JP2000085768A - イージーオープン缶蓋 - Google Patents

イージーオープン缶蓋

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JP2000085768A JP10265513A JP26551398A JP2000085768A JP 2000085768 A JP2000085768 A JP 2000085768A JP 10265513 A JP10265513 A JP 10265513A JP 26551398 A JP26551398 A JP 26551398A JP 2000085768 A JP2000085768 A JP 2000085768A
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽圧缶体内部の圧力上昇に起因するバックリ
ングによって、スコア線が破断したり、缶蓋に亀裂が発
生したり、内容物が噴き出すことを防止することができ
るイージーオープン缶蓋を提供する。 【解決手段】 イージーオープン缶蓋1のパネル部2に
おいて、開口片7の先端部とパネル部2の中心とを結ぶ
第一の直線と、パネル部2の中心を通りかつ第一の直線
と直交する第二の直線とによって区分される四つの扇状
部分のうち、開口片7が存在する側の扇状部分のうちの
少なくとも一方の外周溝もしくはその近傍に、第二の直
線からパネル部2の中心において25°未満の範囲に変
形容易部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開口片を区画し
ているスコア線を、つまみ片を引き起すことにより破断
し、開口片を缶内部に吊り下げ状態にして開缶(開蓋)
する形式のイージーオープン缶の缶蓋に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コーラやサイダー、ビール等に代表され
る炭酸含有飲料が封入された陽圧缶体(缶体内部の圧力
が大気圧より大きい缶体)が炎天下の車内に放置される
場合のように、缶体が直射日光下や高温雰囲気下に置か
れると、飲料中に溶解している二酸化炭素が飲料から放
出されるために、缶体の内圧が上昇する。そして、缶体
の内圧が上昇することによって、缶蓋が缶体の外方に突
出しようとする。いわゆるバックリング現象が発生す
る。
【0003】なお、飲料用のイージーオープン缶蓋に
は、開口片に固着されているタブを缶体上方に引き起こ
した後、上方に引っ張ることによって開蓋するプルタブ
式の缶蓋と、タブを引き起こす操作だけにより、開口片
を缶体内方に押し込むことによって開蓋するステイオン
タブ式の缶蓋が使用されている。そして、プルタブ式の
缶蓋では、開蓋後の開口片が缶体とは別体となるため、
開口片の散乱等による環境への影響が憂慮される。その
ため、最近では、ステイオンタブ式の缶蓋が多く使用さ
れるようになってきている。このステイオンタブ式の缶
蓋はプルタブ式の缶蓋とは異なり、同一のタブにより二
つのテコ作用を利用して、開口片を区画しているスコア
線を破断するので、両方のテコ作用共に支点と作用点間
の距離をあまり短くできない。従って、ステイオンタブ
式の缶蓋を開蓋するためには、プルタブ式の缶蓋を開蓋
するよりも、より大きな力が必要となる。これに対処す
るために、ステイオンタブ式の缶蓋の開口片を区画する
ために刻設されるスコア線の深さが、プルタブ式の缶蓋
のそれよりも深くなっている。なお、開蓋するためのタ
ブ(つまみ片)から離れた缶蓋の外周溝近傍に位置する
スコア線には、はたらく力が他の位置よりも小さいの
で、スコア線が他の位置よりも深く刻設されている。そ
の結果、より大きな力を必要とせずにステイオンタブ式
の缶蓋を開蓋することができる。
【0004】しかし、ステイオンタブ式の缶蓋のスコア
線が深く刻設されていることによって、陽圧缶体の内部
圧力の上昇に伴って、缶蓋がバックリングする際に、外
周溝近傍に位置するスコア線の近傍でバックリングが発
生すると、スコア線の深さが深いために、スコア線が破
