JP2000091954A - 相関演算回路 - Google Patents

相関演算回路

Info

Publication number
JP2000091954A
JP2000091954A JP26129698A JP26129698A JP2000091954A JP 2000091954 A JP2000091954 A JP 2000091954A JP 26129698 A JP26129698 A JP 26129698A JP 26129698 A JP26129698 A JP 26129698A JP 2000091954 A JP2000091954 A JP 2000091954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correlation operation
value
adder
correlation
primary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26129698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Kaise
英巳 貝瀬
Yasushi Okamoto
康史 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP26129698A priority Critical patent/JP2000091954A/ja
Publication of JP2000091954A publication Critical patent/JP2000091954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Complex Calculations (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 1次相関演算部1を構成している6個の
フリップフロップを併用して、2次相関演算部2を1次
相関演算部1と同様に、マッチドフィルタで構成する。 【効果】 従来、2次相関演算部として用いていたスラ
イディング相関器を必要としなくなり、回路規模が小さ
くなった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access)通信方式、例えば携帯電話
システム等において用いられる相関演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA通信方式の一例であるIS95
携帯電話システムにおいて、基地局と移動局間のフレー
ム位相同期は、不可欠である。基地局は、パイロットチ
ャネル(制御用チャネル)を特定の拡散符号で拡散して
送信する。移動局は、この信号を受け入れて、基地局と
の間のフレーム位相の同期を捕捉する。相関演算回路
は、この同期捕捉に用いられる。相関演算回路は、1次
相関演算部と、2次相関演算部を備える。1次相関演算
部は、通常、従属接続された複数段のフリップフロップ
によって構成され、マッチドフィルタを形成している。
2次相関演算部は、スライディング相関器によって構成
されている。これらにより、拡散符号系列の比較演算が
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の相関演算回路において、同期捕捉の精度を上げ
るために、拡散符号系列の相関演算長を長くすると、そ
の長さに比例して、比較演算のための2次相関演算部の
回路規模が増大するという解決すべき課題が残されてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成1〉拡散符号系列を受け入れたとき、この拡散符
号系列を複数の部分系列に分解し、この部分系列にそれ
ぞれ対応した相関演算値を出力する複数のマッチドフィ
ルタと、上記複数のマッチドフィルタが出力する相関演
算値を受け入れて、特定のタイミングで各マッチドフィ
ルタの出力を加算して2次相関演算値を出力する総和演
算部と、上記総和演算部が上記各マッチドフィルタの出
力を加算して上記2次相関演算値を出力するタイミング
を制御する、制御部を備えたことを特徴とする相関演算
回路。
【0005】〈構成2〉構成1に記載の相関演算回路に
おいて、上記複数のマッチドフィルタは、このマッチド
フィルタを構成するレジスタを併用することを特徴とす
る相関演算回路。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。図1は、本発明による相関演
算回路のブロック図である。図1について説明する前に
比較例を挙げて、相関演算回路の基本原理について説明
する。図2は、比較例による相関演算回路のブロック図
である。図2より、比較例による相関演算回路は、1次
相関演算部21と、2次相関演算部22と、制御部26
を備える。
【0007】1次相関演算部21は、従属接続する6個
のフリップフロップFF0〜FF5と、加算器23から
構成されるマッチドフィルタである。各フリップフロッ
