JP2000092114A - 電子メール転送装置 - Google Patents

電子メール転送装置

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JP2000092114A
JP2000092114A JP26353198A JP26353198A JP2000092114A JP 2000092114 A JP2000092114 A JP 2000092114A JP 26353198 A JP26353198 A JP 26353198A JP 26353198 A JP26353198 A JP 26353198A JP 2000092114 A JP2000092114 A JP 2000092114A
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JP
Japan
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mail
phrase
source address
received
internet router
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JP26353198A
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English (en)
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Atsushi Tanzawa
淳 丹澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールシステム上の利用者がスパムメー
ルのような望まない内容の電子メールを受け取らなくて
済むようにする。 【解決手段】 電子メール転送装置11の制御部14
は、インターネットルータ4から電子メールを受信した
とき、本文中に予めメモリ15に記憶された語句の有無
を判断し、有ったときには送信元アドレスを登録し、受
信した電子メール中に一致する語句が有ると判断された
とき、又は登録された送信元アドレスであったとき、そ
の受信した電子メールの本文を受信不可の電子メールで
あることを示すメッセージに置換して電子メールサーバ
へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
上の電子メールシステムにおけるインターネットルータ
から受信した電子メールを電子メールサーバへ転送する
電子メール転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信した電子メールを相手先へ転
送し、その転送先で電子メールを読んだり返事を出した
りしたことを管理できるようにした電子メールシステム
(例えば、特開平9−307584号公報参照)があっ
た。
【0003】ところで、電子メールシステムにおいて
は、通常、電子メールメッセージを特定した相手先へ送
信するのが一般的である。しかし、近年では、不特定多
数の電子メールユーザにダイレクトメールを送り付け
る、いわゆるスパムメール(Spammail)が問題
視されている。このスパムメールは、受信者が要求する
ものではなく、全く一方的に送られてくるものである。
【0004】インターネットサービスプロバイダ(In
ternet Service Provider:I
SP)への接続方法がダイヤルアップ接続である一般ユ
ーザはもっとも加入者の多い層であり、一般ユーザにと
っては、POPサーバから電子メールを読み出すための
通信費は自己負担であり、受信した電子メールの件数が
多ければ多いほど通信費負担が増えることになる。した
がって、上述したスパムメールのような自ら望まない不
要な電子メールは通信費がかさむので、利用者から敬遠
されている。
【0005】一方、近年では、ファクシミリ装置をイン
ターネットに接続し、電子メール情報をファクシミリ画
像データに変換し、電子メールを導入していない相手先
へファクシミリ通信したり、また、これとは反対にファ
クシミリ画像データを圧縮画像情報として電子メールに
ファイル添付して相手先のコンピュータへメール送信す
るシステム(「インターネットファックスシステム」と
称する)が稼動している。
【0006】このようなインターネットファックスシス
テムにおいても、スパムメールのような不要な電子メー
ルの受信が増えると、インターネット通信費のみなら
ず、ファックス転送に要する電話経費が増加し、利用者
の通信費負担が増えることになり、利用者から好まれな
い。
【0007】このように、スパムメールは、利用者の経
費的な負担の増大だけが問題視されるのではなく、利用
者が望まない情報転送のためにインターネット網,電話
網の両方のトラフィックを増大させ、公共性の高い情報
伝達手段を妨害するものであり、電子メールシステムの
本来の利便性に反し、未成年の利用者に対する性的に不
健全な内容のものや、ネズミ講のような類のものも多数
あり、社会問題化している。したがって、上記のような
スパムメールを利用者が受け取らないで済むようにする
手立てが強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような電子メールシステムでは、スパムメールでも相手
先へ転送してしまうので、利用者が望まない電子メール
を拒否できないという問題があった。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、電子メールシステム上の利用者がスパムメール
のような望まない内容の電子メールを受け取らなくて済
むようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、インターネットに接続するインターネッ
トルータと、そのインターネットルータによって受信し
た電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLA
N上のパスに介在し、上記インターネットルータから受
信した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電
子メール転送装置であって、上記インターネットルータ
から受信した電子メールの本文を読み込んで一時的に記
憶するメール本文一時記憶手段と、送信先へ転送しない
電子メールの内容を表わす語句を記憶する語句記憶手段
と、上記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の
語句と上記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一
致する語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、
その手段によって一致する語句が有ると判断されたと
き、上記受信した電子メールの送信元アドレスを登録す
る不転送対象送信元アドレス登録手段と、上記インター
ネットルータから受信した電子メールの送信元アドレス
が上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録されて
いるか否かを判断する不転送対象送信元アドレス判断手
段と、上記一致語句有無判断手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、又は上記不転送対象送信元ア
ドレス判断手段によって上記不転送対象送信元アドレス
登録手段に登録された送信元アドレスであったとき、上
記受信した電子メールの本文を受信不可の電子メールで
あることを示すメッセージに置換して上記電子メールサ
ーバへ転送する手段とを設けたものである。
【0011】また、インターネットに接続するインター
ネットルータと、そのインターネットルータによって受
信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間の
LAN上のパスに介在し、上記インターネットルータか
ら受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送す
る電子メール転送装置であって、上記インターネットル
ータから受信した電子メールの本文を読み込んで一時的
に記憶するメール本文一時記憶手段と、送信先へ転送し
ない電子メールの内容を表わす語句を記憶する語句記憶
手段と、上記メール本文一時記憶手段に記憶された本文
中の語句と上記語句記憶手段に記憶された語句を比較し
て一致する語句の有無を判断する一致語句有無判断手段
と、その手段によって一致する語句が有ると判断された
時、上記受信した電子メールの本文の中から上記語句を
含む全ての行データを抽出し、上記受信した電子メール
の本文を上記抽出された全行データに基づくメッセージ
に置換して上記電子メールサーバへ転送する手段を設け
るとよい。
【0012】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの本文を読み込んで一時
的に記憶するメール本文一時記憶手段と、送信先へ転送
しない電子メールの内容を表わす語句を記憶する語句記
憶手段と、上記メール本文一時記憶手段に記憶された本
文中の語句と上記語句記憶手段に記憶された語句を比較
して一致する語句の有無を判断する一致語句有無判断手
段と、その手段によって一致する語句が有ると判断され
たとき、上記受信した電子メールの送信元アドレスを登
録する不転送対象送信元アドレス登録手段と、上記イン
ターネットルータから受信した電子メールの送信元アド
レスが上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録さ
れているか否かを判断する不転送対象送信元アドレス判
断手段と、上記一致語句有無判断手段によって一致する
語句が有ると判断されたとき、又は上記不転送対象送信
元アドレス判断手段によって上記不転送対象送信元アド
レス登録手段に登録された送信元アドレスであったと
き、上記受信した電子メールの送信先アドレスを予めサ
ーバ管理者アドレス記憶手段に記憶された電子メールサ
ーバ管理者宛に書き換えて上記電子メールサーバへ転送
する手段を設けるとよい。
【0013】また、上述のような電子メール転送装置に
おいて、外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、
そのコマンドが語句登録を示していた時、上記外部制御
装置から受信した語句を上記語句記憶手段に登録する語
句登録手段を設けるとよい。
【0014】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの送信先アドレスを取得
して一時的に記憶する送信先アドレス記憶手段と、上記
インターネットルータから受信した電子メールの本文を
読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手段
と、送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句
を記憶する語句記憶手段と、上記メール本文一時記憶手
段に記憶された本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶
された語句を比較して一致する語句の有無を判断する一
致語句有無判断手段と、その手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、上記受信した電子メールの送
信元アドレスを登録する不転送対象送信元アドレス登録
手段と、上記インターネットルータから受信した電子メ
ールの送信元アドレスが上記不転送対象送信元アドレス
登録手段に登録されているか否かを判断する不転送対象
送信元アドレス判断手段と、上記一致語句有無判断手段
によって一致する語句が有ると判断されたとき、又は上
記不転送対象送信元アドレス判断手段によって上記不転
送対象送信元アドレス登録手段に登録された送信元アド
レスであったとき、上記受信した電子メールの送信先ア
ドレスを予めサーバ管理者アドレス記憶手段に記憶され
た電子メールサーバ管理者宛に書き換え、受信不可の電
子メールであることを示すメッセージと、上記送信先ア
ドレス記憶手段記憶された送信先アドレスとを付加して
