JP2000086699A - 細胞表面抗原cd14を認識する新規なモノクローナル抗体 - Google Patents

細胞表面抗原cd14を認識する新規なモノクローナル抗体

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JP2000086699A
JP2000086699A JP10253002A JP25300298A JP2000086699A JP 2000086699 A JP2000086699 A JP 2000086699A JP 10253002 A JP10253002 A JP 10253002A JP 25300298 A JP25300298 A JP 25300298A JP 2000086699 A JP2000086699 A JP 2000086699A
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cells
macrophage
monoclonal antibody
cell
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Yoshiyuki Adachi
禎之 安達
Naohito Ono
尚仁 大野
Toshiro Yadomae
利郎 宿前
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Seikagaku Corp
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    • C07K16/2896Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against molecules with a "CD"-designation, not provided for elsewhere

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敗血症等の病態の解明と治療に好適な、マク
ロファージ細胞表面リセプターであるCD14のリポポ
リサッカライド結合部位を認識するモノクローナル抗体
を提供する。 【解決手段】 マクロファージ細胞表面リセプターCD
14のリポポリサッカライド結合部位を認識し、単球ま
たはマクロファージ系細胞に対する結合活性を有するモ
ノクローナル抗体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マクロファージ細
胞表面リセプターCD14のリポポリサッカライド結合
部位を認識し、単球またはマクロファージ系細胞で免疫
された哺乳動物の脾臓細胞とミエローマ細胞とを融合し
て得られるハイブリドーマにより産生されるモノクロー
ナル抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】リポポリサッカライド(以下「LPS」
という)に対する親和性の高い細胞表面リセプターであ
るCD14は、LPSと血清中のLPS結合タンパク
(LPSBinding Protein、以下「LB
P」という)との複合体(以下「LPS−LBP複合
体」という)を認識することにより、TNFやIL−6
等の炎症性サイトカインやNO等の因子を単球やマクロ
ファージから細胞外に放出する。これらの因子は、微量
でも生体における敗血症の発症と重篤化に極めて重要な
役割を演じていることが報告されている。
【0003】また、可溶性CD14抗原も敗血症の病態
と密接に関連する可能性があり、従来までCD14抗原
に対する抗体を用いた様々な敗血症の病態解析が行われ
ている。例えば、特表平8−510909号公報には、
抗原として遺伝子組換えCD14で免疫して得られたハ
イブリドーマより産生される抗体が開示されている。ま
た、特表平5−501399号公報にはLPS−LBP
複合体のCD14への結合を競争的に阻害するCD14
モノクローナル抗体の敗血症治療への用途が開示されて
いる。
【0004】しかし、これらの従来の抗体は組換えCD
14を使用して製造されたものであり、細胞表面上に様
々な存在様式で存在している実際の抗原には親和性を示
さず、また抗原としての組換えCD14が精製の段階で
変性してしまうことにより所望の認識特性を有する抗体
が得られない可能性がある等、特異性に問題があり、敗
血症等の病態の解明と治療への応用には不十分なもので
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、敗血症等の病態の解明と治療に好適な、マクロファ
