JP2000086037A - リワインダ定尺制御装置 - Google Patents

リワインダ定尺制御装置

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JP2000086037A
JP2000086037A JP25621898A JP25621898A JP2000086037A JP 2000086037 A JP2000086037 A JP 2000086037A JP 25621898 A JP25621898 A JP 25621898A JP 25621898 A JP25621898 A JP 25621898A JP 2000086037 A JP2000086037 A JP 2000086037A
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deceleration
winding
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Nobuyuki Iizuka
伸行 飯塚
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 張力変動の要因を解消し、また、加速時間の
短縮により操業効率を向上させるリワインダ定尺制御装
置を提供する。 【解決手段】 ドラム負荷検出器24からの負荷率Bに
より、加速度上限値演算回路25で最大加速度αamを
決定し、速度基準演算回路18はこれを用いて速度基準
を演算する。到達速度演算回路26は、最大加速度αa
mを用いて巻取速度設定値に近似し、然も加速度を補正
することなく速度基準を一定にさせるための到達速度V
sを演算し速度基準演算回路18に与える。また、定尺
徐動速度演算回路27は、減速開始検出時に、定尺制御
用の徐動速度voを演算し速度基準演算回路18に与え
る。この構成により張力変動の要因を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リワインダ定尺制
御装置に関し、特に、リワインダ設備の巻取装置の速度
基準の変動を押さえるようにしたリワインダ定尺制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から紙、フィルム等の帯状物の連続
加工処理ラインにおいては、材料の巻取りのためにリワ
インダ設備が用いられるが、一例として紙のリワインダ
設備の制御装置を図5に、また図6のドラム用電動機ド
ライブ装置に適用される速度制御回路を図6のブロック
図に示す。
【0003】図5に示すように、巻戻しコイル2は巻戻
しコイル駆動用電動機3によって駆動される。この電動
機3は電動機ドライブ装置4によって制御される。第
1、第2の各ドラム6、7は巻取りコイル5を駆動すべ
くドラム駆動用電動機8、9によって回動される。電動
機ドライブ装置10、11はドラム駆動用電動機8、9
を駆動する。
【0004】ドラム駆動用電動機8にはパルス発振器1
2が取り付けられており、電動機の回転に応じてパルス
を出力する。これらの構成によりシート(紙)1は巻取
りコイル5に巻き取られる。
【0005】次に図6において、巻取速度設定器13、
加速時間設定器14、減速時間設定器15、巻取長設定
器16はオペレータにより設定される。巻取速度設定器
13からの巻取速度設定値V、加速時間設定器14から
の加速時間Ta、減速時間設定器15からの減速時間T
d、及び運転指令Q(停止指令、徐動指令、保持指令、
増速指令を総称して運転指令と称す。)により速度基準
演算回路18は加減速度α及び速度基準vaを出力す
る。
【0006】図5のパルス発振器12から出力されたパ
ルスPは、図6の巻取長積算回路17に入力され実巻取
長Cが演算される。この実巻取長Cは巻取長設定器16
で設定された巻取長設定値Lsと共に目標残長演算回路
20に入力され目標残長Lが算出される。
【0007】先の加減速度αと速度基準vaは定尺減速
長演算回路19に入力され、停止するまでに必要な長さ
即ち定尺減速長Loが演算される、この定尺減速長Lo
は目標残長Lと共に減速点検出回路20に入力されLo
≧Lとなった時、rはONする。
【0008】Lは定尺減速速度基準演算回路22にも入
力され、定尺減速速度基準vcが出力される。この定尺
減速速度基準vcと速度基準演算回路18からの速度基
準vaとは、減速点検出回路21の出力rにより切り替
えられ、vとして速度基準出力回路23に入力される。
この速度基準出力回路23からの速度基準は図5の電動
機ドライブ装置10、11に与えられる。
【0009】かかる構成において、図5の巻戻しコイル
2から巻き戻されたシート(紙)1は第1ドラム6を経
由して巻取りコイル5に巻き取られる。この際、巻戻し
コイル2を駆動する巻戻しコイル電動機3はシート