上記電子メールサーバへ転送する手段を設けるとよい。
【0015】また、上述のような電子メール転送装置に
おいて、外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、
そのコマンドが電子メールサーバ管理者のアドレス登録
を示していたとき、上記外部制御装置から受信したアド
レスを上記サーバ管理者アドレス記憶手段に登録するサ
ーバ管理者アドレス登録手段を設けるとよい。
【0016】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの送信元アドレスを取得
して一時的に記憶する送信元アドレス記憶手段と、上記
インターネットルータから受信した電子メールの本文を
読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手段
と、送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句
を記憶する語句記憶手段と、上記メール本文一時記憶手
段に記憶された本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶
された語句を比較して一致する語句の有無を判断する一
致語句有無判断手段と、その手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、上記送信元アドレス記憶手段
に記憶した送信元アドレスを登録する不転送対象送信元
アドレス登録手段と、上記インターネットルータから受
信した電子メールの送信元アドレスが上記不転送対象送
信元アドレス登録手段に登録されているか否かを判断す
る不転送対象送信元アドレス判断手段と、上記一致語句
有無判断手段によって一致する語句が有ると判断された
とき、又は上記不転送対象送信元アドレス判断手段によ
って上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録され
た送信元アドレスであったとき、上記受信した電子メー
ルの宛先を上記送信元アドレス記憶手段に記憶した送信
元アドレスに書き換えて上記電子メールサーバへ転送す
る手段を設けるとよい。
【0017】また、上記のような電子メール転送装置に
おいて、上記宛先を送信元アドレスに書き換えた電子メ
ールに電子メールを送信しないように警告する旨の警告
メッセージを付加する手段を設けるとよい。
【0018】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの送信元アドレスを取得
して一時的に記憶する送信元アドレス記憶手段と、上記
インターネットルータから受信した電子メールの本文を
読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手段
と、送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句
を記憶する語句記憶手段と、上記メール本文一時記憶手
段に記憶された本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶
された語句を比較して一致する語句の有無を判断する一
致語句有無判断手段と、その手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、上記送信元アドレス記憶手段
に記憶した送信元アドレスを登録する不転送対象送信元
アドレス登録手段と、上記インターネットルータから受
信した電子メールの送信元アドレスが上記不転送対象送
信元アドレス登録手段に登録されているか否かを判断す
る不転送対象送信元アドレス判断手段と、上記一致語句
有無判断手段によって一致する語句が有ると判断された
とき、又は上記不転送対象送信元アドレス判断手段によ
って上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録され
た送信元アドレスであったとき、上記受信した電子メー
ルの宛先を上記送信元アドレス記憶手段に記憶した送信
元アドレスに書き換えて、予め警告メッセージ記憶手段
に記憶された警告メッセージから上記判断結果に応じた
警告メッセージを選択して付加して上記電子メールサー
バへ転送する手段を設けるとよい。
【0019】さらにまた、上記のような電子メール転送
装置において、外部制御装置から受信したコマンドを解
釈し、そのコマンドが警告メッセージ登録を示していた
とき、上記外部制御装置から受信した警告メッセージを
上記警告メッセージ記憶手段に登録する警告メッセージ
登録手段を設けるとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の電
子メール転送装置を設ける一般的な電子メールシステム
の概略構成図である。
【0021】図2に示す電子メールシステムは、一般的
に広く普及しているUNIXメールシステムである。P
STN,ISDN等の公衆電話網,オープンコンピュー
タネットワーク(Open Computer Net
work:OCN)等の光ファイバーアクセス網等のイ
ンターネット1には、モデムやターミナルアダプタ等の
回線終端装置(DCE)2a〜2nを介してそれぞれユ
ーザクライアント装置3a〜3nが接続されている。
【0022】また、インターネット1にはインターネッ
トルータ4を介してローカルエリアネットワーク(LA
N)5が接続されており、LAN5には電子メールサー
バ6及び管理者用のクライアント装置7が接続されてい
る。その電子メールサーバ6はユーザクライアント装置
3b,3c用のメールボックスを有している。
【0023】そして、インターネットルータ4はLAN
5上のユーザクライアント装置3aから他のユーザクラ
イアント装置3b,3cへ送信された電子メールを受信
し、電子メールサーバ6がインターネットルータ4によ
って受信した電子メールを蓄積して、各ユーザクライア
ント装置3b,3cは電子メールサーバ6の自装置用に
割り当てられたメールボックスに蓄積された電子メール
を読み出すことによって自装置宛の電子メールを受信す
ることができる。
【0024】なお、図示を省略するが、図2のLAN5
上には3台のユーザクライアント装置3a〜3cの他に
多くのユーザクライアント装置がDCEを介して接続さ
れており、その各ユーザクライアント装置はユーザクラ
イアント装置3a〜3cと同じようにインターネット1
上の電子メール通信等のサービスを利用することができ
る。
【0025】図2では、後述の説明の為、ユーザクライ
アントAのユーザクライアント装置3aにはマシン名
「kimura.x.co.jp」と送信元アドレス
「kimura@x.co.jp」が、ユーザクライア
ントBのユーザクライアント装置3bにはマシン名「s
atou.rrrrr.co.jp」と送信元アドレス
「satou@rrrrr.co.jp」が、ユーザク
ライアントCのユーザクライアント装置3cにはマシン
名「tanaka.rrrrr.co.jp」と送信元
アドレス「tanaka@rrrrr.co.jp」
が、それぞれ定義されている。
【0026】また、電子メールサーバ6の管理者である
クライアントDのクライアント装置7にはマシン名「m
anager1.rrrrr.co.jp」と送信元ア
ドレス「manager1@rrrrr.co.jp」
が定義されている。
【0027】例えば、ユーザクライアント装置3aの利
用者が電子メールを他の利用者に対して送るには、自己
のユーザクライアント装置3aからメールプロトコル部
8によるメールプロトコルを電子メールサーバ6と交わ
すことによって電子メールデータを送信し、電子メール
サーバ6上で常時稼働しているデーモンプロセス:se
ndmailは電子メールを受信すると、自らの子プロ
セスを生成し、受信した電子メールデータをシステムメ
ールボックス9に書き込む。
【0028】電子メールを受信した利用者は、この場
合、ユーザクライアント装置3b,3cの利用者は、受
信のメールプロトコルを電子メールサーバ6と交わすこ
とにより、システムメールボックス9に蓄積された自装
置宛の電子メールのデータを受信し、自己のユーザクラ
イアント装置3b,3cに取り込む。
【0029】現在、UNIXメールシステムで用いられ
ている最も一般的なメールプロトコルは、送信時はシン
プルメールトランスファプロトコル(Simple M
ail Transfer Protocol:SMT
P)であり、受信時はポストオフィスプロトコル(Po
st Office Protocol:POP)3で
ある。SMTP,POP3は、TCP/IPの上位層
(アプリケーション層,プレゼンテーション層,アプリ
ケーション層)に位置するプロトコルである。以下、S
MTPプロトコルの場合で説明する。
【0030】UNIXメールシステムでは、sendm
ailデーモンが電子メールを受信すると、メーリング
リスト10を参照し、宛先メールアドレスがメーリング
リストに該当すれば、メーリングリスト10に登録され
ている複数の利用者のメールアドレスに対して、その電
子メールを配信する。このようにして、同報通知を実現
することができる。
【0031】例えば、メールアドレス「groupl@
rrrrr.co.jp」という代表アドレスを持つメ
ーリングリストに複数の利用者B,Cのそれぞれのメー
ルアドレス「satou@rrrrr.co.jp」と
「tanaka@rrrrr.co.jp」が登録され
ている場合、メールアドレス「groupl@rrrr
r.co.jp」宛の電子メールは、メールアドレス
「satou@rrrrr.co.jp」と「tana
ka@rrrrr.co.jp」宛とみなされ、システ
ムメールボックス9のそれぞれのメールボックスファイ
ル「usr/spool/mail/satou」と
「usr/spool/mail/tanaka」に電
子メールのデータが書き込まれる。
【0032】図1は、図2に示した電子メールシステム
にこの発明の電子メール転送装置を設けたときの構成を
示す図である。この電子メール転送装置11は、インタ
ーネットルータ4と電子メールサーバ6との間のLAN
5のパスに介在するように接続されており、ポートA
(portA)12にインターネットルータ側のLAN
系統Aを接続し、ポートB(portB)13に電子メ
ールサーバ6側のLAN系統Bを接続する。
【0033】そして、制御部14は、CPU,ROM,
及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実
現され、SMTPプロトコルによって電子メールの送受
信を実施し、インターネットルータ4から受信した電子
メールを電子メールサーバ6へ転送する。
【0034】その際、電子メールのデータの内容を後述
するパターンマッチング手段で比較抽出し、予め設定さ
れている該当語句を発見した場合にはその電子メールを
電子メールサーバ6へそのままでは転送しないようにす
るフィルタ動作を実施する。そのフィルタ動作のため、
メモリ15には予め設定する各種条件や電子メールの本
文を一時的に記憶する。このメモリ15は、図3に示す
FLASHメモリ及びRAMに相当する。
【0035】スプール16は、インターネットルータ4
から受信した電子メールのデータの全情報を一時的に蓄
積する記憶装置である。また、クライアント装置7は、
CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピ
ュータによって実現され、この電子メール転送装置11
に対する各種条件や語句等の設定を行なう装置でもあ
る。その設定の際、電子メール転送装置11に対して特
定されたポート番号のUDPパケットで各種設定用コマ
ンドを発行するが、それについては後述する。
【0036】図3は、電子メール転送装置の内部構成を
示すブロック図である。制御部14は、CPU20,及
びROM21からなり、ROM21に記憶された各種の
プログラムに基づいて後述するSMTPプロトコル処理
やパターンマッチング処理を実行する。メモリ15は、
RAM22,及びフラッシュメモリ(FLASHメモ
リ)23からなる。オペレーションパネル24は、IP
アドレス等の設定の際の入力手段である。
【0037】すなわち、インターネットに接続するイン
ターネットルータと、そのインターネットルータによっ
