JP2000084689A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP2000084689A
JP2000084689A JP11199056A JP19905699A JP2000084689A JP 2000084689 A JP2000084689 A JP 2000084689A JP 11199056 A JP11199056 A JP 11199056A JP 19905699 A JP19905699 A JP 19905699A JP 2000084689 A JP2000084689 A JP 2000084689A
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laser
diameter
condenser lens
laser beam
laser processing
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JP11199056A
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Atsushi Nakamura
淳 中村
Hiroshi Sako
宏 迫
Kiju Kawada
喜重 川田
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/073Shaping the laser spot
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点長さの異なる複数の集光レンズを使い分
けることなく1つの集光レンズで加工条件の違いに合わ
せてスポット径と焦点長さを適正且つ安定したレーザ加
工を実現する。 【解決手段】 レーザ発振器3から発振されるレーザビ
ームLBはビーム径調整装置としての曲率可変ミラー7
によりビーム径Dが変更調整された後にレーザ加工ヘッ
ド9内の集光レンズ11へ入射されるので、集光レンズ
11を透過後のレーザビームLBの焦点長さがレーザ加
工条件に応じて容易に変更調整される。集光レンズ11
を透過後のレーザビームLBの焦点位置AがワークWの
加工点Bに合わされるように制御装置23の指令により
加工ヘッド移動装置15及び/又は集光レンズ移動装置
19が作動して集光レンズ11が移動調整され、ワーク
Wへのスポット位置Aが適正に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工方法お
よびその装置に関し、特に板状のワークの板厚等あるい
はレーザ発振器からレーザ加工ヘッドに至る光路長の変
化等のレーザ加工条件に応じて集光レンズによるスポッ
ト径及び焦点長さの変化量を常に適正に制御してレーザ
加工を行うレーザ加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームには発散角があるた
めに、レーザビームのスポット径はレーザ発振器からの
距離の違いにより変化する。レーザ加工装置としてはレ
ーザビームが複数枚のベンドミラーもしくは透過レンズ
を通過してレーザ加工ヘッド内にある集光レンズ(透過
レンズ)にまで導かれて集光される。
【0003】この集光されるレーザビームのスポット径
は、集光レンズに入射するレーザビームのビーム径の大
きさに左右されるものであり、集光レンズにおけるレー
ザビームの焦点長さは集光レンズ自体の焦点距離に対し
て入射するレーザビームの発散角の影響が付加されるも
のである。つまり、入射するレーザビームのビーム径と
レーザ発振器から集光レンズまでの距離が異なるとスポ
ット径と焦点長さは変化する。
【0004】例えば、入射するビーム径Dのレーザビー
ムが焦点長さLf0 の集光レンズを透過して得られるス
ポット径をd0 としたとき、この同じ集光レンズに入射
するレーザビームのビーム径DL が上記のビーム径Dよ
り大きい場合は集光長さLf L が上記の焦点長さLf0
より大きくなり、スポット径dL は上記のスポット径d
0 より小さくなる。また、同じ集光レンズに入射するレ
ーザビームのビーム径DS が上記のビーム径Dより小さ
い場合は集光長さLfS が上記の焦点長さLf 0 より小
さくなり、スポット径dS は上記のスポット径d0 より
大きくなる。
【0005】換言すれば、DL >D>DS とすれば、L
L >Lf0 >LfS となり、dS>d0 >dL とな
る。
【0006】したがって、レーザ加工ではワークの材質
及び板厚とその加工方法の違いにより、場合によって
は、レーザビームのスポット径をレーザ加工に適した大
きさに調整する必要がある。そこで、現状では焦点長さ
の異なる複数の集光レンズを使い分けてレーザ加工ヘッ
ドに交換装着することにより、ワークの材質及び板厚と
加工方法に適したスポット径を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のレー
ザ加工方法及びその装置においては、ワークの材質、板
厚、加工方法に合わせてその都度集光レンズを交換する
ので作業性が悪く、また自動化を図ることが難しいとい
う問題点があった。
【0008】さらに、レーザ加工ヘッドがワークに対し
て移動する形式のレーザ加工装置では、レーザ加工ヘッ
ドの移動距離の大きさによりレーザビームのスポット径
及び焦点長さの変化量が大きくなりすぎるので加工不良
が発生するという問題点があった。
【0009】本発明は上述のごとき従来の問題に鑑みて
なされたもので、その目的は、焦点長さの異なる複数の
集光レンズを使い分けることなく1つの集光レンズでワ
ークの材質、板厚、加工方法の違いに合わせて適正なス
