JP2000082627A - コイル装置、及びその製造方法 - Google Patents

コイル装置、及びその製造方法

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JP2000082627A
JP2000082627A JP11187975A JP18797599A JP2000082627A JP 2000082627 A JP2000082627 A JP 2000082627A JP 11187975 A JP11187975 A JP 11187975A JP 18797599 A JP18797599 A JP 18797599A JP 2000082627 A JP2000082627 A JP 2000082627A
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正幹 山下
Yoshitomo Sakakura
良知 坂倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乾燥炉等の大型の設備を必要とせず、短時間
に、しかも低コストで、高精度な任意の巻線パターンを
持つ傾斜磁場コイルを製造すること。 【解決手段】曲面加工済みの金属板12を同形状の円筒
状の治具14の外側表面上に接着材で固定し、切削加工
により金属板12を螺旋状のコイル巻線パターンに沿っ
て切り、コイル巻線以外の不要な金属部分12Bを治具
から剥がしコイル巻線12Aのみを治具上に残し、コイ
ル巻線に接着剤を塗布し絶縁シート20を治具(上のコ
イル巻線)に被せる。コイル巻線が絶縁シート20に接
着後、絶縁シート(コイル巻線とともに)を治具から剥
がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気共鳴イメージン
グ装置の傾斜磁場コイル装置等のコイル装置、及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置においては、
静磁場を作るための磁石(超電導コイル、常伝導コイ
ル、あるいは永久磁石)の内側に傾斜磁場コイルが配置
されている。傾斜磁場コイルは通常Gx、Gy、Gzコ
イルと呼ばれる3組のコイルより構成され、直交する
x、y、z軸の各方向で強度が線形に異なる傾斜磁場を
作る。ここで、通常は、z軸方向は被検体の軸方向であ
り、被検体の左右方向(幅方向)がx軸方向、被検体の
前後方向(厚さ方向)がy軸方向である。
【0003】傾斜磁場は任意に撮影断面を決めたり、被
検体からのRF信号に位置情報を付加する目的で、静磁
場(主磁場)に線形の傾斜をもたせるものである。傾斜
磁場コイルの性能としては、正確な位置情報を与えるた
めの傾斜磁場の線形性が要求される。傾斜磁場コイルの
形状は、静磁場の方向、およびどの方向へ傾斜させるか
により異なるが、通常は、Gzコイルとしては一対のソ
レノイド型コイルが、Gx、Gyコイルとしてはそれぞ
れ4枚のサドルコイル組が一般的に用いられている。な
お、実際には、傾斜磁場コイルの外側には、傾斜磁場コ
イルからの磁場が外部へ漏れることを防ぐための同一形
状のシールドコイルが設けられる。
【0004】サドルコイルの形状は円筒、あるいは楕円
筒の表面の一部であるので、製造が困難である。従来の
サドルコイルの製造方法としては、平板状の導体薄板か
ら所定のパターンのコイル巻線を切出し、コイル巻線の
表面に絶縁シートを接着した後、押し型に押し当てて湾
曲させることでサドルコイルを作る方法(例えば米国特
許第5,349,744号明細書)がある。コイル巻線
の切出し方法としては、ワイヤーカッター、レーザ、ウ
ォータージェットカッターを用いる方法や、コイル形状
の溝を有する型へ薄板を打ち込む方法等、あるいはエッ
チングを利用する方法がある。
【0005】しかしながら、このような従来法では、い
ずれも平板の導体からコイル巻線を切出し、その後、湾
曲させているので、製造工程が複雑、かつ長い日数が必
要であるにもかかわらず、製造誤差を防ぐことができな
い。しかも、円筒の円周方向に延びる巻線部は湾曲する
が、円筒の軸方向に延びる巻線部は幅が狭いので湾曲で
