JP2000084889A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2000084889A
JP2000084889A JP10263138A JP26313898A JP2000084889A JP 2000084889 A JP2000084889 A JP 2000084889A JP 10263138 A JP10263138 A JP 10263138A JP 26313898 A JP26313898 A JP 26313898A JP 2000084889 A JP2000084889 A JP 2000084889A
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sheet
tray
processing
post
processing device
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JP10263138A
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Tatsuya Shinno
達也 新野
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート処理装置から排出されてくるシートに
対し所定の後処理を施すシート後処理装置であって、該
後処理を施す部分のメインテナンスが容易であるシート
後処理装置を提供する。所定の後処理を施す部分をシー
ト後処理装置本体から簡単に取り出して使用できる便利
なシート後処理装置を提供する。 【解決手段】 シート処理装置9から排出されてくるシ
ートSを載置するシート載置トレイAと、シート載置ト
レイA上のシートSに対し綴じ処理(所定の後処理の1
例)を施すステープラDとを備えているシート後処理装
置であり、ステープラDは、後処理のためのステープル
を保持するステープル保持部411と、ステープル保持
部411に保持されたステープルSTを用いて綴じ処理
を実行する後処理部412とを有しており、ステープラ
Dは、ステープル保持部411及び後処理部412を含
めて一体的にシート収容装置ケースCAに着脱可能であ
るシート後処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置その他のシート処理装置から排出され
るシートに対し、ステープルで綴じる等の後処理を施す
シート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置その
他のシート処理装置から排出されるシートに対し、ステ
ープルで綴じる等の後処理を施すシート後処理装置が知
られている。かかる後処理装置は、所定の後処理を行う
ための後処理手段を備えており、該後処理手段は、通
常、後処理のための消耗品を保持する消耗品保持部や、
消耗品保持部に保持された消耗品を用いて後処理を実行
する後処理部を有している。
【0003】かかる後処理手段は、シート後処理装置本
体に固定的に組み込まれており、消耗品を交換、補給等
するときは、シート後処理装置本体の後処理手段設置部
に設けられた窓部等から行うようになっている。故障修
理も同様の窓部等から行うことがあり、故障の程度によ
っては、シート後処理装置を分解して後処理手段が取り
出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、後処理手段の
設置部位や設置状態によっては、前記の消耗品の交換、
補給等を行いにくく、その作業が煩わしかったり、手間
を要することがある。また、後処理手段が故障したと
き、例えば後処理手段がステープラの場合に針詰まり等
により動作不良となったとき、修理に手間どる。
【0005】また、後処理手段を装置本体から離して使
用したいときでも、それができないか、或いはきわめて
困難である。そこで本発明は、シート処理装置から排出
されてくるシートに対し所定の後処理を施すシート後処
理装置であって、該後処理を施す部分のメインテナンス
が容易であるシート後処理装置を提供することを課題と
する。
【0006】また本発明は、所定の後処理を施す部分を
シート後処理装置本体から簡単に取り出して使用できる
便利なシート後処理装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、シート処理装置から排出されてくるシートを
載置するシート載置トレイと、前記シート載置トレイ上
のシートに対し所定の後処理を施す後処理器とを備えて
いるシート後処理装置であり、前記後処理器は、後処理
のための消耗品を保持する消耗品保持部と、前記消耗品
保持部に保持された消耗品を用いて後処理を実行する後
処理部とを有しており、該後処理器は、該消耗品保持部
及び後処理部を含めて一体的にシート後処理装置本体に
着脱可能であることを特徴とするシート後処理装置を提
供する。
【0008】このシート後処理装置によると、シート処
理装置から排出されてシート載置トレイに載置されたシ
ートに対し、後処理器で所定の後処理を施すことができ
る。該後処理器は、消耗品保持部及び後処理部を含めて
一体的にシート後処理装置本体に着脱可能であるから、
メインテナンス、すなわち、消耗品の交換、補給等や、
故障修理、定期点検等は、該後処理器をシート後処理装
置本体から取り出して容易に行える。
【0009】後処理器はシート処理装置本体から取り出
すことかできるから、そうすることで、装置本体から離
して使用することもでき、それだけ便利である。後処理
器は、シート後処理装置本体に対し簡単に着脱できるよ
うに、脱離可能の嵌め込みによりシート後処理装置本体
に固定されるようにしてもよい。また、シート後処理装
置の上方には通常空きスペースがあることが多いから、
前記後処理器の着脱方向を上下方向としてもよい。
【0010】後処理器は、装置本体から取り出して使用
するとき、外部の電源に接続して使用できるようになっ
ていてもよいが、装置本体から取り出してそのまま使用
できるように、後処理のための電源を持たせ、シート後
処理装置本体から取り外された状態で、動作可能である
ように構成してもよい。また、後処理器は、該後処理器
の後処理位置に配置されたシートを検出する検出部を備
え、該検出部がシートを検出していると動作可能(動作
許可)としてもよい。
【0011】前記後処理器は、動作を開始させるための
手動スイッチを備えていてもよい。さらに、後処理器
は、該後処理器の後処理位置にシートを導入整合するた
めの指標を有していてもよい。以上のほか、シート後処
理装置を使いやすくするため、シート後処理装置に後処
理器がシート後処理装置本体に装着されていることを示
す装置を設けてもよい。 なお、後処理器としては、代
表例として、シートをステープルで綴じるステープラを
挙げることができる。
【0012】また、本発明に係るシート後処理装置は、
シート処理装置から排出されてくるシートを収容するシ
ートシート収容装置の一部である場合を例示できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るシート
後処理装置の1例を組み込んだシート収容装置の1例
と、これを接続したシート処理装置例の概略側面図であ
る。図2は図1に示すシート収容装置の内部構造を側面
から概略的に示す図である。
【0014】図1に示すシート処理装置は、デジタル複
写機9であり、画像情報に応じて画像をシート上に電子
写真方式により形成するプリント部91、プリント部9
1の上方に設けられ、原稿画像を読み取る画像読み取り
部92、画像読み取り部92の原稿載置ガラス(図示省
略)上に搭載された開閉可能の自動原稿搬送装置93、
プリント部91下方のシート供給部94等を備えてい
る。
【0015】この複写機9では、原稿が自動原稿搬送装
置93にセットされ原稿載置ガラス上に送られ、或いは
装置93が開かれ原稿載置ガラス上に直接原稿がセット
される。原稿載置ガラス上にセットされた原稿の画像は
画像読み取り部92で読み取られる。かくして読み取ら
れた画像情報はプリント部91へ送られる。プリント部
91は送られてきた画像情報に基づき、それ自体すでに
知られている電子写真方式により、シート供給部94か
ら送られてきたシートに原稿画像に対応する画像を形成
する。
【0016】このようにして画像形成されたシートは、
複写機9から本発明に係るシート収容装置SAへ排出さ
れる。なお、本発明のシート収容装置を接続使用するシ
ート処理装置は複写機に限定されるものではなく、別途
準備された画像読み取り装置、コンピュータ等から画像
情報を送信されて画像形成を行うプリンタ、ファクシミ
リ機、これらを1又は2以上あわせた複合機等であって
もよい。
【0017】シート収容装置SAは次のものを備えてい
る。 (1)複写機9から排出されてくるシートを載置する第
1シート収容部であるシート載置トレイA、(2)シー
ト載置トレイAに対し設けられたシート送り装置(ここ
ではシート整合のための整合送り装置)B、(3)シー
ト載置トレイAに対し設けられた第3送り装置(ここで
はシート仕分けのための仕分け送り装置)C、(4)処
理トレイ11の片側端部に臨設されたステープラD、
(5)処理トレイ11上のシートを押さえるシート押さ
え装置E、(6)ステープラDへシートを案内する案内
部材兼シート押圧部材61とその付勢装置62 (7)シート載置トレイAの下方に配置された第2シー
ト収容部であるメールビン装置F、(8)シート載置ト
レイAの上方に設置された上段トレイT、(9) シート
処理装置(本例では複写機9)から排出されるシートを
シート載置トレイA、メールビン装置F又はトレイTに
導くための搬送装置G。
【0018】以下、前記(1)から(9)の各部につい
て説明する。 (1)シート載置トレイA(図1〜図4等参照) シート載置トレイAは、それには限定されないが、ここ
では図2に示すように処理トレイ11とシート積載トレ
イ12とから構成されている。
【0019】処理トレイ11は、シート処理装置(本例
では複写機9)から排出されてくるシートSを受け取る
シート受け取り位置P1(図3等参照)と、位置P1か
ら後退した退避位置P2(図4等参照)との間を往復移
動でき、位置P1において後述するシート整合及び必要
