JP2000083325A - バッテリー状態監視回路、バッテリー装置及び該バッテリー装置を搭載した電子機器 - Google Patents

バッテリー状態監視回路、バッテリー装置及び該バッテリー装置を搭載した電子機器

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JP2000083325A
JP2000083325A JP10254196A JP25419698A JP2000083325A JP 2000083325 A JP2000083325 A JP 2000083325A JP 10254196 A JP10254196 A JP 10254196A JP 25419698 A JP25419698 A JP 25419698A JP 2000083325 A JP2000083325 A JP 2000083325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコンによって充放電を制御するバッテリ
ー装置であって、充放電を安全に制御できるとともに、
残量容量を正確に検出できるようにしたバッテリー装置
を実現する。 【解決手段】 マイコンの電源電圧が低い状態もしくは
マイコンの電源電圧が低い状態から立ち上がった時、充
放電電流制御のスイッチ素子をオフしておき、マイコン
の電源電圧がマイコンが正常に動作する電圧になったこ
とを確認してからマイコンが命令信号を送って充放電電
流制御のスイッチ素子をオンする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウムイオン二次
電池などの二次電池の残量を計算することができるバッ
テリー装置およびバッテリー状態監視回路における安全
性の向上および、二次電池の残量計算の精度向上に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリー状態監視回路として
は、図2に回路ブロック図を示すような装置が知られて
いた。例えば、特開平9−312172号「バッテリー
パック、充電器、および充電システム、並びに充電方
法」にこのような構造が開示されている。これはスマー
トバッテリーシステム(Smart Battery
System)などと呼ばれているバッテリー装置に関
するものである。
【0003】スマートバッテリーシステムに用いられる
リチウムイオン二次電池はニッカド電池のような自己保
護作用がないので過充電保護の回路が必要である。この
ためバッテリー装置には、電池電圧を検出するための電
池電圧モニター回路4Aと外部から充電を停止するため
のスイッチ素子12Aが設けられている。バッテリー装
置22Aでは、電流モニター回路3Aや電池電圧モニタ
ー回路4Aからの信号A3A,A4Aを、情報処理手段
であるマイコン6Aが受けて二次電池7A,8A,9
A,10Aの各電池電圧や充電電流や放電電流を監視す
る。マイコン6Aは、これらの情報(各電池電圧、充電
電流、放電電流)を用いて、二次電池7A,8A,9
A,10Aの残量を計算すると共に、電流制限手段であ
るスイッチ素子12A,13Aのオン/オフを制御して
二次電池7A,8A,9A,10Aの充電や放電を制御
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に構成されたバ
ッテリー装置22Aは、マイコン6Aによって二次電池
7A,8A,9A,10Aの残量表示や充電の停止など
を行っている。マイコン6Aには電流モニター回路3A
や電池電圧モニター回路4Aからの出力電圧A3A,A
4Aが入力され、マイコン6Aは、入力された電圧A3
A,A4Aから二次電池7A,8A,9A,10Aの充
電電流や放電電流や各電池電圧を計算し、二次電池の残
量を算出することが出来る。また、マイコン6Aは二次
電池の状態(通常、過充電、過放電、過電流)によりス
イッチ素子12A,13Aのオン/オフ制御を行う。こ
のようにマイコン6Aは、バッテリー装置22Aにおけ
る保護機能(過充電保護、過放電保護、過電流保護)に
対する安全性を担っていると言える。
【0005】このように構成上重要なパーツであるマイ
コン6Aの電源としては、定電圧が与えられることが必
要である。例えば3.3Vや5.0Vなどの電圧が一般
的な値である。通常バッテリー状態監視回路14Aの電
源は二次電池7A,8A,9A,10Aの合計電池電圧
E2Aから供給される。二次電池の合計電池電圧E2A
は+端子15Aと−端子17Aの間に接続される負荷2
0Aの状態によって変化するので、レギュレータ1Aに
より二次電池の合計電池電圧E2Aを3.3Vや5.0
Vなどに制御して、マイコン6Aへ定電圧E4Aを供給
している。
【0006】しかし、レギュレータ1Aで定電圧E4A
を作ってマイコン6Aへ供給していても、バッテリー装
置22Aの放電が継続すれば二次電池の合計電池電圧E
2Aは低くなってゆくので、レギュレータ1Aで作られ
る定電圧E4Aはマイコン6Aが安定に動作できる電圧
を下回る場合がある。最悪の場合には、一般的にマイコ
ンの‘暴走’と呼ばれる現象にいたる。もしマイコン6
Aが暴走したらスイッチ素子12A,13Aのオン/オ