ージ細胞表面リセプターであるCD14のLPS結合部
位を認識するモノクローナル抗体を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、単球また
はマクロファージ系細胞を抗原として免疫した動物の細
胞を使用してハイブリドーマを作製し、単球またはマク
ロファージ系細胞に対する結合活性を有する抗体を産生
するハイブリドーマのクローンのみを蛍光活性化セルソ
ーター(FACS)を用いてスクリーニングし、これら
の抗体と反応する抗原の分子性状を詳細に検討し、細胞
表面CD14抗原と結合する抗体のみをクローニングし
た。その結果、CD14のLPS結合部位を認識し、L
PSとの結合を拮抗的に阻害することによりTNF、I
L−6及びNO等の炎症性メディエーターの産生を抑え
る新規なモノクローナル抗体を見出し、本発明を完成し
た。
【0007】すなわち本発明は、マクロファージ細胞表
面リセプターであるCD14のLPS結合部位を認識
し、単球またはマクロファージ系細胞に対する結合活性
を有するモノクローナル抗体を提供するものである。
【0008】本発明のモノクローナル抗体は、単球また
はマクロファージ系細胞で免疫された哺乳動物の脾臓細
胞とミエローマ細胞とを融合して得られるハイブリドー
マにより産生される。
【0009】単球またはマクロファージ系細胞は好まし
くはマウス由来のRAW264.7細胞(ATCC N
o.TIB71)である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモノクローナル抗
体について詳細に説明する。
【0011】本発明のモノクローナル抗体は、マクロフ
ァージ細胞表面リセプターであるCD14のLPS結合
部位を認識するとともに、単球またはマクロファージ系
細胞に対する結合活性を有し、単球またはマクロファー
ジ系細胞で免疫された哺乳動物の脾臓細胞とミエローマ
細胞とを融合して得られるハイブリドーマにより産生さ
れるモノクローナル抗体である。
【0012】以下、本発明のモノクローナル抗体の製造
方法について詳述する。
【0013】本発明のモノクローナル抗体の製造方法自
体は公知のものであってよく、例えばKohlerとMilstein
の方法(Nature, 256, 495-497 (1975))によって製造す
ることができる。
【0014】例えば、マウス等に由来する単球またはマ
クロファージ系細胞を抗原とし、これをマウス、ラッ
ト、モルモット、ウサギ、ヤギ、ヒツジ、ウマ、ブタ、
イヌ、ネコ、ニワトリ等の被免疫動物の腹腔内、皮下、
足蹠(footpad)等に投与する。これらの被免疫動物の
なかでもラットを用いることが好ましい。
【0015】マクロファージ系細胞としては、RAW2
64.7細胞を使用することが好ましい(この細胞は、
ATCC Catalogue of CELL LINES & HYBRIDOMAS(199
2年第7版)記載のATCC No.TIB71であり、American T
ype Culture Collection、Rockville、MDから容易に入
手できる)。
【0016】また、単球またはマクロファージ系細胞は
あらかじめLPSまたはβ−D−グルカンで刺激してお
くことが好ましい。
【0017】被免疫動物から脾臓細胞、リンパ細胞、末
梢血液等の抗体産生細胞を採取し、これらと腫瘍細胞株
であるミエローマ細胞とを細胞融合させてハイブリドー
マを調製する。細胞融合に用いるミエローマ細胞として
は、種々の哺乳動物の細胞株を利用することができる
が、被免疫動物と同種の動物の細胞株を用いることが好
ましい。
【0018】また、ミエローマ細胞は、細胞融合の後に
未融合細胞と融合細胞とを区別できるようにし、未融合
のミエローマ細胞を排除してハイブリドーマだけを増殖
させることができるように、例えばサルベージ経路を欠
損させる等、選別可能なマーカーを有するものを用いる
ことが好ましい。また、ハイブリドーマの培養上清から
目的の抗体を取得することを容易にするため、ミエロー
マ細胞として固有のイムノグリブリンを分泌しない株を
使用することが好ましい。
【0019】このようなミエローマ細胞としては公知の
細胞を用いることができ、特に限定されるものではない
が、NS−1細胞が好ましい(このミエローマ細胞は、
ATCCCatalogue of CELL LINES & HYBRIDOMAS(1992
年第7版)記載のATCC No.TIB18であり、American Typ
e Culture Collection、Rockville、MDから容易に入手
できる)。
【0020】得られたハイブリドーマを、例えばヒポキ
