JP2000090525A - カセットチェンジャー - Google Patents

カセットチェンジャー

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JP2000090525A
JP2000090525A JP10258282A JP25828298A JP2000090525A JP 2000090525 A JP2000090525 A JP 2000090525A JP 10258282 A JP10258282 A JP 10258282A JP 25828298 A JP25828298 A JP 25828298A JP 2000090525 A JP2000090525 A JP 2000090525A
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JP
Japan
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cassette
stocker
turntable
recording
gear
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JP10258282A
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English (en)
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Tetsuya Morita
哲哉 森田
Kenji Sasaki
謙二 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP98961652A priority patent/EP1047059A4/en
Priority to US09/582,787 priority patent/US6574063B1/en
Priority to CN98812902.7A priority patent/CN1125451C/zh
Priority to PCT/JP1998/006015 priority patent/WO1999035646A1/ja
Publication of JP2000090525A publication Critical patent/JP2000090525A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッカに収納されているカセットが規定の
位置から突出したとき、動作不良を防止するカセットチ
ェンジャーを提供すること。 【解決手段】 運搬装置5には、押し込み部材52が設
けられている。第1ストッカ3に収納されているカセッ
ト2を運搬するために、運搬装置5が上方向に移動する
とき、規定の位置より突出したカセット2を押し込み部
材52が押し込み、運搬装置5とカセット2との干渉を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカセットを
収納し、収納されている任意のカセットを記録再生する
カセットチェンジャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のカセットを収納し、これら収納し
ているカセットを任意の順序で記録装置に運搬し、記録
再生を行うカセットチェンジャーは、主に放送局用やコ
ンピュータのデータ記録用として実用化されている。放
送局用のカセットチェンジャーは、カートマシンと呼ば
れており、数100巻ものカセットを収納する大がかり
で高価なものである。また、コンピュータのデータ記録
用としては少ないものでは数巻のカセットを収納する小
型のものも実用化されている。
【0003】従来のカセットチェンジャーの一例とし
て、特開平6−20363号公報に記載されているカセ
ットチェンジャーがある。このカセットチェンジャーに
ついて図面を用いて説明する。図21は上記公報に示さ
れた従来のカセットチェンジャー44内部の主要部をあ
らわす側面図、図22はこの平面図である。
【0004】カセット2は内部にテープ状記録媒体を内
蔵している。記録再生装置41はカセット2への信号の
記録およびカセット2に記録された信号の再生を行うも
のである。挿入口45は記録再生装置41の前面に設け
られており、記録再生装置41にカセット2の出し入れ
を行うためのものである。ターンテーブル8は後述する
駆動機構部により回転軸46周りに180度回転可能に
設置されている。第1ストッカ3はカセット2を4巻収
納できるようになっている。また、第2ストッカ4も第
1ストッカ3と同様の形状をしており、カセット2を4
巻収納することができる。第1ストッカ3および第2ス
トッカ4はターンテーブル8上で、互いに180度対向
する位置に固定されている。
【0005】図22では第1ストッカ3が後述する運搬
装置5の方向(以後前方と記述)に位置しているが、タ
ーンテーブル8が180度回転することにより、第2ス
トッカ4が前方に位置することが可能となる。運搬装置
5は図示しない移動機構により上下方向(第1ストッカ
3,第2ストッカ4に収納されるカセット2の隔置方
向)に移動可能であり、図示しないカセット移動機構に
より、前方に位置する第1ストッカ3または第2ストッ
カ4に収納されているカセット2を運搬装置5の内部に
引き込む動作、内部に引き込んだカセット2を前方に位
置する第1ストッカ3または第2ストッカ4または挿入
口45に対して排出する動作をすることが可能である。
【0006】したがって、図21に示す矢印A,B,C
の経路で、前方に位置する第1ストッカ3または第2ス
トッカ4にある任意のカセット2を、記録再生装置41
に運搬することが可能となる。また、逆の経路により、
記録再生装置41にあるカセット2を前方にある第1ス
トッカ3または第2ストッカ4に運搬することも可能で
ある。以上のようにして、第1ストッカ3および第2ス
