JP2000089526A - 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体

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JP2000089526A
JP2000089526A JP10253919A JP25391998A JP2000089526A JP 2000089526 A JP2000089526 A JP 2000089526A JP 10253919 A JP10253919 A JP 10253919A JP 25391998 A JP25391998 A JP 25391998A JP 2000089526 A JP2000089526 A JP 2000089526A
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laser
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laser beams
image forming
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JP10253919A
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English (en)
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Kenichi Nakagawa
謙一 中川
Kazuo Suzuki
一生 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレーザー光により感光体表面上の複数
ラインを同時に走査して画像形成を行う電子写真方式の
画像形成装置において、複数のレーザー光の光量差に起
因する画像劣化を簡略かつコストエフェクティブな構成
で正確に防止する。 【解決手段】 半導体レーザー11a,11bを個別に
点灯させ(常にオン状態)、それぞれの場合の感光体の
表面電位を測定手段である表面電位センサ30、表面電
位検知回路31、A/D変換回路32により測定し、そ
の測定結果を基にCPU33は感光体の表面電位が目標
電位例えば220〜230Vとなるように各レーザーの
動作電流を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像を用いる
電子写真方式の画像形成装置、特に複数のレーザー光に
よる静電潜像形成時にレーザー出力制御もしくはレーザ
ーの変調信号のパルス幅変調を行う画像形成装置及びそ
の制御方法並びに記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンター等の電子写真技術を
用いたデジタル式の画像形成装置は、帯電装置により均
一に帯電された感光体表面の感光層に、原稿に対応する
光ビームを照射することにより静電潜像が形成される。
感光体表面を露光する光ビームは、レーザーダイオード
で発生した光を集光(コリメート)して得たものであ
り、高速回転するポリゴンミラーによって反射され、感
光体表面上を走査露光する。
【0003】その代表的な潜像書き込み方式は光ビーム
を感光層に当てるか当てないかによる2値記録方式であ
り、原稿画像信号に対して誤差拡散法,ディザ法などの
画像処理を施すことにより中間調を再現することができ
る。
【0004】また、感光層に照射する1ドットあたりの
レーザー駆動信号のパルス幅を画像濃度信号に応じて変
調制御するようにして、きめ細かく中間調を再現させる
パルス幅変調方式(以下、PWM方式と略す)もある。
【0005】このように形成された静電潜像に現像装置
でトナーを付着させることにより、感光体上の潜像が顕
像化され、転写装置によりそのトナー画像がシート材に
転写される。シート材に転写されたトナー画像は定着装
置で加熱・加圧定着される。
【0006】さらに、画像形成装置の高速化に伴い、2
本の光ビームを同時に出射することが可能なツインビー
ムレーザーあるいは複数のレーザーダイオードからなる
レーザーアレイを用いて、複数本のラインの書き込みを
同時に行う方式が採用されてきている。
【0007】このような複数レーザービームを用いた画
像形成装置では、特開昭56−第105686号公報に
開示されたように、モニター用フォトダイオードを用い
て各レーザーダイオードから後方に漏れる光を検出し、
この検出された信号を基に各レーザーダイオードの光量
が等しくなるよう制御するという方法がある。
【0008】また、特開平07−第319086号公報
に開示されたように、光量分布測定手段を用いて各レー
ザーダイオードの出射光の光量分布を検出し、この検出
された信号を基に各レーザービームの有効下限露光量に
おける光量分布曲線の幅が等しくなるように各レーザー
ダイオードの露光量を制御するという方法や、濃度測定
手段を用いて、各レーザービームによって潜像を行い感
光体表面もしくはシート材に転写後のトナーによって顕
