JP2000083724A - コンパクト容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】気密性がすぐれるうえに蓋体と本体が常に連結
していて分離せず、使い勝手がよい構造簡易なコンパク
ト容器を提供する。 【解決手段】中枠１と本体２と蓋体３により構成され、
中枠１は、化粧料収容部５の囲壁４外周に等間隔で複数
のねじ部７を有し、ねじ部７よりも下方の囲壁部分の鍔
部６には一端が外径部位に開口８０した円弧状ガイド溝
８を形成しており、該中枠１の囲壁４は本体２の凹部９
に嵌合される。そして本体２は前記円弧状ガイド溝８と
略合致する円弧状ガイド溝１１を有し、該円弧状ガイド
溝１１の一端に外部に通ずる開口１１０を有している。
蓋体３は内周壁に前記ねじ部７に螺合するための複数の
突起１３を有するとともに、下面には前記円弧状ガイド
溝８，１１内に移動可能に嵌められかつ前記開口８０，
１１０を通して傾転可能なヒンジ用突部１２を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はコンパクト容器とり
わけ水分などの揮発性成分を含有する化粧料に好適なコ
ンパクト容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】ファンデーションで代表される粉状化粧
料の一種として、揮発性液たとえば水分やアルコールな
どを添加して練り上げたタイプのものが知られている。
かかる化粧料（以下含水化粧料と略称する）の容器とし
て、従来、本体に含水化粧料収容部とスポンジ収容部を
並列状に設け、前記含水化粧料収容部の外縁部に軟質材
料からなるパッキンを取り付け、蓋体には前記パッキン
に当接可能な環状突起を設けたコンパクト容器が知られ
ている。しかし、このコンパクト容器は、蓋体と本体と
がヒンジと１８０度位置に設けられたフック型の係合機
構によって止められているだけであるため、パッキンに
対する環状突起の接触圧が不十分となりやすく、そのた
めどうしても気密性が不十分となって水分等が揮散しや
すいという問題があった。

【０００３】この対策として、コンパクト容器でなく、
雄ねじを外周に有する本体に含水化粧料の収容部を設
け、雄ねじを設けた蓋体を本体に螺合するようにしたね
じ式容器が使用されている。この容器は蓋体に設けたパ
ッキンに本体の口縁部が密接するので、気密性は良好で
ある。しかし、本体と蓋体とは機構的に独立した部材で
あり、使用に際して、いちいち蓋体を本体から取外さな
ければならないため、取り外した蓋体の置き場所を考慮
することとなって面倒であり、車中などにおいて化粧す
るときに蓋体が紛失してしまいやすいという問題がある
ほか、コンパクト容器のような付属した鏡がないため、
手鏡を用意したりあるいは鏡のあるところで使用しなけ
ればならない不便さがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するために創案されたもので、その目的と
するところは、気密性がすぐれるうえに蓋体と本体が分
離せず、使い勝手がよい機造簡易なコンパクト容器を提
供することにある。本発明のコンパクト容器は、揮発性
分を含む練り状、ペースト状、クリーム状などの化粧料
の容器として好適であるが、もちろん通常の粉末化粧料
の容器とし適用しても効果的である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ねじ式螺合機構とヒンジ式起状機構とを組み
合わせ、蓋体と本体とを不分離の状態を維持しながら、
ねじ式螺合機構によりシール性を高めるとともにシール
解除状態としたときに蓋体を起状して開閉できるように
したものである。すなわち、本発明の特徴とするところ
は、化粧料収容部を画成するカップ状の囲壁の口部外周
に等間隔で複数のねじ部を有し、ねじ部よりも下方の囲
壁部分には鍔部を有し、該鍔部に一端が外径部位に開口
した円弧状ガイド溝を円周方向に形成した中枠と、前記
囲壁を嵌合する凹部を有するともに、該凹部を画成する
周壁に前記円弧状ガイド溝と略合致する円弧状ガイド溝
を有しかつ該円弧状ガイド溝の一端に外周に通ずる開口
を欠設した本体と、内周壁に前記ねじ部に対応する間隔
で突起を有するとともに、下面には前記円弧状ガイド溝
内に移動可能に嵌められかつ前記開口を通して傾転可能
なヒンジ用突部を有する蓋体を備えているとを備えてい
たことにある。

