JP2000089933A - 符号生成器 - Google Patents

符号生成器

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JP2000089933A JP26161098A JP26161098A JP2000089933A JP 2000089933 A JP2000089933 A JP 2000089933A JP 26161098 A JP26161098 A JP 26161098A JP 26161098 A JP26161098 A JP 26161098A JP 2000089933 A JP2000089933 A JP 2000089933A
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孝之 青野
Takafumi Ito
隆文 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模な回路で任意の直交符号を生成可能な
符号生成器を提供する。 【解決手段】 符号生成器1は、正論理/負論理を出力
選択用の信号S1 に応じて出力する選択回路3-1と、そ
の選択回路3-1の次段に直列に接続され、入力信号を出
力する非反転出力動作と入力信号の論理を反転させて出
力する反転出力動作とが出力選択用の各信号S2 〜Sn
に応じて切り替えられるn−1個の選択回路3-2〜3-n
と、2つの入力信号の論理積信号を上記各選択回路3-1
〜3-nへ上記出力選択用の信号S1 〜Sn として出力す
るn個のアンドゲート13-1〜13-nと、2n 進カウン
タ15とを備え、カウンタ15のnビット出力の各ビッ
トb1 〜bn が、各アンドゲート13-1〜13-nの一方
の入力端子に供給されている。このため、各アンドゲー
ト13-1〜13-nの他方の入力端子に二値信号m1 〜m
n を適宜供給すれば、最終段の選択回路3-nから所望の
直交符号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交符号を生成す
るための符号生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】直交符号は、デジタル情報の暗号化やス
ペクトラム拡散通信における拡散符号など、広い分野で
利用されている。特に、この種の直交符号として有名な
のが、2k ×2k のアダマール行列Hk の行ベクトルと
して定義される符号であり、こうしたアダマール行列H
k から導かれる直交符号は、疑似ランダム符号などの雑
音源としても利用されている。
【0003】尚、アダマール行列HK の一般式は、文献
「スペクトル拡散通信システム:科学技術出版社・横山
光雄著」等に記載されているように、下記の式1で表さ
れる。
【0004】
【数1】
【0005】従って、1番目の階層の行列H1 を下記の
式2とすると、2番目の階層の行列H2 は式3のように
なり、3番目の階層の行列H3 は式4のようになる。そ
して、例えば式3において、行列H2 の各行が、符号長
が4(=22 )ビットの4つの直交符号C0 〜C3 とな
り、同様に、式4において、行列H3 の各行が、符号長
が8(=23 )ビットの8つの直交符号C0 〜C7 とな
る。尚、以下の説明において、このようなアダマール行
列の行ベクトルとして定義される直交符号を、アダマー
ル系の直交符号といい、また、k番目の階層の行列Hk
の各行である符号長が2k ビットで2k 個の直交符号
を、符号系列番号kの直交符号という。
【0006】
【数2】
【0007】
【数3】
【0008】
【数4】
【0009】ところで、従来より、この種の直交符号
は、その演算結果を予めROMなどのメモリに記憶させ
ておき、そのメモリから必要に応じて所望の符号を読み
出すことにより生成するようにしていた。例えば、アダ
マール系の直交符号うちで、6番目の階層の行列H6 か
ら導かれる符号系列番号k=6の直交符号の何れかを任
意に生成するためには、64(=26 )×64ビットの
データを記憶可能なメモリを用意すると共に、そのメモ
リの0から63までの符号番号に対応する各アドレス
に、予め式1の行列式に基づき演算した64個の直交符
号C0 〜C63を夫々記憶させておき、そのメモリから必
要に応じて任意の直交符号を読み出すこととなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】よって、従来の技術で
は、例えば、10番目の階層の行列H10から導かれる符
号系列番号10の直交符号のように、符号長が非常に長
い符号を生成する場合には、1024(=210)×10
24ビットのデータを記憶可能な大きなメモリが必要と
なる。
【0011】また、5番目の階層の行列H5 や6番目の
階層の行列H6 といった具合に、異なる階層の行列から
夫々導かれる任意の符号長の直交符号を生成する場合に
は、各階層の行列に基づく演算結果を予め別々のメモリ
に記憶しておく必要があり、更に多くのメモリが必要と
なる。
【0012】このように、従来の技術では、符号長が非
常に長い直交符号を生成する場合や、任意の符号長の直
交符号を生成する場合に、非常に多くのメモリが必要と
なってしまう。本発明は、こうした問題に鑑みなされた
ものであり、メモリを必要とせず小規模な回路構成によ
って任意の直交符号を生成することのできる符号生成器
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた本発明の符号生成器は、正
