JP2000082905A - アンテナ装置およびそれを用いた通信機 - Google Patents

アンテナ装置およびそれを用いた通信機

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JP2000082905A JP11068349A JP6834999A JP2000082905A JP 2000082905 A JP2000082905 A JP 2000082905A JP 11068349 A JP11068349 A JP 11068349A JP 6834999 A JP6834999 A JP 6834999A JP 2000082905 A JP2000082905 A JP 2000082905A
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正二 南雲
Junichi Kurita
淳一 栗田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利得が向上し、接地導体に隣接するなどの使
用する外部環境による特性変化の少ないアンテナ装置を
提供する。 【解決手段】 表面実装型アンテナ5と、モノポールア
ンテナ23を、同一給電点から給電するとともに、表面
実装型アンテナ5の放射電極11の接地端を基準とする
開放端11aの方向と、モノポールアンテナ23の給電
端23aを基準とする開放端23bの方向とを、互いに
逆方向になるように配置する。 【効果】 アンテナ装置を使用する外部環境による特性
の変化を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置およ
びそれを用いた通信機、特に移動体通信機などに用いら
れるアンテナ装置およびそれを用いた通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の移動体通信機、特にPHSなどの
携帯電話の高性能化が進む中で、そこに搭載されるアン
テナにおいても小型化や高利得化などの更なる高性能化
が要求されるようになってきている。
【0003】図6に、移動体通信機に搭載される従来の
アンテナ装置を示す。図6において、アンテナ装置1
は、実装基板2の一方主面2aに接地電極3が形成さ
れ、一方主面2aのコーナー部に接地電極3の削除部3
aが設けられ、そこに給電配線4が形成され、表面実装
型アンテナ5が実装されて構成されている。そして、給
電配線4は、表面実装型アンテナ5の給電端子(図示せ
ず)に接続されるとともに、実装基板2上に設けられた
信号源6に接続されている。
【0004】ここで、図7に、表面実装型アンテナ5の
詳細を示す。表面実装型アンテナ5は、特開平10−1
3139号公報にその基本構成が示されている。
【0005】図7において、表面実装型アンテナ5は、
絶縁体の1つであるセラミックスや樹脂などの誘電体か
らなる直方体状の基体10の表面にいくつかの電極を形
成して構成されている。まず、基体10の他方主面10
bから1つの端面10dを介して再び他方主面10bに
かけてストリップ状の放射電極11が形成されている。
放射電極11の一端は開放端11aを形成し、他端は基
体10の端面10cから一方主面10aにかけて形成さ
れた第1のグランド端子12に接続されている。また、
基体10の他方主面10bには、放射電極11と離隔し
て給電電極13が形成され、給電電極13の一端は、基
体10の端面10cから一方主面10aにかけて形成さ
れた給電端子14に接続されている。同じく、基体10
の他方主面10bには、放射電極11の開放端11aに
近接してグランド電極15が形成され、グランド電極1
5の一端は基体10の端面10cから一方主面10aに
かけて形成された第2のグランド端子16に接続されて
いる。また、基体10の一方主面10aには放射電極1
1に接続して固定用端子17および18が形成されてい
る。
【0006】ここで、第1および第2のグランド端子1
2および16、給電端子14、固定用端子17および1
8の5つの電極は、表面実装型アンテナ5を実装基板
(図示せず)に搭載するときに、実装基板側のグランド
電極や給電線路、固定用電極と半田付けなどによって接
続される電極であるため、その他の電極と区別するため
に端子と表現している。
【0007】このように構成された表面実装型アンテナ
5において、給電端子14に高周波信号が入力される
と、給電電極13と放射電極11の開放端11aとの間
に形成される静電容量を介して、放射電極11に高周波
信号が伝達される。放射電極11は、放射電極11自身