断して缶体の内容物が噴き出す可能性があった。
【0005】これを防ぐために、予め缶蓋の一部に加工
等を施すことによって強度の低下した部分を設けること
が従来知られている。この缶蓋が用いられた缶体では、
缶体内部の圧力が上昇すると、その強度の低下した部分
が缶体の外方に突出する。その結果、缶体の内容積が増
大し、缶体内部の圧力(缶内圧)が低下する。これによ
り、缶蓋のスコア線が破断することを防ぎ、缶体の内容
物が噴き出すことを防ぐことができる。
【0006】その例として、例えば特開平5−1123
57号公報に記載されている発明が知られている。ここ
に記載されている発明を説明すると、缶蓋を、天板の中
心と開口片先端とを結ぶ直線(Y軸)と、その直線に対
して天板中心で直交する直線(X軸)とで扇状に区分け
する。そして、開口片が存在する側とは反対側に位置す
る二つの扇状の部分に、周縁溝外壁の天板とほぼ同じ高
さの位置から天板の中心に向かって12mmの巾の周縁
溝に沿った同心円環状部分であり、かつY軸から25°
以上65°以下である部分に座屈部を配設したものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近では、容器の軽量
化や製造コストの低減化が図られることによって、缶蓋
が形成される金属板の厚さが薄くなる傾向にある。その
ため、薄厚の缶蓋が用いられた缶体に炭酸含有飲料等が
充填され、その缶体が直射日光下や高温雰囲気下に置か
れると、缶蓋がバックリングする際に、外周溝を形成し
ている缶蓋の部分に亀裂が発生することがある。その結
果、スコア線が破断しなくとも、その亀裂から内容物が
噴き出る可能性があった。また、炭酸を含有していない
茶、コーヒー等の飲料を缶体に充填し、密閉する直前に
缶体内に液体窒素を添加して、密封後の缶内圧を高くす
る場合にも薄肉の缶体を使用することが行われている。
そして、この様な缶詰の場合にも、缶蓋がバックリング
する恐れがあった。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、バックリングによって、スコア線が破断
したり、缶蓋に亀裂が発生することによって内容物が噴
き出すことを防止することができるイージーオープン缶
蓋を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、略円盤状のパ
ネル部の外周に外周溝が設けられていると共に、該外周
溝の外周壁からチャックウォールを介してフランジ部が
設けられており、かつ前記パネル部につなぎ部が残る様
に両端が隔置されている開放形状のスコア線によって区
画した開口片が形成され、該パネル部の略中央部で該開
口片の外側の箇所にリベット止めされると共に押し下げ
端を開口片の上面側に位置させかつ持上げ端をリベット
止め部を中心に開口片とは反対側に位置させたつまみ片
が設けられたイージーオープン缶蓋において、前記開口
片の先端部と前記パネル部との中心を結ぶ第一の直線
と、前記パネル部の中心を通りかつ前記第一の直線に直
交する第二の直線とによって区分される四つの扇状部分
のうち、前記開口片が存在する側の二つの扇状部分のう
ちの少なくとも一方における前記外周溝もしくはその近
傍に変形容易部が形成されており、さらに該変形容易部
が、前記第二の直線から前記パネル部の中心において2
5°未満の範囲に形成されていることを特徴とするもの
である。
【0010】従って、請求項1の発明によれば、開口片
が存在する側に変形容易部が設けられ、その変形容易部
が、パネル部の中心を通りかつ開口片の先端部とパネル
部の中心とを結ぶ直線と直交する第二の直線からパネル
部の中心において25°未満の範囲に形成されているこ
とによって、この缶蓋が取り付けられている陽圧缶体が
高温雰囲気下に置かれることにより缶体の内圧が非常に
高くなった場合に、開口片を区画しているスコア線から
離れた位置においてバックリングを発生させることがで
きる。その結果、バックリングがスコア線の部分には及
ばないので、スコア線が破断して内容物が噴き出すこと
