JP2000083618A - 健康食品 - Google Patents

健康食品

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JP2000083618A
JP2000083618A JP10259806A JP25980698A JP2000083618A JP 2000083618 A JP2000083618 A JP 2000083618A JP 10259806 A JP10259806 A JP 10259806A JP 25980698 A JP25980698 A JP 25980698A JP 2000083618 A JP2000083618 A JP 2000083618A
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powder
health food
turmeric
galenica
protease
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JP10259806A
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Eiichi Nakagawa
栄一 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウコンなどの生薬を、健康増進のために継続
して日常的に服用しようとするときに生ずる、取り扱い
上や服用上の問題を解消し、より日常的に利用しやすい
剤形を備えた健康食品を提供する。 【解決手段】 本発明の健康食品は、粉末生薬と蛋白分
解酵素を含む剤との緊密混合物からなる実質的に乾燥状
態の粉末体、特に海綿状多孔質顆粒からなるものであ
り、ウコン末やガジュツ末などの粉末生薬を単独で服用
した場合に比較して、取り扱いが容易であるうえ服用も
快適に行え、しかも粉末生薬としてウコンを用いた場合
には、単独で服用したときには期待できなかった、顕著
な消炎鎮痛効果が発現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生薬であるウコン
粉末やガジュツ粉末の飲み難さを改善すると共に、その
健康増進効果を増強することができる、生薬配合の健康
食品に関する。
【0002】
【従来の技術】ウコンは、熱帯乃至亜熱帯産のショウガ
科植物であるウコン(鬱金)の根茎を乾燥粉末としたも
のであり、生薬として平安時代中期に中国より輸入さ
れ、健胃薬、利胆薬、止血薬、或いは体内の鬱血を解消
する駆お血薬などとして広く用いられていた。また現在
は、このウコンはカレー料理の原料として多量に使用さ
れる食品になっている。しかし近年に至り、伝統的生薬
が見直される中で、ウコンも脚光を浴びる存在となり、
ウッチン粉の名の食品として広く店頭で見られるように
なっている。
【0003】また、インド原産のショウガ科の多年草で
あるガジュツは、その根茎を粉末化したものが生薬とし
て用いられており、特有の芳香と極めて強い苦みを有す
るものである。かかるガジュツの薬効はウコンに近似す
るが、更に強心作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用な
どを有している。そして最近は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍
の原因の大半を占めるものとして、注目されている細菌
のヘリコバクター・ピロリの除菌にも、有効性が認めら
れるに至っている。
【0004】しかし、生薬としてのウコン末やガジュツ
末は、そのまま服用すると口内粘膜に付着し易く、強い
苦味が暫く口内に残るほか、微粉のために飛散し易いな
どの飲み難さの問題がある。また特にウコン末は染色剤
として利用されるほど染着性が強いために、歯の黄染を
きたすことや、散乱して衣類等に付着すると、シミの原
因ともなるなど、取り扱い難いという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
ウコンなどの生薬を、健康増進のために継続して日常的
に服用しようとするときに生ずる、取り扱い上や服用上
の問題を解消し、より日常的に利用しやすい剤形を備え
た健康食品を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
することができる本発明の健康食品は、粉末生薬と蛋白
分解酵素を含む剤との緊密混合物からなる実質的に乾燥
状態の粉末体であることを特徴とするものである。そし
てまた、前記粉末体が海綿状多孔質顆粒からなるもので
あると、更に取り扱いが容易であるうえ、服用も快適に
行える利点がある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の健康食品に用いられる粉
末生薬は、ウコン又はガジュツから選ばれた少なくとも
1種の生薬からなるものであることが好ましいが、かか
るウコン粉末としては、通常生薬として用いられている
ウコン末のほか、市販のウッチン粉などの適宜の粉末で
あってもよいが、できるだけ微粉末であるものを使用す
ることが好ましい。
【0008】また蛋白分解酵素を含む剤は、例えばパパ
イヤ酵素、パイナップルから得られるプロメライン、微
生物製剤の塩化リゾチームなどを含む製剤を用いること
ができるが、精製した蛋白分解酵素の製剤に限らず、例
えば酵素含量の多いパパイヤ等の果実を乾燥し粉末化し
たものや、パパイヤの果実から抽出した乾燥エキス末な
どを使用することもできる。このような蛋白分解酵素含
有剤は、その酵素力価や衛生面等に関する品質が保証さ
れているものであれば、特に限定されることなく利用す
ることができる。
【0009】更に本発明において用いられる粉末生薬と