のインダクタンス成分と、放射電極11の開放端11a
とグランド電極15との間に形成される静電容量とで共
振し、その共振のエネルギーの一部が電波として空間に
放射され、アンテナとして機能する。
【0008】この際、放射電極11は一端が開放端11
aとなり、他端が接地端となっているので約1/4波長
の共振となり、放射電極11に流れる電流、すなわち表
面実装型アンテナ5に流れる電流19の方向は、放射電
極11の接地端(具体的には第1のグランド端子12)
から開放端11aに向う方向となる。その結果、表面実
装型アンテナ5から放射される電波および表面実装型ア
ンテナ5で受信される電波は、その電界成分が、図7に
示す座標で主としてz軸方向に振動する電波となる。
【0009】なお、表面実装型アンテナ5においては、
電極と端子を分離して形成していたが、これらは必ずし
も何らかの境界で明確に分離できるものではなく、電極
と端子が一体に形成されていても構わないものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6のアンテナ装置1
において、表面実装型アンテナ5に電流19が流れる
と、主として接地電極3に、電流19に対して位相が1
80度異なるイメージ電流7が流れる。
【0011】ところで、アンテナ装置1を使用するとき
には、実装基板2はプラスチックや金属などの筐体で覆
われる。そして、その筐体は机の上やバッグの中などに
置かれることが多い。机の上やバッグの中では金属など
の導電性の物に隣接して置かれることも多く、それらは
ほぼ接地導体とみなすことができる。そのため、このよ
うなアンテナ装置1を使用する外部環境によって、表面
実装型アンテナ5に流れる電流19のイメージ電流7
は、その流れる場所や方向が隣接する接地導体によって
変化し、それによってアンテナ装置1の利得や指向性な
どの特性が変化するという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、利得が向上し、使用す
る外部環境によるアンテナ装置の特性変化の少ないアン
テナ装置およびそれを用いた通信機を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のアンテナ装置は、絶縁体からなる基体の
表面に、一端が開放端となり他端が接地端となるストリ
ップ状の放射電極と、該放射電極と離隔した給電電極を
形成してなる表面実装型アンテナと、該表面実装型アン
テナの近傍に配置されたモノポールアンテナとからな
り、前記表面実装型アンテナと前記モノポールアンテナ
を同一給電点から給電するとともに、前記表面実装型ア
ンテナに流れる電流のイメージ電流を前記モノポールア
ンテナに流し、前記モノポールアンテナに流れる電流の
イメージ電流を前記表面実装型アンテナに流すように配
置したことを特徴とする。
【0014】また、本発明のアンテナ装置は、絶縁体か
らなる基体の表面に、一端が開放端となり他端が接地端
となるストリップ状の放射電極と、該放射電極と離隔し
た給電電極を形成してなる表面実装型アンテナと、該表
面実装型アンテナの近傍に配置されたモノポールアンテ
ナとからなり、前記表面実装型アンテナと前記モノポー
ルアンテナを同一給電点から給電するとともに、前記表
面実装型アンテナの前記放射電極の接地端を基準とする
開放端の方向と、前記モノポールアンテナの給電点を基
準とする開放端の方向とを、互いに逆方向になるように
配置したことを特徴とする。
【0015】また、本発明のアンテナ装置は、前記モノ
ポールアンテナの電気長を、使用周波数において1/8
波長から1/4波長としたことを特徴とする。
【0016】また、本発明の通信機は、上記のいずれか
に記載のアンテナ装置を用いたことを特徴とする。
【0017】このように構成することにより、本発明の
アンテナ装置は利得が向上し、置く場所による特性変化
を小さくすることができる。
【0018】また、本発明の通信機は特性の向上を図る
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のアンテナ装置の
一実施例を示す。ここで、図1(a)は実装基板2の一
方主面2a側から見た図を、図1(b)は実装基板2の
他方主面2b側から見た図を示している。図1で、図6
および図7と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付
し、その説明を省略する。
【0020】図1に示したアンテナ装置20において、
実装基板2の他方主面2bには接地電極21が形成さ
