JP2000083544A - コマセビシ - Google Patents

コマセビシ

Info

Publication number
JP2000083544A
JP2000083544A JP10260167A JP26016798A JP2000083544A JP 2000083544 A JP2000083544 A JP 2000083544A JP 10260167 A JP10260167 A JP 10260167A JP 26016798 A JP26016798 A JP 26016798A JP 2000083544 A JP2000083544 A JP 2000083544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
komase
hole
discharge hole
water
outer case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10260167A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Morishita
英作 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10260167A priority Critical patent/JP2000083544A/ja
Publication of JP2000083544A publication Critical patent/JP2000083544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】集魚効果を十分に魚の捕獲に利用することがで
きるコマセビシを提供する。 【解決手段】コマセ挿入口と、充填されたコマセを露出
させるコマセ排出孔3が形成され、錘部21に支承手段
25を介し上下動自在に支承される内ケース2と、コマ
セ挿入口を開閉する蓋と、上方に形成された道糸支承部
10cと、コマセ排出孔を開閉するシャッター孔11と
を有する外ケース10と、コマセ排出孔を開閉する係合
手段33と、コマセ排出孔を閉塞するマグネット手段3
4とを具え、コマセビシ1を水面下に没する際にコマセ
排出孔を閉塞し、道糸によるコマセビシの引き上げによ
り外ケースをスライドさせ、これによりコマセ排出孔を
拡開しコマセを排出させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、魚釣りの際多く
の魚を集め捕獲するために使用される集魚装置に関し、
特に、内部に充填したコマセを水中に排出させることに
より集魚効果を促すコマセビシに関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣りには、一般に、多くの魚を捕獲す
るため、魚を釣具近くに集める集魚装置として、コマセ
ビシが使用されている。
【0003】このコマセビシは、内部に多くの魚の餌で
あるコマセを充填し、水面下に没した際に、該コマセを
コマセ排出孔を介して水中に拡散させ、これにより釣り
針付近に魚を集めて、多くの魚を捕獲するようにしたも
のである。
【0004】従来のコマセビシ41は、概念断面図で示
す図7のように、内部に多くの魚の餌であるコマセ43
を充填する収容部41aと、収容部41aの下方に配設
された錘41bと、収容部41aの上方に配設され、図
示せぬ竿先と錘41bとをつなぐ釣糸、すなわち道糸4
5(図8)を接続する道糸接続用の孔42が形成された
道糸支承部41cとから構成されている。
【0005】また、このうちの収容部41aには、その
周面に、コマセ挿入口50を覆う蓋51と、図7と同一
部分を同一符号で示す図8のように該コマセ挿入口50
から挿入されたコマセ43を露出させ、水面下に没した
際に露出したコマセ43を拡散により排出させる複数の
コマセ排出孔44とが形成されている。
【0006】この従来のコマセビシ41によると、道糸
接続用の孔42(図7)に道糸45を接続して水面に向
け投入すると、該コマセビシ41はその錘41bにより
水面下に徐々に落下するとともに、収容部41a内に充
填されたコマセ43がコマセ排出孔44を介して水中に
拡散されるので、魚はこのコマセ43に食いつこうとし
て釣り針46付近に集められ、これにより多くの魚が捕
獲される。
【0007】一方、魚は一般に、その種類によって遊泳
する深さが異なる性質があり、例えば、鰺47は水底4
8より数メートル上を遊泳し、鯖49は鰺47が遊泳す
