JP2000083477A - 米の生産情報の提供方法 - Google Patents

米の生産情報の提供方法

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JP2000083477A
JP2000083477A JP17470299A JP17470299A JP2000083477A JP 2000083477 A JP2000083477 A JP 2000083477A JP 17470299 A JP17470299 A JP 17470299A JP 17470299 A JP17470299 A JP 17470299A JP 2000083477 A JP2000083477 A JP 2000083477A
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rice
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Satoru Satake
覺 佐竹
Yukio Hosaka
幸男 保坂
Hideharu Maruyama
秀春 丸山
Nobuhiko Nakamura
信彦 中村
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Satake Engineering Co Ltd
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明では、米を生産するための情報を複数の
生産者から収集して、施肥法等と品質・品位との関連を
明らかにして、米を生産するための情報を広く公開でき
る米の生産情報の提供を可能にした方法の提供を課題と
する。 【解決手段】生育段階で得られる葉身窒素量情報5と、
生育段階で得られる施肥量を含む栽培情報6と、収穫し
た米のタンパク量を含む品質情報3、未熟粒・心白を含
む品位情報4と、米種及び、これら各情報を関連づける
コ−ドとを含む生産情報を蓄積し、蓄積した情報から、
情報提供先の欲する目的の米種と目的の品質情報に基づ
いて関連するコードを抽出し、抽出したコ−ドに基づく
前記各情報を整理解析して生育情報7とし、得られた生
育情報7を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】米の生産者に、目的の米を生
産するための稲の栽培などの生産情報を提供する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの稲作の生産管理は、この管理
の情報となる稲の葉色や草丈あるいは茎数などを生産者
が独自に収集して稲の栄養診断を実施し、生産者の経験
に基づく勘を頼りに独自の施肥を実施してきた。
【0003】しかしながら、生産者は必ずしも目的の米
(例えば良食味米)を生産するための原理や手法をすべ
て把握した上で施肥するのではなく、長年生産してきた
圃場の施肥法を踏襲して行っていることも多く、そのよ
うな方法がその米の生産に妥当なものであるかどうかを
他と比較して判断する機会は、JA(登録商標)や改良
普及所の営農指導者から情報を得るときであった。
【0004】また一方では、収穫した後において米の食
味やタンパク質などの成分を測定する品質測定機、ある
いは未熟粒の割合や心白などを測定する品位測定装置は
多く開発されているものの、これらの情報が体系的に集
約された情報として生産者の栽培管理に効果的に反映さ
れたことはなかった。ただ、これらの情報が提供されて
も、施肥量や施肥時期と品質・品位の情報との関係に基
づき理解した上で栽培管理に反映することは難しく、結
果的に勘と経験に頼ることになっていた。つまり、これ
までは個々人の持っている米の栽培の管理技術が個人に
留まり他者が利用できる形で公開される方法がなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
で個人の経験やこれに基づく勘によってなされてきた栽
培管理と、その結果得られる米の品質・品位とを関連づ
けて、体系づけることはなかったので、このような個人
により確立された栽培管理はあくまで個人のノウハウと
して留められ、これが広く公開されることはなかった。
しかも生産者個人が持つ施肥法を中心とした栽培管理
は、米を生産するためのノウハウとして個人レベルで体
系的にまとめることは難しいことである。また従来から
生育過程に沿った葉身窒素量や葉色の曲線が提供されて