を防ぐことができる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に加えて、前記開口片が存在する側とは前記パネル部の
中心を挟んで反対側に位置する二つの扇状部分に亘っ
て、前記外周溝の近傍に指掛け用凹部が形成されている
ことを特徴とするものである。
【0012】従って、請求項2の発明によれば、開口片
が存在する側とはパネル部の中心を挟んで反対側であっ
て、外周溝の近傍に指掛け用凹部が形成されていること
によって、缶蓋が取り付けられた陽圧缶体の内圧が非常
に高くなった場合に、第一回目のバックリングをこの指
掛け用凹部の端部付近を起点として発生させることがで
きる。なお、指掛け用凹部はスコア線から離れているの
で、第一回目のバックリングの際に、スコア線が破断し
て内容物が噴き出すことをより確実に防ぐことができ
る。また、第一回目のバックリングが発生すると、缶体
内部の容積が増加し、缶内圧が低下するが、缶体が依然
として高温雰囲気下に置かれたままであると、再度缶内
圧が上昇する。その際には、変形容易部で第二回目のバ
ックリングを発生させることができる。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に加えて、前記開口片が存在する側の二
つの扇状部分のそれぞれに変形容易部が形成されてお
り、前記パネル部の周方向における前記指掛け用凹部の
端部と前記パネル部の中心とを結ぶ直線と、該指掛け用
凹部の端部に近い側の前記変形容易部と前記パネル部の
中心とを結ぶ直線とのなす角が略90°になるようにそ
れぞれ前記変形容易部が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0014】従って、請求項3の発明によれば、第一回
目のバックリングが発生すると、第二回目のバックリン
グが第一回目のバックリングが発生した位置とはパネル
部の中心において略90°をなす位置で発生する確率が
高い。そこで、各変形容易部が指掛け用凹部の各端部か
らパネル部の中心において略90°の位置になるように
変形容易部が形成されることによって、第一回目のバッ
クリングが指掛け用凹部の端部付近で発生した後に、第
二回目のバックリングをその端部からパネル部の中心に
おいて略90°の位置に形成された変形容易部付近にお
いてさらに確実に発生させることができる。
【0015】さらに、請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかの発明に加えて、前記変形容易部
がエンボス加工によって形成され、缶蓋外面側に突出す
る凸形状に形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0016】従って、請求項4の発明によれば、変形容
易部がエンボス加工によって缶蓋外面側に突出する凸形
状に形成されていることによって、変形容易部ではパネ
ル部と厚さが等しい。その結果、厚さが薄くなるコイニ
ング加工のように、変形容易部の加工の際に厚さの調整
をする必要がないと共に、変形容易部の厚さが薄くなる
ことによって指掛け用凹部の端部付近よりも変形容易部
付近の方が変形し易くなって第一回目のバックリングが
変形容易部で発生することを防止することができる。ま
た、缶蓋内面被膜の損傷を回避することができる。
【0017】そして、請求項5の発明は、請求項1ない
し請求項4のいずれかの発明に加えて、前記パネル部の
径方向における、前記外周溝の内周壁の上端と該パネル
部との連結部から前記指掛け用凹部の外縁までの長さが
0.9mm以上2.5mm以下であることを特徴とする
ものである。
【0018】従って、請求項5の発明によれば、パネル
部の径方向における外周溝の内周壁の上端とパネル部と
の連結部から指掛け用凹部の外縁までの長さが0.9m
m以上2.5mm以下であることによって、指掛け用凹
部を外周溝に近づけることができ、第一回目のバックリ
ングを指掛け用凹部の端部付近でほぼ確実に発生させる
ことができる。また、パネル部の径方向における指掛け
用凹部の長さが長いので、容易に指掛け用凹部に指を入
