JP2000085727A - 容器洗浄方法 - Google Patents

容器洗浄方法

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JP2000085727A
JP2000085727A JP10250910A JP25091098A JP2000085727A JP 2000085727 A JP2000085727 A JP 2000085727A JP 10250910 A JP10250910 A JP 10250910A JP 25091098 A JP25091098 A JP 25091098A JP 2000085727 A JP2000085727 A JP 2000085727A
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cleaning liquid
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昇 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器蓋(2)に形成されている洗浄液透過手
段(44)が充分に小さい切り込みから構成されている
場合でも、容器蓋(2)に洗浄液を噴射すると、洗浄液
透過手段(44)を洗浄液が充分に透過し、容器本体
(46)の口頸部(48)の外周面及び容器蓋(2)の
スカート壁(6)の内周面の充分な洗浄が達成されるよ
うにせしめる。 【解決手段】 容器蓋(2)に65℃以上の洗浄液を噴
射する。或いは、容器蓋(2)を70℃以上に加熱し、
しかる後に容器蓋(2)に45乃至70℃の洗浄液を噴
射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体に内容物
を充填し、次いで天面壁とこの天面壁の周縁から垂下す
る筒状スカート壁を有する容器蓋を容器本体の口頸部に
装着した後に、容器蓋に洗浄液を噴射して容器蓋に形成
されている洗浄液透過手段を透過せしめて、容器本体の
口頸部の外周面と容器蓋のスカート壁の内周面との間に
進入せしめる容器洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者には周知の如く、容器本体内に飲
料の如き内容物を充填する際には、幾分かの内容物が容
器本体の口頸部の外周面に飛散付着する傾向がある。口
頸部の外周面に飛散付着した内容物をそのまま放置する
と、腐食して衛生上の問題を生成する、或いは口頸部の
外周面と容器蓋のスカート壁の内周面との間で固化し容
器開封の際の必要開封トルク(容器蓋を回転せしめるの
に必要なトルク)を過剰に増大せしめる。そこで、容器
蓋のスカート壁の上部及び/又は天面壁の周縁部に貫通
スリット又は孔でよい洗浄液透過手段を形成しておき、
容器本体の口頸部に容器蓋を装着して口頸部を密封した
後に、容器蓋に向けて上水でよい洗浄液を噴射し、上記
洗浄液透過手段を透過せしめて容器本体の口頸部の外周
面と容器蓋のスカート壁の内周面との間に進入せしめ、
かくして口頸部の外周面に飛散付着した内容物、そして
また口頸部の外周面から容器蓋のスカート壁の内周面に
転移した内容物を洗い流すことが提案されている。
【0003】容器本体は、一般に、ポリエチレンテレフ
タレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成さ
れている。他方、容器蓋としては、近時においては、金
属薄板製容器蓋に代えて、ポリプロピレン或いはポリエ
チレンの如き適宜の合成樹脂から形成された合成樹脂製
容器蓋が広く実用に供されている。合成樹脂製容器蓋の
場合、容器蓋を圧縮又は射出成形する際に、スカート壁
及び/又は天面壁に複数個の貫通スリット又は孔を形成
し、かかるスリット又は孔を洗浄液透過手段として機能
せしめることが意図され得る。しかしながら、通常、圧
縮又は射出成形の際に形成されるスリット又は孔は、型
抜き等の点から必然的に比較的大きなものになり、それ
故にスリット又は孔に埃が堆積し或いはスリット又は孔
を通って埃が容器の口頸部の外周面まで進入する虞が少
なくなく、そしてまたスリット又は孔が視覚的に明確に
認識されて容器蓋の外観を損ねてしまう、という問題を
発生せしめる。
【0004】従来の合成樹脂製容器蓋における上述した
とおりの問題に鑑み、本出願人の出願にかかる平成10
年特許願第15184号(平成10年1月28日出願、
発明の名称:切り込みを有する合成樹脂製容器蓋及び切
り込みの形成方法)の明細書及び図面においては、容器
蓋を圧縮又は射出成形した後に、容器蓋の外面から切断
刃を作用せしめて貫通切断することによって複数個の切
り込みを形成し、かかる切り込みを洗浄液透過手段とし
て機能せしめることが提案されている。かような切り込
みは充分に小さく、視覚的に認識し難いものにすること
が可能であり、従って、従来の合成樹脂製容器蓋におけ