(紙)1に対し、シート(紙)1の送られる方向とは逆
の方向に張力を発生させるよう電動機ドライブ装置4に
より制御される。
【0010】一方、巻取りコイル5は、オペレータの運
転操作により図7のような滑らかな速度基準で運転され
る。これは製品として図5の巻取りコイル5の側面が凸
凹とならないように急激な速度変動を起こさないためで
ある。
【0011】図6の速度基準演算回路18内で演算され
る加減速度αは、加速時間設定器14により設定された
加速時間Taにより求められる加速度の上限値、及び減
速時間設定器15により設定された減速時間Tdにより
求められる減速度の下限値に対し、滑らかに増加、減少
するよう丸め時間が設定されている。また、リワインダ
装置の最大の使命は定尺制御である。これは図6の巻取
長設定器16で設定された巻取長Lに対し、1mの誤差
もなくリワインダ装置を停止させなければならない。そ
のため、減速点検出回路21の出力である減速点検出信
号rによる速度基準の切り替えを行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6の運転指令Qによ
り巻取速度設定値Vに向けて速度基準vaを上昇させる
が、その際の加速度は加速時間Taにより求められる加
速度の上限値により制限される。加速時間Taは、図5
の巻取コイル2が大きい場合などの高負荷時を想定して
設定された値であるため、運転を開始したばかりの巻取
コイル2が小さい場合では加速時間を小さくすることが
可能である。
【0013】しかし、速度が上昇するにしたがって巻取
コイル2は巻取径が増大するため当初の加速時間のまま
ではドラム駆動用電動機8、9の負荷上限値に到達して
しまい、正常に制御できなくなってしまう。
【0014】従って、巻取コイル2の巻取径増大に応じ
て加速時間Taを変更する必要があるが、オペレータに
よる変更では最適値にするのは非常に難しいため行って
いない。従って、加速度を上げられる余地即ち加速時間
を短縮することが可能であるにも拘わらず放置されてい
た。
【0015】また、設定された加速時間Ta及び巻取速
度Vは、巻取られるシート(紙)1の種類によりその都
度変更される。加速時間Taによる加速度上限値により
加速度αは制限されつつ速度基準を上昇させるが、速度
基準vaを巻取速度設定値Vに到達させる際は巻取速度
手前で加速度αを、ここに記さない丸め時間で徐々に減
少させるが、巻取速度設定値Vの値により誤差が生じる
ため、加減速度αに対し補正を行っていた。この補正は
結果的に速度基準を補正することとなり張力変動の要因
となっていた。
【0016】次に、図6のブロック図のプログラムは、
ブログラマブル・コントローラ(略してPLCと称す
る。)により実現されるが、プログラムの処理時間は数
10mSECの時間が掛かるため、100mSECの定
刻スキャンを使用する。従って、減速点検出回路21の
減速点検出信号rがONするタイミングは場合によって
最大100mSEC遅れることになり、その結果減速点
検出信号rによる定尺減速速度基準vcと速度基準va
の切り替え時、速度基準vは図8のような段差が出来て
しまい、張力変動の要因となっていた。
【0017】また、段差を生じさせないためには定尺減
速速度基準vcを使用せず、速度基準vaのみで行えば
よいが、1スキャンの遅れ分だけ巻取長をオーバーして
しまう。また予め1スキャン分だけ早めに減速させると
その長さ分だけ徐動速度(紙の様子を監視するための低
い速度)での運転が長くなり操業効率を招くことにな
る。
【0018】従って、本発明の目的は上記従来技術の張
力変動の要因を解消し、また、加速時間の短縮により操
業効率を向上させるリワインダ定尺制御装置を提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るリワインダ定尺制御装置は、連続した帯状物を巻
取装置に巻取る際に速度基準を与える駆動系と、この駆
動系の負荷率により加速度の上限値を算出する演算手段
と、この手段で算出された上限値で制限された加速度を
積算し速度基準を算出する演算手段とを備えたことを特
徴とする。
【0020】このような構成により、適切な加速度値で
加速することができるので、加速時間を短縮することが
可能であるまた、請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載のリワインダ定尺制御装置において、駆動系に与
える速度基準に対し、加速度の上限値を用いて、巻取速
度設定値に近似し、然も加速度を補正することなく速度
基準を一定にさせるための到達速度を演算する演算手段
を更に備え、算出された到達速度を加速完了時の速度基
準とすることを特徴とする。
【0021】このような構成により、速度基準が巻取速
度に到達する際に速度基準を補正する必要がないので、
速度基準の補正による張力変動を解消することができ