きない。そのため、高精度の線形性を持った傾斜磁場を
発生することができない。さらに、厚い導体板を用いた
い要求があるが、導体板を厚くすると、コイル巻線を湾
曲させる工程で、周方向のはねが出ることもあり、所望
の形状に加工することが困難であるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の傾斜
磁場コイル(サドルコイルと呼ばれるタイプの)等の曲
面状のコイルの製造方法には、製造工程が複雑、製造時
間が長時間必要であり、しかも製造誤差が避けられない
という欠点がある。
【0007】本発明は上述した事情に対処すべくなされ
たもので、その目的は任意の曲面状のコイルを短時間
で、かつ精度良く製造できるコイルの製造方法、及びそ
のコイルを用いるコイル装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。
【0009】(1)本発明のコイルの製造方法は、曲面
状に形成された金属板を治具に取り付け、金属板を螺旋
状のコイル巻線の輪郭に沿って切り、金属板のコイル巻
線以外の不要な板部分を取り除き、コイル巻線を治具上
に残し、コイル巻線に支持体を取り付け、コイル巻線を
治具から剥がすものである。
【0010】(2)本発明のコイルの製造方法は、予め
曲面状に形成された金属板に支持体を取り付け、支持体
を治具に取り付け、金属板を螺旋状のコイル巻線の輪郭
に沿って切り、金属板のコイル巻線以外の不要な部分を
取り除き、コイル巻線を支持体上に残すものである。
【0011】(3)本発明のコイルの製造方法は、上記
(1)、または(2)に記載した製造方法であって、か
つ金属板はロール加工により任意の曲率半径を有する円
筒状、または楕円筒状に予め曲げ加工されている。
【0012】(4)本発明のコイルの製造方法は、上記
(1)に記載した製造方法であって、かつ金属板は、治
具に対して位置ずれすることはないが、治具から剥がす
ことが可能な第1の接着力を有する接着剤、または両面
接着テープを用いて、治具に接着される。
【0013】(5)本発明のコイルの製造方法は、上記
(1)、または(2)に記載した製造方法であって、か
つ金属板はミリング加工により螺旋状のコイル巻線の輪
郭に沿って切られる。
【0014】(6)本発明のコイルの製造方法は、上記
(4)に記載した製造方法であって、かつ支持体は第1
の接着力より強い第2の接着力を有する接着剤、または
両面接着テープを用いて、コイル巻線に接着される。
【0015】(7)本発明のコイルの製造方法は、上記
(6)に記載した製造方法であって、かつ第2の接着力
を有する接着剤は、コイル巻線以外の治具表面にはみ出
ることがない粘度を有する。
【0016】(8)本発明のコイルの製造方法は、上記
(1)、または(2)に記載した製造方法であって、か
つ螺旋状のコイル巻線の密度は部分的に異なり、高密度
の部分では巻線の幅が狭く、低密度の部分では巻線の幅
が広い。
【0017】(9)本発明のコイルの製造方法は、上記
(1)、または(2)に記載した製造方法であって、か
つ支持体は絶縁体である。
【0018】(10)本発明のコイル装置は第1、第2
のコイル巻線が所望の磁場を発生するように接続されて
なるコイル装置において、第1、第2のコイル巻線は少
なくとも2箇所の電気的接続点を介して互いに接続され
ているものである。
【0019】(11)本発明のコイル装置は、上記(1
0)に記載したコイル装置であって、かつ第1、第2の
コイル巻線は同一の螺旋状の巻線パターンを有し、最も
内側の端点どうしが1本の導線を介して互いに接続され
る。
【0020】(12)本発明のコイル装置は、筒状のボ
ビンと、ボビンの表面に取り付けられ、筒状の表面形状
を有するコイル巻線とを具備するコイル装置において、
コイル巻線の一部にはボビンに取り付ける際の位置決め
のための切欠き、突起、孔のいずれかが設けられている
ものである。
【0021】(13)本発明のコイル装置は、筒状のボ
ビンと、ボビンの表面に取り付けられ、筒状の表面形状
を有するコイル巻線とを具備するコイル装置において、
コイル巻線のうち、ボビンの軸方向に延びる部分の側端
面は筒状の表面の曲率面に対して直交しているものであ