論理を表す二値信号と負論理を表す二値信号とを、外部
から与えられる出力選択用二値信号に応じて択一的に出
力する第1の選択回路と、その第1の選択回路の次段に
直列に接続され、入力される二値信号をそのまま出力す
る非反転出力動作と前記入力される二値信号の論理を反
転させて出力する反転出力動作とが、外部から与えられ
る出力選択用二値信号に応じて切り替えられるn−1個
の第2の選択回路と、第1入力端子及び第2入力端子を
有すると共に、前記第1の選択回路及び前記n−1個の
第2の選択回路からなるn個の選択回路の各々に対応し
て設けられたn個の論理回路とを備えている。
【0014】そして、n個の各論理回路は、第1入力端
子に入力される出力許可用二値信号が出力許可を表す方
の論理である場合に、第2入力端子に入力される二値信
号を自己に対応する選択回路へ前記出力選択用二値信号
として出力し、逆に、第1入力端子に入力される前記出
力許可用二値信号が出力禁止を表す方の論理である場合
には、第2入力端子に入力される二値信号に拘わらず、
自己に対応する選択回路へ出力する前記出力選択用二値
信号の論理を予め定められた一方の論理に保持する。
【0015】そして更に、本発明の符号生成器では、信
号出力手段が、前記n個の各論理回路の第2入力端子へ
周期的に論理が反転する二値信号を出力するのである
が、この信号出力手段は、n個の選択回路のうちで1段
目(即ち、第1の選択回路)から数えてx段目(但し、
xは1からnまでの各々の整数)の選択回路に対応する
論理回路の第2入力端子へは、クロックに同期し且つそ
のクロックの周期の2x- 1 倍の時間毎に論理が反転する
二値信号を出力する。
【0016】このような本発明の符号生成器において、
例えば、符号長が8(=23 )ビットの直交符号を生成
する場合には、予め、第1の選択回路の次段に第2の選
択回路を2個以上直列に接続して、選択回路の総段数を
3段以上に設定しておく。そして、1段目の選択回路
(第1の選択回路)から数えて3段目よりも後段の選択
回路に夫々対応する各論理回路の第1入力端子へ、出力
禁止を表す論理の出力許可用二値信号を供給すると共
に、1段目から3段目までの選択回路に夫々対応する各
論理回路の第1入力端子へ、出力許可と出力禁止との何
れかを表す論理の出力許可用二値信号を適宜供給すれ
ば、最終段の選択回路から所望の符号を出力させること
ができる。
【0017】具体例を挙げると、例えば、1段目の選択
回路に対応する論理回路の第1入力端子のみに、出力許
可を表す論理の出力許可用二値信号を供給すれば、信号
出力手段から各論理回路の第2入力端子へ夫々出力され
る二値信号のうちで、クロックの1周期毎に論理が反転
する二値信号(つまり、信号出力手段から1段目の選択
回路に対応する論理回路の第2入力端子へ出力される二
値信号であって、クロックの周期の21-1 倍の時間毎に
論理が反転する二値信号)が、1段目の選択回路に出力
選択用二値信号として与えられることとなる。よって、
最終段の選択回路からは、クロックの1周期毎に論理が
反転する信号が出力され、この結果、最終段の選択回路
からは、式4の符号C1 のように、1ビット毎に論理が
反転する8ビットの符号が繰り返し出力されることとな
る。
【0018】また、2段目の選択回路に対応する論理回
路の第1入力端子のみに、出力許可を表す論理の出力許
可用二値信号を供給すれば、信号出力手段から各論理回
路の第2入力端子へ夫々出力される二値信号のうちで、
クロックの2周期毎に論理が反転する二値信号(つま
り、信号出力手段から2段目の選択回路に対応する論理
回路の第2入力端子へ出力される二値信号であって、ク
ロックの周期の22-1 倍の時間毎に論理が反転する二値
信号)が、2段目の選択回路に出力選択用二値信号とし
て与えられることとなる。よって、最終段の選択回路か
らは、クロックの2周期毎に論理が反転する信号が出力
され、この結果、最終段の選択回路からは、式4の符号
C2 のように、2ビット毎に論理が反転する8ビットの
符号が繰り返し出力されることとなる。
【0019】また更に、1段目の選択回路と2段目の選
択回路とに夫々対応する論理回路の第1入力端子に、出
力許可を表す論理の出力許可用二値信号を供給すれば、
信号出力手段から各論理回路の第2入力端子へ夫々出力
される二値信号のうちで、クロックの1周期毎に論理が
反転する二値信号が1段目の選択回路に出力選択用二値
信号として与えられると共に、クロックの2周期毎に論
理が反転する二値信号が2段目の選択回路に出力選択用
二値信号として与えられることとなる。よって、最終段
の選択回路からは、クロックの1周期毎に論理が反転す
る信号を更にクロックの2周期毎に論理反転させた信号
が出力され、この結果、最終段の選択回路からは、式4
の符号C3 のように、1ビット毎に論理が反転する符号
を更に2ビット毎に論理反転させた8ビットの符号が繰
り返し出力されることとなる。
【0020】一方また、2段目の選択回路と3段目の選
択回路とに夫々対応する論理回路の第1入力端子に、出
力許可を表す論理の出力許可用二値信号を供給すれば、
信号出力手段から各論理回路の第2入力端子へ夫々出力
される二値信号のうちで、クロックの2周期毎に論理が
反転する二値信号が2段目の選択回路に出力選択用二値
信号として与えられると共に、クロックの4周期毎に論
理が反転する二値信号(つまり、信号出力手段から3段
目の選択回路に対応する論理回路の第2入力端子へ出力
される二値信号であって、クロックの周期の23-1 倍の
時間毎に論理が反転する二値信号)が3段目の選択回路