いるが、これはあくまで一般的な曲線であって、土地柄
や品種に対する的確性にという面では物足りない情報で
あった。さらに生産したものが全体においてどの程度の
評価を得ているものかを客観的に知ることはできなかっ
た。したがって、本発明では、米を生産するための情報
を複数の生産者から収集して、栽培管理と品質・品位と
の関連を明らかにして、米を生産するための情報として
広く公開できる米の生産情報の提供を可能にした方法の
確立を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1で
は、生育段階で得られる施肥量を含む栽培情報と、収穫
した米のタンパク量を含む品質特性情報と、米種及び、
これら各情報を関連づけるコ−ドとを含む情報を蓄積す
る情報収集工程と、該情報収集工程で取り入れた情報か
ら、情報提供先の欲する目的の米種と目的の品質特性情
報に基づいて関連するコ−ドを抽出する抽出工程と、抽
出したコ−ドに基づく前記各情報を整理解析する情報解
析工程と、情報解析工程で得られたデータを提供する情
報提供工程とからなる米の生産情報の提供方法により課
題を解決するための手段とした。
【0007】これまで全く別個に取り扱われていた、経
験に基づいて施されていた施肥情報を含む栽培情報と、
その結果生産された米の品質特性情報(品質情報、品位
情報)及び米種とを、連番のコードに関連づけて蓄積
し、蓄積した情報を情報提供先の欲する品質特性情報と
目的の米種に基づいて、栽培時期にフィ−ドバックさせ
て栽培情報を整理して提供できるので、米の生産者は、
例えば米の食味と収量とを決定づけるとされる時期の栽
培条件である、栽培情報の例えば施肥量との関係を情報
として取得することができる。
【0008】これにより、目的の米種やその品質に基づ
いて、過去において良食味として成功した米種の、過去
において実施された施肥量等の栽培段階での情報が関連
づけて提供できる。このように生育段階における情報を
蓄積して、目的の品質の米を生産するための施肥情報と
して提供できるので、個人の段階で留まっていたノウハ
ウ的栽培情報が広く公開され、米の生産に大きく貢献で
きるようになった。
【0009】請求項2では生育段階で得られる葉身窒素
情報と、生育段階で得られる施肥量を含む栽培情報と、
収穫した米のタンパク量を含む品質特性情報と、米種及
び、これら各情報を関連づけるコ−ドとを含む情報を蓄
積する情報収集工程と、該情報収集工程で取り入れた情
報から、情報提供先の欲する目的の米種と目的の品質特
性情報に基づいて関連するコ−ドを抽出する抽出工程
と、抽出したコ−ドに基づく前記各情報を整理解析する
情報解析工程と、情報解析工程で得られたデータを提供
する情報提供工程と、からなる米の生産情報の提供方法
により課題を解決するための手段とした。
【0010】つまり、これまで全く別個に取り扱われて
いた、生育段階で利用される葉身窒素情報及び経験に基
づいて施されていた施肥情報を含む栽培情報等と、その
結果生産された米の品質特性情報及び米種とを、連番の
コードに関連づけて蓄積し、蓄積した情報を情報提供先
の欲する品質特性情報と目的の米種に基づいて、栽培時
期にフィ−ドバックさせて葉身窒素情報と栽培情報を整
理して提供できるので、米の生産者は、例えば米の食味
と収量とを決定づけるとされる時期の栽培条件である葉
身窒素情報の例えば窒素量と栽培情報の例えば施肥量と
の関係を情報として取得することができる。
【0011】これにより、目的の米種やその品質に基づ
いて、過去において成功した食味などの栽培結果の情報
と、過去の変化量である葉身窒素量や、過去において実
施された施肥量といった栽培段階での情報が関連づけて
提供できる。このように生育段階における情報を蓄積し
て、目的の品質の米を生産するための施肥情報として提
供できるので、個人の段階で留まっていたノウハウ的栽
培情報が広く公開され、米の生産に大きく貢献できるよ
うになった。なお、葉身窒素情報とは、葉の窒素量に限
らず、葉のクロロフィル量や葉色値であってもよい。
【0012】請求項3は、情報解析工程において、分け
つ終了時期から出穂期における栽培情報または葉身窒素
情報を生育過程に基づいて整理する米の生産情報の提供
方法とした。収穫した米の品質に大きく関係しない時期
における栽培方法を従来の栽培方法のままとしても、情
報提供先の欲する目的の米種と目的の品質特性情報に基
づいた、生育に最も大切とされる、分けつ終了時期から
出穂期における栽培情報または葉身窒素情報を生育過程
に沿って得ることにより、目的の品質の米を収穫するた
