JP3350143B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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Description
装置に係り、特に、高速イメージング用傾斜磁場発生手
段を備えた磁気共鳴イメージング装置に関する。
構成する例えば水素原子からの磁気共鳴信号を受信し、
受信した信号を用いて画像の再構成を行うことにより、
所望のスライス面での断層画像を得る医療装置として広
く用いられている。
を受けることなく、腹部あるいは心臓を画像化すること
ができる高速イメージングの開発が盛んに行われてい
る。
ングを行うには、傾斜磁場強度を増大させて例えば数ミ
リ秒間隔で高速にスイッチングすればよいが、スイッチ
ングの際の磁場変動は非常に大きくなるため、出力の大
きな傾斜磁場アンプが必要になる。
磁場コイルを構成し、各コイルエレメントにそれぞれ電
気的に独立に傾斜磁場アンプを接続することにより、個
々の傾斜磁場アンプの負担を軽減可能な高速イメージン
グ用傾斜磁場発生手段が、例えば特開平1−11035
4号公報に開示されている。
置に備えた高速イメージング用傾斜磁場発生手段1を示
したものである。
段1は、複数のコイルエレメント2a,2b,2c,2
d、2eで構成された傾斜磁場コイル6と、コイルエレ
メント2a,2b,2c,2d、2eの各々に独立に接
続された傾斜磁場アンプ3a,3b,3c,3d,3e
とを備える。
2b,2cのコイルパターンを平面に展開した状態で示
したものであるが、図面理解の便宜のため、コイルエレ
メント2d,2eを省略してある。
ルエレメント2a,2bおよび2cは、基板4の上に形
成されている。
つのコイルを形成する方式をマルチファイラー方式と呼
んでおり、所定の大きさの傾斜磁場をそれぞれのコイル
エレメントで分担して発生させることにより、各コイル
エレメントに接続される傾斜磁場アンプの負担を軽減さ
せることができる。
マルチファイラー方式の傾斜磁場コイルは、図11
(a)でわかるように、構造が複雑となるので、コイル
を手巻きで形成する場合には、製造に時間を要するとい
う問題を生じる。
磁場コイルでは、傾斜磁場アンプ3a,3b,3cを、
それぞれコイルエレメント2a,2b,2cに接続して
電流を供給するためのリード部5が、行きと戻りで複雑
に交錯しており、コイルを手巻きで形成する場合あるい
はエッチングで形成する場合のいずれにおいても、コイ
ルの製造に手間がかかる。
成する場合には以下の問題を生じる。
に沿う部分断面図である。
的に形成するには、各コイルエレメントの導線の間隔p
をできるだけ狭くしてコイルエレメントを密に配置する
必要がある一方、各コイルエレメントの導線に所望の値
の電流を流すため、相当の導線断面積(幅B×高さH)
を確保する必要がある。
高さHを例えば2mm程度に高くしなければならない。
しようとすると、いわゆるアンダーエッチングの問題が
生じ、基板4の近傍では、所望の間隔pを確保すること
が困難となる。
コイルエレメントの数には限界がある。
じた熱を放散させる表面積が減少するので、放散効率が
低下し、導線の断面積をさらに大きくとらねばならない
という問題も生じる。
磁場が漏洩しないように、傾斜磁場コイルの外側にシー
ルドコイルを設ける場合がある。
737716号明細書に開示されたシールドコイルを示
したものである。
場コイルは、いわゆるASGC(Actively S
hielded Gradient Coil)として
知られているものであり、傾斜磁場コイルと逆方向に流
れる所定の大きさの電流をシールドコイルに流してやる
ことにより、傾斜磁場コイルによる傾斜磁場とシールド
コイルによるシールド磁場とを所定の領域で相殺させ、
外側の超電導コイルの熱シールド用円筒導体に渦電流が
ながれないようにすることができる。
をマルチファイラー方式で形成する場合には、上述した
傾斜磁場コイルと同様な問題が生じる。
内側に配置して静磁場不均一性を低減し精度の高い画像
を得ようとするときにも同様の問題が生じる。
たもので、製造容易でかつ高精度の高速イメージング用
傾斜磁場コイル,シールドコイルあるいはシムコイルを
備えた磁気共鳴イメージング装置を提供することを目的
とする。
め、請求項1,2及び4に記載の本発明に係る磁気共鳴
イメージング装置によれば、所定の方向の静磁場を発生
させる静磁場発生手段と、前記静磁場に重ねて印加され
る傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段とを備えた磁
気共鳴イメージング装置において、前記傾斜磁場発生手
段は、前記傾斜磁場のうちの同一方向に発生させる傾斜
磁場を複数のコイルエレメントで発生させる傾斜磁場コ
イルを備え、前記複数のコイルエレメントを、前記静磁
場の方向に直交する方向に積層して形成したことを基本
的な特徴とする。
磁気共鳴イメージング装置によれば、所定の方向の静磁
場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場に重ねて
印加される傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、
前記傾斜磁場を遮蔽するための遮蔽磁場を発生させる傾
斜磁場遮蔽手段とを備えた磁気共鳴イメージング装置に
おいて、前記傾斜磁場遮蔽手段は、前記遮蔽磁場のうち
の同一方向に発生させる遮蔽磁場を複数のコイルエレメ
ントで発生させるシールドコイルを備え、前記複数のコ
イルエレメントを、前記静磁場の方向に直交する方向に
積層して形成したことを基本的な特徴とする。
イル又はシールドコイルを構成したので、高速イメージ
ングに適した傾斜磁場コイル又はシールドコイルを薄膜
技術で容易にかつ安価にしかも高精度で製造することが
できる。
傾斜磁場コイル又はシールドコイルを構成したので、各
コイルエレメントのコイル部の導線幅を大きく、導線高
さを小さくすることができる。
少なくなり、従来よりも導線間隔を小さくすることがで
きるとともに、熱放散に寄与する表面積が大きくなるの
で、従来の冷却装置を簡素化したりあるいは除去したり
することが可能となる。
いて形成することができるので、積層したときの全体厚
さを薄くすることができる。
することが可能となる。
実施例について、添付図面を参照して説明する。
ものである。
所定の方向に静磁場を発生させる静磁場発生手段11
と、静磁場に重ねて印加される傾斜磁場を発生させる傾
斜磁場発生手段12と、高周波の送受信を行なうRFコ
イル10とを備える。
わっている領域にz軸方向の高磁場を発生させるように
なっており、例えば超電導コイル(図示せず)を備え
る。
す4つのコイルエレメント14a,14b,14cおよ
び14dを、静磁場の方向(z軸方向)に直交する方向
(以下、径方向と呼ぶ)に積層した傾斜磁場コイル15
を備える。
b,14c,14dには、それぞれ、傾斜磁場アンプ1
6a,16b,16c,16dが接続してあり、各コイ
ルエレメント14a,14b,14c,14dに独立に
パルス電流を印加できるようになっている。
16dはシーケンサ7で制御され、シーケンサ7は、所
定のパルスシーケンスを実行できるようにプログラム可
能になっている。
ンサ7との間にはスイッチ8を設けてあり、作動させる
傾斜磁場コイルのコイルエレメントの数を選択できるよ
うになっている。
シーケンスによって選択すればよく、例えば、通常のス
ピンエコー撮像法では1つのコイルエレメントを選択
し、エコープラナー撮像法のような高速イメージングで
は4つのコイルエレメントを選択すればよい。
a,14b,14cおよび14dのうち、最も外側に設
けられたコイルエレメント14aを代表的に示したもの
である。
ント14aは、x軸方向の傾斜磁場を発生させるように
なっており、基板21a,22a,23a,24a上
に、コイル部25a,26a,27a,28aをそれぞ
れ形成し、ほぼ円筒状に湾曲させた状態で向かい合わせ
に配置してある。
21aを、平面に展開した状態で示したものであり、図
2(b)は、図2(a)のA−A線に沿う断面図であ
る。
4aは、基板21aの一方の面31aにコイル部25a
を形成し、他方の面32aにリード部33a,34aを
形成してある。
aは銅などの導電性材料からなり、基板21aは繊維補
強プラスチック等の非導電性材料からなる。コイル部2
5aの両端はリード部33a,34aに各々電気的に接
続してある。
と交差させないように形成可能であるため、コイル部2
5aと同一の面に形成してもよい。
ピッチpで配置してある。
は図面を参照した説明を省略するが、基板21aと同様
にコイル部およびリード部を形成してある。
4dについても、傾斜磁場コイル14aと同様に構成し
てあるので、番号21乃至34に、各々b乃至dの符号
を付することによって、21a乃至34aと実質的に同
一の部材とし、詳細な説明は省略する。
14a,14b,14c,14dを、積層する前の状態
で示したものである。
1c,21dには、それぞれコイル部25a,25b,
