JP2000083335A - 電子時計用ロータおよびその製造方法 - Google Patents

電子時計用ロータおよびその製造方法

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JP2000083335A
JP2000083335A JP10249376A JP24937698A JP2000083335A JP 2000083335 A JP2000083335 A JP 2000083335A JP 10249376 A JP10249376 A JP 10249376A JP 24937698 A JP24937698 A JP 24937698A JP 2000083335 A JP2000083335 A JP 2000083335A
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magnet
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rotor shaft
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佐藤  惇司
Eikichi Sashita
栄吉 指田
Hideharu Miyauchi
秀晴 宮内
庸介 ▲榊▼原
Yasusuke Sakakibara
Hiroshi Ikeda
浩 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では、ロータ磁石へのロータ軸の接合
において、ロータ磁石が破壊せず、しかも実用的な固定
力を得るための製造方法およびその製造方法によって製
造される安価なロータを提供すること。 【解決手段】 心部に中空部を有する円筒形のロータ磁
石に、カナと軸を一体にしたロータ軸とを接合する方法
において、ロータ軸の圧入長さtがロータ磁石内周の高
さTに対して、T/5≦t≦4T/5であるロータ軸を
初めに圧入する第1の工程と、次にロータ軸とロータ磁
石の隙間に接着剤を真空含浸により浸透させ接合する第
2の工程からなる製造方法により、ロータ磁石が破壊せ
ず、しかも実用的な固定力を得るための製造方法および
その製造方法によって製造される安価な電子時計用ロー
タを製造し提供できるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子時計に用いら
れる変換器の電子時計用ロータとその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、電子時計に用いられる変換器
のロータのロータ軸とロータ磁石との固定構造およびそ
の製造方法に関するものである。
【0003】従来、ロータ軸とロータ磁石との接合は、
圧入、接着等、いくつかの方法によってなされている。
【0004】しかしながら、単純な圧入による接合で
は、圧入時にロータ磁石の割れが発生する可能性がある
という問題がある。
【0005】そこで、その問題を解決するための一方法
が、実公昭54−71610号公報において提案されて
いる。その1例を図3および図4により説明する。
【0006】図3は従来例の電子時計用ロータの断面図
であり、また、図4は図3のA−A’断面図である。図
4において31は希土類焼結磁石で形成されたロータ磁
石、32はカナが一体的に形成されているロータ軸であ
る。図4においてカナが一体的に形成されているロータ
軸32は外周の一部がカットされ、凹凸形状を有してい
る。
【0007】このロータ軸32を図3に示すように、図
3において、紙面の下から上に向かって、ロータ磁石3
1の中空部に押し当て、ロータ磁石31の内周部全長に
接触する様に押し込んで挿入する。このように圧入時に
ロータ軸32における外周面が非連続的にロータ磁石3
1の内周面に接触しながら、ロータ軸32が挿入し、ロ
ータ磁石31と接合され、圧入におけるロータ磁石の割
れの防止をはかっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実公昭54−7161
0号公報のような圧入による接合の場合、ロータ軸が多
角形なので、応力が局部的に集中して大きな固定力が得
られるという特徴はある。 しかしながら、逆にそのた