ポット径の大きさ及びワークへのスポット位置を適正に
制御し、安定したレーザ加工を実現し得るレーザ加工方
法及びその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、請求項1に係る発明は、レーザ発振器から発
振されたレーザビームを集光レンズにより集光しワーク
へ照射してレーザ加工を行うレーザ加工方法において、
前記レーザ発振器と集光レンズとの間に配置したビーム
径調整装置により、前記ワークの材質、板厚等の加工条
件に対応して前記集光レンズへ入射するレーザビーム径
を調整しスポット径及び焦点長さを調整してレーザ加工
を行うことを特徴とするレーザ加工方法である。
【0011】請求項2に係る発明は、レーザ発振器から
発振されたレーザビームを集光レンズにより集光しワー
クへ照射してレーザ加工を行うレーザ加工方法におい
て、スポット径及び焦点長さを常にほぼ一定に保持する
ように、前記レーザ発振器と集光レンズとの間に配置し
たビーム径調整装置により、前記レーザ発振器から前記
集光レンズに至る光路長の変化に対応して上記集光レン
ズへ入射するレーザビーム径を調整しつつレーザ加工を
行うレーザ加工方法である。
【0012】請求項3に係る発明は、レーザ発振器と、
上記レーザ発振器から発振されたレーザビームを集光し
て加工すべきワークへ照射する集光レンズを備えたレー
ザ加工ヘッドと、前記レーザ発振器から前記集光レンズ
に至る光路中に設けられ前記集光レンズへ入射するレー
ザビーム径を調整自在のビーム径調整装置と、加工すべ
きワークの材質、板厚等の加工条件を記憶したメモリ
と、このメモリに記憶されたワークの材質、板厚等に対
応して上記ワークに対する焦点長さを調節すべく前記ビ
ーム径調整装置を制御して前記集光レンズへ入射される
レーザビーム径を制御するためのビーム制御装置と、前
記ワークの材質、板厚等に対応して上記ワークに対する
前記レーザ加工ヘッド及び集光レンズの接近位置を個別
に制御するための制御装置と、を備えた構成である。
【0013】請求項4に係る発明は、レーザ発振器と、
上記レーザ発振器から発振されたレーザビームを集光し
て加工すべきワークへ照射する集光レンズを備えたレー
ザ加工ヘッドと、前記レーザ発振器から前記集光レンズ
に至る光路中に設けられ前記集光レンズへ入射するレー
ザビーム径を調整自在のビーム径調整装置と、前記レー
ザ発振器から前記集光レンズに至る光路長を検出するた
めの光路長検出装置と、上記光路長検出装置によって検
出された光路長に対応して前記集光レンズへ入射される
レーザビーム径が常にほぼ一定になるように前記ビーム
径調整装置を制御するための制御装置と、を備えた構成
である。
【0014】請求項5に係る発明は、レーザ発振器と、
上記レーザ発振器から発振されたレーザビームを集光し
て加工すべきワークへ照射する集光レンズを備えたレー
ザ加工ヘッドと、前記レーザ発振器から前記集光レンズ
に至る光路中に設けられ前記集光レンズへ入射するレー
ザビーム径を調整自在のビーム径調整装置と、加工すべ
きワークの材質、板厚等の加工条件を記憶したメモリ
と、このメモリに記憶されたワークの材質、板厚等に対
応して上記ワークに対する焦点長さを調節すべく前記ビ
ーム径調整装置を制御して前記集光レンズへ入射される
レーザビーム径を制御するためのビーム制御装置と、前
記ワークの材質、板厚等に対応して上記ワークに対する
前記レーザ加工ヘッド及び集光レンズの接近位置を個別
に制御するための制御装置と、前記レーザ発振器から前
記集光レンズに至る光路長を検出するための光路長検出
装置と、上記光路長検出装置によって検出された光路長
に対応して前記集光レンズへ入射されるレーザビーム径
が常にほぼ一定になるように前記ビーム径調整装置を制
御するための制御装置と、を備えた構成である。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項3,4又は
5に記載のレーザ加工装置において、ビーム径調整装置
は、ピエゾアクチュエータの駆動によって反射面の曲率
を変更自在の曲率可変ミラーよりなり、上記反射面の曲
率を制御するために、前記ピエゾアクチュエータへ印加
する電圧と反射面の曲率変化との関係を示す式又はデー
タテーブルを記憶したメモリを備えた構成である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ加工方法及
びその装置の実施の形態について、図面を参照して説明
する。
【0017】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
レーザ加工装置1は、図示せざる加工装置本体に内蔵さ
れているレーザ発振器3から発振されたレーザビームL
Bがベンドミラー5A、ビーム径調整装置の1例として
の例えば曲率可変ミラー7、ベンドミラー5Bを経てレ
ーザ加工ヘッド9の内部に設けられた集光レンズ11に
導かれる。この集光レンズ11で集光されたレーザビー
ムLBは、レーザ加工ヘッド9の先端に設けられた噴射
ノズル13を通過してワークWに照射される。例えば数
値制御のワーク移送位置決め装置で移送位置決めされた
ワークWのレーザ加工点に、レーザビームLBの焦点を
結ばせて、所望の形状に切断するなどのレーザ加工が行
なわれる。
【0018】周知のように、レーザ加工装置には、所定
位置に固定したレーザ加工ヘッド9に対してワークWを
X軸,Y軸方向へ移動し位置決めする形式と、ワークW
に対してレーザ加工ヘッド9をX軸,Y軸方向へ移動し
位置決めする形式及びワークW又はレーザ加工ヘッド9
の一方をX軸又はY軸方向へ移動位置決めし他方をY軸
又はX軸方向へ移動し位置決めする形式がある。そし