る深さより浅い水域を遊泳する性質がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のコマセビシ41では、魚が一般にその種類によって
遊泳する深さが異なるという性質を利用して、特定の種
類の魚を捕獲するためコマセビシ41を該特定の種類の
魚が遊泳する深さに配置しようとすることがあるが、こ
の従来のコマセビシ41は、その収容部41aの周面
に、コマセ43を露出させ水面下に没した際に露出した
コマセ43を拡散により排出させる複数のコマセ排出孔
44が形成されており、図8で示すように、コマセ43
をその道糸接続用の孔42(図7)に道糸45を接続し
て水面に向け投入すると、該コマセビシ41はその錘4
1bにより水面下に徐々に落下するとともに、収容部4
1a内に充填されたコマセ43がコマセ排出孔44を介
して水中に拡散されるので、この目標とする前記深さに
達する前にコマセ43はコマセ排出孔44を介して水中
に拡散し、コマセビシ41が目標とする前記深さに達し
たときには、コマセビシ41内にはコマセ43がほとん
どなく、その特定の種類の魚の集魚、捕獲効果を著しく
低下させているという問題があった。
【0009】特に、水底48より数メートル上を遊泳す
る性質を有する鰺47を捕獲する場合には、コマセビシ
41を水底48より数メートル上に配置しようとするこ
とがあるが、コマセビシ41を水面に向け投入すると該
コマセビシ41はその錘41bにより水面下に徐々に落
下するとともに、収容部41a内に充填されたコマセ4
3がコマセ排出孔44を介し水中に拡散されるので、こ
の目標の深さ、すなわち、水底48より数メートル上に
達する前にコマセ43はコマセ排出孔44を介して水中
に拡散し、これにより鰺47が遊泳する深さより浅い水
域で遊泳する鯖49が集魚されて多く捕獲され、その一
方、コマセビシ41が目標の深さに達した際にはコマセ
ビシ41内にはコマセ43がほとんどないため、鰺47
の集魚および捕獲効果が低下するという問題があった。
【0010】この発明は、上述した事情に鑑み、集魚効
果を十分に魚の捕獲に利用することができるコマセビシ
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明のコマセビシでは、コマセ挿入口と該コ
マセ挿入口から充填されたコマセを露出させるコマセ排
出孔が形成され、下方に配設された錘部に支承手段を介
し上下動自在に支承される内ケースと、前記コマセ挿入
口を開閉する蓋と、上方に形成された道糸支承部と、前
記コマセ排出孔を開閉するシャッター孔とを有する外ケ
ースと、前記錘部に固着され、前記外ケースを前記錘部
に対しスライド自在に係合させ前記シャッター孔を介し
前記コマセ排出孔を開閉する係合手段と、前記内ケース
を前記外ケースに対し吸引してスライドさせ前記シャッ
ター孔を介し前記コマセ排出孔を閉塞するマグネット手
段とを具え、前記コマセビシを水面下に没する際に前記
コマセ排出孔を前記シャッター孔を介して閉塞し、道糸
による前記コマセビシの引き上げにより前記外ケースを
前記マグネット手段の吸引力に抗してスライドさせ、こ
れにより前記シャッター孔を介して前記コマセ排出孔を
拡開し前記コマセを前記コマセ排出孔から排出させるよ
うにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるコマセビ
シの一実施例を詳述する。
【0013】図1は、この発明に関わるコマセビシを示
す概念断面図である。
【0014】図1で示すように、このコマセビシ1は、
略円柱形状で中空の内ケース2と、内ケース2の上方か
ら該内ケース2を嵌挿する外ケース10と、内ケース2
の下方に配設され、外ケース10を係合手段33を介し
スライド自在に支承する錘部21と、該錘部21に対し
内ケース2を上下動自在に支承する支承手段25とから
構成されている。
【0015】このうち、内ケース2は、円筒形状の周面
部2aと、該周面部2aを上方から覆う略円錐台形状に
形成された上部2bと、周面部2aの下方を覆う下部2
cとから構成され、内部に前記コマセ43(図6)を収
容している。なお、これら周面部2a、上部2bおよび
下部2cは一体形成されている。
【0016】また、このうちの周面部2aは、前記コマ
セ挿入口50(図6)と、網目状に形成された複数のコ
マセ排出孔3と、下方に形成された一対の係合部材装着
用の切り欠き4と、コマセ排出孔3の下方に形成された
複数の水排出用の孔5(図6)とを具えている。また、
上部2bは、マグネット7が配設された上面2dと、複
