、該選別工程において選
別された連続処理或いはバッチ処理のそれぞれに応じて
前記樹脂部品の被ショット準備をするショット準備工程
と、前記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するシ
ョットブラスト工程と、該ショットブラスト工程で塗膜
を剥離された前記樹脂部品を水洗する水洗処理工程と、
水洗された前記樹脂部品をエアブローで乾燥させるエア
ブロー乾燥工程と、該エアブロー乾燥工程で乾燥された
前記樹脂部品を粉砕して樹脂素材にする粉砕処理工程
と、前記ショットブラスト工程において排出されたショ
ットおよび塗膜の混合物を分離するショット・塗膜分離
工程、とを含んでいる。
表面塗装除去方法は、塗装付き樹脂部品を形状、性状別
に選別してショット処理を連続処理にするかバッチ処理
にするかを選別する選別工程と、該選別工程において選
別された連続処理或いはバッチ処理のそれぞれに応じて
前記樹脂部品の被ショット準備をするショット準備工程
と、前記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するシ
ョットブラスト工程と、該ショットブラスト工程で塗膜
を剥離された前記樹脂部品を水洗する水洗処理工程と、
水洗された前記樹脂部品をエアブローで乾燥させるエア
ブロー乾燥工程と、該エアブロー乾燥工程で乾燥された
前記樹脂部品を粉砕して樹脂素材にする粉砕処理工程
と、前記ショットブラスト工程において排出されたショ
ットおよび塗膜の混合物を分離するショット・塗膜分離
工程、とを含んでいる。
【0006】上記発明によれば、選別工程で塗装付き樹
脂部品の形状、性状に応じて連続処理かバッチ処理かを
決定し、ショット準備工程で連続処理或いはバッチ処理
のそれぞれに応じた準備を行い、ショットブラスト工程
で樹脂部品の塗装面にショットを放射して塗膜を剥ぎ取
り、次いで水洗工程でその樹脂部品を洗い、エアブロー
乾燥工程で乾燥させ、粉砕処理工程で素材用に粉砕す
る。また、ショット・塗膜分離工程では、使用されたシ
ョットと剥離された塗膜の混合物を、ショットは再利用
のため塗膜は廃棄のために分離する。
脂部品の形状、性状に応じて連続処理かバッチ処理かを
決定し、ショット準備工程で連続処理或いはバッチ処理
のそれぞれに応じた準備を行い、ショットブラスト工程
で樹脂部品の塗装面にショットを放射して塗膜を剥ぎ取
り、次いで水洗工程でその樹脂部品を洗い、エアブロー
乾燥工程で乾燥させ、粉砕処理工程で素材用に粉砕す
る。また、ショット・塗膜分離工程では、使用されたシ
ョットと剥離された塗膜の混合物を、ショットは再利用
のため塗膜は廃棄のために分離する。
【0007】本発明の実施に際して、前記ショット・塗
膜分離工程は、前記ショットブラスト工程で排出された
ショットおよび塗膜片の混合物を水中で分離する分離工
程と、該分離工程で分離された塗膜片を水分と共に搬送
する塗膜片水送工程と、該塗膜水送工程から搬送された
塗膜片の水分を濾過分離する濾過工程と、前記分離工程
で分離されたショットを水分を落下させ脱水しながら運
搬する脱水運搬工程を含んでいるのが好ましい。
膜分離工程は、前記ショットブラスト工程で排出された
ショットおよび塗膜片の混合物を水中で分離する分離工
程と、該分離工程で分離された塗膜片を水分と共に搬送
する塗膜片水送工程と、該塗膜水送工程から搬送された
塗膜片の水分を濾過分離する濾過工程と、前記分離工程
で分離されたショットを水分を落下させ脱水しながら運
搬する脱水運搬工程を含んでいるのが好ましい。
【0008】この様に構成した場合には、分離工程でシ
ョットおよび塗膜片の混合物を水中で密度差による分離
をし、塗膜片水送工程で水中上方に浮遊する塗膜片を水
と共に搬送し、濾過工程で水を濾過して塗膜片を収集す
る。また、脱水運搬工程では水底に堆積したショットを
落下水切りしながら所定位置にコンベヤ搬送する。
ョットおよび塗膜片の混合物を水中で密度差による分離
をし、塗膜片水送工程で水中上方に浮遊する塗膜片を水
と共に搬送し、濾過工程で水を濾過して塗膜片を収集す
る。また、脱水運搬工程では水底に堆積したショットを
落下水切りしながら所定位置にコンベヤ搬送する。
【0009】本発明の樹脂部品の表面塗装除去装置は、