トッカ4にある任意のカセット2を記録再生装置41に
運搬し、記録または再生の終えたカセット2を第1スト
ッカ3または第2ストッカ4の所望の位置に運搬すると
いう、カセットチェンジャーとしての基本動作が可能と
なる。
【0007】しかしながら、このような従来のカセット
チェンジャー44において、設置後に、外部から振動や
衝撃をうけ第1ストッカ3または第2ストッカ4に収納
されているカセット2が規定の収納位置からずれた場合
には、運搬装置5の上下移動時に運搬装置5とずれたカ
セット2が干渉して、動作不良を起こすという問題があ
る。また、ターンテーブル8の回転時、ずれたカセット
2のためにカセットの回転軌跡が大きくなるため、外装
等ほかの部材とカセット2が干渉して、動作不良を起こ
すという問題がある。
【0008】次にこのカセットチェンジャー44におけ
る、ターンテーブル8の回転駆動機構について説明す
る。図23はターンテーブル8の回転駆動機構をあらわ
した斜視図である。モータ11はターンテーブル8を回
転させるための駆動源である。伝達ギア51は内部にク
ラッチ機構を内蔵しており、モータ11の動力をターン
テーブル8に伝達するものである。
【0009】モータ11が動作することでターンテーブ
ル8が回転し、規定の回転角(第1ストッカ3または第
2ストッカ4が前方に位置する回転角)に達すると、タ
ーンテーブル8に一体的に設けられたキック部49また
は50がアーム48をキックして回転させる。回転した
アーム48をスイッチ47が検知することで、規定の回
転角を検知する構成となっている。
【0010】しかしながらこのような構成の場合、外部
からターンテーブル8に力が加わると、伝達ギア51の
クラッチが動作して、ターンテーブル8の回転停止角度
がずれる可能性がある、回転停止角度がずれると運搬装
置5が第1ストッカ3または第2ストッカ4に対してカ
セットを運搬するときに動作不良を起こすという問題が
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上記のよ
うに、カセットがストッカの規定の収納位置からずれる
ことにより動作不良を起こす問題、およびターンテーブ
ルの回転停止角度がずれることにより、動作不良を起こ
す問題を簡単な構成で解決するカセットチェンジャーを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明は、複数のカセットを隔置して収納するス
トッカと、カセットに信号を記録または再生する記録再
生装置と、ストッカに収納されるカセットの隔置方向に
沿って移動可能で、かつストッカと記録再生装置との間
でカセットを移動させる運搬装置と、運搬装置がストッ
カに収納されるカセットの隔置方向に沿って移動するこ
とにより、ストッカから突出した前記カセットを運搬装
置の移動の妨げとならない位置に押し込む押し込み部材
とを具備したことを特徴としている。
【0013】このため、運搬装置が移動するとき、スト
ッカから突出したカセットと運搬装置との干渉を防止す
ることができる。また本発明は、回転軸周りに回転自在
であり、複数のストッカを配置したターンテーブルと、
ターンテーブルを所定の位相に回転させる回転装置と、
ストッカが回転しているとき、その回転の妨げにならな
い位置にあり、ストッカが停止しているとき、カセット
がストッカから突出するのを防止する位置に移動するカ
セット突出防止手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】このため、ストッカに収納されているカセ
ットのずれを防止し、ストッカが回転するときの動作不
良を防止することができる。さらに本発明は、モータか
らの動力でギア軸周りに回転可能な入力ギアと、ギア軸
周りに回転自在に保持された出力ギアと、出力ギアと一
体で形成された切欠き部と、入力ギアと一体で形成さ
れ、切欠き部を覆い隠すことが可能なシャッターと、切
欠き部をシャッターが覆い隠す位相を保つように、入力
ギアと出力ギアとを付勢する付勢手段と、モータからの
動力による入力ギアの回転時、付勢手段の働きにより入
力ギアと一体となって回転する出力ギアを動力源として
回転可能なターンテーブルと、ターンテーブルが所定の
位相にあるとき、ターンテーブルの回転を防止するスト
ッパと、ストッパの働きによってターンテーブルが停止
したとき、この停止に伴なって回転を停止する出力ギア
に対し、モータからの動力で回転を続ける入力ギアが、
付勢手段に対抗して相対的に回転することで、シャッタ
ーが切欠き部に対して相対的に移動して露出する切欠き
部を検知する検知手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】このため、ターンテーブルに外力が加わっ
ても付勢手段の働きにより、常に規定の回転停止角度を
保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のカセットを隔置して収納するストッカと、前
記カセットに信号を記録または再生する記録再生装置
と、前記ストッカに収納される前記カセットの隔置方向
に沿って移動可能で、かつ前記ストッカと前記記録再生
装置との間で前記カセットを移動させる運搬装置と、前
記運搬装置が前記ストッカに収納される前記カセットの
隔置方向に沿って移動することにより、前記ストッカか
ら突出した前記カセットを前記運搬装置の移動の妨げと
ならない位置に押し込む押し込み部材とを具備したカセ
ットチェンジャー、としたものであり、かかる構成によ
り、ストッカに収納されるカセットが規定の位置からず
れた場合でも、運搬装置とずれたカセットとの干渉を防
止し、動作不良を防止することが可能となる。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、押し込
み部材は、運搬装置と一体的に設けられかつストッカに
収納されるカセットの隔置方向に対して傾斜したカム面