て受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの
間のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルー
タから受信した電子メールを前記電子メールサーバへ転
送する電子メール転送装置であって、上記インターネッ
トルータから受信した電子メールの本文を読み込んで一
時的に記憶するメール本文一時記憶手段と、送信先へ転
送しない電子メールの内容を表わす語句を記憶する語句
記憶手段と、上記メール本文一時記憶手段に記憶された
本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶された語句を比
較して一致する語句の有無を判断する一致語句有無判断
手段と、その手段によって一致する語句が有ると判断さ
れたとき、上記受信した電子メールの送信元アドレスを
登録する不転送対象送信元アドレス登録手段と、上記イ
ンターネットルータから受信した電子メールの送信元ア
ドレスが上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録
されているか否かを判断する不転送対象送信元アドレス
判断手段と、上記一致語句有無判断手段によって一致す
る語句が有ると判断されたとき、又は上記不転送対象送
信元アドレス判断手段によって上記不転送対象送信元ア
ドレス登録手段に登録された送信元アドレスであったと
き、上記受信した電子メールの本文を受信不可の電子メ
ールであることを示すメッセージに置換して上記電子メ
ールサーバへ転送する手段とを設けたものである。
【0038】また、インターネットに接続するインター
ネットルータと、そのインターネットルータによって受
信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間の
LAN上のパスに介在し、上記インターネットルータか
ら受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送す
る電子メール転送装置であって、上記インターネットル
ータから受信した電子メールの本文を読み込んで一時的
に記憶するメール本文一時記憶手段と、送信先へ転送し
ない電子メールの内容を表わす語句を記憶する語句記憶
手段と、上記メール本文一時記憶手段に記憶された本文
中の語句と上記語句記憶手段に記憶された語句を比較し
て一致する語句の有無を判断する一致語句有無判断手段
と、その手段によって一致する語句が有ると判断された
とき、上記受信した電子メールの本文の中から上記語句
を含む全ての行データを抽出し、上記受信した電子メー
ルの本文を上記抽出された全行データに基づくメッセー
ジに置換して上記電子メールサーバへ転送する手段を設
けるとよい。
【0039】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの本文を読み込んで一時
的に記憶するメール本文一時記憶手段と、送信先へ転送
しない電子メールの内容を表わす語句を記憶する語句記
憶手段と、上記メール本文一時記憶手段に記憶された本
文中の語句と上記語句記憶手段に記憶された語句を比較
して一致する語句の有無を判断する一致語句有無判断手
段と、その手段によって一致する語句が有ると判断され
たとき、上記受信した電子メールの送信元アドレスを登
録する不転送対象送信元アドレス登録手段と、上記イン
ターネットルータから受信した電子メールの送信元アド
レスが上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録さ
れているか否かを判断する不転送対象送信元アドレス判
断手段と、上記一致語句有無判断手段によって一致する
語句が有ると判断されたとき、又は上記不転送対象送信
元アドレス判断手段によって上記不転送対象送信元アド
レス登録手段に登録された送信元アドレスであったと
き、上記受信した電子メールの送信先アドレスを予めサ
ーバ管理者アドレス記憶手段に記憶された電子メールサ
ーバ管理者宛に書き換えて上記電子メールサーバへ転送
する手段を設けるとよい。
【0040】また、上述のような電子メール転送装置に
おいて、外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、
そのコマンドが語句登録を示していたとき、上記外部制
御装置から受信した語句を上記語句記憶手段に登録する
語句登録手段を設けるとよい。
【0041】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの送信先アドレスを取得
して一時的に記憶する送信先アドレス記憶手段と、上記
インターネットルータから受信した電子メールの本文を
読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手段
と、送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句
を記憶する語句記憶手段と、上記メール本文一時記憶手
段に記憶された本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶
された語句を比較して一致する語句の有無を判断する一
致語句有無判断手段と、その手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、上記受信した電子メールの送
信元アドレスを登録する不転送対象送信元アドレス登録
手段と、上記インターネットルータから受信した電子メ
ールの送信元アドレスが上記不転送対象送信元アドレス
登録手段に登録されているか否かを判断する不転送対象
送信元アドレス判断手段と、上記一致語句有無判断手段
によって一致する語句が有ると判断されたとき、又は上
記不転送対象送信元アドレス判断手段によって上記不転
送対象送信元アドレス登録手段に登録された送信元アド
レスであったとき、上記受信した電子メールの送信先ア
ドレスを予めサーバ管理者アドレス記憶手段に記憶され
た電子メールサーバ管理者宛に書き換え、受信不可の電
子メールであることを示すメッセージと、上記送信先ア
ドレス記憶手段記憶された送信先アドレスとを付加して
上記電子メールサーバへ転送する手段を設けるとよい。
【0042】また、上述のような電子メール転送装置に
おいて、外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、
そのコマンドが電子メールサーバ管理者のアドレス登録
を示していたとき、上記外部制御装置から受信したアド
レスを上記サーバ管理者アドレス記憶手段に登録するサ
ーバ管理者アドレス登録手段を設けるとよい。
【0043】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの送信元アドレスを取得
して一時的に記憶する送信元アドレス記憶手段と、上記
インターネットルータから受信した電子メールの本文を
読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手段
と、送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句
を記憶する語句記憶手段と、上記メール本文一時記憶手
段に記憶された本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶
された語句を比較して一致する語句の有無を判断する一
致語句有無判断手段と、その手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、上記送信元アドレス記憶手段
に記憶した送信元アドレスを登録する不転送対象送信元
アドレス登録手段と、上記インターネットルータから受
信した電子メールの送信元アドレスが上記不転送対象送
信元アドレス登録手段に登録されているか否かを判断す
る不転送対象送信元アドレス判断手段と、上記一致語句
有無判断手段によって一致する語句が有ると判断された
とき、又は上記不転送対象送信元アドレス判断手段によ
って上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録され
た送信元アドレスであったとき、上記受信した電子メー
ルの宛先を上記送信元アドレス記憶手段に記憶した送信
元アドレスに書き換えて上記電子メールサーバへ転送す
る手段を設けるとよい。
【0044】また、上記のような電子メール転送装置に
おいて、上記宛先を送信元アドレスに書き換えた電子メ
ールに電子メールを送信しないように警告する旨の警告
メッセージを付加する手段を設けるとよい。
【0045】さらに、インターネットに接続するインタ
ーネットルータと、そのインターネットルータによって
受信した電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間
のLAN上のパスに介在し、上記インターネットルータ
から受信した電子メールを上記電子メールサーバへ転送
する電子メール転送装置であって、上記インターネット
ルータから受信した電子メールの送信元アドレスを取得
して一時的に記憶する送信元アドレス記憶手段と、上記
インターネットルータから受信した電子メールの本文を
読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手段
と、送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句
を記憶する語句記憶手段と、上記メール本文一時記憶手
段に記憶された本文中の語句と上記語句記憶手段に記憶
された語句を比較して一致する語句の有無を判断する一
致語句有無判断手段と、その手段によって一致する語句
が有ると判断されたとき、上記送信元アドレス記憶手段
に記憶した送信元アドレスを登録する不転送対象送信元
アドレス登録手段と、上記インターネットルータから受
信した電子メールの送信元アドレスが上記不転送対象送
信元アドレス登録手段に登録されているか否かを判断す
る不転送対象送信元アドレス判断手段と、上記一致語句
有無判断手段によって一致する語句が有ると判断された
とき、又は上記不転送対象送信元アドレス判断手段によ
って上記不転送対象送信元アドレス登録手段に登録され
た送信元アドレスであったとき、上記受信した電子メー
ルの宛先を上記送信元アドレス記憶手段に記憶した送信
元アドレスに書き換えて、予め警告メッセージ記憶手段
に記憶された警告メッセージから上記判断結果に応じた
警告メッセージを選択して付加して上記電子メールサー
バへ転送する手段を設けるとよい。
【0046】さらにまた、上記のような電子メール転送
装置において、外部制御装置から受信したコマンドを解
釈し、そのコマンドが警告メッセージ登録を示していた
とき、上記外部制御装置から受信した警告メッセージを
上記警告メッセージ記憶手段に登録する警告メッセージ
登録手段を設けるとよい。
【0047】次に、図2に示した一般的な電子メールシ
ステムのユーザクライアント装置から電子メールサーバ
へ直接電子メールを送信するときの処理について説明す
る。ここでは、図1に示したユーザクライアント装置3
aからユーザクライアント装置3bへ電子メールを送信
する場合のSMTPプロトコルによる電子メールの一般
的な送受信のコマンド/レスポンスについて説明する。
【0048】図4は、図1に示したユーザクライアント
装置3aからユーザクライアント装置3bへSMTPプ
ロトコルで電子メールを送信するときの送受信のコマン
ド/レスポンスを示すタイムチャート図である。
【0049】まず、処理1(図中にP1で示す)で、最
初にクライアントAのユーザクライアント装置3aは、
電子メールサーバ6宛に接続要求のTCPパケットのコ
マンドを送信する。この際のポート番号はWell−K
nownポート番号25を用い、SMTPのサービスを
識別させる。すなわち、TCPポート25で接続要求す
る。
【0050】処理2(P2)で、電子メールサーバ6
は、ユーザクライアント装置3aからのコマンドに対し
てレスポンス“220”を返送し、ユーザクライアント
装置3aに対してSMTPのサービスを受付可能である
ことを返答する。
【0051】次に、処理3(P3)で、ユーザクライア
ント装置3aは、電子メールサーバ6へ“HELO:”
コマンドでクライアントAのマシン名「kimura.