れ、実装基板2の他方主面2bのコーナー部の、接地電
極21の削除部21aには給電配線22が形成され、モ
ノポールアンテナ23が実装されている。モノポールア
ンテナ23の給電端23aは給電配線22に接続されて
いる。そして、実装基板2の一方主面2aに形成された
給電配線4と実装基板2の他方主面2bに形成された給
電配線22とは、スルーホール24で互いに接続されて
いる。ここで、給電配線4は信号源6に接続されている
ので、表面実装型アンテナ5とモノポールアンテナ23
は同一給電点から給電されていることになる。そして、
表面実装型アンテナ5とモノポールアンテナ23は、表
面実装型アンテナ5の放射電極11の接地端を基準とす
る開放端11aの方向と、モノポールアンテナ23の給
電端23aを基準とする開放端23bの方向とが、互い
に逆方向になるように配置されている。
【0021】このように構成されたアンテナ装置20に
おいて、表面実装型アンテナ5に電流19が流れると
き、同時に給電されているモノポールアンテナ23にも
電流25が流れる。そして、表面実装型アンテナ5は、
給電電極13と放射電極11の開放端11aとの間に形
成される静電容量を介して給電され、モノポールアンテ
ナ23は給電端23aに直接給電されているため、両者
に流れる電流の位相は互いに逆相になる。
【0022】ここで、表面実装型アンテナ5を基準に考
えると、表面実装型アンテナ5に流れる電流19のイメ
ージ電流は、モノポールアンテナ23に流れる電流25
と、方向的にも位相的にも一致する。そのため、表面実
装型アンテナ5に流れる電流25のイメージ電流は、接
地電極3にはあまり流れず、ほとんどがモノポールアン
テナ23に流れる。
【0023】逆に、モノポールアンテナ23を基準に考
えると、単体で動作する場合には接地電極21に流れる
はずの、モノポールアンテナ23のイメージ電流が、表
面実装型アンテナ5に流れる電流19と、方向的にも位
相的にも一致する。そのため、モノポールアンテナ23
に流れる電流25のイメージ電流は、接地電極21には
あまり流れず、ほとんどが表面実装型アンテナ5に流れ
る。
【0024】このように、表面実装型アンテナ5に流れ
る電流19のイメージ電流と、モノポールアンテナ23
に流れる電流25のイメージ電流のいずれも、実装基板
2の接地電極3や接地電極21にはほとんど流れない。
その結果、プラスチックなどの筐体で覆われたアンテナ
装置20を使用する外部環境がさまざまに変化しても、
それによって表面実装型アンテナ5やモノポールアンテ
ナ23に流れる電流のイメージ電流の流れる場所や方向
が変化して、アンテナ装置20の特性が変化するという
ことがほとんど無くなる。
【0025】図2に、本発明のアンテナ装置20の反射
損失と利得の指向性を、モノポールアンテナのみを搭載
した場合のアンテナ装置、および表面実装型アンテナの
みを実装した場合のアンテナ装置との比較で示す。ここ
で、図2(a)はモノポールアンテナのみを実装した場
合のアンテナ装置の反射損失を、図2(b)は同じく利
得の指向性を、図2(c)は表面実装型アンテナのみを
実装した場合のアンテナ装置の反射損失を、図2(d)
は同じく利得の指向性を、図2(e)は本発明のアンテ
ナ装置20の反射損失を、図2(f)は同じく利得の指
向性を示している。なお、図2(a)、(c)、(e)
において、BW1、BW2、BW3はアンテナ装置の帯
域幅(反射損失が−9.5dB以下の周波数帯域)を表
している。
【0026】図2より分かるように、本発明のアンテナ
装置の帯域幅は、全体的なバランスではモノポールアン
テナのみを実装した場合には及ばないが、特に高周波側
において表面実装型アンテナのみを実装した場合に比べ
て広くすることができる。また、指向性も、モノポール
アンテナのみを搭載した場合に0度と180度付近に現
れるヌル点を、表面実装型アンテナの指向性で補うこと
によって無くすることができる。さらに利得も、最大値
で3.01dBd、平均で−3.19dBdとなり、平
均的にはモノポールアンテナのみの場合の−3.00d
Bdと表面実装型アンテナのみの場合の−3.65dB
dとの間となるが、最大値ではそれぞれの1.21dB
dおよび2.39dBdよりも大きくなっている。
【0027】このように、表面実装型アンテナとモノポ
ールアンテナとを組み合わせて、同一給電点から給電す
るとともに、表面実装型アンテナの放射電極の接地端か
ら開放端を見る方向と、モノポールアンテナの給電点か
ら開放端を見る方向とを、互いに逆方向に向けて配置し
てアンテナ装置を構成することによって、帯域幅と利得