る上述したとおりの問題を解決することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題】而して、容器蓋の外面
から切断刃を作用せしめて貫通切断することによって形
成される切り込みは、埃及び外観に関する上述した問題
に対しては、可及的に小さいことが望まれる。しかしな
がら、切り込みを埃及び外観に関する問題の解決のため
に充分に小さいものにせしめると、容器本体の口頸部に
容器蓋を装着した後に洗浄のために容器蓋に向けて洗浄
液を噴射しても、切り込みから構成された洗浄液透過手
段を洗浄液が充分に透過せず、これに起因して洗浄不良
が発生する傾向がある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、埃及び外観に関する問
題を解決するために切り込みを充分に小さいものにせし
めた場合にも、切り込みから構成された洗浄液透過手段
を洗浄液が充分に透過し、充分な洗浄が達成される、新
規且つ優れた容器洗浄方法を提供することである。
【0007】本発明者等は、鋭意研究及び実験の結果、
驚くべきことに、(1)洗浄液を65℃以上に加熱して
噴射する、或いは(2)容器蓋を70℃以上に加熱し、
次いで45乃至70℃に加熱した洗浄液を噴射すること
によって、洗浄液透過手段を構成する切り込みを透過せ
しめて洗浄液を容器の口頸部の外周面と容器蓋のスカー
ト壁の内周面との間に進入せしめ、かくして所要の洗浄
を達成することができることを見出した。洗浄作用の助
長のためには、洗浄液の温度及び/又は容器蓋の加熱温
度は可及的に高いことが望ましいが、内容物が過剰に加
熱されるとその味覚が劣化せしめられる虞がある故に、
かかる事実にも留意して洗浄液の温度及び/又は容器蓋
加熱温度が設定されるべきである。
【0008】(1)洗浄液を65℃以上に加熱して噴射
する、或いは(2)容器蓋を70℃以上に加熱し、次い
で45乃至70℃に加熱した洗浄液を噴射することによ
って、洗浄液透過手段を構成する切り込みが充分に小さ
いものである場合でも、洗浄液透過手段を洗浄液が良好
に透過するようになる理由は、必ずしも明確ではない
が、本発明者等は、容器蓋の温度が上昇せしめられるこ
とによって容器蓋が幾分膨張され、これによって容器本
体の口頸部と容器蓋のスカート壁との間の空間の気圧が
減圧され、かかる減圧に起因して洗浄液透過手段を通し
て洗浄液が吸引されること、そしてまた洗浄液の温度が
高くなる程洗浄液の表面張力が小さくなり、洗浄液透過
手段を透過し易くなること、に起因すると推定してい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の一局面
によれば、口頸部を有する容器本体に内容物を充填し、
次いで該容器本体の該口頸部に、天面壁と該天面壁の周
縁から垂下する筒状スカート壁とを有し且つ該スカート
壁の上部と該天面壁の周縁部との少なくとも一方には洗
浄液透過手段が形成されている容器蓋を装着した後に、
該容器蓋に洗浄液を噴射して該洗浄液透過手段を透過せ
しめて該容器本体の該口頸部と該容器蓋の該スカート壁
との間に進入せしめ、かくして該容器本体の該口頸部の
外周面及び該容器蓋の該スカート壁の内周面を洗浄する
容器洗浄方法において、65℃以上に加熱された洗浄液
を噴射する、ことを特徴とする容器洗浄方法が提供され
る。
【0010】該容器本体には常温で内容物が充填され、
洗浄液を噴射する前の状態では該容器蓋は常温でよい。
【0011】本発明の他の局面によれば、口頸部を有す
る容器本体に内容物を充填し、次いで該容器本体の該口
頸部に、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状スカ
ート壁とを有し且つ該スカート壁の上部と該天面壁の周
縁部との少なくとも一方には洗浄液透過手段が形成され
ている容器蓋を装着した後に、該容器蓋に洗浄液を噴射
して該洗浄液透過手段を透過せしめて該容器本体の該口
頸部と該容器蓋の該スカート壁との間に進入せしめ、か
くして該容器本体の該口頸部の外周面及び該容器蓋の該
スカート壁の内周面を洗浄する容器洗浄方法において、
該容器蓋を70℃以上に加熱し、しかる後に45乃至7
0℃に加熱された洗浄液を噴射する、ことを特徴とする
容器洗浄方法が提供される。
【0012】70℃以上に加熱した流体を該容器蓋に接
触せしめて該容器蓋を加熱することができる。該容器本
体に充填された内容物は70℃以上に加熱された液体で
ある場合には、容器を横倒しして内容物を20秒以上該
容器蓋に接触せしめて該容器蓋を加熱することができ
る。或いは該容器蓋に70℃以上の加熱流体を噴射して
該容器蓋に接触せしめて該容器蓋を加熱することができ
る。好ましくは、加熱流体を2分以上噴射する。加熱流
体は加熱した上水でよい。洗浄液は10分以上噴射する
のが好適である。
【0013】洗浄液を10分以上分噴射するのが好まし
い。洗浄液は加熱した上水でよい。該洗浄液透過手段
は、外面から切断刃を作用せしめて貫通切断することに
よって形成された切り込みから構成されているのが好都