【０００６】シール機構としては、蓋体側に囲壁または
これに嵌合される中皿の頂部に当接されるシール材を備
えていてもよいし、囲壁ないしはこれに嵌合される中皿
の頂部に、蓋体の内面に当接されるシール材を備えてい
てもよい。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図１ないし図７は本発明によるコン
パクト容器の第１実施例を示しており、図１ないし図４
は全体を、図５ないし図７は各部分を示している。本発
明によるコンパクト容器は、全体として、中枠１と本体
２および蓋体３から構成されており、それら中枠１と本
体２および蓋体３は、それぞれ合成樹脂の成形体からな
っている。

【０００８】中枠１は、図５に単体の状態で示している
ように、カップ状の囲壁４によって含水化粧料（または
後述する中皿）の収容部５が形成されており、囲壁４の
中間部よりも適度に上位には、半径方向に突出する鍔部
６を有している。前記囲壁４の後部には円周上に複数
（この実施例では３個）のねじ部７が等間隔で形成され
ている。それらねじ部７は囲壁４の反時計方向に延びて
おり、しかも反時計方向で次第に幅が狭くなるように傾
斜した斜面７０を下面に有している。各ねじ部７，７の
間の囲壁には、後述する蓋体３の突起の挿脱を許容する
ため突起の周方向長さよりも大きな挿脱用スペース４１
が形成されている。前記鍔部６には、周方向に約９０゜
の範囲で円弧状ガイド溝８が形成されており、該円弧状
ガイド溝８の一端は開口８０によって鍔部外径に通じて
いる。この実施例では円弧状ガイド溝８の他端がねじ部
７の中央をやや越える位置にあり、一端か反時計方向で
次のねじ部７の始端部位に相当する位置に至っている。

【０００９】本体２はカバーとしても機能するもので、
図６に単体の状態を示している。該本体２は、外径が前
記中枠１の鍔部外径と略一致するように構成されてお
り、内側には前記中枠１の囲壁４を嵌合するための凹部
９を有し、全体として皿状をなしている。前記囲壁１０
は上面に開口するように周方向に約９０°の範囲で円弧
状ガイド溝１１が形成されている。該円弧状ガイド溝１
１は、前記中枠１のそれに対応する位置に設けられる
が、中枠１の円弧状ガイド溝８の幅Ｗは本体２の円弧状
ガイド溝１１の幅Ｗ₁よりも適度に狭く構成されてい
る。これは後述する蓋体３のヒンジ用突部の抜け出しを
防止するためである、前記円弧状ガイド溝１１の一端は
開口１１０によって外径に通じている。なお、凹部９を
囲む囲壁１０は中実となっていてもよいが、成形精度を
よくすしかつ軽量化を図るために、この実施例では円弧
状の肉逃げ溝１０’を形成しており、この肉逃げ溝１
０’は前記円弧状ガイド溝１１を画成するように円周方
向端にリブ１００，１０１を有している。

【００１０】前記円弧状ガイド溝１１は、蓋体３の螺合
によるシール機能を向上するとともに蓋体３の傾転をス
ムーズに行なわしめるため、溝底全体を水平にせず、図
６（ｃ）（ｄ）のように、終端から反時計方向のほぼ中
間位置まで低位水平底面１１３とし、これに続いて反時
計方向に漸次上昇するように傾斜底面１１１を設けてお
り、該傾斜底面１１１は前記開口１１０の領域におい
て、高位水平底面１１２に移行して終わっている。