前記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するショッ
トブラスト装置と、該ショットブラスト装置で塗膜を剥
離された前記樹脂部品を水洗する水洗処理装置と、水洗
された前記樹脂部品をエアブローで乾燥させるエアブロ
ー乾燥装置と、該エアブロー乾燥装置で乾燥された前記
樹脂部品を粉砕して樹脂素材にする粉砕処理装置と、前
記ショットブラスト装置から排出されたショットおよび
塗膜の混合物を分離するショット・塗膜分離装置、とか
ら構成されている。
前記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するショッ
トブラスト装置と、該ショットブラスト装置で塗膜を剥
離された前記樹脂部品を水洗する水洗処理装置と、水洗
された前記樹脂部品をエアブローで乾燥させるエアブロ
ー乾燥装置と、該エアブロー乾燥装置で乾燥された前記
樹脂部品を粉砕して樹脂素材にする粉砕処理装置と、前
記ショットブラスト装置から排出されたショットおよび
塗膜の混合物を分離するショット・塗膜分離装置、とか
ら構成されている。
【0010】この発明によれば、ショットブラスト装置
で樹脂部品の塗装面にショットを放射して塗膜を剥離さ
せ、次いで水洗処理装置でその樹脂部品を洗い、エアブ
ロー乾燥装置で乾燥させ、粉砕処理装置で素材用に粉砕
する。また、ショット・塗膜分離装置では、使用された
ショットと剥離された塗膜片の混合物を、ショットは再
利用のため塗膜は廃棄のために分離する。
で樹脂部品の塗装面にショットを放射して塗膜を剥離さ
せ、次いで水洗処理装置でその樹脂部品を洗い、エアブ
ロー乾燥装置で乾燥させ、粉砕処理装置で素材用に粉砕
する。また、ショット・塗膜分離装置では、使用された
ショットと剥離された塗膜片の混合物を、ショットは再
利用のため塗膜は廃棄のために分離する。
【0011】本発明の実施に際して、前記ショット・塗
膜分離装置は、前記ショットブラスト装置から排出され
たショットおよび塗膜片の混合物を水中で分離する分離
装置と、該分離装置で分離された塗膜片を水分と共に搬
送する塗膜片水送装置と、該塗膜水送装置から搬送され
た塗膜の水分を濾過分離する濾過装置と、前記分離装置
で分離されたショットを水分を落下させ脱水しながら運
搬する脱水運搬装置、とから構成されているのが好まし
い。
膜分離装置は、前記ショットブラスト装置から排出され
たショットおよび塗膜片の混合物を水中で分離する分離
装置と、該分離装置で分離された塗膜片を水分と共に搬
送する塗膜片水送装置と、該塗膜水送装置から搬送され
た塗膜の水分を濾過分離する濾過装置と、前記分離装置
で分離されたショットを水分を落下させ脱水しながら運
搬する脱水運搬装置、とから構成されているのが好まし
い。
【0012】この様に構成した場合には、分離装置でシ
ョットおよび塗膜片の混合物を水中で密度差による分離
をし、塗膜水送装置で水中上方に浮遊する塗膜片を水と
共に搬送し、濾過装置で水を濾過して塗膜片を収集す
る。また、脱水運搬装置では水底に堆積したショットを
落下水切りしながら所定位置にコンベヤ搬送する。
ョットおよび塗膜片の混合物を水中で密度差による分離
をし、塗膜水送装置で水中上方に浮遊する塗膜片を水と
共に搬送し、濾過装置で水を濾過して塗膜片を収集す
る。また、脱水運搬装置では水底に堆積したショットを
落下水切りしながら所定位置にコンベヤ搬送する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1に、塗装面9aを有する樹脂部
品9を連続処理で塗膜を除去するショットブラスト装置
1を示す。ショットブラスト装置1は、固定装置である
ショット準備室2と、ショットブラストチャンバ4と、
後処理室8と、移動装置のコンベヤ10とで主要部が構
成されている。ショット準備室2は、樹脂部品9がショ
ット放射を受ける事前準備例えば、樹脂部品9に付着し
た泥砂、塵埃等の除去、ショット放射される塗装面9a
をショット放射装置であるロータ5の方向にむけてコン
ベヤに調整装着できるよう構成されている。
の形態を説明する。図1に、塗装面9aを有する樹脂部
品9を連続処理で塗膜を除去するショットブラスト装置
1を示す。ショットブラスト装置1は、固定装置である