れて、つまみ片を引き上げ、開蓋することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1と図2とはこの発明の一実施例
を示すものであって、ここに示すイージーオープン缶蓋
1の中央部には、アルミニウム合金製であり厚さ0.2
6mmの平板材からなる円盤状のパネル部2が形成され
ている。そして、そのパネル部2の外周には、図1にお
いて紙面よりも奥方向(下方向)に窪み、外周壁3aと
内周壁3bとに囲まれた環状の外周溝3が形成されてい
る。さらに、その外周溝3から図1において紙面よりも
手前方向(上方向)にチャックウォール16を介してフ
ランジ部4が延出している。なお、環状の外周溝3は、
外周壁3aの下端と連続する部分が円弧状に形成され、
その曲率半径Rが0.35mm以上0.66mm以下に
形成されている。なお、このフランジ部4が有底円筒状
の缶胴(図示せず)の開口端部に巻き締められることに
よって、イージーオープン缶蓋1が缶胴に固着され、缶
体が形成される。
【0020】また、パネル部2には、図1において紙面
よりも奥方向(下方向)に窪む窪み部5が形成されてい
る。そして、この窪み部5には、その窪み部5の周囲に
沿って破断用の主スコア線6aと非破断用の補助スコア
線6bとから成るスコア線6が両端を隔置した状態で刻
設されている。そして、このスコア線6によって囲まれ
る部分が開口片7を構成している。さらに、その開口片
7には、図1において紙面よりも手前方向(上方向)に
突出する補強凸ビード8が形成されている。
【0021】なお、パネル部2の中心と主スコア線6a
の最外周に位置する点とを結ぶ直線をY軸とし、そのY
軸と直交すると共に、パネル部2の中心を通る直線をX
軸とする。なお、X軸とY軸とは、説明の便宜上定めた
ものであり、イージーオープン缶蓋1に形成されている
構成要素ではない。そして、X軸とY軸とによってイー
ジーオープン缶蓋1を便宜的に四つの扇状部分に分割
し、図1における右上の扇状部分を第一象限とし、パネ
ル部2の中心において時計回りに、他の扇状部分をそれ
ぞれ第二象限、第三象限、第四象限とする。
【0022】さらに、パネル部2の略中心部には、つま
み片9から延出する舌片部10が、リベット11によっ
て、開口片7の外側であって、しかもスコア線6に隣接
した位置に固定されている。また、図1において紙面よ
りも開口片7の手前側(上側)に位置するつまみ片9の
一端部が押し下げ端12を構成していると共に、リベッ
ト11を挟んで押し下げ端12とは反対側のつまみ片9
の端部が持上げ端13を構成している。
【0023】また、つまみ片9の持上げ端13の外周側
に位置する窪み部5の部分には、図1の紙面においてパ
ネル部2の平面から奥方向(下方向)に約1.0mm
(好ましくは0.8mm〜1.2mm)窪む指掛け用凹
部14が設けられている。この指掛け用凹部14は略楕
円形の形状を有しており、その短軸がY軸にほぼ一致し
ている。また、パネル部2の径方向における外周溝3の
内周壁3bの上端とパネル部2との連結部から指掛け用
凹部14の外縁までの長さが約1.6mm(好ましくは
0.9mm〜2.5mm)となる様に、指掛け用凹部1
4が形成されている。
【0024】さらに、X軸よりも開口片7が存在する第
二象限と第三象限とのパネル部2には、外周溝3に隣接
して変形容易部15がそれぞれ一つずつ、計二つ形成さ
れている。なお、この変形容易部15は、エンボス加工
によって図1の紙面よりも手前方向(図2における上方
向)に0.35mm(好ましくは0.25mm〜0.4
5mm)だけパネル部2の平面から突出する凸形状に形
成されている。また、パネル部2の周方向におけるX軸
とは離れた側の変形容易部15の端部とX軸とのパネル
部2の中心における角θが25°未満になるように、か
つ、パネル部2の周方向におけるX軸とは離れた側の変
形容易部15の端部と、そのX軸に近い側の指掛け用凹
部14の端部とのパネル部2の中心における角が略90
°となるように変形容易部15が形成されている。
【0025】つぎに、この発明の一実施例の作用につい
