JP2000088086A - 車両用自動変速機の液圧制御システム - Google Patents

車両用自動変速機の液圧制御システム

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JP2000088086A JP9299397A JP29939797A JP2000088086A JP 2000088086 A JP2000088086 A JP 2000088086A JP 9299397 A JP9299397 A JP 9299397A JP 29939797 A JP29939797 A JP 29939797A JP 2000088086 A JP2000088086 A JP 2000088086A
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shift
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 作動摩擦要素の焼損を防止するとともに変速
衝撃を緩和し、スキップ変速時に応答性を早くするとと
もに、変速感を向上させることができる液圧制御システ
ムを提供し、特に、前進3、4速でライン圧可変が行わ
れる時にダンパクラッチとは別途に独立的な制御ができ
るようにする。 【解決手段】 この液圧制御システムは、液圧源と;ラ
イン圧/リデュシング圧生成手段と;シフトコントロー
ル手段と;ライン圧をドライブ圧又は後進圧に変換させ
るための圧力制御手段と;各摩擦要素に選択的に供給分
配するための圧力分配手段と;を備えてなり、前記圧力
分配手段は、シフト制御中には圧力制御手段からドライ
ブ圧を4速段で作動する摩擦要素の一つに作動圧として
供給し、シフト制御が完了した後には前記シフトコント
ロール手段からデューティ制御されたドライブ圧をライ
ン圧に変換させるコントロールスイッチバルブからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用自動変速機に
適用される液圧制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機は、一般に、トルクコ
ンバータと、このトルクコンバータに連結されている多
段変速ギヤメカニズムとを有しており、車両の走行状態
に応じて変速ギヤメカニズムのギヤ段の中のいずれかの
一つのギヤ段を選択するための液圧作動摩擦要素を備え
ている。
【0003】車両用自動変速機の液圧制御システムは、
オイルポンプから発生された液圧を制御バルブを通じて
摩擦要素を選択して作動させることにより、車両の走行
状態に応じて適切な変速が自動的に行われるようにする
作用をする。
【0004】さらに、このような液圧制御システムは、
オイルポンプから発生された液圧を調節する圧力調節手
段と、変速モードを形成させることができる手動及び自
動変速コントロール手段と、変速時に円滑な変速モード
の形成のため変速感及び応答性を調節する圧力制御手段
と、トルクコンバータのダンパクラッチ作動のためのダ
ンパクラッチコントロール手段と、各摩擦要素に適切な
液圧供給を分配する液圧分配手段とを備えてなる。これ
によって、このような液圧制御システムは、トランスミ
ッション制御ユニットによってオン/オフされるソレノ
イドバルブとデューティ制御されるソレノイドバルブに
よって液圧分配手段の液圧分配が異なるようになるとと
もに摩擦要素の作動が選択されて変速段制御が実現され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
液圧制御システムにおいては、制御が行われる際、現在
の変速段から他の変速段への変速制御時に現在作動して
いる摩擦要素に供給されている液圧を排出し、他の摩擦
要素に液圧を供給するタイミングが実際的に変速感に多
くの影響を与えており、また、エンジンの回転数が急上
昇したり又は変速メカニズムがロッキングされる現象が
現れる。
【0006】さらに、前記液圧供給タイミングを調節し
て変速感を向上させるための手段を講ずるためには変速
バルブの構造を変更するようになり、この場合、変速バ
ルブの構造が複雑になる問題点が発生され、また、制御
が複雑になる問題点を内包している。
【0007】従って、本発明は前記のような問題点を解
決するためのものであって、本発明の目的は、2→3、
3→4変速時の変速中には制御圧を供給し、変速完了後
にはドライブ圧に変換させて供給し、入力要素として作
用していた摩擦要素の作動を解除する際、これを背圧制
御することにより作動摩擦要素の焼損を防止するととも
にこれによる変速衝撃を緩和し、スキップ変速時に応答
性を早くするとともに電子制御によってクラッチ−クラ
ッチ制御方式で変速が行われるようにして変速感を向上
させることができる液圧制御システムを提供し、特に、
前進3、4速でライン圧可変が行われる時にダンパクラ
ッチとは別途に独立的な制御ができるようにした液圧制
御システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を実現
するため本発明は、各変速比に応じて作動する多数の摩
擦要素を有する車両用自動変速機の液圧制御システムに
おいて、この液圧制御システムは、液圧源と;液圧源で
生成された液圧をライン圧に調節し、このライン圧の一
部を減圧するためのライン圧/リデュシング圧生成手段
と;前記ライン圧/リデュシング生成手段からライン圧
を供給され、シフトモードを制御するためのシフトコン
トロール手段と;前記ライン圧/リデュシング生成手段
から減圧されたライン圧を制御圧として供給され、変速
感及び応答性を向上させるため前記シフトコントロール
手段から供給されたライン圧をドライブ圧又は後進圧に
変換させるための圧力制御手段と;前記シフトコントロ
ール手段からライン圧によって制御され、前記シフトコ
ントロール手段からのライン圧と圧力制御手段からのド
ライブ圧又は後進圧とを各速度比で作動する各摩擦要素
に選択的に供給分配するための圧力分配手段と;を備え
てなり、前記圧力分配手段は、シフト制御中には圧力制
御手段からドライブ圧を4速段で作動する摩擦要素の一
つに作動圧として供給し、シフト制御が完了した後には
前記シフトコントロール手段からデューティ制御された