ショット準備室2と、ショットブラストチャンバ4と、
後処理室8と、移動装置のコンベヤ10とで主要部が構
成されている。ショット準備室2は、樹脂部品9がショ
ット放射を受ける事前準備例えば、樹脂部品9に付着し
た泥砂、塵埃等の除去、ショット放射される塗装面9a
をショット放射装置であるロータ5の方向にむけてコン
ベヤに調整装着できるよう構成されている。
【0014】ショットブラストチャンバ4には、ショッ
トSを水と共に放射する公知のロータ5が一対となって
上部に設けられ、準備室4から移動してくる樹脂部品9
を通過時間内に塗膜を剥ぎ取るよう構成されている。こ
の通過時間は、樹脂部品9の塗膜性状、ショット放射条
件で決定される。ショット準備室2との間はショットS
が放散せぬよう隔壁3で隔てられ、後処理室8との間も
同様に隔壁7で隔てられている。ショットSの粒子はセ
ラミック、ステンレスなどの塗膜より密度の高い、かつ
水による錆の発生のない材料からなる硬質ショット粒子
が使用されている。粒子のサイズは、直径0.1〜2.
0mmの球形粒子あるいは直径0.5〜2.0mm、長
さ0.5〜2.0mmのカットワイヤが使用される。な
お、前記のようにショット放射は水と共にロータ5から
放射されてもよいし、高圧水の噴射ノズルから放射され
るものでもよい。また、ロータ5からのショット放射は
水を伴わないドライ放射でもよい。放射速度、噴射圧
は、樹脂部品の形状、性状および放射条件によって決定
する。また、樹脂部品の塗装面形状によってロータまた
は噴射ノズルからの放射方向を適宜選定できるようにな
っている。
トSを水と共に放射する公知のロータ5が一対となって
上部に設けられ、準備室4から移動してくる樹脂部品9
を通過時間内に塗膜を剥ぎ取るよう構成されている。こ
の通過時間は、樹脂部品9の塗膜性状、ショット放射条
件で決定される。ショット準備室2との間はショットS
が放散せぬよう隔壁3で隔てられ、後処理室8との間も
同様に隔壁7で隔てられている。ショットSの粒子はセ
ラミック、ステンレスなどの塗膜より密度の高い、かつ
水による錆の発生のない材料からなる硬質ショット粒子
が使用されている。粒子のサイズは、直径0.1〜2.
0mmの球形粒子あるいは直径0.5〜2.0mm、長
さ0.5〜2.0mmのカットワイヤが使用される。な
お、前記のようにショット放射は水と共にロータ5から
放射されてもよいし、高圧水の噴射ノズルから放射され
るものでもよい。また、ロータ5からのショット放射は
水を伴わないドライ放射でもよい。放射速度、噴射圧
は、樹脂部品の形状、性状および放射条件によって決定
する。また、樹脂部品の塗装面形状によってロータまた
は噴射ノズルからの放射方向を適宜選定できるようにな
っている。
【0015】後処理室8は、塗膜を除去された樹脂部品
9を水洗する図示のない公知の水洗処理装置と、水洗さ
れた樹脂部品9をエアブローで乾燥させる図示のない公
知のエアブロー乾燥装置と、エアブロー乾燥装置から出
た樹脂部品9をリサイクル樹脂素材にするための図示の
ない公知の粉砕処理装置と、で構成されている。
9を水洗する図示のない公知の水洗処理装置と、水洗さ
れた樹脂部品9をエアブローで乾燥させる図示のない公
知のエアブロー乾燥装置と、エアブロー乾燥装置から出
た樹脂部品9をリサイクル樹脂素材にするための図示の
ない公知の粉砕処理装置と、で構成されている。
【0016】図2に、塗装面19aを有する樹脂部品1
9を連続処理で塗膜を除去するショットブラスト装置1
1を示す。ショットブラスト装置11は、固定装置であ
るショット準備室12と、ショットブラストチャンバ1
4と、図示しない後処理室と、樹脂部品19を移動させ
るコンベヤ20と、弾性材で被覆された複数のローラ2
3とで主要部が構成されている。ショット準備室12
は、樹脂部品19がショット放射を受けるための準備を
する場所で実質的に前記実施形態と同じ機能を有して構
成されている。コンベヤ20は、端部にドライブローラ
21を備えて樹脂部品19をショットブラストチャンバ
14に搬送し、複数のローラ23はショットブラストチ
ャンバ14内の樹脂部材19を回転させながら塗膜除去
可能時間で搬送するよう選択できるように構成されてい
る。ショットブラストチャンバ14に隔壁を介して接続
される図示しない後処理室の構成と機能は、実質的に前