サンチン(H)、アミノプテリン(A)、チミジン(T)を含むH
AT培地等、前記マーカーによる選別に適した細胞培養培
地中で選択的に増殖させ、単球またはマクロファージ系
細胞を用いて蛍光活性化セルソーター等で前記培養の培
養上清をスクリーニングすることにより該細胞に特異的
に結合する抗体を継続的に産生するハイブリドーマ株を
選別する。
【0021】このようして選別されたハイブリドーマ株
を適当な培地で培養することによって、培地中にモノク
ローナル抗体が得られる。
【0022】また、マウスの腹腔等の生体内で前記ハイ
ブリドーマ株を培養し、腹水等から単離することによっ
て、モノクローナル抗体を大量に製造することもでき
る。
【0023】このようにして得られたモノクローナル抗
体は、通常の抗体の精製方法によって精製してもよい。
抗体の精製法としては、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニ
ウム等による塩析、低温アルコール沈殿及びポリエチレ
ングリコールまたは等電点による選択的沈殿分別法、電
気泳動法、ジエチルアミノエステル(DEAE)誘導
体、カルボキシメチル(CM)誘導体等のイオン交換体
を用いたイオン交換クロマトグラフィー、プロテインA
またはプロテインGを用いたアフィニティークロマトグ
ラフィー、ハイドロキシアパタイトクロマトグラフィ
ー、抗原を固定化した免疫吸着クロマトグライー、ゲル
濾過法及び超遠心法等を挙げることができる。
【0024】上記のようにして得られる本発明のモノク
ローナル抗体の免疫グロブリンクラスは特に限定される
ものではないが、IgG2bのものが例示される。
【0025】また、本発明のモノクローナル抗体として
は、典型的にはハイブリドーマによって生産された抗体
が挙げられるが、このような抗体を、その抗原結合部位
(Fab)を分解しないプロテアーゼ(例えばプラスミ
ン、ペプシン、バパイン等)で処理して得られたFa
b、Fab’、(Fab’)2等の抗体フラグメントで
あっても、上記本発明のモノクローナル抗体の性質を保
持する限り本発明のモノクローナル抗体に包含される。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、この実施例は本発明の一例を示すものであ
り、これに限定されるものではない。
【0027】実施例1 モノクローナル抗体の作製 (a)免疫 グリフォラン(β-D-グルカン;Adachi et al., Biolog
ical Pharm. Bull. 17(12) 1554-1560, 1994)250μ
g/mlで一晩刺激しておいた5×107個のRAW2
64.7細胞を2週間おきに3回、6週齢の雄性DAラ
ット(日本SLC社製)の腹腔内へ注射した。
【0028】(b)脾臓細胞の調製 4回目の注射の日から3日後に、ラットをクロロホルム
麻酔により屠殺し、脾臓を摘出した。これをダルベッコ
改変イーグル培地(DMEM、日水製薬社製)中で細片
化した後、5分間氷冷し、その上清を1200rpmで
5分間遠心した。得られた細胞をACK−溶解バッファ
ー(8.29g/l NH4Cl、1g/l KHC
3、37.2mg/l EDTA・2Na;pH7.
2)15mlで処理し、DMEMで2回洗浄後、5×1
8個の細胞を得た。
【0029】(c)ミエローマ細胞の調製 上記の操作と並行して、10%胎児ウシ血清(FCS)
を含むRPMI1640(日水製薬社製)培養液中で培
養しておいたマウスミエローマ細胞株NS−1を回収
し、DMEMで2回洗浄後、1〜3×107個の細胞を
調製した。
【0030】(d)細胞融合 (b)で調製した脾臓細胞と(c)で調製したNS−1
細胞を混合し、1000rpmで5分間遠心し、上清を
完全に除去した後、あらかじめ用意しておいた37℃の
水浴中に遠心管ごと入れた。この37℃の水浴中で、D
MEMに溶解した50%ポリエチレングリコール1ml
を1分間かけて加え、続いてDMEM2mlを2分間か
けて加えた後、DMEM6mlをゆっくり撹拌しながら
加えた。これを1000rpmで5分間遠心し、細胞を
20%FCS−DMEM20mlに懸濁し、この懸濁液
の10mlをガラスピペットで96ウェルプレートに2
滴/ウェルずつ播種した。
【0031】(e)ハイブリドーマのスクリーニング及
びクローニング (d)で調製した細胞を播種したプレートを37℃、5
%CO2のインキュベーターで一晩培養した後、HAT
選択培地を加え、以後2日おきに2週間、HAT選択培
地を交換した。2週間後、増殖した細胞の上清を蛍光活
性化セルソーター(FACS)を用いてRAW264.
