JP2000086389A - コンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置 - Google Patents

コンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置

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JP2000086389A
JP2000086389A JP10258969A JP25896998A JP2000086389A JP 2000086389 A JP2000086389 A JP 2000086389A JP 10258969 A JP10258969 A JP 10258969A JP 25896998 A JP25896998 A JP 25896998A JP 2000086389 A JP2000086389 A JP 2000086389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子層ごとにエピタキシャル成長して主とし
て無機系超構造を形成するとともに、短時間で効率的な
物質探索をするためのコンビナトリアルレーザー分子線
エピタキシー装置を提供する。 【解決手段】 コンビナトリアルレーザー分子線エピタ
キシー装置20は、共通室22、成長室24、アニール
室26、余熱加熱室28、ターゲットロードロック室3
2及び基板ホルダーロードロック室34を備え、これら
の各室は真空シールドされ独立して高真空に排気される
真空チャンバーとなっている。成長室24には基板ホル
ダー48に対向して、ターゲット12を装填したターゲ
ットテーブル10と、マスクプレート102とを有し、
ターゲット12を気化するエキシマレーザー光13と、
薄膜成長基板上の分子層エピタキシャル成長をその場で
モニターする反射高速電子線回折とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分子層ごとにエ
ピタキシャル成長する主として無機系超構造を形成する
ために利用し、特に短時間で効率的な物質探索をするた
めのコンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ランタン・バリウム・銅酸化物系
超伝導体が発見され、高温超伝導酸化物の薄膜形成技術
が格段の進歩をとげるにつれ、金属材料、無機材料及び
有機材料など様々な新機能物質の探索及び研究が行われ
ている。高温超伝導酸化物の薄膜形成では、ペロブスカ
イトなどの酸化物機能材料自体が多成分の複酸化物を基
にしているため、成分の最適化や薄膜作製条件と特性と
の相関関係を理論的に予測することが困難であり、試行
錯誤的に最適化を図らざるを得ない。
【0003】このような中で、X.−D.Xiangら
は多元スパッタリング法による薄膜形成を基板上の特定
の場所をマスクで覆うマスクパターンニング技術と組み
合わせ、多数の無機物質を並行して合成する無機材料の
コンビナトリアル薄膜合成により酸化物高温超伝導体の
探索を行い、多元系物質の機能探索に威力を発すること
を示している(X.−D.Xiangら、Scienc
e., 268、1738(1995))。
【0004】また、G.Bricenoらは、超巨大磁
気抵抗(CMR)材料の探索のために、コバルト酸化物
をベースとする新材料のLnx y CoO3-δ(Ln=
La,Y、M=Ba,Sr,Ca,Pb)をコンビナト
リアル合成法で組成の異なる128個の試料をスパッタ
蒸着し、酸素雰囲気中での焼結後に磁気抵抗を測定し
て、CoO2 をベースとする複酸化物も最大磁気抵抗比
72%CMRを示すことを明らかにし、焼結条件を変え
たわずか2回のコンビナトリアル合成で、Co系CMR
材料の発見と最適化を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記無
機材料に対するコンビナトリアル合成では薄膜形成がい
ずれも室温で堆積されているため組成制御の役割を果た
しているにすぎず、また有機・無機系いずれの材料にお
いても分子層ごとのエピタキシャル成長で超格子構造を
形成した薄膜をコンビナトリアル合成することは未だ実
現されていない。
【0006】そこで、本発明は上記課題にかんがみて、
分子層ごとにエピタキシャル成長して主として無機系超
構造を形成するとともに、短時間で効率的な物質探索を