に応じ所定の後処理(本例ではシート綴じ処理)に供さ
れる。
【0020】処理トレイ11はシート収容装置SAの本
体ケースCA内に略水平姿勢で設置されており、図示を
省略したガイドに沿って前記位置P1からP2の間を、
シート処理装置9からのシート排出方向(以下、「シー
ト排出方向X」という。)と同じ方向に往復移動でき
る。処理トレイ11は、ラック・ピニオン機構、該ピニ
オンをクラッチを介して往復動させる駆動部(ここでは
ベルト伝動装置とこれを回すモータ)にて往復駆動でき
る。
【0021】すなわち、処理トレイ11の側部下面にラ
ック111が固設されており、これにピニオンギア11
2がかみ合っている。ピニオンギア112はケースCA
に回転可能に支持されている。ギア112は所定の遊び
を有するクラッチ113を介して正逆運転可能のモータ
M1のシャフトに連結されている。かくしてモータM1
を所定のタイミングで運転することで、処理トレイ11
はシート受け取り位置P1又は退避位置P2に配置され
る。
【0022】さらに説明すると、処理トレイ11をシー
ト受け取り位置P1から退避位置P2へ後退させるとき
には、モータM1をそのための方向に運転開始すると、
若干遅れてクラッチ113がかみ合い、処理トレイ11
が後退開始する。また、退避位置P2からシート受け取
り位置P1へ移動させるときにも、モータM1をそのた
めの方向に運転開始したのち、若干の時間経過後にクラ
ッチ113がかみ合い、それにより処理トレイ11が位
置P1へ移動し始めるようになっている。このようにク
ラッチ113に遊びを持たせた理由は後ほど明らかにな
る。
【0023】なお、モータM1は図11に示すようにシ
ート収容装置動作を制御する制御装置CONTからの指
示に基づいて作動する。制御装置CONTはコンピュー
タを含んでおり、図示していないが、複写機9の動作を
制御する複写機側の制御装置と通信でき、また、シート
処理装置がプリンタのようなときは、該プリンタ等に接
続されるコンピュータと通信できる手段を含んでいる。
【0024】処理トレイ11は、図4に示すように、正
面側からみると、シートを受ける上面が凹凸を有してい
る。ここでは波形状に形成されている。これは、後述す
るようにシート整合を行うにあたりシートを処理トレイ
上でシート排出方向を横切る方向(ここでは直交する方
向)に移動させるとき、処理トレイ上面とシートとの摩
擦抵抗を低くするためである。
【0025】シート積載トレイ12は、図2に示すよう
に、処理トレイ11の下方で、シート収容装置ケースC
Aに昇降可能に設けられており、正逆回転可能のモータ
M2と該モータ動力をトレイ12に伝えて該トレイを昇
降させる伝動動装置を含む駆動装置121により所定の
タイミングで所定高さ位置に移動設定される。モータM
2は制御装置CONTからの指示に基づいて作動する。
【0026】積載トレイ12は、これに積載されるシー
トの脱落を防止するため、シート排出方向にケースCA
から遠ざかるトレイ先端部に向かうに従って上り傾斜し
ている。換言すれば、シート排出方向において上流側端
部より下流側端部が上方に位置している。トレイ12の
ケースCAから先端部までの長さは、処理トレイ11の
シート排出方向の長さより長く、シート全体を支持でき
る長さにされている。
【0027】なお、積載トレイ12は前記のとおり傾斜
しているが、その傾斜程度は、トレイ上面の材質、凹凸
度等との兼ね合いもあるが、要するに、積載トレイ12
上に載置されるシートがシート排出方向に整合基準部1
4(図3参照)の方へ滑動しないように設定されてい
る。また、積載トレイ12は、他の図では示していない
が、図15に概略斜視図を示すように、それに積載され
るシートSのステープルSTで綴じた角部分S1及び該
部分S1に連続するシート側辺部分S2に対応する部位
12a及び12bを窪ませてある。これにより、シート
SのステープルSTで綴じた部分S1やそれに続く部分
S2が厚くなっていても、それら部分が積載トレイ12
上で局部的に盛り上がって、そのためにトレイ12上に
おけるシート積載収容状態が乱れる等して悪化すること
が抑制され、それだけ円滑にシートを積載収容できる。
【0028】図3、図4等に示すように、処理トレイ1
1の先端部には、その下面側中央部に昇降回動可能に取
り付けられたスイッチ起動部材116が設けられている
とともに、該部材に対し検出部(ここでは機械的な検出
スイッチSW1、SW2)が臨設されている。起動部材
116の先端が所定量押し上げられるとスイッチSW1
が作動し、もしさらに押し上げられると、スイッチSW
2が作動する。
【0029】スイッチSW1は積載トレイ12を所定の
シート受け取り位置に停止させる上昇停止用スイッチで
あり、スイッチSW2は、積載トレイ12のそれ以上の
上昇を禁止する上昇禁止スイッチ(安全スイッチ)であ
る。スイッチSW1、SW2は、積載トレイ12の昇降
制御のために制御装置CONTに接続されている。これ
らは積載トレイ高さ位置調整装置及び積載トレイ上昇禁
止装置の各例を構成している。
【0030】シート載置トレイAに関連して、処理トレ
イ11上に排出されるシートのシート排出方向における
後端(上流側端)の辺の位置を規制するシート整合基準
部13及び積載トレイ12上に載置されるシートのシー
ト排出方向において後端(上流側端)の辺の位置を規制
するシート整合基準部14が設けられている(図2〜図
4等参照)。
【0031】整合基準部13はケースCAのシート排出
方向を横切る前面に沿う立ち壁の形態のもので、シート
受け取り位置に配置される処理トレイ11の後端部の上
方で上へ鉛直に延びている。整合基準部14もケースC
Aのシート排出方向を横切る前面に沿う立ち壁の形態の
もので、整合基準部13と同じ鉛直面に設置され、処理
トレイ11の下方で鉛直に延びている。積載トレイ12
に対する整合基準部14は、処理トレイ11からシート
を受け取るための位置に配置される積載トレイ12の上
面後端よりさらに若干下方位置まで延在している。
【0032】整合基準部14はその一部がシート辺(こ
こではシートの後端辺)移動装置15で構成されてい
る。すなわち、シート辺移動装置15は上下のプーリ1
51、152に巻き掛けられて整合基準部14の一部を
形成する無端ベルト153を含んでいる。下側のプーリ
152には一方向クラッチ154を介して従動プーリ1
14が接続されており、前記モータM1のシャフトには
駆動プーリ115が設けられている。該プーリ114と
115に無端ベルト116’が巻き掛けられている。
【0033】かくして、モータM1の運転により処理ト
レイ11がシート受け取り位置P1から退避位置P2へ
後退するときは、一方向クラッチ154がかみ合わず、
ベルト153は回動せず、処理トレイ11だけが退避位
置P2へ移動するが、モータM1の反対方向の運転にて
処理トレイ11を退避位置P2からシート受け取り位置
P1へ送りだすときには、モータM1の運転開始と同時
にクラッチ153がかみ合い、無端ベルト153が図1
中反時計方向CCWに回転開始し、その若干後に処理ト
レイ11が位置P1へ移動開始する。
【0034】なお、図12等で符号16で示されるトレ
イはサイドトレイであり、これについては後ほどシート
収容装置SAの動作説明の折りに合わせて説明する。 (2)シート載置トレイAに対し設けられたシート送り
装置(ここではシート整合のための整合送り装置)B
(図2、図4〜図7、図12〜図14等参照) 整合送り装置Bは、シート処理装置(ここでは複写機
9)から排出されてシート載置トレイAに載置されるシ
ートを該トレイAに沿って所定の位置(ここでは所定の
整合基準位置)へ向け移動させるもので、図4に示すよ
うに、第1送り装置(ここではシート整合のための第1
整合送り装置)21と、第2送り装置(ここではシート
整合のための第2整合送り装置)22とを含んでいる。
【0035】第1整合送り装置21は、複写機9から、
シート載置トレイAの、位置P1に配置された処理トレ
イ11上に排出されるシートをその片側端部に当接しつ
つ処理トレイ11に沿って反対側の整合基準位置へ向け
移動させる第1整合送り部材211と、該送り部材をそ
のように駆動する駆動装置212とを含んでいる。送り
部材211は、複写機9からシート載置トレイAに排出
されてくるシートのトレイ上の初期位置、さらに言えば
トレイAの処理トレイ11における初期位置を間にして
片側領域にホームポジションを有する部材で、ここでは
板体から形成されており、その板面でシートを押し動か
すことができる。
【0036】送り部材211はシート排出方向に直交す
る方向Yに延びるガイドシャフト213に沿って往復動
可能に支持されている。駆動装置212は、モータM3
と該モータの動力を送り部材211に伝える伝動装置と
を含んでいる。送り部材211は該モータM3の運転に
て、所定のタイミンイグでホームポジションP3と、後
述する第2送り部材221にシートを引き継ぐための、
シートサイズに応じたシート引き継ぎ位置P4との間を
往復駆動される。さらに、後述する仕分け処理のための
動作もする。
【0037】なお、モータM3は制御装置CONTから
の指示に基づいて作動する。第2整合送り装置22は、
第1送り装置21により送られてくるシートを受け継い
で該シート面に当接しつつ回転することで該シートを整
合基準位置へ移動させる第2整合送り部材221のほ
か、該部材221の回転駆動装置、部材221をシート
から離反した退避位置へ移動させる第2送り部材退避装
置、第2送り部材付勢装置、第2送り部材の回転中心と
シート面との距離を一定に維持する装置等の各例を実質
的に含んでいる。
【0038】第2送り部材221は、例えば表層部が弾
性材料からなる弾性ローラ等の、シートに当接回転して
該シートを搬送できる種々のタイプのものを採用できる
が、ここでは、シートを安定、確実に搬送することを期
して、回転軸の周囲に弾性材料からなる可撓性パドルを
放射状に複数枚突設した回転パドルである。回転パドル
221は、処理トレイ11上のシート初期位置より整合
基準位置側へ外れた位置に配置されている。すなわち、
複写機9から排出されてくるシートがシート載置トレイ
A上に載るにあたり、該シートが衝突しない位置に配置
されている。これにより、それだけシート収容装置SA