在化された画像の濃度を測定し、その検出された信号を
基に各レーザーダイオードの露光量を制御するといった
方法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像形成装置においては、以下のような問
題点があった。
【0010】特開昭56−第105686号公報に開示
されたモニター用フォトダイオードを用いて各レーザー
ダイオードから後方に漏れる光を検出し、この検出され
た信号を基に各レーザーダイオードの光量が等しくなる
よう制御するという方法や、特開平07−第31908
6号公報に開示された光量分布測定手段を用いて各レー
ザーダイオードの出射光の光量分布を検出し、この検出
された信号を基に各レーザービームの有効下限露光量に
おける光量分布曲線の幅が等しくなるように各レーザー
ダイオードの露光量を制御するという方法では、複数の
レーザービームが出射されてから感光体表面に至るまで
のそれぞれの光路の差を考慮していないため、感光体表
面における光量が正確には制御成し得ない恐れがある。
【0011】また、特開平07−第319086号公報
に開示された光量分布測定手段を用いる方法や濃度測定
手段を用いた方法では、それぞれの測定手段がコスト増
加の要因となってしまう。
【0012】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、複数のレーザー光にて走査
することにて複数ライン同時に露光して画像形成を行う
際に複数のレーザーの光量差に起因する画像劣化を簡単
かつコストエフェクティブな構成により正確に防止する
ことができる画像形成装置及びその制御方法並びに記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置及
びその制御方法並びに記憶媒体は次のように構成したも
のである。
【0014】(1) 画像信号に基づいて複数のレーザ
ー光により感光体表面上の複数ラインを同時に走査して
画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置において、
前記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査
を行ったときの前記感光体の表面電位を測定する測定手
段を備え、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位
となるように前記複数のレーザー光の出力を個別に制御
するようにした。
【0015】(2) 画像信号に基づいて複数のレーザ
ー光により感光体表面上の複数ラインを同時に走査して
画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置において、
前記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査
を行ったときの前記感光体の表面電位を測定する測定手
段と、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位とな
るように前記複数のレーザー光の変調信号のパルス幅を
個別に制御するようにした。
【0016】(3) 上記(2)の画像形成装置におい
て、各レーザー光の変調信号の複数段階のパルス幅にお
ける感光体の表面電位を測定し、その測定結果を基に前
記各レーザーの変調信号のパルス幅を制御するようにし
た。
【0017】(4) 画像信号に基づいて複数のレーザ
ー光により感光体表面上の複数ラインを同時に走査して
画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置の制御方法
において、前記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯
させて走査を行ったときの前記感光体の表面電位を測定
し、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位となる
ように前記複数のレーザー光の出力を個別に制御するよ
うにした。
【0018】(5) 画像信号に基づいて複数のレーザ
ー光により感光体表面上の複数ラインを同時に走査して
画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置の制御方法
において、前記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯
させて走査を行ったときの前記感光体の表面電位を測定
し、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位となる
ように前記複数のレーザー光の変調信号のパルス幅を個
別に制御するようにした。
【0019】(6) 上記(5)の画像形成装置の制御
方法において、各レーザー光の変調信号の複数段階のパ
ルス幅における感光体の表面電位を測定し、その測定結
果を基に前記各レーザーの変調信号のパルス幅を制御す