めにロータ磁石の強度が小さいと接合時に割れやすくな
るという問題点がある。
【0009】一方、ハンダ、接着剤等による接合の場
合、上記のような圧入による接合での問題点は生じなく
なり、接合時に割れが発生しなくなり、大きな固定力も
得られる。しかしながら、0.3〜0.5mm径の極め
て狭い部分での接合では、ハンダ、接着剤等のはみ出し
が生じるためにこのような接合方法では量産できないの
が現状であった。
【0010】また、接合方法として、実公昭56−71
078号公報のように、ブッシュを介して接合するとい
う方法があるが、部品点数が多くなるという問題点があ
った。
【0011】今日、電子時計用ロータの製造では、信頼
性のあるロータをいかに安価に製造するかが大きな課題
となっており、本発明ではこのような現状を鑑みなされ
たものである。
【0012】〔発明の目的〕本発明では、上記課題を解
決して、接合時にロータ磁石が割れないで接合ができ、
しかも十分なロータ軸の固定力を得るロータ軸とロータ
磁石との固定構造およびその製造方法を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子時計用ロータは以下に示す構成を採用
する。
【0014】すなわち、本発明の電子時計用ロータは、
中心部に中空部を有する希土類磁石で形成されている円
筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体にしたロータ軸
を圧入して接合される電子時計用ロータであって、ロー
タ磁石の中空部において、ロータ磁石の内周部でロータ
軸と接触していない部分があり、その部分とロータ軸と
で形成される空間に接着剤が充填されていることを特徴
とする。
【0015】また、請求項2記載の電子時計用ロータで
は、中心部に中空部を有する希土類磁石で形成されてい
る円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体にしたロー
タ軸を圧入して接合される電子時計用ロータであって、
圧入長さtが、ロータ磁石の高さTにたいして、T/5
≦t≦4T/5であり、ロータ磁石の中空部において、
ロータ磁石の内周部でロータ軸と接触していない部分と
ロータ軸とで形成される空間に接着剤が充填されている
ことを特徴とする。
【0016】また、請求項3記載の電子時計用ロータで
は、請求項1または請求項2記載の構成のうち、ロータ
磁石が希土類ボンド磁石からなり、その希土類ボンド磁
石の表面に金属メッキ膜または有機皮膜が形成されてい
ることを特徴とする。
【0017】また、請求項4記載の電子時計用ロータで
は、請求項1、請求項2または請求項3記載の構成のう
ち、接着剤が、熱硬化性エポキシ樹脂であることを特徴
とする。
【0018】上記目的を達成するために、本発明の電子
時計用ロータの製造方法は以下に示す構成を採用する。
【0019】すなわち、本発明の電子時計用ロータの製
造方法は、中心部に中空部を有する希土類磁石で形成さ
れている円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体にし
たロータ軸を圧入して接合する電子時計用ロータの製造
方法であって、ロータ軸を圧入する第1の工程と、ロー
タ磁石の中空部において、ロータ磁石の内周部でロータ
軸と接触していない部分とロータ軸とで形成される空間
に接着剤を充填する第2の工程、とを有することを特徴
とする。
【0020】また、請求項6記載の電子時計用ロータの
製造方法では、中心部に中空部を有する希土類磁石で形
成されている円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体
にしたロータ軸を圧入して接合する電子時計用ロータの
製造方法であって、圧入長さtが、ロータ磁石の高さT
にたいして、T/5≦t≦4T/5であるロータ軸を圧
入する第1の工程と、ロータ磁石の中空部において、ロ
ータ磁石の内周部でロータ軸と接触していない部分とロ
ータ軸とで形成される空間に接着剤を充填する第2の工
程、とを有することを特徴とする。
【0021】また、請求項7記載の電子時計用ロータの
製造方法では、請求項5または請求項6記載の構成のう