のシート収容を能率よく行える。
【0039】図5から図7に示すように、回転パドル2
21にはパドル軸221aが固定さており、該軸221
aが下アーム223の一端部に回転可能に支持されてい
る。また、該軸221aには回転パドルの外径より小外
径のピッチリングRが回転自在に支持されている。この
ピッチリングRは処理トレイ11上の整合されるべきシ
ートSの上面と回転パドル中心との距離d(図6参照)
を一定に維持するためのものである。
【0040】下アーム223は他端部が上アーム224
の一端部に軸223aで連結されている。軸223aは
いずれのアームに対しても回転可能である。上アーム2
24は他端部が軸224aで定位置の支持部材200に
連結されている。軸224aは該支持部材に対しても、
アーム224に対しても回転可能である。かくして、上
アーム224は軸224aを中心に一端部が昇降揺動で
き、下アーム223はその一端部が軸223aを中心に
アーム224に対し昇降揺動でき、これに伴ってパドル
221及びピッチリングRもアーム224に対し昇降揺
動できる。
【0041】アーム連結軸223aはいわば回転パドル
221の公転軸であり、回転パドルの自転軸とも言える
回転パドル軸221aよりも、シートの整合送り方向Y
において下流側に位置させてある。また、回転パドル2
21を整合送りすべきシート側へ付勢するための付勢装
置として下アーム223を下方へ付勢するバネ226が
アーム連結軸223aの部分で下アーム223と上アー
ム224とに渡し設けてある。
【0042】アーム223及び224には前記軸221
a、223a、224aを歯車軸とする歯車を含むギア
列225が搭載されている。該ギア列における歯車のう
ち軸224aを歯車軸とする歯車225aはウオームギ
ア225bとかみ合っており、ウォームギア225bは
定位置に設置されたモータM4にて正逆駆動できる。ま
た、歯車225aと上アーム224との間には正逆両回
転方向で作動できるトルクリミッタTr1を介在させて
ある。
【0043】以上説明した第2整合送り装置22による
と、モータM4をアーム上昇回動方向に運転すること
で、ウムームギア225bを介して上アーム224端部
の歯車225aを図5中時計方向に回すことができる。
さらにそれに連動させて上アーム224を、従って下ア
ーム223も上昇させることができる。これにより回転
パドル221をシート送りのための位置から離反上昇さ
せ、退避させることができる。このパドル退避位置は、
上アーム224が当接する上限ストッパ227により設
定されている。上アーム224が上限ストッパ227に
当接するとトルクリミッタTr1が働いて、部材の損傷
が回避される。
【0044】また、モータM4をアーム下降回動方向に
運転することで、ウムームギア225bを介して上アー
ム224端部の歯車225aを図6中反時計方向に回す
ことができる。さらにそれに連動させて上アーム224
を、従って下アーム223も下降させることができる。
これにより回転パドル221をシート送りのための位置
に配置することができる。このようにして上アーム22
4が下限ストッパ228に当接すると、前記トルクリミ
ッタTr1が働いて、アームは破壊されることなくそれ
以上の下降は阻止されるが、モータM4を運転し続ける
ことでギア列225が駆動され、それにより回転パドル
221はシート整合送り方向に回転駆動される。なお、
モータM4は制御装置CONTからの指示に基づいて作
動する。
【0045】回転パドル221はそれによるシート送り
速度の方が、前記第1整合送り部材211によるシート
送り速度より大きくなるように回転駆動される。これに
より、シートが第1送り部材211により送られ、パド
ル221に引き継がれるとき、パドル221に引っ張ら
れる恰好となり、これによりシートとパドルとの激しい
衝突、シートの座屈屈曲、ひいては皺等の損傷発生が避
けられる。
【0046】回転パドル221がシート送り位置に配置
されて整合送りすべきシートS上に当接するとき、ピッ
チリングRもシート上面に当接し、これにより、該シー
ト上面と回転パドル221の回転中心間の距離dが一定
に維持され、それだけ、回転パドル221の変形量が一
定化し、回転パドル221による搬送力を一定化でき
る。
【0047】また、回転パドル221は前記付勢バネ2
26によりシート側へ付勢されるので、それだけ、シー
ト積載量に影響されずに一定搬送力でシートを整合送り
できる。また、回転パドル221の自転軸221aは公
転軸223aよりシート送り方向において上流側に位置
しているので、シート送り回転によりパドルがシート面
から反力モーメントを受けても、図7に示すように、パ
ドル221は公転軸223a回りに上昇逃げ回動でき、
シートへの食い込みが避けられ、それだけ安全、円滑に
シートを搬送できる。
【0048】なお、第2送り部材の回転中心とシート面
との距離を一定に維持する装置として、上記ピッチリン
グRの他、第2送り部材の回転中心とシート面との距離
を検出するセンサを設け、該センサによる検出距離に基
づいて上下アーム223、224の下降回動による第2
送り部材の下降量を制御して前記距離を一定に維持する
等、電気的或いは電気・機械的手法を採用してもよい。 (3)シート載置トレイAに対し設けられた第3送り装
置(ここではシート仕分けのための仕分け送り装置)C
(図4、図12〜図14等参照) この仕分け送り装置Cは、前記シート整合送り装置Bに
より整合基準位置に揃えられたシートをシート載置トレ
イA上の第1の位置Q1又は第2の位置Q2(図12〜
図14参照)に選択的に移動させるための装置である。
【0049】仕分け送り装置Cは、シート載置トレイA
上の前記シートの初期位置を間にして前記第1整合送り
部材211とは反対側(整合基準位置のある側)領域に
ホームポジションを有する整合基準部材31、該部材を
駆動する駆動装置32を含んでいる。整合基準部材31
のホームポジションは整合基準位置Qoに一致してい
る。
【0050】整合基準部材31は、シート排出方向に直
交する方向Yに延びるガイドシャフト213に沿って往
復動可能に支持されている。該部材は、ここでは板体か
ら形成されており、その板面にシートを当接整合でき、
また、該板面でシートを整合基準位置Qoから第1の位
置Q1又は第2の位置Q2へ押し動かすことができる。
駆動装置32は、モータM5と該モータの動力を部材
31に伝える伝動装置とを含んでいる。
【0051】部材31は該モータM5の運転にて、所定
のタイミンイグでホームポジション(整合基準位置)Q
oと第1位置Q1、第2位置Q2との間を往復駆動され
る。なお、モータM5は制御装置CONTからの指示に
基づいて作動する。 (4)処理トレイ1の片側端部に臨設されたステープラ
D(図4、図8〜図10、図12〜図14等参照) このステープラDはシート載置トレイAの処理トレイ1
1やシート収容装置SAのケースCAとともにシート後
処理装置を構成している。ステープラDは後処理器の1
例である。ステープラDはシート整合用間隙を有するシ
ート整合部を含んでいる。
【0052】以下これらについて詳述する。ステープラ
Dは、図8、図9に示すように、本体41がブロック体
の形態に形成されており、これに上方へ延びる把手42
を設けたものである。本体41には、消耗品であるステ
ープルを保持でき、交換、補給等もできるステープル保
持部411と、ステープルを用いてシート束を綴じ処理
する後処理部412と、後処理部412に給電するため
の電源400が設けられている。また、本体41の上面
には後処理部412の動作を開始させることができる手
動スイッチSWが設けられており、本体41下面には、
装着用ピン414及び電気プラグ415が設けられてい
る。
【0053】後処理部412には、シートの綴じるべき
部分を挿入するための間隙412aを形成している部分
412Aが含まれている。間隙412aはシート整合用
間隙を兼ねており、部分412Aはシート整合部を兼ね
ている。間隙412aは天井面a1、これに対向する底
面a2及びこれら面に連続する奥面a3に囲まれてい
る。
【0054】底面a2に連続するシート導入棚a4には
送り込まれてくるシートを間隙内の後処理位置(ここで
はステープル位置)に円滑に導入整合させるための指標
Inを設けてある。また本体41には、ステープルの空
打ちを防止するため、シートが間隙412a内の後処理
位置に配置されるとこれを検出する検出部43を設けて
あり、後処理部412は該検出部がシートを検出してい
るときだけステープルによる綴じ動作ができる。
【0055】このステープラDは図9に示すように把手
42を持って、シート収容装置SAの上方から、シート
収容装置ケースCAのステープラ装着スペースEsに、
一体的に嵌め込み装着して固定でき、また、その状態か
ら上方へ抜き出すことができる。通常は装着状態に置か
れる。スペースEsに嵌め込み装着した状態では、装着
用ピン414及び電気プラグ415がスペース底のコネ
クタ部416に接続される。この状態で、電源400に
充電される。また、この状態で、処理トレイ11の片側
端部に臨み、整合部412Aが、前記整合基準位置に配
置される整合基準部材31に当接整合されるシートの後
端部の一方の角部分を整合できる位置をとる。さらに、
嵌め込み装着されていることを表示する表示装置(ここ
ではケースCAに設けたランプLa)がオンする。ラン
プLaは、スペースEs内に設けたスイッチ44が本体
41に起動されることで点灯する。
【0056】前記検出部43並びにランプLa及びスイ
ッチ44は制御装置CONTに接続される。このステー
プラDは、ケースCAのスペースEsに装着しておくこ
とで、複写機9から排出されてシート載置トレイAに載
置され、整合処理されたシートに対し、綴じ処理を施す
ことができる。
【0057】ステープラDは、一体的にシート収容装置
SAのケーススペースEsに着脱可能であるから、メイ
ンテナンス、すなわち、ステープルの交換、補給等や、
故障修理、定期点検等は、該ステープラDをケーススペ
ースEsから取り出して容易に行える。ステープラDは
シート収容装置SAから取り出すことができるから、そ
うすることで、シート収容装置から離して使用すること
もでき、それだけ便利である。取り出して使用するとき
電源400にて動作可能あり、手動スイッチSWの操作