x.co.jp」を知らせる。処理4(P4)で、電子
メールサーバ6は、ユーザクライアント装置3aからの
“HELO:”コマンドに対して、“250”でマシン
名を認識した旨を返答する。
【0052】次に、処理5(P5)で、ユーザクライア
ント装置3aは、電子メールサーバ6へ“MAIL F
ROM:”コマンドでクライアントAの電子メールアド
レス(送信元アドレス)「kimura@x.co.j
p」を知らせる。処理6(P6)で、電子メールサーバ
6は、ユーザクライアント装置3aからの“MAIL
FROM:”コマンドに対して、“250”で電子メー
ルアドレスを認識した旨を返答する。
【0053】次に、処理7(P7)で、ユーザクライア
ント装置3aは、電子メールサーバ6へ“RCPT T
O:”コマンドで受取人の電子メールアドレス(送信先
アドレス)「satou@rrrr.co.jp」を知
らせる。処理8(P8)で、電子メールサーバ6は、ユ
ーザクライアント装置3aからの“RCPT TO:”
コマンドに対して、“250”で受取人の電子メールア
ドレスを認識した旨を返答する。
【0054】このとき、電子メールサーバ6は、もしも
ユーザクライアント装置3aから知らされた電子メール
アドレスが存在しない場合、ユーザクライアント装置3
aに“550”を応答して受付拒否の旨を返答する。こ
の処理は公知技術なので詳細な説明を省略する。
【0055】次に、処理9(P9)で、ユーザクライア
ント装置3aは、電子メールサーバ6へ“DATA”コ
マンドでこれから電子メールのデータを送信する旨を知
らせる。処理10(P10)で、電子メールサーバ6
は、ユーザクライアント装置3aからの“DATA”コ
マンドに対して、“354”で返答し、電子メールの送
信を促す。このとき、<CR><LF>,<CR><L
F>を電子メールデータの終端識別子として用いるよう
に指示する内容を送信する。図中「end with
“.”on a line itself」の部分がそ
れに相当する。
【0056】次に、処理11(P11)で、ユーザクラ
イアント装置3aは、電子メールサーバ6へ電子メール
のデータを連続して送信する。処理12(P12)で、
ユーザクライアント装置3aは、データの終わりには上
記約束通りに終端識別子<CR><LF>,<CR><
LF>を付加する。処理13(P13)で、電子メール
サーバ6は、ユーザクライアント装置3aからの電子メ
ールのデータを受け取ると、ユーザクライアント装置3
aに“250”で電子メールを受け取った旨を送信す
る。
【0057】次に、処理14(P14)で、ユーザクラ
イアント装置3aは、電子メールサーバ6へ“QUI
T”コマンドで電子メールアドレス(送信先アドレス)
「satou@rrrr.co.jp」への電子メール
のデータ送信が終了した旨を送信する。処理15(P1
5)で、電子メールサーバ6は、ユーザクライアント装
置3aからの電子メール送信終了の通知に対して、“2
21”で返答し、電子メール送信終了に合意した旨を送
信する。
【0058】そして、処理16(P16)で、電子メー
ルサーバ6は、sendmailデーモン子プロセスに
より、メールボックスファイル:usr/spool/
mail/satouに電子メールデータを追加書きす
る。その後、処理17(P17)でユーザクライアント
装置3a及び電子メールサーバ6は、TCPポート25
を切断し、双方ともSMTPによるコネクションを終了
する。
【0059】図5は、図4に示したタイミングチャート
によるシーケンスで最終的に電子メールサーバ6のメー
ルボックスファイルに書き込まれた電子メールデータの
フォーマット例を示す図である。
【0060】図中矩形枠30で示す領域に記載されてい
るデータが、sendmailデーモン子プロセスによ
る1件分の電子メールの書き込みデータであり、破線矩
形枠31で示す領域に記載されているデータはヘッダ部
である。
【0061】その1行目の「From kimura@
x.co.jp」と5行目の「From:kimura
@x.co.jp」は、“MAIL FROM:”コマ
ンドで指定した発信元利用者の電子メールアドレス(送
信元アドレス)を示している。
【0062】また、2行目の「Received:fr
om kimura.x.co.jp」は、“HEL
O:”コマンドで指定された発信元利用者のユーザクラ
イアント装置のマシン名「kimura.x.co.j
p」を示している。
【0063】さらに、7行目の「To:satou@r
rrrr.co.jp」は、“RCPT TO:”コマ
ンドで指定した宛先アドレス(送信先アドレス)「sa
tou@rrrrr.co.jp」を示している。
【0064】そして、8行目以下のデータが“DAT
A”コマンドで指定した電子メールの本文のデータであ
る。矩形枠32で示す領域に記載されているデータ
は“”DATA”コマンドによる電子メールのメッセー
ジデータである。
【0065】また、矩形枠32内の矩形枠33の領域に
記載されているデータは、クライアント(送信元のユー
ザクライアント装置)のメールソフトによる添付ヘッダ
であり、矩形枠34の領域はメッセージデータ部であ
る。
【0066】以上のようにして、この発明による電子メ
ール転送装置11を用いないときには、非常に直線的に
SMTPプロトコルが実施され、ユーザクライアント装
置3aからのスパムメールが電子メールサーバ6を介し
てユーザクライアント装置3bへ送られてしまう。
【0067】そこで、上記のような電子メール転送装置
11をインターネットルータ4と電子メールサーバ6の
間に介在させ、電子メールサーバ6へ送信される全電子
メールの内容をチェックし、その内容がスパムメール等
の電子メールの場合は電子メールサーバ6へそのままで
は転送しないようにするフィルタ処理を行なうものであ
る。
【0068】スパムメールはある特徴を備えているもの
である。上記図5に示したフォーマットを例にして説明
すると、スパムメールにはデータのヘッダ部とメッセー
ジ内容本文に記載された内容にある程度の特徴が有り、
さらに、ヘッダ部中の表題(Subject)にはスパ
ムメールの内容が要約されていることが多い。また、メ
ッセージの本文にもそれと判る特徴を備えた語句が用い
られている。
【0069】そこで、電子メール中のメッセージデータ
を解読し、そのメッセージデータ中にスパムメールの特
徴を示す語句が有るか否かを判断し、有ったときには後
述する各種の加工処理を施してそのままでは電子メール
サーバ6へ転送しないようにし、クライアントが未成年
に不健全な内容等のスパムメールを受信しなくても済
み、通信費負担の増加を抑止することができる。
【0070】そこで、まず、クライアント装置7から電
子メール転送装置11にスパムメールに特徴的な語句を
登録する。電子メール転送装置11の制御部14は、外
部制御装置である管理者用のクライアント装置7から受
信したコマンドを解釈し、そのコマンドが語句登録を示
していたとき、クライアント装置7から受信したコマン
ド中の語句をフラッシュメモリ23の語句メモリテーブ
ルに登録する。
【0071】次に、電子メール転送装置11に転送を拒
否する電子メールの内容を表わす語句を登録する処理に
ついてさらに具体的に説明する。電子メール転送装置1
1に各種条件を設定するため、LAN系統Bに接続され
たサーバ管理者用のクライアントDのクライアント装置
7は、電子メール転送装置11に対して特定された非W
ellKnownポート番号(8451)のUDPパケ
ットで各種コマンドを発行する。
【0072】図6は、UDPパケットのデータ部フォー
マット例を示す図である。UDPはネットワーク層IP
の上位に位置するトランスポート層のプロトコルの一つ
であり、UDPパケットは、1バイトの機能番号と、1
バイトのオペランド1と、100バイトのオペランド2
の各データを格納する。
【0073】図7は、電子メール転送装置11に各種条
件を設定するためのコマンドの機能一覧を示す図であ
る。例えば、機能番号1は、転送を拒否する電子メール
の内容を表わす語句を登録する機能である限定語句登録
のコマンドを示し、そのコマンドは電子メール転送装置
の語句メモリテーブルに語句を設定する指示内容であ
る。
【0074】そして、転送を拒否する電子メールの内容
を表わす語句を登録する場合、クライアント装置7は、
UDPパケットに上記機能番号1と、設定する語句を格
納し、LAN系統Bを介して電子メール転送装置11へ
送信する。
【0075】同様にして、機能番号2の警告メッセージ
返信可否,機能番号3の限定メール着信通達,機能番号
4の電子メール(email)アドレス設定,機能番号
5のアドレスメモリテーブルメンテナンス,機能番号6
の添付メッセージ登録,及び機能番号7のUDPパケッ
ト再送要求を用いて、各種の設定を行なうことができ
る。
【0076】図8乃至10は、電子メール転送装置11
における各種条件の登録処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1でパ
ケットのFCS(Flame Check Seque
nce)にエラー無しか否かを判断して、エラー無しな
ら、ステップ2へ進んでUDPパケットか否かを判断
し、UDPパケットなら、ステップ3へ進んでポート番
号=8451か否かを判断する。
【0077】ステップ3の判断でポート番号=8451
なら、ステップ4へ進んでUDPパケット中の機能番号
が“1”か否かを判断して、機能番号=1なら、ステッ
プ13へ進んでフラッシュメモリ23の語句メモリテー
ブルのレコード番号n(n:オペランド1に格納された
データ)にオペランド2に格納された内容、すなわち、
語句をセットし、処理を終了する。
【0078】ステップ4の判断で機能番号が“1”でな
ければ、ステップ5へ進んで機能番号が“2”か否かを
判断して、機能番号2なら、ステップ14へ進んでオペ
ランド1に“0”と“1”のいずれが格納されているか
を判断して、オペランド1に“0”が格納されていれ
ば、ステップ15へ進んで機能番号2のフラグをクリア
し、オペランドが“1”なら、ステップ16へ進んで機
能番号2のフラグをセットし、この処理を終了する。
【0079】ステップ5の判断で機能番号が“2”でな
ければ、図9のステップ6へ進んで機能番号が“3”か
否かを判断して、機能番号3なら、ステップ17へ進ん
でオペランド1に“0”と“1”のいずれが格納されて
いるかを判断して、オペランド1に“0”が格納されて
いれば、ステップ18へ進んで機能番号3のフラグをク
リアし、オペランド1に“1”が格納されていれば、ス
テップ19へ進んで機能番号3のフラグをセットし、こ
の処理を終了する。
【0080】ステップ6の判断で機能番号が“3”でな
ければ、ステップ7へ進んで機能番号が“4”か否かを
判断して、機能番号4なら、ステップ20の判断でオペ
ランド1に“0”と“1”のいずれが格納されているか
を判断して、オペランド1に“0”が格納されていれ
ば、ステップ21へ進んでオペランド2に格納されてい
るマシン名を本装置(電子メール転送装置)のものと
し、フラッシュメモリに記憶し、処理を終了する。
【0081】ステップ20の判断でオペランド1に
“1”が格納されていれば、ステップ22へ進んでオペ
ランド2に格納されているemailアドレス(電子メ
ールアドレス)を管理者クライアント(管理者用のクラ
イアント装置)のものとし、フラッシュメモリに記憶
し、処理を終了する。
【0082】ステップ7の判断で機能番号が“4”でな
ければ、図10のステップ8へ進んで機能番号が“5”
か否かを判断して、機能番号5なら、ステップ23へ進
んでオペランド1に“0”と“1”のいずれが格納され
ているかを判断する。
【0083】ステップ23の判断でオペランド1に
“0”が格納されているなら、ステップ24へ進んでオ
ペランド1に“3”をセットし、オペランド2にレコー
ド番号nと対応する電子メール(email)アドレス
をセットし、ステップ25へ進んで管理者IPアドレス
を宛先IPアドレスとし、UDPパケットを発行して、
この処理を終了する。
【0084】ステップ23の判断でオペランド1に
“1”が格納されているなら、ステップ26へ進んでレ
コード番号n(オペランド2)をアドレスメモリテーブ
ルから削除し、この処理を終了する。ステップ23の判
断でオペランド1に“2”が格納されているなら、ステ
ップ27へ進んでオペランド2の電子メール(emai
l)アドレスをアドレスメモリテーブルに追加し、この
