JP2000088635A - 浮動キャリア - Google Patents

浮動キャリア

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JP2000088635A
JP2000088635A JP10256373A JP25637398A JP2000088635A JP 2000088635 A JP2000088635 A JP 2000088635A JP 10256373 A JP10256373 A JP 10256373A JP 25637398 A JP25637398 A JP 25637398A JP 2000088635 A JP2000088635 A JP 2000088635A
Authority
JP
Japan
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roller
grooves
load
plate
radius
Prior art date
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Pending
Application number
JP10256373A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ishiyama
聡 石山
Hitoshi Yabe
仁 矢部
Teruo Amano
晃夫 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA SOKKI KK
Original Assignee
SHOWA SOKKI KK
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Publication date
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡素な機構により横方向荷重を吸収する。 【解決手段】 上下3枚の板体11、12、13が重ね
られており、溝部15、16及び17、18間には複数
本のローラ19及び20が回転自在に介在され、ローラ
の曲率半径は溝部の曲率半径よりも小さくされている。
板体11上に上方向から例えば荷重が加わり、X方向に
横方向荷重も加わると、横方向荷重に対してはローラ1
9が回転して、板体11はローラ19が溝部15、16
間を移動可能な範囲内で一時的にX方向に移動しながら
水平面を保持して浮き上がり、横方向荷重が解除される
と、積載物の重量及び板体11、ローラ19の重みによ
る位置のエネルギによって、板体11、12の溝部1
5、16の頂部にローラ19が接するように復元し、浮
上した板体11、ローラ19は元の位置に戻る。Y方向
についてもローラ20が回転することにより同様に作用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば物体の重量
を正確に測定するための浮動キャリアに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばロードセルを使用し、タンク、ホ
ッパ、その他の重量を計量する場合に、積載物の重量に
よる合成歪や、気温変化等による熱膨張によりタンク、
ホッパ等の計量物の寸法が変化し、ロードセル受圧部と
の間に摩擦力が発生することがある。この摩擦力はロー
ドセルに横方向荷重として加わることになり、測定しよ
うとする力の方向以外からの外力となり、誤差要因とな
ったり、極端な場合はロードセルが破損する場合があ
る。
【0003】このような、事態を避けるためにベアリン
グサポートと呼ばれる鋼球を使用した横方向荷重逃げ金
具や、吊り下げ式の浮動キャリア等が実用化されてい
る。
【0004】
【課題が解決しようとする課題】しかしながら、ベアリ
ングサポートは移動機構部分に鋼球を使用しているため
に、自動復元機能がなく、振れを防止するために測定物
に別途サポート金具を必要とし、荷重がこのサポート金
具を伝達して誤差要因となり易く、正確な測定が困難と
なる場合がある。
【0005】更に、吊り下げ式の浮動キャリアは機構部
品が多くコスト高となってしまうなど構造的、経済的に
問題が多い。
【0006】本発明の目的は、簡素な構造で復元力があ
り、大荷重にも耐え得る浮動キャリアを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る浮動キャリアは、上下方向に重ねた2つ
のブロック体の内側に複数本の断面半円弧状の溝部を平
行に形成し、これらの上下の溝部間に曲率半径を前記溝
部の曲率半径よりも小さくした複数本の回転自在のロー
ラを介在させたことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る浮動キャリアは、上方
向から第1、第2、第3のブロック体を積層し、前記第
1、第2のブロック体間の内側に複数本の断面半円弧状
の溝部を平行に形成し、前記第2、第3のブロック体間
の内側に前記第1、第2のブロック体間に形成した前記
溝部と直交する方向に複数本の断面半円弧状の溝部を平
行に形成し、前記第1、第2のブロック体の溝部間及び
第2、第3のブロック体の溝部間に曲率半径を前記溝部
の曲率半径よりも小さくした複数本の回転自在のローラ
をそれぞれ介在したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図1は第1の実施例の浮動キャリアの斜視
図を示し、上下2枚の板体1、2間の内側には、複数本
の半円弧状の溝部3、4がY方向にそれぞれ形成されて
いる。これらの溝部3、4間には複数本の円柱状のロー
ラ5が回転自在に介在され、これらのローラ5の曲率半
径は溝部3、4の曲率半径よりも小さくされている。ま
た、溝部3、4からのローラ5の抜け出しを防止するた
めの係止部6が、各ローラ5の端部に取り付けられてい
る。なお、これらの係止部6は説明の都合上、一部のロ
ーラ5にのみ図示している。
【0011】ここで、板体1上に垂直方向から荷重が加
わり、更に平面内でY方向と直交するX方向に横方向荷
重も加わると、横方向荷重に対しては図3に示すように