するためのコンビナトリアルレーザー分子線エピタキシ
ー装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明のコンビナトリアルレーザー分
子線エピタキシー装置は、基板を加熱する加熱手段と、
一以上の基板を保持し成長位置に回転搬送する基板ホル
ダーと、エキシマレーザーの照射によって気化する複数
の異なる固体原料のターゲットと、ターゲットを装填し
基板に対向する位置にターゲットを配置する回転かつ上
下移動可能なターゲットテーブルと、ターゲットと基板
との間に配設した移動可能なマスクプレートと、基板表
面にガスを供給するガス供給手段と、基板表面での単分
子層ごとのエピタキシャル成長をその場で観察する反射
高速電子線回折とを圧力制御可能な高真空室内に備え、
基板及び基板の所定領域のいずれか、あるいは両方にマ
スクプレートにより元素の組み合わせや積層シーケンス
が異なる多層膜を系統的に反射高速電子線回折に基づい
て分子層ごとのエピタキシャル成長で合成する構成とし
た。
【0008】さらに請求項2記載の発明は、マスクプレ
ートが複数のマスクパターンを有して回転かつ上下移動
可能であり、異なるマスクパターンを順次交換すること
を特徴とする。また請求項3記載の発明は、マスクプレ
ートが基板に対して水平移動可能なシャッターの可動マ
スクであり、基板及び基板の所定領域のいずれか、ある
いは両方を可動マスクで覆ったりはずしたりすることを
特徴とするものである。さらに請求項4記載の発明は、
基板が、α−Al2 3 、YSZ、MgO、SrTiO
3 、LaAlO3 、NdGaO3 、YAlO3 、LaS
rGaO4 、NdAlO3 、Y2 5 、SrLaAlO
4 、CaNdAlO4 、Si及び化合物半導体のいずれ
かであることを特徴とする。また請求項5記載の発明
は、ターゲットの固体原料が高温超伝導体、発光材料、
誘電体、強誘電体、巨大磁気抵抗材料及び酸化物のいず
れかであることを特徴とするものである。酸化物は単成
分及び多成分のいずれでもよい。さらに請求項6記載の
発明は、基板が基板表面を原子レベルで平坦化し最表面
原子層を特定した基板であることを特徴とする。また請
求項7記載の発明は、高真空室内のターゲットテーブル
に高真空を保持したままターゲットを装填するためのタ
ーゲットロードロック室を備えたことを特徴とする。さ
らに請求項8記載の発明は上記高真空室に加え、共通室
と、薄膜成長後の基板をアニールするアニール室と、薄
膜成長前に前記基板を高真空かつ所定温度で加熱してお
く余熱加熱室とを備え、共通室内にて加熱手段と基板ホ
ルダーとを一体的に成長室、アニール室及び余熱加熱室
に回転搬送し独立して真空シールして真空チャンバーを
形成することを特徴とするものである。また請求項9記
載の発明は、共通室に、高真空を保持したまま基板ホル
ダーを交換するための基板ホルダーロードロック室を備
えたことを特徴とする。さらに請求項10記載の発明
は、加熱手段がランプヒーターであり、ランプヒーター
の焦点位置に基板ホルダーを配置したことを特徴とする
ものである。
【0009】このような構成の請求項1〜3記載の発明
のコンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置で
は、[多原料]×[多基板]×[マスクパターン]×
[温度,圧力及び気相からのフラックス(堆積速度)な
どの反応パラメータ]の組合せを独立に制御し、1シリ
ーズの反応により単分子層ごとのエピタキシャル成長し
た超格子構造を系統的に合成することができる。また請
求項4及び5記載の発明では、ターゲットの原料組成を
忠実に基板表面に供給し、成分によらず付着確率がほぼ
1である点が有利に働くので、単分子層ごとにエピタキ
シャル成長した薄膜の高温超伝導体、発光材料、誘電
体、強誘電体、巨大磁気抵抗材料を形成できる。さらに
請求項6記載の発明では、格段に規則正しく、長く続く
RHEED振動を観察できるので、単分子層ごとに進行
するエピタキシャル成長を確実に実現することができ
る。また請求項7及び9記載の発明では、高真空のロー
ドロック室を設けているので、基板及びターゲットを大
気にさらすことなく清浄な状態で交換することができ
る。さらに請求項8記載の発明では、基板ホルダーを加
熱したまま回転搬送でき、さらにアニール室、余熱加熱
室及び超高真空室を独立して温度制御及び圧力制御する
ことができる。また請求項10記載の発明では、例えば
酸素量が特性に大きく影響する高温超伝導薄膜の作製時