処理を終了する。
【0085】ステップ8の判断で機能番号が“5”でな
ければ、ステップ9へ進んで機能番号が“6”か否かを
判断して、機能番号が“6”なら、ステップ28へ進ん
で添付メッセージメモリテーブルのレコード番号n
(n:オペランド1)にオペランド2の内容をセット
し、この処理を終了する。また、ステップ9の判断で機
能番号が“5”でなければ、そのままこの処理を終了す
る。
【0086】一方、ステップ1の判断でパケットのFC
Sにエラーが有ったら、ステップ10へ進んで当パケッ
トを破棄し、ステップ11へ進んでクライアント装置へ
の再送要求処理を実行し、処理を終了する。また、ステ
ップ2の判断でUDPパケットでなかったとき、及びス
テップ3でポート番号=8451でなかったとき、ステ
ップ12へ進んで当パケットを破棄し、処理を終了す
る。
【0087】電子メール転送装置11の制御部14は、
ポートB13を介してクライアント装置7からUDPパ
ケットを受信すると、ステップ1で受信データのエラー
有無を確認する。これはUDPパケットのフレームチェ
ックシーケンス(FlameCheck Sequen
ce:FCS)によるチェックサム値を検証することで
行なう。
【0088】このエラーの有無の確認処理で、エラーが
有ればクライアント装置7から受信したUDPパケット
を破棄し、クライアント装置7に対してポートB13を
介して同じUDPパケットの再送要求を送信する。これ
は、機能番号7のUDPパケットを「manager
1.rrrrr.co.jp」宛に発行する。
【0089】また、ステップ2の判断で受信したパケッ
トがUDPパケットでなかったり、ステップ3の判断で
ポート番号=8451でなかったとき、そのパケットを
単純に破棄する。このポート番号“8451”は電子メ
ール転送装置11のコマンド処理用に特定された非We
llKnownポート番号である。そして、ステップ4
〜9でそれぞれ機能番号を認識し、その認識した機能番
号に応じた設定処理を行なう。例えば、機能番号1の場
合は語句メモリテーブルへの語句登録を行ない、機能番
号4の場合は他の必要な設定情報を記録する。
【0090】また、機能番号5の場合、ステップ26と
27でアドレスメモリテーブルに電子メール(emai
l)アドレスを削除又は追加する。
【0091】さらに、ステップ24と25でアドレスメ
モリテーブルに登録された電子メール(email)ア
ドレスを問い合わせ元の管理者クライアントのマシンに
表示させるために、問い合わせ元宛にUDPパケットを
発行する。そして、管理者用クライアント装置は、その
UDPパケットを受信し、オペランド2に格納された電
子メール(email)アドレスを取り入れてディスプ
レイ等の表示手段で表示する。
【0092】このようにして、本装置に登録されたアド
レスメモリテーブルの内容も、管理者クライアントの装
置で表示認識可能である。
【0093】電子メール転送装置11の制御部14は、
外部制御装置である管理者用のクライアント装置7から
受信したUDPパケットのコマンドを解釈し、そのコマ
ンドが語句登録を示す限定語句登録であったとき、UD
Pパケットのオペランド2に格納された語句をフラッシ
ュメモリ23に登録する。すなわち、上記制御部14が
語句登録手段の機能を果たし、上記フラッシュメモリ2
3が語句記憶手段に相当する。
【0094】図11は、語句メモリテーブルのフォーマ
ット例を示す図である。語句メモリテーブルには、各レ
コード毎に、電子メールサーバ6へ転送しない電子メー
ルの内容を示す各種の語句として、スパムメール等に多
用される語句が登録される。例えば、レコード番号1に
は「突然のemail失礼いたします」の語句が登録さ
れている。
【0095】次に、この電子メール転送装置11におけ
る電子メール転送処理について説明する。図12及び図
13は、電子メール転送装置の電子メール転送処理時の
SMTPプロトコル制御遷移を示す図である。図14
は、電子メール転送装置における語句チェック処理を示
すフローチャートである。
【0096】電子メール転送装置11は、インターネッ
トルータ4によって受信した電子メールについては、基
本的には“DATA”コマンドで宣言する電子メールの
本文のSMTPデータ以外は全てポートA12から受信
して後述する語句のチェック処理を行なった後、転送す
べき電子メールのみをポートB13を介して電子メール
サーバ6へ転送し、スパムメール等のそのままでは転送
しない電子メールについては後述のメッセージ加工処理
を施す。
【0097】電子メール転送装置11の制御部14は、
図12の処理20(図中「P20」で示す)でクライア
ントAが送信元の電子メールアドレス(送信元アドレ
ス)の「kimura@x.co.jp」を一時的にR
AM22に記憶する。これは、“MAIL FROM”
コマンドに続く文字列「kimura@x.co.j
p」を記憶するものである。
【0098】また、処理21(P21)で宛先(送信
先)の電子メールアドレス「satou@x.co.j
p」を一時的にRAM22に記憶する。これは、“RC
PT TO”コマンドに続く文字列「satou@rr
rrr.co.jp」を記憶するものである。なお、図
中には“HELO:”コマンド/レスポンスを省略して
いる。
【0099】次に、処理22(P22)でLAN系統A
から受信した“DATA”コマンド以降の電子メールの
本文データをスプール16に退避させて、LAN系統B
への送出を一旦見合わせる。
【0100】そして、終端子を受信してスプール16に
電子メールの本文を格納し終えると、図14に示すフロ
ーチャートによる電子メールの本文の語句チェック処理
を実行する。この処理では、予め語句メモリテーブルに
登録された語句がスプール16に待避した電子メールの
本文データに存在するか否かの比較検出を行なう。
【0101】図14に示すように、制御部14は、ステ
ップ(図中「S」で示す)31で[MAIL FRO
M:]のアドレスがフラッシュメモリ23のアドレスメ
モリテーブルに登録されているか否かを判断する。
【0102】このステップ31の処理は、現在受信して
いる電子メール送信元アドレスがアドレスメモリテーブ
ルに登録されているか否かを判断することにより、過去
に語句チェック処理で一致する語句が発見された電子メ
ールの送信元アドレスと同じであるか否かをチェックす
るものである。
【0103】このようにして、一度メッセージ加工処理
を行なった電子メールの送信元アドレスから再度受信し
たとき、直ちにそのまま転送すべきではないものと判断
することができ、メッセージ加工処理を施して転送する
か否かの判断処理を効率良く行なえる。
【0104】また、電子メールの受信時に、まず、送信
元アドレスがアドレスメモリテーブルに登録されている
か否かによって過去にメッセージ加工処理を施した送信
元か否かを判断することにより、アドレスメモリテーブ
ルに同じ送信元アドレスを重複して登録せずに済み、メ
モリ領域を節約することができる。
【0105】ステップ31の判断でフラッシュメモリ2
3のアドレスメモリテーブルに送信元アドレス「kim
ura@x.co.jp」が登録されていなければ、ス
テップ32へ進んで語句チェック処理であるパターンマ
ッチング処理を実行する。
【0106】このパターンマッチング処理では、メモリ
に一時記憶した電子メールの本文中の語句と語句メモリ
テーブルに登録された語句に一致するか否かを比較す
る。この比較処理では、一致語句が有った場合にはコン
ディションコード:cc=1が得られ、一致語句が無か
った場合には、cc=0が得られる。このパターンマッ
チング処理については、後に更に詳述する。
【0107】ステップ32のパターンマッチング処理の
後、ステップ33へ進んで上記パターンマッチング処理
の比較結果に基づいて、語句メモリテーブルに登録され
た語句と一致する語句がスプール退避中の電子メール本
文データ中に有るか否かを判断する。
【0108】このステップ33の処理では、上記比較結
果に基づいてスプール16に退避中の電子メールの本文
データ中に、語句メモリテーブルに登録された語句と一
致する語句(文字データ)が存在するか否かを判断す
る。つまり、比較結果がcc=1のときは、一致語句が
有ったと判断する。また、比較結果がcc=0のときは
一致語句が無かったと判断する。
【0109】ステップ33の判断で一致する語句が有っ
たら、ステップ34へ進んでRAMに一時記憶されてい
る送信元アドレス「kimura@x.co.jp」を
アドレスメモリテーブルに追加登録し、ステップ35へ
進んで添付メッセージ種別フラグ“2”をセットし、ス
テップ36へ進む。
【0110】ステップ31の判断でフラッシュメモリ2
3のアドレスメモリテーブルに送信元アドレス「kim
ura@x.co.jp」が登録されていれば、ステッ
プ39へ進んで添付メッセージ種別フラグ“1”をセッ
トし、ステップ36へ進む。
【0111】ステップ36では上述のセットされた添付
メッセージ種別フラグに基づくメッセージ加工処理を実
行し、ステップ37へ進んで添付メッセージ種別フラグ
“1”又は“2”をクリアし、ステップ38へ進んでR
AMに一時記憶したクライアントAの送信元アドレス
「kimura@x.co.jp」をクリアし、処理を
終了する。
【0112】図15は、アドレスメモリテーブルのフォ
ーマット例を示す図である。このアドレスメモリテーブ
ルには、上記パターンマッチング処理で一致する語句が
あった電子メールのemailアドレス(送信元アドレ
ス)をその都度登録する。
【0113】このように、上記パターンマッチング処理
で一致する語句があった電子メールの送信元アドレスを
保持し、電子メールの受信時に送信元アドレスをチェッ
クすることにより、以後、同じ送信元アドレスの電子メ
ールを受信した場合、上記パターンマッチング処理を施
さなくてもそのまま転送すべきものではないもの(メッ
セージ加工処理を施すべきもの)と判断することができ
る。
【0114】また、図14のステップ33の判断で一致
する語句が無かったら、図13のメッセージ無加工の処
理を実行し、ポートB13から電子メールサーバ6へス
プール16に退避させた電子メールの本文データを全て
送信し、LAN系統Bの電子メールサーバ6へ電子メー
ルを転送する。その後は、全て透過的にSMTPプロト
コルを実施する。
【0115】図16は、上記メッセージ加工処理を示す
フローチャートである。このメッセージ加工処理は、ス
テップ41でメッセージ置換処理を実行し、ステップ4
2へ進んで機能番号のフラグ“3”がセットされている
か否かを判断して、セットされていれば、ステップ44
へ進んでメッセージ転送処理を実行し、ステップ43へ
進む。
【0116】ステップ43では機能番号のフラグ“2”
がセットされているか否かを判断して、セットされてい
なければ、そのまま処理を終了し、セットされていれ
ば、ステップ45へ進んでメッセージ返信処理を実行
し、この処理を終了する。
【0117】このメッセージ加工処理は、メッセージ置
換処理の後、機能番号フラグの設定状況に応じてメッセ
ージ転送処理又はメッセージ返信処理を実行する。上記
機能番号のフラグは、上述した図8〜10の処理の制御
コマンド受信処理で予め設定されている。そして、メー
ルサーバ管理者はクライアントから本装置を宛先とし、
UDPパケットを発行してこれらの設定を行なう。
【0118】次に、上記パターンマッチング処理につい
て詳述する。図17及び図18は、電子メール転送装置
におけるパターンマッチング処理を示すフローチャート
である。
【0119】この処理は、図17のステップ(図中
「S」で示す)51でコンディションコード:ccを
“0”にセットし、ステップ52へ進んでカウンタNと
Mをゼロクリアし、N=0,M=0にセットし、ステッ
プ53へ進んで抽出結果ファイル90を新規オープン
し、ステップ54へ進んでMに“1”を加算し、ステッ
プ55へ進んで語句メモリテーブルの参照語句が終わり
か否かを判断する。
【0120】ステップ55の判断で語句メモリテーブル
の参照語句が終了なら、ステップ61へ進んで全ファイ
ルをクローズし、処理を終了する。ステップ55の判断
で語句メモリテーブルの参照語句が終了でなければ、ス
テップ56へ進んで語句メモリテーブルからレコードM
の語句を取りだし、文字列patとする。
【0121】その後、ステップ57へ進んでNに“1”
を加算し、ステップ58へ進んでスプールに格納された
電子メール本文の参照すべき語句のレコードが終わりか