フを含むすべての制御が働かなくなるので、バッテリー
装置22Aの安全性はまったく保証されなくなってしま
う。
【0007】通常はマイコン6Aが暴走しないように、
マイコン6Aの電源に電圧検出回路2Aが接続されてい
る。電圧検出回路2Aは、例えばコンパレータと基準電
圧からなるものであり、入力された電圧がある設定電圧
になった時に出力電圧が変化するものである。図2では
レギュレータ1Aの出力電圧E4Aがある設定電圧(リ
セット検出電圧)以下になると電圧検出回路2Aの出力
がHighからLowへ変化する。マイコン6Aはこの
出力変化が起こった場合に動作を停止することで誤動作
を未然に防いでいる。このような制御方法を‘リセッ
ト’と呼ぶ。マイコンのリセット検出電圧とは、マイコ
ン6Aが誤動作(暴走)しない最低動作電圧であり、通
常5V入力のマイコンならリセット検出電圧は4.6V
程度の値とする。
【0008】次に、マイコン6Aへの電源電圧が上昇し
て再び動作可能となるときには、マイコン6Aへの入力
信号が一旦初期化される(以下パワーオンクリアと呼
ぶ)必要がある。このため、マイコン6Aへの入力信号
線にパワーオンクリア回路を設けて、マイコン6Aが動
き始めてから所定の時間だけ、パワーオンクリアをかけ
る。このとき、パワーオンクリア回路によるパワーオン
クリア動作は、マイコンが動作開始するタイミングと同
期させる必要がある。もしマイコンの動作開始とパワー
オンクリアとの同期がうまく取れない場合には、誤動作
を引き起こす可能性があり、この場合マイコンが動作不
可能となって、バッテリーパックの安全性が保証できな
くなってしまう。従って、パワーオンクリア回路は確実
な動作が要求される。
【0009】しかしながら、パワーオンクリア回路の動
作とマイコンの動作開始との同期を取るためには、マイ
コンの動作開始を常に監視している必要があり、回路構
成が複雑になってしまうという課題があった。このよう
なパワーオンクリア回路を設けることはコストアップと
なるため、従来のバッテリー監視回路およびバッテリー
パックでは、通常マイコン6A自身の初期化機能でパワ
ーオンクリアを代用させていることが多かった。しかし
これだと初期化機能の確実なマイコンを使用しなければ
ならず、マイコン選択が限られてしまうという課題があ
った。
【0010】そこで、本発明の目的は、従来のこのよう
な課題を解決し、安全性の高いバッテリー状態監視回路
及びバッテリーパックを安価に提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、マイコンが停止するような低い電源電
圧の場合や、マイコンの電源電圧が低い電圧から立ち上
がった場合(例えば、一度リセット検出電圧を下回った
状態から復帰する場合や、電源電圧を0Vから立ち上げ
た場合など)は、スイッチ素子をオフしておき、充電器
が接続されてマイコンの電源電圧が十分高くなってマイ
コンが正常に動作する電圧(電源電圧がリセット解除電
圧以上)になったことを確認した後、マイコンからスイ
ッチ素子をオンする命令信号を送ってからスイッチ素子
をオンするようにバッテリー状態監視回路及びバッテリ
ー装置を構成した。
【0012】具体的には、充放電回路に直列に接続さ
れ、スイッチ制御信号によって充放電回路を開閉するス
イッチ素子と、各部を制御するとともに、スイッチ制御
信号に対応する制御信号を出力するマイコンと、このマ
イコンの電源回路に接続され、電源回路の電源電圧が定
められた電圧以下になったことを検出し、マイコンにリ
セット信号を出力する電源電圧検出回路と、この電源電
圧検出回路とマイコン及びスイッチ素子とに接続され、
電源電圧検出回路からリセット信号が入力されたときに
は、スイッチ素子をオフするスイッチ制御信号を出力す
る制御回路とを設けてバッテリー状態監視回路を構成し
た。
【0013】この構成において、制御回路は、リセット
信号が入力されないときには、マイコンの出力する制御
信号に基づいてスイッチ制御信号を出力するように構成
してもよい。また、以上の構成において更に、充放電回
路の二次電池を接続する側の電圧と、充放電回路の充電
器を接続する側の電圧を入力し、両電圧のうち高い方の
電圧を選択してマイコンの電源回路に供給する電源電圧
切り替え回路を設けてもよい。
【0014】また、以上のように構成したバッテリー状
態監視回路を備え、このバッテリー状態監視回路の充放
電回路の一方に二次電池を接続し、充放電回路の他方に
は、充電器を接続するための充電端子を設けてバッテリ
ー装置を構成することができる。さらにまた、以上のよ
うに構成したバッテリー装置を電源装置として電子機器
を構成することができ、このような電子機器において、
電子機器に備えられるCPUをバッテリー装置内のバッ
テリー状態監視回路の情報処理手段として用いることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明では上記のような構成を実
現するために、マイコンの入力信号と出力信号を制御す
るための制御回路を新たに設けた。そして、電圧検出回
路2Aの出力信号をマイコンに入力するとともに、制御
回路にも入力している。制御回路5は少なくとも「デー
