JP2000081739A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000081739A
JP2000081739A JP10252140A JP25214098A JP2000081739A JP 2000081739 A JP2000081739 A JP 2000081739A JP 10252140 A JP10252140 A JP 10252140A JP 25214098 A JP25214098 A JP 25214098A JP 2000081739 A JP2000081739 A JP 2000081739A
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JP10252140A
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English (en)
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Koji Morofuji
康治 諸藤
Toru Tamura
徹 田村
Shigeru Tsukada
茂 塚田
Kimito Omori
公人 大森
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面積階調率の全域にわたりトナーパッチの濃
度検出値を正確に補正すること。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、像担持体の表
面および像担持体上に形成されたトナーパッチへ発光手
段から光を照射し、その反射光を検出する光学センサ1
と、光学センサ1で検出した値の経時変化に基づき、発
光手段から照射される光量の影響による第1の検出値変
化関数と、像担持体の表面の影響による第2の検出値変
化関数とを各々演算する光量補正量演算手段2aおよび
センサ出力補正量演算手段2bから成る演算手段と、演
算手段によって演算した第1の検出値変化関数に基づき
発光手段から照射される光量を補正する光量補正手段3
と、演算手段によって演算した第2の検出値変化関数に
基づき光学センサ1による検出値の補正を行うセンサ出
力補正手段4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
したトナーパッチの濃度を検出して画像形成条件の制御
を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機などの画像形成装置では、
感光体等の像担持体上にトナーパッチを形成し、そのト
ナーパッチからの反射光に基づき各色のトナー補給量を
調整しており、経時的に変化する諸条件に対応して常に
一定の濃度が得られるよう制御を行っている。
【0003】トナーパッチからの反射光を検出するセン
サーとしては、鏡面反射型のセンサーや鏡面反射型およ
び拡散反射型を組み合わせたセンサーが用いられている
が、センサーの出力は経時的に変化(低下)する。この
変化の主要因としては、LED等の発光手段の劣化ま
たはLED順方向電流の変化もしくは発光面に付着した
汚れなど、入射光量の変化(低下)、検出対象である
像担持体(感光体や転写ベルト)の表面状態の変化(反
射率の経時的変化、傷、歪みなどによる表面粗さの変
化)が原因となる反射光量の変化(低下)、の2つが挙
げられる。
【0004】図7は、カラートナーを検出したときのセ
ンサ出力曲線を示す図であり、図中◆が初期状態、図中
●が経時変化後の状態を示している。このように経時変
化を起こすと初期状態に比べてセンサー出力が低下す
る。低下量としては、トナーパッチの面積階調率Cinが
小さい程大きく、Cinが大きくなる程小さくなってい
る。これは、面積階調率Cinの小さいトナーパッチほど
下地面積の割合が多くなることから、その下地の状態変
化を受けやすくなるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、このセンサー出力低下を補正
するにあたり、上記およびの主要因を分けることな
く一律に補正を行っていることから、面積階調率Cinの
全域にわたり十分な補正を行うことができないという問
題が生じている。
【0006】図8はセンサー出力の補正前後を説明する
図である。従来の画像形成装置では、図中◆に示す補正
前のセンサー出力において、面積階調率Cinの小さい側
を基準にして一律な補正を行っていることから、図中●
に示す補正後のセンサー出力における面積階調率Cinの
大きい側が過補正になってしまっている。
【0007】また、図示しないが、反対に面積階調率C
inの大きい側を基準にして一律な補正を行うと、面積階
調率Cinの小さい側が補正不十分になってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された画像形成装置である。すな
