JP2000089721A - プラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法

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JP2000089721A JP25790798A JP25790798A JP2000089721A JP 2000089721 A JP2000089721 A JP 2000089721A JP 25790798 A JP25790798 A JP 25790798A JP 25790798 A JP25790798 A JP 25790798A JP 2000089721 A JP2000089721 A JP 2000089721A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示放電に寄与しない無駄な消費電力を削減
することができ、ピーク輝度を上げることができるプラ
ズマディスプレイパネル表示装置を提供する。 【解決手段】 表示ライン画像情報判定回路12は、画
像領域内における各表示ライン毎に、各サブフィールド
中の画像ビット信号の有無を判定する。画像ビット信号
が全くない表示ラインが少なくとも1ライン存在するサ
ブフィールドに対し、アドレス期間において、画像ビッ
ト信号が存在すると判定された表示ラインのみを連続的
に走査する。画像ビット信号がない表示ラインのアドレ
ス期間を画像ビット信号が存在する表示ラインの維持放
電期間に振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールド内時分
割駆動表示方法により中間調表示を行うプラズマディス
プレイパネル等の表示デバイスに対する表示装置及びそ
の駆動方法に係り、特に、表示画像に応じて維持放電パ
ルスの発光回数を変更することによりパルス制御するプ
ラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、動作状
態を点灯か非点灯の2値表示として使用する。そして、
画像表示用としての多階調表示を行うために、フィール
ド(16.6ms)内時分割駆動表示方法による視覚積
分効果を利用して中間調表示を実現させている。以下、
従来の技術として、フィールド内時分割駆動表示方法に
より中間調表示を行う3電極型のAC方式プラズマディ
スプレイパネル表示装置を例に挙げて説明をする。
【0003】図4は、一般的なAC方式プラズマディス
プレイパネル表示装置の一例を示すブロック図である。
図4において、フレームメモリ1には例えば8ビットの
デジタル信号に変換された画像信号(R,G,B信号)
が入力される。フレームメモリ1は2つのフィールドメ
モリで構成されており、1フィールド毎に書き込みと読
み出しが交互に切り替わる。なお、画像信号の信号形態
がR,G,B信号別々の3系統となっている場合には、
フレームメモリは3つ必要であり、R,G,B信号が複
合されて1系統となっている場合には、フレームメモリ
1は1つで構成される。
【0004】メモリ書き込み制御回路2は、フレームメ
モリ1に書き込み制御信号を入力して画像信号のフレー
ムメモリ1への書き込みを制御する。メモリ読み出し制
御回路3は、フレームメモリ1に読み出し制御信号を入
力してフレームメモリ1からのサブフィールド画像ビッ
ト信号の読み出しを制御する。
【0005】フレームメモリ1より読み出された表示デ
ータ信号であるサブフィールド画像ビット信号は、アド
レス電極駆動回路5に入力される。駆動パルス発生回路
4は、プラズマディスプレイパネル11を駆動するため
に、アドレス電極8,X電極9,Y電極10へ供給する
各種駆動パルスを発生する。即ち、駆動パルス発生回路
4は、アドレス電極駆動回路5にアドレス電極駆動パル
スを供給し、X電極駆動回路6にX電極駆動パルスを供
給し、Y電極駆動回路7にY電極駆動パルスを供給す
る。
【0006】図5は、図4に示すプラズマディスプレイ
パネル表示装置による表示動作を説明するための駆動波
形の一例を示す図である。図5には、A1〜Amなるア
ドレス電極8と、XなるX電極9と、Y1〜YnなるY
電極10に供給する駆動波形を示している。この図5に
示すように、1サブフィールドは、リセット期間,アド
レス期間,維持放電期間の3種類の期間によって構成さ
れている。なお、サブフィールドとはフィールドの一部
を構成するものであり、これについては後に詳述する。
【0007】まず、リセット期間においては、全画面一
括消去,全画面一括書き込み,全画面一括消去の3段階
の動作が順になされる。このように、リセット期間が3
段階の動作によって構成されている主な理由は、リセッ
ト期間の次のアドレス期間における表示書き込み放電を