タリセット機能」を有している。
【0016】
【実施例】図1は本発明を適用したバッテリー状態監視
回路とこれを用いたバッテリー装置の構成例を示してい
る。以下にこの発明の実施例を図1に基づいて説明す
る。バッテリー装置とは二次電池(例えばリチウムイオ
ン二次電池)を複数個直列または並列に接続したもの
に、バッテリー状態監視回路と充放電電流制御のための
スイッチ素子などを設けたものである。図1の例では二
次電池7,8,9,10が直列に4個接続され、二次電
池10の負極はセンス抵抗11に接続されている。ま
た、センス抵抗11はバッテリー装置22の−端子17
に接続されている。二次電池7の正極は、FET(Fi
eld Effect Transistor)等で構
成されたスイッチ素子13に接続されている。スイッチ
素子13は、スイッチ素子12と直列に接続されてい
る。さらにスイッチ素子12は、バッテリー装置22の
+端子15に直列に接続されている。スイッチ素子1
2,13は充電器21からの充電や二次電池7,8,
9,10からの放電を制御するために使われている。二
次電池7,8,9,10への充電を禁止する時にはスイ
ッチ素子12をオフにすれば良い。また二次電池7,
8,9,10からの放電を禁止する時にはスイッチ素子
13をオフにすれば良い。スイッチ素子12,13は、
二次電池10の負極とセンス抵抗11の間に接続しても
よい。この時、スイッチ素子(例えばFET)の種類
(Nch,Pch)等をそれにあわせて適当に変更する
ことが必要である。同じようにセンス抵抗11もバッテ
リー装置22の+端子15側に接続してもよい。
【0017】バッテリー状態監視回路14はレギュレー
タ1、電圧検出回路2、電流モニター回路3、電池電圧
モニター回路4、制御回路5、マイコン6等で構成され
ている。レギュレータ1は、例えば図3に示すように抵
抗23,24と基準電圧25とコンパレータ26とPc
hドライバー27からなっており、入力電圧E3が変動
しても出力電圧E4が常に一定(例えば3.3Vや5
V)となるように働く。また制御信号B1によりレギュ
レータ1の出力のオン/オフを制御することができる。
【0018】レギュレータ1の出力には電圧検出回路2
が接続されている。電圧検出回路2は、例えば図1の点
線四角内のようにコンパレータと基準電圧からなるもの
であり、入力された電圧がある設定電圧になった時に出
力電圧が変化するものである。図1では、レギュレータ
1の出力電圧E4がある設定電圧(リセット検出電圧)
以下になると電圧検出回路2の出力RSがHighから
Lowへ変化する。マイコン6はこの出力変化が起こっ
た場合に動作を停止することで、誤動作を未然に防ぐこ
とができる。通常、このような制御方法は‘リセット’
と呼ばれる。マイコンのリセット検出電圧とは、マイコ
ンが誤動作(暴走)しない最低動作電圧であり、通常5
V入力のマイコンならリセット検出電圧は4.6V程度
の値とする。
【0019】電流モニター回路3は、充放電電流によっ
てセンス抵抗11の両端に生ずる電圧を、マイコン6が
読み取り可能な電圧に増幅して制御回路5へ出力する回
路である。一般的にセンス抵抗11の抵抗値は数十mΩ
と小さいので、電流モニター回路3はセンス抵抗11の
両端の電圧を数十から数百倍に増幅して制御回路5へ出
力している。図4に電流モニター回路3の構成例を示
す。G1とG2はセンス抵抗を接続する端子である。セ
ンス抵抗11の両端に生ずる電圧は、充電電流モニター
アンプ28および放電電流モニターアンプ29で増幅さ
れる。信号B3は、スイッチ素子30とスイッチ素子3
1のオン/オフを切替える信号で、これらのスイッチ素
子を切り換えることによって、充電電流に比例した電圧
または放電電流に比例した電圧を端子A3に出力するよ
うになっている。
【0020】電池電圧モニター回路4は、二次電池7,
8,9,10のそれぞれの電圧を、マイコン6が読み取
り可能な電圧に変換して出力する。図5に電池電圧モニ
ター回路4の構成例を示す。電池電圧モニター回路4
は、切換えスイッチ回路33と電池電圧モニターアンプ
34などからなる回路である。切換えスイッチ回路33
により二次電池7,8,9,10の一本ずつの電池電圧
を選択し、選択した電池電圧を電池電圧モニターアンプ
34によってマイコン6が読み取りやすい電圧に変換し
て、これを一本の信号線に電圧A4として出力する。制
御信号B4はマイコン6によって制御される信号であ
り、この制御信号B4によってどの電池を選択するかを
決め、1本の信号線に順次各電池の電圧を出力する回路
となっている。図5では制御信号B4は一本の線で描か
れているが、複数の信号線によって構成される場合もあ
る。また図5の切換えスイッチ回路33内部のスイッチ
の図は模式的表現であり、一本ずつの電池電圧を出力で
きるようなスイッチの構成ならどんなものでも構わな
い。
【0021】制御回路5は、「電源電圧の切換え機能」
と「マイコンとの通信機能及び各回路ブロックの制御機
能」と「アナログ信号の切換え機能」と「データリセッ
ト機能」を有している。図6に制御回路5の構成例を示
す。制御回路5の「電源電圧の切換え機能」は、充電器
の電圧E1と二次電池の合計電池電圧E2をコンパレー
タ35で比較し、この結果に基づいてスイッチ素子3