ドライブ圧をライン圧に変換させるコントロールスイッ
チバルブからなり、前記コントロールスイッチバルブ
は、トランスミッション制御ユニットによってオン/オ
フ制御されるソレノイドバルブの作動によって前記シフ
トコントロール手段から供給されるライン圧によって制
御されることを特徴とする。
【0009】前記圧力分配手段は、前記シフトコントロ
ール手段からライン圧によって制御され、圧力制御手段
によって発生された後進圧とドライブ圧の供給方向を制
御するための1−2シフトバルブと;前記コントロール
スイッチバルブからライン圧とドライブ圧を1速、2
速、3速段で作動する摩擦要素に選択的に供給するため
の4−2シフトバルブと;前記シフトコントロール手段
からライン圧によって制御され、前記シフトコントロー
ル手段からのライン圧と、圧力制御手段からの後進圧を
3速段と後進レンジで作動される摩擦要素に選択的に供
給するための2−3/4−3シフトバルブと;前記シフ
トコントロール手段からライン圧によって制御され、こ
のライン圧を前記2−3/4−3シフトバルブに制御圧
として供給し、圧力制御手段からドライブ圧を1速、2
速、3速段で作動する摩擦要素に供給するための3−4
シフトバルブと;をさらに備えてなる。
【0010】前記1−2シフトバルブは、シフトコント
ロール手段から制御圧を供給するための第1ポートと;
前記圧力制御手段によってデューティ制御される液圧を
供給するための第2ポートと;前記圧力制御手段によっ
てデューティ制御される後進圧を供給するための第3ポ
ートと;前記2−3/4−3シフトバルブとコントロー
ルスイッチバルブとに液圧を同時に供給するための第4
ポートと;後進レンジで作動する摩擦要素に後進圧を供
給するための第5ポートとを備えてなる。
【0011】前記コントロールスイッチバルブは、前記
シフトコントロール手段からライン圧を制御圧として供
給するための第1ポートと;前記第1ポートを通じて供
給されるライン圧を前記4−2シフトバルブに供給する
ための第2ポートと;前記シフトコントロール手段から
ライン圧を供給するための第3ポートと;前記圧力制御
手段によって制御されたドライブ圧を1−2シフトバル
ブを通じて供給するための第4ポートと;前記第3ポー
トを通じて供給されるライン圧又は前記第4ポートを通
じて供給されるドライブ圧を2速、3速、4速段で作動
する摩擦要素の一つに作動圧として供給するための第5
ポート;前記第4ポートを通じて供給されるドライブ圧
を4−2シフトバルブに供給するための第6ポートと;
前記シフトコントロール手段からライン圧を供給するた
めの第7ポートと;前記第7ポートを通じて供給される
ライン圧を4−2シフトバルブに供給するための第8ポ
ートと;を備えてなる。
【0012】前記コントロールスイッチバルブは、前記
第7ポートと連通する第2管路から分肢された第1管路
と連通する第9ポートと、前記第1管路に設置され、こ
のコントロールスイッチバルブに供給された液圧を遮断
するチェックバルブとをさらに備えてなる。
【0013】前記4−2シフトバルブは、前記3−4シ
フトバルブからドライブ圧の一部を供給するための第1
ポートと;前記コントロールスイッチバルブからライン
圧を制御圧として供給するための第2ポートと;前記コ
ントロールスイッチバルブからライン圧又はドライブ圧
を供給するための第3ポートと;前記コントロールスイ
ッチバルブからライン圧を供給するための第4ポート
と;前記第3、第4ポートを通じて供給されるライン圧
とドライブ圧を3速、4速段で作動する摩擦要素に選択
的に供給するための第5ポートと;を備えてなる。
【0014】前記2−3/4−3シフトバルブは、前記
シフトコントロール手段からライン圧を制御圧として供
給するための第1ポートと;前記3−4シフトバルブか
らのライン圧を供給するように3−4シフトバルブと連
結される第2ポートと;第3速段で作動する摩擦要素と
連結される第3ポートと;前記3−4シフトバルブから
ライン圧を供給し、ライン圧を第3ポートを通じて3速
段で作動する摩擦要素に供給するための第4ポートと;
前記圧力制御手段から前記1−2シフトバルブを経由し
てドライブ圧を供給するための第5ポートと;を備えて
なる。
【0015】前記3−4シフトバルブは、前記シフトコ
ントロール手段からライン圧を供給するための第1ポー
トと;前記第1ポートを通じて供給されるライン圧を2
−3/4−3シフトバルブの第2ポートに制御圧として
供給するための第2ポートと;第2圧力制御バルブから
ドライブ圧を供給するための第3ポートと;前記第3ポ
ートを通じて供給されるドライブ圧を1速、2速、3速
段で作動する摩擦要素に供給するための第4ポートと;
前記シフトコントロール手段からライン圧を供給するた
めの第5、第6ポートと;を備えてなる。
【0016】循環管路は、前記3−4シフトバルブの第
6ポートと連結される第1管路から分肢されて連通し、
前記3−4シフトバルブの第5ポートは、前記循環管路
から分肢される第2管路と連結され、前記第2管路は2
−3/4−3シフトバルブに延長される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明による液圧制御シス
テムにおける中立レンジの液圧の流れを示す図及び図2
は図1の液圧制御システムの主要部分の拡大図である。
同図において、本発明は、エンジンから動力を伝達され
てトルク変換して変速機側に伝達するトルクコンバータ
2と、このトルクコンバータ2及び変速段制御に必要な
オイルと潤滑に必要なオイルを生成して吐出すオイルポ
ンプ4とを備える。
【0018】前記オイルポンプ4から生成される液圧が
流れる管路6には、この管路に沿って流れるオイルを一
定の圧力に調節する圧力調節バルブ8と、トルクコンバ
ータ2及び潤滑用オイルの圧を一定に調節するトルクコ
ンバータコントロールバルブ10と、トルクコンバータ
2の動力伝達効率を増加させるためのダンパクラッチコ
ントロールバルブ12とが連結されて圧力調節手段とダ
ンパクラッチコントロール手段を構成している。
【0019】さらに、オイルポンプ4から生成される一
部のオイルが、常にライン圧より低い圧を維持すること
ができるようにするリデュシングバルブ14と、運転席
にあるセレクタレバーの位置に応じて連動して作動しな
がら流路を切換えるマニュアルバルブ16とに供給され
