JP2000085521A - インフレータ - Google Patents

インフレータ

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JP2000085521A
JP2000085521A JP10262078A JP26207898A JP2000085521A JP 2000085521 A JP2000085521 A JP 2000085521A JP 10262078 A JP10262078 A JP 10262078A JP 26207898 A JP26207898 A JP 26207898A JP 2000085521 A JP2000085521 A JP 2000085521A
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combustion chamber
inflator
case
gas
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Hiroyuki Maeda
浩行 前田
Naohiko Saida
直彦 斉田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造であって、推薬の充填量が少ない場
合であっても、エアバッグの展開にタイムラグが生じる
ことのないインフレータを提供する。 【解決手段】燃焼室6内の推薬5を点火器9により燃焼
させ、この推薬5の燃焼ガスによりケース2に充填され
た高圧ガスGを膨張させて、ディフューザ部12から噴
出させるインフレータ1において、前記燃焼室6に、そ
の室内容積を減少させるためのスペースリデューサ15
を配設する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ装置に
用いられるインフレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置は、衝突等の所定の衝撃
値をセンサにより検知し、同センサからの信号によって
ガス発生器(以降、インフレータという)が作動してガ
スを発生させ、このガスによりエアバッグを膨張展開さ
せて乗員の保護を図るというものであり、近年では、シ
ートバックに埋設され、車両の側面衝突時に膨張展開し
て乗員の体側部を保護するエアバッグ装置も各種実用化
されている。
【0003】この側面衝突用のエアバッグ装置に使用さ
れるインフレータの一従来例を図4に示す。インフレー
タ31は、一方口に推薬収納ケース33が内嵌して溶接
固着されると共に、他方口にはディフューザ部34aを
形成したディフューザケース34が内嵌して溶接固着さ
れた中空円筒形状のケース32を筐体とし、その閉塞さ
れた内部には高圧ガスGが充填されている。推薬収納ケ
ース33の内部には、推薬35を収納する燃焼室36が
形成されており、ケース32の内部と連通する通路に
は、推薬35と高圧ガスGとを隔てるための第1ディス
ク37が配設される。符号38は推薬35に着火させる
ための点火器である。一方、ディフューザケース34に
は、複数のガス連通孔34bが穿設されると共に、ケー
ス32内の高圧ガスGを密閉するための第2ディスク3
9が配設されている。インフレータ31は以上の構成か
らなり、点火器38の着火により推薬35が燃焼する
と、その燃焼ガスによって燃焼室36の内圧が上昇して
第1ディスク37が破断し、燃焼ガスはケース32内に
流入する。高圧ガスGはこの燃焼ガスの熱エネルギーに
より膨張し、ケース32の内圧上昇により、第2ディス
ク39が破断してディフューザ部34aから高圧ガスG
が噴出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアバッグ
の形状、大きさ等が車両の機種ごとに異なる場合には、
それら各エアバッグの膨張容積に見合った量の推薬35
を燃焼室36に充填しなければならない。しかしなが
ら、前記した従来のインフレータ31では、燃焼室36
内の容積は一定であることから、膨張容積の小さいエア
バッグの場合、すなわち推薬35の充填量が少ない場合
には、燃焼室36内に空隙が形成されることになり、こ
の空隙分だけ燃焼室36における内圧の立ち上がりが遅
れ、結果としてエアバッグの展開にタイムラグが生ずる
というおそれがあった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めに創作されたものであり、簡単な構造であって、推薬
の充填量が少ない場合であっても、エアバッグの展開に
タイムラグが生じることのないインフレータを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、燃焼室内の推薬を点火器により燃焼さ
せ、この推薬の燃焼ガスにより容器内に充填された高圧
ガスを膨張させて、容器外に噴出させるインフレータに
おいて、前記燃焼室に、その室内容積を減少させるため
のスペースリデューサを配設する構成とした。本構成に
よれば、燃焼室における内圧の立ち上がりの遅れを防止
することができ、タイムラグを生じさせることなく、エ
アバッグを膨張展開させることが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
に基づきながら説明する。図1は本発明に係るインフレ
ータを示す側面説明図(一部破断)、図2は図1におけ
る要部拡大図、図3は他の実施形態のインフレータにお
ける要部拡大図である。
【0008】図1を参照して、インフレータ1は、車両
衝突等の衝撃時においてエアバッグ(図示せず)を膨張
展開させるガス発生器であり、一方口に推薬収納ケース
3の一部が内嵌して溶接等により固着されると共に、他
方口にディフューザケース4の一部が内嵌して、同様に
溶接等により固着された中空円筒形状のケース2を筐体
とし、その閉塞された内部には高圧ガスGが充填されて
いる。
【0009】推薬収納ケース3は、その内部に推薬5を
収納する断面円形の燃焼室6を形成しており、この燃焼
室6がケース2の内部に位置する程度に推薬収納ケース
3がケース2に内嵌している。推薬収納ケース3の内部
において、燃焼室6とケース2の内部を連通する通路に
は、推薬5とケース2内の高圧ガスGとを隔てるための
第1ディスク7が配設されており、留め具8により推薬
収納ケース3に固定されている。符号9は推薬5に着火
させるための点火器であり、燃焼室6に臨むようにして
推薬収納ケース3の内部に取着される。なお、燃焼室6
内における第1ディスク7寄りの位置には、推薬5が燃