て、その形式に対応してワークWのX軸,Y軸方向への
移動位置決め位置を検出する位置検出装置やレーザ加工
ヘッドのX軸,Y軸方向への移動位置を検出する位置検
出装置を備えているものである。すなわち、レーザ加工
装置は、ワークWやレーザ加工ヘッド9の移動位置を検
出するための位置検出センサを備えているものである。
【0019】レーザ加工ヘッド9は前記加工装置本体に
設けられた加工ヘッド移動装置としての例えば加工ヘッ
ド用駆動モータ15により回転駆動されるボールねじ1
7を介して昇降自在に換言すれば噴射ノズル13をワー
クWに対して接近離反する方向へ移動自在かつ位置決め
自在に設けられている。さらに、集光レンズ11はレー
ザ加工ヘッド9に設けられた集光レンズ移動装置として
の例えば集光レンズ用駆動モータ19により回転駆動さ
れるボールねじ21を介してレーザ加工ヘッド9内部で
上下動自在に、すなわちワークWに対して接近離反する
方向へ移動自在かつ位置決め自在に設けられている。加
工ヘッド用駆動モータ15及び集光レンズ用駆動モータ
19はそれぞれ、CNC制御装置等のごとき制御装置2
3に電気的に接続され、上記制御装置23の制御の下に
制御駆動されるようになっている。
【0020】一般的にレーザビームLBには発散角があ
るために、一様なビーム径で進行するのではなく、図1
に誇張して示されているように徐々に広がっていくもの
である。そのためにレーザ加工点におけるレーザビーム
LBのスポット径はレーザ発振器3からレーザ加工ヘッ
ド9の集光レンズ11に至るまでの光路長の違いにより
変化することになる。
【0021】すなわち、集光レンズ11により集光され
るレーザビームLBのスポット径は、集光レンズ11に
入射するレーザビームLBのビーム径の大きさに左右さ
れるものであり、集光レンズ11におけるレーザビーム
LBの焦点長さは集光レンズ11自体の焦点距離に対し
て入射するレーザビームLBの発散角の影響が付加され
るものである。つまり、集光レンズ11に入射するレー
ザビームLBのビーム径はレーザ発振器3から集光レン
ズ11までの距離によって異なり、入射するビーム径が
異なるとスポット径と焦点長さは変化する。
【0022】例えば、図2(A)に示されているように
入射するビーム径DのレーザビームLBが焦点長さLf
0 の集光レンズ11を透過して得られるスポット径をd
0 としたとき、この同じ集光レンズ11に入射するレー
ザビームLBのビーム径DLが上記のビーム径Dより大
きい場合は図2(B)に示されているように集光長さL
L が上記の焦点長さLf0 より大きくなり、かつスポ
ット径dL は上記のスポット径d0 より小さくなる。
【0023】また、同じ集光レンズ11に入射するレー
ザビームLBのビーム径DS が上記のビーム径Dより小
さい場合は図2(C)に示されているように集光長さL
Sが上記の焦点長さLf0 より小さくなり、スポット
径dS は上記のスポット径d 0 より大きくなる。
【0024】換言すれば、DL >D>DS とすれば、L
L >Lf0 >LfS となり、dS>d0 >dL とな
る。そして、上記集光長さに対応して焦点深さが変化す
る。
【0025】本実施の形態においてビーム径調整装置の
1例としての曲率可変ミラー7により反射され集光レン
ズ11に入射するレーザビームLBのビーム径Dを、上
記曲率可変ミラー7によって自在に変更調整することに
より1枚の集光レンズ11を交換することなくワークW
の材質及び板厚とその加工方法等の違いに応じてレーザ
ビームLBのスポット径d0 及び焦点深さをレーザ加工
に適した大きさに調整するものである。上記曲率可変ミ
ラー7は、レーザ発振器3から一定の距離の位置に配置
してあり、レーザ発振器3から上記曲率可変ミラー7に
入射されるレーザビームLBの径は常に一定である。
【0026】なお、ビーム径調整装置としての曲率可変
ミラー7は、ワークWの材質、板厚、加工方法等に適す
るスポット径d0 及び焦点深さをレーザ加工装置に得る
ために、レーザ加工ヘッド9内の集光レンズ11に入射
するレーザビームLBのビーム径Dを調整するための装
置である。
【0027】前記曲率可変ミラー7はレーザ発振器3側
からのレーザビームLBを集光レンズ11の方向へ反射
するもので、反射面の曲率を自在に変更調整可能に設け
られている。曲率可変ミラー7の制御方法には電気的な
ピエゾアクチュエータ式、空気圧制御式、液体圧制御式
等があり、ビーム制御装置としての曲率可変ミラー制御
装置25により制御される構成である。この曲率可変ミ
ラー制御装置25はレーザ加工装置1の全体的な動作を
コントロールする前記制御装置23に電気的に接続され
ている。
【0028】制御装置23は、中央処理装置としてのC
PU27に、ワークWの材質、板厚、加工方法等の情
報、加工点座標、曲率可変ミラー7の曲率の変化量と焦
点長さのデータ等を入力するための入力装置29と表示
装置31と、入力された各種データ等を記憶するメモリ
33と、曲率可変ミラー7の曲率の変化量と焦点長さと
の関係式に基づいてレーザビームLBのスポット径d0
やスポット位置の焦点長さLf0 や各種の演算を行う演
算装置35が接続されている。
【0029】また、CPU27にはワークWの材質、板
厚、加工方法等の情報に基づいて得た集光レンズ11に
おけるスポット径、焦点長さLf0 に合わせるべく曲率
可変ミラー7の曲率を変化させるように曲率可変ミラー
制御装置25に指令を発生すると共に上記の加工点座標
に基づいてレーザビームLBのスポット位置をワークW
のレーザ加工点に合わせるべく加工ヘッド用駆動モータ
15及び集光レンズ用駆動モータ19に指令を発生する