記実施形態と同様である。
9を連続処理で塗膜を除去するショットブラスト装置1
1を示す。ショットブラスト装置11は、固定装置であ
るショット準備室12と、ショットブラストチャンバ1
4と、図示しない後処理室と、樹脂部品19を移動させ
るコンベヤ20と、弾性材で被覆された複数のローラ2
3とで主要部が構成されている。ショット準備室12
は、樹脂部品19がショット放射を受けるための準備を
する場所で実質的に前記実施形態と同じ機能を有して構
成されている。コンベヤ20は、端部にドライブローラ
21を備えて樹脂部品19をショットブラストチャンバ
14に搬送し、複数のローラ23はショットブラストチ
ャンバ14内の樹脂部材19を回転させながら塗膜除去
可能時間で搬送するよう選択できるように構成されてい
る。ショットブラストチャンバ14に隔壁を介して接続
される図示しない後処理室の構成と機能は、実質的に前
記実施形態と同様である。
【0017】図3に塗装面29aを有する樹脂部品29
をバッチ処理で塗膜を除去するショットブラスト装置2
4を示す。ショットブラスト装置24は、図示しない隔
壁で囲まれたバッチチャンバ34と、バッチチャンバ3
4の上部に設けられショットSを水と共に放射する一対
の公知のロータ25と、ロータ25の下方にあって樹脂
部品をショットSに当て易くする被ショット装置28と
で構成されている。被ショット装置28は、回転する一
対の公転盤30と、公転盤30内にあって公転盤30と
同方向に回転する複数の自転盤31と、自転盤31の回
転軸に設けられたスチック33と、で構成されている。
公転盤30は、ロータ25の垂直方向接線に平行に装着
されて、スチック33に取り付けられた樹脂部品29の
塗装面29aが常時ロータ25側に向くよう構成されて
いる。ショット前の準備、ショット後の処理は、前記連
続処理と同様にバッチチャンバ34外で行ってもよい
し、このショットブラスト装置24に樹脂部品29を取
付けた状態で行ってもよい。上記構成による樹脂部品の
表面塗装除去装置の作用を図5のフローチャート図によ
って説明する。
をバッチ処理で塗膜を除去するショットブラスト装置2
4を示す。ショットブラスト装置24は、図示しない隔
壁で囲まれたバッチチャンバ34と、バッチチャンバ3
4の上部に設けられショットSを水と共に放射する一対
の公知のロータ25と、ロータ25の下方にあって樹脂
部品をショットSに当て易くする被ショット装置28と
で構成されている。被ショット装置28は、回転する一
対の公転盤30と、公転盤30内にあって公転盤30と
同方向に回転する複数の自転盤31と、自転盤31の回
転軸に設けられたスチック33と、で構成されている。
公転盤30は、ロータ25の垂直方向接線に平行に装着
されて、スチック33に取り付けられた樹脂部品29の
塗装面29aが常時ロータ25側に向くよう構成されて
いる。ショット前の準備、ショット後の処理は、前記連
続処理と同様にバッチチャンバ34外で行ってもよい
し、このショットブラスト装置24に樹脂部品29を取
付けた状態で行ってもよい。上記構成による樹脂部品の
表面塗装除去装置の作用を図5のフローチャート図によ
って説明する。
【0018】ステップS1で、塗膜を除去すべき塗装部
品を形状、性状別に選別する。ステップS2で、連続処
理かバッチ処理かを区分する。連続処理であれば、ステ
ップS3に、バッチ処理であればステップS5に行く。
ステップS1およびステップS2が選別工程である。ス
テップS3では、図1におけるコンベヤ10、図2にお
けるコンベヤ20に樹脂部品9または19を供給設置す
る。ステップS4では樹脂部品9または19がそれぞれ
ショットブラストチャンバ4または14に移動する。ス
テップS5では、図3におけるバッチ処理なので、バッ
チチャンバ34の治具である被ショット装置28に樹脂
部品29を取り付ける。ステップS3、ステップS5が
ショット準備工程である。
品を形状、性状別に選別する。ステップS2で、連続処
理かバッチ処理かを区分する。連続処理であれば、ステ
ップS3に、バッチ処理であればステップS5に行く。
ステップS1およびステップS2が選別工程である。ス
テップS3では、図1におけるコンベヤ10、図2にお
けるコンベヤ20に樹脂部品9または19を供給設置す