6,37を切替え、どちらか高いほうの電圧をE3へ出
力し、レギュレータ1の電源電圧とすることである。
【0022】制御回路5の「マイコンとの通信機能及び
各回路ブロックの制御機能」は、図6に示すシリアル/
パラレル変換回路39によって(マイコン6からの)シ
リアルデータ信号DAをパラレルデータ信号D5〜D0
に変換し、さらに論理回路40で各回路ブロックへの制
御信号B1,B3,B4,F1,F2,Hに変換するこ
とである。
【0023】マイコン6からの通信信号は例えば図7に
示すように、タイミングクロック信号TKとシリアルデ
ータ信号DAからなり、タイミングクロック信号TKが
Highの時のシリアルデータ信号DAがマイコン6か
ら送られてくる命令信号である。図7の例では6ビット
のシリアルデータで一つの命令を構成している。信号の
時間軸は右から左に向かっており、D0が時間的に先の
信号で、D5が時間的には後の信号である。この例では
Highを‘1’とし、Lowを‘0’とすると、D5
〜D0は‘011010’というデータを表現してい
る。
【0024】図8に6ビットの命令の例を示す。例え
ば、バッテリー状態監視回路14を初期化(リセット)
したい場合はマイコン6からD5〜D0として‘000
000’のデータが送られてくる。充電電流をモニター
したい場合はマイコン6からD5〜D0として‘101
100’のデータが送られてくる。図7および図8で
は、マイコン6の命令を6ビットとしたが、6ビット以
外で命令を構成してもかまわない。さらに、マイコンか
ら送られてくる信号の数をTKとDAの2としている
が、2以外でもかまわない。また、マイコンから送られ
てくる命令は図8で限定されるべきものではないし、H
ighとLowの論理が異なっていてもかまわない。
【0025】図6における論理回路40は各回路ブロッ
ク(例えば電流モニター回路3など)へ制御信号(例え
ばB3など)を送る働きを持ち、パラレルデータ信号D
5〜D0を論理素子(例えばNAND回路、NOR回
路、インバータなど)を用いて図8に示す命令に合うよ
うに論理合成する。例えば、充電電流モニターの命令
‘101100’の場合はB3のみをHighとし、そ
の他の制御電圧(B1,B4,F1,F2,H)は変化
しない論理構成とするという様にである。
【0026】制御回路5の「アナログ信号の切換え機
能」は、図1の電流モニター回路3の出力信号A3と電
池電圧モニター回路4の出力信号A4を、図6の論理回
路40で処理した信号Hによってスイッチ素子41,4
2を切替えて、マイコン6へアナログ信号ANとして送
ることである。アナログ信号ANの出力はマイコン6か
らの信号TK,DAにより充電電流または放電電流また
は各電池電圧のどれかを選択するようになっている。
【0027】制御回路5の「データリセット機能」は、
図1のレギュレータ1の出力電圧E4がマイコン6のリ
セット検出電圧を下回った時に変化する信号RSによっ
て、図6に示すシリアル/パラレル変換回路39のパラ
レルデータ信号D5〜D0のすべてを0にする(制御回
路5内部のデータを初期化する)ことである。そしてこ
の初期化した状態で、図6の論理回路40における論理
を、図1の充放電を制御するスイッチ素子12,13が
オフとなる様にする。
【0028】制御回路5の「データリセット機能」が働
いた時、マイコン6への入力信号ANはLOWとなる。
この状態は、再びレギュレータ1の出力電圧E4がマイ
コン6のリセット検出電圧を上回ってマイコン6が動作
し始め、所定のデータを要求するまで保持されるる。従
って、マイコンの動作開始時には必ずパワーオンクリア
がかかる構成となっている。仮にマイコン6のデータ要
求機能が故障して動作しなくなっても、入力信号ANの
LOW状態は保たれたままなので、まちがった入力信号
ANが入力されて誤動作することもなく、バッテリーパ
ックの安全性が高まる。すなわち本発明では信号RSに
よって、マイコン6のリセットと入力信号ANのパワー
オンクリアとを同時に制御することが可能となった。
【0029】図1の本発明の実施例で言うところのマイ
コン6とは、二次電池7,8,9,10の電池電圧と充
電電流と放電電流を監視する機能と、それらの情報から
二次電池7,8,9,10の残量を計算する機能を有す
るものである。マイコン6はA/D変換及び演算機能お
よび通信機能等を有しており、制御回路5に命令信号T
K,DAを送ってこれを制御し、電流モニター回路3や
電池電圧モニター回路4からのアナログ信号A3,A4
をアナログ信号ANとして順次選択出力させる。さらに
マイコン6は、このアナログ信号ANを入力して、A/
D変換を行った後、充電電流および放電電流を積算し、
各電池電圧を考慮して二次電池の残量を計算する。
【0030】さらにマイコン6は二次電池7,8,9,
10の各電池電圧や放電電流を監視して、各二次電池の
電圧や放電電流に応じてスイッチ素子12,13のオン
/オフを制御することによってバッテリー装置22を保
護している。マイコン6はバッテリー装置22における
保護機能(過充電保護、過放電保護、過電流保護)に対
する安全性を担っているので、マイコン6が停止した
り、故障したりして保護機能が働かなくなれば最悪バッ