に出力選択用二値信号として与えられることとなる。よ
って、最終段の選択回路からは、クロックの2周期毎に
論理が反転する信号を更にクロックの4周期毎に論理反
転させた信号が出力され、この結果、最終段の選択回路
からは、式4の符号C6 のように、2ビット毎に論理が
反転する符号を更に4ビット毎に論理反転させた8ビッ
トの符号が繰り返し出力されることとなる。
【0021】そして、このようにして、1段目から3段
目までの選択回路に対応する各論理回路の第1入力端子
へ供給する出力許可用二値信号の論理を変えることによ
り、8ビットの符号を8(=23 )種類生成できるが、
その8種類の符号は、そのうちの任意の2つが直交して
いる直交符号となる。
【0022】このように、本発明の符号生成器によれ
ば、生成すべき符号に応じて、各論理回路の第1入力端
子へ、出力許可と出力禁止との何れかを表す論理の出力
許可用二値信号を供給することにより、n個の選択回路
のうちの最終段の選択回路から、所望の符号長を有する
所望の直交符号を出力させることができる。そして、例
えば符号長が1024(=210)ビットといった長い直
交符号であっても、選択回路を少なくとも10段直列に
接続しておくことにより、その1024ビットの直交符
号のうちの任意の符号を生成することができ、しかも、
選択回路を10段直列に接続した場合には、1024ビ
ット以下の任意の符号長の直交符号を生成することがで
きる。よって、本発明の符号生成器によれば、メモリを
必要とせず、小規模な回路構成によって任意の直交符号
が生成可能となる。
【0023】ところで、信号出力手段としては、請求項
2に記載のように、クロックに同期して0から2n−1
までを繰り返しカウントし、そのカウント値を表すnビ
ットの出力信号の各ビットを、前記各論理回路の第2入
力端子へ、1段目の選択回路に対応する論理回路からの
順に供給する2n 進カウンタを用いることができる。そ
して、このような2n 進カウンタを用いれば、信号出力
手段を簡単に構成することができ、延いては、当該符号
生成器の回路構成が簡単になる。
【0024】また、第2の選択回路は、請求項3に記載
のように、入力される二値信号の論理を反転させるイン
バータと、前記入力される二値信号と前記インバータの
出力との何れか一方を出力選択用二値信号に応じて択一
的に出力するセレクタとから構成することができる。そ
して、この構成によれば、セレクタが、入力される二値
信号の方を選択して出力する場合に、非反転出力動作が
実現され、セレクタが、インバータの出力の方を選択し
て出力した場合に、反転出力動作が実現される。
【0025】一方、第1の選択回路としては、例えば、
請求項3に記載の第2の選択回路と同じ構成の回路を用
いることができる。つまり、請求項3に記載の第2の選
択回路と同じ構成の回路を1段目に配置すると共に、そ
の回路に予め正論理或いは負論理を表す二値信号を入力
しておくことにより、第1の選択回路の動作を実現する
ことができる。しかし、この場合には、インバータが必
要となる。
【0026】そこで、第1の選択回路として、請求項4
に記載のように、2つの入力端子のうちの一方の入力端
子が正論理を表す第1の電圧に接続されると共に、他方
の入力端子が負論理を表す第2の電圧に接続され、前記
第1の電圧と前記第2の電圧との何れか一方を出力選択
用二値信号に応じて択一的に出力する切替回路を用いれ
ば、インバータが不要となり回路構成が簡単になる。つ
まり、請求項3に記載の第2の選択回路に備えられたセ
レクタと同様の切替回路のみで、第1の選択回路を構成
することができる。
【0027】また、論理回路として、請求項6に記載の
ように、第1入力端子と第2入力端子とに夫々入力され
る両信号の論理積信号を、出力選択用二値信号として出
力する論理積回路(アンドゲート)を用いれば、回路構
成が非常に簡単になる。尚、論理回路として論理積回路
を用いた場合、出力許可用二値信号の論理としては、論
理“1”(ハイレベル)が出力許可を表す方の論理とな
り、論理“0”(ロウレベル)が出力禁止を表す方の論
理となる。つまり、論理回路としての論理積回路は、第
1入力端子に入力される出力許可用二値信号が論理
“1”である場合に、第2入力端子に入力される二値信
号を自己に対応する選択回路へそのまま出力選択用二値
信号として出力し、逆に、出力許可用二値信号が論理
“0”である場合には、自己に対応する選択回路へ出力
する出力選択用二値信号の論理を論理“0”に保持する
こととなる。
【0028】次に、請求項5に記載の符号生成器では、
演算回路を追加して備えており、その演算回路は、生成
すべき符号のビット数を特定する第1情報と、前記生成
すべき符号におけるビットの並びを特定する第2情報と
を入力して、その第1情報と第2情報とに基づき、前記
各論理回路の第1入力端子へ出力許可用二値信号を供給
する。そして、このような符号生成器によれば、演算回
路へ前記第1情報と第2情報とを入力するだけで、所望
の符号長(ビット数)の所望の直交符号を出力すること
ができる。
【0029】特に、論理回路として論理積回路を用いた
場合、演算回路は請求項7に記載の如く構成することが
できる。即ち、演算回路は、前記第1情報として、生成
すべき符号のビット数を2k(但し、kは1からnまで
の整数)で表した場合の整数kを入力すると共に、前記
第2情報として、0から2k −1までの何れかの整数で
ある符号番号を入力し、更に、前記符号番号から予め定
められた規則に基づきkビットのデータを生成すると共
に、そのkビットのデータの上位ビット側に全ビットが
0であるn−kビットのデータを連結することにより、