否かを判断して、終わりなら、ステップ62へ進んでN
をゼロクリアし、ステップ54へ戻って上記の処理を繰
り返す。
【0122】ステップ58の判断で参照すべき語句のレ
コードが終わりでなければ、ステップ59へ進んでスプ
ールからレコードNの語句を取りだし、文字列bufと
し、ステップ60へ進んでポインタ変数sptrをbu
fの先頭にセットする。
【0123】次に、図18のステップ63へ進んでポイ
ンタ変数ptr1をpatの先頭にセットし、ステップ
64へ進んでポインタ変数ptr2にsptrをセット
し、ステップ65へ進んでpat(ptr1)=buf
(ptr2)か否かを判断する。
【0124】ステップ65の判断でpat(ptr1)
=buf(ptr2)なら、ステップ66へ進んでpt
r1に“1”を加算し、ステップ67へ進んでptr2
に“1”を加算し、ステップ68へ進んでbuf(pt
r2)=NULLか否かを判断する。
【0125】ステップ68の判断でbuf(ptr2)
=NULLでないとき、ステップ69へ進んでpat
(ptr1)=NULLか否かを判断し、pat(pt
r1)=NULLでなければ、ステップ65へ戻って上
記処理を繰り返す。
【0126】ステップ65の判断でpat(ptr1)
=buf(ptr2)でなければ、ステップ72へ進ん
でsptrに“1”を加算し、ステップ73へ進んでb
uf(stpr)=NULLか否かを判断し、NULL
でなければステップ63へ戻って上記の処理を繰り返
す。また、ステップ73の判断でbuf(stpr)=
NULLでなければ、ステップ63へ戻って上述の処理
を繰り返す。
【0127】ステップ68の判断でbuf(ptr2)
=NULLのときと、ステップ73のbuf(stp
r)=NULLのときは、図17のステップ57へ戻っ
て上記の処理を繰り返す。ステップ69の判断でpat
(ptr1)=NULLのとき、ステップ70へ進んで
コンディションコード:ccに“1”をセットし、ステ
ップ71へ進んでレコード番号Nとbufを抽出結果フ
ァイル90に出力し、図17のステップ57へ戻り、上
述の処理を繰り返す。
【0128】図19は、上記パターンマッチング処理時
のバッファ領域内のデータ内容の変化を示す説明図であ
る。このパターンマッチング処理は、ステップ56で語
句メモリテーブルから1レコードずつ語句データを取り
出し、ステップ59の処理でスプール16から退避した
電子メールのデータファイルのレコードを1件ずつ取り
出し、図19の(a)に示すように、フェーズ(PHA
SE1)でそれぞれRAM22の文字列バッファ領域p
atとbufに格納する。
【0129】ここで、フェーズ1のレコード読み込み直
後は、それぞれバッファの先頭をアドレスし、各バッフ
ァの終端はNULL(=00h)で終端されるものと
し、文字列バッファ領域bufとpatのポインタをそ
れぞれstpr(及びptr2),ptr1とする。
【0130】次に、ステップ65で両ポインタでアドレ
スされるバッファ内容を比較し、一致しなければ、ステ
ップ72で文字列バッファ領域bufのポインタを進
め、図19の(b)に示すように、もう一度先頭データ
同士を比較する。
【0131】この比較処理を続けて、ステップ73でポ
インタstprがアドレスする文字列バッファ領域bu
fの内容がNULLであれば、スプールのそのレコード
には該当語句が無かったので、ステップ59で次のレコ
ードのデータを読み、上記の処理を繰り返して行なう。
【0132】ステップ65で語句が一致したら、ステッ
プ66〜67で現在のポインタsptrをptr2と
し、ptr1とptr2を1つずつ増やして、図19の
(c)に示すように、フェーズ(PHASE3)で両ポ
インタがアドレスするデータ内容を順次比較していく。
【0133】ステップ68と69の判断で両バッファの
内容が完全に一致すれば、ステップ70でコンディショ
ンコード:ccに“1”をセットし、ステップ57へ戻
って次のスプールのレコードを取り出し、上記と同様の
比較処理を行なう。
【0134】もし、ステップ58の判断でスプールが終
わりであれば、ステップ62でNをゼロ“0”クリア
し、次の語句による比較を行なうために語句メモリテー
ブルから次のレコードを取り出し、ステップ55で語句
メモリテーブルに記憶された語句レコードが終了するま
で上記の処理を繰り返す。
【0135】このようにして、フラッシュメモリ23の
語句メモリテーブルに登録された語句と、スプール16
に待避させた電子メールの本文データ中の語句を比較
し、一致する語句が1つでもあれば、電子メール中に転
送しない内容の語句が有ることを示すコンディションコ
ード:cc=1をセットする。
【0136】さらに、上述のパターンマッチング処理を
説明する。ステップ56で語句メモリテーブルから1レ
コードづつレコードを取り出し、ステップ59でスプー
ル16から待避した電子メールのデータファイルのレコ
ードを1件づつ取り出し、それぞれRAM22上の文字
列バッファ領域patとbufに格納する。
【0137】ここで、各バッファの終端はNULL(=
00)で終端されるものとする。また、語句メモリーテ
ーブルおよびスプールの1件のレコードは、〈CR〉
〈LF〉で区切られる。さらに、文字列バッファ領域b
ufとpatのポインタをそれぞれ“stor(及びp
tr2)”,“ptrl”とする。
【0138】そして、PHASE1でレコード読み込み
直後は、それぞれバッファの先頭をアドレスする。その
後、ステップ65の判断によって両ポインタでアドレス
されるバッファ内容を比較し、一致しなければ、ステッ
プ72によって、文字列バッファ領域bufのポインタ
を進め、もう一度先頭データ同士を比較する(PHAS
E2)。
【0139】上記処理を続けて比較し、ステップ73の
判断でポインタstorがアドレスする文字列バッファ
領域bufの内容が“NULL”であれば、スプール1
6のそのレコードには該当語句が無いので、次のスプー
ル16のレコードをステップ59で読みに行き、この処
理を繰り返す。
【0140】ステップ65の判断で一致すれば、現在の
ポインタ“sptr”を“ptr2”として、ステップ
66と67でそれぞれ、“ptr1”と“ptr2”を
1つづつ増して、両ポインタがアドレスするデータ内容
を順次比較して行く(PHASE3)。
【0141】ステップ68と69の判断で両バッファの
内容が完全に一致すれば、ステップ70でコンディショ
ンコード(cc)に“1”をセットし、ステップ71で
スプール16のレコードを抽出結果ファイル90に出力
し、次のスプールのレコードを取り出して同様の比較処
理を行なう。
【0142】もし、ステップ58の判断でスプールが終
わりであれは、ステップ59で次の語句による比較を行
なうべく、語句メモリテーブルから次のレコードを取り
出し、またスプール16の最初のレコードから順次取り
出し、ステップ55の判断で語句メモリテーブルに記憶
された語句レコードが終了したことを判断するまで繰り
返す。
【0143】このようにして、語句メモリテーブルとス
プール16に待避した電子メールのデータを比較して行
き、一致する語句が一つでもあれば、コンディションコ
ード(cc)に“1”が立つ。また、スプール中のヒッ
トしたレコードはすべて抽出結果ファイル90に出力さ
れ、後述の図20に示すメッセージ置換処理における置
換メッセージとして編集出力する。
【0144】次に、上記図16に示したメッセージ加工
処理で実施するメッセージ置換処理について説明する。
図20は、メッセージ置換処理を示す説明図である。
【0145】このメッセージ置換処理は、まず、処理3
0(P30)において、RAM22に一時記憶した送信
元の電子メールアドレス「kimura@x.co.j
p」と、上述の図17と図18によって説明したパター
ンマッチング処理で出力する抽出結果ファイル90の内
容とを用いて置換メッセージを構成し、portBより
送出する。
【0146】さらに、スプール16に待避した元々の電
子メールの本文データはすべて破棄する。このようにし
て、フィルタ機能を実現する。そして、portBから
の送出後はSMTPコネクションを切断する。
【0147】図21は、上記メッセージ置換処理後の電
子メールのフォーマット例を示す図である。ここでは、
上記メッセージ置換処理のシーケンスによって最終的に
メールボックスファイルに書かれた電子メールデータの
例を示す。
【0148】この電子メールは、元もとの電子メールの
本文データ40を、サーバ管理者へ通知するときの文章
のデータである置換データ41に置換し、その置換デー
タ41内には抽出ファイルに抽出されたデータ(宛先へ
転送しない電子メールであることを示す語句を含む文)
42を追加する。
【0149】このようにして、宛先へ転送しないように
すると共に、抽出結果ファイル90に出力したレコード
を“無効文章”として表示し、これが原因で受信無効で
あることをサーバ管理者に明示することができる。
【0150】次に、上記図16に示したメッセージ加工
処理で実施するメッセージ転送処理について説明する。
図22及び図23は、メッセージ転送処理を示す説明図
である。
【0151】このメッセージ転送処理は、処理40(P
40)で既にクローズされたSMTPコネクションを再
度オープンした後、“HELO”コマンドでこの電子メ
ール転送装置のマシン名「filter1.rrrr
r.co.jp」をサーバに知らせる。
【0152】その後、処理41(P41)で“MAIL
FROM”コマンドによってRAM22に一時記憶し
た元々の送信元の電子メールアドレス「kimura@
x.co.jp」を指定する。
【0153】次に、処理42(P42)では、“RCP
T TO”コマンドによって管理者の電子メールアドレ
ス「manager1@rrrrr.co.jp」をサ
ーバに知らせる。
【0154】さらに、処理43(P43)において、R
AM22に一時記憶した送信元の電子メールアドレス
「kimura@x.co.jp」と元々の受信者(送
信先)の電子メールアドレス「satou@rrrr
r.co.jp」を用いて、接頭メッセージを構成し、
portBより送出する。
【0155】次に、処理44(P44)において、スプ
ール16に待避した元々の電子メールの本文データをす
べてportBにより送出する。そして、上記処理の結
果として、管理者のメールボックスファイル「usr/
spool/mail/manager1」には、“M
ail FROM”コマンドによって「From ki
mura@x.co.jp」で始まり、“HERO”コ
マンドによって「Receiverd:from fi
lter1.rrrrr.co.jp」になる電子メー
ルデータが、sendmailデーモンによる書き込み
によって追加される。
【0156】この書き込みにより、元々の送信者の電子
メールアドレスが「kimura@x.co.jp」か
らであり、途中で電子メール転送装置「filter
1.rrrrr.co.jp」を経由したことが記され
る。
【0157】さらに、接頭メッセージを加えることによ
って「kimura@x.co.jp」からの「sat
ou@rrrrr.co.jp」宛ての電子メッセージ
がサーバ管理者宛てに変更されたことを明記することに
より、受信する管理者が何の旨の電子メールなのかをわ
かり易くし、待避してあったオリジナルの電子メールは
「satou@rrrrr.co.jp」宛てへではな
く、「manager1@rrrrr.co.jp」宛
てに転送される。
【0158】そして、portBからの送出後はSMT
Pコネクションを切断する。なお、サーバ管理者の電子
メールアドレス「manager1@rrrrr.c
o.jp」、及び電子メール転送装置のマシン名「fi
lter1.rrrrr.co.jp」は、上述の図
8,図9,及び図10に示した制御コマンド受信処理に
よって機能番号“4”を実施した際に、予めFLASH
メモリ23に記憶している。
【0159】図24は、上記メッセージ転送処理後の電
子メールのフォーマット例を示す図である。ここでは、
上記メッセージ転送処理のシーケンスによって最終的に
メールボックスファイルに書かれた電子メールデータの
例を示す。
【0160】この電子メールは、元もとの電子メールの
送信元アドレスと、サーバ管理者のアドレスと、上記処
理によって編集された接頭メッセージ50と、スプール
16に待避したオリジナルの電子メールのメッセージデ
ータ(転送データ)51とからなる。