わち、本発明の画像形成装置は、像担持体の表面および
像担持体上に形成されたトナーパッチへ発光手段から光
を照射し、その反射光を検出する濃度検出手段と、濃度
検出手段で検出した値の経時変化に基づき、発光手段か
ら照射される光量の影響による第1の検出値変化関数
と、像担持体の表面の影響による第2の検出値変化関数
とを各々演算する演算手段と、演算手段によって演算し
た第1の検出値変化関数に基づき発光手段から照射され
る光量を補正する光量補正手段と、演算手段によって演
算した第2の検出値変化関数に基づき濃度検出手段によ
る検出値の補正を行う検出値補正手段とを備えている。
【0009】このような本発明では、演算手段によって
演算した第1の検出値変化関数に基づき光量補正手段で
発光手段から照射される光量を補正することにより、発
光手段の経時変化分を補正でき、第2の検出値変化関数
に基づき検出値補正手段で濃度検出手段による検出値の
補正することにより、像担持体の影響による検出値の経
時変化分を補正できるようになる。
【0010】また、本発明は、像担持体の表面および像
担持体上に形成されたトナーパッチへ発光手段から光を
照射し、その反射光を検出する濃度検出手段と、濃度検
出手段で検出した値の経時変化に基づき、発光手段から
照射される光量の影響による第1の検出値変化関数と、
像担持体の表面の影響による第2の検出値変化関数とを
各々演算する演算手段と、演算手段によって演算した第
1、第2の検出値変化関数に基づき濃度検出手段による
検出値の補正を行う補正手段とを備えている画像形成装
置でもある。
【0011】このような本発明では、演算手段によって
演算した第1、第2の検出値変化関数に基づき濃度検出
手段による検出値を補正手段で補正していることから、
発光手段の経時変化分と像担持体の表面の影響による濃
度検出手段の検出値の経時変化分との両方を考慮して、
濃度検出手段の検出値を補正できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置にお
ける実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、第1
実施形態における画像形成装置を説明する制御ブロック
図である。なお、この図において二重枠はハードウェア
構成を示している。
【0013】すなわち、第1実施形態における画像形成
装置は、そのハードウェア構成として、光学センサ1、
光量補正量演算手段2a、センサ出力補正量演算手段2
b、光量調整手段3、センサ出力補正手段4、画像形成
手段5および警告手段6を備えている。
【0014】光学センサ1は、感光体や転写ベルト等か
ら成る像担持体の表面に光を照射する発光手段(図示せ
ず)と、像担持体からの反射光を受光する受光手段(図
示せず)とから構成され、主として像担持体上に形成さ
れたトナーパッチの反射光量を検出する濃度検出手段と
なっている。
【0015】光量補正量演算手段2aおよびセンサ出力
補正量演算手段2bは演算手段であり、このうち光量補
正量演算手段2aは、光学センサ1による像担持体の下
地面出力検知の値に基づいて発光手段の光量の影響によ
る第1の検出値変化関数を演算し、センサ出力補正量演
算手段2bは、光学センサ1によるパッチ面出力検知の
値に基づいて像担持体の表面の影響による第2の検出値
変化関数を演算している。
【0016】光量補正手段3は、光量補正量演算手段2
aで演算した第1の検出値変化関数に基づき光学センサ
1の発光手段から照射される光量を補正する。また、セ
ンサ出力補正手段4は、センサ出力補正量演算手段2b
で演算した第2の検出値変化関数に基づき光学センサ1
の出力値を補正する。
【0017】画像形成手段5は、光学センサ1で得たト
ナーパッチ濃度検出の結果に基づきトナー補給量を調整
して各種条件変化に対応した画像形成を行う。
【0018】警告手段6は、光量補正手段3による光量
の補正量あるいは補正誤の光量が所定の閾値以下になっ
た場合、発光手段の清掃や交換等の警告を出力する部分
である。
【0019】このような構成から成る本実施形態では、
光学センサ1の経時的な出力低下を、発光手段による影
響と、像担持体表面の影響とに切り分けて、発光手段で
の出力低下分を光量補正手段3で補正し、像担持体表面
での出力低下分をセンサ出力補正手段4で補正してい
る。これにより、面積階調率の全域にわたって正確な濃
度検出を行えるようになっている。
【0020】図2は面積階調率Cinに対する光学センサ
の出力変化を示す図である。すなわち、光学センサの出
力は経時的に変化(低下)するが、その主要因として
は、図中斜線部分で示す入射光の変化(低下)によるも
のと、像担持体(下地)からの反射光の変化(低下)に
よるものとに分けられる。
【0021】入射光の変化(低下)としては、光学セン
サの発光部(LED等)の汚れや順方向電流の低下、発
光素子自体の劣化が考えられる。一方、像担持体からの
反射光の変化(低下)としては、像担持体表面の傷、歪