比較判断装置37が接続されている。
【0030】さらに、前記制御装置23には、レーザ加
工ヘッド9が移動したときに、レーザ加工ヘッド9の移
動位置を検出して前記レーザ発振器3からレーザ加工ヘ
ッド9までの距離を演算して光路長を検出する光路長検
出装置38が備えられている。
【0031】上記構成により、曲率可変ミラー7の曲率
が曲率可変ミラー制御装置25により制御されることに
より、反射されるレーザビームLBのビーム径が縮小又
は拡大されるので、集光レンズ11へ入射するレーザビ
ームLBのビーム径Dの大きさを自在に変更調整でき
る。
【0032】例えば、曲率可変ミラー7の反射面で反射
されたレーザビームLBが図1において実線で示されて
いるように広がって伝播され、集光レンズ11に入射さ
れるときは図2(B)と同様にビーム径DL であるとす
ると、この曲率可変ミラー7の反射面の曲率が凹面の方
向に変形されると点線で示されているようにビーム径D
が小さく変更されるので集光レンズ11を透過後のレー
ザビームLBはスポット径がdL からd0 へと大きくな
ると共にレーザビームLBの焦点長さがLfLからLf
0 へと変化する。これは、集光レンズ11に入射される
レーザビームLBの波面曲率半径Rが、変化するために
生ずる結果である。通常、レーザ加工機、特に、切断用
の光軸移動型レーザ加工機では、レーザビームLBの発
散傾向のレーザビームLBの近場と遠場で焦点位置に差
が生じるが、上記例のごとく、曲率可変ミラー7の反射
面で曲率を調整することで、この焦点位置の差を補正す
ることが可能となる。
【0033】又、上述した曲率可変ミラー7(アダプテ
ィブオプティクス)の制御方法について、より詳しく説
明すると、本実施の形態の曲率可変ミラー7はピエゾア
クチュエータ式であり、印加するアナログ電圧を制御す
ることによりミラーの曲率を凹面から凸面へ、あるいは
その逆へ制御できるものである。すなわち、上記ピエゾ
アクチュエータに印加する電圧と曲率可変ミラー7にお
ける反射面の曲率との関係は所定の関係にあり、印加す
る電圧を制御することにより上記曲率を所望の曲率に調
節できるものである。
【0034】一般に、図3に示されているガウシアンビ
ームの伝播では最小スポット半径W 0 とそのレーザビー
ムLBの出射点として例えばレーザ発振器3の出力ミラ
ー3Aから最小スポット位置までの距離Zmin が分かれ
ば、レーザビームLBの出射点から距離Zi に位置する
任意の点におけるスポット半径W(Zi )は、一義的に
【数1】W(Zi )=W0 ・{1+〔(Zi −Zmin
/Zr〕2 0.5 但し、Zr =πW0 2 /λ で求められる。
【0035】また、レーザビームLBの出射点から距離
i に位置する任意の点におけるレーザビームLBの波
面曲率半径R(Zi )は、
【数2】R(Zi )=(Zi −Zmin )・{1+〔Zr
/(Zi −Zmin )〕2}で表される。
【0036】したがって、集光レンズ11を透過したレ
ーザビームLBの最小スポット位置(ビームウェスト位
置)までの焦点長さLfi に関しては、一般に集光レン
ズ11へ入射するレーザビームLB(以下、「入射ビー
ム」という)の集光レンズ面における波面曲率半径R
lensが、集光レンズ11の焦点距離fに対してf<<R
lensの関係が成立している場合、 Lfi =(1+f/Rlens)・f の近似式が成立する。この近似式から分かるように図1
及び図3における焦点長さLfi は入射ビームが平行光
(波面曲率半径が∞)でない限り、f2 /Rlens程度前
後に変化することを示している。
【0037】上記のガウシアンビームの伝播における種
々の関係式を図1の曲率可変ミラー7に適用し、アナロ
グ電圧を−4V〜+4Vに変化させたときのレーザ加工
点A(例えば出力ミラーから所定の距離、例えば5.2
mの位置)でのビーム径Dの変化とそれに伴う波面曲率
半径R(Zi )の変化の演算値をグラフで表すと図4に
示すようになる。
【0038】なお、アナログ電圧に対するビーム径Dは
一時的な関数式、 D=1.24V+18 で表される。このビーム径Dの式及び/又は図4に示し
た印加電圧とレーザ加工点でのビーム径Dとの関係を示
すデータは、前記メモリ33に記憶されているものであ
る。
【0039】また、波面曲率半径R(Zi )はアナログ
電圧の変化に対して、アナログ電圧が0Vを境(この位
置では波面曲率半径が∞)として正及び負の値を取るこ
とが分かる。
【0040】図5を参照するに、上記の関係式からアナ
ログ電圧を−4V〜+4Vに変化させたときのレーザ加
工点Aで求められる最小スポット径d0 及びその時の焦
点長さLfi との関係がグラフで示されている。
【0041】このグラフに示されている最小スポット径
0 の導入式は、レーザビームLBの波長をλとし、集
光レンズ11の焦点距離をfとし、レーザビームLBの
ビーム品質定数をM2 とし、集光レンズ11への入射ビ
ーム径をDとし、集光レンズ11の形状ファクターをK
とすると、 d0 =1.27λfM2 /D+KD3 /f2 で表される。
【0042】したがって、例えばCO2 レーザのときは
λ=106で、f=190.5mmで、M2 =3.7
で、Kはプラノコンベックスレンズ使用の場合はK=
0.0289であるので、アナログ電圧Vと最小スポッ
ト径d0 の間には一次的な関数式、 d0 =−26.6V+418.9 で表される。
【0043】また、この時の焦点長さLfi は前述した
ように波面曲率半径R(Zi )の影響を受けて変化する
ために、アナログ電圧Vに対する一次的な関数式、 Lfi =0.79V+192.95 で表される。
【0044】上記最小スポット径d0 及び焦点長さLf