プは、D端子とQ端子とQN端子とを備える。D端子は
入力端子、Q端子は入力信号を次のタイミングで出力す
る出力端子、QN端子は入力信号を反転して出力する反
転出力端子である。本来は、拡散符号系列の相関演算長
によって、このフリップフロップの段数は、異なるが、
ここでは、6個に限定して説明する。各段のフリップフ
ロップFF0〜FF5の一方の出力Qを拡散符号の1に
対応させ、他方の出力QNを拡散符号の0に対応させ
て、出力の組み合わせを予め特定の拡散符号に合わせ
る。その出力の組み合わせを加算器23が受け入れるよ
うに接続されている。
【0008】ここでは、説明を簡単にするために、拡散
符号系列を110101011000と仮定する。従っ
てフリップフロップFF0、FF1、FF3、FF5の
Q端子と、フリップフロップFF2、FF4のQN端子
とが加算器23に接続されている。加算器23は、この
6個のフリップフロップの出力を受け入れて加算した結
果を1次相関演算値として出力する部分である。
【0009】2次相関演算部22は、拡散符号発生器2
4と、累積加算部25と、エクスクルーシブノア回路X
NORから構成されるスライディング相関器である。拡
散符号発生器24は、この受信機固有の拡散符号を発生
する部分である。ここでは上記のように拡散符号系列を
110101011000と仮定したので、クロックパ
ルスに同期して、順次この拡散符号系列1101010
11000をエクスクルーシブノア回路XNORに転送
する部分である。エクスクルーシブノア回路XNORは
この拡散符号発生器24から出力される拡散符号系列と
受信信号Dinを受け入れて比較する。こうしてエクス
クルーシブノア回路XNORは比較結果を1、0に変換
して累積加算部25に転送する部分である。比較結果が
一致すれば1、不一致ならば0という出力が得られる。
累積加算部25はこの比較結果を受け入れて累積加算し
てその加算結果を出力する部分である。
【0010】制御部26は、1次相関演算部21の加算
器23から1次相関演算値を受け入れて、2次相関演算
部22の演算開始時期を判断して、動作を開始させる部
分である。更に、2次相関演算値を受け入れて、判定信
号Sjを出力する部分でもある。
【0011】次に比較例の動作の概要について説明す
る。図3は、比較例による相関演算回路の動作説明図で
ある。上から順に(a)クロック信号、(b)受信信
号、(c)1次相関演算値、(d)2次相関演算値、
(e)判定信号Sjを、それぞれ表している。横軸の時
間経過は、全図同一タイミングで表してある。
【0012】今仮に、クロックK1の時点で相関演算回
路が受信信号の受入れを開始したと仮定する。更に、
(b)受信信号が、クロックK2を開始点にして、上記
拡散符号系列110101011000を繰り返してい
ると仮定する。(c)1次相関演算値は、それぞれ、そ
の時点での加算器23の出力を表している。例えばクロ
ックK6の時、フリップフロップFF0〜FF5は、順
に前半の6ビット011010を蓄積する。フリップフ
ロップFF0、FF1、FF3、FF5のQ端子と、フ
リップフロップFF2、FF4のQN端子とが加算器2
3に接続されているので、この時加算器23の出力、即
ち(c)1次相関演算値は1になる。
【0013】また、クロックK7の時、フリップフロッ
プFF0〜FF5は、順に110101を蓄積する。フ
リップフロップFF0、FF1、FF3、FF5のQ端
子と、フリップフロップFF2、FF4のQN端子とが
加算器23に接続されているので、この時加算器23の
出力、即ち(c)1次相関演算値は、最大値6を示して
いる。以下同様にしてクロックK8、クロックK9、ク
ロックK10、…と、演算した結果を(c)1次相関演
算値に表す。
【0014】ここで留意すべき点は、クロックK7、ク
ロックK19、クロックK31の時点における(c)1
次相関演算値の値を見てわかるように、上記拡散符号系
列のビット数12の繰り返しで最大値6になっている。
また、以上の説明は、(b)受信信号Dinの拡散符号
系列と、マッチドフィルタを構成するフリップフロップ
FF0〜FF5の各端子Q、QNと加算器23との接続
が、加算器23の出力する1次相関演算値を最大値にす
る場合を示している。マッチドフィルタの構成にマッチ
しない拡散符号系列が入力した場合には、1次相関演算
値は5以下の値となる。
【0015】更には、伝送途中でノイズ等の影響によっ
て受信信号Dinに誤りが発生する場合も想定される。
そこで、例えば、1次相関演算値が5以上のとき、マッ
チドフィルタの構成にマッチした拡散符号系列が入力し
たものと推定する。即ち、1次相関演算値が5以上のと
き、相関確率大、1次相関演算値が5未満のとき相関確
率小と定めておく。
【0016】制御部26は、この(c)1次相関演算値
を監視している。上記の場合K7とK19で、1次相関
演算値は最大値6なので、相関確率大と判断して、この
時点、即ちクロックK19と、1次相関演算値の最大値
6を記憶する。同時に上記拡散符号系列の周期から、次
回に1次相関演算値の最大値6が出現する時点を演算す
る。ここではクロックK31と算出される。