数の水流入用の孔8が形成された周面2eとから構成さ
れている。また、下部2cは、その底面に雌ねじ部9が
形成されている。
【0017】また、外ケース10は、内ケース2の周面
部2aを嵌挿する円筒形状の周面部10aと、該周面部
10aを上方から覆う略円錐台形状に形成された上部1
0bとから構成されている。
【0018】また、このうちの周面部10aは、コマセ
挿入口50を開閉する前記蓋51(図6)と、各コマセ
排出孔3を開閉するシャッター孔11と、下方に形成さ
れたスライド孔12とが形成されており、シャッター孔
11は各コマセ排出孔3と同一形状の孔からなり、コマ
セ排出孔3と同一間隔の網目状に形成されている。
【0019】また、上部10bは、上方に道糸接続用の
孔14が形成された道糸支承部10cと、複数の水流入
用の孔16が形成された周面10dと、内ケース2のマ
グネット7を吸引するマグネット17が配設された底面
10eとから構成されている。
【0020】なお、マグネット17および内ケース2に
配設されたマグネット7は、内ケース2を外ケース10
に対し吸引してスライドさせシャッター孔11を介しコ
マセ排出孔3を閉塞するマグネット手段34を構成す
る。
【0021】また、錘部21には、その周面21aで、
内ケース2の一対の切り欠き4に対向する位置に、切り
欠き部21bがそれぞれ形成されており、該切り欠き部
21bにはそれぞれレバー22の後端22bが固着され
ている。
【0022】この切り欠き部21bに固着するレバー2
2は、図2のように、外側に向け突起22cが形成され
た先端部22aと、内ケース2の切り欠き4に沿って位
置決めされ、その先端部22a側が外側に向け傾斜する
長軸部22dとから構成されており、一対のレバー22
の長軸部22d間の距離は、先端部22a側が外ケース
10の内径より若干大きくなるように設定されており、
後端側22bは外ケース10の内径より若干小さくなる
ように設定されている。
【0023】なお、このレバー22は、外ケース10を
錘部21に対しスライド自在に係合させ、シャッター孔
11を介しコマセ排出孔3を開閉する係合手段33を構
成する。また、図2はコマセビシ1の要部概念断面図
で、図1と同一部分を同一符号で示している。
【0024】また、支承手段25は、錘部21に嵌挿す
るとともに該錘部21に回動自在に支承される軸状部材
26からなり、錘部21の下に突出するつまみ部27が
形成された一端26aと、雌ねじ部9に螺合する雄ねじ
部28が形成された他端26bとから構成されている。
【0025】このように構成されるコマセビシ1を組み
立てるには、まず、内ケース2の雌ねじ部9に軸状部材
26の雄ねじ部28を螺合させて、内ケース2を錘部2
1に支承させる。
【0026】次に、この内ケース2を支承している錘部
21に対し、図2のように、外ケース10をそのスライ
ド孔12が内ケース2の切り欠き4に対向するように配
置し、その後、レバー22の先端部22aを、矢印Aで
示すように切り欠き部4に向け押圧すると、レバー22
がこの押圧力により先端部22aおよび長軸部22dの
一部が内ケース2内に一時退避されるので、このとき、
外ケース10を内ケース2に矢印Bで示すようにその上
方から嵌挿すると、図1で示すように、外ケース10を
錘部21に対し係合することができる。
【0027】すなわち、外ケース10が内ケース2に嵌
挿されレバー22の先端部22a上端22eが外ケース
10の一端10fに達すると、レバー22の先端部22
aは、外ケース10の周面部10aにより押圧される
が、さらに外ケース10が内ケース2に嵌挿され、レバ
ー22の先端部22a下端22fが外ケース10のスラ
イド孔12下端12aに達すると、レバー22は外ケー
ス10の押圧に対する弾発力により初期位置に復帰しよ
うとする。
【0028】一方、一対のレバー22はその後端22b
側の長軸部22d間の距離が外ケース10の内径より若
干小さく設定されているから、その長軸部22dは外ケ
ース10周面部10aを押圧して該外ケース10を把持
するとともに、先端部22aは内ケース2の切り欠き4
を介してスライド孔12から突出して、外ケース10を
係合する。
【0029】このコマセビシ1では、図1で示す初期位
置において、内ケース2は、マグネット7と外ケース1
0に配設されたマグネット17との吸引力により上方に
スライドされており、コマセ排出孔3はシャッター孔1
1を介し閉塞されている。
【0030】また、このとき、水排出用の孔5(図6)
は外ケース10の周面部10aにより覆われ閉塞された