る。
【0022】(14)本発明のコイル装置は、筒状のボ
ビンと、ボビンの表面に取り付けられ、傾斜磁場を発生
する主コイルとを具備し、主コイルは筒状の表面形状を
有し、マトリクス配置される複数のコイル巻線からな
り、各コイル巻線は同一の巻線パターンを有し、同一行
の2つのコイル巻線は中心どうしで接続されるものであ
る。
【0023】(15)本発明のコイル装置は、上記(1
4)に記載したコイル装置であって、かつ同一行の2つ
のコイル巻線は1本の導体を介して接続される。
【0024】(16)本発明のコイル装置は、上記(1
4)に記載したコイル装置であって、かつ複数のコイル
巻線のそれぞれには、ボビンに取り付ける際の位置決め
のための切欠き、突起、孔のいずれかが設けられてい
る。
【0025】(17)本発明のコイル装置は、上記(1
4)に記載したコイル装置であって、かつ主コイルは異
なる軸方向に傾斜磁場を発生する複数のサドルコイルか
らなり、各サドルコイルは、コイル巻線と、コイル巻線
に接着される支持体からなり、複数のサドルコイルは支
持体を挟んで積層されている。
【0026】(18)本発明のコイル装置は、上記(1
7)に記載したコイル装置であって、かつ支持体は絶縁
体である。
【0027】(19)本発明のコイル装置は、上記(1
4)に記載したコイル装置であって、かつ主コイルの外
側に設けられ、主コイルからの磁場が外側に漏れること
を防ぐシールドコイルと、シールドコイルと主コイルと
の間に設けられ、冷却媒体を流す管とをさらに具備す
る。
【0028】(20)本発明のコイル装置は、上記(1
4)に記載したコイル装置であって、かつ主コイルのコ
イル巻線のうち、ボビンの軸方向に延びる部分の側端面
は筒状の表面の曲率面に対して直交している。
【0029】(21)本発明のコイル装置は、上記(1
4)に記載したコイル装置であって、かつシールドコイ
ルの外側に設けられ、静磁場均一性を補正するシムコイ
ルをさらに具備する。
【0030】(22)本発明のアクティブシールド型傾
斜磁場コイル装置は、筒状のボビンと、ボビンの表面に
取り付けられ、傾斜磁場を発生する主コイルと、主コイ
ルの表面に取り付けられ、主コイルの発生する傾斜磁場
の漏れを防止する磁場を発生するシールドコイルとを具
備し、主コイルは筒状の表面形状を有し、マトリクス配
置される複数のコイル巻線からなり、各コイル巻線は同
一の巻線パターンを有し、同一行の2つのコイル巻線は
中心どうしで接続され、シールドコイルは筒状の表面形
状を有し、マトリクス配置される複数のコイル巻線から
なり、各コイル巻線は同一の巻線パターンを有し、同一
行の2つのコイル巻線は中心どうしで接続されるもので
ある。
【0031】本発明によるコイル装置は、予め曲面状に
形成された金属板からコイル巻線を切出すことにより任
意の曲面状のコイルを短時間で、かつ精度良く製造する
ことができる。
【0032】また、コイル巻線の一部には位置決め用の
切欠き等が設けられているので、コイル巻線をボビン等
に取り付け、コイル装置を製造する際の位置精度が高い
ので、所望の分布パターンの磁場を精度良く発生するこ
とができる。
【0033】また、ボビンの軸方向に延びる部分のコイ
ル巻線自体も筒状の表面に沿って湾曲しているし、側端
面も筒状の表面の曲率面に対して直交しているので、や
はり、所望の分布パターンの磁場を精度良く発生するこ
とができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明による
コイル装置の実施形態を説明する。ここでは、コイル装
置としては、磁気共鳴イメージング装置の傾斜磁場コイ
ル装置を構成するサドルコイルを例に説明する。
【0035】本発明の特徴は、サドルコイルの形状であ
る円筒の表面形状、あるいは楕円筒の表面形状に予め曲
げ加工された金属板(ここでは、銅板)を、螺旋状のコ
イル巻線に沿って切削加工し、不要部分(余肉部分)を
取り除くことにより、コイル巻線を製造するものであ
る。
【0036】図1は、予め曲げ加工された銅板12を示
す。これはローラ加工機により、所定の曲率半径を有す
る円筒形状に曲げられている。なお、形状は円筒に限ら