合である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の容器洗浄方法の好
適実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0015】図1は、本発明の容器洗浄方法の好適実施
形態において使用される容器における容器蓋を図示して
いる。全体を番号2で示す容器蓋は、ポリプロピレン又
は硬質ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から所要形状
に圧縮成形又は射出成形し、更に後述するとおりの加工
を加えることによって好都合に形成することができる。
かかる容器蓋2は、円形天面壁4とこの天面壁4の周縁
から垂下する略円筒形状のスカート壁6とを具備してい
る。スカート壁6には周方向破断ライン8が形成されて
おり、スカート壁6は周方向破断ライン8よりも上方の
主部10と周方向破断ライン8よりも下方のタンパーエ
ビデント裾部12とに区画されている。
【0016】図示の実施形態における周方向破断ライン
8は、周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部
14を含んでる。複数個の橋絡部14以外の領域におい
ては、スカート壁6の主部10とタンパーエビデント裾
部12とは切断することによって相互に分離されてい
る。換言すれば、タンパーエビデント裾部12は複数個
の橋絡部14を介してスカート壁6の主部10に接続さ
れている。更に詳述すると、図1から理解される如く、
スカート壁6の内周面には、周方向破断ライン8よりも
幾分上方に位置する、下方を向いた環状肩面15が形成
されている。そして、かかる環状肩面15から下方に延
びている突条16が周方向に間隔をおいて複数個形成さ
れている。周方向破断ライン8は、スカート壁6をその
外周面から、上記突条16の全体又は一部のみを残して
切断(図1においてはかかる切断を実線18で示してい
る)することによって形成される。
【0017】スカート壁6の主部10の外周面には、そ
の下端部近傍に、下方に向かって外径が漸次増大する円
錐台形状部20が形成されている。スカート壁6の主部
10の下端部(即ち円錐台形状部20よりも下方の部
分)及びこれに続くタンパーエビデント裾部12の外周
面も、下方に向かって外径が若干ではあるが漸次増大す
る円錐台形状にせしめられている。主部10の外周面に
おける円錐台形状部20よりも上方の部分には、そこに
掛けられる指の滑りを防止するための凹凸形状24が形
成されている。主部10の内周面には雌螺条26が形成
されている。かかる雌螺条26には、周方向に間隔をお
いて軸線方向に延びる切欠28が形成されている。主部
10の内周面には、更に、その上端部に環状突条30が
形成されている。そして、かかる環状突条30と天面壁
4の内面とによって規定される空間には、容器蓋2の本
体とは別個に形成された密封ライナー32が配設されて
いる。かかる密封ライナー32は、天面壁4の内面に軟
化溶融状態の合成樹脂素材を供給し、この合成樹脂素材
を押圧工具によって圧縮することによって好都合に形成
することができる。密封ライナー32のための合成樹脂
素材は、軟質ポリエチレンの如き比較的軟質の合成樹脂
であるのが好適である。
【0018】タンパーエビデント裾部12の内周面上部
(上記突条16の下端よりも若干下方)には、下方を向
いた環状肩面34が形成されている。そして、かかる環
状肩面34よりも下方において、タンパーエビデント裾
部12の内周面には、周方向に等間隔をおいて複数個の
フラップ片36が形成されている。フラップ片36の各
々は、タンパーエビデント裾部12の内周面に接続され
た基縁38から、容器の口頸部に容器蓋2を装着する際
の容器蓋2の閉回転方向、即ち図1において上方から見
て時計方向、に対して反対方向に向かって傾斜して半径
方向内方に突出せしめられている。フラップ片36の各
々の基縁38自体も、容器蓋2の上記閉回転方向に対し
て反対方向に傾斜して下方に延びている。タンパーエビ
デント裾部12の下端には、半径方向内側に向かって弧
状に延出せしめられている薄肉カール40が付設されて
いる。かかる薄肉カール40は、圧縮成形又は射出成形
においては図1に二点鎖線で図示する如く実質上鉛直に
下方に延出する形態に形成し、しかる後に適宜の形態の
加熱カール工具(図示していない)を作用せしめて、図
1に実線で示す如き形態にカールすることによって好都
合に形成することができる。
【0019】図1を参照して説明を続けると、図示の容
器蓋2においては、スカート壁6の主部10における上
部、更に詳しくは軸線方向において主部10の内周面に
形成されている環状突条30と雌螺条26との間の部分
には、洗浄液透過手段44が形成されている。図示の実
施形態においては洗浄液透過手段44は、周方向に間隔
をおいて周方向に延びる複数個(例えば8個)の切り込
みから構成されている。かかる切り込みは、スカート壁
6の主部10における所要部位を、外面から切断刃を作