るようにした。
【0020】(7) 画像信号に基づいて複数のレーザ
ー光により感光体表面上の複数ラインを同時に走査して
画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置により、前
記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を
行ったときの前記感光体の表面電位を測定し、その測定
結果を基に前記表面電位が目標電位となるように前記複
数のレーザー光の出力を個別に制御することを実現させ
るためのプログラムを記憶媒体に格納した。
【0021】(8) 画像信号に基づいて複数のレーザ
ー光により感光体表面上の複数ラインを同時に走査して
画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置により、前
記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を
行ったときの前記感光体の表面電位を測定し、その測定
結果を基に前記表面電位が目標電位となるように前記複
数のレーザー光の変調信号のパルス幅を個別に制御する
ことを実現させるためのプログラムを記憶媒体に格納し
た。
【0022】(9) 上記(8)の記憶媒体に各レーザ
ー光の変調信号の複数段階のパルス幅における感光体の
表面電位を測定し、その測定結果を基に前記各レーザー
の変調信号のパルス幅を制御することを実現させるため
のプログラムを格納した。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本実施例を
詳細に説明する。
【0024】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例による画像形成装置の要部構成を示す説明図であ
る。
【0025】図1において、1は図1上時計回りに回転
駆動するドラム状のアモルファスシリコンを主材とした
感光体、2は一次帯電器である。3は不図示の画像処理
部にて多値の600DPIの画像信号を誤差拡散処理に
より600DPIで2値化した画像に対応する画像光を
2個の半導体レーザーより照射するための画像露光装置
である。
【0026】4は現像装置、5は転写・分離装置、6は
クリーニング装置、7は前露光装置、8は定着装置、2
0は感光体表面の電位を測定する表面電位計(測定手
段)である。本実施例の画像形成装置は反転現像系であ
り、画像露光装置3に露光された部分に現像装置4でト
ナーを付着させることにより潜像が顕像化され、転写・
分離装置5によりそのトナー画像がシート材に転写され
る。シート材に転写されたトナー画像は定着装置8で加
熱・加圧定着される。
【0027】図2は図1の画像露光装置3の構成を示す
説明図であり、画像露光装置3は図2に示すように半導
体レーザー11a,11b、コリメータレンズ12、ポ
リゴンミラー13、f−θレンズ14、レーザー駆動回
路15からなっている。レーザー駆動回路15は不図示
の画像処理部からの印字信号に基づいて半導体レーザー
11a,11bをオン・オフする。なお、各レーザービ
ームの感光体表面におけるスポット径が同一となるよう
に光学系はアライメントされ、そのスポット径は画像形
成装置の長期使用後もほとんど変動しないことがわかっ
ている。なお、本実施例では感光体1にアモルファスシ
リコン感光層の総膜厚が約30μm程度のものを使用し
た。
【0028】上記構成の画像形成装置に一次帯電器2に
よる帯電後の感光体表面の電位を約400Vとなるよう
に設定したところ、半導体レーザー11a,11bが常
にオンとなった状態で帯電後の感光体表面を露光したと
き、感光体表面の電位が約40Vとなるところまではレ
ーザー総光量と光照射による電位減少分との関係(すな
わち、光量に対する感光体感度特性)がほぼ線形であっ
た。ただし、このときは2個のレーザーの感光体表面に
おける光量が常に等しくなるようにレーザー出力を調節
した。なお、2個のレーザーの感光体表面における光量
が常に等しいとき、目標の感光体表面電位が50Vとす
る。このとき、片方のレーザーのみを点灯させたときの
電位は約220〜230Vとなった。
【0029】以下に、上記構成による本発明のレーザー
出力制御方法について説明する。上記構成の画像形成装
置に一次帯電器2による帯電後の感光体表面の電位を約
400Vとなるように設定した。そして、半導体レーザ
ー11a,11bへレーザー駆動回路15より同一の初
期設定値の電流を流してそれぞれ点灯させ表面電位計2
0によって感光体表面電位を測定したところ、半導体レ
ーザー11aのみを点灯させたときは感光体表面電位は
240V、半導体レーザー11bのみを点灯させたとき
は感光体表面電位は200Vであり、現像後のシート材
上の画像に副走査方向300LPI相当のピッチむらが
生じた。
【0030】これらの電位差が40Vを超えると、べた
黒画像中にこの電位差に起因した副走査方向300LP
I相当のピッチむらが生じることが実験よりわかってい