7細胞に結合する抗体を産生するハイブリドーマのクロ
ーンをスクリーニングした。陽性クローンのみをさらに
培養し、増殖させた後、48ウェルプレートに移して培
養した。この陽性クローンについて限界希釈を行った。
融合細胞を増殖培地(20%P388D1(培地名)培
養上清、20%FCS−DMEM)中に懸濁し、96ウ
ェルプレートに1細胞/ウェルとなるように播種した。
これを37℃、5%CO2のインキュベーターで約2週
間培養した後、形成されたコロニーの培養上清を再度ス
クリーニングし、陽性クローンを再び限界希釈し(0.
3細胞/ウェル)、37℃、5%CO2のインキュベー
ターで約2週間培養した後、得られたクローンをハイブ
リドーマとした。
【0032】(f)ハイブリドーマの培養 得られたハイブリドーマを、10%非働化FCSを含む
DMEM培養液中で37℃で5%CO2の存在下に数日
間培養した後、5%非働化FCSを含むDMEM培養液
中で培養することにより馴化させた。さらに約2%非働
化FCSを含むDMEM培養液に馴化させた後、無血清
培地であるPM−1000(栄研化学社製)培養液中、
37℃、5%CO2のインキュベーターで培養した。抗
体調製のために少なくとも300mlの培養を行い、そ
の上清を回収した。
【0033】(g)腹腔マクロファージの調製と培養 ICRあるいはC3H/HeJマウス(日本SLC社
製)に4%チオグリコレート(Difco社製)2ml
を腹腔内投与し、3日後にマウスをクロロホルム麻酔に
より屠殺した。腹腔内を5U/mlヘパリン(和光純薬
社製)含有ハンクス液(日水製薬社製)5mlで2回洗
浄した。得られた細胞をRPMI1640で洗浄後、1
00μlの10%FCS−RPMI1640に懸濁し、
平底プレート(24ウェル)に1×106個の細胞を播
種し、培養した。
【0034】(h)抗体の精製 HiTrap ProteinG(ファルマシア社製)
を用いて抗体精製を行った。カラム容積の3倍量以上の
スタートバッファー(20mM リン酸ナトリウム、p
H7.0)でカラムを洗浄後、2ml以上のスタートバ
ッファーでカラムの平衡化を行った。次に上述のハイブ
リドーマの培養上清をペリスタポンプ(ATTO)を用
いてカラムにアプライし、5mlのスタートバッファー
で洗浄後、3〜5mlの溶出バッファー(0.1M グ
リシン−HCl、pH2.7)で、あらかじめ1Mトリ
ス−HClを100μl入れておいたチューブ中に抗体
を溶出させた。溶出画分をリン酸緩衝生理食塩水(PB
S)で透析し、BCA法(Bicinchoninic acid法、Smit
h P.K. et al., Analytical Biochem., 150, 76-85, 19
85)によるタンパク質の定量により抗体濃度を測定し、
フィルター濾過(0.45μm)により滅菌して抗体試
料を得た。試料は4℃で保存した。この抗体を4C1抗
体と命名した。
【0035】実施例2 サブクラスの決定 0.1M炭酸水素塩バッファー(pH9.6)で希釈し
た抗ラットIgG1抗体(500倍希釈)、抗ラットI
gG2a抗体(5000倍希釈)、抗ラットIgG2b
抗体(1000倍希釈)、抗ラットIgG2c抗体(5
00倍希釈)(すべてSIGMA社製)をそれぞれ50
μlずつ96ウェルプレート(NCNC)の2ウェルに
入れ、4℃で一晩インキュベートした。0.05%のT
ween−20を含むPBS(PBST)で洗浄後、
0.5%ウシ血清アルブミンを含むPBST(BPBS
T)で37℃で40分間ブロッキングし、前記抗体試料
(4C1抗体)50μlを加え、37℃で40分間反応
を行った。そしてプレートをPBSTで洗浄後、ペルオ
キシダーゼ標識化ヤギ抗ラットIgG(10000倍希
釈)(GIBCO BRL社製)50μlを加え、37
℃で40分間反応させた後、ペルオキシダーゼ基質(T
MB micro peroxidase subst
rate system;KPL社製)で適度に発色さ