安定化させるためと、駆動ドライバICの消費電力を抑
え、低いアドレス電圧で高速に表示書き込み放電させる
ためである。なお、リセット期間は、サブフィールド毎
に構成する場合とフィールドに1回ないし数回のみで構
成する場合とがある。
【0008】次に、アドレス期間においては、各サブフ
ィールドに割り当てられた表示データである画像ビット
情報を各ライン毎に順に書き込む動作を行う。アドレス
電極8では、表示ライン数にあたるn行分の画像ビット
情報を、Y1行から1行ずつシリアルデータとして順に
出力する。このとき、各アドレス電極A1〜Amでは、
表示させる放電セルのみにアドレスパルスを選択的に印
加する。
【0009】また、Y電極10には、アドレス電極8に
印加されるシリアルデータに対応して、Y電極10にお
ける電極Y1から電極Ynに向かって1行ずつ順番に、
アドレスパルスと同位相で、0Vの電圧にするスキャン
パルスが印加される。これにより、アドレス電極8にア
ドレスパルスが印加されると共に、Y電極10にスキャ
ンパルスが印加されている場合にのみ、画像ビット情報
が書き込まれる。
【0010】そして、維持放電期間では、Y電極10と
X電極9に放電を維持させるためのサステインパルスを
交互に印加する。このとき、アドレス電極8は0Vに固
定しているが、アドレス期間において画像ビット情報が
書き込まれた放電セルに残留している壁電荷とサステイ
ンパルスのみで再放電(維持放電)する。従って、維持
放電期間では、アドレス期間で画像ビット情報が書き込
まれた放電セルのみ、サステインパルスを印加した回数
だけ放電が持続する。
【0011】このように、AC方式プラズマディスプレ
イパネルには、セル自体に壁電荷を残留させて、パネル
にメモリ機能を持たせている。
【0012】図6は、図5に示す駆動方法でサブフィー
ルド分割による中間調表示をする場合の動作の一例を示
す図である。図6における縦軸Y1〜Ynは表示ライン
数を示しており、横軸は時間軸を表している。
【0013】図6では、256階調(8ビット)を得る
ために、1フィールド(16.6ms)を輝度の相対比
が異なる8個のサブフィールド(SF1〜SF8)に分
割し、画像ビット情報のLSB(最下位ビット)からM
SB(最上位ビット)まで順番にサブフィールドを構成
している。このように、1フィールドをM個のサブフィ
ールドに分割して、画像ビット情報に基づいたビットの
重み付けによる視覚的な積分効果を利用して、2のM乗
の階調をプラズマディスプレイパネル11に画像表現し
ている。
【0014】それぞれのサブフィールドは、上述のよう
に、リセット期間,アドレス期間,維持放電期間で構成
される。サブフィールド毎に維持放電期間の長さが異な
っているのは、ビットの重み付けに相当した維持パルス
(サステインパルス)数を印加しているためである。実
際に印加される維持パルス数は、LSBより、1,2,
4,…,128であり、発光輝度を稼ぐためにさらにそ
のN倍(Nは正の整数)のパルス数を印加する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プラズ
マディスプレイパネル表示装置の駆動方法は、1フィー
ルドを輝度の相対比が異なる複数のサブフィールドに分
割して画像信号の中間調表示を表現している。現状の駆
動条件では、入力画像信号が無信号のときや、特定のサ
ブフィールドまたは特定の表示ラインの入力画像ビット
情報が全くないとき等でも、各サブフィールドのアドレ
ス期間及び維持放電期間において、スキャンパルスやサ
ステインパルス等の駆動パルスを毎回必ず印加するた
め、駆動回路部で消費する表示放電に寄与しない無駄な
消費電力が発生してしまうという問題点があった。
【0016】また、1フィールド期間という時間的制約
から、維持放電期間長は固定であるため、全体的に暗い
画面や一部のみが明るい画面において、維持放電期間長
を増やしてピーク輝度を上げることができなかった。消
費電力の制約からも、ピーク輝度を上げることができな
かった。
【0017】一例として、図7に示すような、上下部が
黒帯となったような映像を表示する場合、その黒帯部分
でも駆動パルスを印加するので、無駄な消費電力が発生
することになる。この無駄な消費電力が発生するという
問題点は、1フィールド中に費やす維持放電回数を増や
せば増やすほど増大する。そのため、従来は、維持放電
回数をある程度制限し、所定の制限された輝度レベルと
なるように駆動しなければならなかった。
【0018】それゆえ、その制限された輝度レベルより
もピーク輝度を上げるのが困難であり、平均画像レベル
に応じて、予め定められた固定の維持放電期間長におい
て維持放電回数を下げることにより、ピーク輝度を可変
するに止まっているのが現状である。即ち、従来は、予
め制限された輝度レベルを下げる方向にしか輝度を可変