25c,25dを形成してある。
aおよび34aを形成し、同様に基板21b,22c,
22dには、それぞれ、リード部33bおよび34b、
リード部33cおよび34c、リード部33dおよび3
4dを形成してある。
14b、14cおよび14dを径方向に積層して構成し
た傾斜磁場コイル15を示したものである。
に、コイルエレメント14a,14b、14cおよび1
4dは、リード部を形成した面同士をリード部が互いに
接触しないように背中合わせに積層してある。
14bは、リード部33aおよび34aを形成した面
と、リード部33bおよび34bを形成した面とを、こ
れらのリード部が互いに接触しないように積層してあ
り、コイルエレメント14cおよび14dは、リード部
33cおよび34cを形成した面と、リード部33dお
よび34dを形成した面とを、これらのリード部が互い
に接触しないように積層してある。
14cおよび14dは、コイル部を形成した面、すなわ
ち、コイル部25bを形成した面とコイル部25cを形
成した面とを絶縁層41を介して積層してある。
ル部25a乃至25dは、それらを積層したときにコイ
ルパターンが互いにほぼ一致するようになっている。
富んだベークライト(商標)などの熱硬化性プラスチッ
クで形成するのがよい。
斜磁場コイル15を、モールド用シリンダー51に挿入
し、樹脂等を含浸させて固めたものである。
置に備えた傾斜磁場コイルの作用を説明する。
ず、図5(a)で示すように、基板21aの一方の面か
ら他方の面に延びる2つの孔を基板21aに形成し、次
いで、導電体35a,36aをそれぞれ2つの孔に挿入
する。2つの孔は、コイル部25aの両端に一致するよ
うに位置決めしておく。
aの両面に導電層37a,38aを形成する。
処理して基板21aの一方の面にコイル部25aを、他
方の面にリード部33a及び34aを残す。
4aは、それぞれ導電体35a,36aを介してコイル
部25aの両端に電気接続される。
させた際に所定の表面電流分布となるようにz軸からの
径方向距離を考慮してパターンを設計する。
所定の電流を流すのに必要な断面積を確保できるように
かつ熱放散が十分行われるように決定する。
複数のパターンを形成する必要はなく、基板21aには
コイル部25aだけを形成すれば足りるため、導体の幅
Bを大きく例えば72mmとし、導体の高さHを非常に
薄く例えば0.3mmにすることができる。
に形成した従来と比較すると、導体の幅Bは6倍以上、
導体の高さHは1/6以下にすることができる。
じるおそれはほとんどなくなり、ピッチpを十分小さく
とることができる。
で、熱放散効率を高めることができる。
積以下にすることが可能となるとともに、従来必要だっ
た冷却装置を簡素化したりあるいは除去したりすること
が可能となる。
常に薄くすることができるので、数多くのコイルエレメ
ントを積層することができる。
コイル部と同様、十分大きくとることができるので、高
さを十分薄くすることができる。
部25aとは、基板21aの表側と裏側とに形成される
ので、両者の間で電気的な絶縁を施す必要はなく、効率
的な製造を行うことができる。
24aにも、コイル部25a,26a,27a,28a
およびリード部(図示せず)を形成し、最も外側のコイ
ルエレメント14aの製造を完了する。
イルエレメント14b,14cおよび14dの製造を行
う。
形成するコイル部25bのコイルパターンは、コイルエ
レメント14aに形成されたコイル部25aのパターン
とほぼ同じであるが、コイルエレメント14bはコイル
エレメント14aの内側にくるため、コイル部25bの
径がコイル部25aの径よりも若干小さくなるようにコ
イル部25bのパターンを設計する。
b,14c,14dおよび絶縁層41を、円筒状のコア
ボビン52に沿って内側から順に巻いていき、図3のよ
うに積層し、傾斜磁場コイル15を完成する。
で、リード部を形成した面同士を積層するので、絶縁層
を設ける必要がなくなり、積層厚さを薄くすることがで
きる。
コイル15と軸線方向長さがほぼ同一の絶縁性円筒部材
51の中に挿入する。次いで樹脂を円筒部材51とコア
ボビン52の間のスペースに流し込んで硬化させ、傾斜
磁場コイル15の製造工程を完了する。
27a,28aを、別々の基板21a,22a,23
a,24aに形成するように構成したが、単一のエッチ
ング基板上にこれら4つのコイル部を形成してもよい。
4つ重ねて傾斜磁場コイルを構成したが、積層数は4に
限定されないことはいうまでもなく、z軸からの径方向
距離がわずかずつ変化することに考慮して各コイルエレ