せ、1Nリン酸塩で反応を停止させた後、マイクロプレ
ートリーダーで450nm(対照:630nm)での吸
光度を測定した。その結果、4C1抗体はIgG2bの
サブクラス抗体であることが明らかとなった。従って以
下の実験においては、CD14を認識せず、マクロファ
ージに反応性を持たない対照抗体としては抗ラットIg
G2bモノクローナル抗体(4B12抗体)を用いた。
【0036】実施例3 4C1抗体が認識する抗原の分
子量の同定 1×108個のRAW264.7細胞を1mlのPBS
に懸濁し、NHS−ビオチン(Bio−Rad社製)1
00μlと氷上で30分間反応させた後、細胞をPBS
で洗浄し、溶解バッファー(20mM トリス−HC
l、140mMNaCl、2mM EDTAを含むpH
8.2のストック溶液、1%NP−40(Calbio
chem−Navabiochem社製)、5mM ヨ
ードアセタミド(SIGMA社製)、1mM フェニル
メタンスルホニルフルオリド(PMSF、SIGMA社
製)、50μM 4−(2−アミノエチル)ベンゼンス
ルホニルフルオリド(AEBSF、SIGMA社製))
中で氷上で30分間反応させ、細胞を可溶化し、遠心し
(15000rpm、10分間)、得られた上清を免疫
沈降の検体とした。
【0037】この上清100μlとアガロース抗ラット
IgG抗体(Cappel社製)50μlを4℃で一晩
振盪した後に遠心し、その上清を本発明及び対照の各モ
ノクローナル抗体(5μg)と4℃で2時間振盪して反
応させた後、10μlのアガロース抗ラットIgGを加
え4℃で1時間振盪して反応させた。これを3000r
pmで5分間遠心した後、上清を除去し、沈殿物を溶解
バッファーで5回洗浄し、サンプルバッファーを40μ
l加えて100℃で5分間加熱した後、10%ポリアク
リルアミドゲルに30μlをアプライし、ドデシル硫酸
ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−
PAGE)を行った。その後これをポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)膜(日本ジェネティクス社製)に転写し
た(200mA、1.5時間)。転写後膜をPBSTで
15分間洗浄した後、3%BSA−PBSとともに4℃
で一晩あるいは37℃で1時間振盪することによりブロ
ッキングを行った。その後ストレプトアビジンペルオキ
シダーゼ(2500倍希釈)を加え、37℃で1時間振
盪し、PBSTで洗浄後、ECL WesternBl
otting Detection System(A
mersham社製)でバンドを化学発光させ、X線フ
ィルム(X−OMAT、Kodak社製)に露出した。
【0038】なお、分子量マーカーとして、ビオチン標
識化SDS−PAGE standards(BIO−
RAD社製)を検体と同時に泳動して検出されたバンド
の分子量を測定した。結果を図1に示す。
【0039】図1に示すように、本発明の4C1抗体が
認識する抗原については分子量約52〜57kDa付近
にバンドが観察された。
【0040】実施例4 4C1抗体が認識する抗原の分
子構造の同定 RAW264.7細胞、骨髄マクロファージ及びカゼイ
ン誘導性顆粒球をそれぞれ2%FCS−PBSに懸濁
し、0.125U/mlのホスファチジルイノシトール
特異的ホスホリパーゼC(PI−PLC、フナコシ社
製)とともに37℃で30分間反応を行った。その後細
胞を洗浄し、2μgの4C1抗体と氷上で30分間反応
させた。その後細胞を2%FCS−PBSで2回洗浄
し、再度50μlの2%FCS−PBSに懸濁させ、
0.4mg/mlのフルオレセインイソチオシアネート
(FITC)ヤギ抗ラットIgG(H+L)、F(a
b')2(和光純薬社製)と氷上で30分間反応させた。
反応後細胞を2%FCS−PBSで2回洗浄し、2%F
CS−PBS 400μlに懸濁した後10%中性緩衝