ち、接着剤を真空含浸法により浸透させて充填すること
を特徴とする。
【0022】また、請求項8記載の電子時計用ロータの
製造方法では、請求項5、請求項6または請求項7記載
の構成のうち、ロータ磁石として希土類ボンド磁石を使
用し、その希土類ボンド磁石の表面に金属メッキ膜また
は有機皮膜を被覆することを特徴とする。
【0023】また、請求項9記載の電子時計用ロータの
製造方法では、請求項5、請求項6、請求項7または請
求項8記載の構成のうち、接着剤として熱硬化性エポキ
シ樹脂を使用することを特徴とする。
【0024】すなわち、本発明では、円筒形のロータ磁
石と、カナとロータ軸とを一体にしたロータ軸とを接合
する方法において、初めにロータ軸を仮止め程度に軽く
圧入する第1の工程と、引き続きロータ軸とロータ磁石
の隙間に接着剤を真空含浸により浸透させ接合する第2
の工程によって、ロータ磁石が破壊せずしかも実用的な
固定力を得ることを特徴としている。
【0025】図1を用いて、本発明について具体的に説
明する。図1は、本発明ではロータ軸12をロータ磁石
11に接合した前後のロータの断面を示す。ここで、圧
入部および圧入長さとは、以下に示すことを表す。すな
わち、図1では、圧入部とは、ロータ軸12とロータ磁
石11とを接合した後の状態において、ロータ軸12と
ロータ磁石11とがロータ磁石の中空部において接触し
ている部分であり、圧入長さとは、その部分の長さであ
る。すなわち、図1では、符号tで表している部分が、
圧入長さである。
【0026】また、接着部とは、ロータ軸12とロータ
磁石11とを接合した後の状態において、ロータ軸12
とロータ磁石11とがロータ磁石の中空部において接触
していない部分であり、接着部長さとは、その部分の長
さである。すなわち、図1では、符号(T−t)で表し
ている部分が、接着部長さである。
【0027】また、図1に示すように、ロータ磁石の内
径をb、ロータ軸の圧入部における外径をa(a>b)
とし、(a−b)が圧入代となる。また、ロータ軸の接
着部における外径をcとし、ロータ磁石の外径をdとし
た。また、ロータ磁石の高さをTとした。ここで、図2
のように、ロータ磁石に金属メッキ膜または有機皮膜等
を被覆した場合には、ロータ磁石の高さT、ロータ磁石
の内径bおよびロータ磁石の外径dは、それぞれ、ロー
タ磁石に金属メッキ膜または有機皮膜等を被覆した後の
大きさをいうものとする。したがって、ロータ磁石の中
空部において、ロータ軸と接着により接合される部分で
あり、ロータ磁石のその内径方向についての部分である
接着代は、(b−c)となる。
【0028】なお、規定の固定力は、ここでは、電子時
計用のロータにおいて、生産上および機能上問題になら
ない圧入後のロータ軸の固定力であり、0.2kgfと
した。ここで、固定力とは、図1において、ロータ磁石
11を固定してロータ軸12を図の下方から上方へ押し
た時にロータ軸12がロータ磁石11から抜けるのに要
する荷重である。なお、図2におけるロータ軸の固定力
も同様に定義される。
【0029】次に工程であるが、まず、ロータ軸をロー
タ磁石に圧入する第1の工程では、ロータ磁石の破壊が
起こらないことが必要であり、ロータ磁石の機械的強度
に耐えうる圧入長さと圧入代を寸法バラツキを考慮して
決定する。なお、ロータ軸の固定は仮止め程度の固定力
でよく、圧入代はロータ磁石の破壊を防ぐために好まし
くは5μm以下が望ましい。
【0030】また、圧入長さを特許請求の範囲のように
限定した理由を述べる。すなわち、圧入長さを変化させ
て本発明のような工程でロータ軸とロータ磁石とを接合
すると、圧入長さtが、t<T/5では、圧入時にロー
タ軸の軸ずれを起こし、t>4T/5では、接着代が小
さく接着剤による接着力が減少し、規定以上の固定力が
得られないことを見い出したからである。
【0031】次に、ロータ軸とロータ磁石の隙間に接着
剤14を真空含浸で浸透させる第2の工程では、第1の
工程でロータ軸をロータ磁石に仮止めしたロータ磁石の
中空部における隙間(長さ:T−t、接着代:b−c)
に接着剤を浸透させ接着することにより、規定以上の安
定した固定力が得られるようになった。ここで、接着剤
が浸透するための隙間における接着代(b−c)は2μ
m以上あることが好ましい。