生成すべき符号に対応したnビットのデジタルデータを
発生させ、そのnビットのデジタルデータの各ビット
を、前記各論理回路の第1入力端子へ、前記1段目の選
択回路に対応する論理回路からの順に供給するよう構成
することができる。
【0030】尚、演算回路は、入力した符号番号を表す
データを、上記kビットのデータとして生成するように
構成することができる。また例えば、演算回路は、入力
した符号番号を表すデータの上位ビットと下位ビットを
反対に並べたデータを、上記kビットのデータとして生
成するように構成することもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を用いて説明する。まず図1は、第1実施形態
の符号生成器1の構成を表す回路図である。図1に示す
ように、本第1実施形態の符号生成器1は、正論理
“1”を表す二値信号(本実施形態ではハイレベルとし
ての5Vの信号)と負論理“0”を表す二値信号(本実
施形態ではロウレベルとしての0Vの信号)とを、外部
から与えられる出力選択用二値信号S1 に応じて択一的
に出力する第1の選択回路3-1と、その第1の選択回路
3-1の次段に直列に接続され、入力される二値信号をそ
のまま出力する非反転出力動作と前記入力される二値信
号の論理を反転させて出力する反転出力動作とが、外部
から与えられる出力選択用二値信号S2 〜Sn に応じて
切り替えられるn−1個の第2の選択回路3-2〜3-nと
からなる符号出力回路5を備えている。
【0032】尚、第2の選択回路3-2〜3-nの数は適宜
決定すれば良いが、例えば第2の選択回路3-2〜3-nの
数を9個とすると、上記nは10となり、符号出力回路
5は、第1の選択回路3-1と9個の第2の選択回路3-2
〜3-10 とからなる10個の選択回路3-1〜3-10 によ
って構成されることとなる。
【0033】ここで、第1の選択回路3-1は、2つの入
力端子のうちの一方の入力端子が正論理“1”を表す5
Vの電源電圧(第1の電圧に相当)に接続されると共
に、他方の入力端子が負論理“0”を表す0Vの接地電
位(第2の電圧に相当)に接続され、正論理“1”を表
す5Vと負論理“0”を表す0Vとの何れか一方を、上
記出力選択用二値信号S1 に応じて択一的に出力するセ
レクタ(切替回路に相当)7から構成されている。そし
て、本実施形態において、セレクタ7は、上記出力選択
用二値信号S1 が論理“0”(ロウレベル)の場合に5
Vの方を選択して出力端子から出力し、逆に、上記出力
選択用二値信号S1 が論理“1”(ハイレベル)の場合
に0Vの方を選択して出力端子から出力する。
【0034】また、第2の選択回路3-2〜3-nの各々
は、入力される二値信号の論理を反転させるインバータ
9と、インバータ9に入力される二値信号とインバータ
9の出力との何れか一方を上記出力選択用二値信号S2
〜Sn に応じて択一的に出力するセレクタ11とから
構成されている。そして、本実施形態において、各第2
の選択回路3-2〜3-nでは、出力選択用二値信号S2 〜
Sn が論理“0”(ロウレベル)の場合に、セレクタ1
1がインバータ9に入力される二値信号の方を選択して
出力端子から出力することにより、非反転出力動作が実
現され、逆に、出力選択用二値信号S2 〜Sn が論理
“1”の場合に、セレクタ11がインバータ9の出力の
方を選択して出力端子から出力することにより、反転出
力動作が実現される。
【0035】尚、第1の選択回路3-1を成すセレクタ7
と、第2の選択回路3-2〜3-nを構成するセレクタ11
とはハードウエア的に同じものである。一方更に、本第
1実施形態の符号生成器1は、符号出力回路5を構成す
るn個の選択回路3-1〜3-nの各々に対応して設けら
れ、2つの入力端子に夫々入力される二値信号の論理積
信号を、自己に対応する選択回路3-1〜3-nへ上記出力
選択用二値信号S1 〜Sn として出力するn個のアンド
ゲート(本発明の論理回路に相当する論理積回路)13
-1〜13-nと、クロックに同期して0から2n−1まで
を繰り返しカウントし、そのカウント値を表すnビット
の出力信号の各ビットb1 〜bn を、上記各アンドゲー
ト13-1〜13-nの一方の入力端子(図1において右側
の入力端子であり、以下、第2入力端子という)へ、1
段目の選択回路3-1に対応するアンドゲート13-1から
の順に供給する信号出力手段としての2n 進カウンタ
(以下単に、カウンタという)15とを備えている。
【0036】このため、n個の選択回路3-1〜3-nのう
ちで1段目から数えてx段目(但し、xは1からnまで
の各々の整数)の選択回路3-xに対応するアンドゲート
13-xの第2入力端子へは、クロックに同期し且つその
クロックの周期の2x-1 倍の時間毎に論理が反転する二
値信号が上記カウンタ15から出力されることなる。
【0037】そして、本第1実施形態の符号生成器1
は、図示しないCPU等から出力される第1情報として
の符号系列番号kと第2情報としての符号番号cとのう
ちで、符号系列番号kの方を記憶する第1レジスタ17
及び上記符号番号cの方を記憶する第2レジスタ19
と、その両レジスタ17,19に記憶された符号系列番
号kと符号番号cとに基づきnビットのデジタルデータ
を発生させ、そのnビットのデジタルデータの各ビット
m1 〜mn を、各アンドゲート13-1〜13-nの2つの
入力端子のうちで上記第2入力端子とは異なる方の入力
端子(図1において左側の入力端子であり、以下、第1
入力端子という)へ、出力許可用二値信号として、1段