【0017】ここで制御部26は、クロックK20のタ
イミングで、2次相関演算部22(図2)が演算動作を
開始するように制御する。2次相関演算部22(図2)
では、クロックK20を起点として、拡散符号発生器2
4(図2)は、上記拡散符号系列1101010110
00…と、拡散符号を発生してエクスクルーシブノア回
路XNOR(図2)へ転送する。XNOR(図2)は同
時に受信信号Dinを受け入れて比較し、両者同符号の
時1を出力する。累積加算部25は、このXNORの出
力を受け入れて累積加算する。以後動作を継続してクロ
ックK31まで継続する。
【0018】もし、クロックK20からクロックK31
までの間送信側拡散符号と受信側拡散符号が一致してい
れば2次相関演算値はクロックK31で12を出力する
(d)。もし両者に差異があれば、クロックK31の時
の2次相関演算値は低下する。更には、受信信号Din
が伝送途中でノイズなどによって誤りを発生する場合も
想定される。そこで、例えば、2次相関演算値が10以
上のとき、両者は一致していると判断し、それ未満のと
きは、両者不一致と判断する。制御部26は、2次相関
演算値を監視して上記の判断を下して、もし両者は一致
していると判断した時は、判定信号Sjを出力する。以
上の結果から、この相関演算回路を通信機器に用いた場
合は、この判定信号Sjにより、受信信号のフレーム位
相を容易に判断することができる。
【0019】また、制御部26が、上記クロックK19
の時の1次相関演算値から相関確率小と判断した時は、
相関演算回路の判断動作は2次相関演算部22(図2)
へ移行することはない。以上で相関回路の基本原理につ
いての説明を終了して、再度図1に戻って本発明による
相関演算回路について説明する。
【0020】本発明は、上記比較例で、1次相関演算部
を構成している6個のフリップフロップを併用して、2
次相関演算部を、1次相関演算部と同様のマッチドフィ
ルタで構成する。更に1次相関演算部と2次相関演算部
を等価的に従属接続して、小規模の回路構成で拡散符号
の相関演算長を長くすることを目的とする。かかる目的
を達成するため以下の構成を備える。図1より、本発明
による相関演算回路は、1次相関演算部1と、2次相関
演算部2と、総和演算部3と、制御部4を備える。
【0021】1次相関演算部1は、従属接続する6個の
フリップフロップFF0〜FF5を備えるレジスタと、
第1の加算器5から構成されるマッチドフィルタであ
る。本来は、拡散符号系列の相関演算長によって、この
レジスタの段数は、異なるが、ここでは、6個に限定し
て説明する。フリップフロップFF0〜FF5まで各段
のQ端子及びQN端子、がそれぞれ拡散符号の1及び0
に対応し、予め特定の符号に合わせて、第1の加算器5
に接続されている。
【0022】ここでは、説明を簡単にするために、拡散
符号系列を110101011000と仮定する。従っ
てフリップフロップFF0、FF1、FF3、FF5の
Q端子と、フリップフロップFF2、FF4のQN端子
とが、第1の加算器5に接続されている。第1の加算器
5は、この6個のフリップフロップの出力を受け入れて
加算して、加算結果を1次相関演算値として出力すると
同時に、総和演算部3へ転送する部分である。
【0023】2次相関演算部2は、従属接続する6個の
フリップフロップFF0〜FF5(1次相関演算部1と
併用)を備えるレジスタと、第2の加算器6から構成さ
れるマッチドフィルタである。本来は、拡散符号系列の
相関演算長によって、このレジスタの段数は、異なる
が、ここでは、6個に限定して説明する。フリップフロ
ップFF0〜FF5まで各段のQ端子及びQN端子、が
それぞれ拡散符号の1及び0に対応し、予め特定の符号
に合わせて、第2の加算器6に接続されている。
【0024】ここでは、説明を簡単にするために、拡散
符号系列を上記110101011000と仮定してい
る。2次相関演算部2は、この拡散符号系列の後段6
個、即ち011000にマッチしている。従って、フリ
ップフロップFF1、FF2、のQ端子と、フリップフ
ロップFF0、FF3、FF4、FF5のQN端子と
が、第2の加算器6に接続されている。第2の加算器6
は、この6個のフリップフロップの出力を受け入れて加
算し、加算結果を総和演算部3へ転送する部分である。
【0025】総和演算部3は、1次相関演算値と第2の
加算器6の出力を受け入れて保持し、制御部4の制御に
基づいて加算して、2次相関演算値を出力する部分であ
る。制御部4は、総和演算部3を制御して、1次相関演
算値と第2の加算器6の出力を加算させる部分である。
更に、1次相関演算部1から1次相関演算値を、総和演
算部3から2次相関演算値を受け入れて、判定信号Sj
を出力する部分でもある。
【0026】次に、本発明による相関演算回路の動作に
ついて説明する。図4は、本発明による相関演算回路の
動作説明図である。上から順に(a)クロック信号、
(b)受信信号、(c)1次相関演算値、(d)第2の
加算器の出力、(e)2次相関演算値、(f)判定信号
Sjを、それぞれ表している。横軸の時間経過は、全図
同一タイミングで表してある。
