JP2000087045A - 石炭熱分解法における石炭前処理方法 - Google Patents

石炭熱分解法における石炭前処理方法

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Hideaki Yabe
英昭 矢部
Takafumi Kawamura
隆文 河村
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭を熱分解させてガス、タール、チャーを
製造する際に、熱分解反応生成物としてBTXをはじめ
とする軽質油を特に高収率で得ること可能な低コストの
石炭前処理方法を提供する。 【解決手段】 本発明の石炭熱分解法における石炭前処
理方法は、金属イオンを含有する酸性排水中に微細に粉
砕した石炭を投入し、排水中の金属イオンを触媒として
石炭に担持する。その際、金属イオンを含有する酸性排
水中に微細に粉砕した石炭を投入した後、排水のpHを
アルカリ中和剤によって上昇させ、スラッジとして析出
した金属化合物を触媒として石炭に担持する。また、酸
性排水中に含有される2価鉄イオンを3価鉄イオンに酸
化した後、微細に粉砕した石炭を排水中に投入し、アル
カリ中和剤によって排水のpHを2〜5にまで上昇さ
せ、スラッジとして析出した3価鉄化合物を選択的に触
媒として石炭に担持しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭を熱分解し、
ガス、タール、チャーを製造する際の石炭前処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは現在までに、石炭を急速に
加熱し、熱分解することにより、石炭からガス、ター
ル、チャーのような有用成分を製造するプロセスに関す
る提案を行っている。例えば、特開平1−113491
号公報には、石炭を気相中で、間接的に昇温された熱分
解発生ガスと混合させることによって、石炭を短時間で
熱分解し、石炭中の揮発分の多くをタール、ガスとして
回収する技術が開示されている。また、特開平5−29
5371号公報には、石炭を急速熱分解して得られたチ
ャーの一部を酸素でガス化し、その高温ガス中に微粉炭
を吹き込むことによって、石炭の熱分解を行う技術が開
示されている。
【0003】また、現在までに、石炭水添ガス化または
水素化熱分解と呼ばれるプロセスもいくつか提案されて
いる。このプロセスは、石炭を高温高圧下において水素
と反応させて、直接メタンをはじめとする炭化水素ガス
およびBTXをはじめとする液状炭化水素を製造するこ
とに特徴がある。本発明者らも、特願平10−2792
1号において、石炭、チャーおよび炭素質原料の酸素に
よるガス化で生ずる高温ガス中に、水素ガスを混合し、
水素濃度を高めたガス雰囲気中に石炭を吹き込み、石炭
の急速加熱・熱分解反応を気流層で行わせ、特にBTX
を高収率で得ることが可能であり、かつ設備のイニシャ
ルコストを低減し、熱補給の必要がない高い熱効率の石
炭水素化熱分解方法を提案している。
【0004】また、文献(燃料協会誌、第69巻、70
1ぺージ、1990/燃料協会誌、第70巻、81ぺー
ジ、1991/燃料協会誌、第71巻、189ぺージ、
1992)によると、石炭を水素化熱分解する際に、原
料石炭に金属触煤を担持することによって、熱分解反応
生成物のBTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)や軽
質オイル成分の収率が増加することが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特願平10−2792
1号において提案されているプロセスは、BTXをはじ
めとする軽質油を高い収率で製造することが可能であ
り、かっ設備のイニシャルコストを低減し、熱補給の必
要がない高い熱効率の石炭水素化熱分解方法である。こ
のプロセスにおいて更にBTX収率を増加させようとす
るためには、原料石炭に触媒を担持することが効果的で
ある。しかし、文献(燃料協会誌、第69巻、701ぺ
ージ、1990/燃料協会誌、第70巻、81ぺージ、
1991/燃料協会誌、第71巻、189ぺージ、19
92)において報告されている、金属化合物の純物質を
直接触媒として石炭に担持する方法では、触媒コストが
非常に大きなものとなってしまうため、実用化するのに
は問題があった。特に、触媒効果が顕著となる含浸法に
よって触媒を担持する場合、触媒水溶液の調整および含
浸するための処理槽も必要となるため、ランニングコス
