JP2000091876A - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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JP2000091876A
JP2000091876A JP10261145A JP26114598A JP2000091876A JP 2000091876 A JP2000091876 A JP 2000091876A JP 10261145 A JP10261145 A JP 10261145A JP 26114598 A JP26114598 A JP 26114598A JP 2000091876 A JP2000091876 A JP 2000091876A
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electrode
electrodes
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Atsushi Takano
敦 鷹野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性を悪化させることなく小型化を実現する
ことができる圧電部品を提供することを目的とする。 【解決手段】 二枚の外装基板33,34間に少なくと
も二枚のフィルタ素子15,24を間に内装基板35を
介して設けた積層体と、この積層体の外周縁部の上、下
面及び側面の三面に至るように設けた少なくとも四つの
外部電極37〜40とを備え、フィルタ素子15,24
はそれぞれ直列に接続されるように引出電極20を外部
電極37に接続したものであり、通過帯域中心周波数を
ほぼ等しくした圧電部品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばフィルタなど
を構成する圧電部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一枚の圧電基板上に対向する振動電極を
複数組設けて多段の共振子を構成した部品がフィルタな
どに用いられている。この種の圧電部品の例を図5及び
図6に示す。図5(A)は圧電基板1の表面図、(B)
は裏面図であり、圧電基板1の表面には振動電極2,
3,4,5とコンデンサ電極6及び各電極2〜6の引出
電極7,8が形成されている。また圧電基板1の裏面に
は振動電極2,3に対向する対向電極9が、また振動電
極4,5に対向する対向電極10がそれぞれ形成され、
さらにコンデンサ電極6と対向するとともに対向電極
9,10を引き出す引出電極11が設けられている。
【0003】このように単一の圧電基板1に二組の多重
モード共振子及びコンデンサを備えた圧電素子12が構
成される。図6は圧電部品全体の分解斜視図であり、図
5に示す圧電素子12が二枚の外装基板13,14間に
封止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように単一の圧電
基板1に二組の共振子を形成した圧電部品では部品全体
が小型化されるという特徴を備えている。しかしなが
ら、最近はプリント基板上の高密度部品実装が進み部品
全体のさらなる小型化が要請されている。上記構成にお
いては、共振子二個分の面積が必要となり、小型化には
限界があった。
【0005】そこで本発明は特性を悪化させることなく
小型化した圧電部品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明の圧電部品は、二枚の外装基板間に少な
くとも二枚のフィルタ素子を間に内装基板を介して設け
た積層体と、この積層体の外周縁部の上、下面及び側面
の三面に至るように設けた少なくとも四つの外部電極と
を備え、前記フィルタ素子は圧電基板の一方の面に対向
するように二つ以上の振動電極およびコンデンサ電極と
これらの電極に接続した引出電極とを有し、他方の面に
前記振動電極と対向するように対向電極と、前記コンデ
ンサ電極に対向するようにコンデンサ電極と、これらの
電極に接続した引出電極とを有したものであり、前記内
装基板は少なくとも一方の面にアース電極を有したもの
であり、前記フィルタ素子はそれぞれ直列に接続される
ように前記引出電極を前記外部電極に接続し、通過帯域
中心周波数がほぼ等しくなるように構成したものであ
る。上記構成とすることにより、少なくとも二組の共振
子を直列に接続しながら積層するため、一組の共振子の
底面積で構成することができ、さらに容量を圧電基板間
に形成するため特性を悪化させることなく小型化を実現