メントのコイルパターンを薄膜技術で形成すれば、数多
くのコイルエレメントを積層することができる。
数が多くなるほど、それぞれに接続される傾斜磁場アン
プの負荷は小さくなる。
て読出し磁場を印加してエコープラナー法を実行する場
合を想定し、x方向傾斜磁場コイルを高速スイッチング
可能に構成したが、本発明をy方向及び又はz方向傾斜
磁場コイルに適用することによって様々な撮像シーケン
スを実行し、あるいは様々なアングルでのスライス像を
得ることができる。
ルを同軸に配置すればよい。
に絶縁されていれば、上述の実施例と異なる方法でコイ
ルエレメントを積層してもよい。
とし、コイルエレメント14a′,14b′のコイル部
25a′,25b′を、共通の基板21a′の両面にそ
れぞれ形成するとともに、コイルエレメント14c′,
14d′のコイル部25c′,25d′を、共通の基板
21b′の両面にそれぞれ形成し、これら2つの基板2
1a′,21b′を絶縁層41′を介して積層するよう
な構成としてもよい。
層41′の中央付近に孔45を設けておき、孔45を介
して、各コイルエレメント内側のリード部34a′,3
4b′,34c′,34d′を外側に引き出して図示し
ない傾斜磁場アンプに接続する。このようにすれば、傾
斜磁場コイルの全体の厚みを上述の実施例よりもさらに
薄くすることができる。
グ技術によって基板上に形成する場合について説明した
が、薄膜化が可能な技術であればいかなる技術でコイル
部あるいはリード部を形成してもよい。
るいはカッティングした薄膜導体を絶縁板上に固定する
レーザーカッティング法や型抜き法等の機械加工法等で
コイル部等を形成してもよい。
いて説明する。
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。
グ装置を示したものである。
は、傾斜磁場を遮蔽する傾斜磁場遮蔽手段62を備え
る。
イルエレメント(図示せず)を径方向に積層したシール
ドコイル65を備え、傾斜磁場コイル15′の外側に配
置してある。
は、傾斜磁場コイル15′に設けた例えば4つのコイル
エレメントにそれぞれ対応させてある。傾斜磁場コイル
15′の各コイルエレメント及びシールドコイル65の
各コイルエレメントはそれぞれ直列に接続してあり、傾
斜磁場アンプ66a乃至66dからそれぞれパルス電流
が供給されるようになっている。
5′よりも直径で例えば約100mm大きくしてある。
シーケンサ7′は、所定のパルスシーケンスに従って傾
斜磁場アンプ16a′乃至16d′を駆動制御する。
と、シールドコイル65は、傾斜磁場と反対方向のシー
ルド磁場を発生させ、傾斜磁場コイル15′の外側の傾
斜磁場を相殺する。そのため、外側の静磁場発生手段1
1の超電導コイルの熱シールド用円筒導体に渦電流がな
がれないようにすることができる。
ーケンサ7′の間にはスイッチ8′を設けてあり、作動
させる傾斜磁場コイルエレメントとシールドコイルエレ
メントの対の数を選択することができる。
した傾斜磁場コイル15と同様、複数のコイルエレメン
トを積層して形成することができる。第2実施例の製造
方法及び作用については第1実施例とほぼ同様であるの
で、ここでは詳細な説明を省略する。
いて説明する。なお、従来技術あるいは第1,第2実施
例と実質的に同一の部品については同一の符号を付して
その説明を省略する。
ジング装置を斜視図で示したものである。同図でわかる
ように、第3実施例の磁気共鳴イメージング装置は、シ
ムコイル手段90を備える。シムコイル手段90は、シ
ムコイル91、シムアンプ93及びコントローラ95を
備える。シムコイル91は、マグネット11と傾斜磁場
コイル15″の間に配置してあり、シム磁場を発生させ
て静磁場の不均一性を最小にするようになっている。シ
ムコイル91は、例えば8つのシムコイルエレメント9
2a乃至92hを有し、それぞれシムアンプ93a乃至
93hに接続してある。シムアンプ93からの電流の大
きさは、最適な静磁場均一性が全ての被検者について得
らるようにコントローラ95で制御される。
わすことができる。シムコイルエレメント92a乃至9
2hはそれぞれシム磁場を発生させ、静磁場の対応する
磁場成分の不均一性を最小にする。
に関するシムコイルエレメントの一例を示したものであ
り、それぞれz,xy,zx方向の磁場成分についての
コイルパターンである。各コイル部96は円筒基板97
の外面にエッチングしてあり、リード部(図示せず)は
円筒基板97の内面にエッチングしてある。図中の矢印