る。更に、請求項3に記載の本発明に係るリワインダ定
尺制御装置は、連続した帯状物を巻取装置に巻取る際に
速度基準を与える駆動系と、ブログラマブル・コントロ
ーラのスキャンタイムによる遅れを解消するために、前
記駆動系に与える速度基準の減速開始検出時に、減速し
て停止するまでに必要な長さと、定尺長の残りの長さと
の差が最小限となるような、即ち徐動速度期間が最小限
となるような定尺制御用の徐動速度を算出する演算手段
とを備え、算出されたた徐動速度を定尺徐動期間の徐動
速度とすることを特徴とする。
【0022】このような構成により、減速時、速度基準
を切り替える必要がないため、速度変動を押さえること
が出来、さらに張力変動を減少させることができる。本
発明のリワインダ定尺制御装置によれば、速度基準の補
正による張力変動を解消することができ、また、電動機
の能力を最大限に活用できることで操業時間の短縮、即
ち操業効率の向上を図ることが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、同符号は同一部分または対応部分を示す。図1は、
本発明の一実施形態に係るリワインダ定尺制御装置のブ
ロック図である。同図において巻取速度設定器13、加
速時間設定器14、減速時間設定器15、巻取長設定器
16はオペレータにより設定され、それぞれ巻取速度設
定値V、加速時間Ta、減速時間Td、巻取長設定値L
sが出力される。
【0024】速度基準演算回路18は、巻取速度設定器
13からの巻取速度設定値V、加速度上限値演算回路2
5からの最大加速度αam、及び運転指令Qの信号によ
り加減速度αを、ここに記載しない丸め時間によりレー
トを付けて増加させ、速度基準vaを上昇させて行く。
加速度上限値演算回路25は、加速時間設定器14から
の加速時間Taと、ドラム負荷検出器24からの負荷率
Bを入力し、図3の電動機ドライブ装置10の許容量に
到達した段階で最大加速度αamを決定する。
【0025】巻取長積算回路17は、図3のドラム駆動
用電動機8に取付けられたパルス発振器12からのパル
スPにより実巻取長Cを演算する。この実巻取長Cは巻
取長設定器16により設定された巻取長設定値Lsと共
に目標残長演算回路20に入力され、目標残長Lが演算
される。
【0026】定尺減速長演算回路19は、速度基準演算
回路18からの速度基準vaと加減速度αとにより定尺
減速長Loを出力する。減速点検出回路21はこの定尺
減速長Loと、目標残長演算回路20からの目標残長L
と、定尺徐動演算回路27からの定尺徐動減速長Ljと
により減速点検出信号rを出力する。
【0027】到達速度演算回路26は、速度基準演算回
路18からの速度基準vaと加減速度α、及び速度設定
器13からの巻取速度設定値Vにより到達速度Vsを演
算し、到達速度Vsを速度基準演算回路18に出力す
る。
【0028】定尺徐動演算回路27には、減速時間設定
器15からの減速時間Td、速度基準演算回路18から
の速度基準va、加減速度α、目標残長演算回路20か
らの目標残長Lが入力され、定尺徐動速度voが演算さ
れる。
【0029】かかる構成において、加速度上限値演算回
路25について説明する。速度基準演算回路18から出
力された速度基準vaは速度基準出力回路23を経由し
て図5の電動機ドライブ装置10、11に与えられ、ド
ラム駆動用電動機8、9は駆動される。電動機ドライブ
装置10からはその時の負荷に応じてトルクF.B.が
ドラム負荷検出器24に与えられる。このドラム負荷検
出器24では、加減速度αの上昇に伴い増大するトルク
F.B.を常時監視する。通常、駆動用電動機は定格ト
ルク100%以内で使用するが、使用時間を制限して1
50%(または200%)の過負荷を認めている。した
がってトルクF.B.が150%に到達した段階で、加
速度上限値演算回路25は、その時の加減速度αを加速
度上限値αamとして速度基準演算回路18に与え、加
減速度αの上昇を制限する。しかし、一旦加減速度αを
制限しても、図5の巻取コイル5は、速度の上昇と共に
巻き太り、負荷を増すため必要とされるトルクは増大し
て行く。これにより、制限値150%を超えることにな
り正常に制御することは不可能になる。従って、制限値
150%で加減速度αを制限するのではなく、巻取速度
設定器13にて設定された巻取速度設定値Vに到達する
までに巻取コイル5の増大による負荷増を見越して13
0%で加減速度αを制限するようにする必要がある。
【0030】次に、到達速度演算回路26について説明
する。巻取速度設定器13により設定された巻取速度設
定値Vに応じて速度基準演算回路18は図7のように速
度基準vaを滑らかに上昇させる。そして巻取速度設定
値Vの手前で速度基準vaが滑らかに巻取速度設定値V
となるよう加減速度αを加速度上限値αamの値より丸
め時間に応じて減少させる。しかし巻取速度設定値Vは