テリー装置22が爆発する可能性がある。そこで、たと
えマイコン6が停止したり、故障したりしたとしてもバ
ッテリー装置22を安全に制御するために、マイコン6
が停止するような低い電源電圧の場合やマイコン6の電
源電圧が低い電圧から立ち上がった場合(例えば、一度
リセット検出電圧を下回った状態から復帰する場合や、
マイコン6の電源を0Vから立ちあげる場合など)は、
電圧検出回路2でリセットをかけてスイッチ素子12,
13をオフしておく。そして、充電器21が接続され、
マイコン6へ供給される電源電圧E4が高くなり、マイ
コン6が正常に動作する電圧以上になってから、マイコ
ン6から制御回路5へ命令信号を送って、スイッチ素子
12,13をオンするようにする。例えば図8の例では
命令信号‘100111’をマイコン6が制御回路5に
送って、初めてスイッチ素子12,13がオンする。
【0031】こうすることによって、マイコン6がスイ
ッチ素子12,13をオンする命令を送らない限りスイ
ッチ素子12,13はオフしたままとなるので、例えば
マイコン6が停止したり、故障したりしてコントロ−ル
が効かなくなったりしても、充電も放電も出来ない状態
を維持し続ける。こうして、マイコン6が停止した場合
や故障した場合でもバッテリー装置22の安全性を確保
することができるのである。
【0032】また、マイコン6がリセット状態から復帰
する時、スイッチ素子12,13がオフから始まり、マ
イコン6が完全に安定動作してからスイッチ素子12,
13をオンするので、計測できない充電電流や放電電流
が無くなり、二次電池の残量計算の精度が向上する。次
に本実施例の動作について図9と図10を用いて説明す
る。図9は本実施例の動作タイミングを示す図である。
横軸は時間、縦軸は電圧を表わしており、合計電池電圧
とレギュレータ1の出力電圧を示している。時間0〜t
aの期間は、バッテリー装置22から負荷20に電流を
供給しており、合計電池電圧は時間と共に低下してい
る。時間taにおいて合計電池電圧がレギュレータ1の
出力電圧と同じになる。時間taaにおいて、レギュレ
ータ1の出力電圧が電圧検出回路2の検出電圧(マイコ
ンのリセット検出電圧)に達する。この時電圧検出回路
2の出力電圧RSが変化して、マイコン6にリセットを
かけると同時に制御回路5にもリセットをかけ、マイコ
ン6への入力信号ANがLowにリセットされる。
【0033】次に時間tbにおいて充電器21が接続さ
れる。図1の様に構成されたバッテリー装置22では充
電器21が接続された瞬間にレギュレータ1の入力に充
電器の電圧と合計電池電圧のうち高いほうの電圧が供給
されることになる。充電器21の電圧がレギュレータ1
の所望の出力電圧(例えば3.3Vや5V)よりも高け
れば、充電器21が接続された瞬間にレギュレータ1は
マイコン6へ所望の定電圧(例えば3.3Vや5V)を
供給する。電圧検出回路2はレギュレータ1の出力電圧
を監視しており、レギュレータ1の出力電圧がマイコン
6が正常に動作する電圧(マイコン6のリセット解除電
圧以上)になったら電圧検出回路2の出力RSが反転
し、マイコン6が動作を開始する。この時はまだ入力信
号ANはLowのままである。次に、マイコン6が自己
診断を行って正常であることを確認した後、時間tcに
おいて所定のデータ要求命令を制御回路5に送る。制御
回路5は信号を処理した後、電流モニター回路3、電池
電圧モニター回路4にデータを送る。これに応じて電流
モニター回路3、電池電圧モニター回路4は対応するデ
ータを制御回路5に再び出力する。これを受けてはじめ
て、制御回路5は所定の信号ANをマイコン6へ出力す
る。すなわちマイコン6が安定動作に入ってからパワー
オンクリアを解除することになるので、二次電池の残量
計算の精度が向上する。
【0034】図10は図9の動作フローを示した図であ
る。時間taで負荷への電流供給により合計電池電圧が
レギュレータの出力電圧と同じになり、その後さらに放
電が進み、時間taaでレギュレータ1の出力電圧が電
圧検出回路2の検出電圧(リセット検出電圧)以下にな
るとリセット信号RSがhighからLowに変化す
る。
【0035】リセット信号RSによってマイコン6をリ
セットし、同時に制御回路5をリセットして入力信号A
NをLowにする。この後充電器21を接続するとレギ
ュレータ1の入力には充電器21の電圧(合計電池電圧
やレギュレータ1の所望の電圧よりも高い電圧)が印加
されるので、レギュレータ1の出力電圧がリセット解除
電圧以上となる(所望の電圧となる)。
【0036】この後マイコン6がリセット状態から復帰
し自己診断を行う。もし、マイコンの自己診断でNGと
なれば、マイコン6から所定のデータを要求する命令を
送らないので、入力信号ANはLowのままとなる。マ
イコン6の自己診断でOKとなれば、マイコン6から所
定のデータを要求する命令を制御回路5に送る。この
時、もし命令が送られない場合は入力信号ANはLow
のままとなり、命令が送られた場合は入力信号ANはデ
ータ要求に対応した所定の値となる。
【0037】図11は本発明の別の実施例のブロック図
を示したものである。この実施例では、マイコン6がバ
ッテリー状態監視回路14とは別の部品として構成され