ホルムアルデヒド液(ナカライテスク社製)100μl
を加え、細胞を固定しFACSで解析した。また、対照
抗体(4B12抗体)を用いて同様にFACSで解析し
た。FACSで解析した結果を表1に示す。表1に示し
た結果から明らかなように、PI−PLC処理細胞にお
いては蛍光強度が未処理の細胞に比べて減少し、4C1
抗体の抗原がPI−PLCによって分解されるグリコシ
ルホスファチジルイノシトール結合型(GPIアンカー
型)タンパク質であることが判明した。
【0041】
【表1】
【0042】実施例5 抗CD14抗体を用いたウェス
タンブロット解析 1×108個のRAW264.7細胞を溶解バッファー
中で氷上で30分間反応させて細胞を可溶化し、遠心
(15000rpm、10分間)して得られた上清を免
疫沈降の検体とした。
【0043】この上清100μlとアガロース抗ラット
IgG抗体(Cappel社製)50μlを4℃で一晩
振盪して反応させ、その後遠心してその上清を公知のC
D14抗体(rmC5−3、Pharmingen社
製)、4C1抗体及び対照抗体(4B12抗体)の各5
μgと4℃で2時間振盪して反応させ、さらにアガロー
ス抗ラットIgG抗体(Cappel社製)10μlと
4℃で1時間振盪して反応させた。これを3000rp
m、5分間で遠心した後、上清を除去し、沈殿物を溶解
バッファーで5回洗浄し、サンプルバッファーを40μ
l加え、100℃で5分間加熱した後、10%ポリアク
リルアミドゲルに30μlアプライし、SDS−PAG
Eを行った。
【0044】その後泳動されたタンパク質をPVDF膜
(日本ジェネティクス社製)に転写した(200mA、
1.5時間)。転写後、PVDF膜をPBSで15分間
洗浄し、3%BSA−PBSと室温で2時間振盪するこ
とによりブロッキングを行った。そして公知の抗CD1
4抗体(rmC5−3)と4℃で一晩反応させた。反応
後、PVDF膜をペルオキシダーゼ標識化ヤギ抗ラット
IgG抗体(5000倍希釈、GIBCO BRL社
製)と室温で2時間振盪し、PBSで洗浄した後、EC
L Western Blotting Detect
ion System(Amersham社製)でバン
ドを化学発光させ、X線フィルム(X−OMAT、Ko
dak社製)に露出した。なお、分子量マーカーとして
Kaleioscope prestained st
andards(BIO−RAD社製)を用いて分子量
を決定した。結果を図2に示す。
【0045】図2に示したように、公知のCD14抗体
(rmC5−3)で免疫沈降したものと同じ分子量のバ
ンドが4C1抗体による免疫沈降物の中に検出された。
一方、対照抗体(4B12抗体)で免疫沈降したものは
バンドが検出されなかった。実施例3及び4、及び本実
施例の結果から、4C1抗体はマウスのCD14を認識
する抗体であることが判明した。
【0046】実施例6 抗マウスCD14抗体(rmC
5−3)で前処理した細胞に対する4C1抗体の結合 CD14抗体(mrC5−3)で前処理した細胞に対す
る4C1抗体の結合性を、4C1抗体をFITCで標識
した複合体(FITC結合4C1抗体)を用いてFAC
Sで解析した。
【0047】(a)4C1抗体のFITC標識化 4C1抗体をフルオレセインイソチオシアネート(FI
TC)標識用バッファー(0.05Mホウ酸、0.2M
NaCl、pH9.2)に対し4℃で2日間透析した。
透析後、吸光度A280を測定し抗体濃度を求めた(抗体
濃度(mg/ml)=A280×0.74×希釈倍率)。
4C1抗体1mgに対して5mg/mlのDMSO中の
FITCを20μl加え、室温で2時間反応させた。そ
の後、透析バッファー(0.1M トリス−HCl、
0.1%(v/v)NaN3、0.2M NaCl、p
H7.4)に対し4℃で2日間透析した。透析後、透析
内液の吸光度A280及びA492を測定し、FITC結合4