る。ステップS4では樹脂部品9または19がそれぞれ
ショットブラストチャンバ4または14に移動する。ス
テップS5では、図3におけるバッチ処理なので、バッ
チチャンバ34の治具である被ショット装置28に樹脂
部品29を取り付ける。ステップS3、ステップS5が
ショット準備工程である。
【0019】ステップS6では、ショットブラスト処理
をする。即ち、図1ではショットブラストチャンバ4内
でロータ5によるショット放射で塗膜剥離を行い、図2
ではショットブラストチャンバ14内で図示しないロー
タによるショット放射で塗膜剥離を行い、図3ではバッ
チチャンバ34でロータ25によるショット放射で塗膜
剥離を行う。この工程がショットブラスト工程である。
ついで、ステップS7に行く。
をする。即ち、図1ではショットブラストチャンバ4内
でロータ5によるショット放射で塗膜剥離を行い、図2
ではショットブラストチャンバ14内で図示しないロー
タによるショット放射で塗膜剥離を行い、図3ではバッ
チチャンバ34でロータ25によるショット放射で塗膜
剥離を行う。この工程がショットブラスト工程である。
ついで、ステップS7に行く。
【0020】ステップS7では、ショットブラスト処理
をした樹脂部品を水洗処理のために水洗領域に移動させ
る。ステップS8では、水洗処理装置によって水洗処理
をして樹脂部品に付着したショットS、塗膜片Pを除去
する。この工程が水洗処理工程である。そして、ショッ
ト・塗膜分離工程によってステップS6およびこの水洗
処理で排出されたショットSと塗膜片Pを分離する。
をした樹脂部品を水洗処理のために水洗領域に移動させ
る。ステップS8では、水洗処理装置によって水洗処理
をして樹脂部品に付着したショットS、塗膜片Pを除去
する。この工程が水洗処理工程である。そして、ショッ
ト・塗膜分離工程によってステップS6およびこの水洗
処理で排出されたショットSと塗膜片Pを分離する。
【0021】ステップS9では、水洗した樹脂部品を乾
燥させるために乾燥領域に移動させる。ステップS10
では、水洗した樹脂部品をエア吹き付けによる任意公知
のエアブロー乾燥装置で乾燥する。この工程がエアブロ
ー乾燥工程である。
燥させるために乾燥領域に移動させる。ステップS10
では、水洗した樹脂部品をエア吹き付けによる任意公知
のエアブロー乾燥装置で乾燥する。この工程がエアブロ
ー乾燥工程である。
【0022】ステップS11では、塗膜の除去された樹
脂部品を粉砕する工程に移動させる。ステップS12で
は、任意公知の粉砕処理装置によって樹脂部品をリサイ
クル素材として所定のサイズに粉砕する。この工程が粉
砕処理工程である。ステップS13では、粉砕されてリ
サイクル素材となった樹脂部品を梱包工程に送る。
脂部品を粉砕する工程に移動させる。ステップS12で
は、任意公知の粉砕処理装置によって樹脂部品をリサイ
クル素材として所定のサイズに粉砕する。この工程が粉
砕処理工程である。ステップS13では、粉砕されてリ
サイクル素材となった樹脂部品を梱包工程に送る。
【0023】図4は、ショット処理後のショットSと剥
離された塗膜片Pの混合物を分離するショット・塗膜分
離工程で使用するショット・塗膜分離装置40を示して
いる。ショット・塗膜分離装置40は、ショットSと塗
膜片Pを混合した水を導入する導入管41と、この混合
水を貯水し、ショットSと塗膜Pを密度差によって水中
の上下に分離させると共に別に導入される循環水によっ
て槽内が撹拌され塗膜片を浮遊させる分離装置43と、
ここで分離された塗膜片Pを水と共に搬送する塗膜片水
送装置45と、搬送された塗膜片を含む水をメッシュフ
ィルタで濾過して塗膜片Pを採集する濾過装置48と、
濾過装置48で濾過した水を装置内の循環水として使用
する回水装置50と、分離装置43で分離され底部に堆
積したショットSを取り出し除水しながら運搬する脱水
運搬装置56と、堆積ショットSから分離された水を貯
える落水タンク44と、で主要構成がされている。
離された塗膜片Pの混合物を分離するショット・塗膜分
離工程で使用するショット・塗膜分離装置40を示して
いる。ショット・塗膜分離装置40は、ショットSと塗
膜片Pを混合した水を導入する導入管41と、この混合
水を貯水し、ショットSと塗膜Pを密度差によって水中