ることができるように流路が形成されている。
【0020】また、前記リデュシングバルブ14で減圧
された一定液圧が第1圧力制御バルブ18及び第2圧力
制御バルブ20に供給されて変速段制御圧として使用さ
れることができる圧力制御手段が形成されている。
【0021】また、前記第1、第2圧力制御バルブ1
8、20に供給される液圧の一部が中立レンジから後進
レンジへのモード変更時に変速衝撃を減少させるN−R
コントロールバルブ22の制御圧として使用されること
ができるように流路が形成されている。
【0022】前記マニュアルバルブ16が走行Dレンジ
にある時に液圧が流れる管路24に、トランスミッショ
ン制御ユニットによってオン/オフ制御される第1ソレ
ノイドバルブS1及び第2ソレノイドバルブS2の作用
によって流路を切換えるシフトコントロールバルブ26
が連通されて前記マニュアルバルブ16と共に手動及び
自動変速コントロール手段を構成している。
【0023】前記シフトコントロールバルブ26は2速
管路28、3速管路30、4速管路32を通じてそれぞ
れ1−2シフトバルブ34、2−3/4−3シフトバル
ブ38、そして4−2シフトバルブ42と連結されて制
御液圧を供給するように構成されている。
【0024】さらに、前記管路24上には1速管路33
が分肢されて前記第1、第2圧力制御バルブ18、20
にライン圧を供給することができるようになっており、
これら第1、第2圧力制御バルブ18、20は第3、第
4ソレノイドバルブS3、S4によって流路を切換える
ことができるように構成されて、第1圧力制御バルブ1
8は変速制御中に摩擦要素に制御圧を供給することがで
きるようにしており、第2圧力制御バルブ20は1速段
の入力要素として作用する第1摩擦要素C1にドライブ
圧を供給することができるように流路が形成される。
【0025】前記シフトコントロールバルブ26は前記
2速管路28を通じて前記1−2シフトバルブ34の左
側端のポートに連結されて、このバルブに制御圧を供給
することができるようにするとともにコントロールスイ
ッチバルブ36を経由して第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1と連通される。
【0026】また、3速管路30は2−3/4−3シフ
トバルブ38の左側端のポートに連結されてバルブを制
御することができるように構成され、また、高速段でラ
イン圧を低下させてオイルポンプ4の駆動損失を最少化
させるハイロー圧力バルブ40と連結されるとともにコ
ントロールスイッチバルブ36と4−2シフトバルブ4
2を経て第3摩擦要素C3に液圧を供給することができ
るように構成される。さらに4速管路32は3−4シフ
トバルブ44の左側端のポートと連通してこのバルブを
制御することができるように構成される。
【0027】また、前記1速管路33にはタイミング制
御管路46が連結されて、この1速管路33に沿って流
れるドライブ圧をコントロールスイッチバルブ36と4
−2シフトバルブ42に供給することができるように流
路が形成されている。
【0028】さらに、マニュアルバルブ16が後進Rレ
ンジにある時、後進第1制御管路48に供給される液圧
が1−2シフトバルブ34を経由して後進変速段で反力
要素として作用する第5摩擦要素C5に供給され、後進
第2制御管路50に供給される液圧が3−4シフトバル
ブ44と2−3/4−3シフトバルブ38を通じて第4
摩擦要素C4に供給されることができるように構成され
ている。また、前記第4摩擦要素C4に供給される液圧
の一部が第2摩擦要素C2の解除側チャンバh2に同時
に供給されることができるようになっている。
【0029】前記のように液圧分配手段を形成するバル
ブにおいて、1−2シフトバルブ34はシフトコントロ
ールバルブ26の2速圧によって制御され、第1圧力制
御バルブ18で制御された制御圧がコントロールスイッ
チバルブ36を経由して2速段の反力要素として作用す
る第2摩擦要素C2に供給され2−3/4−3シフトバ
ルブ38を経由して第2摩擦要素C2の解除側チャンバ
h2と第4摩擦要素C4に供給されることができるよう
に流路がを構成されている。また、後進時に後進第1管
路48を経由する液圧を第5摩擦要素C5に供給するこ
とができるように流路が構成されている。
【0030】また、前記1−2シフトバルブ34は、前
進2、3、4速変速段でシフトコントロールバルブ26
から制御圧を供給されるポートと;前記圧力制御手段の
第1圧力制御バルブ18で制御された液圧を供給される
ポートと;後進変速段でマニュアルバルブ16から後進
圧を供給されるポートと;前記制御圧をコントロールス
イッチバルブ36と2−3/4−3シフトバルブ38に
同時に供給するポートと;前記後進圧を第5摩擦要素C
5に供給するポートとを備えてなる。
【0031】さらに、前記コントロールスイッチバルブ
36は、4−2シフトバルブ42と共に3速段及び4速
段の入力要素として作用する第3摩擦要素C3の作動圧
を供給したり又は作動圧を解除するための機能を有し、
この第3摩擦要素C3に供給される液圧の供給時期と2
速及び4速で反力要素として作用する第2摩擦要素C2
の制御時期とを調節することができる手段を有する。こ
のような手段はコントロールスイッチバルブ36がトラ
ンスミッション制御ユニットによってオン/オフ制御さ
れる第5ソレノイドバルブS5によって制御されながら
第2摩擦要素C2と第3摩擦要素C3に供給される制御
圧とドライブ圧をスイッチングすることにより可能にな
る。
【0032】これによってコントロールスイッチバルブ
36は、図1及び図2に示されているように、マニュア
ルバルブ16から制御圧を供給されるための第1ポート
361と;前記第1ポート361を通じて流入した制御
圧を4−2シフトバルブ42に供給するための第2ポー
ト362と;シフトコントロールバルブ26から第2速
管路28を通じて液圧を供給されるための第3ポート3
63と;第1圧力制御バルブ18から制御された液圧を
1−2シフトバルブ34を通じて供給されるための第4
ポート364と;第3ポート363又は第4ポート36
4を通じて流入した液圧を第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1に供給するための第5ポート365と;第4