i の式及び/又は図5に示した印加電圧と集光直径(最
小スポット径)及び焦点長さとの関係を示すデータは前
記メモリ33に記憶されているものである。
【0045】以上のことから、ビーム径調整装置として
の曲率可変ミラー7の曲率を印加するアナログ電圧Vに
より制御することにより、図5に示されているように集
光レンズ11を透過後のレーザビームLBの最小スポッ
ト径d0 と焦点長さLfi を容易に求めることができ、
かつ制御することができるので、ワークWの材質、板
厚、加工方法等の変化に応じて最適な最小スポット径d
0 と焦点長さLfi とを任意に制御することができる。
【0046】すなわち、例えばワークWが薄板の場合に
は最小スポット径d0 となるように制御してより高精度
の切断加工を行い、ワークWが厚板の場合には焦点長さ
Lf i が長くなるように制御して厚板に対応する態様と
なして切断加工を行うことができる。
【0047】ちなみに、レーザ加工ヘッド9及び集光レ
ンズ11をそれぞれ図1に示すように上下方向に自在に
移動調整可能なレーザ加工装置を使用して3KW出力で
レーザ加工を行った場合、従来のレーザ加工方法ではあ
る領域によっては板厚19mmの鋼板の切断であっても
困難であったが、本発明のレーザ加工方法では板厚22
〜25mmの鋼板の切断が全領域において可能である。
【0048】また、ワークWの材質がステンレスでは、
上記レーザ加工装置を使用して3KW出力でレーザ加工
を行った場合、従来のレーザ加工方法においては無酸化
切断では板厚8mmの切断が限度であったが、本発明の
レーザ加工方法においては無酸化切断では板厚12mm
の切断が全領域において可能であり、アシストガス圧力
20気圧の下では板厚15mmの切断も可能である。
【0049】ところで、レーザ加工ヘッド9がX軸又は
Y軸方向の少なくとも一方向へ移動自在な光移動型のレ
ーザ加工装置においては、レーザ加工ヘッド9がX軸又
はY軸方向へ移動すると、レーザ発振器3からレーザ加
工ヘッド9に至る光路長が変化し、上記レーザ加工ヘッ
ド9に備えた集光レンズ11へ入射されるレーザ光のビ
ーム径が大きく変化することになる。そこで、レーザ加
工ヘッド9がX軸,Y軸方向へ移動したときに、その移
動距離に対応して、集光レンズ11へ入射するレーザビ
ームのビーム径が予め設定された所定の径を維持するよ
うに制御する必要がある。
【0050】前記レーザ加工ヘッド9のX軸,Y軸方向
への移動位置決めは、CNC装置のごとき前記制御装置
23の制御の下にX軸用及びY軸用の各サーボモータ
(図示省略)を制御駆動することによって行われるもの
であり、上記レーザ加工ヘッド9のX軸,Y軸方向への
移動位置は、上記X軸,Y軸用の各サーボモータに備え
たパルスエンコーダやレーザ加工ヘッド9のX軸,Y軸
方向への移動を直接検出するリニアスケールなどの位置
検出器によって検出される。そして、この位置検出器に
よって検出したレーザ加工ヘッド9のX軸,Y軸方向の
位置と、レーザ発振器3からレーザ加工ヘッド9に至る
レーザビームの経路に基き、光路長検出装置38によっ
てレーザビームの光路長が演算され検出されるものであ
る。
【0051】ところで、レーザ発振器3から曲率可変ミ
ラー7までの光路長は、レーザ加工装置の組立後におい
ては一定であり、かつ上記曲率可変ミラー7へ入射する
レーザビームのビーム径が一定であって測定によって既
知である。また、曲率可変ミラー7のピエゾアクチュエ
ータへ印加する電圧と上記曲率可変ミラー7から所定の
位置におけるビーム径の変化との関係を示すデータが、
図4に示したように既知であるから、このデータを基準
にしてレーザ加工ヘッド9のX軸,Y軸方向への移動に
よる光路長の変化に対応して、集光レンズ11へ入射さ
れるレーザ光のビーム径を常にほぼ一定に維持するよう
に補正し制御できるものである。
【0052】すなわち、ワークWの材質、板厚、加工方
法等に適すように最小スポット径d 0 と焦点長さLfi
とが定められると、集光レンズ11に入射されるビーム
径が定まり、レーザ加工ヘッド9の移動位置に拘りなく
上記ビーム径を常にほぼ一定に維持するように、光路長
の変化に対応して曲率可変ミラー7のアクチュエータに
印加する電圧を制御するものである。
【0053】なお、光路長の変化に対応してピエゾアク
チュエータに印加する電圧を制御する場合、光路長の変
化を追従して連続的に電圧を制御することも可能である
が、本例においては、光路長がある範囲から別の範囲に
変化するごとく、ある許容範囲を定めておき、この許容
範囲から光路長が外れた場合に印加する電圧を制御する
ようにしている。すなわち光路長の変化範囲を段階的に
定めておき、その各変化範囲の段階に対応して印加電圧
を制御しているものである。
【0054】なお、曲率可変ミラー7におけるピエゾア
クチュエータに印加する電圧を制御するために、ワーク
Wの材質、板厚、加工方法等に対応して光路長と印加電
圧との関係を示す複数のデータテーブルを予めメモり3
3に格納しておき、この格納した複数のデータテーブル
に基いて印加電圧を制御することにより、演算装置に対
して補正のための演算等の負荷を軽くすることができる
ものである。
【0055】また、印加電圧と曲率可変ミラーにおける
反射面の曲率の変化との関係を示す式又はデータテーブ
ルをメモリに記憶した構成とし、この反射面の曲率と曲
率可変ミラーからレーザ加工ヘッドまでの距離及びレー
ザビームの発散角とに基づいて集光レンズへ入射される
レーザビームのビーム径を演算する構成としてある。
【0056】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0057】本実施の形態ではビーム径調整装置として