【0032】なお、真空含浸で隙間以外に付着した接着
剤は、隙間に接着剤を残したまま有機溶剤で容易に除
去、洗浄が可能であり、接着剤のはみ出しは完全に防止
できる。また、真空含浸の方法によれば、生産上多数個
の品物を1度に処理するバッチ処理が可能となり、安価
な電子時計用ロータの提供が可能となった。
【0033】すなわち、ロータ磁石が機械的強度が比較
的小さい希土類ボンド磁石の場合は表面に金属メッキ
膜、または有機皮膜を施し、機械的強度を上げ、同様の
接合方法によって安定した固定力を有することを見いだ
した。金属メッキ膜では、Ni−P、Ni−P−W等の
無電解メッキが、有機皮膜ではポリパラキシリレン等の
蒸着膜およびエポキシ樹脂のスプレーコーテイング膜が
生産上好ましい。
【0034】ここで、接着剤として熱硬化性エポキシ樹
脂を限定した理由は、強力な接着力および安定した生産
性によるものである。すなわち、室温での広範囲のポッ
トライフおよび粘度を任意に調整できるからである。こ
こで、エポキシ樹脂の粘度はできるだけ低粘度のものが
好ましく、また常温でのポットライフはできるだけ長い
方が作業上好ましい。
【0035】(作用)本発明によれば、円筒形のロータ
磁石に、カナと軸とを一体にしたロータ軸を接合する方
法において、圧入長さをロータ磁石の高さより小さく調
整したロータ軸を仮止め程度に軽圧入する第1の工程
と、それに引き続き、ロータ磁石の中空部において、ロ
ータ軸とロータ磁石との隙間に接着剤を真空含浸により
浸透させ、接着する第2の工程による接合によって、ロ
ータ磁石が全く破壊せず、安定した固定力を有する、し
かも安価な電子時計用ロータ磁石を提供することが可能
となった。
【0036】すなわち、まず、ロータ軸を固定するため
に、仮止め程度にロータ軸をロータ磁石に軽圧入する。
したがって、この軽圧入においては、従来生じていた圧
入時に発生する割れが発生しなくなる。軽圧入に続い
て、上記に示した接着法により最終的にロータ軸とロー
タ磁石とを接合する。したがって、最終的に製造される
ロータに、従来の接着による接合の場合に生じていた接
着剤の残さがなくなる。さらに、ブッシュなどの接合す
るための新たな部品を使用していないため、ブッシュな
どの部品を使用する場合に比べて、部品点数を少なくす
ることができ、ロータを安価に製造することができる。
【0037】このようにして、本発明では、上記課題を
解決して、接合時にロータ磁石が割れないで接合がで
き、しかも十分なロータ軸の固定力を得るロータ軸とロ
ータ磁石との固定構造およびその製造方法を提供するこ
とができ、信頼性のあるロータを安価に製造することが
できる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明では、圧入部の長さを請求
項に記載したように調整し、ロータ軸を、円筒形のロー
タ磁石に仮止め程度に圧入し、次に、ロータ磁石とロー
タ軸との隙間に接着剤を真空含浸により浸透させ接着す
ることによって、本発明の目的が達成された。
【0039】具体的には、中心部に中空部を有する円筒
形のロータ磁石に、カナと軸とを一体にしたロータ軸と
を接合する方法において、圧入長さtがロータ磁石の高
さTに対して、T/5≦t≦4T/5であるロータ軸を
初めに圧入する第1の工程と、次にロータ軸とロータ磁
石との隙間に接着剤を真空含浸により浸透させて接合す
る第2の工程による。
【0040】第1の工程において、ロータ磁石が破壊せ
ず、ロータ軸が軸ずれを起こさないことが必須条件であ
る。一方、固定力は後の接着により接合したあとでのロ
ータで、規定の0.2kgf以上有すればいい。したが
って、ロータ軸の圧入代は、圧入長さに対して適宜決め
ればよく、第1の工程での接合、すなわち軽圧入は仮止
め程度の固定でよい。
【0041】また、本発明におけるロータ磁石におい
て、ボンド磁石の場合は、本質的に機械的強度が小さ
い。したがって、ボンド磁石に金属メッキまたは有機膜
のコーテイング等の被覆物を被覆することによって機械
的強度アップをはかることが望ましい。また、被覆物を
被覆することは、粉体脱落防止の効果もある。
【0042】ここで金属メッキの場合、円筒形の内周部
へのメッキ厚さを外周部と同一にするために、好ましく
はNi−P系の無電解メッキを行うのがよく、メッキ厚