トや設備コスト等の処理コストの面においても不利であ
った。
【0006】本発明の目的は、石炭を熱分解させてガ
ス、タール、チャーを製造する際に、熱分解反応生成物
としてBTXをはじめとする軽質油を特に高収率で得る
ことが可能となる低コストの石炭前処理方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の石炭熱分
解法における石炭前処理方法は、金属イオンを含有する
酸性排水中に微細に粉砕した石炭を投入し、排水中の金
属イオンを触媒として石炭に担持することを特徴とす
る。 (2)また、金属イオンを含有する酸性排水中に微細に
粉砕した石炭を投入した後、排水のpHをアルカリ中和
剤によって上昇させ、スラッジとして析出した金属化合
物を触媒として石炭に担持することを特徴とする。 (3)また、酸性排水中に含有される2価鉄イオンを3
価鉄イオンに酸化した後、微細に粉砕した石炭を排水中
に投入し、アルカリ中和剤によって排水のpHを2〜5
にまで上昇させ、スラッジとして析出した3価鉄化合物
を選択的に触媒として石炭に担持することを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
石炭の水素化熱分解に関して、BTX等の軽質油成分の
収率を増加させる効果のある金属触媒としては、Fe、
Co、Ni等の鉄族(VIII族)元素、Cr,Mo等のク
ロム族元素、Cu等の銅族元素、Zn等の亜鉛族元素、
更にはSn、Pb等の炭素族元素が挙げられる。これら
の金属を単体で、あるいは化合物として、原料石炭に添
加することによって、触媒効果が認められる。これらの
金属触媒として市販の純試薬を用いた場合、軽質油の収
率が増加するメリットよりも、触媒添加によるコスト増
加によるデメリットの方が大きいため、現状では実プロ
セスにおいて触媒添加をすることは事実上不可能であっ
た。
【0009】製鉄産業における鋼材酸洗等の冷延鋼板製
造工程または亜鉛メッキ、錫メッキ、クロムメッキ、ニ
ッケルメッキ等の表面処理鋼板製造工程、あるいはIC
産業および電子部品産業におけるエッチング工程から排
出される酸性排水中には、上記した触媒効果の認められ
る金属が、イオンとして多量に含有されている。従来、
これらの排水は、炭酸カルシウム、消石灰、生石灰等の
アルカリ中和剤によって中和処理され、排水中の金属イ
オンを水酸化物の沈殿として析出させた後に放流されて
いる。析出した金属水酸化物(中和スラッジ)は、埋め
立て等によって廃棄され、ほとんど有効利用されていな
いのが現状である。
【0010】本発明者らは、これらの酸性排水中に含有
される金属イオンを、触媒として石炭に担持して利用す
ることを見出した。石炭に触媒を担持する方法として
は、含浸法および共沈法が挙げられる。
【0011】含浸法の場合、石炭を直接酸洗排水中に一
定時間浸漬、攪拌した後に分離し、それらを脱水または
乾燥することによって、金属触媒は石炭に担持される。
しかし、含浸法の場合、排水中の金属イオンの濃度変化
によって、石炭へ担持される金属触媒の量も変化してし
まうため、石炭に対して常に一定の割合で金属触媒を担
持することは困難である。また、排水中に数種類の金属
イオンが含有されている場合、それらのすべての金属イ
オンが石炭へ担持される。しかし、酸性排水中にクロ
ム、鉛のような有害物質が含有される場合、これらの有
害物質も石炭へ担持されてしまうため、その石炭を熱分
解することによって発生するチャー、更にはそのチャー
をガス化することによって生じるスラグ中にも有害物質
が含有されることになり、スラグの再利用の観点からは
望ましくない。
【0012】一方、共沈法の場合、石炭を直接酸洗排水
中に浸漬した後、アルカリ中和剤の添加によって金属イ
オンを微細な水酸化物の沈殿(スラッジ)として析出さ
せ、そのスラッジを石炭と攪拌、混合後に排水から分離
し、脱水または乾燥することによって、金属触媒は石炭
に担持される。共沈法の場合、石炭へ担持される金属触
煤の量は、析出する金属水酸化物の量と等しいため、添
加するアルカリ中和剤の量、すなわちpHを調整・制御
することによって、石炭に対して一定の割合で金属触煤
を担持することがある程度可能である。しかし、含浸法
の場合と同様、酸性排水中にクロムのような有害物質が
含有される場合、これらの有害物質も石炭へと担持され
てしまう。
【0013】そこで本発明者らは、酸性排水中に含有さ
れる特定の金属イオン(3価鉄イオン)のみを、石炭に
担持させることが可能な共沈法を考案した。図1に各金