ポート364を通じて流入した液圧を4−2シフトバル
ブ42を経由して第3摩擦要素C3に供給するための第
6ポート366と;シフトコントロールバルブ26から
第3速管路30を通じて液圧を供給されるための第7ポ
ート367と;第7ポート367を通じて流入した液圧
を4−2シフトバルブ42を経由して第3摩擦要素C3
に供給するための第8ポート368と;を備える。ま
た、コントロールスイッチバルブ36はポート変換のた
めのバルブスプール36Sを含む。前記コントロールス
イッチバルブ36の第1ポート361に供給された制御
圧は、変速中のみにオン状態に制御される第5ソレノイ
ドバルブS5によって制御される。
【0033】そして、管路340は第7ポート367に
連結された管路369から分肢され、この管路340は
コントロールスイッチバルブ36とそれの第9ポート3
41を通じて連結されている。また、コントロールスイ
ッチバルブ36に供給された液圧を遮断するチェックバ
ルブ52は前記管路340上に設置される。これら管路
340、369は連結管路342によって相互連結さ
れ、オリフィス343は前記連結管路342に形成され
る。これは、作動圧解除時に第3摩擦要素C3から作動
圧の排出を遅延させるためである。
【0034】さらに、前記4−2シフトバルブ42は前
記第5ソレノイドバルブS5の制御圧と第1摩擦要素C
1に供給される液圧とによって制御されコントロールス
イッチバルブ36から供給される制御圧とドライブ圧を
選択的に第3速及び第4速で作動する第3摩擦要素C3
に供給するように形成される。即ち、4−2シフトバル
ブ42は、図1及び図2に示されているように、第1摩
擦要素C1に供給された液圧の一部を供給されるための
第1ポート421と;コントロールスイッチバルブ36
の第2ポート362から制御圧を供給されるための第2
ポート422と;コントロールスイッチバルブ36の第
6ポート366から制御圧を供給されるための第3ポー
ト423と;コントロールスイッチバルブ36の第8ポ
ート368からドライブ圧を供給されるための第4ポー
ト424と;前記第2ポート422と前記第4ポート4
24を通じて流入される制御圧とドライブ圧をそれぞれ
選択的に第3摩擦要素C3に供給するための第5ポート
425とを含む。この4−2シフトバルブ42のポート
変換はバルブスプール42Sによって実行される。
【0035】また、2−3/4−3シフトバルブ38
は、3速及び4速変速段で左側端に供給される3速圧
と、4速変速段で3−4シフトバルブ44から供給され
る液圧とによって制御されながら、1−2シフトバルブ
34から供給される液圧と、後進変速段で3−4シフト
バルブ44から供給される液圧とを選択的に第2摩擦要
素C2の解除側チャンバh2と第4摩擦要素C4に供給
するように形成される。即ち、前記2−3/4−3シフ
トバルブ38は、図1及び図2に示されているように、
3速管路30を通じてシフトコントロールバルブ26と
連結される第1ポート381と;3−4シフトバルブ4
4と連結される第2ポート382と;第2摩擦要素C2
の解除側チャンバh2及び第4摩擦要素C4と連結され
る第3ポート383と;3−4シフトバルブ44と連結
される第4ポート384と;1−2シフトバルブ34と
連結される第5ポート385とを備える。
【0036】また、前記3−4シフトバルブ44は、
1、2、3速で第2圧力制御バルブ20から供給される
液圧を第1摩擦要素C1に供給し、3→4変速時に第1
摩擦要素C1に供給された液圧が直接排出され、3→
4、3→2変速時に第2摩擦要素C2の解除側チャンバ
h2と第4摩擦要素C4に供給された液圧が2−3/4
−3シフトバルブ38と後進第2制御管路50を経由し
てマニュアルバルブ16を通じて排出されるように形成
される。このため、3−4シフトバルブ44は、図1及
び図2に示されているように、4速管路32を通じてシ
フトコントロールバルブ26から液圧を供給されるため
の第1ポート441と;前記第1ポート441を通じて
流入される液圧を2−3/4−3シフトバルブ38の第
2ポート382に制御圧として供給するための第2ポー
ト442と;第2圧力制御バルブ20から液圧を供給さ
れるための第3ポート443と;前記第3ポート443
を通じて流入される液圧を第1摩擦要素C1と4−2シ
フトバルブ42に供給するための第4ポート444と;
後進第2制御管路50を通じてマニュアルバルブ16に
連結される第5及び第6ポート445、446とを備え
る。
【0037】上記において、循環管路54は3−4シフ
トバルブ44の第6ポート446から分肢されてこの第
6ポート446と連結される後進第2制御管路50と連
通し、前記第5ポート445は循環管路54から分肢さ
れた管路541と連結され、前記管路541は2−3/
4−3シフトバルブ38の第4ポート384と連通す
る。後進第2制御管路50側に供給される液圧を遮断す
るためのチェックバルブ56は解除圧を調節するように
循環管路54上に設置される。
【0038】さらに、3速及び4速の高速段で3速管路
30から液圧を供給されてライン圧を制御するハイロー
圧力バルブ40はタイミング制御管路46に流れる液圧
によって制御されながら3速ライン30の液圧を3、4
速で圧力調節バルブ8に供給して不必要なライン圧の増
大による動力損失が発生することを防止することができ
るように形成される。この際、前記ハイロー圧力バルブ
40は第5ソレノイドバルブS5のオフ制御時に制御さ
れながらライン圧を低下させ、単独制御が可能になるこ
とにより、ライン圧制御が効果的に行われることができ
るようになる。
【0039】図面中の説明されていない符号S6はダン
パクラッチコントロールバルブ12を制御してダンパク
ラッチDを作動させたり又は作動を解除する第6ソレノ
イドバルブである。
【0040】上記のような本発明の液圧制御システム
は、図1に示されているように、中立Nレンジではオイ
ルポンプ4から吐出される液圧が圧力制御バルブ8によ
って一定液圧に調節されながらリデュシングバルブ14
を通じて減圧された後それぞれダンパクラッチコントロ
ールバルブ12と第1及び第2圧力制御バルブ18、2
0に供給される。この際、トランスミッション制御ユニ
ットによってデューティ制御される第3及び第4ソレノ