め、現に栽培されるその時期に必要な葉身窒素量や施肥
の過不足を、提供された情報によって確認することがで
きる。つまり、生育中の葉身窒素量を測定してその窒素
量の過不足に対応させて施肥量を決定することができ
る。このことは、その後の籾殻の数や籾殻への実の充実
度にもその管理を発展させることが可能である。
【0013】つまり、従来の葉色の程度により施肥量を
決定するような経験に基づく施肥方法ではなく、過去の
実績である、目的の米を生産することができた栽培情報
または葉身窒素情報を得て、現在の施肥量を確認した
り、葉身窒素量を測定することにより成功例と現在の状
態が比較できて、目的の米を生産するために施肥量をい
かほどにすべきかを容易に決定でき、的確な栽培方法と
することができる。
【0014】より具体的には、ある時期に測定した葉身
窒素量と、提供された情報による目的の米を得るための
施肥量または葉身窒素量から、施肥量の差あるいは葉身
窒素量の差を求めその差から施肥量を決定実施して、更
に別の時期に葉身窒素量を測定して前回の施肥量が適切
な量であったかを判断するとともに現在の窒素量の過不
足を判断して、次の施肥量を決定実施することができ
る。また、収穫後にあっては、自らの生産過程における
情報と、前述の得られた情報とを比較することもできる
ので、次年の栽培手法をより良い方向へ改善するための
検討材料とすることができる。栽培情報と葉身窒素情報
の両方を得ることにより、過去の成功例および現在の葉
身窒素量の差が明確になり、同様に施肥量の差も明確に
できるので、圃場の地力に合わせて栽培内容を補正する
などの対策を実施することができて成功例に沿ったより
綿密な管理ができる。
【0015】請求項4によって、情報提供工程におい
て、生育過程に基づいて整理された栽培情報または葉身
窒素情報をグラフ化して提供するようにした。提供の方
法はフロッピーディスクに記録して、あるいは紙面に印
刷して行う。その内容は、例えば横軸を幼穂形成期や減
数分裂期に関する成育日数とし、縦軸を施肥量または葉
身窒素量としてグラフ化したものを提供することによ
り、情報提供先となる生産者は、従来からある葉身窒素
曲線と同じ要領で、現に生育中のそれと可視的に比較す
ることができ、的確な使い勝手の良い情報として提供で
きる。このときフロッピーディスクで提供した情報ある
いは印刷した紙面に、現に生育中の葉身窒素量や施肥量
を記録あるいは記入できるようにすることによって、フ
ロッピーディスクに記録したものにおいては、それを利
用可能にしたソフト上において、紙面に印刷したものに
おいては紙面上で、前述の現在の生育状況との比較は一
目瞭然となり、また現在の生育の記録を残すことができ
る。なお、フロッピーディスクで提供する場合には、汎
用の統計ソフトで利用できるデータ形式であることが好
ましい。
【0016】請求項5によって、情報解析工程において
抽出したコードの各情報に対する情報提供先の生産品位
置を解析するようにした。つまり、生産が終了した段階
では、他の生産者との中においてどの程度良好な生産が
できたのかといった結果の評価ができるようにした。例
えば、情報提供先、つまり生産者において生産した生産
品について、米の食味を左右する蛋白質量が生産者全体
の中においてどの程度良かったのか。またその蛋白質量
は多かったのか少なかったのか等を他の生産者との比較
において行い、これを次の生産課題とすることができ
る。
【0017】請求項6によって、情報工程において、抽
出したコードの各情報に対する情報提供先の生産品位置
を比較可能に並記して提供するようにした。生産が終了
した段階で、他の生産者との中においてどの程度良好な
生産ができたのかといった結果の評価を、他の生産者デ
ータと可視的に比較して確認できる情報にした。例えば
他の多くの生産者データをヒストグラムで表し、情報提
供先のデータ位置をポイントで表示すると、全体の偏り
と情報提供者のデータ位置が一目瞭然となり、更にこれ
を紙面に印刷して、あるいはフロッピーディスクに記録
して提供することで、情報提供先の生産者はこのデータ
を蓄積することができるだけでなく、過去に遡って生産
品質の変遷を確認しながら、現在の施肥などの生産手法
が的確なものであるかを確認できる。なお、フロッピー
ディスクで提供する場合には、汎用の統計ソフトで利用
できるデータ形式であることが好ましい。
【0018】請求項7では、品質特性情報に、未熟粒の
含有率を含む品位情報を含むものとした。品位情報には