【0161】次に、上記図16に示したメッセージ加工
処理で実施するメッセージ返送処理について説明する。
図25及び図26は、メッセージ返送処理を示す説明図
である。
【0162】このメッセージ返送処理は、処理50(P
50)において、すでにクローズされたSMTPコネク
ションを再度オープンした後、“HELO”コマンドで
この電子メール転送装置のマシン名「filter.r
rrrr.co.jp」をサーバに知らせる。
【0163】その後、処理51(P51)で“MAIL
FROM”コマンドで管理者の電子メールアドレス
「manager1@rrrrr.co.jp」を指定
する。次に、処理52(P52)において、“RCPT
TO”コマンドによって、更にRAM22に一時記憶
した送信元の電子メールアドレス「kimura@x.
co.jp」をサーバに知らせる。
【0164】次に、図14に示した語句チェック処理に
よってFLASHメモリ23にあらかじめ記憶したメッ
セージ種別フラグを処理60(P60)の判断によって
判別し、処理61(P61)において、その判断結果に
応じた添付メッセージをメッセージメモリテーブルから
抽出し、処理62(P62)において接頭メッセージを
構成し、portBから送出する。
【0165】図27は、メッセージメモリテーブルのフ
ォーマット例を示す図である。このメッセージメモリテ
ーブルには、電子メールを返送する際に添付する送信者
に対するメッセージ文を格納しており、上記メッセージ
種別フラグに応じてレコード番号のメッセージデータを
読み出して添付する。
【0166】図26の処理の説明に戻り、次に、処理6
3(P63)において、スプール16に待避した元々の
電子メールの本文データをすべてportBから送出す
る。そして、上記一連の処理結果として、元々の送信元
ユーザの電子メールアドレス「kimura@x.c
o.jp」宛てに、“MAIL FROM”コマンドに
よる「From manager1@rrrrr.c
o.jp」で始まり、“Received:from
filter1.rrrrr.co.jp”を含む事に
より、“HERO”コマンドによって途中で電子メール
転送装置「filter1.rrrrr.co.jp」
を経由したことが記される。
【0167】これらの情報を持つ電子メールデータを電
子メールサーバ6が受信し、電子メールサーバ6の“s
endmail”デーモン子プロセスはインターネット
1にこの電子メール送出し、この一連の動作によって電
子メールの返信を実施する。
【0168】なお、電子メールサーバ6がインターネッ
ト1に電子メールを送出するプロセスとサーバ構造(例
えば、ファイアウォールサーバ経由、DNS介在等)は
実際にはもう少し複雑であるが、それは公知の技術なの
で、この実施形態においては説明を省略する。
【0169】こうして、受信した電子メールを送信先へ
転送しないものと判断すると、スプール16に待避して
あったオリジナルの電子メールは「satou@rrr
rr.co.jp」宛てではなく、オリジナルの発信者
「kimura@x.co.jp」宛てに返送される。
【0170】また、返送する電子メールには、接頭メッ
セージの添付によって元々の送信者である「kimur
a@x.co.jp」宛てに何の理由で返送したのか解
り易く説明した文章を付加しているので、送信者により
具体的に注意を促すことができる。そして、portB
からの送出後はSMTPコネクションを切断する。
【0171】なお、サーバ管理者の電子メールアドレス
「manager1@rrrrr.co.jp」、及び
電子メール転送装置のマシン名「filter1.rr
rrr.co.jp」は、図8,図9,及び図10に示
した制御コマンド受信処理によって、機能番号“4”を
実施した際に、また、添付メッセージ(接頭メッセー
ジ)はメッセージメモリテーブルに記憶する為、機能番
号“6”を実施した際にそれぞれ予めFLASHメモリ
23に記憶している。
【0172】図28は、上記メッセージ返送処理によっ
て返送される電子メールのフォーマット例を示す図であ
る。ここでは、受信した電子メールが初めてパターンマ
ッチングした場合であり、上記メッセージ返送処理のシ
ーケンスによって最終的にメールボックスファイルに書
かれた電子メールデータの例を示す。
【0173】この電子メールには、パターンマッチング
して当該語句有りと判断されたので、「不適切な語句が
あるので受信できない」旨の接頭メッセージ60が編集
付加されている。また、スプール16に待避したオリジ
ナルの電子メールのメッセージデータ(返送データ)6
1も添付する。
【0174】一方、図示は省略するが、パターンマッチ
ングしなかったが電子メールのアドレスメモリテーブル
に登録されている場合、「以前あなたから受信したem
ailに不適切な語句があったので今回のemailも
受信できない」旨の接頭メッセージを編集付加する。
【0175】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子メール転送装置によれば、電子メールシステム上
の利用者に対してスパムメールのような望まない内容の
電子メールを受け取らせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である電子メール転送装
置を利用した電子メールシステムの概要図である。
【図2】図1に示した電子メール転送装置を設ける一般
的な電子メールシステムの概略構成図である。
【図3】図1に示した電子メール転送装置の内部構成を
示すブロック図である。
【図4】図1に示したユーザクライアント装置3aから
ユーザクライアント装置3bへSMTPプロトコルで電
子メールを送信するときの送受信のコマンド/レスポン
スを示すタイムチャート図である。
【図5】図4に示したタイミングチャートによるシーケ
ンスで最終的に電子メールサーバ6のメールボックスフ
ァイルに書き込まれた電子メールデータのフォーマット
例を示す図である。
【図6】図1に示したクライアント装置から送信される
UDPパケットのデータ部フォーマット例を示す図であ
る。
【図7】図1に示した電子メール転送装置に各種条件を
設定するためのコマンドの機能一覧を示す図である。
【図8】図8乃至10は、電子メール転送装置における
各種条件の登録処理を示すフローチャートである。
【図9】図8の続きの処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9の続きの処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】図1に示した電子メール転送装置の語句メモ
リテーブルのフォーマット例を示す図である。
【図12】図1に示した電子メール転送装置の電子メー
ル転送処理時のSMTPプロトコル制御遷移を示す図で
ある。
【図13】図1に示した電子メール転送装置のメッセー
ジ無加工時のSMTPプロトコル制御遷移を示す図であ
る。
【図14】図1に示した電子メール転送装置における語
句チェック処理を示すフローチャートである。
【図15】図1に示した電子メール転送装置のアドレス
メモリテーブルのフォーマット例を示す図である。
【図16】図1に示した電子メール転送装置におけるメ
ッセージ加工処理を示すフローチャートである。
【図17】図1に示した電子メール転送装置におけるパ
ターンマッチング処理を示すフローチャートである。
【図18】図17に示した続きの処理を示すフローチャ
ートである。
【図19】図17及び図18に示したパターンマッチン
グ処理時のバッファ領域内のデータ内容の変化を示す説
明図である。
【図20】図1に示した電子メール転送装置のメッセー
ジ置換処理時のSMTPプロトコル制御遷移を示す図で
ある。
【図21】図1に示した電子メール転送装置におけるメ
ッセージ置換処理によって作成された電子メールのフォ
ーマット例を示す図である。
【図22】図1に示した電子メール転送装置のメッセー
ジ転送処理時のSMTPプロトコル制御遷移を示す図で
ある。
【図23】図22の続きのSMTPプロトコル制御遷移
を示す図である。
【図24】図22及び図23に示した処理によって転送
される電子メールのフォーマット例を示す図である。
【図25】図1に示した電子メール転送装置のメッセー
ジ返送処理時のSMTPプロトコル制御遷移を示す図で
ある。
【図26】図25の続きのSMTPプロトコル制御遷移
を示す図である。
【図27】図1に示した電子メール転送装置のメッセー
ジメモリテーブルのフォーマット例を示す図である。
【図28】図25及び図26に示した処理によって返送
される電子メールのフォーマット例を示す図である。
【符号の説明】
1:インターネット 2a〜2c:回線終端装置 3a〜3c:ユーザクライアント装置 4:インターネットルータ 5:LAN 6:電子メールサーバ 7:クライアント装置 8:メールプロトコル部 9:システムメールボックス 10:メーリングリスト 11:電子メール転送装置 12:ポートA 13:ポートB 14:制御部 15:メモリ 16:スプール 20:CPU 21:ROM 22:RAM 23:フラッシュメモリ 24:オペレーションパネル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットに接続するインターネッ
    トルータと、該インターネットルータによって受信した
    電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLAN
    上のパスに介在し、前記インターネットルータから受信
    した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電子
    メール転送装置であって、 前記インターネットルータから受信した電子メールの本
    文を読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手
    段と、 送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句を記
    憶する語句記憶手段と、 前記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の語句
    と前記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一致す
    る語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、 該手段によって一致する語句が有ると判断されたとき、
    前記受信した電子メールの送信元アドレスを登録する不
    転送対象送信元アドレス登録手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスが前記不転送対象送信元アドレス登録手段
    に登録されているか否かを判断する不転送対象送信元ア
    ドレス判断手段と、 前記一致語句有無判断手段によって一致する語句が有る
    と判断されたとき、又は前記不転送対象送信元アドレス
    判断手段によって前記不転送対象送信元アドレス登録手
    段に登録された送信元アドレスであったとき、前記受信
    した電子メールの本文を受信不可の電子メールであるこ
    とを示すメッセージに置換して前記電子メールサーバへ
    転送する手段とを設けたことを特徴とする電子メール転
    送装置。
  2. 【請求項2】 インターネットに接続するインターネッ
    トルータと、該インターネットルータによって受信した
    電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLAN
    上のパスに介在し、前記インターネットルータから受信
    した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電子
    メール転送装置であって、 前記インターネットルータから受信した電子メールの本
    文を読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手
    段と、 送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句を記
    憶する語句記憶手段と、 前記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の語句