用せしめて貫通切断することによって形成されたもので
あるのが好適である。切断刃による切り込みの形成様式
の詳細については、上記平成10年特許願第15184
号の明細書及び図面に記載されているので、かかる明細
書及び図面の記載を本明細書に引用し本明細書において
は説明を省略する。切断刃によって切り込みを形成する
ことに代えて、レーザ光線等の他の切断手段によって切
り込みを形成することもできる。更に、スカート壁6の
主部10における上部を周方向に延びる形態の切り込み
を形成することに代えて或いはこれに加えて、例えば上
記平成10年特許願第15184号の図13及び図14
に図示する如く天面壁4の周縁部からスカート壁6の主
部10の上部まで軸線方向に延びる形態の切り込み、或
いは上記平成10年特許願第15184号の図15及び
図16に図示する如く天面壁4の周縁部を弧状に延びる
形態の切り込みを形成することもできる。
【0020】図2には、容器本体46の口頸部48に容
器蓋2を所要とおりに装着した状態が図示されている。
ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或い
はガラスから形成することができる容器本体46の口頸
部48は、全体として円筒形状であり、その外周面には
雄螺条50とこの雄螺条50の下方に位置する環状係止
あご部52が形成されている。図8に二点鎖線で示す如
く、雄螺条50にも、上述した容器蓋2の雌螺条26の
場合と同様に、周方向に間隔をおいて軸線方向に延びる
切欠54が形成されている。果汁飲料、茶飲料の如き所
要内容物を容器本体46に充填した後に、口頸部48に
容器蓋2が装着される。この際には、口頸部48に容器
蓋2が被嵌され、容器蓋2が閉回転方向、即ち図2にお
いて上方から見て時計方向に回転され、かくして容器蓋
2における雌螺条26が口頸部48の雄螺条50に螺合
せしめられ、容器蓋2は回転に応じて下降せしめられ
る。容器蓋2のタンパーエビデント裾部12に形成され
ているフラップ片36は、弾性的に変形せしめられて口
頸部48の係止あご部52を通過し、しかる後に弾性的
に復元して係止あご部52に係止せしめられる。容器蓋
2における天面壁4の内面に配設されている密封ライナ
ー32は口頸部48の頂面部に密接せしめられ、これに
よって口頸部48が密封される。
【0021】本発明の一局面においては、容器本体46
に常温で内容物、例えば各種茶、各種果汁或いは各種炭
酸飲料の如き飲料、が充填され、次いで容器本体46の
口頸部48に容器蓋2が装着され、口頸部48が密封さ
れる。当業者には周知の如く、容器本体46内に内容物
を充填する際には口頸部48の外周面に幾分かの内容物
が飛散付着する傾向がある。そこで、口頸部48に容器
蓋2を装着して口頸部48を密封した後に洗浄工程が遂
行される。
【0022】図3は、洗浄工程とこれに続く冷却工程と
を連続して遂行するための洗浄・冷却装置を示す簡略図
であり、図4は洗浄・冷却装置の一部を示す部分断面図
である。図1及び図2と共に図3及び図4を参照して説
明を続けると、全体を番号56で示す洗浄・冷却装置は
細長く延在するハウジング58を含んでいる。かかるハ
ウジング58の上流部は洗浄ハウジング60を構成し、
下流部は冷却ハウジング62を構成している。洗浄ハウ
ジング60の下流端は冷却ハウジング62の上流端に直
接的に接続されている。ハウジング58の下部には、洗
浄ハウジング60及び冷却ハウジング62を通って実質
上水平に連続して延在している搬送手段64が配設され
ている。かかる搬送手段64は通常のベルトコンベアか
ら構成することができる。洗浄ハウジング60の上部に
は洗浄液噴射タンク66が配設され、冷却ハウジング6
2の上部には冷却液噴射タンク68が配設されている。
洗浄液噴射タンク66は長方形でよい底板70を有し、
この底板70には多数の噴射孔72が穿孔されている。
噴射孔72の直径は1.5乃至3.5mm程度で、噴射
孔のピッチは15乃至25mm程度であるのが好適であ
る。洗浄液噴射タンク66には、加熱された上水(水道
水)でよい洗浄液74がポンプ76によって供給され、
かかる洗浄液が底板70の噴射孔72から下方に噴射さ
れる。洗浄液の温度は65℃以上、好ましくは68乃至
70℃、であることが重要である。冷却液噴射タンク6
8も長方形でよい底板78を有し、この底板78にも多
数の噴射孔80が穿孔されている。噴射孔80の直径及
びピッチは噴射孔72と同様でよい。冷却液噴射タンク
には30℃程度の温度を有する上水でよい冷却水82が
ポンプ84によって供給され、かかる冷却水82が噴射
孔80から下方に噴射される。
【0023】容器本体46内に内容物が充填され、そし
て容器本体46の口頸部48に容器蓋2が装着された容
器は、図3に矢印で簡略に示すとおり、ベルトコンベア
等の適宜の搬送手段(図示していない)によって、複数
本を並列配置した状態で洗浄・冷却装置56における搬
送手段64の上流端に次々と搬入される。そして、搬送
手段64によって洗浄ハウジング60及び冷却ハウジン