未熟粒や死米などを測定して整粒歩合を求めてあるの
で、実の充実度をも生産情報として提供することができ
る。施肥量の大小によって、収量と食味値が相反する形
で変動するので、品位情報を取り入れることで、食味だ
けでなく収量の面での栽培制御が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による好適な実施例を図1
乃至図3により説明する。図1は本発明の米の生産情報
の提供方法を実現する装置のシステムであり、図2は、
図1のシステムによるデータ処理のブロック図であり、
良食味米の生育情報は本発明の米の生産情報の提供方法
により提供される情報の一例である。図3は稲の生育期
間に亘り稲の成長に伴い変化する葉身窒素量(濃度)等
の曲線を示したものであり、この他、稲の成長に伴い変
化する茎数、草丈、穂数の曲線を示している。本発明に
よる方法で実現される装置は、多品種で大量の穀物が持
ち込まれる穀物処理施設、例えばライスセンタ−やカン
トリ−エレベ−タあるいはJA・営農指導において活用
できるものである。
【0020】ここでは良食味の米の生産を目的としてい
ることを前提として以下説明する。まず、良食味米生産
情報の提供を実現する生産情報提供システム10の一例
を図1により説明する。システム10の中心部には、各
種情報を総合的に解析し出力する解析部2があり、この
解析部2は一般的なパ−ソナルコンピュ−タ11(以下
「PC11」という)からなる。この他PC11にはP
C11に内蔵されるデ−タ蓄積装置12(以下「HD1
2」という)と、PC11に接続されたプリンター13
と、PC12に備えられるキーボード14及びHD12
に記憶されたデ−タ解析のためアプリケ−ション(図示
せず)から構成される。
【0021】このPC11には、生産者が生産した穀物
が持ち込まれ、乾燥・調製処理が行われる穀物処理施設
(図示せず)に設置されている米粒の品位測定機16と
同じく穀物処理施設(図示せず)に設置されている米粒
食味評価装置15(以下「食味計15」という)と、米
粒の品位測定機16とが、データ転送可能に接続してあ
り、食味計15で測定して得られる品質情報3(蛋白
質、水分、食味値)や、米粒の品位測定機16で測定し
て得られる品位情報4(未熟粒、被害粒、死粒、着色
粒、整粒歩合、心白)がPC11に入力される。ここで
の入力は、食味計15や品位測定機16で得られたデ−
タをキーボード14から入力するようにしても良い。
【0022】更にPC11には、各生産者が稲の生育段
階で測定あるいは記録した稲の葉身窒素情報5と、生育
段階で得られる施肥量を含む栽培情報6(施肥量、施肥
時期、防除、水管理)とを入力する。稲の葉身窒素量情
報5は、生育段階での稲の葉に含まれる窒素量を測定し
たものであり、図3で示すような稲の田植後の分けつ期
から成熟期までの生育段階全般に亘る測定情報であるこ
とが最適であるが、実りの重要な時期である少なくとも
幼穂形成期から出穂期の期間の測定値であれば良い。そ
の中でも幼穂形成期と減数分裂期という稲の生育段階で
の特徴的な変化を見せる時期のデ−タが含まれているこ
とが重要である。
【0023】ここでの葉身窒素情報5は、近赤外線を照
射して得られる窒素量に関連する波長の吸光度と、窒素
量を目的変数としてと吸光度を説明変数としたときの関
係から得た検量線と、から求めるようにした葉の窒素量
測定装置17で求め、PC11に接続することにより、
デ−タの受け渡しと解析部2によるデ−タ解析が容易と
なる。他の同等の情報としては、葉に含まれるクロロフ
ィル量や葉色値などがあり、クロロフィル量を測定する
装置18や葉色値を測定する装置19などをPC11に
接続して入力することでもよい。またこれらをすべて入
力するものでもよい。情報の入力手段としては、生産者
が個々で電子的記録媒体であるフロッピー20に記憶し
蓄積することにより、生産者から提出されるフロッピー
20から前記の情報を得ることでも良い。
【0024】栽培情報6は、生産者によって記録された
ものであり、前述した各生育段階における施肥量の他
に、茎数及び草丈の推移等の情報を含めることもある
が、施肥量においては少なくとも穂肥や実肥と称される
時期の施肥量が含まれていることが重要である。なお、
この手の情報の記録は手作業によるものが一般的である
が、記録のフォ−マットを定めて生産者のPC等に記録
してフロッピー20に記憶できるデ−タとして蓄積する
ことにより、デ−タの受け渡しと解析部2によるデ−タ
解析が容易となる。
【0025】また、以上の品質情報3、品位情報4、葉