の上下に分離させると共に別に導入される循環水によっ
て槽内が撹拌され塗膜片を浮遊させる分離装置43と、
ここで分離された塗膜片Pを水と共に搬送する塗膜片水
送装置45と、搬送された塗膜片を含む水をメッシュフ
ィルタで濾過して塗膜片Pを採集する濾過装置48と、
濾過装置48で濾過した水を装置内の循環水として使用
する回水装置50と、分離装置43で分離され底部に堆
積したショットSを取り出し除水しながら運搬する脱水
運搬装置56と、堆積ショットSから分離された水を貯
える落水タンク44と、で主要構成がされている。
【0024】塗膜片水送装置45は、分離装置43から
塗膜片Pを濾過装置48に水送する管46と、管46に
介装された送水ポンプ47とで構成されている。濾過装
置48は、水平に設置されたベルトコンベヤ型でメッシ
ュフィルタに残る塗膜片Pを塗膜片タンク49に運搬す
るよう構成されている。回水装置50は、濾過装置48
からの濾過水を吸水する第1の回水管51と落水タンク
44から吸水する第4の回水管54とを吸入側とし、分
離装置43に送水する第2の回水管53を吐出側とする
回水ポンプ52で構成されている。脱水運搬装置56
は、分離装置43の底部下方から外部上方に傾斜してシ
ョットSを水と共に掻き上げ搬送中に水分を落下脱水さ
せてショット粒タンク58に投入するよう構成、配置さ
れている。
塗膜片Pを濾過装置48に水送する管46と、管46に
介装された送水ポンプ47とで構成されている。濾過装
置48は、水平に設置されたベルトコンベヤ型でメッシ
ュフィルタに残る塗膜片Pを塗膜片タンク49に運搬す
るよう構成されている。回水装置50は、濾過装置48
からの濾過水を吸水する第1の回水管51と落水タンク
44から吸水する第4の回水管54とを吸入側とし、分
離装置43に送水する第2の回水管53を吐出側とする
回水ポンプ52で構成されている。脱水運搬装置56
は、分離装置43の底部下方から外部上方に傾斜してシ
ョットSを水と共に掻き上げ搬送中に水分を落下脱水さ
せてショット粒タンク58に投入するよう構成、配置さ
れている。
【0025】次に、ショット・塗膜分離装置40の作用
を図6のフローチャート図によって説明する。ステップ
S21で、ショットブラスト工程および水洗処理工程で
排出されたショットSと塗膜片Pを混合した水が導入管
41によって分離装置43に導入される。
を図6のフローチャート図によって説明する。ステップ
S21で、ショットブラスト工程および水洗処理工程で
排出されたショットSと塗膜片Pを混合した水が導入管
41によって分離装置43に導入される。
【0026】ステップS22では、分離装置43でショ
ットSと塗膜Pを密度差によって水中の上下に分離させ
ると共に別に第2の回水管53から導入される循環水に
よって槽内が撹拌され塗膜を浮遊させる。
ットSと塗膜Pを密度差によって水中の上下に分離させ
ると共に別に第2の回水管53から導入される循環水に
よって槽内が撹拌され塗膜を浮遊させる。
【0027】ステップS23では、分離されたショット
および塗膜片に適する搬出手段を選択する。ショットS
はステップS24により、塗膜片PはステップS27に
よって搬出する。
および塗膜片に適する搬出手段を選択する。ショットS
はステップS24により、塗膜片PはステップS27に
よって搬出する。
【0028】ステップS24では、分離装置43の底部
に堆積したショットSを、脱水運搬装置56によって掻
き上げ搬送中に水分を落下脱水させて、ショット粒タン
ク58に投入する。掻き上げ、搬送中の除去水分は落水
タンク44に貯水され循環水として使用する。
に堆積したショットSを、脱水運搬装置56によって掻
き上げ搬送中に水分を落下脱水させて、ショット粒タン
ク58に投入する。掻き上げ、搬送中の除去水分は落水
タンク44に貯水され循環水として使用する。
【0029】ステップS25では、投入されたショット
Sを貯留する。
Sを貯留する。
【0030】ステップS26では、貯留されたショット
Sを再使用する。
Sを再使用する。
【0031】ステップS27では、分離装置43の水中
に分離浮遊する塗膜片Pを水と共に塗膜片水送装置45
の吸水管46で吸い上げ濾過装置48に搬送する。
に分離浮遊する塗膜片Pを水と共に塗膜片水送装置45