のような酸化雰囲気下で基板加熱ができるとともに、赤
外線が基板ホルダーに集光し、基板を効果的に加熱する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の実施形
態にかかるコンビナトリアルレーザー分子線エピタキシ
ー装置の外観図である。本実施形態に係るコンビナトリ
アルレーザー分子線エピタキシー装置20は、共通室2
2、成長室24、アニール室26、余熱加熱室28、タ
ーゲットロードロック室32及び基板ホルダーロードロ
ック室34を備え、これらの各室は真空シールドされ独
立して高真空に排気される真空チャンバーとなってい
る。なお、図1中のTMPはターボ分子ポンプの略称を
示すが、図示しないゲートバルブを介して超高真空ポン
プにより排気されるようになっており、補助ポンプとし
てロータリポンプを使用している。
【0011】また各真空チャンバーは図示しないバルブ
の開閉度を調節して圧力制御でき、さらに図示しないバ
ルブ及び質量流量計が所定個所に設けられて、酸素及び
ドライ窒素などを流量制御して導入できるようになって
いる。
【0012】共通室22は成長室24、アニール室26
及び余熱加熱室28と隔壁39に設けられた開口部4
2,42,42を介して連結され、この開口部の周囲の
溝にOリング41が埋め込まれている。さらに成長室2
4、アニール室26及び余熱加熱室28は隔壁39に対
してそれぞれ真空シールドされて固定保持されている。
【0013】共通室22には基板ホルダー48、基板ホ
ルダーのチャッカー45及びランプヒーター8(図2を
参照)とを円筒状のハウジング35内に格納した基板加
熱部36が図1では3つ設けられている。これらの基板
加熱部36は公転移動シャフト43によって回転搬送及
び上下方向に移動する搬送プレート38にハウジング3
5のフランジ部31で真空シールドされ、かつ、保持さ
れている。公転移動シャフト43は共通室22を真空シ
ールドしたまま回転機構60により回転し、移動機構7
0により上下方向に移動するようになっている。
【0014】ハウジング35の他端のフランジ部33
は、搬送プレート38が下方の終点に移動したとき隔壁
39の開口部42の周囲の溝に埋め込まれたOリング4
1に当接し、共通室22と隔離して真空シールドされて
いる。このとき各基板加熱部36,36,36と、成長
室24、アニール室26及び余熱加熱室28とで形成さ
れる各真空チャンバーは独立して真空排気及び圧力制御
され、かつ、所定温度に加熱されるようになっている。
【0015】図1に示すように、共通室22にゲートバ
ルブ46を介して設けられた基板ホルダーロードロック
室34には、基板5が装填された基板ホルダー48を複
数個保持したストッカー49が設置されており、基板ホ
ルダーロードロック室34を高真空に保持したまま外部
から操作するクリップ52で基板ホルダー48を基板加
熱部36のチャッカーに装填するようになっている。
【0016】また、成長室24にゲートバルブ47を介
して設けられたターゲットロードロック室32には、タ
ーゲット12を複数個保持したプレート54が設置され
ており、ターゲットロードロック室32を高真空に保持
したまま外部から操作するクリップ56でターゲット1
2を図示しないターゲットテーブルに装填できるように
なっている。
【0017】次に、基板加熱部について説明する。図2
は基板加熱部の詳細断面図であり、搬送プレートが下方
の終点に移動して基板加熱部が隔壁に当接している状態
を示す図である。図2に示すように、基板加熱部36
は、フランジ31,33を両端に有する円筒状のハウジ
ング35と、このハウジングの中心線上に設けられたラ
ンプホルダー82と、このランプホルダーに設置された
ランプヒーター8とを有し、基板ホルダーを回転させる
基板回転機構を備えている。なお、ランプヒーター8は
安全性と温度制御性のため水冷配管が設けられ、水冷さ
れている。
【0018】基板回転機構は、ランプホルダー82の外
側に配設された基板ホルダー回転部84と、この回転部
に設けられていて基板ホルダー48をランプヒーター8
の焦点位置に配置するチャッカー45とを備えている。
基板ホルダー回転部84の上部には回転用ギヤ83が設
けられ、自転シャフト86のギヤ85と噛み合ってお
り、またこの自転シャフト86の他端に設けられた自転
用ギヤ88は公転用ギヤ65と噛み合っている。さらに
基板ホルダー回転部の下部には、ベアリング87が設け
られている。
