JP2000093884A - プラスチック成形体の塗装方法 - Google Patents

プラスチック成形体の塗装方法

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JP2000093884A
JP2000093884A JP10271689A JP27168998A JP2000093884A JP 2000093884 A JP2000093884 A JP 2000093884A JP 10271689 A JP10271689 A JP 10271689A JP 27168998 A JP27168998 A JP 27168998A JP 2000093884 A JP2000093884 A JP 2000093884A
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JP
Japan
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plastic
layer
plastic layer
molded article
paint
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JP10271689A
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English (en)
Inventor
Sukeaki Ebata
祐亨 江端
Hideo Takeuchi
英夫 竹内
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Ebata Corp
Original Assignee
Ebata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック成形体の表面に塗料を付着させ
る場合、熱エネルギー消費を大幅に削減し得るプラスチ
ック成形体の製造方法を提供する。 【解決手段】 射出成形法によって、芯部材1にプラス
チック層2を一体成形した後、芯部材1及びプラスチッ
ク層2を含む成形体を、射出成形用型から取り出す。次
に、射出成形工程において成形体に与えられた熱エネル
ギーの余熱を利用して、プラスチック層2の表面に、塗
料層3を付着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガーディ
ニング用擬木等のプラスチック成形体の塗装方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガーディニング用擬木は、鉄等の金属材
料でなる芯部材の周囲に、表面が樹木模様となっている
プラスチック層を一体成形してある。芯部材は、プラス
チック層を薄くして軽量化を図ると共に、その機械的強
度を確保するために用いられる。
【0003】上述したプラスチック成形体を製造する場
合、従来は、射出成形法によって、芯部材にプラスチッ
ク層を一体成形した後、芯部材及びプラスチック層を含
む成形体を射出成形用型から取り出す。射出成形用型か
ら取り出した後、自然放置して冷却し、ユーザ向けに出
荷する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したガ
ーディニング用擬木等のプラスチック成形体において、
実際の樹木の木肌にできるだけ似せるため、プラスチッ
ク層の表面に、色合いの異なる塗料層を付着させること
がある。このような場合、従来は、自然放置して、室温
まで冷却させてあるプラスチック成形体に、所定の着色
を有する塗料を塗布し、所定の温度で20〜30分程度
加熱して、塗料を乾燥させる必要があった。
【0005】本発明の課題は、プラスチック成形体の表
面に塗料を付着させる場合、熱エネルギー消費を大幅に
削減し得るプラスチック成形体の塗装方法を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るプラスチック成形体の塗装方法は、
射出成形法によって、前記プラスチック層を成形した
後、その成形体を、射出成形用型から取り出す。
【0007】前記射出成形用型から取り出した直後に前
記成形体に塗装を施す。その際、前記射出成形工程にお
いて前記成形体に与えられた熱エネルギーの余熱を利用
して、前記プラスチック層の表面に付着された塗料を乾
燥させ、かつ、硬化させる。
【0008】従って、塗料層を付着させるに当たり、外
部から熱を与える必要がなく、射出成形工程において与
えられた熱エネルギーの余熱を有効利用できる。このた
め、ガーディニング用擬木等のプラスチック成形体にお
いて、プラスチック層の表面に塗料を付着させる場合、
熱エネルギー消費を、大幅に削減し得る。
【0009】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。図面は、
単に、例を示すに過ぎない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る塗装方法によ
って得られるプラスチック成形体の正面断面図である。
プラスチック成形体は、芯部材1と、プラスチック層2
と、塗料層3とを含む。鉄等の金属材料でなる芯部材1
は、プラスチック層2の厚みを薄くした場合の機械的強
度を確保するために用いられる。プラスチック層2は、
前記芯部材1の外周面に一体成形されている。プラスチ
ック層2の表面は、ガーディニング用擬木を得る場合、
樹木の木肌に似せた凹凸面となる。
【0011】塗料層3は、装飾層であって、プラスチッ
ク層2の表面に付着されている。塗料層3は、実際の樹
