JP2000082793A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000082793A
JP2000082793A JP11225516A JP22551699A JP2000082793A JP 2000082793 A JP2000082793 A JP 2000082793A JP 11225516 A JP11225516 A JP 11225516A JP 22551699 A JP22551699 A JP 22551699A JP 2000082793 A JP2000082793 A JP 2000082793A
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film
ferroelectric
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ferroelectric film
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JP11225516A
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Koji Kato
晃次 加藤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 強誘電体膜電極と高濃度拡散層との配線を金
属配線で行うと素子面積が増大するという問題があっ
た。 【解決手段】 強誘電体膜108を挟むように形成した
下部電極107と高濃度拡散層との間に化学的気相成長
法によってポリシリコン膜106を形成することにより
高濃度拡散層の上に強誘電体膜を接触させる。これによ
り下部電極用金属配線を不要とできる。さらに強誘電体
膜108を挟む電極とポリシリコン膜の一部をスパッタ
エッチングし、さらに残りのポリシリコン膜を反応性イ
オンエッチングで除去するので段差が緩和され強誘電体
膜の膜厚を均一化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電体を用いた、メ
モリ、特に電気的に書き換え可能な不揮発性メモリの製
造方法に関するものである。
【0002】
【発明の概要】本発明は、強誘電体膜を用いた、メモリ
の製造方法において、半導体基板上に形成されたソー
ス、ドレインとなる高濃度拡散層上に、強誘電体を挟む
電極のうちいずれか一方を形成し、かつ電極と、高濃度
拡散層との間に、ポリシリコン膜を形成することによ
り、情報の書換え回数に優れ、かつ、破壊耐圧や漏洩電
流などの特性のよい強誘電体膜を集積化させたメモリを
得るようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】従来の半導体不揮発性メモリとしては、
絶縁ゲート中のトラップまたは浮遊ゲートにシリコン基
板からの電荷を注入することによりシリコン基板の表面
ポテンシャルが変調される現象を用いた、MIS型トラ
ンジスタが一般的に使用されており、EPROM(紫外
線消去型不揮発性メモリ)やEEPROM(電気的書換
え可能型不揮発性メモリ)などとして実用化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの不揮発
性メモリは、情報の書換え電圧が、通常20V前後と高
いことや、書換え時間が非常に長い(例えばEEPRO
Mの場合数十msec)等の欠点を有する。また、情報
の書換え回数が、約102回程度であり、非常に少な
く、繰り返し使用する場合には問題が多い。
【0005】電気的に分極が反転可能である強誘電体を
用いた、不揮発性メモリについては、書き込み時間と、
読みだし時間が原理的にほぼ同じであり、また電源を切
っても分極は保持されるため、理想的な不揮発性メモリ
となる可能性を有する。この様な強誘電体を用いた不揮
発性メモリについては、例えば米国特許4149302
のように、シリコン基板上に強誘電体からなるキャパシ
タを集積した構造や、米国特許3832700のように
MIS型トランジスタのゲート部分に強誘電体膜を配置
した不揮発性メモリなどの提案がなされている。また、
最近では図2のようなMOS型半導体装置に積層した構
造の不揮発性メモリがIEDM’87pp.850−8
51に提案されている。図2において、(201)はP
型Si基板であり、(202)は素子分離用のLOCO
S酸化膜、(203)はソースとなるN型拡散層であ
り、(204)はドレインとなるN型拡散層である。
(205)ゲート電極であり、(206)は層間絶縁膜
である。(207)が強誘電体膜であり、電極(20
8)と(209)により挟まれ、キャパシタを構成して
いる。(210)は第2層間絶縁膜であり、(211)
が配線電極となるAlである。この様にMOS型半導体
装置の上部に積層した構造では、強誘電体膜の電極と半
導体基板上のソース、ドレインとなる高濃度拡散層との
配線は図3のようにAlなどを用いて行なわなければな
らず、素子面積が増大するという課題を有する。そこで
本発明はこの様な課題を解決するもので、その目的とす
るところは、強誘電体膜を用いても素子面積の増加の少
なく低コストな、かつ情報の書換え回数に優れた半導体
装置、特に不揮発性メモリを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
強誘電体膜を挟むように形成された電極が高濃度拡散層
上に形成され、前記強誘電体膜を挟むように形成された
電極のうちいずれか一方の電極(以下これを下部電極と
する)と、前記半導体基板上に形成された高濃度拡散層
との間に、ポリシリコン膜を化学的気相成長法によって
形成する工程と、前記ポリシリコン膜をエッチバックす
る工程を含むことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1(a)〜(c)は、本発明の半導体装置
の一実施例における主要工程断面図である。以下、図1
にいたがい、本発明の半導体装置の製造方法を説明す
る。ここでは説明の都合上Si基板を用い、Nチャンネ
ルトランジスタを用いた例につき説明する。
【0008】(101)はP型Si基板であり、例えば
20Ω・cmの比抵抗のウェハを用いる。(102)は