【0019】次に、成長室について説明する。図3は成
長室の要部外観図であり、基板加熱部と成長室とでなる
独立した真空チャンバーを示す図である。図3に示すよ
うに、基板加熱部36が隔壁(図示省略)に当接して基
板加熱部36と成長室24とで独立した真空チャンバー
100を形成し、複数の基板5を有する基板ホルダー4
8が基板加熱部36の基板ホルダー回転部84に設けら
れており(図2に示す)、基板ホルダーが回転可能にな
っている。成長室24には、基板ホルダー48に対向し
て設けられた回転可能なターゲットテーブル10と、基
板ホルダー48とターゲットテーブル10との間に設け
られたマスクプレート102とが備えられている。マス
クプレート102には例えば8種類のマスクパターン1
04が形成されている。図3に示すマスクプレートは円
板状であるが、他のマスクプレートの例として基板に対
して両方向から可動なシャッター状であってもよく、そ
の場合マスクプレートは可動マスクとして水平方向及び
上下方向に移動可能になっている。
【0020】さらに、ターゲットテーブル10に装填さ
れた複数の異なる固定原料のターゲット12と、これら
のターゲット12を気化するエキシマレーザー光13の
光源14と、このレーザ光を集光するレンズ15と、レ
ーザー光を真空チャンバー100内に導入する窓16
と、薄膜成長基板上の分子層エピタキシャル成長をその
場でモニターする反射高速電子線回折(以下、「RHE
ED」という。)の電子銃18と、RHEEDのスクリ
ーン17とが備えられている。ターゲットテーブル10
及びマスクプレート102は成長室24の真空度を維持
したまま回転可能かつ上下移動可能になっており、それ
ぞれマスク回転機構、ターゲットテーブル回転機構、マ
スク上下移動機構及びターゲットテーブル上下移動機構
を有している。特にマスク回転機構は所定領域での薄膜
成長の膜厚を制御して可動できるように、例えばステッ
ピングモーターで精密制御されている。
【0021】また成長室24には、常圧復帰のための大
気及び窒素や高温超伝導関連の酸化エピタキシーのため
に、ノズルなどで供給される酸素及び反応性ガスなどの
ガス供給系(図示せず)が設けられている。
【0022】さらに基板ホルダー48、マスクプレート
102及びターゲットテーブル10のホームポジション
と回転位置は、図示しない制御装置により管理されると
共に、この制御装置により薄膜成長させる基板の位置に
対して各回転機構によりマスクパターン104の種類及
びターゲットの種類が選択され、単分子層ごとのエピタ
キシャル成長をその場でRHEEDでモニターしつつ、
このモニターと連動してエキシマレーザーをパルス状に
照射する時間が制御されるようになっている。
【0023】基板として、α−Al2 3 、YSZ、M
gO、SrTiO3 、LaAlO3、NdGaO3 、Y
AlO3 、LaSrGaO4 、NdAlO3 、Y
2 5 、SrLaAlO4 、CaNdAlO4 、Si及
び化合物半導体が使用できる。
【0024】ところで分子層エピタキシーに基づくRH
EED振動を検出し、しかもこのRHEED振動をモニ
ターして単分子層ごとに制御して単分子層エピタキシャ
ル成長を持続させるには、基板表面の原子レベルでの平
坦化と最表面原子層の特定が極めて重要である。例えば
ABO3 の一般式で表されるペロブスカイト酸化物はA
OとBO2 の原子層の繰り返しで構成されるが、最表面
がAOの場合、BO2 の場合、両者が共存する場合で、
その上に堆積していく膜の成長モードが異なる。
【0025】例えばSrTiO3 研磨基板は最表面が主
としてTiO2 であり、表面荒さは数nmである。この
SrTiO3 (100)基板をHF/NH3 緩衝溶液
(pH=4.5)でウエットエッチング処理すると表面
を原子レベルで平坦化でき、最表面原子層がTiO2
にできる。このように表面が原子レベルで平坦化された
基板では、単分子層ごとの成長に起因するRHEED振
動を検出できる。したがって、本実施形態では、基板表
面を原子レベルで平坦化し最表面原子層を特定した基板
を用いるのが好ましい。
【0026】ターゲットの固体原料としては固体であれ
ば何でも使用可能であるが、例えば、YBa2 Cu3
7 などの高温超伝導体、ZnO,(ZnMg)O,(Z
nCd)Oなどの発光材料、SrTi O3 ,BaTiO
3 ,PZT,(SrBa)TiO3 などの誘電体や強誘
電体、(LaSr)MaO3 などの巨大磁気抵抗材料等