木の木肌にできるだけ似せるため付着されたもので、プ
ラスチック層2とは色合いが異なる。具体例として、プ
ラスチック層2を、黒ずんだ樹脂で構成した場合、塗料
層3は、例えば、茶色、またはこげ茶色等の着色とする
ことができる。塗料層3は、プラスチック層2の表面の
一部または前部に付着させることができる。
【0012】上述したプラスチック成形体は、次のよう
な工程を経ることによって製造される。まず、図2に示
すように、芯部材1を、射出成形用型41、42の内部
に設置する。芯部材1は、鉄等の金属材料を用いて、例
えば、筒状に形成される。型41、42の内面は、例え
ば、樹木の木肌に似せた凹凸面となっている。
【0013】次に、図3に示すように、射出成形法によ
って、型41、42のキャビティ40の内部に溶融した
プラスチック材料20を射出し、芯部材1の周りにプラ
スチック層2を一体成形する。プラスチック層2を構成
するプラスチック材料としては、ポリプロピレン(P
P)樹脂を主成分とし、これに、ポリエチレン(PE)
樹脂を添加した材料が好ましい。PP樹脂はガーディニ
ング用擬木に要求される硬さを確保するために用いられ
る。PE樹脂は硬さ調整のために添加される。PP樹脂
とPE樹脂との混合比は、プラスチック層2に求められ
る硬さに応じて選定される。更に、着色材料として、顔
料が添加される。
【0014】次に、図4に示すように、芯部材1及びプ
ラスチック層2を含む成形体を、射出成形用型41、4
2から取り出す。プラスチック層2の表面に、型41、
42の内面の凹凸模様が転写されるので、プラスチック
層2の表面は、例えば、樹木の木肌に似せた凹凸面とな
る。この型抜きは、成形体の温度が軟化点温度以下に低
下した時点で行う。プラスチック層2を、PP樹脂とP
E樹脂の混合物で構成した場合、軟化点温度は約60〜
80℃である。従って、型抜き直後は、成形体のプラス
チック層2は、余熱を持っている。
【0015】次に、図5に示すように、プラスチック層
2の表面に、塗料層3を付着させる。塗料層3は、実際
の樹木の木肌にできるだけ似せるために付着されるもの
で、プラスチック層2とは色合いが異なる。塗料層3
は、刷毛塗りまたはスプレー等、周知の種々の手段によ
って付着させることができる。
【0016】塗料層3を付着させるに当たり、射出成形
工程において成形体に与えられた熱エネルギーの余熱を
利用して、プラスチック層2の表面に付着された塗料層
3を乾燥させ、硬化させる。従って、塗料層3の乾燥及
び硬化に当たり、外部から熱を与える必要がなく、射出
成形工程において与えられた熱エネルギーを有効利用で
きる。このため、プラスチック層2の表面に付着された
塗料層3を乾燥させる場合、熱エネルギー消費を、大幅
に削減し得る。
【0017】プラスチック層2がPP樹脂とPE樹脂の
混合物で構成されている場合、軟化点温度は約60〜8
0℃である。この余熱を利用して、プラスチック層2の
上に付着させるのに適した材料としては、カシュー
(株)社製のプラスチック用塗料「MICRON マイ
クロン」を挙げることができる。PP樹脂は無極性で、
結晶度の高い樹脂であるため、一般プラスチック用塗料
は付着しにくい。カシュー(株)社製のプラスチック用
塗料「MICRON マイクロン」を用いれば、PP樹
脂とPE樹脂の混合物で構成されているプラスチック層
2に対して、その軟化点温度付近の温度において、確実
に密着させることができる。
【0018】以上、ガーディニング用擬木の製造を例に
とって説明したが、本発明は、ガーディニング用擬木に
限らず、プラスチック成形体の上に装飾のための塗料を
付着させる場合に広く適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、プ
ラスチック成形体の表面に、塗料を付着させる場合、熱
エネルギー消費を大幅に削減し得る塗装方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装方法によって得られるプラス
チック成形体の正面断面図である。
【図2】本発明に係るプラスチック成形体の塗装方法に
含まれる工程の一つを示す図である。
【図3】図2の工程の後の工程を示す図である。
【図4】図3の工程の後の工程を示す図である。
【図5】図4の工程の後の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 芯部材 2 プラスチック層 3 塗料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 BB23X CB23 CB26 DA15 DA20 DB31 4F206 AA04K AA11K AB12 AD03 AD12 AG03 AG07 AH81 JA07 JB12 JB22 JW50

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成形体の塗装方法であっ
    て、 前記プラスチック成形体は、プラスチック層と、塗料層
    とを含み、 前記塗料層は、前記プラスチック層の表面に付着されて
    おり、 射出成形法によって、前記プラスチック層を成形した
    後、その成形体を、射出成形用型から取り出し、 前記射出成形用型から取り出した直後に前記成形体に塗
    装を施し、前記射出成形工程において前記成形体に与え
    られた熱エネルギーの余熱を利用して、前記プラスチッ
    ク層の表面に付着された塗料を乾燥させ、かつ、硬化さ
    せるプラスチック成形体の塗装方法。
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