ず、楕円筒でもよい。
【0037】この円筒表面状の銅板12を図2に示すよ
うに、同形状の、しかし厚みがある治具14の外側表面
上に固定、例えば接着する。固定は接着剤を用いてもよ
いし、両面テープを用いてもよい。接着力としては、銅
板12が治具14に対して位置ずれすることはないが、
治具14から作業者が手で容易に剥がすことが可能な程
度の接着力が要求される。
【0038】この銅板12が接着された治具14を図3
に示すようにミリング加工機に取り付け、切削加工によ
り銅板12を螺旋状のコイル巻線の輪郭に沿って切るこ
とにより、所定幅の銅板片からなる螺旋状のコイル巻線
を形成する。ミリング加工機は、治具14を固定するマ
ンドレル16と、銅板を切削するエンドミル18とを有
する。マンドレル16はY軸を中心として回転すること
ができる。エンドミル18はZ軸を中心として回転する
とともに、エンドミル18が取付けられている主軸ユニ
ット(図示せず)はX、Y、Z軸方向へ移動することが
できるようになっている。コイルパターンはエンドミル
18を回転させながら、マンドレル16のY軸回転、主
軸ユニットのY軸移動を行うことにより、銅板12上に
描かれる。この回転、移動はNC制御により高精度に、
しかも簡単に制御可能である。マンドレル16はその曲
率面に対して直交する方向にエンドミル18が位置する
ようになっているので、コイル巻線12Aの切削端面は
銅板12の曲率面に対して直交している。そのため、平
板の導体からコイル巻線を切出し、その後、湾曲させる
従来例に比べて(従来例の場合は、コイル巻線の切削端
面は曲率面に対して直交しない、あるいは曲率面とすら
なっていない)高精度な傾斜磁場を発生することが出来
る。
【0039】このように、本実施形態では、コイル巻線
は銅板を切削することにより形成されるので、銅線を所
望のコイルパターンに沿って巻いてゆく従来法に比べて
自由度が高い。すなわち、導線を巻いていく従来法では
巻線の太さは均一であるが、本実施形態では、巻線の幅
を部分的に変えることができる。このため、従来では、
巻線の密度が最も高い場所を基準として巻線の太さ
(幅)が決められていたが、本実施形態では、巻線の密
度が高い場所ではコイル巻線の幅を細く、密度が低い場
所では太くなるようにコイルパターンを設計することが
できる。
【0040】このような幅が均一ではないコイル巻線に
よれば、一定幅のコイル巻線に比べて、コイルの電気抵
抗値を下げることができ、コイルの発熱(ジュール熱)
を下げることができる。また、電源電圧の直流的な損失
も低減することができるので、一定幅のコイル巻線に比
べて高いスリューレート(mT/m/ms)を得ること
ができる。
【0041】非常に高速な切削を行うので、切削面は非
常に滑らかであり、バリ等が生じることがなく、各周の
巻線間が不用意に導通する(短絡する)ことがない。ま
た、高速切削によりかなり厚い銅板でも切削できるの
で、銅板をエッチング加工してコイル巻線を形成する場
合に比べて、厚いコイル巻線を形成することができる。
エッチングの場合は、2層で各コイル巻線を形成する
が、本実施形態では、1枚の銅板でコイル巻線を形成す
ることができ、作業が簡単であると共に、巻線パターン
の精度も向上する。さらに、エッチングの場合は、表面
と厚さの中間部分とではエッチングの進行速度が異なる
ので、表面にバリが残り、ここで絶縁破壊が起こる可能
性がある。図2は、コイルパターンの輪郭に沿って銅板
12を切削した後の状態を示す。
【0042】次に、図4を参照してGx,Gyコイル等
のサドルコイルの製造過程を説明する。コイル巻線の輪
郭に沿って切削された銅板12を治具14ごとミリング
加工機から取り外し、銅板12のうち、コイル巻線以外
の不要な金属部分12B(図2参照)を剥がし、螺旋状
のコイル巻線12Aのみを治具14上に残す。このコイ
ル巻線12A上に接着剤を塗布した後、治具14上に絶
縁シート20を被せ、コイル巻線12Aを絶縁シート2
0に接着させる。この絶縁シート20とコイル巻線12
Aとを接着する接着剤は、銅板12を治具14に接着す
る接着剤よりも、強力な接着力を有する。すなわち、絶
縁シート20を治具14から剥がすと、銅板12(コイ