グ62を通して所要速度で搬送される。容器が洗浄ハウ
ジング60を通して搬送される間には、洗浄液噴射タン
ク66の噴射孔72から下方に噴射される洗浄液74が
容器の容器蓋2に注がれる。かかる洗浄液74は、後述
する実施例から明確に理解されるとおり、容器蓋2に形
成されている洗浄液透過手段44が充分に小さい切り込
みから構成されている場合でも、洗浄液透過手段44を
透過して、容器本体46の口頸部48の外周面と容器蓋
2のスカート壁6の内周面との間に進入し、そしてそこ
を流下して口頸部48の外周面及びスカート壁6の内周
面を洗浄する。噴射された洗浄液74はハウジング58
の下端部に配設されている排水路(図示していない)に
導かれ、ハウジング58から排水される。容器は10分
以上、特に13乃至17分程度であるのが好ましい時間
で、洗浄液噴射タンク66の下を通過する。換言すれば
容器蓋2には10分以上、特に13乃至17分間に渡っ
て洗浄液74が噴射されるのが好ましい。洗浄液噴射時
間が過剰に短いと充分な洗浄効果が達成されない。逆
に、洗浄液噴射時間が過剰に長いと、内容物が長時間に
渡って加熱されることになり、内容物によってはその味
覚が劣化されてしまうことがある。
【0024】容器が冷却液噴射タンク68の下を通して
搬送される間には、容器に冷却液82が噴射され、これ
によって容器及びその内容物が冷却される。容器は15
分程度の時間で冷却液噴射タンク68の下を通過するの
が好適である。洗浄・冷却装置56から排出される容器
は、例えば包装ステーションに搬送され、かかる包装ス
テーションにおいて箱詰めされる。
【0025】本発明の他の局面においては、内容物が7
0℃以上、好ましくは80乃至90℃に加熱された状態
で容器本体46内に充填され、次いで容器本体46の口
頸部48に容器蓋2が装着され、口頸部48が密封され
る。しかる後に、容器が横倒しされ、加熱された内容物
が容器蓋2の天面壁4の内面に接触せしめられる。そし
て、容器を再び正立状態に戻した後に、洗浄・冷却装置
に搬入する。
【0026】図5を参照して説明を続けると、容器本体
46内に70℃以上、好ましくは80乃至90℃に加熱
された内容物が充填され、口頸部48に容器蓋2が装着
された容器は、横倒装置88に搬入される。そして、か
かる横倒装置88内においては、容器が横倒しされて内
容物が容器蓋2の天面壁4の内面に接触せしめられ、こ
れによって容器蓋2が70℃以上、好ましくは70乃至
80℃程度、に加熱される。次いで、容器が正立状態に
戻される。容器を横倒状態に維持する時間は20秒以上
であることが重要であり、例えば30秒程度でよい。
【0027】横倒装置88から搬出された容器は洗浄・
冷却装置90に搬入される。洗浄・冷却装置90は、洗
浄液噴射タンク92に供給される洗浄液94の温度を除
いて、図3及び図4を参照して説明した洗浄・冷却装置
56と同一でよい。図5に図示する洗浄・冷却装置90
においては、横倒装置88において既に容器蓋2が加熱
されている故に、図3及び図4に図示する洗浄・冷却装
置56における洗浄液74よりも低温でよい洗浄液94
が洗浄液噴射タンク92に供給される。洗浄液噴射タン
ク92に供給される洗浄液94の温度は45乃至70℃
程度でよい。洗浄液94の温度が過剰に高いと、内容物
の味覚が劣化されてしまう虞がある。一方、洗浄液94
の温度が過剰に低いと、充分な量の洗浄液が洗浄液透過
手段44を透過することができず、充分な洗浄が達成さ
れない。図3及び図4に図示する洗浄・冷却装置56の
場合と同様に、容器が洗浄液噴射タンク92の下を通し
て搬送される間には、容器の容器蓋2に洗浄液94が注
がれ、口頸部48の外周面及びスカート壁6の内周面が
洗浄される。容器蓋2には10分以上、特に13乃至1
7分間に渡って洗浄液94が噴射されるのが好ましい。
容器が冷却液噴射タンク96の下を通して搬送される間
には、容器に冷却液98が噴射され、容器及びその内容
物が冷却される。容器には15分間程度に渡って冷却液
98が噴射されるのが好都合である。
【0028】本発明の更に他の局面においては、容器本
体46内に常温で或いは5℃程度に冷却されて内容物が
充填され、次いで容器本体46の口頸部48に容器蓋2
が装着され、口頸部48が密封される。しかる後に、加
熱好適、洗浄工程及び冷却工程が順次に遂行される。
【0029】図6は、加熱工程、洗浄工程及び冷却工程
を連続して遂行するための加熱・洗浄・冷却装置を簡略
に図示している。全体を番号100で示す加熱・洗浄・
冷却装置は、細長く延在するハウジング102を含んで
いる。かかるハウジング102の上流部は加熱ハウジン
グ104を構成し、中間部は洗浄ハウジング106を構
成し、下流部は冷却ハウジング108を構成している。
加熱ハウジング104の下流端は洗浄ハウジング106
の上流端に直接的に接続され、洗浄ハウジング106の
下流端は冷却ハウジング108の上流端に直接接続され
ている。ハウジング102の下部には、加熱ハウジング
104、洗浄ハウジング106及び冷却ハウジング10