属イオンの溶解度とpHとの関係を示す。酸性排水中に
含有される種々の金属イオンの内、3価鉄イオンは低p
H条件下においても溶解度が小さいため、pHを4〜5
程度まで上昇させれば、ほとんどがスラッジとして析出
する。一方、クロム、亜鉛、ニッケル等の他の金属イオ
ンはpH4〜5程度の条件では析出しないため、この状
態において石炭を分離すれば、3価鉄イオンのみを石炭
へ触媒として担持することが可能である。また、酸性排
水中の3価鉄イオンの含有量に応じて、スラッジを析出
させるpHを2〜5の間の任意の値にすることによっ
て、石炭へ担持させる触媒量を調整することも可能であ
る。
【0014】酸性排水中には2価および3価の鉄イオン
が混在している。2価鉄イオンは3価鉄イオンとは異な
り、pHを9.5以上にしないと、スラッジとして完全
に沈殿せずに排水に溶解したまま存在し、かつ、2価鉄
のスラッジは非常に沈降速度が遅いという欠点があるた
め、排水処理の観点からは、2価鉄イオンを3価鉄イオ
ンに酸化してから沈殿除去するのが望ましい。従って、
酸性排水中の2価鉄イオンを3価鉄イオンに酸化してか
ら、先に述べた石炭への3価鉄イオンの担持を行なえ
ば、石炭への触媒(3価鉄)担持量が増加し、かつ、触
媒を担持した後の金属イオン含有酸洗排水を中和処理す
ることも容易になるというメリットがある。
【0015】2価鉄イオンを3価鉄イオンに酸化する方
法としては、物理化学的方法(空気酸化法)および生物
学的方法が挙げられる。物理化学的方法(空気酸化法)
は、アルカリ剤添加によってpHを8〜9程度に保ちな
がら大量の空気を吹き込んで2価鉄イオンを3価鉄イオ
ンヘ酸化する方法であるが、pHが4以下の条件では酸
化速度が極めて遅くなることが知られている(例えば
「一般水質化学」、共立出版、p500)。
【0016】一方、特公昭63−45271号公報、特
公昭63−51076号公報では鉄酸化細菌を用いた生
物学的方法が提案されている。すなわち、チオバチラス
・フェロオキシダンス(Thiobachillus
ferrooxidans)を代表的な菌種とする、2
価鉄イオンを3価鉄イオンヘ酸化することによって増殖
のためのエネルギーを得ることが可能な細菌(鉄酸化細
菌)の働きによって、2価鉄イオンを3価鉄イオンヘ酸
化する方法である。この鉄酸化細菌はpHが1.5〜3
という酸性状態で活性を有するため、pHが低い状態の
ままでも2価鉄イオンを3価鉄イオンに迅速に酸化する
ことが可能である。
【0017】
【実施例】本発明の方法を、図2に示したフローに従っ
て実施した。酸性排水は、まず始めに、2価鉄イオンを
3価鉄イオンヘ酸化するための鉄酸化槽1へ導入した。
鉄酸化槽内には鉄酸化細菌を含有している活性汚泥(馴
養済み)が投入されており、エアーブロア2によって曝
気、攪拌を行った。鉄酸化槽1によって、2価鉄イオン
の大部分が3価鉄イオンに酸化された後の酸性排水は、
pH調整槽3に導入した。200mesh以下の微粉に調整
された石炭1000kgは、pH調整槽3内の酸性排水中
に投入され、攪拌器4によって十分に攪拌した後、アル
カリ中和剤(消石灰)を添加し、pH調整槽内3のpH
を4に上昇させることによって、3価鉄イオンを水酸化
物スラッジとして析出させた。pHはpH調整槽内3の
pHメータ5によって測定する。析出したスラッジと石
炭は、しばらくの間攪拌することによって充分に混合し
た後、pH調整槽内から分離され、水洗、乾燥した後
に、触媒担持石炭として熱分解処理を実施した。なお、
触媒が担持された乾燥後の石炭重量は1030kgであっ
た。表1に酸性排水の水質を示す。
【0018】
【表1】
【0019】なお、pH調整槽3から放出された使用済
みの酸性排水は、後段においてpH9程度にまで中和処
理され、金属イオンを沈殿除去した後に放流した。
【0020】〔実施例1〕上記の方法によって触媒(3
価鉄)を担持した石炭1030gを、小型の気流層型の
熱分解反応器において、温度850℃、圧力30atm 、
滞留時間1sec 、水素濃度50%の条件下で熱分解を実
施した。また、比較例として、触媒を担持していない石
炭1000gを使用した場合の、同様な条件下での熱分
解も併せて実施した。
【0021】表2に、実施例および比較例において得ら
れた熱分解反応生成物の収率を示す。実施例においては
比較例よりもBTXの収率が増加した。BTX以外の液
成分も増加したが、実施例におけるこれらの液成分の平
均分子量が161であるのに対し、比較例では198で
あり、実施例の液成分の方がより軽質化が進行してい
た。