【0027】今仮に、本発明による相関演算回路がクロ
ックK1から受信信号Dinの受入れを開始したとす
る。(b)受信信号は、クロックK2を開始点にして、
上記拡散符号系列110101011000を繰り返し
ていると仮定する。(c)1次相関演算値は、それぞ
れ、その時点での第1の加算器5の出力を表している。
例えばクロックK6の時、フリップフロップFF0〜F
F5は、順に011010を蓄積する。フリップフロッ
プFF0、FF1、FF3、FF5のQ端子と、フリッ
プフロップFF2、FF4のQN端子とが第1の加算器
5に接続されているので、この時第1の加算器5の出
力、即ち(c)1次相関演算値は1になる。
【0028】また、クロックK7の時、フリップフロッ
プFF0〜FF5は、順に110101を蓄積する。フ
リップフロップFF0、FF1、FF3、FF5のQ端
子と、フリップフロップFF2、FF4のQN端子と
が、第1の加算器5に接続されているので、この時第1
の加算器5の出力、即ち(c)1次相関演算値は、最大
値6を示している。以下同様にしてクロックK8、クロ
ックK9、クロックK10、…と、演算した結果を
(c)1次相関演算値に表す。
【0029】更に、1次相関演算部1と2次相関演算部
2は、フリップフロップFF0〜FF5を併用している
ので、(d)第2の加算器の出力は、以下のようにな
る。例えばクロックK6の時、フリップフロップFF0
〜FF5は、順に011010を蓄積する。フリップフ
ロップFF1、FF2、のQ端子と、フリップフロップ
FF0、FF2、FF3、FF4、のQN端子とが第2
の加算器6に接続されているので、この時第2の加算器
6の出力、即ち(d)第2の加算器の出力は5になる。
【0030】またクロック7の時フリップフロップFF
0〜FF5は、順に110101を蓄積する。フリップ
フロップFF1、FF2、のQ端子と、フリップフロッ
プFF0、FF2、FF3、FF4、のQN端子とが第
2の加算器6に接続されているので、この時第2の加算
器6の出力は2になる。以下同様にしてクロックK8、
クロックK9、クロックK10、…と、演算した結果を
(d)第2の加算器の出力に表す。
【0031】ここで留意すべき点は、以下の通りであ
る。(c)1次相関演算値は、クロックK7、クロック
K19、クロックK31の時点、即ち上記拡散符号系列
のビット数12の繰り返しで最大値6になっている。同
様に(d)第2の加算器の出力は、クロックK13、ク
ロックK25、の時点、即ち上記拡散符号系列のビット
数12の繰り返しで最大値6になっている。
【0032】以上の説明は、受信信号Dinを拡散した
送信側拡散符号と、マッチドフィルタの接続、即ち、受
信側拡散符号が一致している場合の説明である。もし両
者に差異があれば、1次相関演算値、及び第2の加算器
の出力の値は低下する。更には、受信信号Dinが伝送
途中でノイズなどによって誤りが発生する場合も想定さ
れる。そこで、例えば、1次相関演算値が5以上のと
き、両者一致の相関確率大、それ未満のとき両者一致の
相関確率小と予め定めておく。上記説明では、クロック
K7の時、1次相関演算値は6なので、相関確率大と判
断される、このとき、制御部4は、このクロックK7の
時、1次相関演算値が6であることを記憶する。
【0033】引き続いて、相関演算回路は、受信信号D
inの受入れを続ける。1次相関演算値は、クロックK
19の時に再度最大値6を出力する。制御部4は、この
クロックK19の時、1次相関演算値が6であることを
記憶する。前回記憶したクロックK7の時、1次相関演
算値が6であることと、今回記憶したクロックK19の
時、1次相関演算値が6であることから以下の判断を下
す。即ち、最大値6なので相関確率大と判断する。
【0034】またクロックK7とクロックK19で最大
値が出力されたことから、受信信号Dinは、12ビッ
トの繰り返し符号であると判断する。更に、自己が所持
するフリップフロップFF0〜FF5の段数が6段であ
ることから、上記受信信号Dinの符号繰り返しの開始
時点が、クロックK2、クロックK14、である可能性
が高いと、判断する。
【0035】以上の判断結果に基づいて、制御部4は、
クロックK19の時の、1次相関演算値の最大値6を総
和演算部3に保持させる。この後、制御部4は、クロッ
クK25の時、即ち受信信号Dinの符号繰り返しの最
終ビットの時点で、総和演算部3を制御して、既に保持
してある、1次相関演算値の最大値6と、第2の加算器
の出力を加算させる。総和演算部3は、この結果を2次
相関演算値として出力する。制御部4は、この2次相関
演算値を監視して相関確率を判断する。
【0036】クロックK25の時、フリップフロップF
F0〜FF5は順に011000を蓄積している。フリ
ップフロップFF1、FF2、のQ端子と、フリップフ
ロップFF0、FF3、FF4、FF5のQN端子とが
第2の加算器6(図1)に接続されているので、第2の
加算器6の出力、(d)は最大値6になる。従って2次
相関演算値は、12になる。
【0037】ここでは、クロックK1からクロックK1
2までの間送信側拡散符号と受信側拡散符号が一致して