みなどの表面粗さの変化が考えられる。
【0022】このため、面積階調率Cinの小さい部分で
は下地の影響を受けやすく光学センサの出力低下も大き
いが、面積階調率Cinが大きくなるほど下地の影響が小
さくなり、発光手段の影響分だけが残るようになる。
【0023】次に、本実施形態の画像形成装置における
補正動作について図3〜図4のフローチャートに沿って
説明する。なお、以下の説明において図3、図4に示さ
れない符号は図1を参照するものとする。
【0024】先ず、図3のステップS101に示すよう
に、光学センサ1によって面積階調率Cin=100%の
トナーパッチ(飽和トナーパッチ)の濃度を検出する処
理を行う。すなわち、トナーパッチの反射率が経時的に
変化していないことを前提とすると、この面積階調率C
in=100%トナーパッチの濃度における変動分は入射
光の光量に変動があったものと考えられる。
【0025】次に、ステップS102に示すように、先
に検出した面積階調率Cin100%のトナーパッチ濃度
と初期値との比較を行う。ここで、検出した値と初期値
とが等しければステップS103へ進み、補正係数を1
にする。つまり、補正しないようにする。
【0026】一方、検出した値と初期値とが異なってい
る場合、ステップS104へ進み、補正量演算処理を行
う。補正量演算処理は、光量補正演算手段2aによって
行われ、LED等の発光手段から照射される光量が、面
積階調率Cin=100%をのトナーパッチの濃度を光学
センサ1で検出した際に初期値となるような補正量を演
算する。
【0027】次いで、ステップS105では、その演算
した補正量が規定範囲内か否かを判断する。補正量が規
定範囲内にない場合はステップS106へ進み、警告手
段6によってFail信号を発信する。
【0028】補正量が規定範囲内にある場合はステップ
S107へ進み、LED光量補正処理として、補正係数
の算出を行う。補正係数の算出は、初期値に対する測定
値の割合によって求める。
【0029】次に、ステップS108へ進み、この補正
係数を含む補正関数f(x)に基づく補正処理を行う。
補正関数f(x)は、光量の影響による第1の検出値変
化関数である。この補正関数f(x)を用いて、LED
やレーザ等の発光手段による入射光量が初期値と等しく
なるよう順方向電流や駆動電圧を調整する。これによ
り、発光手段の影響による光学センサ1の出力低下分
(図2の斜線部)を補正できることになる。
【0030】次いで、図4のステップS201に示すよ
うに、像担持体の表面(下地部)のデータ読み取り処理
を行う。すなわち、像担持体表面のクリーンな面からの
反射光を光学センサ1で読み取る。
【0031】その後、ステップS202に示すように、
読み取った下地部データと初期値とに基づき、経時的な
データの傾きを求め、ステップS203ではその傾きが
0以上であるか否かを判断する。傾きが0未満の場合は
ステップS201へ戻り、0以上のときはステップS2
04へ進む。
【0032】ステップS204では、光学センサ1の出
力における最小値を求める処理を行う。すなわち、ステ
ップS201で読み取った像担持体の下地部データとし
ては、所定の範囲で数点取り込まれており、その中で最
も小さい出力値を求めるようにする。
【0033】次に、ステップS205では、ステップS
204で求めた光学センサ1の値と初期値との比較を行
い、等しければステップS206へ進んで補正係数を1
にする。一方、等しくない場合にはステップS207へ
進み、補正量演算処理を行う。
【0034】補正量演算処理は、センサ出力補正量演算
手段2bによって行われ、光学センサ1による像担持体
の下地部データが初期値となるような補正量を算出す
る。次に、ステップS208では、この補正量が規定範
囲内か否かを判断し、規定範囲内にない場合はステップ
S209へ進んで警告手段6がクリーニング開始信号を
発信する。
【0035】一方、規定範囲内にある場合はステップS
210へ進み、センサ出力の補正係数の算出を行う。補
正係数の算出は、初期値に対する測定値の割合によって
求める。
【0036】次に、ステップS211へ進み、この補正
係数を含む補正関数g(x)に基づく補正処理を行う。
補正関数g(x)は、像担持体の表面(下地)の影響に
よる第2の検出値変化関数である。この補正関数g
(x)を用いて、光学センサ1の出力値を補正する。こ
れにより、像担持体の表面の影響による光学センサ1の
出力低下分を補正できることになる。
【0037】このような処理により、光学センサの経時
的な出力低下に対して、発光手段による影響と、像担持
体表面の影響とを切り分けて各々補正でき、面積階調率
の全域にわたり正確な濃度条件制御を行うことが可能と
なる。
【0038】ここで、第1実施形態における画像形成装
置の処理における具体例を説明する。先ず、面積階調率
Cin=100%のトナーパッチの濃度を光学センサ1で
検出し、初期値に対する低下量を計算してαとする。こ