目の選択回路3-1に対応するアンドゲート13-1からの
順に供給する演算回路21とを備えている。
【0038】ここで、第1レジスタ17に記憶される符
号系列番号kは、1からnまでの任意の整数であり、当
該符号生成器1によって生成すべき符号のビット数を2
k で表した場合の整数kである。そして、この符号系列
番号kにより、当該符号生成器1で生成される符号のビ
ット数が特定される。
【0039】また、第2レジスタ19に記憶される符号
番号cは、0から2k −1までの何れかの整数であり、
符号長が2k ビットで2k 個の直交符号のうちで何れの
符号を生成すべきか(即ち、どの様なビットの並びの符
号を生成すべきか)を特定するための情報である。よっ
て、例えば符号系列番号kが3(k=3)である場合、
符号番号cとしては、0から7(=23 −1)までの何
れかの整数が設定可能である。
【0040】そして、演算回路21は、第1レジスタ1
7に記憶された符号系列番号kと第2レジスタ19に記
憶された符号番号cとを入力して、その符号番号cを表
すkビットのデータを生成すると共に、そのkビットの
データの上位ビット側に全ビットが“0”であるn−k
ビットのデータを連結することにより、当該符号生成器
1で生成すべき符号に対応したnビットのデジタルデー
タを発生させ、そのnビットのデジタルデータの各ビッ
トm1 〜mn を、各アンドゲート13-1〜13-nの上記
第1入力端子へ供給する。
【0041】次に、以上のように構成された符号生成器
1の作用について、具体例を挙げて説明する。尚、ここ
では、上記nが10である場合、即ち、符号出力回路5
が、第1の選択回路3-1と9個の第2の選択回路3-2〜
3-10 とからなる10個の選択回路3-1〜3-10 によっ
て構成されていると共に、10個のアンドゲート13-1
〜13-10 が設けられ、更に、カウンタ15が0から1
023までを繰り返しカウントする210進カウンタであ
るものとする。
【0042】例えば、符号長が8(=23 )ビットの任
意の直交符号を生成したい場合には、第1レジスタ17
に符号系列番号kとして3(k=3)を記憶させると共
に、第2レジスタ19に0から7までの任意の整数を符
号番号cとして記憶させれば良い。
【0043】ここで仮に、第2レジスタ19に記憶させ
た符号番号cが3(c=3)である場合には、演算回路
21から各アンドゲート13-1〜13-10 の第1入力端
子に出力されるnビット(この例ではn=10ビット)
のデジタルデータの各ビットm1 〜m10が、下位ビット
から順に、m1 =1,m2 =1,m3 =0,m4 〜m10
=0となり、その結果、各アンドゲート13-1〜13-1
0 のうちで、1段目の選択回路3-1と2段目の選択回路
3-2とに夫々対応するアンドゲート13-1,13-2の第
1入力端子にのみ、出力許可を表す論理“1”の信号が
入力され、それ以外のアンドゲート13-3〜13-10 の
第1入力端子には、出力禁止を表す論理“0”の信号が
入力されることとなる。
【0044】このため、カウンタ15から出力される1
0ビットの出力信号の各ビットb1〜b10のうちで、ク
ロックの1周期毎に論理が反転する1ビット目b1 がア
ンドゲート13-1を介し1段目の選択回路3-1(即ち、
セレクタ7)に出力選択用二値信号S1 として与えられ
ると共に、クロックの2周期毎に論理が反転する2ビッ
ト目b2 がアンドゲート13-2を介し2段目の選択回路
3-2(詳しくは、そのセレクタ11)に出力選択用二値
信号S2 として与えられる。そして、1段目と2段目以
外の各選択回路3-3〜3-10 には、アンドゲート13-3
〜13-10 の各々から、論理“0”に保持された出力選
択用二値信号S3 〜S10が与えられることとなる。
【0045】よって、この場合には、符号出力回路5に
おける最終段の選択回路3-10 から、クロックの1周期
毎に論理が反転する信号を更にクロックの2周期毎に論
理反転させた信号が出力され、その結果、最終段の選択
回路3-10 からは、式4に示したアダマール系の符号長
が8ビットで8個の直交符号C0 〜C7 のうちで、符号
番号3に対応した符号C3 である「10011001」
が繰り返し出力されることとなる。
【0046】また仮に、第2レジスタ19に記憶させた
符号番号cが6(c=6)である場合には、演算回路2
1から各アンドゲート13-1〜13-10 の第1入力端子
に出力される10ビットのデジタルデータの各ビットm
1 〜m10が、下位ビットから順に、m1 =0,m2 =
1,m3 =1,m4 〜m10=0となり、その結果、各ア
ンドゲート13-1〜13-10 のうちで、2段目の選択回
路3-2と3段目の選択回路3-3とに夫々対応するアンド
ゲート13-2,13-3の第1入力端子にのみ、出力許可
を表す論理“1”の信号が入力され、それ以外のアンド
ゲート13-1,13-4〜13-10 の第1入力端子には、
出力禁止を表す論理“0”の信号が入力されることとな
る。
【0047】このため、カウンタ15から出力される1
0ビットの出力信号の各ビットb1〜b10のうちで、ク
ロックの2周期毎に論理が反転する2ビット目b2がア
ンドゲート13-2を介し2段目の選択回路3-2に出力選
択用二値信号S2 として与えられると共に、クロックの
4周期毎に論理が反転する3ビット目b3 がアンドゲー
ト13-3を介し3段目の選択回路3-3に出力選択用二値
信号S3 として与えられる。そして、2段目と3段目以
外の各選択回路3-1,3-4〜3-10 には、アンドゲート