曲率可変ミラー7とこの曲率可変ミラー7の曲率を変更
調整するための曲率可変ミラー制御装置25との組み合
わせを例にとって説明したが、図6に示されているよう
に、複数の透過レンズ43,45を組み合わせて1つの
透過レンズをレーザビームLBの光路方向に向けて前後
方向に移動自在に設けた装置や、この装置に前述した曲
率可変ミラー7を加えて組み合わせた複合式の装置であ
っても構わない。
【0058】図6を参照するに、本発明の他の実施の形
態のレーザ加工装置としてはビーム径調整装置39以外
の他の部分は前述した図1におけるレーザ加工装置1と
ほぼ同様である。レーザ発振器3の出力ミラー41から
発振されたレーザビームLBはビーム径調整装置を構成
する固定透過レンズとしての例えば凹レンズ43を透過
した後、前方の移動透過レンズとしての例えば凸レンズ
45を透過してからレーザ加工ヘッド9の集光レンズ1
1側へ出射される。前記移動透過レンズの凸レンズ45
は例えば図示せざる移動用の駆動モータで回転駆動され
るボールねじを介してレーザビームLBの光路方向に向
けて前後方向(図6において左右方向)に移動自在に設
けられている。
【0059】したがって、図6において実線で示されて
いるように凸レンズ45が凹レンズ43に近い位置にあ
る場合は入射ビーム径Dは大きくなり、図6において2
点鎖線で示されているように凸レンズ45が凹レンズ4
3から遠い位置にある場合は入射ビーム径Dは小さくな
る。
【0060】以上のごとき説明より理解されるように、
本実施の形態においては、ワークの材質、板厚等の加工
条件と対応して集光レンズへ入射するレーザビームのビ
ーム径をビーム径調整装置により調整してレーザ加工を
行うものであるから、ワークの材質、板厚が変化した場
合であってもスポット径及び焦点長さをワークの板厚等
に対応して適正に調整してのレーザ加工を容易に実施で
きるものである。すなわち、薄板に対してはスポット径
をより小さくしてより高精度の切断加工等を行うことが
でき、厚板に対しては焦点長さを長くして厚板に対応し
ての切断加工等が容易である。例えば強度を異にするた
めにプレス加工等によって厚さの異なる部分を有する板
材のレーザ加工を行うとき、上記板厚の変化に対応して
のレーザ加工を連続して容易に行い得るものである。
【0061】また、本実施の形態においては、光路長の
変化に対応して集光レンズへ入射するレーザビームのビ
ーム径を調整しつつレーザ加工を行うものであるから、
光路長が大きく変化するような場合であっても、例えば
スポット径、焦点長さを常にほぼ一定に維持してレーザ
加工を行うことができるものであり、レーザ加工ヘッド
が移動する形式のレーザ加工装置においての加工精度の
向上を図ることができるものである。
【0062】さらに、本実施の形態においては、ワーク
の材質、板厚等に対応して集光レンズへ入射するレーザ
ビーム径を制御するためのビーム制御装置を備えると共
にワークに対するレーザ加工ヘッド及び集光レンズの接
近位置を制御する制御装置とを備えているから、ワーク
の板厚等に対応してスポット径、焦点長さを調整でき、
かつワークに対する上記スポット位置を調整することが
でき、ワークに対する正確なレーザ加工を精度良く行う
ことができるものである。
【0063】また、さらに本実施の形態によれば、集光
レンズへ入射するレーザビーム径を調整自在のビーム径
調整装置及び光路長を検出する光路長検出装置とを備
え、かつ上記光路長検出装置によって検出した光路長に
対応して集光レンズへ入射されるレーザビーム径が常に
ほぼ一定になるように前記ビーム径調整装置を制御する
制御装置を備えているものであるから、レーザ加工ヘッ
ドの移動によって光路長が変化した場合であっても、集
光レンズによって集光されたスポット径、焦点長さを常
にほぼ一定に維持することができ、精度の良いレーザ加
工を行うことができるものである。
【0064】さらにまた、本実施の形態によれば、ワー
クの材質、板厚等の変化に対応してスポット径、焦点長
さを適正に調整できると共にレーザ加工ヘッドが移動し
た場合であっても上記スポット径、焦点長さを常にほぼ
一定に維持できるものである。
【0065】さらに、本実施の形態によれば、ビーム径
調整装置はピエゾアクチュエータによって反射面の曲率
を変更する構成であり、かつ上記ピエゾアクチュエータ
に印加する電圧と反射面の曲率変化との関係を示す式又
はデータテーブルをメモリに記憶した構成であるから、
ビーム径調整装置における反射面の曲率を所望の曲率に
調整することが容易なものである。
【0066】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、本発明によれば、ビーム径調整装
置によりレーザ加工ヘッド内の集光レンズに入射するレ
ーザビームのビーム径を容易に調整できるので、焦点長
さの異なる複数の集光レンズを使い分けることなくして
集光レンズを透過後のレーザビームの焦点長さをワーク
の材質や板厚や加工方法の違いに応じて容易に変更調整
できる。また、調整されたレーザビームの焦点長さに応
じてワークへのスポット位置を適正に制御できるので、
適正且つ安定したレーザ加工を実現可能である。
【0067】また、本発明によれば、レーザ加工ヘッド
がX,Y軸方向へ移動して光路長が変化した場合であっ
ても、ビーム径調整装置によりレーザ加工ヘッド内の集
光レンズに入射するレーザビームのビーム径を常にほぼ
一定に維持するように調整できるので、レーザ加工ヘッ
ドが移動する場合であっても、焦点長さの異なる複数の
集光レンズを使い分けることなくして集光レンズを透過
後のレーザビームの焦点長さをワークの材質や板厚や加