で綴じ処理できる。
【0058】また、取り出して使用するとき、前記のシ
ート挿入指標Inを利用して、シートを正しくシート整
合間隙412aに挿入することができる。 (5)処理トレイ11上のシートを押さえるシート押さ
え装置E(図4参照) シート押さえ装置Eは、図4に示すように、複写機9か
らシート載置トレイAに排出されて処理トレイ11上に
載るシート後端部(シート排出方向Xにおける上流側端
部)をトレイ11へ向け押さえるための複数(ここでは
四つの)の押さえ部材51を含んでいる。
【0059】各押さえ部材51はシート整合送り方向に
延びる水平ロッド52に支持されている。ロッド52は
その両端部が一対の平行アーム53の一端に軸54で回
動可能に連結されている。各アーム53は他端より若干
一端寄りの部位が図示を省略した定位置部材に軸55で
回動可能に連結されている。正面側から見て右側(図4
において右側)のアーム53の他端側の軸55はアーム
53に固定されており、正逆両回転方向で働くトルクリ
ミッタ56を介して歯車571に連結されており、歯車
571には正逆運転可能のモータM6で駆動されるウォ
ームギア572がかみ合っている。
【0060】モータM6を所定のタイミングで運転する
ことで、一対のアーム53、水平ロッド52等からなる
リンク機構が駆動され、これにより、押さえ部材51は
図4に実線で示す上昇退避位置P5と、下降してシート
を押さえるシート押さえ位置との間で昇降できる。位置
P5では右側アーム53が上限ストッパ530に当接す
る。
【0061】ここでは、複写機9からシートが排出され
てシート載置トレイA(処理トレイ11)に載置される
ごとに、整合送り装置Bによる該シートの整合送り開始
に先立って、押さえ部材51がシート押さえ位置に配置
され、これにより該シートの後端部が処理トレイ11に
押さえられ、たとえカールしているときでも延ばされて
整合を正確、容易に行える状態とされ、該シートの整合
終了後に退避位置P5へ後退する。
【0062】なお、モータM6も制御装置CONTに接
続され、制御装置CONTの指示に基づいて運転され
る。各押さえ部材51はレバーの形態をしており、正面
側から見て左側の2本の押さえ部材51は右寄りの部分
で水平ロッド部材52に回動可能にピン連結され、退避
位置P5から下降すると、図4に鎖線で示すように、自
重で左側端部が下がった傾斜姿勢をとる。また、正面側
から見て右側の2本の押さえ部材51は左寄りの部分で
水平ロッド部材52に回動可能にピン連結され、退避位
置P5から下降すると、図4に鎖線で示すように、自重
で右側端部が下がった傾斜姿勢をとる。
【0063】退避位置P5へ上昇すると、左側の2本の
押さえ部材51は右端部が定位置のストッパ(図示省
略)に当接して略水平姿勢をとる。右側の2本の押さえ
部材51は左端部が定位置のストッパ(図示省略)に当
接して略水平姿勢をとる。また、右側アーム53が上限
ストッパ530に当接する。これによりトルクリミッタ
56が働いて部材の損傷が回避される。
【0064】また、各押さえ部材51は退避位置P5か
らシート押さえ位置へ移動して処理トレイ11上のシー
トに接触するとき、該シートSを処理トレイ11へ向け
押さえるとともに、前記リンク機構の作用により、該シ
ートをシート整合送り方向Yに整合基準位置Qoへ向け
若干移動させるように動く。さらに詳述すると、本例で
は、各押さえ部材51は退避位置P5からシート押さえ
位置へ下降するとき、その途中で前記のとおり一旦傾斜
姿勢をとってから処理トレイ11上のシートに接触し始
め、さらに下降することでシートから反力を受けて水平
姿勢へ向け回動しつつ該シートSを処理トレイ11へ向
け押さえるとともに、前記リンク機構の作用により、該
シートをシート整合送り方向Yに整合基準位置Qoへ向
け移動させるように整合送り方向に若干移動する。ま
た、左右の各2本の押さえ部材51は傾斜姿勢をとると
き、傾斜方向が異なっており、正面側からみると「ハ」
の字形状を呈するので、シートに接触するとき、シート
を左右に延ばすように作用しつつ該シートを処理トレイ
11へ向け押さえるとともに整合送り方向に若干移動さ
せる。
【0065】押さえ部材51によるシート押さえ力は、
押さえ部材51がシートに向け下降するほど強くなる
が、該押さえ力はリンク機構における右側アーム53の
軸55と駆動用の歯車571との間に介在させたトルク
リッタ56の作用で所定力に制限されるようになってお
り、それは、押さえ部材51がシートを押さえた状態で
も、該シートを整合送りできる程度に制限されている。 (6)ステープラDへシートを案内する案内部材兼シー
ト押圧部材61とその付勢装置62(図4参照) 図4に示すように、整合送り装置Bにより整合基準位置
Qoへ向け移動させられるシートの移動方向先端部を整
合部の間隙へ案内する案内部材61が設けられている。
該整合部は、一般的に言えば、シートの整合に供し得る
ものであれば、特に制限はなく、整合部の間隙はシート
積載方向(例えば上下方向)に所定サイズを有するもの
であればよいが、ここでは、該整合部は前記ステープラ
Dの後処理部412における整合部412Aとし、間隙
は該整合部412Aにおける、シートの綴じるべき部分
(ここではシート移動方向先端部の後端角部分)を挿入
するための間隙412aとしている。
【0066】案内部材61はここではレバー状の部材
で、シートの押圧部材を兼ねており、処理トレイ11上
のシートの整合送り装置Bによる移動方向Yにおいてス
テープラDの整合部412Aの上流側から該整合部間隙
412aに臨んでいる。案内部材兼押圧部材61は該シ
ートの整合送り方向Yにおいて上流側の端部が図示を省
略した定位置部材に軸611により連結支持され、それ
により整合部側(下流側)の端部612が揺動昇降でき
るようになっている。
【0067】該案内部材61をシート押圧方向に付勢す
る装置62も設けられている。付勢装置62は、前記押
さえ部材51を昇降させるためのリンク機構を構成して
いる図4中左側のアーム53に連結された2本のロッド
621、622と、案内部材61をシート押圧方向に付
勢する捩じりコイルバネ623とを含んでいる。
【0068】長い方のロッド621はその一端がアーム
53の他端(図中上端)に回動可能にピン連結されてい
るとともに他端が短い方のロッド622の一端に回動可
能にピン連結されている。ロッド622の他端は図示を
省略した定位置部材に軸624にて回動可能に連結支持
されている。バネ623はロッド622と案内部材兼押
圧部材61とに渡し設けられ、案内部材兼押圧部材61
を常時シート押さえ方向に付勢している。
【0069】図4に実線で示すように、押さえ部材51
が退避位置P5に上昇後退しているとき、案内部材61
は、付勢装置62におけるロッド621、622が、押
さえ部材51昇降用の前記リンク機構における左側アー
ム53により図4中左方向且つ下方へ動かされること
で、バネ623は強いバネ力を発揮する状態におかれ
る。このバネにより案内部材61は強くシート押圧方向
に付勢される。整合部間隙412aにシート先端角部が
既に挿入されているときには、該案内部材兼押圧部材6
1による強い押圧動作により、たとえ該シートのその部
分がカールしているときでも、該シートはそのカールが
延ばされるようにして押圧され、それにより整合部間隙
412aにおけるシート上方の空間を次のシートを受入
れ易いように少しでも大きくすることができる。また、
該押圧によりシートのステープルによる綴じ処理が容
易、正確に行えるようになる。
【0070】また、複写機9から排出されて処理トレイ
11上に載置されたシートを整合するために、その後端
部を押さえ部材51が押さえるとき、すなわち、押さえ
部材51がシート押さえ位置をとるとき、付勢装置62
におけるロッド621、622が、押さえ部材51昇降
用のリンク機構における左側アーム53により図4中右
方向且つ上方へ動かされることで、バネ623はバネ力
が弱く設定され、案内部材兼押圧部材61によるシート
押さえ力は弱まり、整合送りされてくるシートは該部材
により支障なく整合部間隙412aへ案内される。
【0071】シート押さえ装置Eの押さえ部材51はシ
ート1枚毎にシート押さえ動作するから、案内部材兼押
圧部材61もシート1枚毎にシート案内・押さえ(押
圧)動作する。前記付勢装置62は、換言すれば、押さ
え部材51がシートを押さえているときは、他のときよ
り、案内部材兼押圧部材61がシートを押さえる力量が
小さくなるように、押さえ部材51の動作に連動して案
内部材兼押圧部材61の力量を設定する装置の1例であ
る。
【0072】なお、以上説明した案内部材兼押圧部材6
1に代えて、又は該部材61とともに別途、図16に概
略的に例示するようなシート案内専用の部材を設けても
よい。 図16に示す案内部材63は、レバー状の部材
で、処理トレイ11上のシートの整合送り装置Bによる
移動方向YにおいてステープラDの整合部412Aの上
流側から該整合部間隙412aに臨んでいる。
【0073】案内部材63は整合送り装置Bにより移動
させられるシートSの移動方向先端部(下流側端部)S
1を整合部間隙412aへ案内するシート案内位置(上
昇位置)P9からシート載置トレイA(処理トレイ1
1)側へ寄ってシートを該トレイへ向け押さえるシート
押さえ位置(下降位置)P10との間を移動できる。こ
の移動は案内部材移動装置64にて実行される。
【0074】案内部材63は、シートの整合送り方向に
おいて上流側の端部が図示を省略した定位置部材に軸6
31により連結支持され、それにより整合部側(下流
側)の端部632が揺動昇降して、案内位置P9又は押
さえ位置P10をとることができる。シート案内位置P
9に配置されると、シートSの移動方向先端角部S1を
整合部間隙412aへ円滑に案内できる。シート押さえ
位置P10に配置されると、整合部間隙412aにシー
ト先端角部が既に挿入されているときには、該案内部材
による強い押圧動作により、たとえ該シートのその部分
がカールしているときでも、該シートはそのカールが延
ばされるようにして押圧され、それにより整合部間隙4
12aにおけるシート上方の空間を次のシートを受入れ
易いように少しでも大きくすることができる。また、該
押圧によりシートのステープルによる綴じ処理が容易、