13-1,13-4〜13-10 の各々から、論理“0”に保
持された出力選択用二値信号S1 ,S4 〜S10が与えら
れることとなる。
【0048】よって、この場合には、符号出力回路5に
おける最終段の選択回路3-10 から、クロックの2周期
毎に論理が反転する信号を更にクロックの4周期毎に論
理反転させた信号が出力され、その結果、最終段の選択
回路3-10 からは、式4に示したアダマール系の符号長
が8ビットで8個の直交符号C0 〜C7 のうちで、符号
番号6に対応した符号C6 である「11000011」
が繰り返し出力されることとなる。
【0049】そして、同様の動作により、第2レジスタ
19に記憶させる符号番号cを1(c=1)にすれば、
式4に示したアダマール系の直交符号C0 〜C7 のうち
で、符号番号1に対応した符号C1 である「10101
010」が最終段の選択回路3-10 から繰り返し出力さ
れ、符号番号cを2(c=2)にすれば、式4に示した
直交符号C0 〜C7 のうちで、符号番号2に対応した符
号C2 である「11001100」が上記選択回路3-1
0 から繰り返し出力される。また、符号番号cを4(c
=4)にすれば、式4に示した直交符号C0 〜C7 のう
ちで、符号番号4に対応した符号C4 である「1111
0000」が上記選択回路3-10 から繰り返し出力さ
れ、符号番号cを5(c=5)にすれば、式4に示した
直交符号C0 〜C7 のうちで、符号番号5に対応した符
号C5 である「10100101」が上記選択回路3-1
0 から繰り返し出力される。また更に、符号番号cを7
(c=7)にすれば、式4に示した直交符号C0 〜C7
のうちで、符号番号7に対応した符号C7 である「10
010110」が上記選択回路3-10 から繰り返し出力
され、符号番号cを0(c=0)にすれば、式4に示し
た直交符号C0 〜C7のうちで、符号番号0に対応した
符号C0 である「11111111」が上記選択回路3
-10 から繰り返し出力される。
【0050】また例えば、符号長が4(=22 )ビット
の任意の直交符号を生成したい場合には、第1レジスタ
17に符号系列番号kとして2(k=2)を記憶させる
と共に、第2レジスタ19に0から3までの任意の整数
を符号番号cとして記憶させれば良い。そして、例えば
第2レジスタ19に記憶させる符号番号cを3(c=
3)にすれば、式3に示したアダマール系の符号長が4
ビットで4個の直交符号C0 〜C3 のうちで、符号番号
3に対応した符号C3 である「1001」が最終段の選
択回路3-10 から繰り返し出力されることとなる。
【0051】このように本第1実施形態の符号生成器1
によれば、演算回路21へ第1レジスタ17及び第2レ
ジスタ19を介して、符号系列番号kと符号番号cとを
入力するだけで、その符号系列番号kと符号番号cとに
対応したアダマール系の所望の符号長(ビット数)を有
する所望の直交符号を生成して出力することができる。
【0052】そして、例えば符号長が1024(=
10)ビットといった非常に長い直交符号であっても、
符号出力回路5を少なくとも10個の選択回路3-1〜3
-10 によって構成することにより(つまり、選択回路を
少なくとも10段直列に接続しておくことにより)、そ
の1024ビットの直交符号のうちの任意の符号を生成
することができ、しかも、その場合には、1024ビッ
ト以下の任意の符号長の直交符号を生成することができ
る。よって、本第1実施形態の符号生成器1によれば、
メモリを必要とせず、小規模な回路構成によって任意の
符号長の任意の直交符号を生成可能となる。
【0053】ところで、上記第1実施形態の符号生成器
1は、アダマール系の直交符号を生成して出力するもの
であったが、次に、アダマール系の直交符号以外の直交
符号を生成する第2実施形態の符号生成器について説明
する。まず図2は、第2実施形態の符号生成器23の構
成を表す回路図である。
【0054】図2に示すように、本第2実施形態の符号
生成器23は、前述した第1実施形態の符号生成器1と
比較して、演算回路25だけが異なっており、その他の
構成については同じである。そして、この第2実施形態
の符号生成器23に設けられた演算回路25は、第1レ
ジスタ17に記憶された符号系列番号kと第2レジスタ
19に記憶された符号番号cとを入力して、その符号番
号cを表すkビットのデータの上位ビットと下位ビット
を反対に並べたkビットのデータを生成すると共に、そ
のkビットのデータの上位ビット側に全ビットが“0”
であるn−kビットのデータを連結することにより、n
ビットのデジタルデータを発生させ、そのnビットのデ
ジタルデータの各ビットm1 〜mn を、各アンドゲート
13-1〜13-nの第1入力端子(図2において左側の入
力端子)へ供給する。
【0055】このため、本第2実施形態の符号生成器2
3において、例えば、第1レジスタ17に符号系列番号
kとして3(k=3)を記憶させた場合(即ち、符号長
が8ビットの直交符号を生成する場合)に、第2レジス
タ19に記憶させる符号番号cを3(c=3)にすれ
ば、演算回路25から各アンドゲート13-1〜13-nの
第1入力端子に出力されるnビットのデジタルデータの
各ビットm1 〜mn は、下位ビットから順に、m1 =
0,m2 =1,m3 =1,m4 〜mn =0となり、その
結果、最終段の選択回路3-nからは、符号番号c=3に
対応する符号C3 として、符号長が8ビットの「110
00011」が繰り返し出力されることとなる。つま
り、この場合には、第1実施形態の符号生成器1におい