することができず、陰極線管に匹敵するような輝度で映
像を表示することができなかった。
【0019】以上の問題点は上述してきた方式の表示装
置に限らず、1フィールドを輝度の相対比が異なる複数
のサブフィールドに分割して画像信号の中間調表示を表
現するようにしたプラズマディスプレイパネル表示装置
では例外なく全ての場合に共通に、全く同様に存在す
る。さらに、上記問題点はプラズマディスプレイパネル
表示装置だけに限らず、フィールド内時分割駆動表示方
法による視覚積分効果を利用して中間調表示を実現させ
る表示デバイスにおいては、全く共通の問題点である。
【0020】本発明はこの問題点に鑑みなされたもので
あり、表示放電に寄与しない無駄な消費電力を削減する
ことができ、さらに、ピーク輝度を上げることができる
プラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)1フィールドを複
数のサブフィールドに分割して画像信号の中間調表示を
行うようにし、前記サブフィールドを少なくともアドレ
ス期間と維持放電期間とで構成し、前記維持放電期間に
おいて前記画像信号の中間調表示に必要な回数だけ前記
サブフィールド毎に重み付けして維持放電を行うよう制
御するプラズマディスプレイパネル表示装置において、
前記画像信号をサブフィールド毎の画像ビット信号とし
て貯蔵するメモリと、前記メモリへの前記画像信号の書
き込みを制御するメモリ書き込み制御回路と、前記メモ
リからの前記画像信号の読み出しを制御するメモリ読み
出し制御回路と、少なくとも前記プラズマディスプレイ
パネル表示装置で表示する画像領域内における各表示ラ
イン毎に、各サブフィールド中の画像ビット信号の有無
を判定する表示ライン画像情報判定回路とを設け、前記
画像ビット信号が全くない表示ラインが少なくとも1ラ
イン存在するサブフィールドに対し、前記アドレス期間
において、前記表示ライン画像情報判定回路によって画
像ビット信号が存在すると判定された表示ラインのみを
連続的に走査させて駆動するよう構成したことを特徴と
するプラズマディスプレイパネル表示装置を提供し、
(2)1フィールドを複数のサブフィールドに分割して
画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブフィー
ルドを少なくともアドレス期間と維持放電期間とで構成
し、前記維持放電期間において前記画像信号の中間調表
示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み付けし
て維持放電を行うように制御するプラズマディスプレイ
パネル表示装置の駆動方法において、少なくとも前記プ
ラズマディスプレイパネル表示装置で表示する画像領域
内における各表示ライン毎に、各サブフィールド中の画
像ビット信号の有無を判定し、前記画像ビット信号が全
くない表示ラインが少なくとも1ライン存在するサブフ
ィールドに対し、前記アドレス期間において、前記画像
ビット信号が存在する表示ラインのみを連続的に走査し
て駆動することを特徴とするプラズマディスプレイパネ
ル表示装置の駆動方法を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマディスプ
レイパネル表示装置及びその駆動方法について、添付図
面を参照して説明する。図1は本発明のプラズマディス
プレイパネル表示装置の一実施例を示すブロック図、図
2は本発明のサブフィールド分割によって中間調表示を
する場合の動作の一例を示す図、図3は本発明による表
示動作を説明するための駆動波形の一例を示す図であ
る。なお、図1において、図4と同一部分には同一符号
が付してある。
【0023】図1において、例えば8ビットのデジタル
信号に変換された画像信号(R,G,B信号)は、フレ
ームメモリ1に入力されると共に、表示ライン画像情報
判定回路12にも入力される。フレームメモリ1は2つ
のフィールドメモリで構成されており、1フィールド毎
に書き込みと読み出しが交互に切り替わる。なお、画像
信号の信号形態がR,G,B信号別々の3系統となって
いる場合には、フレームメモリは3つ必要であり、R,
G,B信号が複合されて1系統となっている場合には、
フレームメモリ1は1つで構成される。
【0024】メモリ書き込み制御回路2は、フレームメ
モリ1に書き込み制御信号を入力して画像信号のフレー
ムメモリ1への書き込みを制御する。メモリ読み出し制
御回路3は、フレームメモリ1に読み出し制御信号を入
力してフレームメモリ1からのサブフィールド画像ビッ
ト信号の読み出しを制御する。
【0025】フレームメモリ1より読み出された表示デ
ータ信号であるサブフィールド画像ビット信号は、アド
レス電極駆動回路5に入力される。駆動パルス発生回路
4は、プラズマディスプレイパネル11を駆動するため