と、このカム面から前記ストッカに近づく方向に規定の
量だけ突出し、回転自在に保持された弾性ローラとで構
成されることを特徴とする請求項1記載のカセットチェ
ンジャー、としたものであり、かかる構成により、スト
ッカの規定の位置からずれて収納されているカセット
を、押し込み部材が押し込んだ後、運搬装置が移動する
ことで再び押し込み部材がずれていたカセットと接触す
るときの騒音を抑制することが可能となる。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、複数の
カセットを隔置して収納するストッカと、回転軸周りに
回転自在であり、複数の前記ストッカを配置したターン
テーブルと、前記ターンテーブルを所定の位相に回転さ
せる回転装置と、前記ストッカが回転しているとき、そ
の回転の妨げにならない位置にあり、前記ストッカが停
止しているとき、前記カセットが前記ストッカから突出
するのを防止する位置に移動するカセット突出防止手段
と、前記カセットに信号を記録または再生する記録再生
装置と、前記ストッカと前記記録再生装置との間で前記
カセットを移動させる運搬装置とを具備したカセットチ
ェンジャー、としたものであり、かかる構成により、ス
トッカに収納されているカセットが規定の収納位置から
ずれることを防止することが可能となる。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、カセッ
ト突出防止手段は、ターンテーブルの回転運動を動力源
として移動することを特徴とした請求項4記載のカセッ
トチェンジャー、としたものであり、かかる構成によ
り、カセット突出防止手段の移動に関し、特別の駆動源
を必要とせず、機構を簡素化することが可能となる。本
発明の請求項6記載の発明は、モータからの動力で、ギ
ア軸周りに回転可能な入力ギアと、前記ギア軸周りに回
転自在に保持された出力ギアと、前記出力ギアと一体で
形成された切欠き部と、前記入力ギアと一体で形成さ
れ、前記切欠き部を覆い隠すことが可能なシャッター
と、前記切欠き部を前記シャッターが覆い隠す位相を保
つように、前記入力ギアと前記出力ギアとを付勢する付
勢手段と、前記モータからの動力による前記入力ギアの
回転時、前記付勢手段の働きにより前記入力ギアと一体
となって回転する前記出力ギアを動力源として回転可能
なターンテーブルと、前記ターンテーブルが所定の位相
にあるとき、前記ターンテーブルの回転を防止するスト
ッパと、前記ストッパの働きによって前記ターンテーブ
ルが停止したとき、この停止に伴なって回転を停止する
前記出力ギアに対し、前記モータからの動力で回転を続
ける前記入力ギアが、前記付勢手段に対抗して相対的に
回転することで、前記シャッターが前記切欠き部に対し
て相対的に移動して露出する前記切欠き部を検知する検
知手段と、前記ターンテーブルと一体的に設けられ、複
数のカセット収納するストッカと、前記カセットに信号
を記録または再生する記録再生装置と、前記ストッカと
前記記録再生装置との間で前記カセットを移動させる運
搬装置とを具備したカセットチェンジャー、としたもの
であり、かかる構成により、ターンテーブルに外力が働
いても、規定の回転停止角度を保つことが可能となる。
【0020】以下本発明の実施の形態について、図面を
用いて説明する。なお、本実施の形態はカセットを32
巻収納するカセットチェンジャーについて説明するが、
カセットの種類、収納するカセット巻数はこれに限るも
のではない。 (実施の形態)図1は本実施の形態におけるカセットチ
ェンジャー1の内部の主要部をあらわす側面図、図2は
その平面図、図3は回転ユニット53をあらわす斜視
図、図4はカセット押え19をあらわす斜視図、図5は
押し込み部材52をあらわした側面断面図、図6は回転
駆動機構部の主要部をあらわした平面図、図7はスイッ
チギアユニット30をあらわした斜視図、図8および図
9はスイッチギアユニット30の構成要素である入力ギ
ア14と出力ギア15を分解した状態をあらわす斜視
図、図10はスイッチギアユニット30と第1光スイッ
チ39および第2光スイッチ40との位置関係をあらわ
す平面図、図11はその側面図である。
【0021】以下、図1から図5を参照して、カセット
チェンジャー1の基本構成について説明する。カセット
2は内部にテープ状記録媒体を内蔵している。記録再生
装置41はカセット2への信号の記録およびカセット2
に記録された信号の再生を行うものである。
【0022】挿入口45は記録再生装置41の前面に設
けられており、記録再生装置41にカセット2の出し入
れを行うためのものである。ターンテーブル8は外周に
平歯車が形成されており、後述する回転駆動機構部によ
り回転軸10を中心に180度回転可能に設置されてい
る。また、カム溝9が形成されている。
【0023】アッパーカム24にはカム溝25が形成さ
れている。第1ストッカ3はカセット2を16巻収納で
きるようになっている。また、第2ストッカ4も第1ス
トッカ3と同様の形状をしており、カセット2を16巻
収納することができる。第1ストッカ3および第2スト
ッカ4はターンテーブル8上で、互いに180度対向す
る位置に固定されており、第1ストッカ3および第2ス
トッカ4の上部にはアッパーカム24が固定されてい
る。
【0024】回転ユニット53は、ターンテーブル8お
よび第1ストッカ3,第2ストッカ4およびアッパーカ
ム24で構成される部材のことである。後述の回転駆動
機構部によって、ターンテーブル8が回転駆動されるこ
とにより、回転ユニット53が一体となって、回転軸1
0を中心に180度回転する。回転停止位置は図2で示
すような、第1ストッカ3が前方(後述する運搬装置5
の方向)に位置する第1位置と、第1位置から180度
回転した第2位置とで停止する構成である。また、カム
溝9とカム溝25は同じ形状、同じ位相となるよう構成
されている。
【0025】カセット押え19は、後方に位置する第1