状態にあり、また、外ケース10の水流入用の孔16と
内ケース2の水流入用の孔8との間には、マグネット
7、17との吸引力により内ケース2の上部2b外周面
と外ケース10上部10b内周面とが密着しているた
め、水を通過させる通路30(図3)は形成されていな
い。
【0031】なお、このとき、レバー22先端部22a
は、スライド孔12の略中央に位置している。
【0032】また、このコマセビシ1の外ケース10
を、図1の矢印Cのように、上方に引っ張ると、外ケー
ス10は、図3で示すように、マグネット手段34の吸
引力に抗し、レバー22の先端部22aがスライド孔1
2の下端12aに当接するまでスライド孔12に沿って
上方にスライドし、これによりシャッター孔11を介し
てコマセ排出孔3が拡開する。
【0033】また、このとき、水排出用の孔5(図6)
は外ケース10のスライドにより露出して拡開され、ま
た、外ケース10の水流入用の孔16と内ケース2の水
流入用の孔8との間には、外ケース10のスライドによ
り、内ケース2の上部2b外周面と外ケース10上部1
0b内周面とが離間するため水を通過させる通路30が
形成される。
【0034】また、このコマセビシ1では、軸状部材2
6はつまみ部27を一方向または他方向に回転すると、
内ケース2を錘部21に対し上下動することができるた
め、これにより初期位置におけるレバー22の先端部2
2aの位置を、図1で示すスライド孔12の略中央か
ら、図1と同一部分を同一符号で示す図4のようにスラ
イド孔12の下端12aまでの間で変更することができ
る。
【0035】また、このように初期位置におけるレバー
22の先端部22aのスライド孔12に対する位置を変
更すると、レバー22の先端部22aとスライド孔12
下端12aの距離が変更されるので、図1と同一部分を
同一符号で示す図5のように、内ケース2に対する外ケ
ース10のスライド量を変更することができ、また、こ
れにより、シャッター孔11によって拡開されるコマセ
排出孔3の大きさを変更することができる。
【0036】このようなコマセビシ1によると、図1お
よび図8と同一部分を同一符号で示す図6のように、外
ケース10の道糸接続用の孔14(図1)に道糸45を
接続し、水面下に投下すると、コマセビシ1はその重力
により徐々に落下する。
【0037】その際、内ケース2は、図1で示すように
マグネット手段34により外ケース10に対し吸引され
上方にスライドされており、コマセ排出孔3はシャッタ
ー孔11を介し閉塞されているから、図6の一点鎖線で
示すように、コマセビシ1の内ケース2内に充填された
図示せぬ前記コマセがコマセ排出孔3を介して水中に拡
散される虞はない。
【0038】また、外ケース10の水流入用の孔16と
内ケース2の水流入用の孔8との間には、水を通過させ
る通路30は形成されていないからコマセビシ1の外部
から水が内部に流入する虞はなく、また、水排出用の孔
5は外ケース10のシャッター孔11により覆われ閉塞
された状態にあるから、該水排出用の孔からコマセビシ
1内部に水が流入する虞もない。
【0039】次に、このコマセビシ1の外ケース10を
道糸45を介して図1の矢印Cで示すように上方に引っ
張ると、外ケース10は、図3で示すようにマグネット
手段34の吸引力に抗し、レバー22の先端部22aが
スライド孔12の下端23aに当接するまでスライド孔
12に沿って上方にスライドし、これにより、シャッタ
ー孔11を介してコマセ排出孔3が拡開する。
【0040】そのため、コマセビシ1では、図6の実線
で示すように、内ケース2内に充填されたコマセ43が
コマセ排出孔3を介して水中に拡散され、魚はこのコマ
セ43に食いつこうとして釣り針付近に集められ、これ
により多くの魚が捕獲されることとなる。
【0041】また、このとき、水排出用の孔5は外ケー
ス10のスライドにより露出して拡開され、また、図3
で示すように、外ケース10の水流入用の孔16と内ケ
ース2の水流入用の孔8との間には、外ケース10のス
ライドにより、内ケース2の上部2b外周面と外ケース
10上部10b内周面とが離間するため水を通過させる
通路30が形成され、これによりコマセビシ1の外部か
ら水が内部に流入、排出するから、コマセ43の水中へ
の拡散がさらに促進され、魚の集魚効果が向上する。
【0042】このように、このコマセビシ1では、図6
で示すように、コマセビシ1を水面下に没する際にコマ
セ排出孔3をシャッター孔11を介して閉塞し、図示せ
ぬ道糸によるコマセビシ1の引き上げにより外ケース1
0をマグネット手段の吸引力に抗してスライドさせ、こ