が使用可能である。さらに単成分及び多成分の酸化物を
使用して成分ごとに供給することも可能である。
【0027】次に、コンビナトリアルレーザー分子線エ
ピタキシー装置の薄膜形成時の動作について説明する。
図3を参照すると、例えば真空チャンバー100を10
-4Torr程度の高真空に制御し、ランプヒーター8で
基板5を例えば850℃の成長温度に制御しつつ、基板
ホルダー6が回転して基板5を成長位置に配置する。こ
の基板5に対応してマスク回転機構によりマスクパター
ン104を選択し、この成長位置にある基板5に対向す
るようにターゲットテーブル10が回転してターゲット
12を所定位置に配置し、このターゲット12にエキシ
マレーザー光13を例えばパルス状に所定時間照射す
る。
【0028】このエキシマレーザー光の照射によって、
ターゲットの表面で急激な発熱と光化学反応の両方が起
き、原料成分が爆発的に気化し、基板上に狙い通りの組
成の薄膜を形成する。さらにRHEEDの鏡面反射点で
は、一層ごとの成長による核発生と平坦化の繰り返しに
伴う振動を観測でき、厳密に一分子層ごとの自己制御性
のある膜厚モニターをする。単分子層ごとのエピタキシ
ャル成長後、ターゲットテーブル10が回転し他のター
ゲット12を所定位置に配置し、他の超格子構造物であ
る薄膜成長を行う。
【0029】一つの基板に新たな格子構造を有する人工
結晶や超格子を作製後、基板ホルダー6が回転し、次の
基板の処理をする。エピタキシャル成長膜が超伝導体の
場合、成長室24内の酸素分圧を高くして必要な酸化条
件を満たしておく。なお、本実施形態では減圧度が低
く、成長室内の酸素分圧を広い範囲で制御可能である。
【0030】以上は多基板に対してマスクパターンを固
定してコンビナトリアル合成をした場合であるが、一つ
の基板に対して異なるマスクパターンを順次交換移動さ
せて、つまりマスクプレートを移動させたマスクパター
ンを可動マスクとして、複数の所定領域に組成の異なる
薄膜や積層構造の異なる超格子を作製してもよい。さら
に基板に対してシャッター状のマスクプレートを可動マ
スクとして、基板の所定領域を覆ったりはずしたりして
組成の異なる薄膜や積層構造の異なる超格子を作製して
もよい。
【0031】このようにして、本実施形態のコンビナト
リアルレーザー分子層エピタキシー装置では、[多原
料]×[多基板]×[マスクパターン]×[温度,圧力
及び気相からのフラックス(堆積速度)などの反応パラ
メータ]の組合せを独立に制御し、1シリーズの反応に
より構造を系統的に制御した物質群を合成することがで
きる。
【0032】次に、搬送プレートを回転搬送する回転機
構と上下方向に移動する移動機構とを説明する。図1に
示すように、搬送プレート38を回転させる回転機構6
0は、移動プレート72に設けられたモーター61と、
このモーター61の回転駆動力を伝達するシャフト62
と、このシャフト62の端部に設けられた駆動ギヤ64
とを備え、この駆動ギヤ64が公転移動シャフトに設け
られた公転用ギヤ65に噛み合って回転機動力を伝達す
るようになっている。なお、回転シャフト62は、移動
プレート72と成長室22との間に真空シールドするた
めに設けられたフレキシブルチューブ82の内部を通っ
ている。
【0033】図2を参照して、公転移動シャフト43の
端部には搬送プレート38を複数の固定用シャフト91
を介して固定する支持部92が固定されて設けられてお
り、この支持部92に対してベアリング93を介して所
定トルクで回転するように、公転用ギヤ65が設けられ
ている。
【0034】図1を参照して、移動機構70は、共通室
22の上蓋71に固定されたブラケット73と、このブ
ラケット73に設けられたモーター74により回転駆動
する回転シャフト75と、この回転シャフト75の回転
により上下移動する移動プレート72とを備え、公転移
動シャフト42は移動プレート72と成長室22との間
に真空シールドするために設けられたフレキシブルチュ
ーブ83の内部を通り、移動プレート72上に固定され
た磁気シールドユニット77により磁気シールドされ、
かつ、回転可能に保持されている。なお、この磁気シー
ルドユニットは磁性流体により公転移動シャフトを真空
シールドしている。
【0035】先ず、移動機構の動作を説明する。移動プ
レート72が上始点にあるとき、モーター74により回
転シャフト75が回転し移動プレート72が下降する。
このとき移動プレート72と成長室22の上蓋71間の
フレキシブルチューブ82,83が縮んでいく。移動プ