て第1レジスタ17に符号系列番号kとして3(k=
3)を記憶させると共に、第2レジスタ19に符号番号
cとして6(c=6)を記憶させた場合と同じ符号(即
ち、式4の符号C6 )が、符号番号c=3に対応する符
号C3 として出力されることとなる。
【0056】そして同様に、本第2実施形態の符号生成
器23において、例えば、第1レジスタ17に符号系列
番号kとして3(k=3)を記憶させた場合に、第2レ
ジスタ19に記憶させる符号番号cを1(c=1)にす
れば、最終段の選択回路3-nからは、その符号番号c=
1に対応する符号C1 として、式4の符号C4 と同じ符
号(「11110000」)が繰り返し出力され、ま
た、符号番号cを4(c=4)にすれば、最終段の選択
回路3-nからは、その符号番号c=4に対応する符号C
4 として、式4の符号C1 と同じ符号(「101010
10」)が繰り返し出力されることとなる。また更に、
符号番号cを6(c=6)にすれば、最終段の選択回路
3-nからは、その符号番号c=6に対応する符号C6 と
して、式4の符号C3 と同じ符号(「1001100
1」)が繰り返し出力されることとなる。尚、第2レジ
スタ19に記憶させる符号番号cを0,2,5,7の何
れかにした場合には、第1実施形態の符号生成器1と同
じ符号が出力されることとなる。つまり、本第2実施形
態の符号生成器23において、例えば符号長が8ビット
の直交符号を生成する場合には、第2レジスタ19に記
憶させる符号番号cと最終段の選択回路3-nから出力さ
れる符号Ccとの対応関係が下記の式5のようになる。
【0057】
【数5】
【0058】そして、このような第2実施形態の符号生
成器23によっても、第1実施形態の符号生成器1と同
様に、メモリを必要とせず、小規模な回路構成によって
任意の符号長の任意の直交符号を生成することができ
る。以上、本発明の一実施形態について説明したが、本
発明は、前述した各実施形態に限定されるものではな
く、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0059】例えば、上記各実施形態の符号生成器1,
23において、図1及び図2に示した符号出力回路5の
代わりに、図3に示す符号出力回路27を用いても良
い。つまり、この符号出力回路27では、1段目の選択
回路(第1の選択回路)3-1として、他の選択回路(第
2の選択回路)3-2〜3-nと同じ構成のものを用い、そ
の1段目の選択回路3-1に予め正論理“1”に対応する
5Vの電源電圧を入力するようにしている。そして、こ
のようにすれば、全ての選択回路3-1〜3-nの構成を共
通化できるという面で有利である。但し、第1及び第2
実施形態の符号出力回路5のように、1段目の選択回路
3-1をセレクタ7だけで構成する方が、インバータ9を
1個削減できるという利点がある。
【0060】一方、上記第1及び第2実施形態の符号生
成器1,23において、1段目の選択回路(第1の選択
回路)3-1を成すセレクタ7の2つの入力端子が接続さ
れる電源電圧(5V)と接地電位(0V)とを逆にすれ
ば、式3〜式5に例示した各符号に対して“1”と
“0”とが反対になった符号を生成することができる。
そして、このことは、図3に示す符号出力回路27にお
いて、1段目の選択回路3-1に予め0Vを入力するよう
にした場合にも同様である。
【0061】また、上記第1及び第2実施形態の符号生
成器1,23において、1段目の選択回路3-1は、アン
ドゲート13-1からの出力選択用二値信号S1 が論理
“0”の場合に5Vの方を出力し、また、2段目以降の
各選択回路(第2に選択回路)3-2〜3-nは、アンドゲ
ート13-2〜13-nからの出力選択用二値信号S2 〜S
n が論理“0”の場合に非反転出力動作を行うように構
成されていたが、それら選択回路3-1〜3-nの動作を逆
に設定しても良い。
【0062】一方また、上記第1及び第2実施形態の符
号生成器1,23において、カウンタ15から各アンド
ゲート13-1〜13-nの第2入力端子へ出力される各ビ
ットb1 〜bn のうちの何れかの位相を、クロックの整
数倍だけずらすようにしても良い。そして、このように
すれば、生成される符号を第1及び第2実施形態の場合
とは異なったものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の符号生成器の構成を表す回路
図である。
【図2】 第2実施形態の符号生成器の構成を表す回路
図である。
【図3】 符号出力回路の変形例を表す回路図である。
【符号の説明】
1,23…符号生成器 3-1…第1の選択回路 3-2〜3-n…第2の選択回路 5,27…符号出力回
路 7,11…セレクタ 9…インバータ 13-1〜1
3-n…アンドゲート 15…カウンタ 17…第1レジスタ 19…第2
レジスタ 21,25…演算回路
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 隆文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 服部 敏弘 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 5B022 BA05 CA09 DA02 FA03 5K022 EE02 EE25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正論理を表す二値信号と負論理を表す二
    値信号とを、外部から与えられる出力選択用二値信号に