することが可能となるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、二枚の外装基板間に少なくとも二枚のフィルタ素子
を間に内装基板を介して設けた積層体と、この積層体の
外周縁部の上、下面及び側面の三面に至るように設けた
少なくとも四つの外部電極とを備え、前記フィルタ素子
は圧電基板の一方の面に対向するように二つ以上の振動
電極およびコンデンサ電極とこれらの電極に接続した引
出電極とを有し、他方の面に前記振動電極と対向するよ
うに対向電極と、前記コンデンサ電極に対向するように
コンデンサ電極と、これらの電極に接続した引出電極と
を有したものであり、前記内装基板は少なくとも一方の
面にアース電極を有したものであり、前記フィルタ素子
はそれぞれ直列に接続されるように前記引出電極を前記
外部電極に接続し、通過帯域中心周波数がほぼ等しくな
るように構成した圧電部品であり、複数組の共振子を直
列に接続しながら積層するため、一組の共振子分の底面
積で構成することができ、さらに容量を内蔵することに
より、特性を悪化させることなく小型化を実現すること
ができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、フィルタ素子の
通過帯域幅が異なるように構成した請求項1に記載の圧
電部品であって、挿入損失を低く抑えながら通過帯域内
群遅延特性を良好にし、通過帯域より上側の周波数にお
ける通過帯域外減衰量を大きくすることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、最小の通過帯域
幅を他の通過帯域幅の3/4以下にした請求項2に記載
の圧電部品であって、挿入損失を低く抑えながら通過帯
域内群遅延特性を良好にすることができ、また通過帯域
より高周波側の周波数における通過帯域外減衰量を大き
くすることができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、入、出力端子と
なる外部電極に接続される二つの引出電極を外装基板と
接着する面に形成した請求項1〜請求項3のいずれか一
つに記載の圧電部品であって、入、出力端子間に発生す
る浮遊容量を抑えることにより、通過帯域外減衰量を大
きくすることができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、フィルタ素子の
通過帯域中心周波数の間に最も通過帯域幅の狭いフィル
タ素子の通過帯域中心周波数に対して−3dB帯域幅の周
波数範囲内で差を持たせた請求項2〜請求項4のいずれ
か一つに記載の圧電部品であって、通過帯域外スプリア
スの周波数をずらすことにより通過帯域外減衰量を大き
くすることができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、振動電極の膜厚
が異なるように構成した請求項1〜請求項5のいずれか
一つに記載の圧電部品であって、通過帯域より高周波側
の周波数に発生する極の周波数を変えることにより、通
過帯域より高周波側の周波数における通過帯域外減衰量
を大きくすることができる。
【0013】請求項7に記載の発明は、圧電基板の結合
係数が異なるように構成した請求項1〜請求項6のいず
れか一つに記載の圧電部品であって、通過帯域より高周
波側の周波数に発生するスプリアスの周期を変えること
により、通過帯域より高周波側の周波数における通過帯
域外減衰量を大きくすることができる。
【0014】請求項8に記載の発明は、圧電基板の比誘
電率が異なるように構成した請求項1〜請求項7のいず
れか一つに記載の圧電部品であって、入、出力インピー
ダンスを合わせるために振動電極の幅が異なるため、通
過帯域より高周波側の周波数に発生するスプリアスの周
期を変えることにより、通過帯域より高周波側の周波数
における通過帯域外減衰量を大きくすることができる。
【0015】請求項9に記載の発明は、振動電極の振動
空間をシート状の接着剤を用いて形成した請求項1〜請
求項8のいずれか一つに記載の圧電部品であって、圧電
部品の厚みを抑え小型にすることができる。
【0016】請求項10に記載の発明は、シート状の接
着剤は、その硬化後の硬度が圧電基板に比べ十分小さい
ものを用いた請求項9に記載の圧電部品であって、接着
剤の硬度が低いため接着剤が緩衝剤となって通過帯域外
スプリアスを低減することができる。
【0017】請求項11に記載の発明は、シート状の接
着剤に球形の外形を有する固形充填材を含有させた請求
項9あるいは請求項10に記載の圧電部品であって、圧
電部品の厚みを抑え小型にすることができる。
【0018】請求項12に記載の発明は、入、出力端子
を積層体の対角上に配置した請求項1〜請求項11のい