て説明する。まず、有底円筒状の缶胴(図示せず)にコ
ーラ等の炭酸含有飲料が充填された後、イージーオープ
ン缶蓋1のフランジ部4が缶胴の開口端部に巻き締めさ
れることにより、イージーオープン缶蓋1が缶胴に固着
され、缶体が形成される。
【0026】この炭酸含有飲料が封入された缶体を80
℃程度の高温雰囲気下か80℃程度の液浴中に静置する
と、缶体に封入された炭酸含有飲料から二酸化炭素が放
出され、缶体内部の圧力(缶内圧)が増大する。その結
果、イージーオープン缶蓋1が缶体の外部方向にバック
リングしようとする。その結果、高い確率で、イージー
オープン缶蓋1の指掛け用凹部14の、パネル部2の周
方向における左右どちらかの端部付近を起点にしてバッ
クリングが発生する(第一回目のバックリング)。な
お、指掛け用凹部14の端部付近を起点にしてバックリ
ングするのは、凹部が形成される際に生じる残留応力が
存在するためであり、またエンボス加工により形成され
た変形容易部15における残留応力よりも大きいためで
あると考えられる。
【0027】イージーオープン缶蓋1の指掛け用凹部1
4の端部付近を起点としてバックリングするとしても、
そのバックリングする指掛け用凹部14の端部付近がス
コア線6から離れているので、主スコア線6aが破断す
るのを防止することができると共に缶体から炭酸含有飲
料が噴き出すことを防ぐことができる。また、バックリ
ングによって缶体の内容積が増大するので、缶体の内圧
が減少し、さらなるバックリングを抑えることができ
る。
【0028】しかし、さらに続けて缶体を80℃程度の
高温雰囲気下か80℃程度の液浴中に静置すると、再度
缶体の内圧が増大し、さらにバックリングしようとす
る。すると、高い確率で、第一回目にバックリングした
指掛け用凹部14の端部からパネル部2の中心において
略90°離隔した変形容易部15付近を起点としてバッ
クリングする(第二回目のバックリング)。変形容易部
15が、それとそれに近い側の指掛け用凹部14の端部
とのパネル部2の中心における角が略90°になるよう
な位置に形成されていることによって、第二回目のバッ
クリングを変形容易部15付近において高い確率で発生
させることができる。また、変形容易部15が、X軸か
らパネル部2の中心において25°未満の位置に形成さ
れていることによって、変形容易部15の位置が主スコ
ア線6aから離れているので、第二回目のバックリング
の際に主スコア線6aが破断することを防ぎ、缶体の内
容物が噴き出すことを防ぐことができる。
【0029】さらに継続して、缶体を80℃程度の雰囲
気下か80℃程度の液浴中に静置したが、指掛け用凹部
14の端部もしくは変形容易部15の全てがバックリン
グし、それ以上バックリングすることはなかった。
【0030】なお、変形容易部15がエンボス加工によ
って形成されているので、コイニング加工等によって形
成されている場合と比較して、変形容易部15における
厚さがパネル部2の厚さと等しい。その結果、例えばコ
イニング加工の様に、変形容易部15を形成する際に厚
さの調整をすることが不要になると共に、変形容易部1
5の形成時に生じる残留応力が指掛け用凹部14よりも
大きくなることによって第一回目のバックリングが変形
容易部15付近で発生してしまうという事態を極力防ぐ
ことができる。更に、エンボス加工により変形容易部1
5を形成するので、厚さを薄くするコイニング加工に比
べると、缶蓋1の内面皮膜を損傷させることが殆ど無い
という利点がある。なお、第一回目のバックリングが変
形容易部15で発生すると、変形容易部15が開口片7
が存在する第二象限、第三象限にあるため、主スコア線
6aが破断する可能性が高くなる。
【0031】また、変形容易部15が二個形成され、か
つ指掛け用凹部14がバックリングの起点位置となるこ
とによって、変形容易部15が三個以上形成される場合
と比較して、変形容易部15を形成するための位置の調
整に要する時間を短縮することができる。
【0032】さらに、指掛け用凹部14の外縁が外周溝
3の内周壁3bの上端とパネル部2との連結部から0.