【００１１】蓋体３は、図７に単体の状態を示してお
り、下面一側にヒンジ用突部１２を有している。該ヒン
ジ用突部１２は、前記中枠１の円弧状ガイド溝８の幅よ
りもわずかに寸法が小さい脚部１２０と、該脚部１２０
よりも断面積が大きく、円弧状ガイド溝１１の幅Ｗ₁と
ほぼ同等の寸法を有する本体１２１とからなっている。
前記円弧状ガイド溝８，１１の各開口８０，１１０の幅
は脚部１２０の傾転を許容するように脚部１２０の幅よ
りもわずかに大きな寸法となっている。なお、本体１２
１はこの実施例では円柱状となっている。蓋体３は、図
７のように、下面から凹入部が形成されており、その凹
入部の内周面には、前記中枠１のねじ部７と螺合するた
めの同数（図面では３個）の突起１３が所要間隔で形成
されている。前記突起１３は短柱状でもよいが好ましく
は周方向に延在する突条である。前者の場合には、中枠
１のねじ部斜面７０と鍔部上面との間に進入して密接可
能な径とすることが必要である。後者の場合には、ねじ
部斜面７０に合致する角度の傾斜面１３０を上縁に設け
るものであり、高さ方向の寸法は中枠１の傾斜面７０と
鍔部６との間に進入して密接可能なものとする。

【００１２】前記蓋体３の凹入部の内天面には鏡１４を
固着しており、かつ鏡１４よりも開口側の領域には中枠
１の囲壁４の頂面に密接可能なシール材１５が取付けら
れている。シール材１５はゴムや軟質合成樹脂からな
り、この実施例では、シール材１５は凹入部の形状に合
致するように嵌着され、中間の内鍔１５０によって鏡１
４を保持している。この構成は鏡１４の固定が確実とな
り、また衝撃を受けたときに緩衝効果が高くなる利点が
ある。１６はスポンジであり、化粧料２３の上面に載せ
られる。なお、開閉操作を容易にするためと気密状態の
確認を容易にするために、本体２の適所たとえばねじ部
７の終端位置に相当する外面部位に第１の表示Ａを設
け、蓋体３の外面には、ヒンジ用突部１２が中枠１およ
び本体２の開口８０，１１０に合致した位置に対応する
部位（この例ではヒンジ用突部１２と１８０度対称位
置）に第２の表示Ｂを設けている。

【００１３】この実施例において、コンパクト容器とし
て組立てるには、図２の状態における蓋体３のヒンジ用
突部１２を本体２の円弧状ガイド溝１１の一端に嵌め、
この状態で開口１１０を介してヒンジ用突部１２を外転
させ、蓋体３を開披する。そして、この状態で中枠１の
囲壁４を本体２の凹部９に嵌合し、接着剤などにより接
合する。中枠１の鍔部６は本体２の囲壁上面に密接し、
これで中枠１と本体２とは一体化する。中枠１の円弧状
ガイド溝８が本体２の円弧状ガイド溝よりも幅狭のた
め、ヒンジ用突部１２は抜け止めされる。

【００１４】図８は本発明の別の実施例を示しており、
ヒンジ用突部１２の本体１２１が球形となっている点で
異なっている。図９は本発明におけるシール機構の他の
態様を示している。（ａ）は含水化粧料の収容部５が挿
脱可能な中皿４’を有しており、シール材１５は、中皿
４’の上端フランジ４００に密接されるようになってい
る。（ｂ）はシール材１５が鏡１４の保持部材を兼ねて
いない形式のものであり、蓋体３の内面にリング状に固
着されている。なお、（ｂ）の左半部は化粧料の収容部
５が囲壁４に直接設けられている場合を、同図の右半部
は交換可能な中皿４’を用いている場合をそれぞれ示し
ている。（ｃ）はシール材１５が蓋体側に設けられず、
囲壁４または中皿４’に設けられている場合を示してお
り、中皿４’のフランジ４００を囲繞するようにシール
材１５を取り付け、該シール材１５に蓋体３の内面が接
触するようになっている。蓋体３の接触面は突条を有し
ていてもよい。なお、本発明のコンパクト容器は、必ず
しも円形の外観形状に限られず、図１０のように多角形
状などとしてもよい。この場合には、本体の囲壁の外輪
郭を多角形とし、同様に、中枠１の鍔部６の外形を多角
形とし、蓋体３の囲壁の輪郭を多角形とすればよい。ま
た、蓋体３は軽量化のために盗みを設けてもよく、２部
体で構成してもよい。