さは機械的強度の向上のためには、10μm以上が望ま
しい。また、有機膜の場合は、エポキシ樹脂のスプレー
コーテイング、または、ポリパラキシリレンの蒸着膜、
電着塗装等いずれでも目的は達成できるが、被覆物の厚
さは機械的強度の向上のためには、20μm以上が望ま
しい。
【0043】一方、第2の工程である接着剤の真空含浸
においては、ロータ軸とロータ磁石との隙間である接着
代(b−c)は、2μm以上あれば接着剤は問題なく浸
透する。また、接着部長さ(T−t)は、50μm以上
であれば有機溶剤による洗浄工程で接着剤が除去される
ことはない。なお、接着剤は、好ましくは、接着力、作
業性から、低粘度で常温でのポットライフの長い熱硬化
性エポキシ樹脂を用いるのが望ましい。
【0044】このようにして接合したロータにおけるロ
ータ軸の固定力は0.2kgf以上となり、固定力等で
バラツキの少ない安定したロータの提供が可能となっ
た。
【0045】また、仮接合したロータへの接着剤の真空
含浸では、ロータの個数で1万個から100万個を一度
に処理するバッチ処理が可能となるため、安価なロータ
の提供が可能となった。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0047】(実施例1)図1は本発明の実施例1の電
子時計用ロータを示す断面図である。図1(a)にロー
タ軸をロータ磁石に接合した後の電子時計用ロータを、
図1(b)に接合前のロータ磁石を示している。図1に
おいて、11はSm2 Co17系の焼結磁石、12はJI
S SK4材からなるカナと軸とが一体に形成されてい
るロータ軸、14は接着剤を示している。また、Tがロ
ータ磁石の高さ、tが圧入長さ、ロータ磁石の内径を
b、ロータ軸の圧入部における外径をa(a>b)と
し、(a−b)が圧入代となる。また、ロータ軸の接着
部における外径をcとし、ロータ磁石の外径をdとし
た。
【0048】本実施例で用いたロータ磁石の詳細を説明
する。まず、ロータ磁石はSm2 Co17系の焼結磁石
で、寸法はφ1250μm(外径)×φ350μm(内
径)×500μm(厚さ)である。
【0049】次に、ロータ軸の大きさを変えて、以下に
示すような大きさのロータ軸を使用し、それぞれ接合を
行った。すなわち、ロータ軸12については、図1に示
すロータ軸12における圧入長さtが表1に示すよう
に、50μm、70μm、100μm、200μm、3
00μm、400μm、420μm、450μmで、ロ
ータ軸の圧入部における外径aを上記各圧入長さに対し
てそれぞれφ350μm、φ355μm、φ360μ
m、また、ロータ軸の接着部における外径cをφ330
μmとした。そして、第1の工程として、このようなロ
ータ軸12をそれぞれ上記ロータ磁石の中空部に押し当
て、内周全体に接触するように、圧入した。
【0050】それらのロータ軸を使用して、圧入、接着
によりロータ磁石との接合を行ったときに生じた結果を
表1に示す。ロータ軸の圧入長さtが100μm未満で
は軸ずれを起こし、また、ロータ軸の圧入部の圧入代が
0μmで圧入長さが200μm以下では、第2の接着工
程の前段階でのハンドリング時にロータ軸が抜けるもの
が発生し、またロータ軸の圧入部における外径aがφ3
60μm(圧入代10μm)では圧入時にロータ磁石が
割れるものが発生した。それ以外では圧入時に軸ずれ、
ロータ磁石の破壊は起こらず仮圧入された。
【0051】
【表1】
【0052】第2の工程では、第1の工程で各条件で約
1万個の仮圧入されたロータを1リットルのビーカーに
入れ真空容器中で0.1Torrまで排気したのち、熱
硬化性液体エポキシ樹脂をビーカーに注入したのち、真
空容器を大気にリークした。この後、さらに加圧容器に
入れ3kg/cm2 〜5kg/cm2 の圧力で加圧して
もよい。その後、ステンレスメッシュ容器に移し、エポ
キシ樹脂をほとんど流した後、余分なエポキシ樹脂はエ
タノール中でロータが互いに付着しないように洗浄す
る。この時、超音波洗浄を用いるとさらに洗浄は短時間
で可能となる。その後、180℃で3時間キュアを行
い、ロータ軸とロータ磁石との接着固定が完了する。
【0053】それらのロータ軸を使用して、圧入、接着
によりロータ磁石との接合を行ったときに生じた結果を