レート72が下降するにつれて公転移動シャフト43が
下降し、この公転移動シャフト43の下降につれて搬送
プレート38に設けられた基板加熱部36のフランジ3
3がOリング41に当接し、Oリング41を圧縮して停
止する。したがって、各真空チャンバーは基板加熱部で
真空シールドされ、さらに独立して真空排気及び圧力制
御され、かつ、所定温度に加熱できる。
【0036】次に、搬送プレート及び基板回転機構の動
作について説明する。移動プレート72が上始点にある
とき、モーター61により回転駆動力がシャフト62に
伝達し駆動ギヤ64が回転する。この駆動ギヤ64によ
り公転用ギヤ65とともに公転移動シャフト43が回転
し、この回転につれて搬送プレートが回転し、基板加熱
部36が公転する。このとき自転用ギヤ88も回転する
ため、自転シャフト86により回転駆動力を回転ギヤ8
3に伝達し、基板ホルダー回転部85が回転し、基板ホ
ルダー48が回転する。なお、公転移動シャフト43、
回転シャフト62及び自転シャフト86は各真空チャン
バーにおいて真空シールドされたまま回転する。これに
より、搬送プレートに設けられた基板加熱部を各真空チ
ャンバーまで搬送することができるとともに、基板ホル
ダーを回転することができる。
【0037】搬送プレート38が下方の終点に移動して
基板加熱部が共通室と隔離して真空シールドされている
とき、回転シャフト62の回転駆動力を公転用ギヤ65
に伝達するが、基板加熱部はOリングに当接してロック
状態にあるため、公転用ギヤ65だけがベアリング93
に沿って回転し、この回転につれて自転用ギヤ88が回
転して基板ホルダー回転部85が回転し、基板ホルダー
48が回転する。これにより、各真空チャンバー内で基
板ホルダーを回転することができる。
【0038】つぎに、本実施形態のプロセスにおける動
作について説明する。所定圧力の室温下、搬送プレート
38が上始点のホームポジションにあるとき第1基板ホ
ルダー48を余熱加熱室に対応する基板加熱部のチャッ
カー45に装填後、搬送プレート38が下降し、各基板
加熱部36が隔壁のOリング41に当接し圧縮して停止
する。余熱加熱室28を高真空の例えば10-6Torr
に維持しクリーニングを行うとともに、昇温レート10
℃/分で950℃まで温度を上げていく。
【0039】所定時間経過後、各基板加熱部の温度を維
持したまま各真空チャンバー及び共通室を所定圧力に戻
し、搬送プレート38が上始点まで移動する。この搬送
プレート38が回転し、余熱加熱室28に対応して第1
基板ホルダーを装填している基板加熱部を成長室24ま
で搬送する。このとき室温下、つまりランプヒーター8
をOFFにした基板加熱部に、次の処理をする第2基板
ホルダー48を余熱加熱室に対応する基板加熱部36の
チャッカー45に装填しておく。
【0040】搬送プレート38が下降して各真空チャン
バーを隔離し、成長室24を高真空の例えば10-4To
rrに維持し、950℃に加熱したまま所定時間、レー
ザー分子線エピタキシー成長を行う。このとき余熱加熱
室28では10-6Torrに維持され、昇温レート10
℃/分で950℃まで昇温中である。
【0041】成長室24で単分子層ごとの分子層エピタ
キシャル成長で超格子構造などを基板ホルダーを回転し
て各基板に形成後、設定温度950℃を維持したまま各
真空チャンバー及び共通室を所定圧力に戻し、搬送プレ
ート38が上始点まで移動する。この搬送プレート38
が回転し、成長室24に対応して第1基板ホルダーを装
填している基板加熱部をアニール室26まで搬送する。
このとき、余熱加熱室28に対応する基板加熱部36の
チャッカー45に第3基板ホルダー48を装填してお
く。
【0042】搬送プレート38が下降して各真空チャン
バーを隔離し、アニール室28を例えば1Torrに維
持したまま、例えば950℃から降温レート10℃/分
で所定時間アニールを行う。このアニール室28では、
酸素分圧を最適に制御している。ランプヒーター8をO
FFにしてアニール室28が室温になったら、他の基板
加熱部は950℃に維持したまま、各真空チャンバー及
び共通室を所定圧力に戻し、搬送プレート38が上始点
まで移動して、この搬送プレート38が回転してホーム
ポジションに帰る。そして、エピタキシャル成長後の基
板ホルダーを取り出してストッカー49に格納後、新た
な第4基板ホルダーを基板加熱部36のチャッカー45
に装填し、逐次処理していく。
【0043】このようにして、本実施形態では、[多原