イドバルブS3、S4はオフ状態に制御されてこれら圧
力制御バルブのスプールを図における右側に移動させ
る。
【0041】このような状態でセレクタレバーが後進R
レンジとして選択されると、図3に示されているよう
に、マニュアルバルブ16に供給される液圧の一部が第
3ソレノイドバルブS3のデューティ制御によって制御
されるN−Rコントロールバルブ22を経由して後進第
1制御管路48を通じて1−2シフトバルブ34に供給
され、このバルブ34のバルブスプールを右側に移動さ
せて後進時に反力要素に作用する第5摩擦要素C5に供
給される。また、他の一部の液圧はマニュアルバルブ1
6によって直接制御されて後進第2制御管路50と、3
−4シフトバルブ44と、2−3/4−3シフトバルブ
38とを通じて後進時に入力要素として作用する第4摩
擦要素C4に供給され、これによって後進制御を完了す
ることになる。
【0042】さらに、中立N状態でセレクタレバーが走
行Dレンジとして選択されると、図4に示されているよ
うに、マニュアルバルブ16に供給される液圧の一部が
シフトコントロールバルブ26と第1、第2圧力制御バ
ルブ18、20に供給される。この際、変速制御手段の
第1、第2ソレノイドバルブS1、S2はすべてオン状
態に制御されこのシフトコントロールバルブ26のポー
ト変換を始めの状態のとおり維持するようになる。ま
た、圧力制御手段の第1、第2圧力制御バルブ18、2
0に供給される液圧は、第3ソレノイドバルブS3がオ
ン状態に制御され1速管路33から供給される液圧を遮
断することになるので、この液圧は第2圧力制御バルブ
20を通じて3−4シフトバルブ44を経由して前進1
速時に入力要素として作用する第1摩擦要素C1に供給
されて1速制御を完了することになる。
【0043】このような1速制御状態で車速が増加しス
ロットルバルブの開度率が増加すると、図5に示されて
いるように、トランスミッション制御ユニットはオン状
態に制御されていた第1ソレノイドバルブS1をオフ状
態に制御してシフトコントロールバルブ26に供給され
る液圧を2速管路28に供給することになる。さらに、
第3ソレノイドバルブS3がオフ状態にデューティ制御
され1速管路33から供給される液圧を第1圧力制御バ
ルブ18が制御するようにしてその制御圧を1−2シフ
トバルブ34とコントロールスイッチバルブ36を経由
して第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に供給する
ことになる。この際、1−2シフトバルブ34を通過す
る液圧の一部は2−3/4−3シフトバルブ38に供給
されてそこで待機し、またシフトコントロールバルブ2
6から2速管路28に流れるライン圧はこの2速管路2
8から分肢された管路L1を通じてコントロールスイッ
チバルブ36で待機することになる。
【0044】このような状態で、図6に示されているよ
うに、第5ソレノイドバルブS5がオン制御されると、
コントロールスイッチバルブ36のバルブスプールが左
側に移動して第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に
供給された圧が制御圧から2速管路28に流れるライン
圧に変換され2速制御が完了される。
【0045】上記のような2速制御状態で車速がより増
加しスロットルバルブの開度が増加すると、図7に示さ
れているように、変速制御手段の第1、第2ソレノイド
バルブS1、S2をすべてオフ制御することになる。こ
のような制御によって2速管路28と3速管路30に液
圧が流れることになり、この際、3速管路30の液圧は
2−3/4−3シフトバルブ38の左側ポートに流入し
てバルブスプールを図における右側に移動させる。この
ような作用によって2速制御時に2−3/4−3シフト
バルブ38で待機していた液圧が第2摩擦要素C2の解
除側チャンバh2に供給されてこの第2摩擦要素C2の
作動を中断させるとともに第4摩擦要素C4に制御圧を
供給する。これと同時に、第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1には第5ソレノイドバルブS5のオフ制御に
よってコントロールスイッチバルブ36を経由する制御
圧が供給され、第2、第3速管路28、30に流れるラ
イン圧の一部はコントロールスイッチバルブ36で待機
することになる。さらに、タイミング制御管路46に流
れていた液圧の一部がハイロー圧力バルブ40に作用し
てバルブスプールを図における左側に移動させて3速管
路30に流れるライン圧の一部を遮断することになる。
【0046】このような状態で、図8に示されているよ
うに、オフ制御されていた第5ソレノイドバルブS5が
オン制御されると、コントロールスイッチバルブ36の
バルブスプールが右側に移動して第2摩擦要素C2の作
動側チャンバh1に供給された圧を制御圧から2速管路
28に流れるライン圧に変換させ、3速管路30に流れ
るライン圧が第3摩擦要素C3に供給され3速制御が完
了する。このような3速制御時に第3摩擦要素C3に供
給される液圧の一部はハイロー圧力バルブ40を通じて
圧力調節バルブ8に供給されてライン圧を調節すること
になり、この際、2→3変速中にはハイロー圧力バルブ
40のバルブスプールが左側に移動してから3速変速の
完了する時点には第5ソレノイドバルブS5のオフ制御
によって右側に移動しながら圧力調節バルブ8に液圧を
供給することになる。さらに前記のようなライン圧調節
は実質的にライン圧を低下させることであり、これはオ
イルポンプの駆動損実を減少して高速段で燃費を向上さ
せる効果を得るようにするためであり、このようにライ
ン圧を調節する場合には、従来のようにダンパクラッチ
Dと連動して調節することではなく、ライン圧の独立制
御が可能であるとの長所を有する。また、前記のような
2速から3速への変速時、変速完了時点で第3摩擦要素
C3の作動を第5ソレノイドバルブS5によって制御す
ることにより、走行中変速される過程において一時的に
中立になることを防止するようになる。
【0047】前記のような3速制御状態で車速がより増
加しスロットルバルブの開度率が増加すると、トランス
ミッション制御ユニットは、図9に示されているよう
に、第1ソレノイドバルブS1をオン制御するとともに