工方法の違いに応じて調整してレーザ加工を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、レーザ加工
方法を説明する概略図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、入射ビーム
径の違いによるスポット径と焦点長さの変化を比較する
比較説明図であり、(A)は中間の入射ビーム径の場合
で、(B)は大きい入射ビーム径の場合で、(C)は小
さい入射ビーム径の場合である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、ガウシアン
ビームの伝播図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、アナログ電
圧に対する入射ビーム径及び波面曲率半径との関係を示
すグラフである。
【図5】本発明の実施の形態を示すもので、アナログ電
圧に対する集光レンズの最小スポット径及び焦点長さと
の関係を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施の形態に係わるビーム径調整
装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置 3 レーザ発振器 5A、5B ベンドミラー 7 曲率可変ミラー(ビーム径調整装置) 9 レーザ加工ヘッド 11 集光レンズ 13 噴射ノズル 15 加工ヘッド用駆動モータ(加工ヘッド移動装置) 19 集光レンズ用駆動モータ(集光レンズ移動装置) 23 制御装置 25 曲率可変ミラー制御装置 37 比較判断装置 39 出力ミラー 41 凹レンズ(固定透過レンズ) 43 凸レンズ(移動透過レンズ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月10日(1999.12.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 レーザ加工装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置に
関し、特に板状のワークの板厚等あるいはレーザ発振器
からレーザ加工ヘッドに至る光路長の変化等のレーザ加
工条件に応じて集光レンズによるスポット径及び焦点長
さの変化量を常に適正に制御してレーザ加工を行うレー
ザ加工装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明は上述のごとき従来の問題に鑑みて
なされたもので、その目的は、焦点長さの異なる複数の
集光レンズを使い分けることなく1つの集光レンズでワ
ークの材質、板厚、加工方法の違いに合わせて適正なス
ポット径の大きさ及びワークへのスポット位置を適正に
制御し、安定したレーザ加工を実現し得るレーザ加工装
置を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、請求項1に係る発明は、レーザ発振器と、上
記レーザ発振器から発振されたレーザビームを集光して
加工すべきワークへ照射する集光レンズを備えたレーザ
加工ヘッドと、前記レーザ発振器から前記集光レンズに
至る光路中に設けられ前記集光レンズへ入射するレーザ
ビーム径を調整自在のビーム径調整装置と、前記レーザ
発振器から前記集光レンズに至る光路長を検出するため
の光路長検出装置と、上記光路長検出装置によって検出
された光路長に対応して前記集光レンズへ入射されるレ
ーザビーム径が常にほぼ一定になるように前記ビーム径
調整装置を制御するための制御装置と、を備えたレーザ
加工装置において、前記ビーム径調整装置は、ピエゾア
クチュエータの駆動によって反射面の曲率を変更自在の
曲率可変ミラーよりなり、上記反射面の曲率を制御する
ために、前記ピエゾアクチュエータへ印加する電圧と反
射面の曲率変化との関係を示す式又はデータテーブルを
記憶したメモリを備えており、かつ印加する電圧は光路
長の変化範囲の段階に対応して制御する構成である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項2に係る発明は、レーザ発振器と、
上記レーザ発振器から発振されたレーザビームを集光し
て加工すべきワークへ照射する集光レンズを備えたレー
ザ加工ヘッドと、前記レーザ発振器から前記集光レンズ
に至る光路中に設けられ前記集光レンズへ入射するレー
ザビーム径を調整自在のビーム径調整装置と、加工すべ
きワークの材質、板厚等の加工条件を記憶したメモリ
と、このメモリに記憶されたワークの材質、板厚等に対
応して上記ワークに対する焦点長さを調節すべく前記ビ
ーム径調整装置を制御して前記集光レンズへ入射される
レーザビーム径を制御するためのビーム制御装置と、前
記ワークの材質、板厚等に対応して上記ワークに対する
前記レーザ加工ヘッド及び集光レンズの接近位置を個別
に制御するための制御装置と、前記レーザ発振器から前
記集光レンズに至る光路長を検出するための光路長検出
装置と、上記光路長検出装置によって検出された光路長
に対応して前記集光レンズへ入射されるレーザビーム径
が常にほぼ一定になるように前記ビーム径調整装置を制
御するための制御装置と、を備えたレーザ加工装置にお
いて、前記ビーム径調整装置は、ピエゾアクチュエータ
の駆動によって反射面の曲率を変更自在の曲率可変ミラ
ーよりなり、上記反射面の曲率を制御するために、前記
ピエゾアクチュエータへ印加する電圧と反射面の曲率変
化との関係を示す式又はデータテーブルを記憶したメモ
リを備えており、かつ印加する電圧は光路長の変化範囲