の両者を改善することができる。
【0028】図3に、アンテナ装置20のモノポールア
ンテナ23の電気長を変えた場合の最大利得の変化を示
す。ここで、基準線rは表面実装型アンテナ5のみを実
装した場合のアンテナ装置20の最大利得を示してい
る。
【0029】図3によれば、モノポールアンテナ23の
電気長が1/8波長から1/4波長のときに、最大利得
が基準線rを越える。これより、本発明のアンテナ装置
20においては、モノポールアンテナの電気長を1/8
波長から1/4波長の間に設定することによって、表面
実装型アンテナ5のみを実装した場合に対して利得を改
善することができる。
【0030】図4に、本発明のアンテナ装置の別の実施
例を示す。図4において、実装基板2の一方主面2a側
から見た図は図1と同じであるため省略し、実装基板2
の他方主面2b側からみた図のみを示す。また、図1と
同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明
を省略する。
【0031】図4において、アンテナ装置30のモノポ
ールアンテナ31は、回転軸32を基準に180度回転
する可動式となっている。ここで、図4(a)はモノポ
ールアンテナ31を実装基板2(すなわち筐体)から突
出させている状態を、図4(b)はモノポールアンテナ
31を実装基板2(すなわち筐体)に格納している状態
を示している。そして、モノポールアンテナ31を突出
させているときに、モノポールアンテナ31の給電端3
1aが給電配線22と接続するように構成されている。
【0032】このように構成することによって、本発明
のアンテナ装置30は、モノポールアンテナ31を格納
している状態(携帯電話の場合なら待ち受け時)では、
モノポールアンテナ31は機能せず、表面実装型アンテ
ナ12のみがアンテナ装置として機能する。そして、モ
ノポールアンテナ31を突出させている状態(携帯電話
の場合なら通話時)では、アンテナ装置30はモノポー
ルアンテナ31と表面実装型アンテナ12を組み合わせ
たアンテナ装置として機能する。
【0033】このように、表面実装型アンテナ5と格納
型のモノポールアンテナ31とを組み合わせてアンテナ
装置30を構成することによって、たとえば携帯電話の
待ち受け時にはモノポールアンテナ31を格納している
ため、アンテナ装置30を落下させるようなことがあっ
ても、モノポールアンテナ31が破損するのを避けるこ
とができる。
【0034】なお、モノポールアンテナの格納方法は回
転式に限るものではなく、伸縮式や折り畳み式など別の
構造のものでも構わないものである。
【0035】なお、上記の各実施例において、表面実装
型アンテナ5は、絶縁体の1つであるセラミックスや樹
脂などの誘電体により基体を構成したが、同じく絶縁体
である磁性体を用いて基体を構成しても構わないもので
ある。
【0036】また、モノポールアンテナは、図1や図4
の実施例に示したような直線状のアンテナに限るもので
はなく、ヘリカルアンテナのような放射導体を螺旋状に
巻いて形成したアンテナや、直線状のアンテナとヘリカ
ルアンテナを組み合わせたアンテナなど、別の形状であ
っても構わないものである。
【0037】図5に、本発明のアンテナ装置20を用い
て構成した通信機の一実施例を示す。図5において、通
信機40は、筐体41の中にアンテナ装置20が設けら
れている。そして、アンテナ装置20の実装基板2に形
成された給電配線4は、同じく実装基板2上に形成され
た切換回路42を介して、送信回路43および受信回路
44に接続されている。
【0038】このように、本発明のアンテナ装置20を
用いて通信機40を構成することにより、通信機40の
帯域幅を広げ、利得を改善することができる。また、ア
ンテナ装置20に実装された表面実装型アンテナ5およ
びモノポールアンテナ23に流れる電流のイメージ電流
が、実装基板2の接地電極3や通信機40の筐体にほと
んど流れないため、通信機40を使用する外部環境が変
化してもアンテナ特性の変化を防止することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のアンテナ装置によれば、絶縁体
からなる基体の表面に、一端が開放端となり他端が接地
端となるストリップ状の放射電極と、該放射電極と離隔
した給電電極を形成してなる表面実装型アンテナと、モ
ノポールアンテナとを、同一給電点から給電するととも
に、表面実装型アンテナの放射電極の接地端を基準とす
る開放端の方向と、モノポールアンテナの給電点を基準
とする開放端の方向とを、互いに逆方向になるように配