してのウコン末とガジュツ末は、それぞれを単独に蛋白
分解酵素を含む剤と配合して健康食品としてもよいが、
これらを併用すると、これらの生薬の本来の薬効のほか
に相乗作用も期待される。そしてまた、粉末生薬と蛋白
分解酵素を含む剤とを混合してなる本発明の健康食品に
は、その効用を助長するために、ウコンやガジュツの他
に適宜の生薬やビタミン等の栄養成分などを配合しても
よく、更に味の改善のために少量の乳糖などの糖類を配
合することもできる。
【0010】本発明の健康食品は、前記のウコン末やガ
ジュツ末などの粉末生薬と蛋白分解酵素を含む剤とを、
例えば密閉容器中で緊密に混合することによって得られ
る。その配合比率は、通常粉末生薬100g当たり、プ
ロテアーゼ単位として20〜40単位の蛋白分解酵素と
することができるが、特に限定されるものではなく、蛋
白分解酵素の力価に応じて、適切な効果が得られるよう
に適宜調整することができる。また、本発明の健康食品
は単なる混合物であってもよいが、この混合物を、流動
層顆粒化装置等を用いて減圧下に造粒して得た、海綿状
多孔質の乾燥顆粒であるものが、特に好ましい。
【0011】本発明の健康食品に配合された蛋白分解酵
素は、栄養物の分解機能を有するものであるが、特にパ
パイヤを原料とするものは、血液循環作用の増強や新陳
代謝の促進、免疫機能の強化などの機能も有している。
そしてこのような蛋白分解酵素が粉末生薬と併用された
ときには、粉末生薬の苦味を緩和減殺する作用を示すほ
か、生薬としての本来の作用として、例えばウコンに対
して期待される肝臓や腎臓に対する機能修復など効果を
増強する。そして更に、これまでウコンのみを単独で服
用したときには認識されなかった消炎鎮痛作用が、本発
明の健康食品の作用として新たに見出されるに至った。
【0012】
【実施例】生薬として販売されているウコン末3重量部
に対して、同様に販売されているパパイヤエキス末1重
量部を配合し、流動層顆粒化装置(大川製作所、グラッ
ト式造粒乾燥機)を用いて減圧下に造粒し、乾燥した細
粒からなる粉末体を得た。この細粒は海綿状多孔質の顆
粒であった。こうして得られた顆粒を、1gずつポリエ
チレンラミネート紙の小袋に分包して、本発明の健康食
品Aを得た。
【0013】この健康食品Aの1包を約30mLの水と共
に服用したが、殆ど苦味を感じず、また口の中に残るこ
とがなく飲み下すことができた。一方、ウコン末0.5
gをオブラートに包み、約30mLの水と共に服用したと
ころ、オブラートの外側に付着していた微量のウコン末
が口中に残り、15分以上も苦味が消えなかった。
【0014】ギックリ腰により歩行や運動の障害を訴え
ていた患者は、本発明の健康食品Aを1日当たり6包を
服用したところ、3日後には疼痛の寛解が起こって、歩
行が容易となった。
【0015】また、肩頸腕症候群と診断される、頸部及
び肩甲関節の持続性疼痛と運動の制限、並びに頭痛があ
った患者も、本発明の健康食品Aを1日当たり6包を服
用することによって、3日後には明らかに軽快した。そ
して、それと同時に顔面に見られた軽度な浮腫状の変化
も解消した。
【0016】更に、下肢に浮腫と運動痛があり、膝関節
の浮腫状腫張と関節痛により歩行が困難であった患者
は、本発明の健康食品Aを1日当たり約4g服用したと
ころ、約1か月で浮腫や疼痛が薄らぎ、歩行が可能とな
った。
【0017】以上のような各種の浮腫や疼痛による運動
障害は、これまでのウコン末単独の服用では殆ど改善で
きなかったのであるが、パパイヤエキス末などの蛋白分
解酵素剤をウコン末に配合することにより、苦味の軽減
という効果のみならず、予想を超える新しい薬効が発現
することが分かった。
【0018】また、前記の健康食品Aと全く同様の方法
で、ウコン末の代わりにガジュツ末を用いて、乾燥した
細粒からなる粉末体の本発明の健康食品Bを得た。この
本発明の健康食品Bは、前記の健康食品Aと同様に極め
て飲みやすく、且つ取り扱いやすいものであった。
【0019】
【発明の効果】本発明の健康食品は、粉末生薬と蛋白分
解酵素を含む剤との緊密混合物からなる乾燥粉末であっ
て、粉末生薬が有する苦味を効果的に減殺しながら、生
薬単独の服用からは期待できなかった健康増進効果を示
し、更に粉末生薬の取り扱い難さと飲み難さとを大幅に
軽減できる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 LB10 LE03 MD61 MD90 ME02 ME14 MF08 4C084 AA02 BA44 DC02 MA02 MA43 MA52 NA09 NA10 NA14 ZA362 ZA532 ZA662 ZA692 ZA762 ZB132 ZB262 ZB352 ZC211 ZC212 4C088 AB81 AC13 MA43 MA52 NA09 NA10 NA14 ZA75 ZA81 ZB11 ZC21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末生薬と蛋白分解酵素を含む剤との緊
    密混合物からなる実質的に乾燥状態の粉末体であること
    を特徴とする健康食品。
  2. 【請求項2】 前記粉末体が海綿状多孔質粒子からなる
    ものである、請求項1に記載の健康食品。
  3. 【請求項3】 前記粉末生薬がウコン又はガジュツから
    選ばれた少なくとも1種の生薬からなるものである、請
    求項1に記載の健康食品。
  4. 【請求項4】 粉末生薬100gに対して蛋白分解酵素
    が20〜40プロテアーゼ単位の割合で含まれている、
    請求項1に記載の健康食品。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030715