に、アドレス電極8,X電極9,Y電極10へ供給する
各種駆動パルスを発生する。即ち、駆動パルス発生回路
4は、アドレス電極駆動回路5にアドレス電極駆動パル
スを供給し、X電極駆動回路6にX電極駆動パルスを供
給し、Y電極駆動回路7にY電極駆動パルスを供給す
る。
【0026】表示ライン画像情報判定回路12は、フレ
ームメモリ1に入力される画像信号を入力し、プラズマ
ディスプレイパネル11で表示する全ての有効画像領域
において、それぞれのサブフィールドで各ライン毎に、
画像ビット情報(画像ビット信号)があるかないかを判
定し、その表示ライン画像ビット情報をメモリ読み出し
制御回路3に入力すると共に、駆動パルス発生回路4及
び維持放電期間駆動パルス停止回路13に入力する。
【0027】メモリ読み出し制御回路3は、表示ライン
画像情報判定回路12によって表示ラインの画像ビット
情報がないと判定されたら、その表示ラインのサブフィ
ールド画像ビット信号を読み出すのではなく、そのタイ
ミングで、画像ビット情報が存在する一番近い次の表示
ラインのサブフィールド画像ビット信号を読み出すよ
う、フレームメモリ1を制御する。これと同時に、駆動
パルス発生回路4は、画像ビット情報がないと判定され
た表示ラインの駆動パルスではなく、画像ビット情報が
存在する一番近い次の表示ラインの駆動パルスを発生す
る。
【0028】また、維持放電期間駆動パルス停止回路1
3は、維持放電期間において、画像ビット情報がないと
判定された表示ラインには、維持放電期間に供給する駆
動パルスを停止するよう、駆動パルス発生回路4を制御
する。
【0029】このように、本発明の表示装置及び駆動方
法では、画像ビット情報が全くない表示ラインが少なく
とも1ライン以上存在するサブフィールドに対し、アド
レス期間におけるフレームメモリからの読み出しを、画
像ビット情報がない表示ラインを飛ばして画像ビット情
報が存在する表示ラインのみを連続的に読み出して駆動
する。
【0030】ここで、それぞれのサブフィールドにおい
て、画像ビット情報が存在する表示ラインのみを連続的
に読み出して表示する本発明による動作の一例を、図2
を用いて説明する。図2は、表示ライン画像情報判定回
路12により、プラズマディスプレイパネル11で表示
する全ての有効画像領域において、一例として図7のよ
う、画面の中央部のみに表示画像が存在する場合の中間
調表示動作の一例を示している。図2において、(a)
は比較のための従来の動作例であり、(b)は本発明に
よる動作例である。
【0031】図2(b)に示すように、画面の上下部に
画像ビット情報が全くない場合には、各サブフィールド
中のアドレス期間において、画像ビット情報が存在する
中央部のみ、データを連続して読み出すように走査し、
アドレスが終了した直後に維持放電期間に移行するよう
に駆動する。このようにすると、1フィールド中に割り
当てられていた総維持放電期間を、従来よりも、(上下
部のアドレス時間×サブフィールド数)だけ長く設定す
ることが可能となる。
【0032】ここでは便宜上、総維持放電期間をアドレ
ス期間よりも長く図示しているが、実際には、サブフィ
ールド数を8〜12に設定した場合には、アドレス期間
は総維持放電期間よりも格段に長くなる。そのため、画
像ビット情報が全くない部分のアドレス期間を画像ビッ
ト情報が存在する部分の総維持放電期間に振り分ける
と、画像ビット情報が存在する部分のピーク輝度を大き
く向上させることが可能となる。その結果、コントラス
トも向上させることができる。
【0033】本発明は、図7のように、画面の上下部が
黒帯となっている映像だけでなく、他の部分、例えば画
面の中央部が黒帯となっている映像であってもよい。ま
た、フィールドの所定期間で画像ビット情報が全くない
場合だけでなく、1つのサブフィールドにおける1つの
ラインで画像ビット情報が全くない場合にも効果的であ
る。画像ビット情報が全くない表示ラインが少なくとも
1ライン存在するサブフィールドに対し、アドレス期間
において、画像ビット情報が存在する表示ラインのみを
連続的に走査し、画像ビット情報が存在する表示ライン
の維持放電期間を長くし、維持パルス回数を多くするこ
とによって、ピーク輝度を上げることができる。
【0034】このように、表示ライン画像ビット情報を
各サブフィールド毎に判定し、画像内容によって、アド
レス期間と維持放電期間の長さを可変することにより、
ピーク輝度を極力上げるよう制御して、コントラストを
向上することも可能となる。
【0035】図3は、図2(b)に示す中間調表示動作
を行うための各電極に供給する駆動波形の一例を示して
いる。図3に示すように、アドレス期間は画像ビット情
報のある表示ラインしか必要としないため、Y電極10
に供給するスキャンパルスは、上下ラインに位置する電