ている。構成要素、動作原理は図1で説明した実施例と
まったく同じである。このように本発明のバッテリー装
置は、一つの部品(IC)のなかにすべての機能を持た
せても有効であるし、基板上にマイコンやスイッチ素子
などを実装して、複数個の部品で構成しても同じ効果が
得られる。
【0038】図11のような実施例においては、マイコ
ン6としては、さまざまなタイプのものが組み合わされ
ることもある。ここでもし、一度リセットされて復帰す
る時に不定の入力信号ANが残っていると動作を開始し
ないようなマイコンが選択された場合でも、本発明では
何ら不都合は起こらない。このように組み合わせるマイ
コンの選択範囲が広いという点において、本発明は非常
に有効である。
【0039】図1、図11に示した実施の形態は、それ
ぞれの二次電池7,8,9,10が直列に接続された場
合の構成例について説明した。しかし、本発明は複数の
二次電池が並列に接続された場合にも同様にして適用で
きる。本発明は、たとえマイコン6がその他の回路ブロ
ックと一体化(1チップ化)していて他の回路ブロック
と識別が困難であったとしても、二次電池の電池電圧と
充電電流と放電電流を監視する機能とそれらの情報から
二次電池の残量を計算する機能を有する回路ブロックを
マイコンとみなして適用することができる。
【0040】図12は、本発明によるバッテリー装置を
搭載した電子機器の一実施例を示した説明図である。図
12は、電子機器であるノートパソコン99にバッテリ
ー装置22を電源として組み込んでいる。バッテリー装
置22にはバッテリー状態監視回路14が組み込まれて
いる。現在のノートパソコンに多く搭載されているリチ
ウム二次電池バッテリーは、リチウムの反応性の高さか
ら火災や爆発などの危険性が指摘されている。つまりノ
ートパソコンの安全性はバッテリー装置の安全性で決ま
るところが大きく、ノートパソコンの安全性を高めよう
とすれば、バッテリー状態監視回路およびバッテリー装
置の安全性を高めることが不可欠である。ここで本発明
のバッテリー状態監視回路およびバッテリー装置は前記
説明のとおり、その安全性が高いために、ノートパソコ
ンのバッテリーとして最適であり、ノートパソコンの安
全性に対する貢献は多大である。したがって本発明はバ
ッテリー装置を組み込んだノートパソコン99に対して
も適用される。
【0041】また、本発明はマイコンの選択範囲が広い
という点において優れているために、例えば電池残量計
算機能の一部をノートパソコンのマイコンに行なわせる
ことも可能である。この点からも本発明のバッテリー装
置と、それを組み込んだ電子機器との結びつきは強く、
発明の適用範囲は広い。図12のノートパソコン99は
電子機器としての一例に過ぎず、ノートパソコン以外の
電子機器に対しても同様の理由で本発明を適用すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明のバッテリー状態
監視回路およびバッテリー装置では、電圧検出回路2A
の出力信号をパワーオンクリア信号として兼用したこと
により、マイコンの電源電圧が低い状態もしくはマイコ
ンの電源電圧が低い状態から立ち上がった時、マイコン
への入力信号を初期状態としておくことができるので、
安全性の高いバッテリー状態監視回路およびバッテリー
パックまたはバッテリーパックを組み込んだ電子機器を
提供できるようになった。また、バッテリー状態監視回
路と組み合わせ可能なマイコンの選択範囲が広くなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置を示したブロック図である。
【図2】従来のバッテリー状態監視回路及びそれを用い
たバッテリー装置を示したブロック図である。
【図3】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置に用いられているレギュレータの回
路図である。
【図4】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置に用いられている電流モニター回路
の回路図である。
【図5】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置に用いられている電池電圧モニター
回路の回路図である。
【図6】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置に用いられている制御回路の回路図
である。
【図7】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置に用いられているマイコンと制御回
路の間の通信信号のタイミングチャート図である。
【図8】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置に用いられているマイコンの制御回
路への命令信号の説明図である。
【図9】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを用
いたバッテリー装置の動作タイミングの説明図である。
【図10】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを
用いたバッテリー装置の動作フローの説明図である。
【図11】本発明のバッテリー状態監視回路及びそれを
用いたバッテリー装置の他の例を示したブロック図であ
る。
【図12】本発明による電子機器の実施例を示した説明
図である。
【符号の説明】
1、1A レギュレータ 2、2A 電圧検出回路 3、3A 電流モニター回路 4、4A 電池電圧モニター回路 5 制御回路 6、6A マイコン 7、8、9、10、7A、8A、9A,10A
二次電池 11、11A ・・・センス抵抗 12、13、12A、13A
スイッチ素子 14、14A バッテリー状態監視回路 15、15A +端子 16、16A 通信端子 17、17A −端子 18、18A レギュレータ 19、19A PCマイコン 20、20A 負荷 21、21A 充電器 22、22A バッテリー装置 23A、24A Nchトランジスタ 25A、26A 抵抗 23、24 抵抗 25 基準電圧 26 コンパレータ 27 Pchドライバー 28 充電電流モニターアンプ 29 放電電流モニターアンプ 30、31 スイッチ素子 32 インバータ 33 切替えスイッチ回路 34 電池電圧モニター回路 35 コンパレータ 36、37 スイッチ素子 38、42 インバータ 39 シリアル/パラレル変換回路 40 論理回路 41、42 スイッチ素子 43 インバータ E1,E1A 充電器電圧 E2,E2A 合計電池電圧 E3 E1とE2のうち高いほうの電圧 E4,E4A レギュレータの出力電圧(マイコ
ンの電源電圧) G1,G1A 二次電池10のマイナス極電圧 G2,G2A 充電器のマイナス極電圧 A3,A3A 電流モニター回路の出力電圧 A4,A4A 電池電圧モニター回路の出力電圧 B1,B1A レギュレータの制御信号 B3,B3A 電流モニター回路の制御信号 B4,B4A 電池電圧モニター回路の制御信号 RS 電圧検出器の出力電圧 AN 二次電池のアナログ信号 TK タイミングクロック信号 DA シリアルデータ信号 H アナログ信号の選択信号 F1 スイッチ素子12の制御信号 F2 スイッチ素子13の制御信号 D5〜D0 マイコンからの命令信号をパラレ
ル化した時のデータ 99 ノートパソコン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月10日(1999.12.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/24 G06F 1/00 350B (72)発明者 吉田 信一 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 2G016 CA00 CA07 CB12 CB13 CB21 CB22 CB31 CB32 CC03 CC04 CC05 CC10 CC12 CC14 CC15 CC16 CC27 CD06 CD14 5B011 DA13 DB11 EA08 GG03 GG14 5B054 AA11 BB01 EE03 5G003 AA01 BA02 CA01 CA11 CC02 DA07 DA13 FA08 GC05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電と放電が可能である二次電池の電流
    を調節する電流制限手段を制御するとともに、前記二次
    電池の状態を監視するバッテリー状態監視回路におい
    て、 該バッテリー状態監視回路内には少なくとも、 前記二次電池の電圧または電流の少なくとも一方を監視
    して、前記二次電池情報を出力する状態監視手段と、 該状態監視手段から入力される前記二次電池情報を変換
    して出力する制御回路と、 該制御回路から入力される変換された前記二次電池情報
    を計算し、該計算結果に基づいて前記電流制限手段を制
    御する情報処理手段と、 前記制御回路と前記情報処理手段とを必要に応じてリセ
    ットまたはリセット解除するリセット回路とを設けたこ
    とを特徴とするバッテリー状態監視回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、 前記リセット回路からリセット命令を入力した場合は、
    所定の初期値を出力するとともに、 前記リセット回路からリセット解除命令を入力した場合
    は、その後に前記情報処理手段から二次電池情報要求命
    令を入力することによってリセットを解除し、前記二次
    電池情報を変換して出力するようになることを特徴とす
    る請求項1記載のバッテリー状態監視回路。
  3. 【請求項3】 前記電流制限手段がスイッチングトラン
    ジスタで構成され、前記二次電池の充電電流と放電電流
    の少なくとも一方をオン/オフできるものであることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のバッテリー状
    態監視回路。
  4. 【請求項4】 外部端子である+端子と−端子との間
    に、 充電と放電が可能である二次電池と、 該二次電池の電流を調節する電流制限手段とを接続し、 更に前記電流制限手段を制御するとともに、前記二次電