ル巻線12A)は治具14から剥がれて、絶縁シート2
0側に接着するようになっている。また、コイル巻線1
2A上に塗布される接着剤は、コイル巻線12A以外の
治具14の表面にはみ出ることがない粘度を有すること
が必要である。これにより、絶縁シート20はコイル巻
線12Aのみに接着され、治具14に接着することがな
い。絶縁シート20とコイル巻線12Aとの接着は接着
剤に限らず、両面接着シートを用いてもよい。
【0043】コイル巻線12Aが絶縁シート20に接着
後(接着剤にもよるが、数10分程度である)、絶縁シ
ート20を治具14から剥がすと、円筒表面形状の螺旋
状のコイル巻線12Aの外側表面に絶縁シート20が接
着されてなるサドルコイルが形成される。なお、絶縁シ
ート20には小さい孔22が対角線の四隅付近に形成さ
れているが、これは、後述する樹脂の含浸のためのもの
である。そのため、孔22の位置は、コイル巻線12A
の無い部分になっている。あるいは、この孔22はサド
ルコイルを円筒形のボビンに積層後、含浸の直前にあけ
てもよい。
【0044】図5はコイル巻線12Aの具体的なパター
ンを示す。図5(a)に示すコイル巻線は4隅に位置決
め用の切欠き24が設けられている。この切欠き24は
後述するようにサドルコイルを円筒形のボビンの上に積
層し、傾斜磁場コイル装置を製造するときに、位置決め
用治具が係合されるためのものである。切欠きではなく
孔でもよいが、切欠きのほうが、コイル巻線の輪郭と同
時に連続して切削することができ、製造時間の短縮にな
る。さらに、切欠き、孔ではなく、突起でもよい。
【0045】図5(b)は上述したように、巻線の密度
が高い場所ではコイル巻線の幅を細くし、密度が低い場
所では太くなるようにしたコイルパターンである。
【0046】図5(c)も図5(b)と同様にコイル巻
線の幅を途中で変えたコイルパターンである。図5
(b)は、断続的にコイル巻線の幅を変えた(ある部分
では一定の広幅で、他の部分では一定の狭幅)コイルパ
ターンであるが、図5(c)のコイルパターンは連続的
にコイル巻線の幅を変えている。
【0047】このように本発明のコイル巻線は銅板から
切出すことにより製造されるので、所望の形状の巻線を
実現できるので、所望の磁場を精度良く発生することが
できる。
【0048】実際の傾斜磁場コイル装置(Gxコイル、
Gyコイル)は、このようにして形成したサドルコイル
を4つ組み合わせて構成する。組み合わせの2例を図6
(a)、(b)に示す。図6(a)の例は、完全に同一
のパターンの4つのコイル巻線を配置する。図の左右方
向に並んでいる2枚のサドルコイルの巻線12Aの最も
内側の端部どうしが導体(例えば、銅線、銅を加工した
線:角線)渡り線30を介して接続されている。すなわ
ち、2つのコイル巻線と渡り線との接続箇所は2箇所必
要である。渡り線30と巻線との接続は、はんだ付け、
ネジ止め、溶接、蝋付け等が利用できる。
【0049】図6(b)の例は、完全に同一ではなく、
線対称の関係の2種類のパターンのコイル巻線が必要と
される。図の左右方向には、2種類のコイルパターンの
サドルコイルが配置され、左右の2枚のサドルコイルの
1方のコイルの最も内側の端部と他のコイルの最も外側
の端部が接続されている。この場合は、外側の端部を長
めに作っておけば、渡り線を必要とせずに、直に接続す
ることができる。他のコイルの最も内側の端部は引き出
し線32の一端に接続されている。
【0050】このようにして構成したGx,Gyコイル
を積層して1つの傾斜磁場コイル装置が実現される。G
zコイルはソレノイド型のコイルである。図7に示すよ
うに、円筒形のボビン40の上に主コイル44としての
Gxコイル、Gyコイル、Gzコイルをこの順番(に限
らないが)に取付け、冷却チューブ46、静磁場補正用
磁性体50を搭載する構造体48を配置し、さらにそれ
らの上に主コイルに対応するシールドコイル52として
のGxコイル、Gyコイル、Gzコイルを取付け、最も
外側に静磁場均一性の補正手段としてのシムコイル54
を設ける。この時、コイル巻線に形成された位置決め用
の切欠き24を利用して、コイル巻線のボビン上の位置
決めを行う。この後、2つのコイル巻線を渡り線により