の吸水管46で吸い上げ濾過装置48に搬送する。
【0032】ステップS28では、濾過装置48で塗膜
片Pを含む水をメッシュフィルタで濾過して塗膜片Pを
採集する。
片Pを含む水をメッシュフィルタで濾過して塗膜片Pを
採集する。
【0033】ステップS29では、塗膜片Pを塗膜片タ
ンク49に運搬貯留する。
ンク49に運搬貯留する。
【0034】ステップS30では、塗膜片タンク49内
の塗膜片Pを廃却処理する。
の塗膜片Pを廃却処理する。
【0035】なお、塗膜片濾過装置48で濾過した水は
第1の回水管51によって回水ンプ52に吸水される。
回水ポンプ52は、回水管51からの水と第4の回水管
54からの水を合わせて第2の回水管53によって分離
装置43に水を送り、分離装置内の水を撹拌してショッ
トSと塗膜片Pとの分離を促進させる。
第1の回水管51によって回水ンプ52に吸水される。
回水ポンプ52は、回水管51からの水と第4の回水管
54からの水を合わせて第2の回水管53によって分離
装置43に水を送り、分離装置内の水を撹拌してショッ
トSと塗膜片Pとの分離を促進させる。
【0036】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に列挙する。 (1) 選別工程で塗装付き樹脂部品を形状、性状別に
選別し、これに応じてショット処理を連続処理とバッチ
処理に区分するので塗膜除去が精度よく、効率的に行
え、良質な素材が得られる。 (2) ショットブラストによる塗膜の機械的剥離なの
で従来の薬品処理、加熱処理等に比較して、安全容易で
かつ、量産性が高い。 (3) 塗膜除去後の水洗処理工程、エアブロー乾燥工
程によって塗膜片、その他の雑物が除去され良質な素材
となる。 (4) ショットブラスト工程で排出されるショット及
び塗膜片は、ショット・塗膜分離装置によって分離さ
れ、ショットは再利用され、水は装置内で循環水となる
ので塗膜片を除き廃棄物がない。
選別し、これに応じてショット処理を連続処理とバッチ
処理に区分するので塗膜除去が精度よく、効率的に行
え、良質な素材が得られる。 (2) ショットブラストによる塗膜の機械的剥離なの
で従来の薬品処理、加熱処理等に比較して、安全容易で
かつ、量産性が高い。 (3) 塗膜除去後の水洗処理工程、エアブロー乾燥工
程によって塗膜片、その他の雑物が除去され良質な素材
となる。 (4) ショットブラスト工程で排出されるショット及
び塗膜片は、ショット・塗膜分離装置によって分離さ
れ、ショットは再利用され、水は装置内で循環水となる
ので塗膜片を除き廃棄物がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す樹脂部品の連続式表面
塗装除去装置の説明用図。
塗装除去装置の説明用図。
【図2】本発明の別実施形態の連続式表面塗装除去装置
の説明用図。
の説明用図。
【図3】本発明の実施形態を示す樹脂部品のバッチ式表
面塗装除去装置の説明用図。
面塗装除去装置の説明用図。
【図4】ショット・塗膜分離装置の構成を示す側面図。
【図5】本発明の実施形態の作用を示すフローチャート
図。
図。
【図6】本発明のショット・塗膜分離工程の作用を示す
フローチャート図。
フローチャート図。
S・・・ショット P・・・塗膜片 1、11、24・・ショットブラスト装置 2、12・・ショット準備室 3、13・・隔壁 4、14・・ショットブラストチャンバ 5、25・・ロータ 7・・・隔壁 8・・・後処理室 9、19、29・・樹脂部品 9a、19a・・塗装面 10、20、29a・・コンベヤ 21・・ドライブローラ 23・・ローラ 28・・被ショット装置 30・・公転盤 31・・自転盤 33・・スチック 34・・バッチチャンバ 40・・ショット・塗膜分離装置 41・・導入管 43・・分離装置 44・・落水タンク 45・・塗膜片水送装置 46・・管 47・・送水ポンプ 48・・濾過装置 49・・塗膜片タンク 50・・回水装置 51・・第1の回水管 52・・回水ポンプ 53・・第2の回水管 54・・第4の回水管 56・・脱水運搬装置 58・・ショット粒タンク
Claims (4)
- 【請求項1】 塗装付き樹脂部品を形状、性状別に選別
してショット処理を連続処理にするかバッチ処理にする