ストッカ3または第2ストッカ4に収納されるカセット
2が、規定の位置より突出するのを防止する部材であ
る。カセット押え19にはカセット押え部59が設けら
れており、ここでカセット2の突出を防止する。また、
カセット押え19には上カムフォロアピン20と下カム
フォロアピン21とが同軸上に形成されている。カセッ
ト押え19は図2においてあらわされるカセット押え軸
23を中心として回転自在に取り付けられ、それと同時
に上カムフォロアピン20が上カム溝25と係合し、下
カムフォロアピン21が下カム溝9と係合するように設
置されている。
【0026】運搬装置5は前方に位置する第1ストッカ
3または第2ストッカ4と、記録再生装置41との間で
カセット2を運搬させるものである。運搬装置5は運搬
装置5本体を上下方向(ストッカ3,4に収納されるカ
セット2の隔置方向)に移動させる上下移動装置と、カ
セット2を運搬装置5内部に引き込む動作をし、かつ運
搬装置5内部にあるカセット2を第1ストッカ3または
第2ストッカ4、あるいは挿入口45に向けて排出する
動作をする水平移動装置とを備える。これら上下移動装
置と水平移動装置はともに一般的なカセットチェンジャ
ーに搭載されているものであり、図面を省略する。
【0027】押し込み部材52は、図5に示すように運
搬装置5と一体的に形成されたカム面6と、弾性ローラ
7およびローラ軸42からなる。カム面6は第1ストッ
カ3または第2ストッカ4に収納されるカセット2の隔
置方向に対して、傾斜している。弾性ローラ7は、たと
えばゴムのような弾性部材で形成されたローラであり、
ローラ軸42に対して回転自在に保持されている。弾性
ローラ7はまた、カム面6に対して距離Kだけ突出して
いる。
【0028】以上がカセットチェンジャー1の基本構成
である。次にカセットチェンジャー1に内蔵される回転
駆動機構部の構成について図6から図11を参照して説
明する。モータ11は回転駆動機構部の駆動源である。
モータ11の出力軸54にはウォーム12が形成されて
いる。
【0029】入力ギア14は、ウォームホイール歯車で
あり、ウォーム12とかみ合っている。また、入力ギア
14には薄板状の第1シャッター34および第2シャッ
ター35が一体的に形成されている。また、2個所のば
ねフック55,56も一体的に形成されている。なお、
ウォーム12と入力ギア14のねじれ角は十分小さく、
ウォームホイール側すなわち入力ギア14側からウォー
ム12を駆動することはできない構成となっている。
【0030】出力ギア15は平歯車であり、薄板円筒状
の遮光部31が一体的に形成されている。この遮光部3
1には、第1切欠き部32および第2切欠き部33が形
成されている。また出力ギア15には、2個所のばねフ
ック57,58も一体的に形成されている。付勢ばね1
6は図7および図10に示すように、入力ギア14のば
ねフック55,56および出力ギア15のばねフック5
7,58とにかけられている。
【0031】スイッチギアユニット30は入力ギア1
4、出力ギア15、付勢ばね16から構成されたユニッ
トのことであり、ギア軸13を中心として回転自在に保
持される。入力ギア14と出力ギア15との間には、付
勢ばね16により、第1切欠き部32を第1シャッター
34が覆い隠し、かつ第2切欠き部33を第2シャッタ
ー35が覆い隠す位相(以後基準位相と呼ぶ)になるよ
う付勢力が働いている。したがって、外力が働かない限
りスイッチギアユニット30は基準位相を保ったままで
ある。
【0032】中継ギア17は中継ギア軸18を中心に回
転自在に保持されており、出力ギア15およびターンテ
ーブル8の平歯車とかみ合っている。ストッパ軸36は
ターンテーブル8の下部に植立された軸である。第1ス
トッパ37および第2ストッパ38は、ターンテーブル
8が回転し所定の回転角になったときストッパ軸36と
当接する位置に配置されており、ターンテーブル8の回
転を防止する部材である。第1ストッパ37により、タ
ーンテーブル8が停止する位置が前述した第1位置であ
り、第2ストッパ38により、ターンテーブル8が停止
する位置が前述した第2位置である。
【0033】第1光スイッチ39は、ターンテーブル8
が第1位置のとき第1切欠き部32を検知する位置に設
けられた光スイッチである。第2光スイッチ40は、タ
ーンテーブル8が第2位置のとき第2切欠き部33を検
知する位置に設けられた光スイッチである。以上が回転
駆動機構部の構成である。
【0034】次に本実施の形態のカセットチェンジャー
1における各動作について説明する。まず、基本動作に
ついて説明する。たとえばターンテーブル8が第1位置
にあるときに、第1ストッカ3の上から6段目に収納さ
れるカセット2を、記録再生装置41で記録するには、
以下の動作となる。
【0035】運搬装置5が上下移動装置により、このカ
セット2が収納されている高さまで移動する。そして、
このカセット2を水平移動装置により、運搬装置内部に
引き込む。その後運搬装置5は上下移動装置により、記
録再生装置41の挿入口45の高さまで移動する。そし
て、内部に引き込んであるカセット2を、水平移動装置
により挿入口45に向けて排出する。カセット2はこの
動作によって挿入口45から記録再生装置41に挿入さ
れ、記録再生装置41がこのカセット2に対して記録動
作を行う。このときのカセット2の移動経路は図1の
A,B,Cである。
【0036】記録再生装置41においてカセット2への
記録動作が完了した場合は、上記と逆の動作を行って、
記録再生装置41にあるカセット2を、第1ストッカ3
の元の収納場所すなわち上から6段目の場所に移動させ
る。上記のカセット2の移動動作は、ターンテーブル8
が第1位置のときに第1ストッカ3に収納されているカ
セット2についての動作、すなわち所望のカセット2が
前方に位置する第1ストッカ3または第2ストッカ4に
収納されている場合の動作である。これとは逆に、所望
のカセット2が後方に位置する第1ストッカ3または第