第5ソレノイドバルブS5をオフ状態に制御して2速、
3速、4速管路28、30、32のすべてに液圧が流れ
るようにし、第3ソレノイドバルブS3をデューティ制
御する。これによって第2摩擦要素C2の作動側チャン
バh1に供給されていた液圧がコントロールスイッチバ
ルブ36の作動によって制御圧に変換し、4速管路32
に流れるライン圧の供給によって3−4シフトバルブ4
4のバルブスプールが図における右側に移動するととも
に2−3/4−3シフトバルブ38のバルブスプールが
図における左側に移動することになる。前記2−3/4
−3シフトバルブ38のバルブスプールが、3速管路3
0に流れるライン圧が左側に作用しているにも係わら
ず、左側に移動することができるのは4速ライン圧が3
−4シフトバルブ44を経て2−3/4−3シフトバル
ブ38の右側に作用するためである。前記のように2−
3/4−3シフトバルブ38と3−4シフトバルブ44
の作動によって3速で第1摩擦要素C1に供給された液
圧は3−4シフトバルブ44の排出ポートExを通じて
迅速に排出される。さらに、第4摩擦要素C4と第2摩
擦要素C2の解除側チャンバh2に供給された液圧は2
−3/4−3シフトバルブ38と3−4シフトバルブ4
4と後進第2制御管路50とを経てマニュアルバルブ1
6を通じて排出され、この際、この解除圧は後進第2制
御管路50に配置されたチェックバルブ56によって制
御されながら遅延解除される。
【0048】上記のような制御が行われた後には、図1
0に示されているように、第5ソレノイドバルブS5が
オン状態に制御されてコントロールスイッチバルブ36
のバルブスプールを図における右側に移動させて第2摩
擦要素C2の作動側チャンバh1と第3摩擦要素C3と
には正常的なドライブ圧が供給されるようにすることに
より、4速制御を完了する。
【0049】また、車両の走行中の走行与件に応じてダ
ウンシフトが行われるときの制御過程を見てみると、ま
ず、4速から3速へのダウンシフトが行われる時には、
図11に示されているように、4速でオン制御されてい
た第1ソレノイドバルブS1がオフ制御されながら4速
管路32に供給された液圧はシフトコントロールバルブ
26を通じて排出され、これによって3−4シフトバル
ブ44のバルブスプールが左側に移動して2−3/4−
3シフトバルブ38に供給された液圧は3−4シフトバ
ルブ44の排出ポートExを通じて排出される。また、
第3、第4ソレノイドバルブS3、S4のデューティ制
御によって第1圧力制御バルブ18で制御されて1−2
シフトバルブ34を経由した液圧の一部は第5ソレノイ
ドバルブS5のオフ制御によってコントロールスイッチ
バルブ36を経て第2摩擦要素C2の作動側チャンバh
1に供給され、他の一部は2−3/4−3シフトバルブ
38を通じて第4摩擦要素C4と第2摩擦要素C2の解
除側チャンバh2に供給される。これと同時に、第2圧
力制御バルブ20によって制御された液圧は3−4シフ
トバルブ44を経て第1摩擦要素C1に制御圧として供
給されて4→3ダウンシフトが行われる。この際、4→
3変速後には第1摩擦要素C1の作動が自由になり、変
速衝撃を改善するとともに一時的の中立発生を防止する
ことができるようになる。
【0050】図12は3→2ダウンシフト過程を説明す
るための図面であって、この際には3速でオフ制御され
ている第2ソレノイドバルブS2がオン制御されること
により、第3摩擦要素C3に供給された液圧を3速管路
30とシフトコントロールバルブ26を通じて迅速に排
出する。さらに、第5ソレノイドバルブS5をオン状態
に制御して第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に供
給された液圧がコントロールスイッチバルブ36の作動
によってシフトコントロールバルブ26からのライン圧
に変換され、第2摩擦要素C2の解除側チャンバh2と
第4摩擦要素C4の解除圧は2−3/4−3シフトバル
ブ38、3−4シフトバルブ44、後進第2制御管路5
0を経てマニュアルバルブ16を通じて排出されて3→
2変速が行われることになる。
【0051】図13は2→1ダウンシフト時の液圧の流
れの状態を示しており、この際には第1ソレノイドバル
ブS1がオフ状態を維持している状態で第2ソレノイド
バルブS2がオン状態に制御され、第5ソレノイドバル
ブS5は変速中にはオフ状態を維持するようになる。こ
れによって2速管路28に供給された液圧はシフトコン
トロールバルブ26の排出ポートExを通じて迅速に排
出され、第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に供給
された液圧は第5ソレノイドバルブS5のオフ制御によ
ってコントロールスイッチバルブ36と1−2シフトバ
ルブ34を通じて解除されながら2→1変速が行われる
ことになる。
【0052】このような本発明の液圧制御システムは、
4速から2速へのキックダウンスキップシフトが可能に
なり、この際、4速から2速への制御命令がトランスミ
ッション制御ユニットから出ると、図14に示されてい
るように、第1ソレノイドバルブS1をオン状態からオ
フ状態に制御し、第2ソレノイドバルブS2をオフ状態
からオン状態に制御し、第5ソレノイドバルブS5はオ
ン状態で変速後にオフ状態に制御するようになる。さら
に、第3ソレノイドバルブS3と第4ソレノイドバルブ
S4をデューティ制御してそれぞれ第3摩擦要素C3の
作動圧を解除しながら第1摩擦要素C1に作動圧を供給
して2速への変速制御を完了するようになる。このよう
に4→2スキップ変速時に第3摩擦要素C3の作動解除
と第1摩擦要素C1の作動制御によって変速が行われ、
クラッチ−クラッチ制御方式を使用することにより、変
速感を向上させることができるようになる。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による液
圧制御システムは3→4、3→2の変速時に作動解除さ
れる第1、第3摩擦要素の圧を迅速に解除するとともに
第2摩擦要素の作動圧をもって第2摩擦要素の解除圧と
第5摩擦要素の解除圧を背圧制御することができ、変速
衝撃を最少化し走行中に一時的の中立状態になることを
防止することができるようになる。また、4→2スキッ
プ変速ができるので応答性が極めてよい、電子制御によ