れによりシャッター孔11を介してコマセ排出孔3を拡
開しコマセをコマセ排出孔3から排出させるようにした
から、魚が一般にその種類によって遊泳する深さが異な
るという性質を利用して、特定の種類の魚を捕獲するた
めコマセビシ1を該特定の種類の魚が遊泳する深さに配
置しようとする場合に、従来のように目標とする深さに
達する前にコマセがコマセ排出孔3を介して水中に拡散
し、目標とする深さに達したときには、コマセビシ1内
にはコマセがほとんどないという虞はなく、コマセビシ
1が目標とする前記深さに達したときに該コマセビシ1
を引き上げる動作を行えば、シャッター孔11を介して
コマセ排出孔3が拡開され、内ケース2内に充填された
コマセがコマセ排出孔3を介して水中に拡散されるの
で、その特定の種類の魚の集魚、捕獲効果を著しく向上
させることができる。
【0043】また、特にコマセビシ1を水面下に投下し
た際、コマセビシ1の支承手段25のつまみ部27の底
面27aが水底48に接したことを道糸45を介して察
知した場合には、このコマセビシ1を上述のように引き
上げる際水底48からの深さをおよそ知ることができる
から、水底48より数メートル上を遊泳する性質を有す
る鰺47を捕獲する際に有効である。
【0044】すなわち、コマセビシ1の支承手段25の
つまみ部27の底面27aが水底48に接したことを道
糸45を介して察知した場合には、目標の深さ、すなわ
ち、コマセビシ1を水底48より数メートル上に配置す
ることが容易にできるので、このときコマセ43をコマ
セ排出孔3を介して水中に拡散すれば、鰺47の集魚お
よび捕獲効果を向上させることができる。
【0045】また、このコマセビシ1では、水面下に没
したコマセビシ1を引き上げる動作を行えば、シャッタ
ー孔11を介してコマセ排出孔3が拡開され、内ケース
2内に充填されたコマセがコマセ排出孔3を介して水中
に拡散されるので、魚の移動、天候、潮の具合、釣り方
に応じて、水面から希望する深さでコマセ排出孔3から
のコマセ43の拡散を行うことができる。
【0046】また、このコマセビシ1では、軸状部材2
6のつまみ部27を一方向または他方向に回転させる
と、図5で示すように、シャッター孔11によるコマセ
排出孔3の大きさを調整することができるから、これに
より魚の移動、天候、潮の具合、釣り方に応じて、コマ
セ排出孔3からのコマセ43の拡散を調整することがで
きる。
【0047】すなわち、軸状部材26のつまみ部27を
操作した後コマセビシ1を水面下に投下し、該コマセビ
シ1が水面から希望する深さに達したときにコマセビシ
1を引き上げる動作を行えば、シャッター孔11により
調整された大きさで、コマセ排出孔3が拡開され、内ケ
ース2内に充填されたコマセがコマセ排出孔3を介して
水中に拡散されるので、魚の移動、天候、潮の具合、釣
り方に応じて、コマセ排出孔3からのコマセ43の拡散
を行うことができる。
【0048】なお、この実施例では、水流入用の孔8、
16および水排出用の孔5を形成することとしたが、こ
れに限定せず、例えば、この発明のコマセビシ1は、こ
れら水流入用の孔8、16、水排出用の孔5を配設せず
に構成されるものであってもよい。
【0049】また、この発明のコマセビシは、さらに、
集魚効果促進用の効果音が記憶され、コマセ排出口が拡
開された際同時に前記集魚効果促進用の効果音を発信す
る発信手段を具えたものであってもよい。
【0050】例えば、このような発信手段は、集魚効果
促進用の効果音を予め記憶した記憶手段とコマセ排出孔
3の拡開を検出する拡開センサをからの検知信号により
スピーカーを駆動する制御手段とを具えるICチップ
と、該ICチップにより制御されるスピーカーとから構
成される。
【0051】この発信手段を具えたコマセビシでは、前
述のように、コマセ43の水中への拡散により集魚効果
が向上するとともに、コマセ排出口3が拡開された際同
時に前記集魚効果促進用の効果音を発信されるので、さ
らに一層集魚効果が向上し、多くの魚を捕獲することが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のコマセ
ビシでは、該コマセビシを水面下に没する際にコマセ排
出孔をシャッター孔を介して閉塞し、道糸によるコマセ
ビシの引き上げにより外ケースをマグネット手段の吸引
力に抗してスライドさせ、これによりシャッター孔を介
してコマセ排出孔を拡開しコマセをコマセ排出孔から排
出させるようにしたから、魚が一般にその種類によって
遊泳する深さが異なるという性質を利用して、特定の種