料]×[多基板]×[マスクパターン]×[温度,圧力
及び気相からのフラックス(堆積速度)などの反応パラ
メータ]の組合せを独立に制御し、1シリーズの反応に
より構造を系統的に制御した物質群を合成することがで
きる。さらに基板に単分子層エピタキシャル成長層を形
成する成長室24、薄膜成長させた基板をアニールする
アニール室28及び基板をクリーニングしつつ加熱する
余熱加熱室28を各対応した基板加熱部36,36,3
6とともに独立して圧力制御及び温度制御しているの
で、基板温度を下げることなく搬送でき、異なる基板温
度及び圧力でのプロセスを連続的に行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のコンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置
では、[多原料]×[多基板]×[マスクパターン]×
[温度,圧力及び気相からのフラックス(堆積速度)な
どの反応パラメータ]の組合せを独立に制御し、1シリ
ーズの反応により単分子層ごとのエピタキシャル成長し
た超格子構造を系統的に合成することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるコンビナトリアルレ
ーザー分子線エピタキシー装置の外観図である。
【図2】本実施形態にかかる基板加熱部の詳細断面図で
ある。
【図3】本実施形態にかかる成長室の要部外観図であ
る。
【符号の説明】
5 基板 6 基板ホルダー 8 ランプヒーター 10 ターゲットテーブル 12 ターゲット 13 エキシマレーザー光 14 光源 15 レンズ 16 窓 17 スクリーン 18 電子銃 19 ノズル 20 コンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー
装置 22 共通室 24 成長室 26 アニール室 28 余熱加熱室 34 基板ホルダーロードロック室 35 ハウジング 36 基板加熱部 38 搬送プレート 39 隔壁 41 Oリング 42 開口部 43 公転移動シャフト 45 チャッカー 48 基板ホルダー 52 クリップ 60 回転機構 62 シャフト 64 駆動ギヤ 65 公転用ギヤ 70 移動機構 71 上蓋 72 移動プレート 73 ブラケット 74 モーター 75 回転シャフト 77 磁気シールユニット 82 フレキシブルチューブ 83 回転用ギヤ 84 基板ホルダー回転部 85 ギヤ 86 自転シャフト 87 ベアリング 88 自転用ギヤ 91 固定用シャフト 92 支持部 93 ベアリング 100 真空チャンバー 102 マスクプレート 104 マスクパターン
フロントページの続き Fターム(参考) 4G051 AC11 4G075 AA25 AA61 BC05 CA02 CA03 CA36 CA39 CA65 EA10 EB01 ED06 ED08 ED13 5F103 AA04 BB16 BB23 BB36 BB55 BB58 BB60 DD30 GG01 PP03 RR10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を加熱する加熱手段と、一以上の基
    板を保持し成長位置に回転搬送する基板ホルダーと、エ
    キシマレーザーの照射によって気化する複数の異なる固
    体原料のターゲットと、これらのターゲットを装填し上
    記基板に対向する位置に上記ターゲットを配置する回転
    かつ上下移動可能なターゲットテーブルと、上記ターゲ
    ットと上記基板との間に配設した移動可能なマスクプレ
    ートと、上記基板表面にガスを供給するガス供給手段
    と、上記基板表面での単分子層ごとのエピタキシャル成
    長をその場で観察する反射高速電子線回折とを圧力制御
    可能な高真空室内に備え、 上記基板及び上記基板の所定領域のいずれか、あるいは
    両方に上記マスクプレートにより元素の組み合わせや積
    層シーケンスが異なる多層膜を系統的に上記反射高速電
    子線回折に基づいて分子層ごとのエピタキシャル成長で
    合成する、コンビナトリアルレーザー分子線エピタキシ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 前記マスクプレートが、複数のマスクパ
    ターンを有して回転かつ上下移動可能であり異なる上記