のとき補正量は1/αとなる。
【0039】次に、像担持体のクリーンな面の反射光を
光学センサ1で検出し、これをVclean とする。そし
て、Vclean ×αを算出する。これが入射光の変動分を
キャンセルしたときのクリーン面のセンサ出力となり、
これをVc'とする。
【0040】次いで、Vc'とVclean とから低下量βを
算出する。このβが像担持体表面の影響による光学セン
サ1の出力低下分となる。
【0041】そして、光量補正手段3により、1/αに
基づき発光手段の入射量が初期値と等しくなるよう調整
を行う。例えば、LEDの順方向電流を増加したり、レ
ーザの駆動電圧を増加させる。
【0042】次に、その状態のままトナーパッチの測定
を行い、光学センサ1の出力値の補正を行う。出力値の
補正はトナーパッチのエリアカバレッジに応じた異なる
補正量となる。補正値Vp は以下の(1)式によって求
める。
【0043】 Vp =Vout ×(1/β)×Xn …(1) なお、n=(100−検出したトナーパッチのCin
〔%〕)/100である。
【0044】ここで、Vout は経時変化したときのトナ
ーパッチ面での光センサ出力値である(以下同様)。ま
た、Xはトナーパッチの色等の諸条件に応じて設定され
る定数である。
【0045】この(1)式によって、像担持体表面の影
響による光学センサ1の出力値を、面積階調率Cinが小
さいほど(表面の影響を受けやすい部分ほど)大きく補
正できるようになる。
【0046】また、1/αによって発光手段の光量補正
を行った際、その補正量が規定範囲を越えている場合に
は発光面のクリーニングを行う警告を警告手段6から発
信する。また、この補正でも補正しきれない場合には、
発光手段の交換または光学センサの故障である旨の警告
を警告手段6から発信するようにする。これによって、
光学センサ1の不良を即座に把握することができるよう
になる。
【0047】次に、本発明の第2実施形態における画像
形成装置の説明を行う。図5は第2実施形態における画
像形成装置を説明する制御ブロック図である。なお、こ
の図において二重枠はハードウェア構成を示している。
【0048】すなわち、第2実施形態における画像形成
装置は、そのハードウェア構成として、光学センサ1、
光量補正量演算手段2a、センサ出力補正量演算手段2
b、センサ出力補正関数導出手段7、センサ出力補正手
段4および画像形成手段5を備えている。
【0049】光学センサ1は、感光体や転写ベルト等か
ら成る像担持体の表面に光を照射する発光手段(図示せ
ず)と、像担持体からの反射光を受光する受光手段(図
示せず)とから構成され、主として像担持体上に形成さ
れたトナーパッチの反射光量を検出する濃度検出手段と
なっている。
【0050】光量補正量演算手段2aおよびセンサ出力
補正量演算手段2bは演算手段であり、このうち光量補
正量演算手段2aは、光学センサ1による像担持体の下
地面出力検知の値に基づいて発光手段の光量の影響によ
る第1の検出値変化関数を演算し、センサ出力補正量演
算手段2bは、光学センサ1によるパッチ面出力検知の
値に基づいて像担持体の表面の影響による第2の検出値
変化関数を演算している。
【0051】センサ出力補正関数導出手段7は、上記光
量補正量演算手段2aで得た第1の検出値変化関数とセ
ンサ出力補正量演算手段2bで得た第2の検出値変化関
数とを用いて光学センサ1の出力値を補正するセンサ出
力補正関数を導出する。
【0052】センサ出力補正手段4は、センサ出力補正
関数導出手段7で導出したセンサ出力補正関数に基づき
光学センサ1の出力値を補正する。
【0053】画像形成手段5は、光学センサ1で得たト
ナーパッチ濃度検出の結果に基づきトナー補給量を調整
して各種条件変化に対応した画像形成を行う。
【0054】このような構成から成る本実施形態では、
光学センサ1の経時的な出力低下を、発光手段による影
響と、像担持体表面の影響とに切り分けて、各々の影響
分を光学センサ1の出力値に対する補正関数として求
め、この補正関数によって光学センサ1の出力値を補正
することにより、面積階調率の全域にわたって正確な濃
度検出を行えるようになっている。
【0055】次に、本実施形態の画像形成装置における
補正動作について図6のフローチャートに沿って説明す
る。なお、以下の説明において図6に示されない符号は
図5を参照するものとする。
【0056】先ず、図6のステップS301に示すよう
に、光学センサ1によって面積階調率Cin=100%の
トナーパッチ(飽和トナーパッチ)の濃度を検出する処
理を行う。すなわち、トナーパッチの反射率が経時的に
変化していないことを前提とすると、この面積階調率C
in=100%トナーパッチの濃度における変動分は入射
光の光量に変動があったものと考えられる。
【0057】次に、ステップS302に示すように、先
に検出した面積階調率Cin100%のトナーパッチ濃度
と初期値との比較を行う。ここで、検出した値と初期値