2ストッカ4に収納されている場合は、上記の動作に入
る前に回転ユニット53の回転動作を行い、所望のカセ
ットが収納されている第1ストッカ3または第2ストッ
カ4を前方に移動させてから行う。なお、この回転ユニ
ット53の回転動作の詳細については後述する。
【0037】以上のようにして、第1ストッカ3および
第2ストッカ4に収納される任意のカセット2を記録再
生装置41に運搬して記録または再生を行うという基本
動作が行われる。次に本発明の第一の観点による発明に
関する動作について説明する。カセットチェンジャー1
が設置された後、外部から振動や衝撃をうけて第1スト
ッカ3または第2ストッカ4に収納されたカセット2
が、規定の収納位置からずれて突出した場合を想定す
る。図12はこの状態の一例をあらわした側面図(一部
断面図)である。このような状態のとき、たとえば突出
したカセット2より上方(J方向)に位置するカセット
2を記録再生装置41に移動させるために、運搬装置5
がこの突出したカセット2の前を通過する場合、以下の
ように動作する。
【0038】運搬装置5は図12に示す位置からさらに
J方向に移動をする。すると、突出したカセット2とカ
ム面6とが当接する。さらに運搬装置5がJ方向に移動
すると、最初はカム面6に押され次に弾性ローラ7に押
されて、突出したカセット2がL方向に移動する。図1
3は運搬装置5がこのカセット2の前を通過する瞬間を
あらわした側面図(一部断面図)である。突出していた
カセット2は弾性ローラ7と接する位置まで押し込ま
れ、運搬装置5の移動の妨げとならない位置にまで移動
している。こうして、カセット2が万が一規定の収納位
置から突出し、そのままでは運搬装置5の移動の妨げと
なるような位置にずれてしまっていても、カセットチェ
ンジャー1の基本動作の一つである運搬装置5の移動動
作で、カセット2を移動させ、運搬装置5の移動の妨げ
となることを防止できる。
【0039】突出していたカセット2の前を通過した運
搬装置5は、目的のカセット2を内部に引き込んで再
び、J方向と逆の方向に移動して突出していたカセット
2の前を通過する。このとき、このカセット2と弾性ロ
ーラ7が接触するが、弾性ローラ7が弾性体で形成され
ているため接触時に発生する騒音が抑えられる。さらに
弾性ローラ7がこのカセット2と接触しながら移動する
とき、弾性ローラ7が回転するので、運搬装置5の移動
時の負荷が抑えられる、という利点も有している。
【0040】次に本発明の第二の観点による発明に関す
る動作について説明する。図14は回転ユニット53と
カセット押え19とをあらわした平面図であり、回転ユ
ニット53の回転停止位置(すなわちターンテーブル8
の回転停止位置)は、第1位置となっている。この状態
において、後方に位置する第2ストッカ4に収納されて
いるすべてのカセット2は、カセット押え19のカセッ
ト押え部59の働きにより、規定の収納位置から、突出
することが防止されている。
【0041】このような状態から、回転ユニット53が
180度回転する場合は、図6に示す回転駆動装置によ
り、ターンテーブル8に動力が伝えられ、回転ユニット
53が一体となって図14で示す回転軸10を中心にS
方向に回転する。すると、上カム溝25も一体となって
回転し、これに係合する上カムフォロアピン20が上カ
ム溝25に沿って移動する。その結果、カセット押え1
9がカセット押え軸23を中心に回転する。
【0042】図15は図14で示す第1位置から第2位
置へ回転する途中の状態をあらわした平面図である。こ
の図の円Dは第1ストッカ3および第2ストッカ4に収
納されるカセット2の回転軌跡である。カセット押え1
9のカセット押え部59は円Dの外側に位置している。
すなわち、回転ユニット53の回転動作の妨げとならな
い位置に位置しているということである。
【0043】図16は図15の状態からさらに回転し、
第2位置の状態となった回転ユニット53とカセット押
え19をあらわした平面図である。上カム溝25に係合
した上カムフォロアピン20が移動することにより、カ
セット押え19はカセット押え軸23を中心に回転し
て、図16に示す位置に移動しており、後方に位置する
第1ストッカ3に収納されているすべてのカセット2は
規定の収納位置から、突出することが防止されている。
【0044】以上のように、カセット押え19は回転ユ
ニット53が停止しているときは、後方の第1ストッカ
3または第2ストッカ4のカセット2が規定の収納位置
から突出することを防止し、回転ユニット53が回転し
ているときはその妨げとならない位置に移動する動作が
行うものである。なお、カム溝とカムフォロアピンによ
る動作は、上カム溝25と上カムフォロアピン20との
関係についてのみ記述したが、上カム溝25と下カム溝
9とは同一形状で同一位相をしており、これらと係合す
る上カムフォロアピン20と下カムフォロアピン21は
同軸上に配置されているので、下カム溝9と下カムフォ
ロアピン21との動作も、上カム溝25と上カムフォロ
アピン20との動作と、同時に同様に働いている。この
ように上側と下側で同一のカムとカムフォロアピンの動
作をさせているのは、上下に長いカセット押え19のね
じれを防止するためである。
【0045】また、本実施の形態では、カセット押え1
9の移動に回転ユニット53の回転から動力を得ている
が、これに限るものではなく、別の駆動機構を採用して
も実現可能である。次に本発明の第三の観点による発明
に関する動作、すなわち回転駆動機構部の動作について
説明する。
【0046】前述したように回転駆動機構部は図6に主
要部があらわされている。また、回転駆動機構部の構成
要素であるスイッチギアユニット30は図7から図9に
示されており、また、第1光スイッチ39および第2光
スイッチ40は図10および図11に示されている。タ
ーンテーブル8が第1位置から第2位置に回転するに
は、以下のように動作する。
【0047】モータ11の出力軸54が図6のP方向に