の段階に対応して制御する構成である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ加工装置の
実施の形態について、図面を参照して説明する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 レーザ加工装置 3 レーザ発振器 5A、5B ベンドミラー 7 曲率可変ミラー(ビーム径調整装置) 9 レーザ加工ヘッド 11 集光レンズ 13 噴射ノズル 15 加工ヘッド用駆動モータ(加工ヘッド移動装置) 19 集光レンズ用駆動モータ(集光レンズ移動装置) 23 制御装置 25 曲率可変ミラー制御装置 37 比較判断装置 39 出力ミラー
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から発振されたレーザビー
    ムを集光レンズにより集光しワークへ照射してレーザ加
    工を行うレーザ加工方法において、前記レーザ発振器と
    集光レンズとの間に配置したビーム径調整装置により、
    前記ワークの材質、板厚等の加工条件に対応して前記集
    光レンズへ入射するレーザビーム径を調整しスポット径
    及び焦点長さを調整してレーザ加工を行うことを特徴と
    するレーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器から発振されたレーザビー
    ムを集光レンズにより集光しワークへ照射してレーザ加
    工を行うレーザ加工方法において、スポット径及び焦点
    長さを常にほぼ一定に保持するように、前記レーザ発振
    器と集光レンズとの間に配置したビーム径調整装置によ
    り、前記レーザ発振器から前記集光レンズに至る光路長
    の変化に対応して上記集光レンズへ入射するレーザビー
    ム径を調整しつつレーザ加工を行うことを特徴とするレ
    ーザ加工方法。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器と、上記レーザ発振器から
    発振されたレーザビームを集光して加工すべきワークへ
    照射する集光レンズを備えたレーザ加工ヘッドと、前記
    レーザ発振器から前記集光レンズに至る光路中に設けら
    れ前記集光レンズへ入射するレーザビーム径を調整自在
    のビーム径調整装置と、加工すべきワークの材質、板厚
    等の加工条件を記憶したメモリと、このメモリに記憶さ
    れたワークの材質、板厚等に対応して上記ワークに対す
    る焦点長さを調節すべく前記ビーム径調整装置を制御し
    て前記集光レンズへ入射されるレーザビーム径を制御す
    るためのビーム制御装置と、前記ワークの材質、板厚等
    に対応して上記ワークに対する前記レーザ加工ヘッド及
    び集光レンズの接近位置を個別に制御するための制御装
    置と、を備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 レーザ発振器と、上記レーザ発振器から
    発振されたレーザビームを集光して加工すべきワークへ
    照射する集光レンズを備えたレーザ加工ヘッドと、前記
    レーザ発振器から前記集光レンズに至る光路中に設けら
    れ前記集光レンズへ入射するレーザビーム径を調整自在
    のビーム径調整装置と、前記レーザ発振器から前記集光
    レンズに至る光路長を検出するための光路長検出装置
    と、上記光路長検出装置によって検出された光路長に対
    応して前記集光レンズへ入射されるレーザビーム径が常
    にほぼ一定になるように前記ビーム径調整装置を制御す
    るための制御装置と、を備えたことを特徴とするレーザ
    加工装置。
  5. 【請求項5】 レーザ発振器と、上記レーザ発振器から
    発振されたレーザビームを集光して加工すべきワークへ
    照射する集光レンズを備えたレーザ加工ヘッドと、前記
    レーザ発振器から前記集光レンズに至る光路中に設けら
    れ前記集光レンズへ入射するレーザビーム径を調整自在
    のビーム径調整装置と、加工すべきワークの材質、板厚
    等の加工条件を記憶したメモリと、このメモリに記憶さ
    れたワークの材質、板厚等に対応して上記ワークに対す
    る焦点長さを調節すべく前記ビーム径調整装置を制御し
    て前記集光レンズへ入射されるレーザビーム径を制御す
    るためのビーム制御装置と、前記ワークの材質、板厚等
    に対応して上記ワークに対する前記レーザ加工ヘッド及
    び集光レンズの接近位置を個別に制御するための制御装
    置と、前記レーザ発振器から前記集光レンズに至る光路
    長を検出するための光路長検出装置と、上記光路長検出
    装置によって検出された光路長に対応して前記集光レン
    ズへ入射されるレーザビーム径が常にほぼ一定になるよ
    うに前記ビーム径調整装置を制御するための制御装置
    と、を備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項3,4又は5に記載のレーザ加工
    装置において、ビーム径調整装置は、ピエゾアクチュエ
    ータの駆動によって反射面の曲率を変更自在の曲率可変
    ミラーよりなり、上記反射面の曲率を制御するために、
    前記ピエゾアクチュエータへ印加する電圧と反射面の曲
    率変化との関係を示す式又はデータテーブルを記憶した
    メモリを備えていることを特徴とするレーザ加工装置。
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