焼した際の燃焼ガスの流れ方向を、ケース2の内部に向
けて整流させるための整流板10及び整流板11が取着
されており、それぞれ単孔の孔10a及び複数の孔11
aが穿設されている。
【0010】ディフューザケース4は、ケース2から突
出した部位を高圧ガスGの噴出部となるディフューザ部
12とし、その周面にはガス噴出孔12aが複数穿設さ
れている。また、ケース2の内部に挿入された部位に
は、複数のガス連通孔13が穿設されると共に、ケース
2内の高圧ガスGを密閉するための第2ディスク14が
配設されている。
【0011】さて、前記燃焼室6には、その室内容積を
減少させるための空間減少部材(スペースリデューサ1
5)が配設される。ここで、燃焼室6は、インフレータ
の軸方向前後に配設された第1ディスク7、点火器9お
よび推薬収納ケース3の内周面に閉塞されることによ
り、略円柱状の空間を形成している。そこで、本実施形
態では、スペースリデューサ15の形状を、燃焼室6の
内径より若干小さい外径寸法を有する無蓋の円筒形状と
してあり、燃焼室6に内嵌する構造としてある。また、
スペースリデューサ15の軸方向における固定方法は、
前記整流板11と点火器9とにより前後の周縁部を挟み
込んで固定させる態様としてある。勿論、スペースリデ
ューサ15を燃焼室6に圧入嵌合させたり、或いは接着
剤により固着させても良い。さらに、燃焼室6の内周面
とスペースリデューサ15の外周面をねじ加工して、ス
ペースリデューサ15を燃焼室6に螺合させる態様とす
ることも可能である。
【0012】次に、以上の構成からなるインフレータ1
の作用について説明する。まず、推薬収納ケース3にお
いては、スペースリデューサ15の介在により推薬5が
燃焼室6内に空隙を形成することなく密に充填されてい
る。そして、車両が衝突してセンサ(図示せず)が一定
以上の衝撃力を検知すると、点火器9の着火により推薬
5が燃焼し、この推薬5の燃焼ガスによって、燃焼室6
内の圧力(内圧)が上昇して第1ディスク7が破断す
る。前記したように推薬5は燃焼室6内に密に充填され
ており、空隙部がないことから、内圧の上昇率が大き
く、したがって第1ディスク7の破断時期が早くなっ
て、燃焼ガスがケース2内に素早く流入することにな
る。燃焼ガスがケース2内に流入すると、高圧ガスGが
燃焼ガスの熱エネルギーにより膨張し、ケース2の内圧
上昇により、第2ディスク14が破断してディフューザ
部12から高圧ガスGが噴出し、図示しないエアバッグ
を膨張展開させる。
【0013】このように、推薬5の充填量が少ない場合
であっても、スペースリデューサ15を設けることによ
り、燃焼室6の容積をその推薬5の充填量に見合った容
積に調整することが可能となるので、燃焼室6における
内圧の立ち上がりの遅れを防止することができ、タイム
ラグを生じさせることなくエアバッグを膨張展開させる
ことができる。また、スペースリデューサ15を円筒形
状とすることにより、スペースリデューサ15を挿入し
た場合と挿入しない場合とにおける燃焼室6の空間形状
を相似形とすることができるので、両者における推薬5
への着火性能、推薬5の燃焼性能、燃焼ガスの充満性能
等を一定に確保することができる。
【0014】なお、上記した形態では、予め燃焼室6に
スペースリデューサ15を挿嵌した後、所定量の推薬5
を充填することになるが、図3に示すように、先に燃焼
室6に推薬5を充填した後、円筒形状を呈するスペース
リデューサ15′を挿嵌させる構成としても、上記形態
と同様の効果が得られるものである。勿論、この場合
も、燃焼室6に対する固定態様は、圧入嵌合や接着剤を
使用するなど種々の方法が採られ得る。
【0015】以上、本発明に係るインフレータについ
て、その好適な実施形態を説明したが、各構成部材の形
状や取り付け位置等については、図面に記載したものに
限られることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で設
計変更が可能である。また、本発明に係るインフレータ
は、側面衝突用のエアバッグ装置の他、正面衝突用のエ
アバッグ装置等にも適用可能であることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、車両の機種によりエア
バッグの大きさ(膨張容積)が異なる場合、すなわち、
推薬の量が異なる場合であっても、その機種ごとに体積
の異なるスペースリデューサを使用することにより、燃
焼室内に推薬を密に充填することが可能となり、全ての
機種において素早いエアバッグの展開が可能となるもの
である。また、機種ごとに燃焼室の容積の異なるインフ
レータを用意する必要もなく、インフレータの標準化が
図れ、また、構造も簡単であることから、非常に経済的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインフレータを示す側面説明図
(一部破断)である。
【図2】図1における要部拡大図である。
【図3】本発明に係る他の実施形態のインフレータにお
ける要部拡大図である。
【図4】従来のインフレータを示す側面説明図(一部破
断)である。
【符号の説明】
1 インフレータ 2 ケース 3 推薬収納ケース 4 ディフューザケース 5 推薬 6 燃焼室 7 第1ディスク 9 点火器 12 ディフューザ部 14 第2ディスク 15,15′ スペースリデューサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内の推薬を点火器により燃焼さ
    せ、この推薬の燃焼ガスにより容器内に充填された高圧
    ガスを膨張させて、容器外に噴出させるインフレータに
    おいて、 前記燃焼室に、その室内容積を減少させるためのスペー
    スリデューサを配設したことを特徴とするインフレー
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008094259A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Nippon Kayaku Co Ltd ガス発生器

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US7360788B2 (en) 2004-06-14 2008-04-22 Takata Corporation Inflator and airbag apparatus
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