8を通って連続して延在している搬送手段110が配設
されている。かかる搬送手段110は通常のベルトコン
ベアから構成することができる。加熱ハウジング104
の上部には加熱液噴射タンク112が配設されている。
加熱液噴射タンク112は長方形でよい底板114を有
し、この底板114には多数の噴射孔116が穿孔され
ている、噴射孔116の直径及びピッチは、図3及び図
4を参照して説明した洗浄液噴射タンク66の底板70
に穿孔されている噴射孔72と同様でよい。加熱液噴射
タンク112には、加熱された上水でよい加熱液118
がポンプ120によって供給され、かかる加熱液118
が噴射孔116から下方に噴射される。加熱液118の
温度は70℃以上、好ましくは70乃至80℃、である
ことが重要である。加熱液体118の温度が過剰に高い
と、内容物の味覚を劣化せしめてしまう虞がある。加熱
液118の温度が過剰に低いと、容器蓋2の加熱が不充
分になり、洗浄不良が発生する。洗浄ハウジング106
及び冷却ハウジング108の構成は、洗浄液噴射タンク
124に供給される洗浄液126の温度を除いて、図3
及び図4を参照して説明した洗浄ハウジング60及び冷
却ハウジング62と同一でよい。洗浄液噴射タンク12
4に供給される洗浄液126の温度は45乃至70℃程
度でよい。
【0030】容器本体46内に内容物が充填され、そし
て容器本体46の口頸部48に容器蓋2が装着された容
器は、図6に矢印で簡略に示すとおり、ベルトコンベア
等の適宜の搬送手段(図示していない)によって、複数
本を並列配置した状態で加熱・洗浄・冷却装置100に
おける搬送手段110の上流端に次々と搬入される。そ
して、搬送手段100によって加熱ハウジング104、
洗浄ハウジング106及び冷却ハウジング108を通し
て所要速度で搬送される。容器が加熱ハウジング104
を通して搬送される間には、加熱液噴射タンク112の
噴射孔116から下方に噴射される加熱液118が容器
の容器蓋2に注がれ、これによって容器蓋2が70℃以
上、好ましくは70乃至80℃に加熱される。容器は2
乃至4分程度であるのが好ましい時間で、加熱液噴射タ
ンク112の下を通過する。換言すれば、容器蓋2には
2乃至4分間に渡って加熱液118が噴射されるのが好
ましい。加熱液118の噴射時間が過剰に長いと、内容
物の味覚が劣化せしめられる虞がある。一方、加熱液1
18の噴射時間が過剰に短いと、容器蓋2の加熱が不充
分になり洗浄不良が発生する。噴射された加熱液126
はハウジング102の下端部に配設されている排水路
(図示していない)に導かれ、ハウジング102から排
出される。容器が洗浄ハウジング106を通して搬送さ
れる間には、洗浄液126が容器の容器蓋2に噴射さ
れ、これによって口頸部48の外周面及びスカート壁6
の内周面が洗浄される。容器は10分以上、特に13乃
至17分程度であるのが好ましい時間で、洗浄液噴射タ
ンク124の下を通過する。容器が冷却液噴射タンク1
34の下を通して搬送される間には、容器に冷却液13
6が噴射され、これによって容器及びその内容物が冷却
される。容器は15分程度の時間で冷却液噴射タンク1
34の下を通過するのが好適である。加熱・洗浄・冷却
装置100から排出される容器は、例えば包装ステーシ
ョンに搬送され、かかる包装ステーションにおいて箱詰
めされる。
【0031】再び図2を参照して説明すると、容器本体
46の口頸部48を開封する際には、容器蓋2を開回転
方向、即ち図2において上方から見て反時計方向に回転
せしめる。かくすると、容器蓋2におけるスカート壁6
の主部10に形成されている雌螺条26が容器本体46
の口頸部48に形成されている雄螺条50に沿って移動
せしめられる故に、容器蓋2は回転と共に上昇せしめら
れる。然るに、容器蓋2のタンパーエビデント裾部12
は、その内周面に形成されているフラップ片36が口頸
部48の係止あご部52に係止せしめられているので、
上方への移動が阻止される。従って、スカート壁6に形
成されている周方向破断ライン8における橋絡部14に
相当な応力が生成され、これによって橋絡部14が破断
される。かくして、スカート壁6のタンパーエビデント
裾部12が主部10から切り離される。しかる後におい
ては、タンパーエビデント裾部12を口頸部46に残留
せしめて、容器蓋2のその他の部分が回転と共に上昇せ
しめられて口頸部46から離脱され、口頸部46が開封
される。
【0032】実施例1 図1に図示するとおりの形態の容器蓋を形成した。容器
蓋の本体はポリプロピレンから成形し、密封ライナーは
軟質ポリエチレンから成形した。洗浄液透過手段を構成
する切り込みは、上記平成10年特許願第15184号
の図9乃至図11に図示するとおりの切断刃を使用して
8個形成した。容器蓋の全高は20.1mmで、天面壁
の上面から4.8mmの位置におけるスカート壁の外径
は29.9mmであった。また、切断刃の主部(先端部
における厚さが漸次減少する部分を除く部分)の厚さは
0.3mmで、形成された切り込みの周方向長さは2.