巻取られる紙の種類に応じてその都度変更される。
【0031】従って、加減速度αが減少してゼロとなっ
た段階で速度基準vaが設定速度Vに正確に到達するこ
とは殆どない。そのため、加減速度αを減少させている
段階で加減速度αに対し補正を行い加減速度がゼロにな
った段階で速度基準vaが巻取速度設定値Vとなるよう
にしている。しかし、加減速度αに補正を行うことは速
度基準Vaに補正を行うことになり速度変動が発生し、
ひいては張力変動の要因となっていた。
【0032】そこで速度基準vaが上昇していく際、加
減速度αが加速度上限値αamとなった段階で巻取速度
設定値Vをオーバーせず、しかも近似した到達速度Vs
を下記演算式により求める。
【0033】 現在の加減速度……………………………α 加速度上限値………………………………αam 現在の速度基準……………………………va 巻取速度設定値……………………………V 到達速度……………………………………Vs 1スキャン当たりの加減速度変化率……△α 丸め時間……………………………………t 丸め期間中に必要とされる速度…………△V とすると、
【0034】
【数1】 t=αam/△α …………………………1式 △V=(1/2)*αam*t………………2式 1式を2式に代入すると
【0035】
【数2】△V=(1/2)*αam*(αam/△α)
=(αam)2 /(2*△α) これより、到達速度Vsは、
【0036】
【数3】Vs=va+△V として、求めることができる。上記△Vが丸め期間中に
必要とされる速度である。現在の速度基準vaと巻取速
度設定値Vとの速度差がこの△V以内となった時に現在
の加減速度αを減少させた場合、V−va=△Vではな
いため加減速度αがゼロとなった段階では、速度基準v
aは巻取速度設定値Vをオーバーしてしまう。
【0037】そこでV−va<△Vとなる1スキャン前
に加減速度αの滅少を開始すれば速度基準vaは巻取速
度設定値Vをオーバーすることはない。よって、
【0038】
【数4】V−va−αam<△V となった段階で加減速度αの減少を開始する。最後に定
尺徐動速度演算回路について説明する。
【0039】図2は減速する際の速度vaから停止する
までに必要とされる減速長を計算する場合の面積分割図
である。図3及び図4は、図6をより分かりやすくした
詳細図である。通常A、B、C、L1の合計値が定尺減
速長Loであり、いままでは徐動速度は固定であった。
【0040】これに対し定尺制御による減速時の徐動速
度を、通常運転時の徐動速度と区別し、定尺制御用の徐
動速度、即ち定尺徐動速度を持たせることとした。従来
からある定尺減速長の各要素はA、B、Cであるが各面
積計算を示す。
【0041】 現在の加減速度…………………………α 加速度上限値…………………………αam 現在の速度基準…………………………va 巻取速度設定値…………………………V 到達速度…………………………………Vs 1スキャン当たりの加減速度変化率…△α 丸め時間…………………………………t 丸め期間中に必要とされる速度………△V 丸め完了速度……………………………V2 最大減速度(最大速度/減速時間)…αdm 最大減速度時間 ………………ta とすると、図7にあるように面積Aの計算式は、
【0042】
【数5】 A=(1/2)*V2*(V2/αdm) =(V2)2 /(2*αdm)…………………3式 面積Bの計算式は、
【0043】
【数6】B=va*t…………………4式 面積Cの計算式は、
【0044】
【数7】 C=(1/6)*αdm*t3 …………………5式 となる。これらの面積の合計である定尺減速長Loに対
し、図8にあるように定尺徐動速度vo到達前の丸めか
ら定尺徐動速度voに到達するまでの面積L1と、定尺
徐動速度voから停止するまでの面積L2との合計値L
jを加算したものが、目標残長Lと比較され減速点検出
信号が出力される。
【0045】そこで目標残長Lより、定尺徐動速度vo
で運転する期間が最小限となる定尺徐動速度voと面積
L1、L2の合計値即ち定尺徐動減速長Ljを求める計
算式を下記に示す。面積L1は、面積L11から面積L
12を引いた値である。面積L11は一般式として下記
となる。
【0046】
【数8】 L11=(1/6)*αdm*t2 +vo*t…………………6式 面積L12は一般式として下記となる。
【0047】
【数9】 L12=(1/8)*αdm*t2 +(1/2)*vo*t +(vo)2 /(2*αdm)…………7式 従って、面積L1は、
【0048】
【数10】 L1=L11−L12 =(1/6)*αdm*t2 +vo*t−{(1/8)*αdm*t2 +(1/2)*vo*t+(vo)2 /(2*αdm)} =(1/24)*αdm*t2 +(1/2)*vo*t −(vo)2 /(2*αdm)…………8式 これが面積L1の計算式である。次に定尺徐動速度vo