正確に行えるようになる。
【0075】案内部材移動装置64は、それには限定さ
れないが、例えば図示のとおり案内部材63を常時シー
ト案内位置P9へ向け付勢するバネ641、該バネに抗
して案内部材63をシート押さえ位置P10に配置する
ように該案内部材に作用するカム装置642で構成でき
る。カム装置に代えてソレノイド等を採用してもよい。
【0076】また、前記制御装置CONTからの指示に
基づき、前記整合送り装置Bが所定枚数のシートを間隙
412aに整合させるごとに案内部材移動装置64が案
内部材63をシート押さえ位置P10に配置するように
してもよい。また、図15に鎖線で示すように、整合部
間隙412aにおける最上層シート上方の空きスペース
のシート積載方向(ここでは状で方向)サイズSzを検
出する機械的、電気的又は機械・電気的等の検出装置6
5を設けてこれを制御装置CONTに接続し、該検出装
置により検出される空きスペースサイズが所定サイズ以
下になると、案内部材移動装置64が、前記制御装置C
ONTからの指示に基づき、案内部材63を押さえ位置
P10へ移動させるようにしてもよい。 (7)シート載置トレイAの下方に配置された第2シー
ト収容部であるメールビン装置F(図2等参照) シート載置トレイAの下方には、第2のシート収容部の
1例であるメールビン装置Fが設けられている。
【0077】メールビン装置Fは、シート処理装置(こ
こでは複写機9)から排出されてくるシートを配付先等
に応じた所定のビンに収容できるように5段のビン10
1を備えている。また、最下段ビンを除く他の各ビン1
01に対し、ソレノイドSOLで駆動されるシート排出
切り換え爪102が臨設されている。5段の切り換え爪
102に対し共通のシート搬送路103も設けられてい
る。
【0078】各ソレノイドSOLは制御装置CONTに
接続されており、制御装置CONTからの指示基づい
て、シートを排出すべきビン101に対応する切り換え
爪102をシート排出位置に設定するように、該爪をシ
ート排出位置に設定するソレノイドSOLがオンされ
る。なお、上4段のいずれの段においても、ソレノイド
SOLがオフのとき、爪102はシート非排出位置に設
定される。最下段のビン102にシートを排出するとき
は、すべてのソレノイドSOLがオフさる。 (8)シート載置トレイAの上方に設置された上段トレ
イT(図1、図2等参照) 前記したシート載置トレイAは、主として、ステープル
によるシート綴じ処理を実行したり、シートの仕分けを
行ったりするときに使用されるが、単にシートを収容す
るだけのときのために、トレイA上方に上段トレイTが
設けられている。 (9) シート処理装置(本例では複写機9)から排出さ
れるシートをシート載置トレイA、メールビン装置F又
はトレイTに導くための搬送装置G(図2参照) 搬送装置Gはシート収容装置SAの本体ケースCAに設
けられており、シート処理装置(ここでは複写機9)か
ら排出されてくるシートを受け取り、第1収容部である
シート載置トレイAへ導く第1搬送路71、搬送路71
の入口に設けられたシート受入れ引き込みのための対ロ
ーラ72及び出口に設けられたシート排出のための対ロ
ーラ73を備えている。さらに、第1搬送路71の途中
からメールビン装置Fへシートを導く第2搬送路74及
び上段トレイTへシートを導く第3搬送路75を備えて
いる。
【0079】これら搬送路には適当な位置に中間搬送ロ
ーラ対も設けられており、第2搬送路74に対してはシ
ート搬送方向切り換え爪76が、第3搬送路75に対し
てはシート搬送方向切り換え爪77がそれぞれ設けられ
ている。各切り換え爪は図示を省略したバネにより付勢
されて常時は第1搬送路71をシートが送られる位置に
設定されている。図2はかかる爪位置状態を示してい
る。切り換え爪76はソレノイドSOL1オンにより駆
動され、それにより第2搬送路74にシートを導けるよ
うになる。また、切り換え爪77はソレノイドSOL2
オンにより駆動され、それにより第3搬送路75にシー
トを導けるようになる。
【0080】ローラ72、73等は制御装置CONTか
らの支持基づいて運転されるモータM7にて駆動され
る。なお、シート受け入れ対ローラ73の直ぐ下流側に
は、必要に応じシートに孔を穿つパンチユニットUが、
その下方にカス受けUrが設置されている。ソレノイド
SOL1、SOL2及びパンチユニットUはそれぞれ制
御装置CONTに接続されており、必要に応じ制御装置
CONTからの指示に基づき所定のタイミングでオンさ
れる。
【0081】第2搬送路74は前記処理トレイ11の退
避領域を貫通している。図2、図3に示すように、処理
トレイ11の退避位置を含む領域の一部にシート通過孔
hを形成した部材741が設けられており、これはバネ
742で処理トレイ11の後端に連結されている。処理
トレイ11がシート受け取り位置P1に配置されたと
き、該部材741はバネ742に引かれて、その孔hが
第2搬送路74中に位置するように移動させられ、図示
を省略したストッパに当接固定される。処理トレイ11
が退避位置P2に後退してくると、バネ742を介して
押され、図示を省略したガイドに沿って必要最小量後退
する。シートをメールビン装置Fへ導くときは、処理ト
レイ11をシート受け取り位置P1に配置しておけばよ
い。
【0082】なお、処理トレイ11に、それが退避位置
P2に後退した状態で、第2搬送路74を搬送されるシ
ートが通過できる孔を設けておいてもよい。いずれにし
ても、このように第2搬送路74が処理トレイ11の退
避領域を貫通するように形成されていることで、シート
収容装置SAはそれだけ小型化、コンパクト化される。
【0083】以上説明したシート収容装置SA全体の動
作を次に説明する。先ず、複写機9から後述するシート
搬送装置Gを介して排出されてくるシートをシート載置
トレイAに収容する場合について説明する。シート載置
トレイAを使用することは複写機側制御装置に接続され
た複写機操作パネル(図示省略)で指定する。
【0084】当初、処理トレイ11はシート受け取り位
置P1に配置され、センサS1(図3参照)に検出され
て停止しており、積載トレイ12は、処理トレイ11の
下面に搭載したセンサS2(図3参照)で検出され、上
昇が停止される位置から所定距離下降した初期の下方退
避位置に配置され停止している。また、整合送り装置B
においては、第1整合送り部材211がホームポジショ
ンP3に配置され、センサS3(図4参照)に検出され
て停止しており、第2整合送り部材(回転パドル)22
1を支持するアーム224が上限ストッパ227に当接
するまで持ち上げられて停止しており、それにより回転
パドル221もその位置に停止している。
【0085】また、仕分け送り装置Cにおいて、整合基
準部材31がホームポジションである整合基準位置Qo
に配置され、センサS4(図4参照)に検出されて停止
している。さらにシート押さえ装置Eにおいて、押さえ
部材51が上昇退避位置P5に配置され、押さえ部材を
支持しているアーム53がストッパ530に当接して停
止している(図4参照)。これにともなって、ステープ
ラDの整合部間隙412aに臨む案内部材兼押圧部材6
1が、強いバネ力を保持する状態に設定されたバネ62
3によりシート押さえ方向に付勢されている。
【0086】またシート搬送装置Gにおいては、第1搬
送路71が確保される。複写機9から1枚ずつ排出され
るシートSは第1搬送路71に導かれ、複写機側操作パ
ネルで指定してあるときは、パンチユニットUにより穿
孔されてシート載置トレイA上に1枚ずつ送りだされ
る。搬送路71の排出ローラ対73の近傍にはシート通
過センサS7(図3参照)が設置されており、これはシ
ート排出とシート排出枚数の検出に供される。
【0087】最初の1枚のシートSがトレイA上に排出
されてくると、図12(A)に示すように、該シートは
シート排出方向における後端部(上流側端部)S3とそ
れに続く若干の部分が処理トレイ11上に載置され、処
理トレイ11からはみ出した残部S4が積載トレイ12
に載置される。かくしてシートSはトレイA上の初期位
置に載置される。その所定時間後に制御装置CONTの
指示に基づきシート押さえ装置Eにおいて押さえ部材5
1がシート押さえ位置へ向け下降し、該シートの後端部
S3を処理トレイ11へ向け押さえる。これによりシー
ト後端部がカールしているときでも、これが延ばされ、
円滑、正確に整合処理できる状態となる。また、押さえ
部材51がシート押さえ位置へ下降することにともな
い、案内部材61はバネ力を弱められたバネ623によ
りシート押さえ方向に弱く付勢される状態に設定され
る。さらに、回転パドル221がシート送り位置へ下降
して送り回転し始める。
【0088】押さえ部材51がシートSの後端部S3を
押さえている状態で、第1整合送り部材211が整合方
向に送られ、これにより該部材211はシートSを整合
基準部材31及びステープラDの整合部間隙412aへ
向け押し移動させる。送り部材211が制御装置CON
Tからの指示に基づき、シートサイズに応じたシート送
り引継ぎ位置P4(例えば図4に示す位置P4)に到達
すると、部材211はホームポジションP3へ向け復帰
する。このように、移動速度をそれほど速くできない送
り部材211は短い距離を移動してホームポジションへ
復帰するので、それだけ次のシートを受け入れ得るまで
の時間が短縮され、それだけ能率よくシート収容作業を
行える。
【0089】シートSは引き続き回転パドル211によ
り送られ、整合基準部材31に当接整合される。同時に
シートの後端部角部S1が案内部材61に案内されて、
円滑、正確にステープラDの整合部間隙412aに配置
整合される。押さえ部材51は、制御装置CONTの指
示に基づき、シートが整合された後(シート整合が完了
するに要する時間の経過後)上昇退避位置へ戻り、右側
アーム53がストッパ530(図4参照)に当接後、押
さえ部材駆動モータM6が停止する。
【0090】押さえ部材51の退避位置への上昇後退に
ともない、案内部材61は力の強くなったバネ623に
強く付勢されて、ステープラ整合部間隙412aに挿入
されているシート後端先端部S1を強く押さえ付ける。
これにより、該シート部分がカールしているときでも、
そのカールが延ばされ、間隙412aにおけるシート上