ってクラッチ−クラッチ制御方式で変速が行われるよう
にして変速感を向上させることができる。さらに、前進
3、4速でライン圧可変が行われる時、ダンパクラッチ
Dとは別途に独立的な制御が行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液圧制御システムにおける中立N
レンジの液圧の流れの状態を示す図面である。
【図2】本発明による液圧制御システムの主要部分の拡
大図である。
【図3】本発明による液圧制御システムにおける後進R
レンジの液圧の流れの状態を示す図面である。
【図4】本発明による液圧制御システムにおける走行D
レンジ1速の液圧の流れの状態を示す図面である。
【図5】本発明による液圧制御システムにおける走行D
レンジ1→2アップシフト時の液圧の流れの状態を示す
図面である。
【図6】本発明による液圧制御システムにおける走行D
レンジ2速の液圧の流れの状態を示す図面である。
【図7】本発明による液圧制御システムにおける走行D
レンジ2→3アップシフト時の液圧の流れの状態を示す
図面である。
【図8】本発明による液圧制御システムにおける走行D
レンジ3速の液圧の流れの状態を示す図面である。
【図9】本発明による液圧制御システムにおける走行D
レンジ3→4アップシフト時の液圧の流れの状態を示す
図面である。
【図10】本発明による液圧制御システムにおける走行
Dレンジ4速の液圧の流れの状態を示す図面である。
【図11】本発明による液圧制御システムにおける走行
Dレンジ4→3ダウンシフト時の液圧の流れの状態を示
す図面である。
【図12】本発明による液圧制御システムにおける走行
Dレンジ3→2ダウンシフト時の液圧の流れの状態を示
す図面である。
【図13】本発明による液圧制御システムにおける走行
Dレンジ2→1ダウンシフト時の液圧の流れの状態を示
す図面である。
【図14】本発明による液圧制御システムにおける走行
Dレンジ4→2スキップ変速が行われる時の液圧の流れ
の状態を示す図面である。
【符号の説明】
2 トルクコンバータ 4 オイルポンプ 6 管路 8 圧力調節バルブ 10 トルクコンバータコントロールバルブ 12 ダンパクラッチコントロールバルブ 14 リデュシングバルブ 16 マニュアルバルブ 18 第1圧力制御バルブ 20 第2圧力制御バルブ 22 N−Rコントロールバルブ 24 管路 26 シフトコントロールバルブ 28 2速管路 30 3速管路 32 4速管路 33 1速管路 34 1−2シフトバルブ 36 コントロールスイッチバルブ 38 2−3/4−3シフトバルブ 40 ハイロー圧力バルブ 42 4−2シフトバルブ 44 3−4シフトバルブ 46 タイミング制御管路 48 第1制御管路 50 第2制御管路 54 循環管路 56 チェックバルブ h1 作動側チャンバ h2 解除側チャンバ C1 第1摩擦要素 C2 第2摩擦要素 C3 第3摩擦要素 C4 第4摩擦要素 C5 第5摩擦要素 S1 第1ソレノイドバルブ S2 第2ソレノイドバルブ S3 第3ソレノイドバルブ S4 第4ソレノイドバルブ S5 第5ソレノイドバルブ S6 第6ソレノイドバルブ 340 管路 341 第9ポート 342 連結管路 343 オリフィス 361 第1ポート 362 第2ポート 363 第3ポート 364 第4ポート 365 第5ポート 366 第6ポート 367 第7ポート 368 第8ポート 369 管路 36S バルブスプール 381 第1ポート 382 第2ポート 383 第3ポート 384 第4ポート 385 第5ポート 421 第1ポート 422 第2ポート 423 第3ポート 424 第4ポート 425 第5ポート 42S バルブスプール 441 第1ポート 442 第2ポート 443 第3ポート 444 第4ポート 445 第5ポート 446 第6ポート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各変速比に応じて作動する多数の摩擦要
    素を有する車両用自動変速機の液圧制御システムにおい
    て、 この液圧制御システムは、液圧源と;液圧源で生成され
    た液圧をライン圧に調節し、このライン圧の一部を減圧
    するためのライン圧/リデュシング圧生成手段と;前記
    ライン圧/リデュシング圧生成手段からライン圧を供給
    され、シフトモードを制御するためのシフトコントロー
    ル手段と;前記ライン圧/リデュシング圧生成手段から
    減圧されたライン圧を制御圧として供給され、変速感及
    び応答性を向上させるため前記シフトコントロール手段
    から供給されたライン圧をドライブ圧又は後進圧に変換
    させるための圧力制御手段と;前記シフトコントロール
    手段からライン圧によって制御され、前記シフトコント
    ロール手段からのライン圧と圧力制御手段からのドライ
    ブ圧又は後進圧とを各速度段で作動する各摩擦要素に選
    択的に供給分配するための圧力分配手段と;を備えてな
    り、 前記圧力分配手段は、シフト制御中には圧力制御手段か
    らドライブ圧を4速段で作動する摩擦要素の一つに作動
    圧として供給し、シフト制御が完了した後には前記シフ
    トコントロール手段からデューティ制御されたドライブ
    圧をライン圧に変換させるコントロールスイッチバルブ
    からなり、 前記コントロールスイッチバルブは、トランスミッショ
    ン制御ユニットによってオン/オフ制御されるソレノイ
    ドバルブの作動によって前記シフトコントロール手段か
    ら供給されるライン圧によって制御される車両用自動変
    速機の液圧制御システム。
  2. 【請求項2】 前記圧力分配手段は、前記シフトコント
    ロール手段からライン圧によって制御され、前記圧力制
    御手段によって発生された後進圧とドライブ圧の供給方
    向を制御するための1−2シフトバルブと;前記コント
    ロールスイッチバルブからライン圧とドライブ圧を1
    速、2速、3速段で作動する摩擦要素に選択的に供給す
    るための4−2シフトバルブと;前記シフトコントロー
    ル手段からライン圧によって制御され、前記シフトコン
    トロール手段からのライン圧と、圧力制御手段からの後