から停止するまでの面積L2は一般式として下記とな
る。
【0049】
【数11】 L2=vo*(vo/△α)…………………9式 従って、定尺徐動減速長Ljは下記となる。
【0050】
【数12】 Lj=L1+L2 ={(1/24)*αdm*t2 +(1/2)*vo*t −(vo)2 /(2*αdm)}+vo*(vo/△α) このようにして求めた各式において、加速完了して到達
速度Vsに到達した後、従来の減速点より1スキャン
前、長さにしてVs*100msecの段階で、目標残
長Lと従来の面積A、B、C、Ljとの合計値とによ
り、即ち
【0051】
【数13】 L−Vs*0.1sec=A+B−C+Lj により定尺徐動速度voを求める。
【0052】
【数14】 Lj=L−Vs*0.1sec−(A+B−C) {(1/24)*αdm*t2 +(1/2)*vo*t −(vo)2 /(2*αdm)}+vo*(vo/△α)= L−Vs*0.1sec−(A+B−C) 上記計算式により求められる定尺徐動速度voを速度基
準演算回路18に与えることで、速度基準vaは図6に
あるように滑らかに減速し、定尺徐動速度voで速度を
保持しその後停止する。このように速度基準演算回路1
3からの速度基準vaのみで運転することで速度変動を
押さえることが出来、さらに張力変動を減少させること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリワ
インダ定尺制御装置によれば、速度基準の変動を押さえ
ることで張力変動を減少させ製品の品質向上を図ると共
に、加速時間を短縮させることで操業効率の向上を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るリワインダ定尺制
御装置を示すブロック図。
【図2】 本発明の一実施形態における定尺減速長の算
出を説明するための図。
【図3】 図2の一部を拡大して示す図。
【図4】 図2の一部を拡大して示す図。
【図5】 紙のリワインダ設備の制御装置を示すブロッ
ク図。
【図6】 従来のリワインダの速度制御回路を示すブロ
ック図。
【図7】 速度基準のパターンを示す図。
【図8】 定尺減速後の速度基準パターンを示す図。
【符号の説明】
1…シート(紙) 2…巻戻しコイル 3…巻戻しコイル駆動用電動機 4、10、11…電動機ドライブ装置 5…巻取コイル 6、7…ドラム 8、9…ドラム駆動用電動機 12…パルス発振器 13…巻取速度設定器 14…加速時間設定器 15…減速時間設定器 16…巻取長設定器 17…巻取長積算回路 18…速度基準演算回路 19…定尺減速長演算回路 20…目標残長演算回路 21…減速点検出回路 22…定尺減速速度基準演算回路 23…速度基準出力回路 24…ドラム負荷検出器 25…加速度上限値演算回路 26…到達速度演算回路 27…定尺徐動演算回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続した帯状物を巻取装置に巻取る際に速
    度基準を与える駆動系と、この駆動系の負荷率により加
    速度の上限値を算出する演算手段と、この手段で算出さ
    れた上限値で制限された加速度を積算し速度基準を算出
    する演算手段とを備えたことを特徴とするリワインダ定
    尺制御装置。
  2. 【請求項2】前記駆動系に与える速度基準に対し、前記
    加速度の上限値を用いて、巻取速度設定値に近似し、然
    も加速度を補正することなく速度基準を一定にさせるた
    めの到達速度を演算する演算手段とを備え、算出された
    到達速度を加速完了時の速度基準とすることを特徴とす
    る請求項1に記載のリワインダ定尺制御装置。
  3. 【請求項3】連続した帯状物を巻取装置に巻取る際に速
    度基準を与える駆動系と、この駆動系に与える速度基準
    の減速開始検出時に、減速して停止するまでに必要な長
    さと、定尺長の残りの長さとの差が最小限となるような
    定尺制御用の徐動速度を算出する演算手段とを備え、算
    出されたた徐動速度を定尺徐動期間の徐動速度とするこ
    とを特徴とするリワインダ定尺制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110080A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Okuma Corp モータ制御装置
JP2012217230A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Brother Ind Ltd モータ制御装置及び画像形成装置

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