方空間が広げられ、次のシートを容易、円滑に受入れ得
る状態となる。
【0091】このようにして複写機9から排出されてく
るシートが1枚ずつシート載置トレイAに載置され、整
合される。この間、パドル221はシート送り位置にあ
って回転し続ける。第1整合送り部材211は、所定枚
数中の最後のシートについては、該シートのサイズに基
づく制御装置CONTからの指示に従って該シートを整
合基準部材31との間に挟む位置P’(図12(B)参
照)まで前進して停止し、その後の仕分け処理のために
その位置に待機する。
【0092】このようにして最後のシートの整合が終了
すると、回転パドル221も上昇退避し、パドル221
を支持しているアーム224が上限ストッパ227(図
5参照)に当接後、パドル駆動モータM4が停止する。
図12(B)及び(C)に示すように、所定枚数のシー
トがシート載置トレイ上に載置され、それらの整合が終
了すると、複写機側操作パネルにおいてステープルDに
よる綴じ処理が指定されているときは、ステープラDに
おいて該所定枚数のシートが綴じ処理されたのち、また
綴じ処理の指定がないときは、シートの整合が終了した
のち、仕分け送り装置Cにおける整合基準部材31が該
シートを、制御装置CONTの指示に基づき、トレイA
上の第1の位置Q1まで押し戻す。このとき、第1整合
送り部材211がシートの反対側に位置して該シートと
ともにホームポジションP3へ向け後退する。このよう
にシートは整合基準部材31と送り部材211とに挟ま
れた状態で移動するので、シートの姿勢乱れや、シート
束のバラケ等の不都合が回避される。
【0093】シートが第1の位置Q1へ移動したあと、
図13(A)に示すように、処理トレイ11が制御装置
CONTの指示に従って退避位置P2へ後退し、これに
よりシート束は積載トレイ12上へ自重で落下移動し、
整合基準部材31は整合基準位置Qoへ復帰し、センサ
S4に検出されて停止する。ここで積載トレイ12の動
作について説明すると、積載トレイ12は、所定のシー
ト処理動作開始後(ここではシート処理装置9における
プンリト動作開始後)、未だ処理トレイ11がシート受
け取り位置P1にある間に、制御装置CONTの指示に
より上昇開始し、シート積載位置へ上昇する。
【0094】積載トレイ12がシート積載位置に到来す
ると、処理トレイ11に設けられたスイッチ起動部材1
16が積載トレイ12に押されて回動し、これによりス
イッチSW1が作動し、積載トレイ駆動モータM2が停
止する。もし積載トレイ12がさらに上昇してトレイ1
1、12等が損傷したり、既にトレイ12上にシートが
積載されていてそれが損傷する等の恐れがあるときは、
スイッチ起動部材116のさらなる回動によりスイッチ
SW2が作動し、これによりモータM2が停止し、積載
トレイ12の上昇が禁止される。
【0095】このようにして積載トレイ12の高さ位置
が所定のシート積載位置に調整されたあとで、図13
(A)に示すように処理トレイ11が退避位置P2へ後
退させられ停止する。処理トレイ11の後退動作により
処理トレイ11上のシート後端部S3が積載トレイ12
へ自重で落下移動する。このときシートは短く、一定化
された距離を移動するので、シートの姿勢乱れ、バラケ
等がそれだけ抑制されるとともに積載トレイ12へのシ
ート積載状態が安定化する。
【0096】なお、処理トレイ11上のシートを積載ト
レイ12へ移動させるにあたり、前記押さえ部材51が
再び下降し、該シート後端部S3を積載トレイ側へ押さ
える。これにより、シートは一層円滑に積載トレイ12
へ移動することができる。押さえ部材51はその後上昇
退避し、次のシート整合に備えられる。また、積載トレ
イ12は既述のとおり、傾斜しているが、その傾斜程度
は、積載トレイ12上に載置されるシートがシート排出
方向に整合基準部14(図3参照)の方へ滑動しないよ
うに設定されているので、それだけシートは整合基準部
14への引っ掛かりが抑制された状態で処理トレイ11
から積載トレイ12へ円滑に落下移動する。
【0097】処理トレイ11が退避位置P2へ後退した
後、積載トレイ12は制御装置CONTの指示に基づ
き、予め設定された一定距離下降して下方の退避位置へ
移動する。積載トレイ12が退避位置へ下降したあと、
処理トレイ11は再びシート受け取り位置P1へ進出す
る。このとき、処理トレイ11の移動開始に若干時間先
立って、整合基準部14の一部を構成しているベルト1
53が、積載トレイ12上のシートの後端辺を下方へ駆
動できる方向に回され、それにより、積載トレイ12上
のシートの後端部が上方へカールしているようになとき
でも、該後端部が下方へ引き込まれる恰好となり、処理
トレイ12は該シートに衝突することなく受け取り位置
P1へ移動できる。ベルト153は処理トレイ11が受
け取り位置P1に停止すると同時的に停止する。
【0098】なお、処理トレイ11に対するシート後端
辺整合基準部13及び積載トレイ12に対するシート後
端辺整合基準部14は同じ鉛直面に配置されているが、
これに代えて、シート後端辺の整合基準部14を、それ
にシート後端辺が引っ掛かり難いように、上側の整合基
準部13よりシート排出方向において上流側へ後退させ
てもよい。この場合には、回動するベルト153はなく
てもよい。
【0099】以上説明したように最初の所定枚数のシー
トを積載トレイ12に載置収容し、処理トレイ11を再
びシート受け取り位置P1に配置した状態で、図13
(B)及び(C)に示すように、次の所定枚数のシート
を前記と同様にしてシート載置トレイAに1枚ずつ受入
れ、各シートについてシート押さえ装置Eの押さえ部材
51によりシート後端部を押さえつつ、また案内部材6
1にシートを案内させつつ、整合送り装置Bにより整合
することができ、所定枚数の整合が終了すると、ステー
プル綴じ処理の指定があればそれも実行したのち、図1
4(A)に示すように、仕分け送り装置Cの整合基準部
材31と第1整合送り部材211とで該シートを挟むよ
うにしてトレイA上の第2の位置Q2に移動させる。
【0100】その後図14(B)に示すように、処理ト
レイ11を退避位置P2へ後退させて該シートを積載ト
レイ12へ自重で移動させるのであるが、これに先立
ち、前記と同様のタイミングで積載トレイ12をシート
積載位置へ上昇させておく。積載トレイ12をシート積
載位置へ上昇させると、最初の所定枚数のシート収容の
場合と異なり、図17に概略図示するように、処理トレ
イ11の先端部(シート排出方向において下流側端部)
11aが積載トレイ12上に先行載置されているシート
Sの上面に当接して該シートを押さえる。その押さえの
程度は、処理トレイ11上の前記スイッチ起動部材11
6が下側シートから反力を受けて回動し、それによりス
イッチSW1が作動するまでである。スイッチSW1の
作動により積載トレイ12の上昇が停止し、トレイ12
の所定のシート積載位置が確保されるとともに、トレイ
12上のシートがカールしているようなときでも、該カ
ールを処理トレイ11で押さえて延ばすことができ、そ
れだけ処理トレイ11上での処理を容易、正確に行え
る。
【0101】図14(B)に示すように積載トレイ12
に2番目の所定枚数のシートが載置されたあとは、積載
トレイ12を下方退避位置へ移動させ、図14(C)に
示すように再び処理トレイ12をシート受け取り位置に
配置して次の作業に備える。このときのトレイ12の下
降距離は、最初の所定枚数シートをトレイ12に載置し
たのち該トレイを下降させる距離と同じである。従っ
て、トレイ12上に最初のシートが載置されていて、こ
れが処理トレイ12に接触するまでしか上昇させられて
いなかったことにより、最初の退避位置より低位置の退
避位置をとる。積載トレイ12を退避位置へ下降させる
ときは、制御装置CONTがこのように予め定められた
一定距離下降させる。
【0102】以上説明した操作を必要に応じ繰り返すこ
とで、積載トレイ12上に仕分けされたシートを所定量
秩序正しくきれいに積載収容することができる。なお、
ここでは、積載トレイ12上のシートの処理トレイ11
で押さえられる部位又はその近傍部位のシート上面高さ
位置を検出する装置として、スイッチ起動部材116や
スイッチSW1を採用したが、これに代えて、例えばト
レイAの上方に積載トレイ12上のシートのかかる部位
のシート面高さを検出するセンサ(例えば測距センサ)
を設け、該センサを制御装置CONTに接続し、該セン
サによる検出結果に基づいて積載トレイ駆動モータM2
の動作を制御して、トレイ12の高さ位置を調整(制
御)するようにしてもよい。
【0103】また、積載トレイ12上にシートが先行載
置されている状態で該トレイ12をシート積載位置へ上
昇させたとき、先行載置されているシートの位置は、仕
分け送り装置Cにより整合位置よりもとに戻された位置
であるため、積載トレイ12上に収容された先行シート
の整合基準位置側では、積載トレイ12上面が整合基準
位置より落ち込んだ状態が発生することがある。そのた
め、整合基準位置に整合されるシートの整合基準位置側
端部を支持するサイドトレイを設けてもよく、ここで
は、他の図面での図示を省略しているが、図12〜図1
4に示すように、かかるサイドトレイ16を設けてあ
る。
【0104】なお、複写機側操作パネルにおける指定に
より、搬送装置Gにおけるシート搬送方向切り換え爪7
6又は77の位置を切り換えてメールビン装置G又は上
段トレイTを使用することもできる。次に本発明の他の
実施形態にかかるシート収容装置SA’について説明す
る。図18はシート収容装置SA’の内部構造を側面か
ら概略的に示す図である。
【0105】シート収容装置SA’は、シート載置トレ
イA’の点を除けば、シート収容装置SAと同じ構成作
用のシート収容装置であり、図1等を参照して説明した
シート収容装置SAにおける整合送り装置B、仕分け送
り装置C、ステープラD、シート押さえ装置E、ステー
プラDへシートを案内する案内部材兼シート押圧部材6
1とその付勢装置62、メールビン装置F、上段トレイ
T、搬送装置G等はそそのまま備えられており、装置S
Aの場合と同様に動作する。装置SAの装置部分、部品
等と同じものについては装置SAと同じ参照符号を付し
てある。。
【0106】以下、シート載置トレイA’を中心に説明
する。シート載置トレイA’は、図18に示すように、