接続する。なお、渡り線の接続はサドルコイルをボビン
に載せてから行うのではなく、その前に行ってもよい。
その後、全体を絶縁体(例えば、エポキシ樹脂)に含浸
させ、コイル巻線間、及び主コイル44とシールドコイ
ル52の間に絶縁体を充填し、傾斜磁場コイル装置が完
成する。この傾斜磁場コイル装置は、シールドコイルか
らも磁場を発生させ、主コイルからの磁場をシールドす
るので、アクティブシールド型傾斜磁場コイル(ASG
C)とも呼ばれる。冷却パイプ46中に流れる冷却媒体
としては水、クーラント、冷風等がある。
【0051】第1実施形態の製造方法によれば、次のよ
うな効果がある。
【0052】(a)予め曲面に加工された金属板から切
削加工によりコイル巻線を切出するので、製造工程が簡
単で、かつ短期間に、コイル巻線を製造することができ
る。
【0053】(b)曲面加工済みの金属板をコイルパタ
ーンに従って切削するのは、NC制御のミリング加工機
が行うので、高精度なコイル巻線を製造できる。
【0054】(c)さらに、本実施形態によれば、任意
の表面形状の銅板から任意のパターンのコイル巻線を切
削することができるので、巻線の幅を場所によって変え
ることにより、電気抵抗値、ジュール熱を下げることが
できるとともに、スリューレートを高くすることができ
る。
【0055】(d)コイル巻線は、ボビンの軸方向に延
びる部分の両側の切削端面がボビンの曲率面に対して直
交し、上下面の形状は、図7に示すように、ボビンの曲
率面と一致しているので、設計図通りの形状のコイルを
正確に作ることができ、所望の傾斜磁場を高精度に発生
することが出来る。
【0056】本発明は上述した実施形態に限定されず、
種々変形して実施可能である。例えば、上述の説明で
は、(1)金属板を同形状の治具の外側表面上に接着し
てから、切削加工により金属板を螺旋状のコイル巻線の
輪郭に沿って切り、(2)コイル巻線以外の不要な金属
部分を剥がし、コイル巻線のみを治具上に残してから、
絶縁シートを被せ、コイル巻線を治具から絶縁シートに
転写(接着)したが、切削加工と絶縁シートの接着の順
番を逆にしてもよい。すなわち、(1)予め曲面状に構
成された金属板の内面に絶縁シートを接着し、絶縁シー
トを同形状の治具の外側表面上に固定し、(2)切削加
工により金属板を螺旋状のコイル巻線パターンに沿って
切り、(3)コイル巻線以外の不要な金属部分を絶縁シ
ートから剥がしコイル巻線のみを絶縁シート上に残す。
この製造方法によっても、上述と同様なサドルコイルが
得られる。ただし、この場合は、絶縁シートは円筒状の
コイル巻線の内面に位置する。上述の実施形態では、絶
縁シートは円筒状のコイル巻線の外面に位置する。絶縁
シートを接着してから切削加工する場合は、次のように
してもよい。すなわち、(1’)予め曲面状に構成され
た金属板の外側表面上に絶縁シートを接着し、(2’)
絶縁シートを金属板と同形状の治具の内側表面上に接着
し、(3’)治具をミリング加工機に取付け、金属板
を、その湾曲面の内側から螺旋状のコイル巻線パターン
に沿って切削し、(4’)コイル巻線以外の不要な金属
部分を絶縁シートから剥がしコイル巻線のみを絶縁シー
ト上に残してもよい。この製造方法によれば、絶縁シー
トは円筒状のコイル巻線の外面に位置するので、上述と
同一構成のコイル巻線が得られる。
【0057】上述の説明は、傾斜磁場コイルについて行
ったが、これに限らずシムコイル、RFコイル、静磁場
コイルについても、曲面状のコイル(サドル形状にも限
らず)であれば、何にでも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め曲面加工された金属板をコイルパターンに沿って切削
してコイル巻線を形成しているので、任意の形状のサド
ルコイルを高精度で、しかも簡単な工程で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサドルコイルの製造方法に使われ
る曲げ加工済みの銅板を示す図。
【図2】図1に示した銅板を治具に固定し、銅板をコイ
ル巻線に従って切削した状態を示す図。
【図3】図2に示すように銅板を切削する際に使われる
ミリング加工機の概要を示す図。