ずれか一つに記載の圧電部品であって、入、出力端子間
に発生する浮遊容量を抑えることにより、通過帯域外減
衰量を大きくすることができる。
【0019】請求項13に記載の発明は、外装基板をア
ルミナ基板とした請求項1〜請求項12のいずれか一つ
に記載の圧電部品であって、アルミナ基板は比誘電率が
低いため、入、出力端子と圧電基板上に形成した振動電
極及び引出電極との間の浮遊容量を抑え、通過帯域外減
衰量を大きくすることができるとともに、強度に優れて
いるため外装基板を薄くすることができ、圧電部品全体
を薄型化することができる。
【0020】請求項14に記載の発明は、内装基板をア
ルミナ基板とした請求項1〜請求項13のいずれか一つ
に記載の圧電部品であって、圧電基板間に誘電率の低い
アルミナ基板を挟むことによって圧電基板上に形成した
入、出力端子に接続する引出電極間の浮遊容量を抑える
ことができ、通過帯域外減衰量を大きくすることができ
る。
【0021】請求項15に記載の発明は、外部電極の側
面部が積層体を挟んで対向しないように配置した請求項
1〜請求項13のいずれか一つに記載の圧電部品であっ
て、外部電極間の浮遊容量を抑え、通過帯域外減衰量を
大きくすることができる。
【0022】以下、本発明の一実施の形態について、図
1から図4を用いて説明する。図1は本発明の一実施の
形態における圧電部品の分解斜視図、図2(A),
(B)、図3(A),(B)は図1に示す圧電部品に用
いた二種類のフィルタ素子の表、裏面図、図4は図1に
示す圧電部品の斜視図である。
【0023】図2(A)はフィルタ素子15の表面の平
面図、図2(B)は裏面に設けた電極を表面側から見た
平面図である。図2(A),(B)において16は矩形
状の圧電基板、17,18は一対の振動電極、19はコ
ンデンサ電極、20は振動電極17を圧電基板16の端
縁部に引き出す引出電極、さらに21は振動電極18及
びコンデンサ電極19を圧電基板16の端縁部に引き出
す引出電極である。また22は圧電基板16を介して一
対の振動電極17,18に対向する対向電極、23はコ
ンデンサ電極19に対向するとともに、対向電極22を
圧電基板16の端縁部に引き出す引出電極である。
【0024】図3(A)はフィルタ素子24の表面の平
面図、図3(B)は裏面に設けた電極を表面側から見た
図である。25は矩形状の圧電基板、26,27は一対
の振動電極、28はコンデンサ電極、29は振動電極2
6を圧電基板25の端縁部に引き出す引出電極、さらに
30は振動電極27及びコンデンサ電極28を圧電基板
25の端縁部に引き出す引出電極である。また、31は
圧電基板25を介して一対の振動電極26,27に対向
する対向電極、32はコンデンサ電極28に対向すると
ともに、対向電極31を圧電基板25の端縁部に引き出
す引出電極である。
【0025】図2と図3を比較すれば明らかなように両
図に示した向きでフィルタ素子15を上側にフィルタ素
子24を下側に配置することによって、引出電極21,
30及び23,32をそれぞれ近接させることができ
る。
【0026】図1において33および34はそれぞれ上
記二種類のフィルタ素子15,24と積層される外装基
板、35は上記二種類のフィルタ素子15,24間に積
層されるアルミナの内装基板、36は内装基板35の上
面に形成したアース電極である。同図では省略している
が、外装基板34上及びフィルタ素子15,24、内装
基板35上にはあらかじめ接着剤を印刷し、半硬化して
おく。その後、図1に示すように下から外装基板34、
フィルタ素子24、内装基板35、フィルタ素子15、
外装基板33の順に積層し、本硬化を行い積層体を形成
する。ここで、接着剤中にほぼ球形の外形を有する固形
充填材を含有させると、振動電極17,18,26,2
7、対向電極22,31の振動空間をつぶすことなく確
保することが可能となる。
【0027】また、接着剤としてシート状の接着剤を用
いると積層工程を簡略化することができる。さらにシー
ト状の接着剤として硬化後の硬度の低い樹脂を用いた場
合には接着剤がダンパーとなって通過帯域外のスプリア
スを抑制することができる。
【0028】図4において37〜40はそれぞれ外部電
極であり、外部電極37は図2(A)に示す引出電極2
0と電気的に接続し、外部電極38は図3(B)に示す
引出電極29と電気的に接続する。また外部電極39は
図2(B)、図3(A)に示す引出電極23,32およ
び内装基板35のアース電極36とを電気的に接続す
る。さらに外部電極40は図2(A)、図3(B)に示
す引出電極21,30と電気的に接続する。なおこれら
の外部電極37〜40は例えばNiCrをマスクスパッ
タした後、電解メッキまたは半田ディッピングによって