回転し、これと一体となってウォーム12が回転する。
ウォーム12の回転はスイッチギアユニット30に伝達
され、スイッチギアユニット30は、付勢ばね16の働
きにより、入力ギア14と出力ギア15とが基準位相を
保ったまま、Q方向に回転する。スイッチギアユニット
30の回転は伝達ギア17に伝達され、伝達ギア17は
R方向に回転する。伝達ギア17の回転はターンテーブ
ル8に伝達され、ターンテーブル8はS方向に回転す
る。以上のようにして、モータ11の出力軸54の回転
がターンテーブル8に伝達される。
【0048】ターンテーブル8が図6の状態から、S方
向に回転していくと、180度回転した時点で、ターン
テーブル8に植立されたストッパ軸36が第2ストッパ
38と当接し、ターンテーブル8は回転を停止する。こ
こからさらにモータ11の出力軸54が回転すると、ス
イッチギアユニット30において、入力ギア14と出力
ギア15との位相が、基準位相からずれる状態(以後、
チャージと呼ぶ)となる。すなわち、ターンテーブル8
が停止したことにより、伝達ギア17および出力ギア1
8が回転を停止する。
【0049】これに対し入力ギア14はウォーム12か
ら動力を伝達され、付勢ばね16の付勢力に対抗してQ
方向に回転し、チャージされる。このチャージにより、
第2切欠き部33に対して第2シャッター35が相対的
に移動し、第2切欠き部33を露出させる。この露出し
た第2切欠き部を第2光スイッチ40が検知をし、モー
タ11が停止する。なお、この光スイッチによる検知に
ついての詳細は後述する。
【0050】以上が、ターンテーブル8が第1位置から
第2位置に回転するときの動作である。逆に第2位置か
ら第1位置に回転する動作は、各ギアが上記と逆方向に
回転し、ストッパ軸36が第1ストッパに当接して停止
する。ここから、スイッチギアユニット30が前述した
チャージの方向と逆位相にチャージされ、第1切欠き部
32が露出し、第1光スイッチ39がこれを検知し、モ
ータ11が停止する。
【0051】このように第1位置および第2位置で、タ
ーンテーブル8が停止しているとき、スイッチギアユニ
ット30がチャージされるため、付勢ばね16の付勢力
が出力ギア15、伝達ギア17を経由して、ターンテー
ブル8に伝達される。このために常にストッパピン36
が第1ストッパ37または第2ストッパ38に押しつけ
られる力が働くものである。
【0052】次にターンテーブル8が第1位置で停止し
ているとき、ターンテーブル8に外力が加わったときの
動作について説明する。図6において、ターンテーブル
8にS方向と逆向きの外力が加わったとき、ストッパ軸
36と第1ストッパ37が当接しているのでターンテー
ブル8は停止したままである。ターンテーブル8にS方
向の外力が加わったとき、ターンテーブル8はS方向に
回転する。このとき、同時に中継ギア17がR方向に回
転し、出力ギア15がQ方向に回転する。入力ギア14
はウォーム12とかみ合っており、回転が防止されてい
るので、入力ギア14と出力ギア15の位相がずれ、チ
ャージ状態であったスイッチギアユニット30が付勢ば
ね16の付勢力に対抗してさらにチャージされることと
なる。しかし、外力が取り除かれたとき、付勢ばね16
の付勢力により、スイッチギアユニット30を基準位相
に戻そうとする力が働いて、ターンテーブル8のストッ
パ軸36が再び第1ストッパ37に当接するまで、各ギ
アを回転させ、ターンテーブル8を第1位置に戻す。
【0053】また、ターンテーブル8が第2位置に停止
しているとき、ターンテーブル8に外力が加わったとき
も、上記と同様の作用、動作となる。以上のようにカセ
ットチェンジャー1は、ターンテーブル8に外力が加わ
って回転しても、その外力が取り除かれると、付勢ばね
16の付勢力により規定の位置まで戻るため、動作不良
を防止することが出来る。
【0054】次に第1切欠き部32および第2切欠き部
33の検知動作について説明する。図17はターンテー
ブル8が第1位置にあり、スイッチギアユニット30が
チャージされている状態での、光スイッチと切欠き部お
よびシャッターの位置関係をあらわす平面図、図18は
図17の状態のときからスイッチギアユニット30のチ
ャージが解除された状態を示す平面図、図19はターン
テーブル8が第2位置にあり、スイッチギアユニット3
0がチャージされていない状態での、光スイッチと切欠
き部およびシャッターの位置関係をあらわす平面図、図
20は図19の状態から、スイッチギアユニット30が
チャージされた状態をあらわす平面図である。また、以
下の説明では図6および図7も参照する。
【0055】図17の状態のとき、スイッチギアユニッ
ト30がチャージされているために、第1シャッター3
4と第1切欠き部32、第2シャッター35と第2切欠
き部33とは位相がずれており、第1切欠き部32およ
び第2切欠き部33は露出している。第1光スイッチ3
9が図17の位置に配置されており、第1切欠き部32
を検知している状態である。また、ターンテーブル8は
第1位置に位置している。この状態から、第2位置に移
動するまでを説明する。
【0056】モータ11の出力軸54がP方向に回転
し、その動力がスイッチギアユニット30に伝達され、
入力ギア14がQ方向に回転する。しかし、スイッチギ
アユニット30はチャージ状態にあるので、チャージが
解除され基準位相状態となるまで出力ギア15以降のギ
ア列は停止したままである。入力ギア14が回転するこ
とで、これと一体的に設けられた第1シャッター34と
第2シャッター35が図17のQ方向に回転し、図18
に示す状態となる。この状態はスイッチギアユニット3
0が基準位相になっている状態であり、第1シャッター
34は第1切欠き部32を覆い隠し、第2シャッター3
5は第2切欠き部33を覆い隠している状態である。
【0057】さらにモータ11の出力軸54がP方向に
回転すると、スイッチギアユニット30は基準位相を保
ったままQ方向に回転する。したがって、遮光部31、