極Y1やYnには印加されない。また、同時にアドレス
電極8に供給するアドレスパルスは、電極Y1やYnの
ラインのデータは飛び越すように制御して、表示を必要
とする中央部の表示データのみを連続的に読み出すよう
にする。これにより、アドレス期間を必要最小限とする
ことができる。
【0036】次に、維持放電期間では、図2(b)に示
すように維持パルス数を増加して駆動する。しかし、そ
のままパルス数を増やしていくと、駆動回路部で消費す
る表示放電に寄与しない無駄な消費電力が増大してしま
う。これを防ぐために、表示ライン画像情報判定回路1
2によって、画像ビット情報がないと判定された表示ラ
インには、図3のようにY電極10(Y1,Yn等)に
供給する維持パルスを停止するよう、維持放電期間駆動
パルス停止回路13によって制御する。これにより、駆
動回路部で消費する表示放電に寄与しない無駄な消費電
力を削減できる。
【0037】ところで、図3の例では、Y電極10に供
給する維持パルス自体の印加をなくすように構成してい
るが、表示放電に寄与しない無駄な消費電力を削減させ
ることが目的であるので、維持放電期間に印加する維持
パルスを減衰させるだけでも、その目的を達成すること
ができる。
【0038】さらに、表示放電に寄与しない無駄な消費
電力の削減は、維持放電期間駆動パルス停止回路13に
よって維持放電パルスを停止させることなく実現するこ
ともできる。即ち、表示ライン画像情報判定回路12よ
り出力される画像ビット情報をX電極駆動回路6やY電
極駆動回路7に入力し、X電極駆動回路6やY電極駆動
回路7において高圧パルスの電圧値を下げたり、あるい
は完全に0とすることによって、維持放電期間に発生す
る表示放電に寄与しない無駄な消費電力を減衰させるこ
とができる。これによって、本発明の目的を達成するこ
とができる。
【0039】なお、本実施例では、AC方式プラズマデ
ィスプレイパネル11を備えたプラズマディスプレイパ
ネル表示装置について説明したが、本発明の駆動方法
は、DC方式プラズマディスプレイパネルを備えたプラ
ズマディスプレイパネル表示装置を含め、表示放電(表
示書き込み放電及び維持放電)を時分割駆動するプラズ
マディスプレイパネル表示装置に対しては、全く同様に
適用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のプ
ラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法
は、少なくとも前記プラズマディスプレイパネル表示装
置で表示する画像領域内における各表示ライン毎に、各
サブフィールド中の画像ビット信号の有無を判定し、画
像ビット信号が全くない表示ラインが少なくとも1ライ
ン存在するサブフィールドに対し、アドレス期間におい
て、画像ビット信号が存在する表示ラインのみを連続的
に走査して駆動するよう構成したので、表示放電に寄与
しない無駄な消費電力を削減することができ、さらに、
画像に応じて、制限された所定の輝度レベルよりも適応
的にピーク輝度を上げることができる。また、コントラ
ストを向上させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明のサブフィールド分割によって中間調表
示をする場合の動作の一例を示す図である。
【図3】本発明による表示動作を説明するための駆動波
形の一例を示す図である。
【図4】従来のプラズマディスプレイパネル表示装置の
一例を示すブロック図である。
【図5】従来例による表示動作を説明するための駆動波
形の一例を示す図である。
【図6】従来例によるサブフィールド分割によって中間
調表示をする場合の動作の一例を示す図である。
【図7】画像ビット信号が全くない表示ラインを有する
画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 2 メモリ書き込み制御回路 3 メモリ読み出し制御回路 4 駆動パルス発生回路 5 アドレス電極駆動回路 6 X電極駆動回路 7 Y電極駆動回路 8 アドレス電極 9 X電極 10 Y電極 11 プラズマディスプレイパネル 12 表示ライン画像情報判定回路 13 維持放電期間駆動パルス停止回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フィールドを複数のサブフィールドに分
    割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
    フィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間と
    で構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中