    と前記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一致す
    る語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、 該手段によって一致する語句が有ると判断されたとき、
    前記受信した電子メールの本文の中から前記語句を含む
    全ての行データを抽出し、前記受信した電子メールの本
    文を前記抽出された全行データに基づくメッセージに置
    換して前記電子メールサーバへ転送する手段とを設けた
    ことを特徴とする電子メール転送装置。
  3. 【請求項3】 インターネットに接続するインターネッ
    トルータと、該インターネットルータによって受信した
    電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLAN
    上のパスに介在し、前記インターネットルータから受信
    した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電子
    メール転送装置であって、 前記インターネットルータから受信した電子メールの本
    文を読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手
    段と、 送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句を記
    憶する語句記憶手段と、 前記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の語句
    と前記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一致す
    る語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、 該手段によって一致する語句が有ると判断されたとき、
    前記受信した電子メールの送信元アドレスを登録する不
    転送対象送信元アドレス登録手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスが前記不転送対象送信元アドレス登録手段
    に登録されているか否かを判断する不転送対象送信元ア
    ドレス判断手段と、 前記一致語句有無判断手段によって一致する語句が有る
    と判断されたとき、又は前記不転送対象送信元アドレス
    判断手段によって前記不転送対象送信元アドレス登録手
    段に登録された送信元アドレスであったとき、前記受信
    した電子メールの送信先アドレスを予めサーバ管理者ア
    ドレス記憶手段に記憶された電子メールサーバ管理者宛
    に書き換えて前記電子メールサーバへ転送する手段とを
    設けたことを特徴とする電子メール転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    電子メール転送装置において、 外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、該コマン
    ドが語句登録を示していたとき、前記外部制御装置から
    受信した語句を前記語句記憶手段に登録する語句登録手
    段を設けたことを特徴とする電子メール転送装置。
  5. 【請求項5】 インターネットに接続するインターネッ
    トルータと、該インターネットルータによって受信した
    電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLAN
    上のパスに介在し、前記インターネットルータから受信
    した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電子
    メール転送装置であって、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信先アドレスを取得して一時的に記憶する送信先アドレ
    ス記憶手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの本
    文を読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手
    段と、 送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句を記
    憶する語句記憶手段と、 前記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の語句
    と前記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一致す
    る語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、 該手段によって一致する語句が有ると判断されたとき、
    前記受信した電子メールの送信元アドレスを登録する不
    転送対象送信元アドレス登録手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスが前記不転送対象送信元アドレス登録手段
    に登録されているか否かを判断する不転送対象送信元ア
    ドレス判断手段と、 前記一致語句有無判断手段によって一致する語句が有る
    と判断されたとき、又は前記不転送対象送信元アドレス
    判断手段によって前記不転送対象送信元アドレス登録手
    段に登録された送信元アドレスであったとき、前記受信
    した電子メールの送信先アドレスを予めサーバ管理者ア
    ドレス記憶手段に記憶された電子メールサーバ管理者宛
    に書き換え、受信不可の電子メールであることを示すメ
    ッセージと、前記送信先アドレス記憶手段記憶された送
    信先アドレスとを付加して前記電子メールサーバへ転送
    する手段とを設けたことを特徴とする電子メール転送装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は5記載の電子メール転送装
    置において、 外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、該コマン
    ドが電子メールサーバ管理者のアドレス登録を示してい
    たとき、前記外部制御装置から受信したアドレスを前記
    サーバ管理者アドレス記憶手段に登録するサーバ管理者
    アドレス登録手段を設けたことを特徴とする電子メール
    転送装置。
  7. 【請求項7】 インターネットに接続するインターネッ
    トルータと、該インターネットルータによって受信した
    電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLAN
    上のパスに介在し、前記インターネットルータから受信
    した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電子
    メール転送装置であって、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスを取得して一時的に記憶する送信元アドレ
    ス記憶手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの本
    文を読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手
    段と、 送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句を記
    憶する語句記憶手段と、 前記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の語句
    と前記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一致す
    る語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、 該手段によって一致する語句が有ると判断されたとき、
    前記送信元アドレス記憶手段に記憶した送信元アドレス
    を登録する不転送対象送信元アドレス登録手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスが前記不転送対象送信元アドレス登録手段
    に登録されているか否かを判断する不転送対象送信元ア
    ドレス判断手段と、 前記一致語句有無判断手段によって一致する語句が有る
    と判断されたとき、又は前記不転送対象送信元アドレス
    判断手段によって前記不転送対象送信元アドレス登録手
    段に登録された送信元アドレスであったとき、前記受信
    した電子メールの宛先を前記送信元アドレス記憶手段に
    記憶した送信元アドレスに書き換えて前記電子メールサ
    ーバへ転送する手段とを設けたことを特徴とする電子メ
    ール転送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電子メール転送装置にお
    いて、 前記宛先を送信元アドレスに書き換えた電子メールに電
    子メールを送信しないように警告する旨の警告メッセー
    ジを付加する手段を設けたことを特徴とする電子メール
    転送装置。
  9. 【請求項9】 インターネットに接続するインターネッ
    トルータと、該インターネットルータによって受信した
    電子メールを蓄積する電子メールサーバとの間のLAN
    上のパスに介在し、前記インターネットルータから受信
    した電子メールを前記電子メールサーバへ転送する電子
    メール転送装置であって、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスを取得して一時的に記憶する送信元アドレ
    ス記憶手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの本
    文を読み込んで一時的に記憶するメール本文一時記憶手
    段と、 送信先へ転送しない電子メールの内容を表わす語句を記
    憶する語句記憶手段と、 前記メール本文一時記憶手段に記憶された本文中の語句
    と前記語句記憶手段に記憶された語句を比較して一致す
    る語句の有無を判断する一致語句有無判断手段と、 該手段によって一致する語句が有ると判断されたとき、
    前記送信元アドレス記憶手段に記憶した送信元アドレス
    を登録する不転送対象送信元アドレス登録手段と、 前記インターネットルータから受信した電子メールの送
    信元アドレスが前記不転送対象送信元アドレス登録手段
    に登録されているか否かを判断する不転送対象送信元ア
    ドレス判断手段と、 前記一致語句有無判断手段によって一致する語句が有る
    と判断されたとき、又は前記不転送対象送信元アドレス
    判断手段によって前記不転送対象送信元アドレス登録手
    段に登録された送信元アドレスであったとき、前記受信
    した電子メールの宛先を前記送信元アドレス記憶手段に
    記憶した送信元アドレスに書き換えて、予め警告メッセ
    ージ記憶手段に記憶された警告メッセージから前記判断
    結果に応じた警告メッセージを選択して付加して前記電
    子メールサーバへ転送する手段とを設けたことを特徴と
    する電子メール転送装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子メール転送装置に
    おいて、 外部制御装置から受信したコマンドを解釈し、該コマン
    ドが警告メッセージ登録を示していたとき、前記外部制
    御装置から受信した警告メッセージを前記警告メッセー
    ジ記憶手段に登録する警告メッセージ登録手段を設けた
    ことを特徴とする電子メール転送装置。
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