9mm以上2.5mm以下の長さの位置に設けられるこ
とによって、バックリングする指掛け用凹部14の端部
の位置を外周溝3に近づけることができ、第一回目のバ
ックリングを指掛け用凹部14の端部付近で確実に発生
させることができる。また、パネル部の径方向における
指掛け用凹部の長さが長いので、容易に指掛け用凹部1
4に指を入れて、つまみ片9を引き上げることができ
る。なお、バックリングの起点の成り易さだけを考慮す
るならば、指掛け用凹部14を外周溝3まで延長しても
よいが、そうすると缶蓋としての耐圧性が著しく低下す
るので、上記連結部から0.9mm以上離すのが好まし
いのである。
【0033】つぎに、この発明の一実施例であるイージ
ーオープン缶蓋1の効果を実証する実験について説明す
る。上述した構成を有するイージーオープン缶蓋1を2
0枚用意した。
【0034】なお、図3に示すように、缶蓋1のパネル
部2の周方向における指掛け用凹部14の端部とパネル
部2の中心とを結び、さらに延長された二本の直線と、
変形容易部15とパネル部2の中心とを結び、さらに延
長された二本の直線とを引く。これらの四本の直線は、
X軸およびY軸と同様、説明の便宜上定めたものであ
り、イージーオープン缶蓋1に形成されている構成要素
ではない。そして、パネル部2の中心で、これらの直線
とX軸、Y軸とを分割し、その分割された直線のうち、
X軸で指掛け用凹部14側の線分をA線とし、残りの線
分を時計回りにB線、C線、…、L線とする。
【0035】また、従来例として、図4に示す厚さが
0.26mmのアルミニウム合金製イージーオープン缶
蓋21を20枚用意した。なお、ここに示すイージーオ
ープン缶蓋21は、図1に示すイージーオープン缶蓋1
とは以下の部分の形状等が相違するものであり、他の部
分は同じである。そこで、同じ部分には同じ番号を付
し、その説明を省略する。ここに示すイージーオープン
缶蓋21の指掛け用凹部22が、その外縁が外周溝3の
内周壁3bの上端とパネル部2との連結部から3.2m
mとなる位置に設けられている。また、図4において紙
面よりも手前方向(上方向)に突出する凸形状に形成さ
れた変形容易部23が第一象限、第二象限、第三象限、
第四象限のパネル部2のそれぞれに一つずつ、計四つ形
成されている。この変形容易部23は、コイニング加工
によって凸部の厚さが0.20mmになるように形成さ
れたものであり、パネル部2の中心においてX軸もしく
はY軸より45°だけ離隔し、かつ外周溝3の近傍に形
成されている。
【0036】なお、イージーオープン缶蓋1の場合と同
様に、パネル部2の周方向における指掛け用凹部22の
端部とパネル部2の中心とを結び、さらに延長された二
本の直線と、変形容易部23とパネル部2の中心とを結
び、さらに延長された二本の直線とを引く。これらの四
本の直線は、X軸とY軸同様、説明の便宜上定めたもの
であり、イージーオープン缶蓋21に形成されている構
成要素ではない。そして、パネル部2の中心で、これら
の直線とX軸、Y軸とを分割し、その分割された直線の
うち、X軸で指掛け用凹部22側の線分をA線とし、残
りの線分を時計回りにB線、C線、…、L線とする。
【0037】つぎに、それらのイージーオープン缶蓋
1,21を同一の炭酸含有飲料が同量ずつ充填されてい
る有底円筒状の缶胴(図示せず)の開口端部に巻き締め
することによって固着させ、缶体を形成する。そして、
その炭酸含有飲料が封入された缶体を、80℃の定温に
保持した湯浴中に30分間静置する。すると、缶体の内
圧の上昇により、バックリングが発生する。そのバック
リングが発生した位置を表1に示す。なお、バックリン
グした位置は、ほぼ図3と図4とに示すA線ないしL線
上の外周溝3もしくは指掛け用凹部14,22、変形容
易部15,23である。
【0038】
【表1】 なお、この表1において、割れとは、バックリングによ
り上方へ突出した外周溝3の頂部に亀裂が入り、その亀
裂から缶体内の炭酸含有飲料の泡が出る現象であり、ま
た、破裂とは、バックリングにより上方へ突出した外周
溝3の部分の一部が破断してしまう現象である。
【0039】表1から明らかな様に、本発明品であるイ
ージーオープン缶蓋1が用いられた缶体20本のうち、
19本が指掛け用凹部14の端部(B線上,L線上)に
おいて第一回目のバックリングが発生している。また、
1本はバックリングが全く発生していない。なお、バッ
クリングしたイージーオープン缶蓋1の外周溝3部分に