身窒素量情報5及び栽培情報6等の情報収集では、この
情報の収集とともに個別のデ−タを所定のコ−ドでリン
クさせて整理することが重要である。例えば生産者固有
のコ−ドのほか圃場や地域別コードあるいは品種別のコ
−ドを付加することで、解析部2での解析が、生産者別
や圃場別あるいは地域別と、より細かく実施できる。ま
た、上記各情報と生産者コード、圃場別コード、品種
(米種)別コードを、1レコード(1行)のひとまとま
りの情報とする整理番号的個別コード、つまりキーコー
ドにリンクしておくことがよい。このキーコードは、1
つの圃場で1種の米が生産されるものであるから、圃場
別コードを代替としてもよい。
【0026】以上のような構成において、図4のフロチ
ャートで説明する。HD12に記憶された解析アプリケ
ーションのプログラムに従って、各生産者の基礎データ
を入力する。データの入力では、 キーボード14から圃場独自の圃場別キーコードを入
力する。(4−1) 生産者独自の生産者コードを入力する(4−2)。 米品種独自の米コードを入力する。(4−3) これら入力順序はプログラムによるもので、本実施例に
拘束されない。またこれらコードは、キーボード14か
ら入力するだけでなく、食味計15や品位測定機16か
ら送られてくるデータに付加しておいてもよい。圃場別
コードをキーコードにしておけば、どこからデータが入
力されても、最初に圃場別キーコードを入力すること
で、該当する圃場別キーコードに全てのデータを関連づ
けて記憶することができる。
【0027】次にキーコード別に 葉身窒素情報5あるいは栽培情報6を入力する。(4
−4) この入力は前述したように、フロッピー20で受け渡し
てもよいし、任意の各測定機器17,18,19から入
力してもよい。またキーボード14からの入力でも良
い。前後して 穀物処理施設に設置されている食味計15と、好まし
くはこれに加えて米粒の品位測定機16とからデータを
入力する。(4−5) この場合もデータ転送機能を利用してもよいし、フロッ
ピー20による受け渡しでもよいし、キーボード14か
らの入力でもよい。
【0028】このように収集され記憶された情報は、図
5のように処理される。情報が欲しい生産者は、 自らの検索者コード(生産者コード)を入力し、(5
−1) どの品種の米の情報が欲しいのかを米種コードで指定
する。(5−2) 例えばそれは米の品種「コシヒカリ」のコードを入力す
る。そして、蓄積された「コシヒカリ」を生産した生産
者データの中から最も良い食味値を示した生産者のデー
タが欲しい場合には、 検索項目として品質情報の良食味値を指定する。(5
−3) するとPC11(解析部2)において以下のように解析
される。つまり、記憶されたデータの中からコシヒカリ
のコードが記憶されており且つ良食味値、例えば 食味値70点以上の値が記憶されたレコードのキーコ
ードを検索する。(5−4) キーコードには品質情報3と品位情報4と葉身窒素情報
5及び栽培情報6がリンクしてあり、 稲の生育過程順に例えば図3で示すようなグラフを作
成するようにデータを処理する。(5−5) 多数のデータが存在する場合には、それらを平均して示
したり、その中でも最も良いデータを選択して示すこ
と、あるいは最高値と最低値を並記して示すことでもよ
い。例えば情報が欲しい生産者は 処理されたデータをプリンター13から印刷して、
(5−6) 良食味となった生産者の葉身窒素量変化やその他の生育
過程で得られるデータを参照することができる。図3で
は稲の成長に伴い変化する葉身窒素量(濃度)等の曲線
の他、稲の成長に伴い変化する茎数、草丈、穂数の曲線
が示されているが、窒素濃度に代えてあるいはこれに加
えて施肥時期ごとの施肥量を示すことでも良い。このと
き、情報が欲しい生産者のデータと良食味のデータとの
違いを明確にして提供することも有効であり、これにつ
いては後述する。
【0029】また図5で示すフローチャートの他、HD
12に記憶された生産情報のうち、検索項目の入力(5
−3)において、品質情報3と品位情報4とから、低タ
ンパク値あるいは高い食味評価値となった米であり整粒
歩留まりの良い米のコ−ド、またはこれら全てについて
良い値を示した米のキーコ−ドを抽出する。抽出したキ
ーコ−ドには個別のデ−タがリンクしているので、キー
コ−ドに基づいた葉身窒素量情報5及び栽培情報6を引
き出し前記各情報を体系的に、例えば稲の生育過程順に
整理することで、低タンパクあるいは高い食味評価値で
整粒歩留まりの良い米を栽培するための栽培情報であ