    応じて択一的に出力する第1の選択回路と、 該第1の選択回路の次段に直列に接続され、入力される
    二値信号をそのまま出力する非反転出力動作と前記入力
    される二値信号の論理を反転させて出力する反転出力動
    作とが、外部から与えられる出力選択用二値信号に応じ
    て切り替えられるn−1個の第2の選択回路と、 第1入力端子及び第2入力端子を有すると共に、前記第
    1の選択回路及び前記n−1個の第2の選択回路からな
    るn個の選択回路の各々に対応して設けられ、前記第1
    入力端子に入力される出力許可用二値信号が出力許可を
    表す方の論理である場合に、前記第2入力端子に入力さ
    れる二値信号を自己に対応する選択回路へ前記出力選択
    用二値信号として出力し、前記出力許可用二値信号が出
    力禁止を表す方の論理である場合には、前記第2入力端
    子に入力される二値信号に拘わらず、自己に対応する選
    択回路へ出力する前記出力選択用二値信号の論理を予め
    定められた一方の論理に保持するn個の論理回路と、 前記各論理回路の第2入力端子へ周期的に論理が反転す
    る二値信号を出力する手段であって、前記n個の選択回
    路のうちで1段目から数えてx段目(但し、xは1から
    nまでの各々の整数)の選択回路に対応する論理回路の
    第2入力端子へは、クロックに同期し且つ該クロックの
    周期の2x-1 倍の時間毎に論理が反転する二値信号を出
    力する信号出力手段とを備え、 生成すべき符号に応じて、前記各論理回路の第1入力端
    子へ、出力許可と出力禁止との何れかを表す論理の前記
    出力許可用二値信号を供給することにより、前記n個の
    選択回路のうちの最終段の選択回路から前記生成すべき
    符号を出力させるように構成されたこと、 を特徴とする符号生成器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の符号生成器において、 前記信号出力手段は、 前記クロックに同期して0から2n−1 までを繰り返し
    カウントし、そのカウント値を表すnビットの出力信号
    の各ビットを、前記各論理回路の第2入力端子へ、前記
    1段目の選択回路に対応する論理回路からの順に供給す
    る2n 進カウンタからなること、 を特徴とする符号生成器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の符号生成
    器において、 前記第2の選択回路は、 前記入力される二値信号の論理を反転させるインバータ
    と、 前記入力される二値信号と前記インバータの出力との何
    れか一方を前記出力選択用二値信号に応じて択一的に出
    力するセレクタとから構成されていること、 を特徴とする符号生成器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の符号生成器において、 前記第1の選択回路は、 2つの入力端子のうちの一方の入力端子が正論理を表す
    第1の電圧に接続されると共に、他方の入力端子が負論
    理を表す第2の電圧に接続され、前記第1の電圧と前記
    第2の電圧との何れか一方を前記出力選択用二値信号に
    応じて択一的に出力する切替回路であること、 を特徴とする符号生成器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の符号生成器において、 生成すべき符号のビット数を特定する第1情報と、前記
    生成すべき符号におけるビットの並びを特定する第2情
    報とを入力し、その第1情報と第2情報とに基づき、前
    記各論理回路の第1入力端子へ前記出力許可用二値信号
    を供給する演算回路を備えたこと、 を特徴とする符号生成器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れかに記載
    の符号生成器において、 前記論理回路は、 前記第1入力端子と前記第2入力端子とに夫々入力され
    る両信号の論理積信号を、前記出力選択用二値信号とし
    て出力する論理積回路であること、 を特徴とする符号生成器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の符号生成器において、 前記論理回路は、 前記第1入力端子と前記第2入力端子とに夫々入力され
    る両信号の論理積信号を、前記出力選択用二値信号とし
    て出力する論理積回路であり、 前記演算回路は、 前記第1情報として、生成すべき符号のビット数を2k
    (但し、kは1からnまでの整数)で表した場合の前記
    整数kを入力すると共に、前記第2情報として、0から
    k −1までの何れかの整数である符号番号を入力し、
    更に、前記符号番号から予め定められた規則に基づきk
    ビットのデータを生成すると共に、そのkビットのデー
    タの上位ビット側に全ビットが0であるn−kビットの
    データを連結することにより、生成すべき符号に対応し
    たnビットのデジタルデータを発生させ、そのnビット
    のデジタルデータの各ビットを、前記各論理回路の第1
    入力端子へ、前記1段目の選択回路に対応する論理回路
    からの順に供給するよう構成されていること、 を特徴とする符号生成器。
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