類の魚を捕獲するためコマセビシを該特定の種類の魚が
遊泳する深さに配置しようとする場合に、従来のように
目標とする深さに達する前にコマセがコマセ排出孔を介
して水中に拡散し、目標とする深さに達したときには、
コマセビシ内にはコマセがほとんどないという虞はな
く、コマセビシが目標とする前記深さに達したときに該
コマセビシを引き上げる動作を行えば、シャッター孔を
介してコマセ排出孔が拡開され、収容部内に充填された
コマセがコマセ排出孔を介して水中に拡散されるので、
その特定の種類の魚の集魚、捕獲効果を著しく向上させ
ることができる。
【0053】また、特に、コマセビシを水面下に投下し
た際、コマセビシの支承手段のつまみ部の底面が水底に
接したことを道糸を介して察知した場合には、このコマ
セビシを上述のように引き上げる際水底からの深さをお
よそ知ることができるから、水底より数メートル上を遊
泳する性質を有する鰺を捕獲する際に有効である。
【0054】すなわち、コマセビシの支承手段のつまみ
部の底面が水底に接したことを道糸を介して察知した場
合には、目標の深さ、すなわち、コマセビシを水底より
数メートル上に配置することが容易にできるので、この
ときコマセはコマセ排出孔を介して水中に拡散すれば、
鰺の集魚および捕獲効果を向上させることができる。
【0055】また、この発明のコマセビシでは、水面下
に没したコマセビシを引き上げる動作を行えば、シャッ
ター孔を介してコマセ排出孔が拡開され、内ケース内に
充填されたコマセがコマセ排出孔を介して水中に拡散さ
れるので、魚の移動、天候、潮の具合、釣り方に応じ
て、水面から希望する深さでコマセ排出孔からのコマセ
の拡散を行うことができる。
【0056】また、このコマセビシでは、支承手段を操
作すると、内ケースに対する外ケースのスライド量を調
整してシャッター孔によるコマセ排出孔の大きさを調整
することができるから、これにより魚の移動、天候、潮
の具合、釣り方に応じて、コマセ排出孔からのコマセの
拡散を調整することができる。
【0057】すなわち、支承手段を操作した後コマセビ
シを水面下に投下し、該コマセビシが水面から希望する
深さに達したときにコマセビシを引き上げる動作を行え
ば、シャッター孔により調整された大きさで、コマセ排
出孔が拡開され、内ケース内に充填されたコマセがコマ
セ排出孔を介して水中に拡散されるので、魚の移動、天
候、潮の具合、釣り方に応じて、コマセ排出孔からのコ
マセの拡散を行うことができる。
【0058】したがって、このコマセビシによれば、集
魚効果を十分に魚の捕獲に利用することができ、魚の捕
獲量を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に関わるコマセビシを示す概
念断面図。
【図2】図2は、この発明に関わるコマセビシを組み立
て動作を示す要部概念断面図。
【図3】図3は、この発明に関わるコマセビシの動作を
示す概念断面図。
【図4】図4は、この発明に関わるコマセビシの動作を
示す概念断面図。
【図5】図5は、この発明に関わるコマセビシの動作を
示す概念断面図。
【図6】図6は、この発明に関わるコマセビシを道糸に
装着し水面下に没した際の様子を示す概念断面図。
【図7】図7は、従来のコマセビシを示す概念断面図。
【図8】図8は、従来のコマセビシを道糸に装着し水面
下に没した際の様子を示す概念断面図。
【符号の説明】
1…コマセビシ 2…内ケース 3…コマセ排出孔 10…外ケース 10c…道糸支承部 11…シャッター孔 21…錘部 25…支承手段 33…係合手段 34…マグネット手段 43…コマセ 45…道糸 50…コマセ挿入口 51…蓋
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月21日(1998.9.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図7】
【図3】
【図4】
【図8】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コマセ挿入口と該コマセ挿入口から充填さ
    れたコマセを露出させるコマセ排出孔が形成され、下方
    に配設された錘部に支承手段を介し上下動自在に支承さ
    れる内ケースと、 前記コマセ挿入口を開閉する蓋と、上方に形成された道
    糸支承部と、前記コマセ排出孔を開閉するシャッター孔
    とを有する外ケースと、 前記錘部に固着され、前記外ケースを前記錘部に対しス
    ライド自在に係合させ前記シャッター孔を介し前記コマ