る、例えば施肥の時期や施肥量の情報が抽出できるよう
になる。このようにして良食味米の生産情報7が提供さ
れる。
【0030】ここで得られる施肥の時期や施肥量の情報
は、良食味米を生産した生産者の情報で、適当な時期の
葉身窒素量や施肥の時期と施肥の量を体系的にまとめた
情報である。この情報はこれまで個人の経験に基づいて
蓄積されたノウハウ的要素の大きいものであり、数値的
にまた体系的にまとめることができなかった情報である
が、本発明ではこれを生産情報7として開示するだけで
なく、稲の栽培において比較的重要な時期である、幼穂
形成期と減数分裂期を含めた分けつ終了時期から出穂期
における葉身窒素量情報と施肥量を含む栽培情報の関係
を数値で明確に表すことができる。
【0031】例えば、良食味米を生産した生産者の栽培
デ−タのうち、幼穂形成期の稲の最適な葉身窒素量とそ
の時期に施される穂肥の量と、減数分裂期の稲の最適な
葉身窒素量とその時期に施される実肥の量とを生産情報
として各生産者へ提供することにより、他の生産者は次
期の生産において、この時期の葉身窒素量の値を最適な
葉身窒素量となるべく施肥量等を調整することができ
る。多くの情報の中から良食味米となった米を探索して
その米の過去の一定時期の葉身窒素量と施肥量との関係
を数値的にまとめて解析しそれを栽培情報として提供す
るものである。
【0032】以上、栽培情報と葉身窒素情報が提供され
た場合について説明したが、施肥量などの栽培情報だけ
が提供された場合でも、提供された施肥量や施肥時期に
したがって施肥を管理しておけば、失敗のない栽培管理
もできる。加えてその結果となる生育中測定した葉身窒
素量と、経験に基づく葉身窒素量や一般的なそれと比較
して、極端に差が生じていないことを確認するだけの簡
便な手法とすることができる。栽培情報と葉身窒素情報
との両方が提供された場合のメリットは、提供された施
肥量に基づく施肥管理を行いながら、提供された葉身窒
素情報と現状の葉身窒素情報を比較して、施肥量に対し
てどの程度効果的な施肥となっているか、例えば提供さ
れた情報元の圃場の地力と現状の地力との違いを知るこ
とができるので、その違いに基づいて施肥量などの栽培
管理を補正することも可能である。
【0033】さらに良食味米となった米のキーコ−ドに
リンクした情報と情報提供先である検索者コ−ドに基づ
いた情報とを解析し、これらを比較可能に並記して提供
するものを図6に示す。これは、図5において情報提供
先の生産者が自らのデータの表示を希望したとき(5−
7)に実行される。まず図6(a)では、良食味米とい
う検索条件に該当するキーコードに基づいて検索された
生産者の米の個々のタンパク量を集計してグラフ化し、
情報提供先の生産者(検索者)の位置を示している。タ
ンパク質の値は米の食味値を大きく左右することが知ら
れており、情報提供先の生産者のこの全体における位置
とタンパク質の量を知ることで、生産した米の品質を知
るだけでなく、タンパク質の量を左右する施肥量をどの
ように加減すれば良いかを判断することができる。
【0034】図6(b)には、HD12に記憶された生
産者の米の個々の整粒歩合を集計してグラフ化し、情報
提供先の生産者の位置を示している。登熟は稲の葉にお
ける光合成により生産される澱粉が籾殻の中に十分蓄積
された状態を指しているが、この光合成の過程で葉の窒
素分も同時に穂に流れ込み葉身窒素量も徐々に低下して
くる。したがって、ある程度土壌から窒素分補給が必要
であるが、窒素量が低下したままだと光合成が低下し
て、未熟米や死米が発生する原因となる。つまり窒素量
が不足すると登熟期における澱粉の籾殻への蓄積が十分
になされず整粒歩合が低下することから、この図6
(b)から、全体における位置と整粒歩合を知ること
で、生産した米の品位を知るだけでなく、整粒歩合を左
右する施肥量をどのように加減すれば良いかを判断する
ことができる。
【0035】図6(c)では、良食味米を生産した優良
生産者が実際にどの程度の施肥量であったのか、重要な
時期の施肥量に対する葉身窒素量の変化はどのようであ
ったかを、葉身窒素量のデ−タと経過時間とによりグラ
フ化し、更に情報提供先の生産者のデ−タと比較表示し
たものである。優良生産者は、基肥(1)、追肥
(1)、穂肥(1)及び穂肥(2)とを、それぞれ4
(Kg/10a)、2、2及び1と施している。またその中で
も穂肥(1)は出穂期の25日前に、穂肥(2)は出穂
期の15日前に実施していることが理解できる。ここで