【0022】
【表2】
【0023】〔実施例2〕上記の方法によって金属触媒
(3価鉄)を担持した石炭1030kgを、図3に示すフ
ローのプロセスにおいて、熱分解を行った。触媒を担持
した石炭は気流層型の熱分解反応器6へ導入した。熱分
解反応器6では、高温ガス発生器7において発生する高
温ガスおよび水素ガスとの混合ガスに石炭を混合し、温
度750℃、圧力30atm 、滞留時間1sec 、水素濃度
52%の条件下で熱分解することによって、熱分解反応
生成物として熱分解ガス、タール、チャーが発生した。
発生したチャーは、サイクロン8によってガス、タール
と分離した。分離されたチャーの全量はリサイクルさ
れ、高温ガス発生器7において酸素ガスによって、温度
1350℃、圧力30atm 、滞留時間2sec の条件下で
高温ガス(主成分は水素および一酸化炭素)にガス化
(部分酸化)した。ガス化の際に発生するスラグは、高
温ガス発生器7の底部より回収した。高温ガス発生器7
を熱分解反応器6下部に設置することによって、高温ガ
スの顕熱は、放熱を最小限として効率良く、熱分解反応
器6へ導入可能であった。
【0024】熱分解ガスおよびタールは熱交換器15を
経てから冷却器9によって分離し、更にタールは蒸留等
の方式のタール精製器10によって、BTX、その他液
成分に分離精製した。一方の熱分解ガスは、脱硫器11
によって硫黄を除去した後、吸収等の方式のガス精製器
12によって、BTXと製品ガスに分離精製した。
【0025】製品ガスの一部はシフト反応器13へ導入
し、水性ガスシフト反応によって、一酸化炭素を水素お
よび二酸化炭素へと変換し、水素リッチガスとした。水
素リッチガスは脱炭酸器14によって二酸化炭素を除去
し、熱交換器15で熱交換した後、水素ガスとしてリサ
イクル利用した。表3に、その結果得られた熱分解反応
生成物の発生量を示す。
【0026】
【表3】
【0027】反応生成物として、BTXおよびBTX以
外の液成分が特に多量に得られ、これらは化学品合成の
ための原料として好適であった。また、製品ガスは、3
0atm の高圧ガスであるため、発電用途に優れており、
かつ、製品ガス中のH2 /CO比が大きいため、メタノ
ール合成等の化学原料としても好適であった。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明により、石炭を熱分
解させてガス、タール、チャーを製造する際に、熱分解
反応生成物としてBTXをはじめとする軽質油を特に高
収率で得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属イオンの溶解度とpHとの関係を示した図
である。
【図2】本発明の石炭熱分解法における石炭前処理方法
に関するフローシートである。
【図3】本発明の石炭熱分解法における石炭前処理方法
によって得にれた石炭を熱分解するためのプロセスのフ
ローシートである。
【符号の説明】
1 鉄酸化槽 2 エアーブロア 3 pH調整槽 4 攪拌器 5 pHメータ 6 熱分解反応器 7 高温ガス発生器 8 サイクロン 9 冷却器 10 タール精製器 11 脱硫器 12 ガス精製器 13 シフト反応器 14 脱炭酸器 15 熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10J 3/46 C10J 3/46 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属イオンを含有する酸性排水中に、微
    細に粉砕した石炭を投入し、排水中の金属イオンを触媒
    として石炭に担持することを特徴とする石炭熱分解法に
    おける石炭前処理方法。
  2. 【請求項2】 金属イオンを含有する酸性排水中に、微
    細に粉砕した石炭を投入した後、排水のpHをアルカリ
    中和剤によって上昇させ、スラッジとして析出した金属
    化合物を触媒として石炭に担持することを特徴とする石
    炭熱分解法における石炭前処理方法。
  3. 【請求項3】 酸性排水中に含有される2価鉄イオンを
    3価鉄イオンに酸化した後、微細に粉砕した石炭を排水
    中に投入し、アルカリ中和剤によって排水のpHを2〜
    5にまで上昇させ、スラッジとして析出した3価鉄化合
    物を選択的に触媒として石炭に担持することを特徴とす
    る石炭熱分解法における石炭前処理方法。
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