は何れも、割れや破裂が発生していない。それに対し
て、従来例であるイージーオープン缶蓋21が用いられ
た缶体20本のうち、18本が変形容易部23(K線
上)において第一回目のバックリングが発生していると
共に、1本が変形容易部23(C線上)において第一回
目のバックリングが発生し、1本が変形容易部23(I
線上)において第一回目のバックリングが発生してい
る。そして、バックリングしたイージーオープン缶蓋2
1のうち、5枚がその外方へ突出している外周溝3に割
れが発生し、3枚がその外方へ突出している外周溝3に
破裂が発生している。
【0040】バックリングした外周溝3に割れや破裂が
発生すると、内容物である炭酸含有飲料が噴き出し、周
囲を汚染する可能性がある。従来例のイージーオープン
缶蓋21では、割れや破裂が発生しているのに対して、
本発明のイージーオープン缶蓋1では、割れや破裂が発
生しないと共に、高い確率で第一回目のバックリングを
指掛け用凹部14の端部で発生させることができる。つ
まり、スコア線6から最も離れた位置に第一回目のバッ
クリングを発生させることができ、スコア線6が破断し
たり、外周溝3に割れや破裂が発生することによって缶
体の内容物の噴き出しすることを防ぐことができる。な
お、本実験で用いたイージーオープン缶蓋1,21は、
何れも耐圧強度を向上させた缶蓋であったので、上記実
験条件では第一回目のバックリングしか発生しなかっ
た。しかし、もっと過酷な温度条件又は耐圧強度を下げ
た缶蓋を用いた場合には、第二回目のバックリングが発
生する。その場合には、高い確率で第二回目のバックリ
ングを変形容易部15付近で発生させることができる。
つまり、第二回目のバックリングもスコア線6から離れ
た位置で発生させることができるので、スコア線6が破
断したり、外周溝3に割れや破裂が発生することによっ
て缶体の内容物の噴き出しすることを防ぐことができ
る。このことは、条件を変えた実験により確認した。
【0041】なお、イージーオープン缶蓋1の材料とし
てアルミニウム合金が用いられたが、この発明はこれに
限定されることはなく、缶蓋として用いることができる
強度を有した材料であればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明では、開口片が存在する側に変形容易部が設けら
れ、その変形容易部が、パネル部の中心を通りかつ開口
片の先端部とパネル部の中心とを結ぶ直線と直交する第
二の直線からパネル部の中心において25°未満の範囲
に形成されていることによって、この缶蓋が取り付けら
れている陽圧缶体が高温雰囲気下に置かれた場合に、開
口片を区画しているスコア線から離れた位置においてバ
ックリングを発生させることができる。その結果、スコ
ア線が破断するのを防止できると共に缶体から内容物が
噴き出すことを防ぐことができる。
【0043】また、請求項2に記載した発明では、開口
片が存在する側とはパネル部の中心を挟んで反対側であ
って、外周溝の近傍に指掛け用凹部が形成されているこ
とによって、陽圧缶体の内部圧力の上昇に起因する第一
回目のバックリングをこの指掛け用凹部の端部付近にお
いて発生させることができる。なお、指掛け用凹部はス
コア線から最も離れているので、第一回目のバックリン
グの際に、スコア線が破断すること及び内容物が噴き出
すことをより確実に防ぐことができる。また、陽圧缶体
が依然として高温雰囲気下に置かれ続けた場合には、第
二回目のバックリングをスコア線から離れている変形容
易部付近で発生させることができるので、スコア線の破
断を防止することができる。
【0044】さらに、請求項3に記載した発明では、第
一回目のバックリングが発生すると、第二回目のバック
リングが第一回目のバックリングが発生した位置とはパ
ネル部の中心において略90°をなす位置で発生する確
率が高い。そこで、各変形容易部が指掛け用凹部の各端
部からパネル部の中心において略90°の位置になるよ
うに変形容易部が形成されることによって、第一回目の
バックリングが指掛け用凹部の端部付近で発生した後
に、第二回目のバックリングをその端部からパネル部の
中心において略90°の位置に形成された変形容易部付
近においてさらに確実に発生させることができる。
【0045】そして、請求項4に記載した発明では、変
形容易部がエンボス加工によって缶蓋外面側に突出する
凸形状に形成されていることによって、変形容易部では
パネル部と厚さが等しい。その結果、厚さが薄くなるコ