    池の状態を監視する請求項1ないし請求項3記載のバッ
    テリー状態監視回路を具備したことを特徴とするバッテ
    リー装置。
  5. 【請求項5】 情報処理手段を備え、該情報処理手段か
    らの命令信号により充放電電流を制御するためのスイッ
    チ素子をオン/オフすることによって、二次電池への充
    放電電流を制御するように構成したバッテリー状態監視
    回路において、 前記情報処理手段の電源電圧が定められた電圧以下であ
    る場合、または前記情報処理手段の電源電圧が前記定め
    られた電圧以上であっても、前記情報処理手段の電源電
    圧が前記定められた電圧以下の電圧から立ち上がった場
    合には、前記充放電電流を制御するためのスイッチ素子
    をオフ状態として維持し、前記情報処理手段が前記スイ
    ッチ素子をオンする命令を送るまで前記スイッチ素子は
    オフ状態を維持することを特徴とするバッテリー状態監
    視回路。
  6. 【請求項6】 +端子と、−端子と、充放電電流を制御
    するためのスイッチ素子と、二次電池と、充放電電流を
    モニターするためのセンス抵抗と、バッテリー状態監視
    回路を有し、情報処理手段からの命令信号により前記充
    放電電流を制御するためのスイッチ素子をオン/オフす
    ることによって、前記二次電池への充放電電流を制御す
    るように構成したバッテリー装置において、 前記情報処理手段の電源電圧が定められた電圧以下であ
    る場合、または前記情報処理手段の電源電圧が前記定め
    られた電圧以上であっても、前記情報処理手段の電源電
    圧が前記定められた電圧以下の電圧から立ち上がった場
    合には、前記充放電電流を制御するためのスイッチ素子
    をオフ状態として維持し、前記情報処理手段が前記スイ
    ッチ素子をオンする命令を送るまで前記スイッチ素子は
    オフ状態を維持することを特徴とするバッテリー装置。
  7. 【請求項7】 充放電回路に直列に接続され、スイッチ
    制御信号によって前記充放電回路を開閉するスイッチ素
    子と、 各部を制御するとともに、前記スイッチ制御信号に対応
    する制御信号を出力する情報処理手段と、 該情報処理手段の電源回路に接続され、該電源回路の電
    源電圧が定められた電圧以下になったことを検出し、前
    記情報処理手段にリセット信号を出力する電源電圧検出
    回路と、 該電源電圧検出回路と前記情報処理手段及び前記スイッ
    チ素子とに接続され、前記電源電圧検出回路から前記リ
    セット信号が入力されたときには、前記スイッチ素子を
    オフするための前記スイッチ制御信号を出力する制御回
    路とを有することを特徴とするバッテリー状態監視回
    路。
  8. 【請求項8】 充放電回路に直列に接続され、スイッチ
    制御信号によって前記充放電回路を開閉するスイッチ素
    子と、 各部を制御するとともに、前記スイッチ制御信号に対応
    する制御信号を出力する情報処理手段と、 該情報処理手段の電源回路に接続され、該電源回路の電
    源電圧が定められた電圧以下になったことを検出し、前
    記情報処理手段にリセット信号を出力する電源電圧検出
    回路と、 該電源電圧検出回路と前記情報処理手段及び前記スイッ
    チ素子とに接続され、前記電源電圧検出回路から前記リ
    セット信号が入力されたときには、前記スイッチ素子を
    オフするための前記スイッチ制御信号を出力し、前記リ
    セット信号が入力されないときには、前記情報処理手段
    の出力する前記制御信号に基づいて前記スイッチ制御信
    号を出力する制御回路とを有することを特徴とするバッ
    テリー状態監視回路。
  9. 【請求項9】 前記充放電回路の二次電池を接続する側
    の電圧と、前記充放電回路の充電器を接続する側の電圧
    を入力し、両電圧のうち高い方の電圧を選択して前記情
    報処理手段の電源回路に供給する電源電圧切り替え回路
    を設けたことを特徴とする請求項7または請求項8記載
    のバッテリー状態監視回路。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9記載のバッテ
    リー状態監視回路を備え、 該バッテリー状態監視回路の前記充放電回路の一方に二
    次電池を接続し、 前記充放電回路の他方には、充電器を接続するための充
    電端子を設けたことを特徴とするバッテリー装置。
  11. 【請求項11】 請求項4または請求項10記載のバッ
    テリー装置を具備したことを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 前記電子機器はCPUを備え、該CP
    Uを前記バッテリー状態監視回路の情報処理手段とした
    ことを特徴とする請求項11記載の電子機器。
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