    セ排出孔を開閉する係合手段と、 前記内ケースを前記外ケースに対し吸引してスライドさ
    せ前記シャッター孔を介し前記コマセ排出孔を閉塞する
    マグネット手段ととを具え、 前記コマセビシを水面下に没する際に前記コマセ排出孔
    を前記シャッター孔を介して閉塞し、 道糸による前記コマセビシの引き上げにより前記外ケー
    スを前記マグネット手段の吸引力に抗してスライドさ
    せ、これにより前記シャッター孔を介して前記コマセ排
    出孔を拡開し前記コマセを前記コマセ排出孔から排出さ
    せるようにしたことを特徴とするコマセビシ。
  2. 【請求項2】前記支承手段は、前記内ケースに対する前
    記外ケースのスライド量を調整して、前記シャッター孔
    による前記コマセ排出孔の大きさを調整することを特徴
    とする請求項(1)記載のコマセビシ。
  3. 【請求項3】集魚効果促進用の効果音が記憶され、前記
    コマセ排出口が拡開された際同時に前記集魚効果促進用
    の効果音を発信する発信手段を配設したことを特徴とす
    る請求項(1)記載のコマセビシ。
JP10260167A 1998-09-14 1998-09-14 コマセビシ Pending JP2000083544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10260167A JP2000083544A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 コマセビシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10260167A JP2000083544A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 コマセビシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000083544A true JP2000083544A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17344263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10260167A Pending JP2000083544A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 コマセビシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000083544A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2418338A (en) * 2004-09-25 2006-03-29 Roy Frank Weston Swim feeder
EP1721521A1 (en) * 2005-05-11 2006-11-15 Fox International Group Limited A bait device for use in angling
EP2292090A1 (en) * 2009-09-03 2011-03-09 Hardy & Greys Ltd A Device for Dispersing Fish Bait in a Body of Water
US8925242B1 (en) * 2011-07-14 2015-01-06 James D. Thomson Means of converting a trolling diver to enable the distribution of fish attracting scent in WaterSurrounding a lure
CN111990361A (zh) * 2020-09-18 2020-11-27 吴江兵 全自动定点投饵器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144479U (ja) * 1981-03-06 1982-09-10
JPS6016529A (ja) * 1983-07-08 1985-01-28 沖電気工業株式会社 電子化集魚装置
JPS60141777U (ja) * 1983-03-23 1985-09-19 粕谷 昌利 自動開口こませかん
JPS62172370U (ja) * 1986-04-23 1987-10-31