【図4】ミリング加工後の銅板から不要部分を剥がし、
その後、絶縁シートをコイル巻線に接着させ、サドルコ
イルを完成させる工程を示す図。
【図5】コイル巻線の具体例を示す平面図。
【図6】4枚のサドルコイル組を組み合わせてなる1つ
の傾斜磁場コイルを示す図。
【図7】傾斜磁場コイル装置の構造を示す断面図。
【符号の説明】
12…銅板 14…治具 16…マンドレル 18…エンドミル 20…絶縁シート
フロントページの続き (72)発明者 山下 正幹 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 坂倉 良知 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 河本 宏美 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め曲面状に形成された金属板を治具に
    取り付け、 金属板を螺旋状のコイル巻線の輪郭に沿って切り、 金属板のコイル巻線以外の不要な板部分を取り除き、コ
    イル巻線を治具上に残し、 コイル巻線に支持体を取り付け、 コイル巻線を治具から剥がすことを特徴とするコイルの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 予め曲面状に形成された金属板に支持体
    を取り付け、 支持体を治具に取り付け、 金属板を螺旋状のコイル巻線の輪郭に沿って切り、 金属板のコイル巻線以外の不要な部分を取り除き、コイ
    ル巻線を支持体上に残すことを特徴とするコイルの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記金属板はロール加工により任意の曲
    率半径を有する円筒状、または楕円筒状に予め曲げ加工
    されていることを特徴とする請求項1、または請求項2
    に記載のコイルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属板は、治具に対して位置ずれす
    ることはないが、治具から剥がすことが可能な第1の接
    着力を有する接着剤、または両面接着テープを用いて、
    治具に接着されることを特徴とする請求項1に記載のコ
    イルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記金属板はミリング加工により螺旋状
    のコイル巻線の輪郭に沿って切られることを特徴とする
    請求項1、または請求項2に記載のコイルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記支持体は前記第1の接着力より強い
    第2の接着力を有する接着剤、または両面接着テープを
    用いて、コイル巻線に接着されることを特徴とする請求
    項4に記載のコイルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の接着力を有する接着剤は、コ
    イル巻線以外の治具表面にはみ出ることがない粘度を有
    することを特徴とする請求項6に記載のコイルの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記螺旋状のコイル巻線の密度は部分的
    に異なり、高密度の部分では巻線の幅が狭く、低密度の
    部分では巻線の幅が広いことを特徴とする請求項1、ま
    たは請求項2に記載のコイルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記支持体は絶縁体であることを特徴と
    する請求項1、または請求項2に記載のコイルの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 第1、第2のコイル巻線が所望の磁場
    を発生するように接続されてなるコイル装置において、
    第1、第2のコイル巻線は少なくとも2箇所の電気的接
    続点を介して互いに接続されていることを特徴とするコ