形成する。
【0029】ここで、入、出力端子となる外部電極3
7,38に接続される二つの引出電極20,29はそれ
ぞれ外装基板33,34と接着する面に形成している。
また、入、出力端子が積層体の対角線上の二つの角部に
配置されているため、外部電極37,38と引出電極2
0,29との接続は異なる辺にて行い、入、出力端子間
距離を最大にすると共に、外部電極37,38の側面部
が積層体を介して対向しないようにしている。これは、
いずれも入、出力端子間に発生する浮遊容量を抑えるた
めである。入、出力端子間に発生する浮遊容量を抑える
ことにより、通過帯域外減衰量を大きくすることができ
るのである。
【0030】さらに、内装基板35上にはアース電極3
6が形成され、フィルタ素子15,24上に形成された
引出電極20,32と外部電極39によって接続されて
いる。これも入、出力端子間に発生する浮遊容量を抑え
るためである。入、出力端子間に発生する浮遊容量を抑
えることにより、通過帯域外減衰量を大きくすることが
できるのである。
【0031】以上のように構成することにより、振動電
極18,27間、コンデンサ電極19,28間及び引出
電極23,32間がそれぞれ電気的に接続される。した
がって、等価的には二つの多重モード共振子と一つのコ
ンデンサを内蔵した圧電部品が構成される。
【0032】しかしながら、上記構成においては小型化
したため、入、出力端子が従来よりも近接してしまう。
そのため入、出力端子間の浮遊容量が増加し、従来品に
比べ通過帯域外減衰量が少々悪化してしまう恐れがあ
る。
【0033】そこで、本発明では通過帯域外減衰量の悪
化を改善するためさらに以下のような工夫を加えてい
る。
【0034】(1)例えば、複数個のフィルタ素子の通
過帯域中心周波数の間に最も通過帯域の狭いフィルタ素
子の−3dB帯域幅の周波数範囲内で差を持たせたことで
ある。異なる通過帯域中心周波数をもつフィルタ素子を
直列に接続することにより、各フィルタ素子に発生する
通過帯域外スプリアスの周波数をずらすことができ、そ
のため通過帯域外減衰量を大きくすることができるので
ある。
【0035】(2)複数個の圧電基板上に形成された振
動電極の膜厚を変えてもよい。圧電基板上に形成する振
動電極の膜厚を変えることにより、通過帯域より高周波
側の周波数に発生する極の周波数を変えることなく、通
過帯域中心周波数を変えることができる。すなわち、通
過帯域中心周波数が同じフィルタ素子でも通過帯域より
高周波側の極の周波数と通過帯域外スプリアスの周波数
を変えることができ、そのため通過帯域外減衰量を大き
くすることができるのである。
【0036】(3)複数個の圧電基板の結合係数を変え
ることも効果的である。係合係数を変えることにより、
通過帯域より高周波側の周波数に発生するスプリアスの
周期を変えることができ、通過帯域より高周波側の周波
数における通過帯域外減衰量を大きくすることができる
のである。
【0037】(4)複数個の圧電基板の比誘電率を変え
てもよい。同じ結合係数であっても比誘電率が異なれ
ば、入、出力インピーダンスを合わせるために振動電極
の寸法は変えなければいけない。振動電極の寸法を変え
るとそれにともない、通過帯域より高周波側の周波数に
発生するスプリアスの周期を変えることができ、通過帯
域より高周波側の周波数における通過帯域外減衰量を大
きくすることができるのである。
【0038】(5)積層体側面の外部電極が積層体を挟
んで対向しないように配置することも効果的である。積
層体側面の外部電極を積層体を挟んで対向するように配
置すると各外部電極間に容量が形成されてしまい、その
結果、通過帯域外減衰量が小さくなってしまうからであ
る。
【0039】このような工夫を加えることにより通過帯
域外減衰量のレベルを従来品と同等あるいはそれ以上の
レベルとすることができるのである。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の圧電部品は、複数
組の共振子を直列に接続しながら積層するため、一組の
共振子分の底面積で構成することができ、容量を内蔵し
ているため特性を悪化させることなく小型化を実現する
ことが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における圧電部品の分解
斜視図
【図2】(A)図1に示す圧電部品に用いた一フィルタ
素子の表面の平面図 (B)同表面側から見た裏面側の平面図
【図3】(A)図1に示す圧電部品に用いた一フィルタ
素子の表面の平面図 (B)同表面側から見た裏面側の平面図
【図4】図1に示す圧電部品の外観斜視図
【図5】(A)従来の圧電部品に用いる圧電基板の表面