【００１５】

【実施例の作用】本発明においては、蓋体３はヒンジ用
突部１２が中枠１および本体２の開口８０，１１０と合
致した位置においてのみ開閉することができる。そこ
で、この位置で蓋体３を伏せる。この状態が図４であ
り、蓋体３のヒンジ用突部１２の本体１２１は、紙面に
おいて左右の面が本体２の円弧状ガイド溝１１の内径側
と外径側の壁面に接し、下面が円弧状ガイド溝１１の高
位水平底面１１２に接する。したがって、蓋体３はリフ
ト状態にあり、蓋体３の各突起１３は、囲壁４の各ねじ
部７間の挿脱用スペースの直上にある。

【００１６】この状態で、蓋体３を時計方向に回動す
る。こうすれば、ヒンジ用突部１２の本体１２１は、左
右の面が本体２の円弧状ガイド溝１１の内径側と外径側
の壁面に接してガイドされるが、下面が円弧状ガイド溝
１１の高位水平底面１１２を過ぎて傾斜底面１１１に至
るため、蓋体全体が降下し、低位水平底面１１３に至る
間に蓋体３の各突起１３は、囲壁４の各ねじ部７間の挿
脱用スペース４１を通過するとともに、蓋体３の回転に
より囲壁４の各ねじ部７と噛み合い、ねじ部７の斜面７
０との摺接によって蓋体３は下方すなわち本体２に接近
する方向へと牽引される。それによってシール材１５と
囲壁４の頂面（または中皿４’の頂面）とが強接しあう
ため、確実な気密シール状態が形成される。これが図３
の状態である。

【００１７】化粧料を使用するときには、前記状態から
蓋体３を反時計方向に回動する。こうすれば、本体２の
円弧状ガイド溝１１の低位水平底面１１３に位置してい
る蓋体３のヒンジ用突部１２が蓋体３の回転に伴って傾
斜底面１１１を登攀するとともに、蓋体３の突起１３が
囲壁４のねじ部７の斜面７０に沿って緩み側に移動する
ため、シール材１５との強接が解除され、シールが緩め
られる。そして、蓋体３の回転の継続により、蓋体３の
突起１３は囲壁４のねじ部７から離脱した位置に移動
し、同時に、ヒンジ用突部１２の本体１２１は高位水平
底面１１２に位置し、中枠１および本体２の開口８０，
１１０と整合する。ヒンジ用突部１２の本体１２１は開
口８０，１１０の幅よりも大きいが、脚部１２０の幅は
開口８０，１１０の幅よりも適度に小さいので、蓋体３
は本体１２１を支点として外方に傾転することができ、
図１（ｃ）のように開披される。ねじ式でありながら蓋
体３が分離されないので、含水化粧料をスポンジなどに
よって取出し、蓋体３に取り付けられている鏡１４を見
ながら好みの化粧を自在に施すことができる。

【００１８】

【発明の効果】以上説明した本発明の請求項１によれ
ば、蓋体３がねじ構造によって中枠１に螺合されるため
高い気密性を得ることができ、化粧料の揮発分の放散を
確実に防止することができる。しかも本発明において
は、蓋体３は本体などと機構的に独立しておらず、一体
形成しているヒンジ用突部１２が、中枠１と本体２に設
けた円弧状ガイド溝１１，８にそって摺動自在に嵌めら
れているため、円弧状ガイド溝１１，８の開口１１０，
８０と整合した回転角位置において蓋体３は傾転して開
閉可能であり、したがって、ねじ式の場合と違って取り
外した蓋体をテーブルなどに置いたりする煩わしさがな
く、軽快に素早く希望する化粧を行なうことができ、ま
た、それでいて構造も簡単で安価に実施できるなどのす
ぐれた効果が得られる。請求項２によれば、螺合の進行
に伴ってヒンジ用突部１２が自動的に昇降するため、確
実なシールとその解除を行なうことができるというすぐ
れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本発明によるコンパクト容器の実施例
を蓋体閉じ状態で示す斜視図、（ｂ）は同じく蓋体を開
放側に回転した状態の斜視図、（ｃ）は蓋体を開披した
状態を示す斜視図である。