置することによって、表面実装型アンテナに流れる電流
のイメージ電流をモノポールアンテナに流し、モノポー
ルアンテナに流れる電流のイメージ電流を表面実装型ア
ンテナに流すことができ、接地電極にはイメージ電流は
ほとんど流れなくなる。そのため、アンテナ装置を使用
する外部環境が変化してもアンテナ装置の特性の変化を
防止することができる。また、アンテナ装置の帯域幅と
利得の両者を改善することができる。
【0040】また、モノポールアンテナの電気長を、使
用周波数において1/8波長から1/4波長とすること
によって、表面実装型アンテナのみを実装した場合に対
してアンテナ装置の利得を改善することができる。
【0041】さらには、本発明のアンテナ装置を用いて
通信機を構成することにより、通信機としての帯域幅を
広げ、利得を改善することができる。また、通信機を使
用する外部環境が変化しても特性の変化を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置の一実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明のアンテナ装置の反射損失と指向性を示
す図である。
【図3】本発明のアンテナ装置のモノポールアンテナの
電気長と最大利得の関係を示す図である。
【図4】本発明のアンテナ装置の別の実施例を示す図で
ある。
【図5】本発明の通信機の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のアンテナ装置を示す図である。
【図7】図6のアンテナ装置に用いた表面実装型アンテ
ナを示す斜視図である。
【符号の説明】
2…実装基板 2a…一方主面 2b…他方主面 3、21…接地電極 3a、21a…接地電極の削除部 4、22…給電配線 5…表面実装型アンテナ 6…信号源 19…表面実装型アンテナの電流の方向 20、30…アンテナ装置 23、31…モノポールアンテナ 24…スルーホール 25…モノポールアンテナの電流の方向 32…回転軸
フロントページの続き (72)発明者 南雲 正二 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 栗田 淳一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体からなる基体の表面に、一端が開
    放端となり他端が接地端となるストリップ状の放射電極
    と、該放射電極と離隔した給電電極を形成してなる表面
    実装型アンテナと、該表面実装型アンテナの近傍に配置
    されたモノポールアンテナとからなり、 前記表面実装型アンテナと前記モノポールアンテナを同
    一給電点から給電するとともに、前記表面実装型アンテ
    ナに流れる電流のイメージ電流を前記モノポールアンテ
    ナに流し、前記モノポールアンテナに流れる電流のイメ
    ージ電流を前記表面実装型アンテナに流すように配置し
    たことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 絶縁体からなる基体の表面に、一端が開
    放端となり他端が接地端となるストリップ状の放射電極
    と、該放射電極と離隔した給電電極を形成してなる表面
    実装型アンテナと、該表面実装型アンテナの近傍に配置
    されたモノポールアンテナとからなり、 前記表面実装型アンテナと前記モノポールアンテナを同
    一給電点から給電するとともに、前記表面実装型アンテ
    ナの前記放射電極の接地端を基準とする開放端の方向
    と、前記モノポールアンテナの給電点を基準とする開放
    端の方向とを、互いに逆方向になるように配置したこと
    を特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記モノポールアンテナの電気長を、使
    用周波数において1/8波長から1/4波長としたこと
    を特徴とする、請求項1または2に記載のアンテナ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のア
    ンテナ装置を用いたことを特徴とする通信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030017047A (ko) * 2001-08-23 2003-03-03 엘지전자 주식회사 블루투스 통신용 안테나

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