    進圧を3速段と後進レンジで作動される摩擦要素に選択
    的に供給するための2−3/4−3シフトバルブと;前
    記シフトコントロール手段からライン圧によって制御さ
    れ、このライン圧を前記2−3/4−3シフトバルブに
    制御圧として供給し、圧力制御手段からドライブ圧を1
    速、2速、3速段で作動する摩擦要素に供給するための
    3−4シフトバルブと;をさらに備えてなる請求項1に
    記載の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  3. 【請求項3】 前記1−2シフトバルブは、前記シフト
    コントロール手段から制御圧を供給するための第1ポー
    トと;前記圧力制御手段によってデューティ制御される
    液圧を供給するための第2ポートと;前記圧力制御手段
    によってデューティ制御される後進圧を供給するための
    第3ポートと;前記2−3/4−3シフトバルブとコン
    トロールスイッチバルブとに液圧を同時に供給するため
    の第4ポートと;後進レンジで作動する摩擦要素に後進
    圧を供給するための第5ポートとを備えてなる請求項2
    に記載の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  4. 【請求項4】 前記コントロールスイッチバルブは、前
    記シフトコントロール手段からライン圧を制御圧として
    供給するための第1ポートと;前記第1ポートを通じて
    供給されるライン圧を前記4−2シフトバルブに供給す
    るための第2ポートと;前記シフトコントロール手段か
    らライン圧を供給するための第3ポートと;前記圧力制
    御手段によって制御されたドライブ圧を1−2シフトバ
    ルブを通じて供給するための第4ポートと;前記第3ポ
    ートを通じて供給されるライン圧又は前記第4ポートを
    通じて供給されるドライブ圧を2速、3速、4速段で作
    動する摩擦要素の一つに作動圧として供給するための第
    5ポートと;前記第4ポートを通じて供給されるドライ
    ブ圧を4−2シフトバルブに供給するための第6ポート
    と;前記シフトコントロール手段からライン圧を供給す
    るための第7ポートと;前記第7ポートを通じて供給さ
    れるライン圧を4−2シフトバルブに供給するための第
    8ポートと;を備えてなる請求項2に記載の車両用自動
    変速機の液圧制御システム。
  5. 【請求項5】 前記コントロールスイッチバルブは、前
    記第7ポートと連通する第2管路から分肢された第1管
    路と連通する第9ポートと、前記第1管路に設置され、
    このコントロールスイッチバルブに供給された液圧を遮
    断するチェックバルブとをさらに備えてなる請求項4に
    記載の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  6. 【請求項6】 前記4−2シフトバルブは、前記3−4
    シフトバルブからドライブ圧の一部を供給するための第
    1ポートと;前記コントロールスイッチバルブからライ
    ン圧を制御圧として供給するための第2ポートと;前記
    コントロールスイッチバルブからライン圧又はドライブ
    圧を供給するための第3ポートと;前記コントロールス
    イッチバルブからライン圧を供給するための第4ポート
    と;前記第3、第4ポートを通じて供給されるライン圧
    とドライブ圧を3速、4速段で作動する摩擦要素に選択
    的に供給するための第5ポートと;を備えてなる請求項
    2に記載の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  7. 【請求項7】 前記2−3/4−3シフトバルブは、前
    記シフトコントロール手段からライン圧を制御圧として
    供給するための第1ポートと;前記3−4シフトバルブ
    からのライン圧を供給するように3−4シフトバルブと
    連結される第2ポートと;3速段で作動する摩擦要素と
    連結される第3ポートと;前記3−4シフトバルブから
    ライン圧を供給し、ライン圧を第3ポートを通じて3速
    段で作動する摩擦要素に供給するための第4ポートと;
    前記圧力制御手段から前記1−2シフトバルブを経由し
    てドライブ圧を供給するための第5ポートと;を備えて
    なる請求項2に記載の車両用自動変速機の液圧制御シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記3−4シフトバルブは、前記シフト
    コントロール手段からライン圧を供給するための第1ポ
    ートと;前記第1ポートを通じて供給されるライン圧を
    2−3/4−3シフトバルブの第2ポートに制御圧とし
    て供給するための第2ポートと;第2圧力制御バルブか
    らドライブ圧を供給するための第3ポートと;前記第3
    ポートを通じて供給されるドライブ圧を1速、2速、3
    速段で作動する摩擦要素に供給するための第4ポート
    と;前記シフトコントロール手段からライン圧を供給す
    るための第5、第6ポートと;を備えてなる請求項2に
    記載の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  9. 【請求項9】 循環管路は、前記3−4シフトバルブの
    第6ポートと連結される第1管路から分肢されて前記第
    6ポートと連通し、前記3−4シフトバルブの第5ポー
    トは、前記循環管路から分肢される第2管路と連結さ
    れ、前記第2管路は2−3/4−3シフトバルブに延長
    される請求項8に記載の車両用自動変速機の液圧制御シ
    ステム。
JP29939797A 1996-10-15 1997-10-15 車両用自動変速機の液圧制御システム Expired - Fee Related JP3600846B2 (ja)

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