【図２】本発明によるコンパクト容器の実施例を分解状
態で示す斜視図である。

【図３】（ａ）は蓋体を閉止し気密状態としたときの縦
断側面図、（ｂ）は同じくそのときの本体と蓋体との取
り合いを示す平面図、（ｃ）は同じくそのときの本体と
蓋体との取り合いを示す正面図である。

【図４】（ａ）は蓋体を開披可能位置に回転されたとき
の状態を示す縦断側面図、（ｂ）は同じくそのときの本
体と蓋体との取り合いを示す平面図、（ｃ）は同じくそ
のときの本体と蓋体との取り合いを示す正面図である。

【図５】（ａ）は中枠の平面図、（ｂ）は同じく（ａ）
のＹ−Ｙ線に沿う断面図、（ｃ）は中枠の正面図、
（ｄ）は中枠の側面図である。

【図６】（ａ）は本体の平面図、（ｂ）は同じく（ａ）
のＸ−Ｘ線に沿う断面図、（ｃ）は本体の正面図、
（ｄ）は本体の側面図である。

【図７】（ａ）は蓋体の平面図、（ｂ）は同じく部分切
欠側面図である。

【図８】本発明における蓋体のヒンジ用突部の他の例を
示す部分的側面図である。

【図９】（ａ）は本発明におけるシール機構の他の例を
示す部分的断面図、（ｂ）は同じくシール機構の他の例
を示す部分的断面図、（ｃ）はさらにシール機構の他の
例を示す部分的断面図である。

【図１０】本発明のコンパクト容器の外観形状の変化例
を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 中枠、 ２ 本体 ３ 蓋体 ４ 囲壁 ５ 化粧料の収容部 ６ 鍔部 ７ ねじ部 ８ 円弧状ガイド溝 ８０ 開口 ９ 凹部 １１ 円弧状ガイド溝 １１０ 開口 １２ ヒンジ用突部 １３ 突起 １５ シール材

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】化粧料収容部５を回成するカップ状の囲壁
   ４の口部外周に等間隔で複数のねじ部７を有し、ねじ部
   ７よりも下方の囲壁部分には鍔部６を有し、該鍔部６に
   一端が外径部位に開口した円弧状ガイド溝８を形成した
   中枠１と、前記囲壁４を嵌合する凹部９を有するとも
   に、該凹部９を画成する周壁１０に前記円弧状ガイド溝
   ８と略合致する円弧状ガイド溝１１を有しかつ該円弧状
   ガイド溝１１の一端に外部に通ずる開口１１０を欠設し
   た本体２と、内周壁に前記ねじ部７に対応する間隔で突
   起１３を有するとともに、下面には前記円弧状ガイド溝
   ８，１１内に移動可能に嵌められかつ前記開口８０，１
   １０を通して傾転可能なヒンジ用突部１２を有する蓋体
   ３とを備えていることを特徴とするコンパクト容器。
2. 【請求項２】本体２の円弧状ガイド溝１１が、開口１１
   ０の傾域が最も高位となるように漸次上昇する底面１１
   １を有している請求項１に記載のコンパクト容器。
3. 【請求項３】ヒンジ用突部１２が開口８０，１１０を通
   して傾転可能な脚部１２０の下端に球状または円筒状の
   本体１２１を有し、本体１２１が中枠１の円弧状ガイド
   溝１１により抜け止めされるように嵌められている請求
   項１に記載のコンパクト容器。
4. 【請求項４】蓋体３が囲壁４またはこれに嵌合される中
   皿４’の頂部に当接されるシール材１５を備えている請
   求項１ないし３のいずれかに記載のコンパクト容器。
5. 【請求項５】囲壁４ないしはこれに嵌合される中皿４’
   の頂部に、蓋体３の内面に当接されるシール材１５を備
   えている請求項１ないし３のいずれかに記載のコンパク
   ト容器。