る。また、半導体レーザー11aのみを点灯させたとき
における副走査方向1ドット幅の主走査方向にのびる線
の幅は、半導体レーザー11bのみを点灯させたときと
比較して20%程度大きかった。
【0031】これを、半導体レーザー11a,11bへ
レーザー駆動回路15より流す電流を調節してそれぞれ
点灯させたときの表面電位が220〜230Vの範囲に
収まるようにしたとき、現像後のシート材上の画像に副
走査方向300LPI相当のピッチむらが生じず、また
半導体レーザー11aのみを点灯させたときにおける副
走査方向1ドット幅の主走査方向にのびる線の幅は、半
導体レーザー11bのみを点灯させたときとほぼ同じと
なり、感光体表面における各レーザーの光量差に起因す
る画像劣化を防止することができた。
【0032】また、半導体レーザー11aと半導体レー
ザー11bとの間には波長分布のピーク位置や分布帯域
に多少の差があり、上記制御前にはたとえ感光体表面の
光量を合わせても感光層の分光感度特性上それぞれのレ
ーザーによる潜像電位が一致しないこともあったが上記
制御によって表面電位の差を小さくした後はそれぞれの
レーザーによる線幅に違いは見られなくなった。
【0033】なお、上記例では、感光体表面電位を測定
しそれが220〜230Vの範囲に収まるように各レー
ザーに流す電流を手動で調節しレーザー出力を制御した
が、これは製品出荷時および定期保守点検時に行えばよ
い。
【0034】続いて、上記制御を自動で行う場合につい
て説明する。
【0035】図3は上記の画像形成装置におけるレーザ
ー出力制御構成を示すブロック図である。図3におい
て、30は表面電位センサ、31は表面電位センサ30
からの信号により感光体1の表面電位を検知する表面電
位検知回路、32は検知した表面電位の信号をデジタル
信号変換するA/D変換回路であり、これらは図1の表
面電位計20に対応する。
【0036】33はCPUであり、半導体レーザー11
a,11bのうちの片方のレーザー点灯(常にオン状
態)時に上述した表面電位センサ30、表面電位検知回
路31、A/D変換回路32によって得られたデジタル
表面電位信号をRAM34上で展開し、表面電位が22
0〜230Vの範囲に収まるように各レーザーの動作電
流を制御する。
【0037】例えば、レーザー11aのみの点灯時に
は、上記表面電位信号に基づいて表面電位が220〜2
30Vの範囲に収まるようにCPU33は動作電流設定
回路(A)35aの設定電流値を決定する。そして、設
定された電流値の電流を定電流源(A)36aで発生さ
せ、レーザー11aの2値画像信号に基づいてスイッチ
ング回路(A)37aでスイッチングを行ってレーザー
11aを点灯させる。レーザー11bも同様に動作電流
設定回路(B)35b,低電流源(B)36b,スイッ
チング回路(B)37bにより表面電位220〜230
Vの範囲に収まるように点灯させる。
【0038】なお、図2のレーザー駆動回路15は動作
電流設定回路(A)35a,(B)35B、定電流源
(A)36a,(B)36b、スイッチング回路(A)
37a,(B)37bを含む。
【0039】上述したレーザー出力制御動作を図4のフ
ローチャートを用いて説明する。図4は第1の実施例に
よるレーザー出力制御動作を示すフローチャートであ
る。なお、本動作はCPU33の指示により不図示のR
OMに格納されたプログラムに基づいて実行されるもの
である。
【0040】まず、ステップS101において、初期設
定値の電流を流して半導体レーザー11a,11bの各
レーザー毎に点灯(常にオン状態)させる。次に、ステ
ップS102において、感光体1の表面電位を検知し、
ステップS103で表面電位が220〜230Vの範囲
内であるかを判断する。そして、220〜230Vの範
囲内であれば本動作を終了し、超えていればステップS
104に進み、検知された表面電位に基づいてCPU3
3により点灯させたレーザーの動作電流値を再設定し、
再び設定された動作電流値で前記レーザーを点灯させ
る。この動作を220〜230Vの範囲に収まるまで繰
り返す。
【0041】なお、上記例では、感光体表面電位を測定
しそれが220〜230Vの範囲に収まるように各レー
ザーに流す電流を自動で調節しレーザー出力を制御した
が、これは画像形成装置の使用頻度が高い場合に例えば
電源投入時毎に行うようにすればよい。
【0042】また、上述した自動でレーザーの出力を制
御する場合には、それを実現させるためのプログラムを
格納した記憶媒体として実施してもよい。
【0043】このように本実施例では、感光体上を所定
の電位に一様に帯電する帯電手段である一次帯電器2
と、形成すべき画像濃度に比例した信号を発生する信号
発生手段であるレーザー駆動回路15と、レーザー駆動
回路15の信号に応じて、像担持体を集光された複数の
レーザー光にて走査することにて複数ライン同時に露光
し静電潜像を形成し得る露光手段である画像露光装置3
と、帯電したトナーを静電潜像に付着させて可視画像を
得る現像手段である現像装置4を有する画像形成装置に
おいて、各レーザーをそれぞれ個別に点灯させたときの