シート処理装置(ここでは複写機9)から排出されてく
るシートを受け取り、該シートの下面を全面的に支持す
るシート受け取り位置と該位置から後退した退避位置と
の間を移動でき、シートけ取り位置で整合に供される処
理トレイ10と、シート積載トレイ12とを含んでい
る。
【0107】処理トレイ10は、第1の小トレイ8と第
2の小トレイ11とからなっており、それぞれ異なる向
きに退避できる。第2小トレイ11はここではシート収
容装置SAにおける処理トレイ11と同じトレイであ
り、動作、機能も同じである。第1小トレイ8は、複数
の分割トレイ81から構成されており、これら分割トレ
イ81は退避位置をとるとき積層状態に収納される。
【0108】積載トレイ12はシート収容装置SAにお
ける積載トレイ12と同じものであり、動作、機能も同
じである。第1小トレイ8についてさらに説明すると、
小トレイ8は言わば補助処理トレイであり、小トレイ8
を構成している分割トレイ81は、図18及び図19に
示すように、シート排出方向Xにおいて上流側から下流
側へ上昇傾斜する別々の、但し平行な4段の案内レール
821、822、823、824に沿ってそれぞれのシ
ート受け取り位置から退避位置の間を移動できる。
【0109】これら案内レールは装置SA’の本体ケー
スCAから突設されたトレイ支持枠83の正面側から見
て左右の内側面に形成されている。図18、図19には
正面側から見て左側の案内レールのみ図示されている。
4段に設けられた案内レールは最下段のレール821か
ら最上段のレール824に順次長く形成さており、シー
ト排出方向Xにおいて下流側の端(上端)の位置が揃え
られ、最上段の案内レール824から最下段の案内レー
ル821に行くにしたがって各隣合レール同士で1枚の
分割トレイ81のシート排出方向の長さよりやや短い長
さずつ短くなっている。
【0110】案内レール822、823、824に沿っ
て昇降できる各分割トレイ81はシート排出方向両端下
面に係合部811、812を有している。また、案内レ
ール821、822、823に沿って昇降できる分割ト
レイ81は、シート排出方向において上流側端部の上面
に係合突起813を有している。各分割トレイが図1
8、図19に示すようにシート受け取り位置にあると
き、排出されてくるシートが引っ掛からないように、各
隣り合う分割トレイ81間では、シート排出方向Xにお
いて、上流側分割トレイ(上側分割トレイ)81の下流
側端部が下流側分割トレイ(下側分割トレイ)81の上
流側端部の上に重なるように配置される。このとき、上
側分割トレイ81の下流側係合部811が下側分割トレ
イ81の上面係合突起813に係合している。
【0111】これら分割トレイ81の駆動装置84が設
けられており、それは正逆回転可能のモータM8と、該
モータ動力を最上段のトレイ81Uに伝達する伝動装置
とを含んでいる。分割トレイ81はシート受け取り位置
から退避位置へ移動するとき、各隣り合う分割トレイ間
において、一方の分割トレイ81が他方の分割トレイ8
1から移動力を受けて移動する。
【0112】すなわち、モータM8を運転して最上流側
(最上段側)のトレイ81(81U)をシート受け取り
位置から案内レール824に沿って上昇駆動すると、ト
レイ81Uの上流側係合部812が下側トレイ81の上
面係合突起813に係合し、下側トレイ81は上側トレ
イ81に駆動されて案内レール823に沿って退避位置
へ向け上昇する。
【0113】このようにして各隣り合うトレイ81にお
いて下側のトレイ81は上側トレイ81に駆動されて退
避位置へ向け移動でき、全てのトレイ81が退避位置に
後退すると、それら複数のトレイ81が、図20(E)
等で示されるように、積層状態で収納された恰好とな
り、装置の大型化を回避できるコンパクトな退避位置を
とる。
【0114】積層状態で収納されたトレイ81は、モー
タM8を逆回転させてシート受け取り位置に配置するこ
ともできる。すなわち、最上段のトレイ81Uを駆動し
て下降させることで、それより下側のトレイ81が順次
自重で下降しはじめる。このとき下側のトレイの下降が
自重では下降し難いことがあっても、上側トレイ81の
下流側端部の係合部811が下側トレイ81の上面係合
突起813に係合することで、上側トレイに駆動されて
下降できる。かくして小トレイ8(分割トレイ81)を
シート受け取り位置に配置できる。
【0115】こような小トレイ8を採用するとき、モー
タM8は、図11に示すように制御装置CONTからの
指示に基づいて動作するようにし、第2小トレイ8(分
割トレイ81)を図18、図19に示すシート受け取り
位置又は図20(E)等に示される分割トレイ積層収納
状態の退避位置に配置できるようにする。分割トレイ8
1が退避位置側から移動してきてシート受け取り位置に
到達すると最上段トレイ81UがセンサS5(図19参
照)に検出されることで小トレイ8全体が停止する。ま
た、シート受け取り位置から移動してきて最上昇退避位
置をとると、最上段トレイ81UがセンサS6(図19
参照)に検出され、全体が停止する。
【0116】また、シート載置トレイA’では、処理ト
レイ10がシート受け取り位置に配置されたとき、すな
わち、処理トレイ11、小トレイ8(分割トレイ81)
がそれぞれ図18、図19に示すシート受け取り位置に
配置されたとき、処理トレイ10と積載トレイ12との
間隔は、シート排出方向Xに向かって(シート排出方向
において下流側へ向かうにしたがって)広がっている。
【0117】以上説明したシート収容装置SA’の動作
については、既述のシート収容装置SAの動作に加え、
小トレイ8の動作が加わるだけであるから、処理トレイ
10の動作を中心に説明し、他の動作については説明を
省略する。処理トレイ10は当初図18、図19及び図
20(A)に示すシート受け取り位置に配置される。こ
のとき、小トレイ8は、最上段(最上流側の)トレイ8
1UがセンサS5に検出されてその位置に停止してい
る。
【0118】次いで図20(B)に示すように、シート
処理装置9から排出されてくるシートSが一枚ずつ処理
トレイ10上に載置され、シート後端部が処理トレイ1
1に載置され、残部が小トレイ8に載置される。そして
装置SAの場合と同様に一枚ずつ整合処理される。所定
枚数のシートの整合が終了すると、装置SAの場合と同
様に仕分け処理され、或いはステープルDによる綴じ処
理後に仕分け処理される。
【0119】このような処理トレイ10上でのシート処
理は、処理対象シートがその下面を処理トレイ10で全
面的に支持される状態でなされるので、積載トレイ12
上に先行するシートがあっても、処理トレイ10上のシ
ートをそれだけ円滑、正確に整合処理等できる。また、
積載トレイ12は、シート処理装置からシートを排出す
る方向Xへ向かって、シート受け取り位置に配置される
処理トレイ10との間隔が広がるように設けられている
ので、積載トレイ12上に積載収容されたシートが処理
トレイ12側へ向かってカールして浮き上がっているよ
うなことがあっても、処理トレイ12と該シートとの接
触が避けられるか、或いは接触してもその程度を無視で
きる程度のものとでき、積載トレイ12上のシートは乱
されることがないし、処理トレイ10もその動作が妨げ
られることがない。
【0120】処理トレイ10に所定枚数のシートが排出
されたあと、図20(C)に示すように、その後の仕分
け処理等の後処理に支障のない範囲で、小トレイ8の一
部の分割トレイ81が、シートサイズに応じた制御装置
CONTの指示に基づき予備退避される。このように予
備退避させることで、処理トレイ10からシートを積載
トレイ12へ移動させ得る状態になってから、処理トレ
イを退避完了させるまでの時間を短縮でき、それだけ能
率よくシートを収容できる。
【0121】処理トレイ10上での所定の処理が終了し
たシートSは、図20(D)及び(E)に示すように、
先ず、既に予備退避状態にある小トレイ8が制御装置C
ONTの指示に基づき退避位置へ移動することで、小ト
レイ8から積載トレイ12上に自重で落下移動する。こ
のとき、小トレイ8の退避量は、小トレイ8で支持して
いたシート下面部分から完全に退避せず、図20(E)
に示すように、シートサイズに応じて、シート下面部分
の一部に対しては退避しない量である。小トレイ8が図
20(E)に示す状態に退避しても、図20(F)に示
すように、シートは自重で撓んでトレイ12上へ落下す
る。但しシート後端部は未だ処理トレイ11上に残って
いるので、その後、図20の(F)から(H)に示すよ
うに、制御装置CONTの指示により処理トレイ11が
退避位置P2へ後退する。これによりシート後端部も積
載トレイ12上に載置される。
【0122】その後、小トレイ8及び処理トレイ11は
再び当初のシート受け取り位置に配置され、次の所定枚
数の整合処理等に備えられる。小トレイ8上のシート部
分をトレイ12へ移動させるにあたり、図20(E)に
示すように、シートから完全には退避させないのは、退
避時間を短縮し、また次に小トレイ8がシート受け取り
位置へ復帰するに要する時間を短縮し、それだけ能率よ
くシートを収容するためである。
【0123】また、小トレイ8を退避させたのち、処理
トレイ11を退避させるのは、先に処理トレイ11が退
避位置へ後退したならば、シート後端部が積載トレイへ
移動する間にシート後端部が臨む部材(ここでは整合基
準部13や14)に引っ掛かり易いからである。いずれ
にしても、処理トレイ11と小トレイ8は異なる向きに
退避するので、この点でも退避時間を短縮でき、それだ
け能率よくシートを収容できる。
【0124】以上説明した小トレイ8では複数の分割ト
レイ81が異なる案内レールに沿って移動するが、複数
の分割トレイが共通の案内レールに沿って移動するよに
もできる。図21はその例を示している。図21に示す
小トレイ8’は、複数の分割トレイ81’を含んでい
る。各トレイ81’は共通の一対の平行な案内レール8
2’に沿って移動できる。図には片側のレールのみ示さ
れ、他の1本は省略されている。
【0125】案内レール82’は分割トレイ81’を積
層状態で収納する部位80’で屈曲された部分821’
と、これに平行な分岐案内部822’を含んでいる。ま
た収納部位80’の下部には、ここではバネからなる上