素子分離用の絶縁膜であり、例えば、従来技術であるL
OCOS法により酸化膜を6000Å形成する。(10
3)はソースとなるN型拡散層であり、例えばリンを8
0keV5×1015cm-2イオン注入することによって
形成する。(104)はドレインとなるN型拡散層であ
り、(103)と同時に形成する。(105)はゲート
電極であり、例えばリンでドープされたポリシリコンを
用いる。(111)は第1層間絶縁膜であり、例えば化
学的気相成長法によりリンガラスを4000Å形成した
後、従来の露光技術を用いて、接触孔を形成する。(1
06)は本発明の主旨によるポリシリコン膜であり、化
学的気相成長法により10000Å形成する。この時、
ポリシリコンの膜厚は少なくとも接触孔の深さの2倍以
上であることが望ましい(図1(a))。さらに全面エ
ッチバックを行って、前記ポリシリコン膜を、前記接触
孔の深さと同一の膜厚にする(図1(b))。この時、
前記ポリシリコン膜を、前記接触孔の深さより厚く残し
た場合には、露光技術によって、前記接触孔上以外に残
った、前記ポリシリコン膜をエッチングすれば良い。
【0009】(107)は強誘電体膜の電極のうちの一
方の電極であり、例えば、Pt、Pd等を、例えばスパ
ッタ法で形成する。(108)が強誘電体膜であるPb
TiO3、PZT(PbTiO3とPbZrO3の混
晶)、PLZT(PZTにLaをドープしたもの)等で
あり、例えばスパッタ法等により形成する。
【0010】(109)は強誘電体膜のもう一方の電極
であり、ここでは、(110)の配線電極と同じAlを
用いる。(112)は第2層間絶縁膜であり、例えば化
学的気相成長法によりリンガラスを4000Å形成す
る。(図1(c))図1のような製造方法にすることに
より、強誘電体膜は、直接高濃度拡散層の上に形成さ
れ、かつ下部電極がポリシリコン膜を介し、直接高濃度
拡散層と接触しているため、配線は上部電極の配線のみ
でよく、素子面積の小さい高集積化が可能である。
【0011】さて、図1において、(106)のポリシ
リコン膜が無い場合、接触孔における段差によって、強
誘電体膜が部分的に薄くなり、その結果、情報の書換え
回数が105回で書き込み/読み出し不能となり、ま
た、破壊耐圧は12Vであった。これに対して、本発明
のごとく、(106)のポリシリコン膜を(107)の
電極と高濃度拡散層との間に化学的気相成長法により形
成し、エッチバックした場合には、ポリシリコンの付き
まわりがよいため接触孔の段差が緩和され、強誘電体膜
の膜厚が均一に形成されたことによって、書き込み/読
み出しは1010回まで可能であり、破壊耐圧は30Vに
改善された。
【0012】以上の説明においては、主に不揮発性メモ
リについて説明したが、強誘電体の比誘電率が大きいこ
とを利用したメモリ(DRAMなど)にも本発明が応用
できることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】本発明は、強誘電体膜を挟むように形成
された電極のうちいずれか一方の電極と、高濃度拡散層
との間に、化学的気相成長法によるポリシリコン膜を形
成する工程と、前記ポリシリコン膜をエッチバックする
工程によって、接触孔の段差が緩和され、強誘電体膜の
膜厚が均一に形成されることによって、素子面積の増大
の無い、かつ電気特性も良好な強誘電体膜を集積化でき
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による、半導体装置の主要工
程断面図である。
【図2】 従来の技術による、半導体記憶装置の主要断
面図である。
【符号の説明】
101・・・・シリン基板 102・・・・素子分離膜 103・・・・ソース領域 104・・・・ドレイン領域 105・・・・ゲート電極 106・・・・ポリシリコン膜 107・・・・下部電極 108・・・・強誘電体膜 109・・・・上部電極 110・・・・配線電極 111・・・・第1層間絶縁膜 112・・・・第2層間絶縁膜 113・・・・接触孔 201・・・・シリコン基板 202・・・・素子分離膜 203・・・・ソース領域 204・・・・ドレイン領域 205・・・・ゲート電極 206・・・・第1層間絶縁膜 207・・・・強誘電体膜 208・・・・下部電極 209・・・・上部電極 210・・・・第2層間絶縁膜 211・・・・配線電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月6日(1999.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、一対の電極にて強誘電体部材が挟持された状
態の強誘電体キャパシタが、能動素子の形成された半導
体基板上に配置される半導体装置の製造方法であって、
前記強誘電体キャパシタを形成する工程と、前記強誘電
体キャパシタ上を含む基板上に絶縁層を形成する工程
と、前記絶縁層における前記能動素子上及び前記強誘電
体キャパシタ上のそれぞれの所望の位置にコンタクト孔
を同時形成する工程と、前記コンタクト孔の形成された
各部位に対して同時に配線を形成する工程と、を有して
なることを特徴とする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体膜が、能動素子が形成された同
    一半導体基板上に強誘電体膜を挟むように形成された電
    極を介して集積された半導体装置の製造方法において、 前記強誘電体膜を挟むように形成された電極のうち、前
    記半導体基板上に形成された高濃度拡散層に接続される
    べき電極(以下これを下部電極とする)と、前記高濃度
    拡散層との間に、ポリシリコン膜を形成する工程を含む
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリシリコン膜を、化学的気相成長
    法によって形成する工程と、前記ポリシリコン膜を全面
    エッチバックする工程を含むことを特徴とする、請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
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Effective date: 20020723