優良生産者が穂肥(1)を実施する時期の稲の葉身窒素
量が2.8%であったのに対して、同じ時期の情報提供
先の生産者の稲の葉身窒素量は3.4%であったことを
示し、更に穂肥(2)を実施する時期の稲の葉身窒素量
が2.2%であったのに対して、同じ時期の情報提供先
の生産者の稲の葉身窒素量は2.8%であったことを示
している。これらから、情報提供先の生産者の栽培は全
般的に施肥量が多く葉身窒素量が優良生産者のそれより
も多くなっており、最終的に図6(a)のようにタンパ
ク質の含有量が多い米となってしまったことが理解でき
る。同じく整粒歩合は、幼穂形成期における施肥量が多
いと草丈が大きく籾殻が多く形成されるようなことか
ら、全ての籾殻が十分登熟しない状態で刈り取りされる
と整粒歩合が自ずと低下するものとなる。なお、穂肥
(2)に代えて出穂後に実肥と称する施肥を実施するこ
ともある。この呼称や施肥時期は地域により様々であ
る。
【0036】ここでは穂肥について言及したが、基肥や
追肥の時期とその時期における葉身窒素量及び施肥の時
期を加え、全体的な栽培調整をすることも可能である。
このときにおいても、施肥と葉身窒素量のデ−タをほぼ
同時期に取得することにより、施肥の効果を次回の葉身
窒素量測定において確認することができ、それに応じて
施肥量を決定することができるので、施肥量を勘に頼る
ことなく数値で的確に把握することができる。
【0037】以上は良食味米を生産するための情報を提
供する実施例であるが、逆に低食味米が生産されたとき
の情報を提供することにより、米の生産にあたり禁じ手
となる栽培方法を公開することができ、やってはならな
い栽培情報を知ることで大きな失敗のない栽培が可能と
なる。あるいは米の収量が多い場合の情報を提供するこ
とで、良食味であることよりも収量を目的として生産す
る生産者に最適の生産情報を提供することも可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1によると、目的の米となる米種
コ−ドや目的の品質特性情報、つまり品質、品位に基づ
いて、栽培時期にフィ−ドバックさせて栽培情報を解析
し、米を生産するにあたり、例えば米の食味と収量とを
決定づけるとされる時期の施肥量を情報として提供する
ものである。
【0039】つまり、整粒・未熟といった組成や食味と
いう生育結果の情報と、施肥量といた生育段階での情報
を関連づけて提供できるだけでなく、目的の米を生産す
るための情報として提供できるので、個人の段階で留ま
っていたノウハウ的生育情報が広く公開され、米の生産
に大きく貢献できるようになった。
【0040】請求項2によると、目的の米となる米種コ
−ドや目的の品質特性情報、つまり品質、品位に基づい
て、栽培時期にフィ−ドバックさせて葉身窒素情報と栽
培情報を解析し、米を生産するにあたり、例えば米の食
味と収量とを決定づけるとされる時期の生育条件である
窒素量と施肥量とを情報として提供するものである。
【0041】つまり、整粒・未熟といった組成や食味と
いう生育結果の情報と、葉身窒素量や施肥量といた生育
段階での情報を関連づけて提供できるだけでなく、目的
の米を生産するための情報として提供できるので、個人
の段階で留まっていたノウハウ的生育情報が広く公開さ
れ、米の生産に大きく貢献できるようになった。
【0042】また、請求項3によると、分けつ終了時期
から出穂期における、生育に重要な時期の施肥量または
葉身窒素量情報を得ることにより、これを見本として施
肥量がコントロールできる。つまり、この期間の葉身窒
素量を測定してその窒素量と見本のものと比較して施肥
量を決定することができる。これは従来の葉色の程度に
より施肥量を決定するような経験に基づく施肥方法では
なく、過去の実績である、目的の米を生産するために得
た米の生産情報の葉身窒素情報と栽培情報と、現に生育
しているものから測定して得た葉身窒素量とから、目的
の米を生産するため施肥量をいかほどにすべきかを容易
に決定でき、計画性のある栽培方法とすることができ
る。
【0043】請求項4によると、見本となる葉身窒素情
報と栽培情報とをグラフ化することによって、生育過程
に沿った情報を得ることができる。従来から生育過程に
沿った葉身窒素量や葉色の曲線が提供されているが、こ
れは一般的な曲線であって、本発明によって、例えば目
的の米に対して良食味となるための葉身窒素量の見本が
提供できて、より的確な曲線が提供できるようになっ
た。
【0044】請求項5によると、目的の米のコ−ドにお
ける米の生育段階の栽培情報と、情報提供先の生育段階