表2に示す。ここで固定力は、圧入長さtが100μm
から400μmでは0.2kgf以上の固定力を示した
が、400μmを越えると固定力が0.2kgf未満と
なり接着の効果が出ていない。
【0054】
【表2】
【0055】これら表1,表2のように、圧入、接着に
よりロータ磁石との接合を行ったときに生じた結果にお
いて示されているように、圧入長さtが、ロータ磁石の
高さTにたいして、T/5≦t≦4T/5であるロータ
の場合にロータ磁石の割れや圧入時の軸ずれやハンドリ
ング時におけるロータ軸の抜けといった不良が発生せ
ず、良好な特性を有する電子時計用ロータが得られる。
すなわち、本実施例では、T=500μmなので、T/
5=100μm、4T/5=400μmとなる。したが
って、表2において、太線の枠で囲った範囲、すなわ
ち、T/5≦t≦4T/5の範囲で良好な特性を有する
電子時計用ロータが得られる。
【0056】本実施例では、Sm2 Co17系の焼結磁石
を使用したが、SmCo5 系、NdFeB系焼結磁石で
も同様の効果が得られる。
【0057】(実施例2)次に、本発明の他の実施例を
説明する。図2は本発明の他の実施例の電子時計用ロー
タを示す断面図である。図2(a)にロータ軸をロータ
磁石に圧入して接合した後の電子時計用ロータを、図2
(b)に接合前のロータ磁石を示す。図2において、2
1はSm2 Co17系のボンド磁石、23は金属メッキ
膜、22はJIS SK4材からなるカナと軸とが一体
に形成されているロータ軸、14は接着剤を示してい
る。また、Tは、メッキ後のロータ磁石の高さ、tが圧
入長さ、メッキ後のロータ磁石の内径をb、ロータ軸の
圧入部における外径をa(a>b)とし、(a−b)が
圧入代となる。また、ロータ軸の接着部における外径を
cとし、ロータ磁石の外径をdとした。
【0058】本実施例で用いたロータ磁石の詳細を説明
する。まず、ロータ磁石はSm2 Co17系のエポキシ系
バインダーを用いたボンド磁石で、寸法はφ1250μ
m(外径)×φ350μm(内径)×500μm(厚
さ)である。また金属メッキ膜23は無電解Ni−P膜
で膜厚は15μmである。したがって、本実施例の場
合、T=500+15×2=530μmとなる。
【0059】次に、ロータ軸の大きさを変えて、以下に
示すような大きさのロータ軸を使用し、それぞれ接合を
行った。すなわち、ロータ軸22については、図2に示
すロータ軸22における圧入長さtが表3に示すよう
に、70μm、90μm、120μm、220μm、3
20μm、420μm、440μm、470μmで、ロ
ータ軸の圧入部における外径aを上記各圧入長さtに対
してそれぞれφ320μm、φ325μm、φ330μ
m、また、ロータ軸の接着部における外径cをφ300
μmとした。そして、第1の工程として、このようなロ
ータ軸22をそれぞれ上記ロータ磁石21の中空部に押
し当て、内周全体に接触するように、圧入した。
【0060】それらのロータ軸を使用して、圧入、接着
によりロータ磁石との接合を行ったときに生じた結果を
表3に示す。ロータ軸の圧入長さtが100μm未満で
は軸ずれを起こし、また、ロータ軸の圧入部の圧入代
(a−b)が0μmで圧入長さtが320μm以下では
第2の接着工程の前段階でのハンドリング時にロータ軸
22が抜けるものが発生し、また、ロータ軸の圧入部に
おける外径aがφ330μm(圧入代10μm)では圧
入時にロータ磁石が割れるものが発生した。それ以外で
は圧入時に軸ずれ、ロータ磁石の破壊は起こらず仮圧入
された。
【0061】
【表3】
【0062】第2の工程では、第1の工程での各条件で
約1万個の仮圧入されたロータを1リットルのビーカー
に入れ、真空容器中で0.1Torrまで排気したの
ち、熱硬化性液体エポキシ樹脂をビーカーに注入したの
ち、真空容器を大気にリークした。この後、さらに加圧
容器に入れ3〜5kg/cm2 の圧力で加圧してもよ
い。その後、ステンレスメッシュ容器に移しエポキシ樹
脂をほとんど流した後、余分なエポキシ樹脂はエタノー
ル中でロータが互いに付着しないように洗浄する。この
時、超音波洗浄を用いるとさらに洗浄は短時間で可能と
なる。その後、180℃で3時間キュアを行い、ロータ
軸とロータ磁石との接着固定が完了する。