かを選別する選別工程と、該選別工程において選別され
た連続処理或いはバッチ処理のそれぞれに応じて前記樹
脂部品の被ショット準備をするショット準備工程と、前
記樹脂部品にショット放射して塗膜を剥離するショット
ブラスト工程と、該ショットブラスト工程で塗膜を剥離
された前記樹脂部品を水洗する水洗処理工程と、水洗さ
れた前記樹脂部品をエアブローで乾燥させるエアブロー
乾燥工程と、該エアブロー乾燥工程で乾燥された前記樹
脂部品を粉砕して樹脂素材にする粉砕処理工程と、前記
ショットブラスト工程において排出されたショットおよ
び塗膜の混合物を分離するショット・塗膜分離工程、と
を含むことを特徴とする樹脂部品の表面塗装除去方法。 - 【請求項2】 前記ショット・塗膜分離工程は、前記シ
ョットブラスト工程で排出されたショットおよび塗膜片
の混合物を水中で分離する分離工程と、該分離工程で分
離された塗膜片を水分と共に搬送する塗膜片水送工程
と、該塗膜水送工程から搬送された塗膜片の水分を濾過
分離する濾過工程と、前記分離工程で分離されたショッ
トを水分を落下させ脱水しながら運搬する脱水運搬工程
を含む請求項1の樹脂部品の表面塗装除去方法。 - 【請求項3】 塗装付き樹脂部品にショット放射して塗
膜を剥離するショットブラスト装置と、該ショットブラ
スト装置で塗膜を剥離された前記樹脂部品を水洗する水
洗処理装置と、水洗された前記樹脂部品をエアブローで
乾燥させるエアブロー乾燥装置と、該エアブロー乾燥装
置で乾燥された前記樹脂部品を粉砕して樹脂素材にする
粉砕処理装置と、前記ショットブラスト装置から排出さ
れたショットおよび塗膜片の混合物を分離するショット
・塗膜分離装置、とを含んでなることを特徴とする樹脂
部品の表面塗装除去装置。 - 【請求項4】 前記ショット・塗膜分離装置は、前記シ
ョットブラスト装置から排出されたショットおよび塗膜
片の混合物を水中で分離する分離装置と、該分離装置で
分離された塗膜片を水分と共に搬送する塗膜片水送装置
と、該塗膜水送装置から搬送された塗膜片の水分を濾過
分離する濾過装置と、前記分離装置で分離されたショッ
トを水分を落下させ脱水しながら運搬する脱水運搬装置
とからなる請求項3の樹脂部品の表面塗装除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26936098A JP2000094446A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26936098A JP2000094446A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000094446A true JP2000094446A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17471307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26936098A Pending JP2000094446A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 樹脂部品の表面塗装除去方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000094446A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101293922B1 (ko) | 2011-10-14 | 2013-08-07 | (주)삼일폴리머 | 블라스팅 박리를 이용한 범퍼 커버의 재활용 방법 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP26936098A patent/JP2000094446A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101293922B1 (ko) | 2011-10-14 | 2013-08-07 | (주)삼일폴리머 | 블라스팅 박리를 이용한 범퍼 커버의 재활용 방법 |
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