の栽培情報とを並記して情報提供するので、客観的に良
食味米を生産する栽培方法と自らの栽培方法にどの程度
の違いがあるのか、あるいはどこをどの程度修正すれば
良いのかを理解できる情報を提供することができる。
【0045】請求項6によると、比較したデータを手元
に提供される手段はなかったが、本発明により、比較デ
ータを手元に残すことができるので、長期にわたるデー
タが蓄積できて、生産者個人で栽培手法を研究する材料
とすることもできる。
【0046】請求項7によると、品位情報では、未熟粒
や死米などを測定して整粒歩合が求めてあるので、実の
充実度をも生産情報として提供することができる。施肥
量の大小によって、収量と食味値が相反する形で変動す
るので、品位情報を取り入れることで、食味だけでなく
例えば収量の面での栽培制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現する生産情報提供装置の一例を示
す図である。
【図2】本発明の米の生産情報の提供方法を示すブロッ
ク図である。
【図3】稲の生育を示す図である。
【図4】生産情報入力のフローチャートの一例である。
【図5】記憶された生産情報処理のフローチャートの一
例である。
【図6】本発明の米の生産情報の提供方法により得られ
る提供情報の一例である。
【符号の説明】
1 米の生産情報提供方法 2 解析部 3 品質情報 4 品位情報 5 葉身窒素量情報 6 栽培情報 7 生産情報 10 生産情報提供装置 11 パーソナルコンピュータ 12 ハードディスク 13 プリンタ 14 キーボード 15 食味計 16 品位測定機 17 窒素量測定機 18 クロロフィル測定機 19 色測定機 20 フロッピー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 G06F 15/40 370Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生育段階で得られる施肥量を含む栽培情報
    と、収穫した米のタンパク量を含む品質特性情報と、米
    種及び、これら各情報を関連づけるコ−ドとを含む情報
    を蓄積する情報収集工程と、 該情報収集工程で取り入れた情報から、情報提供先の欲
    する目的の米種と目的の品質特性情報に基づいて関連す
    るコ−ドを抽出する抽出工程と、 抽出したコ−ドに基づく前記各情報を整理解析する情報
    解析工程と、 情報解析工程で得られたデータを提供する情報提供工程
    とからなる米の生産情報の提供方法
  2. 【請求項2】生育段階で得られる葉身窒素情報と、生育
    段階で得られる施肥量を含む栽培情報と、収穫した米の
    タンパク量を含む品質特性情報と、米種及び、これら各
    情報を関連づけるコ−ドとを含む情報を蓄積する情報収
    集工程と、 該情報収集工程で取り入れた情報から、情報提供先の欲
    する目的の米種と目的の品質情報に基づいて関連するコ
    −ドを抽出する抽出工程と、 抽出したコ−ドに基づく前記各情報を整理解析する情報
    解析工程と、 情報解析工程で得られたデータを提供する情報提供工程
    とからなる米の生産情報の提供方法
  3. 【請求項3】情報解析工程において、分けつ終了時期か
    ら出穂期における栽培情報または葉身窒素情報を生育過
    程に基づいて整理することを特徴とする請求項1または
    2記載の米の生産情報の提供方法。
  4. 【請求項4】情報提供工程において、生育過程に基づい
    て整理された栽培情報または葉身窒素情報をグラフ化し
    て提供することを特徴とする請求項3記載の米の生産情
    報の提供方法。
  5. 【請求項5】情報解析工程において、抽出したコードの
    各情報に対する情報提供先の生産品位置を解析すること
    を特徴とする請求項1または2記載の米の生産情報の提
    供方法。
  6. 【請求項6】情報提供工程において、抽出したコードの
    各情報に対する情報提供先の生産品位置を比較可能に並
    記して提供することを特徴とする請求項5記載の米の生
    産情報の提供方法。
  7. 【請求項7】品質特性情報には、未熟粒の含有率を含む
    品位情報を含むことを特徴とする請求項1または2記載
    の米の生産情報の提供方法。
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