第1切欠き部32、第2切欠き部33、第1シャッター
34、第2シャッター35も一体的にQ方向に回転す
る。この回転は、ターンテーブル8が180度回転する
まで続く。ターンテーブル8が180度回転したときの
状態が図19である。
【0058】図18の状態から図19の状態まで、スイ
ッチギアユニット30は約3.6回転するが、第1切欠
き部32および第2切欠き部33がともに露出していな
いため、第1光スイッチ39および第2光スイッチ40
が切欠き部を検知することはない。図19の状態になっ
たとき、ターンテーブル8は第2位置に達し、ストッパ
軸36が第2ストッパ38に当接することで、ターンテ
ーブル8の回転が停止する。ここからさらにモータ11
の出力軸54がP方向に回転し、この動力により入力ギ
ア14がQ方向に回転する。出力ギア15はターンテー
ブル8が停止したために回転できないので、スイッチギ
アユニット30は基準位相から位相がずれ、チャージさ
れる。これはすなわち、図19の状態から、第1シャッ
ター34および第2シャッター35がQ方向に回転する
ということである。このために第1切欠き部32および
第2切欠き部33が露出する。この状態を表したのが図
20である。このとき第2光スイッチ40が図に示す位
置にあり、第2切欠き部33を検知する。以上が検知動
作である。
【0059】以上のようにしてカセットチェンジャー1
は、回転後のターンテーブルの停止位置を保つことが可
能となる。また、スイッチギアユニット30が基準位相
からずれたときのみ検知できる機構のため、ターンテー
ブル8が第1位置から第2位置に回転するまでに、スイ
ッチギアユニット30が1回転以上回転しても停止位置
の検知が可能となる。よって各ギアの設計時に、ギア比
等の設計の自由度を高くすることが可能となる。この設
計の自由度が高いことを生かし、カセットチェンジャー
1では、ターンテーブル8とスイッチギアユニット30
との減速比を大きくしてある。減速比を大きくとること
により、ターンテーブル8が停止位置を保つための所定
の付勢力を得るのに、付勢ばね16の付勢力を減速比分
だけ小さくすることが可能となり、付勢ばね16やそれ
を支える部材を小型化できるという利点も有する。
【0060】なお、本実施の形態においては入力ギア1
4に第1シャッター34および第2シャッター35を設
け、出力ギア15に第1切欠き部32および第2切欠き
部33を設ける構成としたが、逆に出力ギアにシャッタ
ーを設け、入力ギアに切欠き部を設ける構成としても良
い。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によるカセットチ
ェンジャーによれば、前方のストッカに収納さているカ
セットが、規定の収納位置より突出していても、押し込
み部材がカセットを押し込み、運搬装置とカセットが干
渉するなどの動作不良を防止することが可能となる。ま
た、押し込み部材を運搬装置上に設けたカム面とするこ
とで、特に新たな駆動機構を設けることなく、運搬装置
の移動動作によって、突出したカセットの押し込み動作
を行うことができ、機構の簡素化を図ることができる。
さらに、押し込み部材をカム面と、カム面から突出した
弾性ローラで構成することで、押し込んだカセットの前
を運搬装置が再び通過するときの騒音を抑えることが可
能となる。また、本発明によるカセットチェンジャーに
よれば、回転ユニットが回転しているときは回転の妨げ
とならない位置にあり、回転していないときはカセット
の突出を防止する位置にあるカセット押さえを設けるこ
とにより、後方のストッカに収納されているカセットが
規定の収納位置より突出するのを防止し、回転ユニット
が回転するときに、カセットと、外装等ほかの部品とが
干渉して起こる動作不良を防止することが可能となる。
さらに、カセット押えの移動時の動力を回転ユニットか
ら得ることで、新たな駆動機構を設けることなく、機構
を簡素化することができる。
【0062】また、本発明によるカセットチェンジャー
によれば、スイッチギアユニットを設けた構成とするこ
とにより、回転ユニットの停止精度を保つことが可能と
なる。さらにスイッチギアユニットの基準位相がずれた
ときのみ検知す構成としたため、ギア列の設計自由度を
高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカセットチェンジ
ャーの主要部を示す側面図
【図2】同カセットチェンジャーの主要部を示す平面図
【図3】同回転ユニットの外観を示す斜視図
【図4】同カセット押えの外観を示す斜視図
【図5】同押し込み部材の構成を示す側面断面図
【図6】同回転駆動機構主要部を示す平面図
【図7】同スイッチギアユニットの外観を示す斜視図
【図8】同入力ギアと出力ギアを分解した状態を示す斜
視図
【図9】同入力ギアと出力ギアを分解した状態を示す斜
視図
【図10】同スイッチギアユニットと第1光スイッチお
よび第2光スイッチの位置関係を示す平面図
【図11】同スイッチギアユニットと第1光スイッチお
よび第2光スイッチの位置関係を示す側面図
【図12】同押し込み部材がカセットを押し込む直前を
示す側面図
【図13】同押し込み部材がカセットを押し込む直後を
示す側面図
【図14】同第1位置にあるときの回転ユニットと、カ
セット押えを示す平面図
【図15】同第1位置と第2位置の途中の位置にあると
きの回転ユニットと、カセット押えを示す平面図
【図16】同第2位置にあるときの回転ユニットと、カ
セット押えを示す平面図
【図17】同回転ユニットが第1位置にあり、スイッチ
ギアユニットがチャージされている状態での、光スイッ
チと切欠き部およびシャッターの位置関係を示す平面図
【図18】同回転ユニットが第1位置にあり、スイッチ
ギアユニットがチャージされていない状態での、光スイ
ッチと切欠き部およびシャッターの位置関係を示す平面
【図19】同回転ユニットが第2位置にあり、スイッチ
ギアユニットがチャージされていない状態での、光スイ