は、シムコイルのコイル部に流れる電流の方向を示す。
8つのシムコイルエレメント92a乃至92hは図示し
ない絶縁層を間に挟んで平径方向に積層してある。
で説明した数に限定されるものではなく、その数を多く
すればするほど、静磁場の不均一性を低減することがで
きる。
用すれば、多数のシムコイルエレメントを薄膜構造でか
つ簡易な構造で製造することが可能となる。製造工程に
ついては、上述した実施例と実質的に同一であるので、
ここでは詳細な説明を省略する。
イメージング装置によれば、傾斜磁場発生手段は、同一
方向に発生させる傾斜磁場を複数のコイルエレメントで
発生させる傾斜磁場コイルを備え、その複数のコイルエ
レメントを、静磁場の方向に直交する方向に積層して形
成したので、高速イメージングに適した傾斜磁場コイル
を薄膜技術で容易にかつ安価にしかも高精度で製造する
ことができる。
傾斜磁場コイルを構成したので、各コイルのコイル部の
導線幅を大きく、導線高さを小さくすることができる。
少なくなり、従来よりも導線間隔を小さくすることがで
きるとともに、熱放散に寄与する表面積が大きくなるの
で、従来の冷却装置を簡素化したりあるいは除去したり
することが可能となる。
いて形成することができるので、積層したときの全体厚
さを薄くすることができる。
することが可能となる。
は、同一方向に発生させる遮蔽磁場を複数のコイルエレ
メントで発生させるシールドコイルを備え、その複数の
コイルエレメントを、前記静磁場の方向に直交する方向
に積層して形成したので、高速イメージングに適したシ
ールドコイルを薄膜技術で容易にかつ安価にしかも高精
度で製造することができる。
の概略斜視図、(b)は傾斜磁場コイルの一部を構成す
るコイルエレメントを示した視図。
開図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図。
図、(b)は積層した後の断面図。
を、コアシリンダーとモールド用シリンダーの間に挿入
した後の断面図。
した図。
た断面図。
の斜視図。
の斜視図。
図。
磁場コイルの平面展開図、(b)は(a)のB−B線に
沿う断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の方向の静磁場を発生させる静磁場
発生手段と、前記静磁場に重ねて印加される傾斜磁場を
発生させる傾斜磁場発生手段とを備えた磁気共鳴イメー
ジング装置において、前記傾斜磁場発生手段は、前記傾
斜磁場のうちの同一方向に発生させる傾斜磁場を複数の
コイルエレメントで発生させる傾斜磁場コイルを備え、
前記複数のコイルエレメントを、前記静磁場の方向に直
交する方向に積層して形成したことを特徴とする磁気共
鳴イメージング装置。 - 【請求項2】 所定の方向の静磁場を発生させる静磁場
発生手段と、前記静磁場に重ねて印加される傾斜磁場を
発生させる傾斜磁場発生手段と、前記傾斜磁場を遮蔽す
るための遮蔽磁場を発生させる傾斜磁場遮蔽手段とを備
えた磁気共鳴イメージング装置において、前記傾斜磁場
遮蔽手段は、前記遮蔽磁場のうちの同一方向に発生させ
る遮蔽磁場を複数のコイルエレメントで発生させるシー
ルドコイルを備え、前記複数のコイルエレメントを、前
記静磁場の方向に直交する方向に積層して形成したこと
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項3】 前記複数のコイルエレメントは、それぞ
れ、基板の一方の面に当該コイルエレメントのコイル部
を形成し、他方の面に当該コイルエレメントのリード部
を形成して構成した請求項1又は2に記載の磁気共鳴イ
メージング装置。 - 【請求項4】 前記複数のコイルエレメントは、前記リ
ード部を形成した面同士を対向させ、かつ当該リード部
が互いに接触しないように前記基板を積層するととも
に、前記コイル部を形成した面同士を対向させ、かつ絶
縁層を介して積層して構成した請求項3記載の磁気共鳴
イメージング装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (3)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0622923A JPH0622923A (ja) | 1994-02-01 |
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1993
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