図 (B)同裏面図
【図6】従来の圧電部品の分解斜視図
【符号の説明】
15,24 フィルタ素子 16,25 圧電基板 17,18,26,27 振動電極 19,28 コンデンサ電極 20,21,23,29,30,32 引出電極 22,31 対向電極 33 外装基板 34 外装基板 35 内装基板 36 アース電極 37,38,39,40 外部電極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の外装基板間に少なくとも二枚のフ
    ィルタ素子を間に内装基板を介して設けた積層体と、こ
    の積層体の外周縁部の上、下面及び側面の三面に至るよ
    うに設けた少なくとも四つの外部電極とを備え、前記フ
    ィルタ素子は圧電基板の一方の面に対向するように二つ
    以上の振動電極およびコンデンサ電極とこれらの電極に
    接続した引出電極とを有し、他方の面に前記振動電極と
    対向するように対向電極と前記コンデンサ電極に対向す
    るようにコンデンサ電極と、これらの電極に接続した引
    出電極とを有したものであり、前記内装基板は少なくと
    も一方の面にアース電極を有したものであり、前記フィ
    ルタ素子はそれぞれ直列に接続されるように前記引出電
    極を前記外部電極に接続し、通過帯域中心周波数がほぼ
    等しくなるように構成した圧電部品。
  2. 【請求項2】 フィルタ素子の通過帯域幅が異なるよう
    に構成した請求項1に記載の圧電部品。
  3. 【請求項3】 最小の通過帯域幅を他の通過帯域幅の3
    /4以下にした請求項2に記載の圧電部品。
  4. 【請求項4】 入、出力端子となる外部電極に接続され
    る二つの引出電極を外装基板と接着する面に形成した請
    求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の圧電部品。
  5. 【請求項5】 フィルタ素子の通過帯域中心周波数の間
    に最も通過帯域幅の狭いフィルタ素子の通過帯域中心周
    波数に対して−3dB帯域幅の周波数範囲内で差を持たせ
    た請求項2〜請求項4のいずれか一つに記載の圧電部
    品。
  6. 【請求項6】 振動電極の膜厚が異なるように構成した
    請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の圧電部品。
  7. 【請求項7】 圧電基板の結合係数が異なるように構成
    した請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の圧電部
    品。
  8. 【請求項8】 圧電基板の比誘電率が異なるように構成
    した請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載の圧電部
    品。
  9. 【請求項9】 振動電極の振動空間をシート状の接着剤
    を用いて形成した請求項1〜請求項8のいずれか一つに
    記載の圧電部品。
  10. 【請求項10】 シート状の接着剤は、その硬化後の硬
    度が圧電基板に比べ十分小さいものを用いた請求項9に
    記載の圧電部品。
  11. 【請求項11】 シート状の接着剤に球形の外形を有す
    る固形充填材を含有させた請求項9あるいは請求項10
    に記載の圧電部品。
  12. 【請求項12】 入、出力端子を積層体の対角上に配置
    した請求項1〜請求項11のいずれか一つに記載の圧電
    部品。
  13. 【請求項13】 外装基板をアルミナ基板とした請求項
    1〜請求項12のいずれか一つに記載の圧電部品。
  14. 【請求項14】 内装基板をアルミナ基板とした請求項
    1〜請求項13のいずれか一つに記載の圧電部品。
  15. 【請求項15】 外部電極の側面部が積層体を挟んで対
    向しないように配置した請求項1〜請求項14のいずれ
    か一つに記載の圧電部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277302A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体装置の製造方法
JP2006197278A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Seiko Instruments Inc 表面実装型圧電振動子、発振器、及び電子機器

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