0mmであった。
【0033】一般に「500mmPETボトル」と称さ
れているポリエチレンテレフタレート製市販容器本体に
常温で上水を充填した。次いで、上記容器蓋を、市販さ
れている果汁飲料に浸漬せしめて、容器蓋の全体に果汁
を付着せしめた後に、上記容器本体の口頸部に手操作で
装着した。しかる後に、洗浄実験装置を使用して、次の
とおりの洗浄実験を遂行した。洗浄実験装置は550×
590mmの大きさの水平支持台を有し、この支持台の
上方には噴射タンクが配設されている。噴射タンクの底
板は水平に延在し、直径が2.5mmの噴射孔がピッチ
20.0mmで24×27個穿孔されている。支持台上
に10個の容器を載置し、噴射タンクに温度65℃の上
水を95リットル/分の流量で15分間供給し、噴射タ
ンクの噴射孔から下方に噴射して容器蓋に注いだ。支持
台上に載置した容器の容器蓋上面と噴射タンクの底板と
の鉛直方向間隔は50cmであった。洗浄液噴射後に、
容器本体から容器蓋を離脱せしめて、容器本体の口頸部
の外周面に果汁が付着しているかを検査した。その結果
は下記表1のとおりであった。実施例2 噴射タンクに供給した上水の温度が70℃であることを
除けば実施例1と同様の条件で洗浄実験を遂行した。そ
の結果は下記表1のとおりであった。比較例1 噴射タンクに供給した上水の温度が30℃であることを
除けば実施例1と同様の条件で洗浄実験を遂行した。そ
の結果は下記表1のとおりであった。比較例2 噴射タンクに供給した上水の温度が50℃であることを
除けば実施例1と同様の条件で洗浄実験を遂行した。そ
の結果は下記表1のとおりであった。比較例3 噴射タンクに供給した上水の温度が60℃であることを
除けば実施例1と同様の条件で洗浄実験を遂行した。そ
の結果は下記表1のとおりであった。
【0034】
【表1】 ◎:口頸部の外周面には果汁が全く残留していなかっ
た。 ○:口頸部の外周面の一部に果汁が微量残留していた。 △:口頸部の外周面の一部に果汁が残留していた。 ×:口頸部の外周面の略全体に果汁が残留していた。
【0035】実施例3 容器蓋本体に85℃の上水を充填し、容器蓋を装着した
後に30秒間だけ容器を横倒ししたこと、洗浄液の温度
が45℃であったことを除けば実施例1と同一の条件で
洗浄実験を遂行した。その結果は下記表2のとおりであ
った。実施例4 洗浄液の温度が50℃であったことを除けば実施例3と
同一の条件で洗浄実験を遂行した。その結果は下記表2
のとおりであった。実施例5 洗浄液の温度が60℃であったことを除けば実施例3と
同一の条件で洗浄実験を遂行した。その結果は下記表2
のとおりであった。比較例4 洗浄液の温度が20℃であったことを除けば実施例3と
同一の条件で洗浄実験を遂行した。その結果は下記表2
のとおりであった。比較例5 洗浄液の温度が30℃であったことを除けば実施例3と
同一の条件で洗浄実験を遂行した。その結果は下記表2
のとおりであった。比較例6 洗浄液の温度が40℃であったことを除けば実施例3と
同一の条件で洗浄実験を遂行した。その結果は下記表2
のとおりであった。
【0036】
【表2】
【0037】実施例6 最初に、噴射タンクに73℃の上水を95リットル/分
の流量で3分間供給し、次いで5秒の中断後50℃の上
水を95リットル/分の流量で15分間供給したことを
除けば実施例1と同一の条件で洗浄実験を遂行した。そ
の結果は下記表3のとおりであった。実施例7 5秒の中断後に噴射タンクに供給した上水の温度が60
℃であることを除けば実施例5と同一の条件で洗浄実験
を遂行した。その結果は下記表3のとおりであった。比較例7 5秒の中断後に噴射タンクに供給した上水の温度が30
℃であることを除けば実施例5と同一の条件で洗浄実験
を遂行した。その結果は下記表3のとおりであった。比較例8 5秒の中断後に噴射タンクに供給した上水の温度が40
℃であることを除けば実施例5と同一の条件で洗浄実験
を遂行した。その結果は下記表3のとおりであった。
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明の容器洗浄方法によれば、容器蓋
に形成されている洗浄液透過手段が充分に小さい切り込
みから構成されている場合でも、容器蓋に洗浄液を噴射
すると、洗浄液透過手段を洗浄液が充分に透過し、容器
本体の口頸部の外周面及び容器蓋のスカート壁の内周面