【0063】それらのロータ軸を使用して、圧入、接着
によりロータ磁石との接合を行ったときに生じた結果を
表4に示す。ここで固定力は、圧入長さtが100μm
から400μmでは0.2kgf以上の固定力を示した
が、400μmを越えると固定力が0.2kgf未満と
なり接着の効果が出ていない。
【0064】
【表4】
【0065】これら表3,表4のように、圧入、接着に
よりロータ磁石との接合を行ったときに生じた結果にお
いて示されているように、圧入長さtが、ロータ磁石の
高さTにたいして、T/5≦t≦4T/5であるロータ
の場合にロータ磁石の割れや圧入時の軸ずれやハンドリ
ング時におけるロータ軸の抜けといった不良が発生せ
ず、良好な特性を有する電子時計用ロータが得られる。
すなわち、本実施例では、T=530μmなので、T/
5=106μm、4T/5=424μmとなる。したが
って、表4において、太線の枠で囲った範囲、すなわ
ち、本実施例においても、T/5≦t≦4T/5の範囲
で良好な特性を有する電子時計用ロータが得られる。
【0066】本実施例では、Sm2 Co17系のボンド磁
石を使用したが、SmCo5 系、NdFeB系ボンド磁
石でも同様の効果が得られる。
【0067】また、金属メッキの代わりに、有機高分子
であるポリパラキシリレン膜をロータ磁石に25μm蒸
着したものでも同様の効果が得られた。
【0068】実施例1および実施例2からわかるよう
に、電子時計用のロータ磁石として、焼結磁石およびボ
ンド磁石のいずれの方法により製造した磁石を使用して
も本発明を利用できる。
【0069】したがって、本発明により、ロータ磁石の
割れや圧入時の軸ずれやハンドリング時におけるロータ
軸の抜けといった不良が発生せず、良好な特性を有する
電子時計用ロータが得られる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、以下の
ようにして、電子時計用ロータを製造する。
【0071】すなわち、中心部に中空部を有する円筒形
のロータ磁石に、カナと軸とを一体にしたロータ軸とを
接合する方法において、圧入長さtがロータ磁石の高さ
Tに対して、T/5≦t≦4T/5であるロータ軸をロ
ータ磁石に初めに圧入する第1の工程と、次にロータ軸
とロータ磁石との隙間に接着剤を真空含浸により浸透さ
せて接合する第2の工程からなる製造方法により、電子
時計用ロータを製造する。
【0072】したがって、ロータ磁石が破壊せず、しか
も実用的な固定力を有する電子時計用ロータが得られ
る。すなわち、本発明により、ロータ磁石の割れや圧入
時の軸ずれやハンドリング時におけるロータ軸の抜けと
いった不良が発生せず、良好な特性を有する電子時計用
ロータが得られる。
【0073】したがって、本発明により、接合時にロー
タ磁石が割れないで接合ができ、しかも十分なロータ軸
の固定力を得るロータ軸とロータ磁石との固定構造およ
びその製造方法を提供することができる。さらに、本発
明により、信頼性のあるロータを安価に製造することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電子時計用ロータの断面
図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す電子時計用ロータの
断面図である。
【図3】従来例を示す電子時計用ロータの断面図であ
る。
【図4】図3のA−A’断面図である。
【符号の説明】
11、21、31 ロータ磁石 12、22、32 ロータ軸 14,24 接着剤 15、25、33 カナ 23 金属メッキ膜または有機皮膜 T ロータ磁石の高さ(金属メッキ膜、有機皮膜のある
場合はそれらを含む) t 圧入長さ a ロータ軸の圧入部における外径 b ロータ磁石の内径(金属メッキ膜、有機皮膜のある
場合はそれらを含む) c ロータ軸の接着部における外径 d ロータ磁石の外径(金属メッキ膜、有機皮膜のある