感光体表面電位を測定し、その電位が目標電位となるよ
う各レーザーの出力を個別に制御するようにしたため、
簡略かつコストエフェクティブな方法(構成)により最
適な潜像形成を行うことができ、高画質の画像を得るこ
とができる。
【0044】(第2の実施例)上記第1の実施例では、
多値の画像濃度信号を画像処理により2値化された画像
を潜像形成させる場合について説明したが、本第2の実
施例においては、よりきめ細かな中間調再現を得るため
にPWM(パルス幅変調)方式にて潜像形成させる例を
説明する。なお本実施例で使用した画像形成装置の構成
は図1,図2を用いて説明した第1の実施例と同様であ
り、不図示の画像処理部の作用のみ異なる。
【0045】本実施例の不図示の画像処理部では4bi
t(16階調)の600DPIの画像信号に応じて、1
ドットあたりのレーザー駆動信号のパルス幅を変調制御
している。すなわち、高濃度部では1ドットあたりのレ
ーザー駆動信号のパルス幅が大きく、低濃度部ではパル
ス幅が小さくなる。ただし、そのパルス幅は8bit
(256値)で変調可能である。また、本実施例で使用
された感光体1は、上記第1の実施例で説明した特性と
同一の特性を持つ。
【0046】以下に、上記構成による本発明のレーザー
出力制御方法について説明する。上記構成の画像形成装
置に一次帯電器2による帯電後の感光体表面の電位を約
400Vとなるように設定した。そして、半導体レーザ
ー11a,11bへレーザー駆動回路15より同一の初
期設定値の電流を流してそれぞれ16階調の初期設定パ
ルス幅00,10,20,30,40,50,60,7
0,80,90,a0,b0,c0,d0,e0,f0
(16進数で、ffを1画素の最大パルス幅とする)で
点灯させ表面電位計20によって感光体表面電位を測定
したところ、それぞれの感光体表面電位は図5に示すよ
うになった。この初期設定パルス幅における16階調パ
ターンの現像後のシート材上の画像では、特に低濃度部
においてがさつきが目立った。図5に示すように、各レ
ーザー点灯による感光体表面電位に差が生じ、ひいては
画像が低濃度部においてがさついた原因として、 (1)各レーザーに流す電流が同じでも、感光体表面に
おける光量が異なる。
【0047】(2)各レーザーの立ち上がり・立ち下が
り特性が例えばパルス幅80の場合では図6に示すよう
に異なる。
【0048】ことが考えられる。これを、半導体レーザ
ー11a,11bのパルス幅を例えば図7に示すように
補正したとき、各レーザーによる露光後の感光体表面電
位は図8に示すように差がなくなった。また、発光パル
ス幅補正後の現像後のシート材上の画像は、低濃度部に
もがさつきの目立たない高画質が得られた。
【0049】なお、上記例では、感光体表面電位を測定
しながら各レーザーのパルス幅を手動で調節しレーザー
出力を制御したが、これは製品出荷時及び定期保守点検
時に行えばよい。
【0050】続いて、上記制御を自動で行う場合につい
て説明する。
【0051】図9は第2の実施例によるレーザー制御構
成を示すブロック図である。なお、第1の実施例で説明
した図5と同様の機能を果すものについては同符号によ
り説明する。
【0052】図9において、90a,90bはそれぞれ
変調回路(A),変調回路(B)であり、初期設定の1
6階調のパルス幅でレーザーを点灯させ、表面電位セン
サ30、表面電位検知回路31、A/D変換回路32に
よって得られた電位測定結果からCPU33により図7
に示すようなルックアップテーブル(LUT)を作成し
てRAM34に格納し、そのルックアップテーブルに従
って16値画像信号が入力されると変調を行う。
【0053】変調回路(A)90a,(B)90bで変
調された16値の画像信号はそれぞれ比較器92a,9
2bによってクロック(CLK)信号に基づいて三角波
発生回路91で発生した三角波信号と比較される。そし
て、その比較結果に基づいてスイッチング回路(A)3
7a,(B)37bにおいてスイッチングしてそれぞれ
レーザー11a,11bに動作電流設定回路(A)35
a及び定電流源(A)36a、動作電流設定回路(B)
35b及び定電流源(B)36bにより発生した電流を
パルス電流として与える。
【0054】上述したレーザー出力制御動作を図10の
フローチャートを用いて説明する。図10は第2の実施
例によるレーザー出力制御動作を示すフローチャートで
ある。なお、本動作はCPU33の指示により不図示の
ROMに格納されたプログラムに基づいて実行されるも
のである。
【0055】まず、ステップS201において半導体レ
ーザー11a,11bの各レーザー毎に16階調の設定
パルス幅(最初は初期設定パルス幅)で点灯させる。次
に、ステップS202においてその際の感光体1の表面
電位を測定し、ステップS203において所定範囲内で
あるかを判断する。そして、所定範囲内であれば本動作
を終了し、所定範囲外であればステップS204に進
む。ステップS204では、測定した表面電位に基づい
て図7に示すようなルックアップテーブルを作成し、ス