いると仮定したので2次相関演算値は、12になった
(d)。もし両者に差異があれば、クロックK12の時
の2次相関演算値は低下する。更には、受信信号Din
が伝送途中でノイズなどによって誤りを発生する場合も
想定される。そこで、予め、例えば、2次相関演算値が
10以上の時のみ両者は一致していると判断することに
定めておく。判断終了後、制御部4は、(f)判定信号
Sjを出力する。この(f)判定信号Sjより受信信号
のフレーム位相を容易に判断することができる。
【0038】また、制御部4は、上記クロックK19の
時の1次相関演算値によって両者一致の相関確率小と判
断した時は、相関演算回路(制御部4)の判断動作は、
2次相関演算を行わない。以上の説明は、1次相関演算
部1(図1)と、2次相関演算部2(図1)の2個のマ
ッチドフィルタ(相関演算部)を備える構成に限定して
説明した。
【0039】しかし本発明は、この2個のマッチドフィ
ルタを備える構成に限定されるものではない。即ち相関
演算長が長くなったとき、この拡散符号系列をN個の部
分系列に分割し、N個の部分系列のそれぞれに対応させ
て、N個のマッチドフィルタを同様の手法で構成する。
更に、総和演算部3は、制御部4の制御に基づいてN個
のマッチドフィルタの出力を加算して、2次相関演算値
を求める。以上の構成をとることによって相関演算長を
無限に長くすることが可能になる。
【0040】
【発明の効果】1次相関演算部(図1)を構成している
6個のフリップフロップを併用して、2次相関演算部
(図1)を、1次相関演算部と同様のマッチドフィルタ
で構成することにより、以下の効果を得る。 1.従来、2次相関演算部として用いていたスライディ
ング相関器を必要としなくなり、回路規模が小さくなっ
た。 2.マッチドフィルタの数量を増加することも容易にな
り、相関演算長の変更が容易になった。 3.更に、相関演算長を長くしても、相関演算回路のコ
ストアップには繋がらなくなったので、精度の高いフレ
ーム位相同期方式を採用しやすくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による相関演算回路のブロック図であ
る。
【図2】比較例による相関演算回路のブロック図であ
る。
【図3】比較例による相関演算回路の動作説明図であ
る。
【図4】本発明による相関演算回路の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 1次相関演算部 2 2次相関演算部 3 総和演算部 4 制御部 5 第1の加算器 6 第2の加算器
フロントページの続き Fターム(参考) 5B056 AA01 BB22 BB28 BB72 FF02 FF09 5K022 EE02 EE33 EE36 5K047 AA03 AA16 BB01 BB11 CC01 GG34 GG37 HH01 HH03 HH15 MM27 MM33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号系列を受け入れたとき、この拡
    散符号系列を複数の部分系列に分解し、この部分系列に
    それぞれ対応した相関演算値を出力する複数のマッチド
    フィルタと、 前記複数のマッチドフィルタが出力する相関演算値を受
    け入れて、特定のタイミングで各マッチドフィルタの出
    力を加算して2次相関演算値を出力する総和演算部と、 前記総和演算部が前記各マッチドフィルタの出力を加算
    して前記2次相関演算値を出力するタイミングを制御す
    る、制御部を備えたことを特徴とする相関演算回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の相関演算回路におい
    て、 前記複数のマッチドフィルタは、このマッチドフィルタ
    を構成するレジスタを併用することを特徴とする相関演
    算回路。
JP26129698A 1998-09-16 1998-09-16 相関演算回路 Pending JP2000091954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26129698A JP2000091954A (ja) 1998-09-16 1998-09-16 相関演算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26129698A JP2000091954A (ja) 1998-09-16 1998-09-16 相関演算回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000091954A true JP2000091954A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17359835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26129698A Pending JP2000091954A (ja) 1998-09-16 1998-09-16 相関演算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000091954A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000054424A3 (en) * 1999-03-05 2001-02-01 Ericsson Telefon Ab L M Method and apparatus for efficient synchronization in spread spectrum communications