方向き付勢装置83’が設けられている。各分割トレイ
81’の両耳部には短長2本のピン81aと81bが側
方へ向け突設されている。図21(C)に示すように、
両ピンは案内レール82’に嵌合され、それに沿って移
動できるが、収納部位80’においては、長いピン81
aが屈曲部分821’で移動し、短いピン81bは分岐
案内部822’で移動する。
【0126】また、前記ピンには、分割トレイ81’が
図21(A)に示す退避位置における積層収納状態から
最上段のトレイ81’を駆動して図21(B)に示すシ
ート受け取り位置へ動かすとき、各隣り合うトレイ8
1’間において、先に出ていくトレイ81’により後に
出ていくトレイ81’が引っ掛けられて駆動されるよう
に、係合部81cが設けられている。なお、図21
(C)では該係合部は図示を省略してある。
【0127】以上説明した小トレイ8’によると、図2
1(A)のように収納部位80’に退避している分割ト
レイ81’は、最上段のトレイ81’を駆動して、且
つ、付勢装置83’による押し上げ力に助けられて、案
内レール82’に沿って引き出すことができ、それに伴
って残りのトレイ81’も、付勢装置83’にて押し上
げられつつ順次引き出され、図21(B)に示す平坦姿
勢のシート受け取り位置をとることができる。また、該
シート受け取り位置から反対方向に駆動して、退避位置
に、付勢装置83’に抗しつつ積層収納できる。
【0128】以上の他、分割トレイとして、図22に例
示するように、各隣り合う端部を互
【0129】
【発明の効果】本発明によると、シート処理装置から排
出されてくるシートに対し所定の後処理を施すシート後
処理装置であって、該後処理を施す部分のメインテナン
スが容易であるシート後処理装置を提供することができ
る。また本発明によると、所定の後処理を施す部分をシ
ート後処理装置本体から簡単に取り出して使用できる便
利なシート後処理装置を提供することができる。いに係
合させることができる波板部材81”を利用することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート後処理装置の1例を組み込
んだシート収容装置例と、これを接続したシート処理装
置例の概略側面図である。
【図2】図1に示すシート収容装置の内部構造を側面か
ら概略的に示す図である。
【図3】処理トレイとその周辺部分の拡大側面図であ
る。
【図4】処理トレイ、整合送り装置、シート押さえ装
置、仕分け装置等の正面図である。
【図5】回転パドル及びその駆動装置のシート非送り状
態の正面図である。
【図6】回転パドル及びその駆動装置のシート送り状態
の正面図である。
【図7】回転パドルの逃げ動作を説明する図である。
【図8】ステープラの斜視図である。
【図9】ステープラをシート収容装置に装着する様子を
示す図である。
【図10】ステープラをシート収容装置に装着した状態
の平面図である。
【図11】シート収容装置の制御回路のブロック図であ
る。
【図12】図(A)から図(C)は図1に示すシート収
容装置によるシート処理工程の一部を示す図である。
【図13】図(A)から図(C)は図1に示すシート収
容装置によるシート処理工程のさらに一部を示す図であ
る。
【図14】図(A)から図(C)は図1に示すシート収
容装置によるシート処理工程のさらに一部を示す図であ
る。
【図15】シート積載トレイの概略斜視図である。
【図16】整合部へのシート案内の他の例を示す図であ
る。
【図17】処理トレイが積載トレイ上の先行シートを押
さえる様子を示す図である。
【図18】図1に示すシート収容装置の変形例の内部構
造を側面から概略的に示す図である。
【図19】図18のシート収容装置における処理トレイ
の拡大図である。
【図20】図(A)から図(H)は図18の処理トレイ
によるシート処理工程を示す図である。
【図21】小トレイの他の例を示すもので、図(A)は
分割トレイ積載収納状態の概略断面図、図(B)は分割
トレイをシート受け取り位置に配置した状態の概略断面
図、図(C)は分割トレイを退避位置に収納する様子を
示す概略平面図である。
【図22】分割トレイの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
9 複写機(シート処理装置の1例) 91 プリント部 92 画像読み取り部 93 自動原稿搬送装置 94 シート供給部 SA シート収容装置 CA シート収容装置の本体ケース X シート排出方向 Y シート整合送り方向 S シート S1 シートの後端角部 S2 シート側辺部分 S3 シート後端部 S4 シート残部 A シート載置トレイ 11 処理トレイ 111 ラック 112 ピニオンギア 113 クラッチ 116 スイッチ起動部材 114、115 プーリ 116’無端ベルト SW1、SW2 検出スイッチ P1 シート受け取り位置 P2 退避位置 M1 処理トレイ駆動モータ CONT 制御装置 12 積載トレイ 121 駆動装置 M2 積載トレイ駆動モータ 13、14 シート整合基準部 12a、12b 積載トレイの部位 15 シート辺移動装置 151、152 プーリ 153 無端ベルト 154 一方向クラッチ 16 サイドトレイ B 整合送り装置 21 第1整合送り装置 211 第1整合送り部材 212 駆動装置 213 ガイドシャフト M3 モータ P3 ホームポジション P4 シート引き継ぎ位置 22 第2整合送り装置 221 回転パドル(第2送り部材) 221a 回転パドル軸 R ピッチリング d 距離 223 下アーム 224 上アーム 223a、224a 軸 226 バネ 225 ギア列 225a 歯車 225b ウォームギア M4 モータ Tr1 トルクリミッタ 227 上限ストッパ 228 下限ストッパ C 第3送り装置(仕分け送り装置 Qo 整合基準位置 Q1 仕分けの第1位置 Q2 仕分けの第2位置 31 整合基準部材 32 駆動装置 M5 モータ D ステープラ ST ステープル 41 本体 42 把手 411 ステープル保持部 412 後処理部 400 電源 SW 手動スイッチSW 414装着用ピン 415 電気プラグ 412A 整合部 412a 整合部間隙 a4 シート導入棚 In 指標 43 シート検出部 44 スイッチ La ランプ Es スペース E シート押さえ装置 51 押さえ部材 52 水平ロッド 53 アーム 54、55 軸 56 トルクリミッタ 571 歯車 572 ウォームギア M6 モータ P5 上昇退避位置 530 上限ストッパ 61 シート案内部材兼シート押圧部材 611 軸 612 整合部側(下流側)の端部 62 付勢装置 621、622 ロッド 623 捩じりコイルバネ 63 案内部材 631 軸 P9 シート案内位置(上昇位置) P10 シート押さえ位置(下降位置) 632 整合部側(下流側)の端部 64 案内部材移動装置 641 バネ 642 カム装置 65 間隙412aの空きスペースサイズSzの検出装
置 F メールビン装置 T 上段トレイ G シート搬送装置 101 ビン SOL ソレノイド 102 シート排出切り換え爪 103 共通のシート搬送路 71 第1搬送路 72 シート受入れ引き込みのための対ローラ 73 シート排出のための対ローラ 74 第2搬送路 741 シート通過孔hを形成した部材 742 バネ 75 第3搬送路 76、77 シート搬送方向切り換え爪 SOL1、SOL2 ソレノイド M7 モータ U パンチユニット S1〜S6 S7 シート通過検出センサ SA’ シート収容装置 A’ シート載置トレイ 10 処理トレイ 8 第1小トレイ 81 分割トレイ 81U 最上段分割トレイ 821〜824 案内レール 811、812 係合部 813 係合突起 84 駆動装置 M8 モータ S1〜S7 センサ 8’ 小トレイ 81’ 分割トレイ 82’ 案内レール 821’ 屈曲部分 822’ 分岐案内部 80’ 収納部位 83’ 付勢装置 81a、81b ピン 81c 係合部 81” 波板部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート処理装置から排出されてくるシート
    を載置するシート載置トレイと、前記シート載置トレイ
    上のシートに対し所定の後処理を施す後処理器とを備え
    ているシート後処理装置であり、前記後処理器は、後処
    理のための消耗品を保持する消耗品保持部と、前記消耗
    品保持部に保持された消耗品を用いて後処理を実行する
    後処理部とを有しており、該後処理器は、該消耗品保持
    部及び後処理部を含めて一体的にシート後処理装置本体
    に着脱可能であることを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】前記後処理器は、脱離可能の嵌め込みによ
    りシート後処理装置本体に固定される請求項1記載のシ
    ート後処理装置。
  3. 【請求項3】前記後処理器の着脱方向が上下方向である
    請求項1又は2記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】前記後処理器がシート後処理装置本体に装
    着されていることを示す装置を備えている請求項1記載
    のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】前記後処理器は後処理のための電源を有し
    ており、シート後処理装置本体から取り外された状態
    で、動作可能である請求項1記載のシート後処理装置。
  6. 【請求項6】前記後処理器は、該後処理器の後処理位置
    に配置されたシートを検出する検出部を備えており、該
    検出部がシートを検出していると動作可能である請求項
    5記載のシート後処理装置。
  7. 【請求項7】前記後処理器は、動作を開始させるための
    手動スイッチを備えている請求項5又は6記載のシート
    後処理装置。
  8. 【請求項8】前記後処理器は、該後処理器の後処理位置
    にシートを導入整合するための指標を有している請求項
    5記載のシート後処理装置。
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