ッチと切欠き部およびシャッターの位置関係を示す平面
【図20】同回転ユニットが第2位置にあり、スイッチ
ギアユニットがチャージされている状態での、光スイッ
チと切欠き部およびシャッターの位置関係を示す平面図
【図21】従来のカセットチェンジャーの主要部を示す
側面図
【図22】同カセットチェンジャーの主要部を示す平面
【図23】同回転駆動機構部を示す斜視図
【符号の説明】
2 カセット 3 第1ストッカ 4 第2ストッカ 5 運搬装置 52 押し込み部材 41 記録再生装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカセットを隔置して収納するスト
    ッカと、 前記カセットに信号を記録または再生する記録再生装置
    と、 前記ストッカに収納される前記カセットの隔置方向に沿
    って移動可能で、かつ前記ストッカと前記記録再生装置
    との間で前記カセットを移動させる運搬装置と、 前記運搬装置が前記ストッカに収納される前記カセット
    の隔置方向に沿って移動することにより、前記ストッカ
    から突出した前記カセットを前記運搬装置の移動の妨げ
    とならない位置に押し込む押し込み部材とを具備したカ
    セットチェンジャー。
  2. 【請求項2】 押し込み部材は、運搬装置と一体的に設
    けられかつストッカに収納されるカセットの隔置方向に
    対して傾斜したカム面で構成されることを特徴とする請
    求項1記載のカセットチェンジャー。
  3. 【請求項3】 押し込み部材は、運搬装置と一体的に設
    けられかつストッカに収納されるカセットの隔置方向に
    対して傾斜したカム面と、 このカム面から前記ストッカに近づく方向に規定の量だ
    け突出し、回転可能に保持された弾性ローラとで構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載のカセットチェンジ
    ャー。
  4. 【請求項4】 複数のカセットを隔置して収納するスト
    ッカと、 回転軸周りに回転自在であり、複数の前記ストッカを配
    置したターンテーブルと、 前記ターンテーブルを所定の位相に回転させる回転装置
    と、 前記ストッカが回転しているとき、その回転の妨げにな
    らない位置にあり、前記ストッカが停止しているとき、
    前記カセットが前記ストッカから突出するのを防止する
    位置に移動するカセット突出防止手段と、 前記カセットに信号を記録または再生する記録再生装置
    と、 前記ストッカと前記記録再生装置との間で前記カセット
    を移動させる運搬装置とを具備したカセットチェンジャ
    ー。
  5. 【請求項5】 カセット突出防止手段は、ターンテーブ
    ルの回転運動を動力源として移動することを特徴とした
    請求項4記載のカセットチェンジャー。
  6. 【請求項6】 モータからの動力で、ギア軸周りに回転
    可能な入力ギアと、 前記ギア軸周りに回転自在に保持された出力ギアと、 前記出力ギアと一体で形成された切欠き部と、 前記入力ギアと一体で形成され、前記切欠き部を覆い隠
    すことが可能なシャッターと、 前記切欠き部を前記シャッターが覆い隠す位相を保つよ
    うに、前記入力ギアと前記出力ギアとを付勢する付勢手
    段と、 前記モータからの動力による前記入力ギアの回転時、前
    記付勢手段の働きにより前記入力ギアと一体となって回
    転する前記出力ギアを動力源として回転可能なターンテ
    ーブルと、 前記ターンテーブルが所定の位相にあるとき、前記ター
    ンテーブルの回転を防止するストッパと、 前記ストッパの働きによって前記ターンテーブルが停止
    したとき、この停止に伴なって回転を停止する前記出力
    ギアに対し、前記モータからの動力で回転を続ける前記
    入力ギアが、前記付勢手段に対抗して相対的に回転する
    ことで、前記シャッターが前記切欠き部に対して相対的
    に移動して露出する前記切欠き部を検知する検知手段
    と、 前記ターンテーブルと一体的に設けられ、複数のカセッ
    ト収納するストッカと、 前記カセットに信号を記録または再生する記録再生装置
    と、 前記ストッカと前記記録再生装置との間で前記カセット
    を移動させる運搬装置とを具備したカセットチェンジャ
    ー。
JP10258282A 1998-01-09 1998-09-11 カセットチェンジャー Pending JP2000090525A (ja)

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EP98961652A EP1047059A4 (en) 1998-01-09 1998-12-28 CASSETTE CHANGER
US09/582,787 US6574063B1 (en) 1998-01-09 1998-12-28 Cassette changer
CN98812902.7A CN1125451C (zh) 1998-01-09 1998-12-28 盒式磁带更换器
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080440A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Mitsumi Electric Co Ltd テープカートリッジオートローダー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007080440A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Mitsumi Electric Co Ltd テープカートリッジオートローダー

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