    マスクパターンを順次交換することを特徴とする、請求
    項1に記載のコンビナトリアルレーザー分子線エピタキ
    シー装置。
  3. 【請求項3】 前記マスクプレートが前記基板に対して
    水平移動可能なシャッターの可動マスクであり、前記基
    板及び前記基板の所定領域のいずれか、あるいは両方を
    上記可動マスクで覆ったりはずしたりすることを特徴と
    する、請求項1に記載のコンビナトリアルレーザー分子
    線エピタキシー装置。
  4. 【請求項4】 前記基板がα−Al2 3 、YSZ、M
    gO、SrTiO3、LaAlO3 、NdGaO3 、Y
    AlO3 、LaSrGaO4 、NdAlO3、Y
    2 5 、SrLaAlO4 、CaNdAlO4 、Si及
    び化合物半導体のいずれかであることを特徴とする、請
    求項1に記載のコンビナトリアルレーザー分子線エピタ
    キシー装置。
  5. 【請求項5】 前記ターゲットの固体原料が高温超伝導
    体、発光材料、誘電体、強誘電体、巨大磁気抵抗材料及
    び酸化物のいずれかであることを特徴とする、請求項1
    に記載のコンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー
    装置。
  6. 【請求項6】 前記基板が基板表面を原子レベルで平坦
    化し最表面原子層を特定した基板であることを特徴とす
    る、請求項1に記載のコンビナトリアルレーザー分子線
    エピタキシー装置。
  7. 【請求項7】 前記高真空室内の前記ターゲットテーブ
    ルに、高真空を保持したまま前記ターゲットを装填する
    ためのターゲットロードロック室を備えたことを特徴と
    する、請求項1に記載のコンビナトリアルレーザー分子
    線エピタキシー装置。
  8. 【請求項8】 前記高真空室に加え、共通室と、薄膜成
    長後の基板をアニールするアニール室と、薄膜成長前に
    前記基板を高真空かつ所定温度で加熱しておく余熱加熱
    室とを備え、上記共通室内にて前記加熱手段と前記基板
    ホルダーとを一体的に上記成長室、アニール室及び余熱
    加熱室に回転搬送し独立して真空シールして真空チャン
    バーを形成することを特徴とする、請求項1に記載のコ
    ンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置。
  9. 【請求項9】 前記共通室に、高真空を保持したまま前
    記基板ホルダーを交換するための基板ホルダーロードロ
    ック室を備えたことを特徴とする、請求項8に記載のコ
    ンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱手段がランプヒーターであ
    り、このランプヒーターの焦点位置に前記基板ホルダー
    を配置したことを特徴とする、請求項1又は8に記載の
    コンビナトリアルレーザー分子線エピタキシー装置。
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EP99943276A EP1038996B1 (en) 1998-09-11 1999-09-10 Combinatorial molecular layer epitaxy device
DE69937042T DE69937042T2 (de) 1998-09-11 1999-09-10 Kombinatorische vorrichtung für epitaktische molekularschicht
US09/554,011 US6344084B1 (en) 1998-09-11 1999-09-10 Combinatorial molecular layer epitaxy device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009512177A (ja) * 2005-06-21 2009-03-19 セヒャン インダストリアル カンパニーリミティッド 多層薄膜キャパシタとその製造方法及び装置
CN103489750A (zh) * 2013-09-12 2014-01-01 金魁 一种组合薄膜的制备方法

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