JPH0724059U (ja) * 1993-10-08 1995-05-09 直彦 武藤 魚釣り用餌籠
JPH09238604A (ja) * 1996-03-12 1997-09-16 Hideya Kubo 分離型こませ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144479U (ja) * 1981-03-06 1982-09-10
JPS60141777U (ja) * 1983-03-23 1985-09-19 粕谷 昌利 自動開口こませかん
JPS6016529A (ja) * 1983-07-08 1985-01-28 沖電気工業株式会社 電子化集魚装置
JPS62172370U (ja) * 1986-04-23 1987-10-31
JPH0724059U (ja) * 1993-10-08 1995-05-09 直彦 武藤 魚釣り用餌籠
JPH09238604A (ja) * 1996-03-12 1997-09-16 Hideya Kubo 分離型こませ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2418338A (en) * 2004-09-25 2006-03-29 Roy Frank Weston Swim feeder
GB2418338B (en) * 2004-09-25 2008-08-20 Roy Frank Weston Swim feeder
EP1721521A1 (en) * 2005-05-11 2006-11-15 Fox International Group Limited A bait device for use in angling
EP2292090A1 (en) * 2009-09-03 2011-03-09 Hardy & Greys Ltd A Device for Dispersing Fish Bait in a Body of Water
US8925242B1 (en) * 2011-07-14 2015-01-06 James D. Thomson Means of converting a trolling diver to enable the distribution of fish attracting scent in WaterSurrounding a lure
CN111990361A (zh) * 2020-09-18 2020-11-27 吴江兵 全自动定点投饵器
CN111990361B (zh) * 2020-09-18 2022-07-08 吴江兵 全自动定点投饵器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4462182A (en) Animal trap
JP2000083544A (ja) コマセビシ
US4790103A (en) Shellfish trap
JPH05252846A (ja) 魚類用自動給餌装置
CN210299120U (zh) 无钩抛投钓蟹装置
KR20200139891A (ko) 고양이용 자동 화장실
KR102399628B1 (ko) 낚시 채비
KR20220019125A (ko) 낚시 채비
CN111134028A (zh) 一种兔子皮瓣手术定期观察拍摄饲养装置
KR100653923B1 (ko) 수조 내의 달팽이 포획기
WO2006054275A9 (en) Fish trap element
KR200199471Y1 (ko) 낚시용 찌
JPH0715423Y2 (ja) 魚釣用まき餌容器
CN211881630U (zh) 一种兔子皮瓣手术定期观察拍摄饲养装置
GB2205471A (en) Swim feeders
GB2418338A (en) Swim feeder
KR200249270Y1 (ko) 자동포획낚시장치
EP1772053A1 (en) Fishing pole or rod with container for dispensing bait
WO2003067972A1 (en) Trap
JP2004073161A (ja) 目的棚で確実にコマセを放出する為の集魚用コマセビシ
JP2005027590A (ja) 投釣り用コマセ篭
NO177521B (no) Ruse, spesielt for fangst av örekyte
KR200244845Y1 (ko) 통발의 미끼 투입구
JPS6125332B2 (ja)
JP3651668B2 (ja) こませかご