の充分な洗浄が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器洗浄方法の好適実施形態において
使用される容器蓋を、一部を断面図で一部を側面図で示
す図。
【図2】本発明の容器洗浄方法の好適実施形態において
使用される容器蓋及びこれが装着された容器の口頸部
を、一部を断面図で一部を側面図で示す図。
【図3】本発明の容器洗浄方法の好適実施形態において
使用される洗浄・冷却装置を示す簡略図。
【図4】図3の洗浄・冷却装置を示す部分横断面図。
【図5】本発明の容器洗浄方法の他の好適実施形態に使
用される横倒装置と洗浄・冷却装置とを示す簡略図。
【図6】本発明の容器洗浄方法の更に他の好適実施形態
に素養される加熱・洗浄・冷却装置を示す簡略図。
【符号の説明】 2:容器蓋 4:容器蓋の天面壁 6:容器蓋のスカート壁 44:容器蓋の洗浄液透過手段(切り込み) 46:容器本体 48:容器本体の口頸部 56:洗浄・冷却装置 88:横倒装置 90:洗浄・冷却装置 100:加熱・洗浄・冷却装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頸部を有する容器本体に内容物を充填
    し、次いで該容器本体の該口頸部に、天面壁と該天面壁
    の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有し且つ該スカ
    ート壁の上部と該天面壁の周縁部との少なくとも一方に
    は洗浄液透過手段が形成されている容器蓋を装着した後
    に、該容器蓋に洗浄液を噴射して該洗浄液透過手段を透
    過せしめて該容器本体の該口頸部と該容器蓋の該スカー
    ト壁との間に進入せしめ、かくして該容器本体の該口頸
    部の外周面及び該容器蓋の該スカート壁の内周面を洗浄
    する容器洗浄方法において、 65℃以上に加熱された洗浄液を噴射する、ことを特徴
    とする容器洗浄方法。
  2. 【請求項2】 該容器本体には常温で内容物が充填さ
    れ、洗浄液を噴射する前の状態では該容器蓋は常温であ
    る、請求項1記載の容器洗浄方法。
  3. 【請求項3】 口頸部を有する容器本体に内容物を充填
    し、次いで該容器本体の該口頸部に、天面壁と該天面壁
    の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有し且つ該スカ
    ート壁の上部と該天面壁の周縁部との少なくとも一方に
    は洗浄液透過手段が形成されている容器蓋を装着した後
    に、該容器蓋に洗浄液を噴射して該洗浄液透過手段を透
    過せしめて該容器本体の該口頸部と該容器蓋の該スカー
    ト壁との間に進入せしめ、かくして該容器本体の該口頸
    部の外周面及び該容器蓋の該スカート壁の内周面を洗浄
    する容器洗浄方法において、 該容器蓋を70℃以上に加熱し、しかる後に45乃至7
    0℃に加熱された洗浄液を噴射する、ことを特徴とする
    容器洗浄方法。
  4. 【請求項4】 70℃以上に加熱した流体を該容器蓋に
    接触せしめて該容器蓋を加熱する、請求項3記載の容器
    洗浄方法。
  5. 【請求項5】 該容器本体に充填された内容物は70℃
    以上に加熱された液体であり、容器を横倒しして内容物
    を20秒以上該容器蓋に接触せしめて該容器蓋を加熱す
    る、請求項4記載の容器洗浄方法。
  6. 【請求項6】 該容器蓋に70℃以上の加熱流体を噴射
    して該容器蓋に接触せしめて該容器蓋を加熱する、請求
    項4記載の容器洗浄方法。
  7. 【請求項7】 加熱流体を2分以上噴射する、請求項6
    記載の容器洗浄方法。
  8. 【請求項8】 加熱流体は加熱した上水である、請求項
    6又は7記載の容器洗浄方法。
  9. 【請求項9】 洗浄液を10分以上噴射する、請求項1
    から9までのいずかに記載の容器洗浄方法。
  10. 【請求項10】 洗浄液は加熱した上水である、請求項
    1から9までのいずれかに記載の容器洗浄方法。
  11. 【請求項11】 該洗浄液透過手段は、外面から切断刃
    を作用せしめて貫通切断することによって形成された切
    り込みから構成されている請求項1から10までのいず
    れかに記載の容器洗浄方法。
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