    イル装置。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2のコイル巻線は同一の
    螺旋状の巻線パターンを有し、最も内側の端点どうしが
    1本の導線を介して互いに接続される請求項10に記載
    のコイル装置。
  12. 【請求項12】 筒状のボビンと、前記ボビンの表面に
    取り付けられ、筒状の表面形状を有するコイル巻線とを
    具備するコイル装置において、コイル巻線の一部にはボ
    ビンに取り付ける際の位置決めのための切欠き、突起、
    孔のいずれかが設けられていることを特徴とするコイル
    装置。
  13. 【請求項13】 筒状のボビンと、前記ボビンの表面に
    取り付けられ、筒状の表面形状を有するコイル巻線とを
    具備するコイル装置において、コイル巻線のうち、ボビ
    ンの軸方向に延びる部分の側端面は筒状の表面の曲率面
    に対して直交していることを特徴とするコイル装置。
  14. 【請求項14】 筒状のボビンと、前記ボビンの表面に
    取り付けられ、傾斜磁場を発生する主コイルとを具備
    し、前記主コイルは筒状の表面形状を有し、マトリクス
    配置される複数のコイル巻線からなり、各コイル巻線は
    同一の巻線パターンを有し、同一行の2つのコイル巻線
    は中心どうしで接続されることを特徴とする傾斜磁場コ
    イル装置。
  15. 【請求項15】 前記同一行の2つのコイル巻線は1本
    の導体を介して接続されることを特徴とする請求項14
    に記載の傾斜磁場コイル装置。
  16. 【請求項16】 前記複数のコイル巻線のそれぞれに
    は、ボビンに取り付ける際の位置決めのための切欠き、
    突起、孔のいずれかが設けられていることを特徴とする
    請求項14に記載の傾斜磁場コイル装置。
  17. 【請求項17】 前記主コイルは異なる軸方向に傾斜磁
    場を発生する複数のサドルコイルからなり、各サドルコ
    イルは、コイル巻線と、コイル巻線に接着される支持体
    からなり、複数のサドルコイルは支持体を挟んで積層さ
    れていることを特徴とする請求項14に記載の傾斜磁場
    コイル装置。
  18. 【請求項18】 前記支持体は絶縁体であることを特徴
    とする請求項17に記載の傾斜磁場コイル装置。
  19. 【請求項19】 前記主コイルの外側に設けられ、主コ
    イルからの磁場が外側に漏れることを防ぐシールドコイ
    ルと、 シールドコイルと主コイルとの間に設けられ、冷却媒体
    を流す管とをさらに具備することを特徴とする請求項1
    4に記載の傾斜磁場コイル装置。
  20. 【請求項20】 前記主コイルのコイル巻線のうち、ボ
    ビンの軸方向に延びる部分の側端面は筒状の表面の曲率
    面に対して直交していることを特徴とする請求項14に
    記載の傾斜磁場コイル装置。
  21. 【請求項21】 前記シールドコイルの外側に設けら
    れ、静磁場均一性を補正するシムコイルをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項14に記載の傾斜磁場コイル
    装置。
  22. 【請求項22】 筒状のボビンと、 前記ボビンの表面に取り付けられ、傾斜磁場を発生する
    主コイルと、 前記主コイルの表面に取り付けられ、主コイルの発生す
    る傾斜磁場の漏れを防止する磁場を発生するシールドコ
    イルとを具備し、 前記主コイルは筒状の表面形状を有し、マトリクス配置
    される複数のコイル巻線からなり、各コイル巻線は同一
    の巻線パターンを有し、同一行の2つのコイル巻線は中
    心どうしで接続され、 前記シールドコイルは筒状の表面形状を有し、マトリク
    ス配置される複数のコイル巻線からなり、各コイル巻線
    は同一の巻線パターンを有し、同一行の2つのコイル巻
    線は中心どうしで接続されることを特徴とするアクティ
    ブシールド型傾斜磁場コイル装置。
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