場合はそれらを含む)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲榊▼原 庸介 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内 (72)発明者 池田 浩 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社所沢事業所内 Fターム(参考) 2F001 AA03 AG13 5H002 AA08 AB08 AC04 AC06 AE08 5H622 CA01 CA05 DD02 DD05 PP01 PP03 PP11 PP19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に中空部を有する希土類磁石で形
    成されている円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体
    にしたロータ軸を圧入して接合される電子時計用ロータ
    であって、 ロータ磁石の中空部において、ロータ磁石の内周部でロ
    ータ軸と接触していない部分があり、その部分とロータ
    軸とで形成される空間に接着剤が充填されていることを
    特徴とする電子時計用ロータ。
  2. 【請求項2】 中心部に中空部を有する希土類磁石で形
    成されている円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体
    にしたロータ軸を圧入して接合される電子時計用ロータ
    であって、 圧入長さtが、ロータ磁石の高さTにたいして、T/5
    ≦t≦4T/5であり、ロータ磁石の中空部において、
    ロータ磁石の内周部でロータ軸と接触していない部分と
    ロータ軸とで形成される空間に接着剤が充填されている
    ことを特徴とする電子時計用ロータ。
  3. 【請求項3】 ロータ磁石が希土類ボンド磁石からな
    り、その希土類ボンド磁石の表面に金属メッキ膜または
    有機皮膜が形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載した電子時計用ロータ。
  4. 【請求項4】 接着剤が、熱硬化性エポキシ樹脂である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に
    記載した電子時計用ロータ。
  5. 【請求項5】 中心部に中空部を有する希土類磁石で形
    成されている円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体
    にしたロータ軸を圧入して接合する電子時計用ロータの
    製造方法であって、 ロータ軸をロータ磁石に圧入する第1の工程と、 ロータ磁石の中空部において、ロータ磁石の内周部でロ
    ータ軸と接触していない部分とロータ軸とで形成される
    空間に接着剤を充填する第2の工程、とを有することを
    特徴とする電子時計用ロータの製造方法。
  6. 【請求項6】 中心部に中空部を有する希土類磁石で形
    成されている円筒形のロータ磁石に、カナと軸とを一体
    にしたロータ軸を圧入して接合する電子時計用ロータの
    製造方法であって、 圧入長さtが、ロータ磁石の高さTにたいして、T/5
    ≦t≦4T/5であるロータ軸を圧入する第1の工程
    と、 ロータ磁石の中空部において、ロータ磁石の内周部でロ
    ータ軸と接触していない部分とロータ軸とで形成される
    空間に接着剤を充填する第2の工程、とを有することを
    特徴とする電子時計用ロータの製造方法。
  7. 【請求項7】 接着剤を真空含浸法により浸透させて充
    填することを特徴とする請求項5または請求項6に記載
    した電子時計用ロータの製造方法。
  8. 【請求項8】 ロータ磁石として希土類ボンド磁石を使
    用し、その希土類ボンド磁石の表面に金属メッキ膜また
    は有機皮膜を被覆することを特徴とする請求項5、請求
    項6または請求項7に記載した電子時計用ロータの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 接着剤として熱硬化性エポキシ樹脂を使
    用することを特徴とする請求項5、請求項6、請求項7
    または請求項8に記載した電子時計用ロータの製造方
    法。
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