テップS201に戻りルックアップテーブルによるパル
ス幅で再び各レーザーを点灯させる。この動作を所定範
囲に収まるまで繰り返す。
【0056】なお、上記例では、感光体表面電位を測定
しながら各レーザーのパルス幅を自動で調節してレーザ
ー出力を制御したが、これは画像形成装置の使用頻度が
高い場合に例えば電源投入毎に行うようにすればよい。
【0057】また、上述した自動で各レーザーのパルス
幅を調節して出力を制御する場合には、それを実現させ
るためのプログラムを格納した記憶媒体として実施して
もよい。
【0058】このように本実施例では、感光体上を所定
の電位に一様に帯電する帯電手段である一次帯電器2
と、形成すべき画像濃度に比例した信号を発生する信号
発生手段であるレーザー駆動回路15と、レーザー駆動
回路15の信号に応じて、像担持体を集光された複数の
レーザー光にて走査することにて複数ライン同時に露光
し静電潜像を形成し得る露光手段である画像露光装置3
と、帯電したトナーを静電潜像に付着させて可視画像を
得る現像手段である現像装置4を有する画像形成装置に
おいて、各レーザーの変調信号の複数段階のパルス幅に
おける感光体電位を測定し、その測定結果を基に各レー
ザーの複数段階のパルス幅を制御するようにしたため、
簡略かつコストエフェクティブな方法(構成)により最
適な潜像形成を行うことができ、高画質の画像を得るこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を行
ったときの前記感光体の表面電位を測定する測定手段を
備え、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位とな
るように前記複数のレーザー光の出力を個別に制御する
ようにしたため、複数のレーザー光の光量差に起因する
画像劣化を簡略かつコストエフェクティブな構成で正確
に防止することができ、高画質の画像を得ることができ
るという効果がある。
【0060】また、表面電位が目標電位となるように前
記複数のレーザー光の変調信号のパルス幅を個別に制御
するようにしたため、きめ細かな高画質の画像を得るこ
とができるという効果がある。
【0061】また、各レーザー光の変調信号の複数段階
のパルス幅における感光体の表面電位を測定し、その測
定結果を基に前記各レーザーの変調信号のパルス幅を制
御するようにしたため、よりきめ細かな高画質の画像を
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による画像形成装置の
要部構成を示す説明図
【図2】 図1の画像露光装置の構成を示す説明図
【図3】 第1の実施例によるレーザー出力制御構成を
示すブロック図
【図4】 第1の実施例によるレーザー出力制御動作を
示すフローチャート
【図5】 第2の実施例による初期設定のパルス幅によ
る感光体表面電位を示す図
【図6】 各レーザーの立ち上がり・立ち下がり特性を
示す図
【図7】 第2の実施例によるパルス幅補正を示す図
【図8】 第2の実施例によるパルス幅補正後の16階
調の感光体表面電位を示す図
【図9】 第2の実施例によるレーザー出力制御構成を
示すブロック図
【図10】 第2の実施例によるレーザー出力制御動作
を示すフローチャート
【符号の説明】
1 感光体 2 一次帯電器 3 画像露光装置 4 現像装置 5 転写・分離装置 6 クリーニング装置 7 前露光装置 8 定着装置 11a 半導体レーザー 11b 半導体レーザー 13 ポリゴンミラー 15 レーザー駆動回路 20 表面電位計(測定手段) 30 表面電位センサ(測定手段) 31 表面電位検知回路(測定手段) 32 A/D変換回路(測定手段) 33 CPU 34 RAM 35a 動作電流設定回路(A) 35b 動作電流設定回路(B) 36a 定電流源(A) 36b 定電流源(B) 37a スイッチング回路(A) 37b スイッチング回路(B) 90a 変調回路(A) 90b 変調回路(B) 91 三角波発生回路 92a 比較器 92b 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA07 AA10 AA55 AA65 CA02 CA09 CB04 2H027 DA02 EA02 EB01 EC03 EC06 HB05 HB06 2H076 AB06 DA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に基づいて複数のレーザー光に
    より感光体表面上の複数ラインを同時に走査して画像形
    成を行う電子写真方式の画像形成装置であって、前記複
    数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を行っ
    たときの前記感光体の表面電位を測定する測定手段を備
    え、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位となる