とが等しければステップS303へ進み、補正係数を1
にする。つまり、補正しないようにする。
【0058】一方、検出した値と初期値とが異なってい
る場合、ステップS304へ進み、補正量演算処理を行
う。補正量演算処理は、光量補正演算手段2aによって
行われ、LED等の発光手段から照射される光量が、面
積階調率Cin=100%をのトナーパッチの濃度を光学
センサ1で検出した際に初期値となるような補正量を演
算する。
【0059】次いで、ステップS305では、その演算
した補正量が規定範囲内か否かを判断する。補正量が規
定範囲内にない場合はステップS306へ進み、警告手
段6によってFail信号を発信する。
【0060】補正量が規定範囲内にある場合はステップ
S307へ進み、LED光量補正処理として、補正係数
の算出を行う。補正係数の算出は、初期値に対する測定
値の割合によって求める。
【0061】次に、ステップS308へ進み、この補正
係数を含む補正関数f(x)の演算処理を行う。補正関
数f(x)は、光量の影響による第1の検出値変化関数
である。
【0062】次いで、ステップS309に示すように、
像担持体の表面(下地部)のデータ読み取り処理を行
う。すなわち、像担持体表面のクリーンな面からの反射
光を光学センサ1で読み取る。
【0063】その後、ステップS310に示すように、
読み取った下地部データと初期値とに基づき、経時的な
データの傾きを求め、ステップS311ではその傾きが
0以上であるか否かを判断する。傾きが0未満の場合は
ステップS309へ戻り、0以上のときはステップS3
12へ進む。
【0064】ステップS312では、光学センサ1の出
力における最小値を求める処理を行う。すなわち、ステ
ップS309で読み取った像担持体の下地部データとし
ては、所定の範囲で数点取り込まれており、その中で最
も小さい出力値を求めるようにする。
【0065】次に、ステップS313では、ステップS
312で求めた光学センサ1の値と初期値との比較を行
い、等しければステップS314へ進んで補正係数を1
にする。一方、等しくない場合にはステップS315へ
進み、補正量演算処理を行う。
【0066】補正量演算処理は、センサ出力補正量演算
手段2bによって行われ、光学センサ1による像担持体
の下地部データが初期値となるような補正量を算出す
る。次に、ステップS316では、この補正量が規定範
囲内か否かを判断し、規定範囲内にない場合はステップ
S317へ進んで警告手段6がクリーニング開始信号を
発信する。
【0067】一方、規定範囲内にある場合はステップS
318へ進み、センサ出力の補正係数の算出を行う。補
正係数の算出は、初期値に対する測定値の割合によって
求める。
【0068】次に、ステップS319へ進み、この補正
係数を含む補正関数g(x)の演算処理を行う。補正関
数g(x)は、像担持体の表面(下地)の影響による第
2の検出値変化関数である。
【0069】そして、ステップS320では、ステップ
S308で演算した補正関数f(x)と、ステップS3
19で演算した補正関数g(x)とを合成して補正関数
h(x)を求める処理を行う。この関数合成はセンサ出
力補正関数導出手段7によって行われる。
【0070】この補正関数h(x)を用いて光学センサ
1の出力値を補正することにより、発光手段の経時変化
分(補正関数f(x))と、像担持体の表面の影響によ
る検出値の経時変化分(補正関数g(x)との両方を考
慮して、光学センサ1の出力値から各面積階調率Cinに
応じた補正量を導き出すことができるようになる。
【0071】ここで、第2実施形態における画像形成装
置の処理における具体例を説明する。先ず、面積階調率
Cin=100%のトナーパッチの濃度を光学センサ1で
検出し、初期値に対する低下量を計算してαとする。こ
のとき補正量は1/αとなる。
【0072】次に、像担持体のクリーンな面の反射光を
光学センサ1で検出し、これをVclean とする。そし
て、Vclean ×αを算出する。これが入射光の変動分を
キャンセルしたときのクリーン面のセンサ出力となり、
これをVc'とする。
【0073】次いで、Vc'とVclean とから低下量βを
算出する。このβが像担持体表面の影響による光学セン
サ1の出力低下分となる。
【0074】そして、1/α、1/βから光学センサ1
の出力に以下(2)式で補正を行う。
【0075】 Vp =Vout ×{(1/β)×(100−検出したトナーパッチのCin〔%〕 )/100)+1/α} …(2)
【0076】この(2)式によって、面積階調率Cinに
応じた補正(発光手段による影響と像担持体表面による
影響との両方を考慮した補正)を行うことができるよう
になる。
【0077】なお、上記説明したいずれの実施形態で
も、光学センサ1として反射型を用いた場合であり、拡
散型の光学センサを用いる場合には、上記(1)、
(2)式を各々(1’)、(2’)にすることで対応で
きるようになる。