CN102023299A (zh) * 2010-11-03 2011-04-20 东南大学 一种抑制多径的相关器方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000054424A3 (en) * 1999-03-05 2001-02-01 Ericsson Telefon Ab L M Method and apparatus for efficient synchronization in spread spectrum communications
US6567482B1 (en) 1999-03-05 2003-05-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for efficient synchronization in spread spectrum communications
KR100726050B1 (ko) * 1999-03-05 2007-06-08 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 스프레드 스펙트럼 통신에서 효율적인 동기화 방법 및 장치
CN102023299A (zh) * 2010-11-03 2011-04-20 东南大学 一种抑制多径的相关器方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1075089B1 (en) Correlation detector and communication apparatus
KR100396592B1 (ko) 시간 천이된 pn 스테이트 발생기
KR200299433Y1 (ko) 1.28 mcps 칩 속도 모바일 전기통신 시스템의 인식회로를 구비하는 사용자 장치
KR20020013858A (ko) 동기화 시퀀스 형성 및/또는 결정 방법, 동기화 방법,전송 유니트 및 수신 유니트
US5495498A (en) Spread spectrum communication apparatus
EP0813313A2 (en) Mobile communication receiving apparatus
JPH1022874A (ja) Cdma通信システムおよび通信方法
JP2001519116A (ja) 固定分割率および可変拡散コード長を利用する多重率直接シーケンスアーキテクチュア
KR100287896B1 (ko) 이동 통신 시스템에서 셀 탐색 방법
CA2001349C (en) Spectrum spread communication by csk modulation
KR20010102190A (ko) 멀티비트 확산 스펙트럼 신호 처리
US6130906A (en) Parallel code matched filter
JP2000091954A (ja) 相関演算回路
US20040085921A1 (en) Method and system for a mobile unit to synchronize with base station
US7366141B2 (en) Cell search method and apparatus in a WCDMA system
US5995571A (en) Synchronizing apparatus for spread spectrum communications
KR100282612B1 (ko) 기지국간 비동기 씨디엠에이 이동 단말기를 위한 정합필터 동기획득기
JPH11112384A (ja) 疑似雑音符号の同期捕捉装置及び受信装置
US5737372A (en) Apparatus for synchronizing multipoint-to-point communications systems
KR100308150B1 (ko) 이동 통신 시스템에서 셀 탐색 방법
KR100320828B1 (ko) 정합필터및그를이용한기지국장치및이동국장치,타이밍검출방법과rake합성방법
KR100311515B1 (ko) 이동통신시스템셀탐색장치및방법
KR950004645B1 (ko) 병렬 부분상관기를 이용한 초기동기 장치
KR100386575B1 (ko) Pn 코드 상관기 및 그를 이용한 수신 신호 동기 획득 방법
JPH10163919A (ja) スペクトル拡散通信方法及びその装置