    間調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み
    付けして維持放電を行うよう制御するプラズマディスプ
    レイパネル表示装置において、 前記画像信号をサブフィールド毎の画像ビット信号とし
    て貯蔵するメモリと、 前記メモリへの前記画像信号の書き込みを制御するメモ
    リ書き込み制御回路と、 前記メモリからの前記画像信号の読み出しを制御するメ
    モリ読み出し制御回路と、 少なくとも前記プラズマディスプレイパネル表示装置で
    表示する画像領域内における各表示ライン毎に、各サブ
    フィールド中の画像ビット信号の有無を判定する表示ラ
    イン画像情報判定回路とを設け、 前記画像ビット信号が全くない表示ラインが少なくとも
    1ライン存在するサブフィールドに対し、前記アドレス
    期間において、前記表示ライン画像情報判定回路によっ
    て画像ビット信号が存在すると判定された表示ラインの
    みを連続的に走査させて駆動するよう構成したことを特
    徴とするプラズマディスプレイパネル表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示ライン画像情報判定回路によっ
    て、前記画像ビット信号が全くない表示ラインが少なく
    とも1ライン存在すると判定されたサブフィールドにお
    いて、前記画像ビット信号が全くない表示ラインのアド
    レス期間を維持放電期間に振り分けることによってその
    サブフィールドの維持放電期間長を増大し、維持パルス
    印加回数を増加するよう構成したことを特徴とする請求
    項1記載のプラズマディスプレイパネル表示装置。
  3. 【請求項3】前記画像ビット信号が全くない表示ライン
    が少なくとも1ライン存在するサブフィールドにおい
    て、前記表示ライン画像情報判定回路によって画像ビッ
    ト信号が存在しないと判定された表示ラインに対して
    は、前記維持放電期間に供給する駆動パルスの少なくと
    も一部を減衰もしくは停止する維持放電期間駆動パルス
    停止回路をさらに備えて構成したことを特徴とする請求
    項1もしくは2のいずれかに記載のプラズマディスプレ
    イパネル表示装置。
  4. 【請求項4】1フィールドを複数のサブフィールドに分
    割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
    フィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間と
    で構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中
    間調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み
    付けして維持放電を行うように制御するプラズマディス
    プレイパネル表示装置の駆動方法において、 少なくとも前記プラズマディスプレイパネル表示装置で
    表示する画像領域内における各表示ライン毎に、各サブ
    フィールド中の画像ビット信号の有無を判定し、前記画
    像ビット信号が全くない表示ラインが少なくとも1ライ
    ン存在するサブフィールドに対し、前記アドレス期間に
    おいて、前記画像ビット信号が存在する表示ラインのみ
    を連続的に走査して駆動することを特徴とするプラズマ
    ディスプレイパネル表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】前記画像ビット信号が全くない表示ライン
    が少なくとも1ライン存在すると判定されたサブフィー
    ルドにおいて、前記画像ビット信号が全くない表示ライ
    ンのアドレス期間を維持放電期間に振り分けることによ
    ってそのサブフィールドの維持放電期間長を増大し、維
    持パルス印加回数を増加するよう制御することを特徴と
    する請求項4記載のプラズマディスプレイパネル表示装
    置の駆動方法。
  6. 【請求項6】前記画像ビット信号が全くない表示ライン
    が少なくとも1ライン存在するサブフィールドにおい
    て、前記画像ビット信号が存在しないと判定された表示
    ラインに対しては、前記維持放電期間に供給する駆動パ
    ルスの少なくとも一部を減衰もしくは停止させることを
    特徴とする請求項4もしくは5のいずれかに記載のプラ
    ズマディスプレイパネル表示装置の駆動方法。
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