【0078】 Vp =Vout +{V×(1/β)×(100−検出したトナーパッチのCin〔 %〕)/100} …(1’)
【0079】 Vp =Vout ×1/α+{V×(1/β)×(100−検出したトナーパッチ のCin〔%〕)/100)} …(2’)
【0080】これらの式でVは初期(経時変化前)のセ
ンサ出力値を示している。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば次のような効果がある。すなわち、濃度検
出手段による検出値の経時変化に対して、主要因を分け
た補正を行うことができ、全ての濃度範囲で適切な補正
を行うことがことが可能となる。これにより、広い濃度
範囲で最適な画像形成条件を設定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における画像形成装置を説明す
る制御ブロック図である。
【図2】 面積階調率Cinに対する光学センサの出力変
化を示す図である。
【図3】 第1実施形態の動作を説明するフローチャー
ト(その1)である。
【図4】 第1実施形態の動作を説明するフローチャー
ト(その2)である。
【図5】 第2実施形態における画像形成装置を説明す
る制御ブロック図である。
【図6】 第2実施形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図7】 カラートナーを検出したときのセンサ出力曲
線を示す図である。
【図8】 センサー出力の補正前後を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…光学センサ、2a…光量補正量演算手段、2b…セ
ンサ出力補正量演算手段、3…光量補正手段、4…セン
サ出力補正手段、5…画像形成手段、6…警告手段
フロントページの続き (72)発明者 塚田 茂 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 大森 公人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C362 CB73 2H027 DA10 DE02 DE07 EC03 EC09 HA02 HA13 HB01 HB09 HB20 2H076 DA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面および像担持体上に形成
    されたトナーパッチへ発光手段から光を照射し、その反
    射光を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段で検出した値の経時変化に基づき、前
    記発光手段から照射される光量の影響による第1の検出
    値変化関数と、前記像担持体の表面の影響による第2の
    検出値変化関数とを各々演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算した第1の検出値変化関数に
    基づき前記発光手段から照射される光量を補正する光量
    補正手段と、 前記演算手段によって演算した第2の検出値変化関数に
    基づき前記濃度検出手段による検出値の補正を行う検出
    値補正手段とを備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光量補正手段によって補正した光量
    の補正量が所定の閾値を越えている場合、前記発光手段
    の清掃を行うよう警告を出力する警告手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記警告手段は、前記警告を出力した後
    に前記光量補正手段が前記発光手段から出力される光量
    を補正した後、その光量が前記所定の閾値以上にならな
    い場合、前記発光手段の交換を行うよう警告を出力する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体の表面および像担持体上に形成
    されたトナーパッチへ発光手段から光を照射し、その反
    射光を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段で検出した値の経時変化に基づき、前
    記発光手段から照射される光量の影響による第1の検出
    値変化関数と、前記像担持体の表面の影響による第2の
    検出値変化関数とを各々演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算した第1、第2の検出値変化
    関数に基づき前記濃度検出手段による検出値の補正を行
    う補正手段とを備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
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