C1抗体の濃度を求めた(タンパク(mg/ml)=A
280−(A492×0.35)/1.4)。
【0048】(b)抗マウスCD14抗体(mrC5−
3)で処理した細胞に対する4C1抗体の結合 RAW264.7細胞(1×106細胞)を50μlの
2%FCS−PBSに懸濁し、5μlの4C1抗体、公
知のCD14抗体(mrC5−3)、あるいは対照抗体
と氷上で30分間反応させた。その後細胞を2%FCS
−PBSで2回洗浄し、再度50μlの2%FCS−P
BSに懸濁し、0.5μgのFITC結合4C1抗体と
氷上で30分間反応させた。反応後、細胞を2%FCS
−PBSで2回洗浄し、50μlの2%FCS−PBS
に懸濁した後、10%中性緩衝ホルムアルデヒド液(ナ
カライテスク社製)100μlを加え細胞を固定した。
その後上記と同様に細胞に結合したFITC結合4C1
抗体濃度を求めた。未処理のRAW264.7細胞につ
いても同様にFITC結合4C1抗体と反応させ、結合
した抗体濃度を求めた。結果を図3に示す。
【0049】図3に示したように、未標識の4C1抗体
で前処理した細胞において蛍光強度が減少し、FITC
結合4C1抗体の細胞への結合が阻害された。しかし、
公知のCD14抗体(rmC3−5)で前処理した細胞
においては蛍光強度が減少しなかった。これらの結果か
ら、4C1抗体は公知のCD14抗体(rmC3−5)
が認識するエピトープと異なる部位に結合することが示
された。
【0050】実施例7 LPSで誘導されるサイトカイ
ン産生に及ぼす4C1抗体の影響 RAW264.7細胞を1×106細胞/mlの濃度で
24ウェルプレートの各ウェルに播種し、LPS(10
ng/ml)及び図4に示した各種濃度(1、10、2
5、50μg/ml)の4C1抗体の存在下で細胞を培
養し、得られた培養上清中のTNF−α及びIL−6の
量をELISA法により、NO(亜硝酸)の量をGri
ess試薬を用いてそれぞれ測定した。培養時間はTN
F−α及びNOの測定については12時間、IL−6の
測定については24時間とした。結果を図4(a)〜
(c)に示す。
【0051】図4(a)〜(c)に示したように、4C
1抗体はLPSにより誘導されたマクロファージのTN
F−α、IL−6及びNOの産生を濃度依存的に抑制し
た。これらの結果から、4C1抗体はマクロファージの
機能に抑制的に作用することが示された。
【0052】実施例8 4C1抗体での経時的処理によ
るマクロファージの機能変化 実施例7と同様にRAW264.7細胞を培養したが、
LPSを添加して刺激する1、2、3時間前、0、1、
2時間後の時点でRAW264.7細胞を4C1抗体で
処理し(100μl)、12時間(TNF−α及びNO
の測定について)及び24時間(IL−6の測定につい
て)培養した。LPSにより誘導されたTNF−α、I
L−6及びNOの量を実施例7と同様に測定した。結果
は図5に示す。結果は4C1抗体を添加しなかった場合
に対するサイトカインの産生量の減少率(産生抑制率)
で表す。
【0053】図5に示したように、4C1抗体で刺激の
前に処理した場合、及び同時に処理した場合(0時間)
は、LPSにより誘導されるTNF−α、IL−6及び
NOの産生が抑制された。IL−6産生においては、3
時間前処理から同時処理まで高い抑制率を示したが、刺
激後に処理した場合は抑制作用が全く見られなかった。
TNF−α及びNO産生においては、前処理したときの
抑制率が、TNF−αで30〜50%、NOで15%〜
30%でありIL−6と比べて低かったが、刺激後に処
理した場合はIL−6と同様に抑制作用がほとんどみら
れなかった。以上の結果から、4C1抗体はマクロファ
ージの活性化の初期段階に対して抑制的に作用すること
が示された。
【0054】実施例9 FITC結合LPSを用いたL
PS結合阻害に関する解析 1×106のRAW264.7細胞を100μlの10
%FCS−RPMI1640に懸濁し、FITC結合L