    ように前記複数のレーザー光の出力を個別に制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像信号に基づいて複数のレーザー光に
    より感光体表面上の複数ラインを同時に走査して画像形
    成を行う電子写真方式の画像形成装置であって、前記複
    数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を行っ
    たときの前記感光体の表面電位を測定する測定手段を備
    え、その測定結果を基に前記表面電位が目標電位となる
    ように前記複数のレーザー光の変調信号のパルス幅を個
    別に制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 各レーザー光の変調信号の複数段階のパ
    ルス幅における感光体の表面電位を測定し、その測定結
    果を基に前記各レーザーの変調信号のパルス幅を制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像信号に基づいて複数のレーザー光に
    より感光体表面上の複数ラインを同時に走査して画像形
    成を行う電子写真方式の画像形成装置の制御方法であっ
    て、前記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて
    走査を行ったときの前記感光体の表面電位を測定し、そ
    の測定結果を基に前記表面電位が目標電位となるように
    前記複数のレーザー光の出力を個別に制御することを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 画像信号に基づいて複数のレーザー光に
    より感光体表面上の複数ラインを同時に走査して画像形
    成を行う電子写真方式の画像形成装置の制御方法であっ
    て、前記複数のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて
    走査を行ったときの前記感光体の表面電位を測定し、そ
    の測定結果を基に前記表面電位が目標電位となるように
    前記複数のレーザー光の変調信号のパルス幅を個別に制
    御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 各レーザー光の変調信号の複数段階のパ
    ルス幅における感光体の表面電位を測定し、その測定結
    果を基に前記各レーザーの変調信号のパルス幅を制御す
    ることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置の制御
    方法。
  7. 【請求項7】 画像信号に基づいて複数のレーザー光に
    より感光体表面上の複数ラインを同時に走査して画像形
    成を行う電子写真方式の画像形成装置により、前記複数
    のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を行った
    ときの前記感光体の表面電位を測定し、その測定結果を
    基に前記表面電位が目標電位となるように前記複数のレ
    ーザー光の出力を個別に制御することを実現させるため
    のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 画像信号に基づいて複数のレーザー光に
    より感光体表面上の複数ラインを同時に走査して画像形
    成を行う電子写真方式の画像形成装置により、前記複数
    のレーザー光をそれぞれ個別に点灯させて走査を行った
    ときの前記感光体の表面電位を測定し、その測定結果を
    基に前記表面電位が目標電位となるように前記複数のレ
    ーザー光の変調信号のパルス幅を個別に制御することを
    実現させるためのプログラムを格納したことを特徴とす
    る記憶媒体。
  9. 【請求項9】 各レーザー光の変調信号の複数段階のパ
    ルス幅における感光体の表面電位を測定し、その測定結
    果を基に前記各レーザーの変調信号のパルス幅を制御す
    ることを実現させるためのプログラムを格納したことを
    特徴とする請求項8記載の記憶媒体。
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US09/764,051 US6384856B2 (en) 1998-09-08 2001-01-19 Image formation apparatus correction system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005251841A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Opcell Co Ltd 光描画装置

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