ローラ5が回転して、板体1はローラ5が溝部3、4間
を移動可能な範囲内で一時的にX方向に移動しながら水
平面を保持して浮き上る。しかし、横方向荷重が解除さ
れると、積載物の重量及び板体1、ローラ5の重みによ
る位置のエネルギによって、図1、図2に示すように板
体1、2の溝部3、4の頂部にローラ5が接するように
復元し、浮上した板体1、ローラ5は元の位置に戻るこ
とになる。
【0012】このように本実施例においては、板体1に
一時的に横方向荷重が加わっても、垂直荷重のみを台座
に伝達し、横方向荷重をローラ5の回転により吸収して
浮動キャリアを支持する台座に伝達することが回避さ
れ、横方向荷重が消滅した後に板体1、ローラ5は元の
位置に復元する。
【0013】ここで、ローラ径と溝部の曲率半径を適当
に選択することにより希望調心距離と復元力を制御でき
る。また、垂直方向の荷重に対して溝部3、4にローラ
5が線接触するので、従来のボール等を用いた浮動キャ
リアの場合の点接触に比較して、小型で大きな荷重に耐
え得る。
【0014】図4は第2の実施例の斜視図であり、この
浮動キャリアはX、Yの両方向に可動とされており、第
1の実施例の浮動キャリアを2組重ね合わせ、その作用
方向を相互に直交させたものに相当する。
【0015】図4において、第1、第2、第3の板体1
1、12、13が上方から積層されており、第3の板体
13は台座等の上に固定されており、第1の板体11上
に例えば荷重を測定するためのロードセル14が配置さ
れている。そして、第1、第2の板体11、12間の内
側には複数本の半円弧状の溝部15、16がそれぞれ形
成され、第2、第3の板体12、13間の内側には複数
本の半円弧状の溝部17、18が第1、第2の板体1
1、12間の溝部15、16とは直交方向にそれぞれ形
成されている。そして、第1、第2の板体11、12間
及び第2、第3の板体12、13間の溝部15、16及
び17、18間に、これらの溝部15、16及び17、
18の曲率半径よりも小さな曲率半径を持つ複数本のロ
ーラ19及び20がそれぞれ介在されている。更に、各
ローラ19、20の端部には係止部が取り付けられてい
るが、図示を省略している。
【0016】この第2の実施例においては、板体11に
横方向荷重がX、Y何れの方向に加わっても機能し得
る。例えば、X方向の横方向荷重に対しては第1の板体
11がローラ19を回転させて第2の板体12に対して
X方向に移動する。また、Y方向の横方向荷重は第1の
板体11、ローラ19を介して第2の板体12に伝達さ
れ、第2の板体12がローラ20を回転させて第3の板
体13に対してY方向に移動する。横方向荷重の消滅後
は第1、第2の板体11、12、ローラ19、20は元
の位置に復元し、台座にX、Y方向の横方向荷重が伝達
されることはない。
【0017】また、X、Y方向の合成方向に力が加わっ
ても、合成力のベクトル分に応じてX、Y方向にそれぞ
れ板体11、12が移動することになって対応できる。
【0018】なお、実施例においては、ローラを挟む部
材を板体としたが、必ずしも板体とは限らず、ローラを
挟む部分が略平面状であればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る浮動キ
ャリアは、垂直方向以外に水平方向の力が一時的に加え
られても、ローラの回転により、支持された板体がその
方向に一時的に退避し、水平方向の力が消滅すると板体
は元の位置に復元し、小型で大荷重にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】第1の実施例の正面図である。
【図3】第1の実施例の作用説明図である。
【図4】第2の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1、2、11、12、13 板体 3、4、15、16、17、18 溝部 5、19、20 ローラ 14 ロードセル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月13日(1998.10.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】例えばロードセルを使用し、タンク、ホ
ッパ、その他の重量を計量する場合に、積載物の重量に
よる剛性歪や、気温変化等による熱膨張によりタンク、
ホッパ等の計量物の寸法が変化し、ロードセル受圧部と
の間に摩擦力が発生することがある。この摩擦力はロー
ドセルに横方向荷重として加わることになり、測定しよ
うとする力の方向以外からの外力となり、誤差要因とな
ったり、極端な場合はロードセルが破損する場合があ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】更に、吊り下げ式の浮動キャリアは機構部
品が多くコスト高となってしまうなど寸法的、経済的に
問題が多い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に重ねた2つのブロック体の内
    側に複数本の断面半円弧状の溝部を平行に形成し、これ
    らの上下の溝部間に曲率半径を前記溝部の曲率半径より
    も小さくした複数本の回転自在のローラを介在させたこ
    とを特徴とする浮動キャリア。
  2. 【請求項2】 上方向から第1、第2、第3のブロック
    体を積層し、前記第1、第2のブロック体間の内側に複
    数本の断面半円弧状の溝部を平行に形成し、前記第2、
    第3のブロック体間の内側に前記第1、第2のブロック
    体間に形成した前記溝部と直交する方向に複数本の断面
    半円弧状の溝部を平行に形成し、前記第1、第2のブロ
    ック体の溝部間及び第2、第3のブロック体の溝部間に
    曲率半径を前記溝部の曲率半径よりも小さくした複数本
    の回転自在のローラをそれぞれ介在したことを特徴とす
    る浮動キャリア。
JP10256373A 1998-09-10 1998-09-10 浮動キャリア Pending JP2000088635A (ja)

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