PS(5μg/ml、SIGMA社製)の存在下、LP
S(500μg/ml)、4C1抗体(25μg/m
l)あるいは対照としての4B12抗体を加え、4℃で
18時間反応させた後、細胞を50%FCS−PBSに
懸濁し、遠心した。上清を除去した後細胞を2%FCS
−PBSに懸濁し、FACSにより解析した。結果を図
6に示す。
【0055】図6に示したように、 FITC結合LP
Sの100倍量の未標識のLPSを共存させたとき、何
も存在させなかった細胞(無処理)に比べて蛍光強度が
減少したことから、FITC結合LPSのマクロファー
ジへの結合が阻害されたことが示された。また4C1抗
体を共存させた場合においても同様にFITC結合LP
Sのマクロファージへの結合が阻害されたことが示され
た。一方、対照抗体(4B12抗体)を用いた場合はそ
のような現象は認められなかった。以上の結果より、4
C1抗体の認識部位はCD14のLPS結合部位であ
り、またLPSにより誘導されるサイトカイン及びNO
産生に対して4C1抗体が抑制作用を示す現象は、LP
Sが細胞表面上の結合部位に結合するのを4C1抗体が
阻害していることによるものであることが示された。
【0056】
【発明の効果】本発明のモノクローナル抗体は、マクロ
ファージ細胞表面リセプターCD14のリポポリサッカ
ライド結合部位を認識し、LPSとの結合を拮抗的に阻
害することにより、初期段階においてTNF、IL−6
及びNO等の炎症性メディエーターの産生を抑えること
から、敗血症発症のメカニズムの解明及び治療に有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ビオチン標識化RAW264.7細胞溶解物
の免疫沈降から得た4C1抗体が結合する抗原のSDS
−PAGEの結果を示す図である。
【図2】 RAW264.7細胞溶解物の4C1抗体に
よる免疫沈降から得た4C1抗体が結合する抗原のSD
S−PAGEの結果を示す図である。
【図3】 CD14抗体で処理したRAW264.7細
胞に対する4C1抗体の結合性のFACSによる分析の
結果を示す図である。
【図4】 LPSで刺激されたRAW264.7細胞に
よるサイトカイン及びNOの産生における4C1抗体の
阻害効果の試験結果を示す図である。
【図5】 RAW264.7細胞の活性化における4C
1抗体の阻害効果の試験結果を示す図である。
【図6】 RAW264.7へのFITC標識化LPS
結合における4C1抗体の競合効果の試験結果を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B024 AA01 BA43 DA02 GA03 GA18 4B064 AG27 CA10 CA20 CC24 CE12 DA01 4H045 AA11 CA40 DA76 EA24 FA72 GA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マクロファージ細胞表面リセプターCD
    14のリポポリサッカライド結合部位を認識し、単球ま
    たはマクロファージ系細胞に対する結合活性を有するモ
    ノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】 単球またはマクロファージ系細胞で免疫
    された哺乳動物の脾臓細胞とミエローマ細胞とを融合し
    て得られるハイブリドーマにより産生される請求項1に
    記載のモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】 単球またはマクロファージ系細胞がマウ
    ス由来のRAW264.7細胞(ATCC No.TI
    B71)である請求項1または2に記載のモノクローナ
    ル抗体。
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