イニング加工のように、変形容易部の加工の際に厚さの
調整をする必要がないとと共に、変形容易部の厚さが薄
くなることによって指掛け用凹部の端部付近よりも変形
容易部付近の方が変形し易くなって第一回目のバックリ
ングが変形容易部で発生することを防止することができ
る。
【0046】また、請求項5に記載した発明では、パネ
ル部の径方向における外周溝の内面壁の上端とパネル部
との連結部から指掛け用凹部の外縁までの長さが0.9
mm以上2.5mm以下であることによって、指掛け用
凹部を外周溝に近づけることができ、第一回目のバック
リングを指掛け用凹部の端部付近で確実に発生させるこ
とができる。また、パネル部の径方向における指掛け用
凹部の長さが長いので、容易に指掛け用凹部に指を入れ
て、つまみ片を引き上げ、開蓋することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のイージーオープン缶蓋の実施例を
示す平面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 この発明のイージーオープン缶蓋に概念的な
区分け線を配した平面図である。
【図4】 従来のイージーオープン缶蓋に概念的な区分
け線を配した平面図である。
【符号の説明】
1…イージーオープン缶蓋、 2…パネル部、 3…外
周溝、 6…スコア線、 7…開口片、 9…つまみ
片、 14…指掛け用凹部、 15…変形容易部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円盤状のパネル部の外周に外周溝が設
    けられていると共に、該外周溝の外周壁からチャックウ
    ォールを介してフランジ部が設けられており、かつ前記
    パネル部につなぎ部が残る様に両端が隔置されている開
    放形状のスコア線によって区画した開口片が形成され、
    該パネル部の略中央部で該開口片の外側の箇所にリベッ
    ト止めされると共に押し下げ端を開口片の上面側に位置
    させかつ持上げ端をリベット止め部を中心に開口片とは
    反対側に位置させたつまみ片が設けられたイージーオー
    プン缶蓋において、 前記開口片の先端部と前記パネル部との中心を結ぶ第一
    の直線と、前記パネル部の中心を通りかつ前記第一の直
    線に直交する第二の直線とによって区分される四つの扇
    状部分のうち、前記開口片が存在する側の二つの扇状部
    分のうちの少なくとも一方における前記外周溝もしくは
    その近傍に変形容易部が形成されており、さらに該変形
    容易部が、前記第二の直線から前記パネル部の中心にお
    いて25°未満の範囲に形成されていることを特徴とす
    るイージーオープン缶蓋。
  2. 【請求項2】 前記開口片が存在する側とは前記パネル
    部の中心を挟んで反対側に位置する二つの扇状部分に亘
    って、前記外周溝の近傍に指掛け用凹部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のイージーオープン
    缶蓋。
  3. 【請求項3】 前記開口片が存在する側の二つの扇状部
    分のそれぞれに変形容易部が形成されており、前記パネ
    ル部の周方向における前記指掛け用凹部の端部と前記パ
    ネル部の中心とを結ぶ直線と、該指掛け用凹部の端部に
    近い側の前記変形容易部と前記パネル部の中心とを結ぶ
    直線とのなす角が略90°になるようにそれぞれ前記変
    形容易部が形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のイージーオープン缶蓋。
  4. 【請求項4】 前記変形容易部がエンボス加工によって
    形成され、缶蓋外面側に突出する凸部であることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のイー
    ジーオープン缶蓋。
  5. 【請求項5】 前記パネル部の径方向における、前記外
    周溝の内周壁の上端と該パネル部との連結部から前記指
    掛け用凹部の外縁までの長さが0.9mm以上2.5m
    m以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載のイージーオープン缶蓋。
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